JPH11167005A - 赤外線センサ用マルチレンズ - Google Patents

赤外線センサ用マルチレンズ

Info

Publication number
JPH11167005A
JPH11167005A JP9336203A JP33620397A JPH11167005A JP H11167005 A JPH11167005 A JP H11167005A JP 9336203 A JP9336203 A JP 9336203A JP 33620397 A JP33620397 A JP 33620397A JP H11167005 A JPH11167005 A JP H11167005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
light receiving
lenses
receiving surface
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9336203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3685608B2 (ja
Inventor
Shinji Kirihata
慎司 桐畑
Katsuhiro Uchisawa
克裕 内沢
Masao Yamaguchi
昌男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP33620397A priority Critical patent/JP3685608B2/ja
Priority to US09/015,789 priority patent/US6051836A/en
Publication of JPH11167005A publication Critical patent/JPH11167005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3685608B2 publication Critical patent/JP3685608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付面に平行な検知平面上で得られる検知視
野をより均一にでき、取付面からの突出高をおさえる。 【解決手段】 赤外線検出素子10の受光面11に集光
を行う複数のレンズ25を、この複数のレンズの外側主
点Ha、H b、Hcが或る仮想曲面G上にそれぞれ位置
するように配設して、ドーム状に一体化した赤外線セン
サ用マルチレンズ20であって、仮想曲面は、受光面中
央の法線に一致する短軸bを有する楕円を、短軸を回転
軸として得られる回転曲面であり、受光面から離れる位
置にあるレンズほど、焦点距離fを各レンズから受光面
に至るまでの距離に近くなるようにのばした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線検出素子に
より赤外線を検出して人体の移動を検知する熱線式検知
器に使用するマルチレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】図16乃至図18を用いて従来のマルチ
レンズを説明する。図16はマルチレンズの一部を破断
した斜視図で、図17はマルチレンズの断面図である。
図18はマルチレンズの、取付面に平行な検知平面上で
得られる検知視野を示す説明図である。
【0003】従来、赤外線を検出する赤外線検出素子を
囲むように配設されるマルチレンズが考案されている。
このマルチレンズは、米国特許第4930864号公報
に開示されたものであって、図16に示すように、複数
のレンズを半球殻状に配設して構成されている。図にお
いて、符号10は、赤外線検出素子をあらわし、符号2
0は、赤外線検出素子10の受光面に集光を行うレンズ
を半球殻状に配設してなるマルチレンズ20をあらわし
ている。
【0004】赤外線検出素子10は、人体などから発せ
られる赤外線を受光面11で受光し、その検知結果を電
気的出力として得ることができる光電変換素子である。
また、赤外線検出素子10は、電気的出力を検知回路部
(不図示)に入力し、検知回路部は、赤外線検出素子1
0から得られる電気的出力を基にして、人体など赤外線
を発する物体の移動を検知する。
【0005】マルチレンズ20は、略球殻状に形成さ
れ、図17に示すように、外面である第1面21が、赤
外線検出素子10の受光面11の中央の点である原点P
1 を中心とし、半径R1 を有する半球面に形成されてい
る。さらに、マルチレンズ20は、内面である第2面2
2が、複数の小凸面23からなる。小凸面23は、第1
面21の半径R1 と等しい曲率半径を有するように形成
され、従って、このようなマルチレンズ20は、第1面
21と、小凸面23とが対向することによって、各々が
互いに異なる方向の光軸Cを有する円形両凸レンズ24
を略半球状に複数隣接するように形成される。
【0006】マルチレンズ20は、円形両凸レンズ24
を備える略半球状の部分を、取付面Tから突出高L1
け突出させることにより、図17に示すように赤外線検
出素子10の受光面11に垂直であり原点P1 を通る平
面で切ったときの平面的視野角θを確保して、取付面T
に取り付けられる。円形両凸レンズ24は、光軸Cが、
赤外線検出素子10の受光面11を通過する。
【0007】このようなマルチレンズ20は、平面的視
野角θに応じて突出高L1 が決められ、取付面T近くに
まで円形両凸レンズ24を設ければ、円形両凸レンズ2
4のそれぞれの立体的受光角を総計して2πステラジア
ンに近い広い立体的受光角を得ることができ、赤外線検
出素子10の受光面11に集光することによって、赤外
線検出素子10にパノラマ的視野を与えるという光学的
作用を持つ。なお、図18に示すように、各円形両凸レ
ンズ24が有する、取付面Tに平行な検知平面S上で得
られる検知視野Saは、中央のレンズのものから周縁側
のレンズのものになるにつれて大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のマルチレンズにおいては、第1面21と第
2面22とで形成される略半球殻状の形状を有してお
り、各円形両凸レンズ24が有する、図18に示すよう
に取付面Tに平行な検知平面S上で得られる検知視野S
aが、中央の円形両凸レンズ24のものから周縁側の円
形両凸レンズ24のものになるにつれて広がるので、周
縁側の円形両凸レンズ24の検知視野Saを用いては、
人体などのターゲットの位置の移動を、中央側の円形両
凸レンズ24の検知視野Saほど細かくは検知しづらか
った。
【0009】また、従来のマルチレンズにおいては、例
えば2πステラジアンに近いような広い立体的受光角を
得るため(図17においては、平面的視野角θを大きく
確保するため)には、突出高L1 を、取付面Tから第1
面21の半径R1 と略同じだけ突出させる必要があっ
た。このようなマルチレンズ20は、例えばフラットな
デザインが要求される取付面に取り付けられると、突出
高L1 が取付面Tから半径R1 と略同じ高さに出っ張
り、この状態で例えば第1面21側から人手による外力
がかかると、破損に至るおそれがあり、また破損しない
までも取付面Tのフラットなデザインを損なうおそれが
あった。
【0010】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、取付
面に平行な検知平面上で得られる検知視野をより均一に
でき、取付面からの突出高をおさえたマルチレンズを提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、赤外線検出素子の受光面に集光を行う複数のレ
ンズを、この複数のレンズの外側主点が、前記受光面中
央の法線に一致する軸を回転軸として得られる回転曲面
上にそれぞれ位置するように配設して、ドーム状に一体
化した赤外線センサ用マルチレンズであって、前記法線
を含む平面と前記回転曲面とのなす交線の曲率を、前記
法線から離れるほど大きくなるようにし、前記受光面か
ら離れる位置にあるレンズほど、焦点距離を各前記レン
ズから前記受光面に至るまでの距離に近くなるようにの
ばしたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの外側主点が或る仮想曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、前記仮想曲面は、前記受光面
中央の法線に一致する短軸を有する楕円を、前記短軸を
回転軸として得られる回転曲面であり、前記受光面から
離れる位置にあるレンズほど、焦点距離を各前記レンズ
から前記受光面に至るまでの距離に近くなるようにのば
したことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの外側主点が或る仮想曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、前記仮想曲面は球面であり、
前記受光面の中央の点を通り前記受光面の法線方向にの
びる直線の、前記受光面の中央の点から前記球面に至る
までの距離よりも、前記球面の半径の方が長く、前記受
光面から離れる位置にあるレンズほど、焦点距離を各前
記レンズから前記受光面に至るまでの距離に近くなるよ
うにのばしたことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの外側主点が或る仮想曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、前記各レンズの外面である第
1面からなるマルチレンズの外面は、曲率半径の異なる
複数の球面部分からなり、複数の前記球面部分は、マル
チレンズの周縁に位置する球面部分ほど曲率が大きく形
成され、複数の前記球面の各中心は、前記受光面の中央
の点を通り前記受光面の法線方向の直線上に位置するも
のであり、前記受光面から離れる位置にあるレンズほ
ど、焦点距離を各前記レンズから前記受光面に至るまで
の距離に近くなるようにのばしたことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4のいずれか1つの請求項に記載の赤外線セ
ンサ用マルチレンズであって、前記各レンズの第1面
は、前記仮想曲面に略一致することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項5のいずれか1つの請求項に記載の赤外線セ
ンサ用マルチレンズであって、前記各レンズ間の境界
を、隣接するレンズの第1面および第2面の交わりによ
りなすことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマルチレンズ
の第1の実施の形態を図1乃至図9に基づいて、第2の
実施の形態を図10および図11に基づいて、第3の実
施の形態を図12および図13に基づいて、第4の実施
の形態を図14および図15に基づいて、それぞれ詳細
に説明する。
【0018】[第1の実施の形態]図1はマルチレンズ
の断面図で、図2はマルチレンズを説明する斜視図であ
る。図3は赤外線検出素子の受光面を説明する正面図で
ある。図4はマルチレンズを構成する複数のレンズの光
学的形状を決定するための説明図である。図5は赤外線
検出素子の受光エリアを示す説明図であり、(a) は人体
検知範囲を示す側面図、(b) は(a) の人体検知範囲を示
す平面図である。図6は各レンズに入射する入射光の、
入射角度による集光の模様を示す側面図で、(a) は入射
光がレンズの光軸に平行に入射してきた場合、(b) は入
射光がレンズの光軸に対して角度を持って入射してきた
場合を示す。図7はマルチレンズに適用するレンズの例
を示した説明図で、(a) は第1面21が平面である平凸
レンズ、(b) は両凸レンズ、(c) は第2面22が平面で
ある平凸レンズを、それぞれ表す。図8は図7で例示し
た各レンズの集光性能に関するシミュレーション結果を
グラフに表したものである。図9はマルチレンズを取付
面に取り付けた状態を説明する断面模式図である。
【0019】図1および図2において、符号10は、赤
外線検出素子をあらわし、符号20は、赤外線検出素子
10の受光面に集光を行うレンズをドーム状に複数配設
してなる、マルチレンズをあらわしている。
【0020】赤外線検出素子10は、人体などから発せ
られる赤外線を受光面11で受光し、その検知結果を電
気的出力として得ることができる光電変換素子である。
また、赤外線検出素子10は、電気的出力を検知回路部
(不図示)に入力し、検知回路部は、赤外線検出素子1
0から得られる電気的出力を基にして、人体など赤外線
を発する物体の移動を検知する。
【0021】赤外線検出素子10は、図3に示すよう
に、受光面11に、正または負の電気極性を有する小受
光面11aを4つ備えている。小受光面11aは、一辺
が例えば0.5(mm)の正方形状に形成されており、
互いの小受光面11aの間のギャップが例えば0.5
(mm)に設定されている。このような赤外線検出素子
10は、天井として例示する取付面Tに受光面11が平
行になるようにして、取付面Tの内側に取り付けられ
る。
【0022】マルチレンズ20は、図1および図2に示
すように形状のベースがドーム形状である。このマルチ
レンズ20のドーム形状は、取付面Tに取り付けた赤外
線検出素子10の受光面11の中央の点を原点P1
し、受光面11に平行にX軸を有し、受光面11および
取付面Tに垂直であって天井である取付面Tから下方に
正方向を向けるY軸を有する座標系において、次式1で
表されるようなX軸方向に長軸を有する楕円形状を、短
軸方向であるY軸中心に回転させて得られる回転曲面
(以下、半楕円球状面とあらわす)を、複数の平凸レン
ズ25の外側主点である第1主点Ha、Hb、Hcが位
置する仮想曲面Gとして有する。なお、式1において、
楕円の長軸a=8.1(mm),楕円の短軸b=6.8
(mm)としている。
【0023】
【数1】
【0024】マルチレンズ20は、Y軸中心の3つの同
心円上に各第1主点Ha、Hb、Hcが位置するような
複数の平凸レンズ25が形成され、複数の平凸レンズ2
5はY軸に近いほうから、4枚の平凸レンズ25a、8
枚の平凸レンズ25b、14枚の平凸レンズ25cが形
成されている。
【0025】図1と図4とを用いて、このようなマルチ
レンズ20の光学的形状を決定する。図1と図4とにお
いて、平凸レンズ25aの第1主点Haは、Y軸から1
5.3°の角度をもって仮想曲面Gに位置する。平凸レ
ンズ25bの第1主点Hbは、Y軸から31.9°の角
度をもって仮想曲面Gに位置する。平凸レンズ25cの
第1主点Hcは、Y軸から46.5°の角度をもって仮
想曲面Gに位置する。また、符号Naは、平凸レンズ2
5aの第1主点Haを通り、第1主点Haにおいて、マ
ルチレンズ20の仮想曲面Gに垂直な法線方向を表す。
同様に、符号Nbは、平凸レンズ25bの第1主点Hb
における法線方向を表し、符号Ncは、平凸レンズ25
cの第1主点Hcにおける法線方向を表す。なお、第1
主点Ha、第1主点Hb、第1主点Hcは、各平凸レン
ズ25が薄肉レンズの形状を有するものとして、各平凸
レンズ25の最大肉厚部分に位置するように配置され
る。また、符号fcは、原点P1 から第1主点Hcまで
の距離を、平凸レンズ25cの垂線方向Ncすなわち平
凸レンズ25cの光軸Ccに投影して得られる距離で、
平凸レンズ25cの焦点距離である。また、符号Caは
平凸レンズ25aの光軸をあらわし、符号Cbは平凸レ
ンズ25bの光軸をあらわし、符号Ccは平凸レンズ2
5cの光軸をあらわす。また、図示はしないが、焦点距
離fcと同様に、平凸レンズ25aには光軸Caに投影
して得られる焦点距離faが、平凸レンズ25bには光
軸Cbに投影して得られる焦点距離fbが、それぞれ決
定されることになる。なお、各平凸レンズ25は、第1
主点Ha、Hb、Hcをそれぞれ半楕円球状面である仮
想曲面G上に有するため、各平凸レンズ25の光軸C
a、Cb、Ccは、各平凸レンズ25の第1主点Ha、
Hb、Hcと原点P1 とを通る各直線と、それぞれ或る
程度の角度を有するように配置される。
【0026】以下、図4乃至図8を用いて、マルチレン
ズ20の設計例を簡単に説明する。まず、図5に示すよ
うな、マルチレンズ20の検知視野Saを決める。本実
施例においては、マルチレンズ20の検知視野Saは、
取付面Tに平行であって、取付面Tから2.8(m)の
距離をもつ検知平面Sにおいて、Y軸が通過する点を中
心に、直径が6.9(m)の円範囲内の複数箇所を想定
している。
【0027】マルチレンズ20の検知視野Saは、赤外
線検出素子10の小受光面11aで、移動する人体から
の赤外線を受光できたり受光できなかったりすることに
よって人体の移動を検知するようにするため、図5
(b)に示すように不連続に設定されている。なお、各
検知視野Saは、各平凸レンズ25ごとに1つの小受光
面11aに対応するものであり、検知平面Sにおいて、
人体を頭のほうからみた大きさと略同じ200(mm)
を一辺とする正方形状の領域としている。
【0028】次に、取付面Tから2.8(m)の距離を
おいて、一辺200(mm)の検知視野Saが、赤外線
検出素子10の一辺0.5(mm)の小受光面11aに
よって感知されるためには、赤外線検出素子10の受光
面11と略対向する平凸レンズ25aを、次式2によっ
て求められる焦点距離fを有するように設計する必要が
ある。なお、式2において、記号Dは検知視野Saの一
辺の大きさであり、記号Fは検知視野Saから平凸レン
ズ25aの第1主点Haまでの距離と等しいものとみな
し、記号dは検知視野Saの一辺の大きさを平凸レンズ
25aによって小受光面11aへ写した大きさとする。
【0029】
【数2】
【0030】なお、焦点距離fは、凸レンズ25aにお
いては焦点距離faであり、また平凸レンズ25bにお
いては焦点距離を符号fbで表し、平凸レンズ25cに
おいては焦点距離を符号fcで表すものとする。ただ
し、上述したように、この式2にて求められる焦点距離
fは、平凸レンズ25aに例示されるような、赤外線検
出素子10の受光面11に略正対するレンズの焦点距離
である。
【0031】次に、式2で焦点距離faを算出した後、
図4に示すようなマルチレンズ20の概略形状となる楕
円形を上述した式1のように与え、各平凸レンズ25の
大きさを例えば略3(mm)として、第1主点Hbおよ
び第1主点Hcの位置を決定する。各平凸レンズ25の
第1主点Ha、Hb、Hcの位置が決定すれば、例えば
平凸レンズ25cについては、原点P1 から第1主点H
cまでの距離を平凸レンズ25cの光軸Cc上に投影
し、図4を用いて図面上で焦点距離fcの長さを測れば
よい。また、同様にして焦点距離fbも求まる。また、
各平凸レンズ25を半楕円球状面上に配設するようにし
てマルチレンズ20を形成しており、焦点距離faより
は焦点距離fbが長く、また焦点距離fbよりは焦点距
離fcが長いため、例えば従来例に示したように仮想曲
面Gが半球面状であってマルチレンズを構成する各レン
ズの焦点距離が略同じである場合に比較して、検知平面
Sでの検知視野Saの大きさは、ばらつきが少なくな
る。すなわち、赤外線検出素子10の受光面11に正対
する位置から大きく外れる平凸レンズ25bまたは平凸
レンズ25cなどのレンズについては、焦点距離fb、
fcを、式2にて求められるf値よりも長く取ることに
より、平凸レンズ25bまたは平凸レンズ25cによっ
て得られる検知視野Saが、一辺200(mm)の大き
さよりも大きくならないようにしたのである。
【0032】さらに、各平凸レンズ25の内面である第
2面22の形状を、次式3によって決定する。式3にお
いて、記号r1 はレンズの外面である第1面21の曲率
半径を表し、記号r2 はレンズの第2面22の曲率半径
を表し、記号nは各平凸レンズ25の材質が有する屈折
率を表す。本実施例では、マルチレンズ20の材質とし
てポリエチレンを使用するものとし、屈折率nに1.5
3の数値を代入するものとする。また、記号fは焦点距
離をあらわし、焦点距離fa、fb、fcの各値を代入
する。なお、式3からわかるように、焦点距離fと屈折
率nとが決まっても、各平凸レンズ25の第1面21の
形状と第2面22の形状とは、一義的には決定されな
い。なお、焦点距離faは式2で6.85(mm)と算
出され、焦点距離fbは図4上で7.03(mm)と計
測され、焦点距離fcは図4上で7.29(mm)と計
測されたものとする。
【0033】
【数3】
【0034】ここで、各平凸レンズ25の第1面21は
平面であるので、第1面21の曲率半径r1 を無限大と
して、第2面22の曲率半径r2 の値が求められる。こ
こで、各平凸レンズ25の焦点距離fa、fb、fcと
曲率半径r2 とが比例関係にあり、3つの焦点距離f
a、fb、fcは、fa<fb<fcなる大小関係にあ
るので、平凸レンズ25aの第2面22の曲率半径r2
に比して、平凸レンズ25bの第2面22の曲率半径r
2 が大きく、さらに平凸レンズ25bの第2面22の曲
率半径r2 に比して、平凸レンズ25cの第2面22の
曲率半径r2 が大きくなる必要がある。すなわち、マル
チレンズ20の仮想曲面GのX軸側である周縁に位置す
る平凸レンズ25の第2面22ほど、曲率半径r2 が大
きくなる形状に形成される必要がある。
【0035】さて、上記のように決定した焦点距離f
a、fb、fcを有する各平凸レンズ25は、焦点が当
然にして各光軸Ca、Cb、Cc上にそれぞれあり、本
実施例のように半楕円球状のマルチレンズ20を用いて
は、各平凸レンズ25の焦点は原点P1 とは一致しな
い。つまり、原点P1 に焦点を結ばない各平凸レンズ2
5を用いて集光を行うと、受光面11に結ぶ集光点は、
いわゆる光学的なボケを含んでいる。このような集光の
様子を図6に示している。図6には、レンズの像面(受
光面11に該当する)における集光の一般的な例を示し
ている。すなわち、図6(a) に示すように入射光が光軸
Cと平行に入射してくれば、集光点は像面上に結ばれる
が、図6(b) に示すように入射光が光軸Cに対して或る
程度斜めに入射してくれば、或る程度集光した後分散光
となって集光点は像面上に結ばれず、像面には光学的な
コマによるボケUが生じる。しかしながら、このボケU
が、小受光面11aの間のギャップである0.5(m
m)をはみ出さないようにおさえることができていれ
ば、人体検知に支障はおきない。
【0036】そこで、ボケUが、小受光面11aの間の
ギャップである0.5(mm)をはみ出さないことを検
証するため、図7に示すような3種のレンズを用いて、
集光シミュレーションを行ってみたところ、図8のよう
な結果を得た。
【0037】図7において、(a) は上述のように第1面
21が平面である平凸レンズ25、(b) は両凸レンズ2
6、(c) は第2面22が平面である平凸レンズ27を、
それぞれ表している。また、平凸レンズ25、両凸レン
ズ26、平凸レンズ27のいずれも、焦点距離fは、各
平凸レンズ25のなかで最も短い焦点距離faよりもさ
らに短くして略6.8(mm)としており、わざとボケ
Uが大きめに得られるようにしている。平凸レンズ2
5、両凸レンズ26、平凸レンズ27は、いずれも、肉
厚が0.8(mm)で、大きさが3(mm)で、レンズ
端部の厚みは略0.4(mm)である。また、焦点距離
fは、第1主点H1よりも正確に取るために、第2主点
H2から光軸C上の焦点Jまでの長さとする。平凸レン
ズ25は、第2面22の曲率半径r2 が3.61(m
m)である。両凸レンズ26は、第1面21の曲率半径
1 が7.07(mm)であり、第2面22の曲率半径
2 も7.07(mm)である。平凸レンズ27は、第
1面21の曲率半径r1 が3.61(mm)である。
【0038】ただし、一般的には、各平凸レンズの第1
面および第2面は、完全な球面に形成すると、球面収差
をもつことになって、球面収差に起因する光軸上の余計
なボケが生じる場合があり、この余計なボケをおさえる
ため、双曲面形状に形成する。
【0039】このような3種のレンズ25、26、27
を用いて、ボケUを表す集光スポットの直径を、光の入
射角をパラメータとして試算したところ、図8のような
結果を得た。図8において、縦軸は集光スポットの直径
(単位はmm)を、横軸は光軸Cに対する入射光の入射
角(単位は°)を、それぞれ示している。図8からわか
るように、平凸レンズ25、両凸レンズ26、平凸レン
ズ27のいずれのレンズを使用しても、光軸Cに対する
入射光の入射角がせいぜい20°に満たない範囲であれ
ば、ボケUを表す集光スポットの直径が、小受光面11
aの一辺の長さまたは小受光面11aの間のギャップで
ある0.5(mm)を略はみ出さないとみなすことがで
きる。すなわち、平凸レンズ25、両凸レンズ26、平
凸レンズ27のいずれのレンズを使用しても、光軸Cに
対する入射光の入射角がせいぜい20°に満たない範囲
であれば、赤外線検出素子10の小受光面11aにおさ
まるように集光できるため、人体が検知できることにな
る。
【0040】このようなマルチレンズ20は、図9に示
すように、赤外線検出素子10の受光面11に垂直であ
り原点P1 を通る平面で切ったときの平面的視野角θを
確保して取付面T2 に取り付けられる。この取り付け状
態で、マルチレンズ20は、取付面T2 からY軸正方向
に突出高L2 だけ突出し、Y軸上に頂点PT が位置する
状態で取り付けられ、突出高L2 は短軸bよりも短い。
なお、符号21aは、第1面21を表す。このとき、図
9に示すように、本発明のマルチレンズ20を、原点P
1 から頂点PT までの距離を第1面21bの半径とする
半球形状のマルチレンズと比較すると、平面的視野角θ
が同じとして、半球形状のマルチレンズの第1面21b
は、取付面T2 よりもY軸負方向に位置する取付面T1
から突出高L1 だけ突出する。すなわち、同じ平面的視
野角θを設定しても、半球形状のマルチレンズの突出高
1 に比して、本発明のマルチレンズ20の突出高L2
のほうが、突出差wだけ突出をおさえることができるこ
とになる。なお、具体的な各数値の一例を挙げると、平
面的視野角θを120°に設定し、各平凸レンズ25の
光軸Cに対する入射光の入射角が10°である例を考え
ると、X軸から取付面T1 までの距離が3.40(m
m)であって、X軸から取付面T2 までの距離が3.8
5(mm)であり、突出差wは0.45(mm)とな
る。ただし、各平凸レンズ25の光軸Cに対する入射光
の入射角が10°よりも大きくせいぜい20°に満たな
い範囲であるならば、平凸レンズ25b、平凸レンズ2
5cは、より広い範囲の入射角度からの赤外線を受ける
ことができるため、例えば前述と同様に120°の同じ
平面的視野角θを得るにしても、突出高L2 をさらにお
さえることができ、突出差wが大きくなる。このこと
は、仮想曲面Gを半楕円球状にしたため当然の結果であ
り、また仮想曲面Gが半楕円球状でなくとも、仮想曲面
Gが仮想曲面Gの周縁になるほど曲率が大きくなる形状
であれば構わない。
【0041】従って、赤外線検出素子10の受光面11
に集光を行う複数の平凸レンズ25を、この複数の平凸
レンズ25の主点Ha、主点Hb、主点Hcが或る仮想
曲面G上にそれぞれ位置するように配設して、ドーム状
に一体化した赤外線センサ用マルチレンズ20であっ
て、仮想曲面Gを、受光面11の原点P1 における法線
に一致する短軸bを回転軸として得られる半楕円球状面
としたマルチレンズ20にあっては、仮想曲面Gの曲率
が仮想曲面Gの周縁にいくほど大きくなり、仮想曲面G
の周縁に位置するレンズでも、光軸Cと入射光との角度
差をおさえることができるとともに、焦点距離が長くな
るような形状であるため、広い立体的受光角を得たい場
合でも、例えば半球形のマルチレンズと比較して、取付
面T2 からの突出高L2 を大きくとらずに済み、かつ人
体が検知できるように赤外線検出素子10の小受光面1
1aに集光できる。また、突出高L2 を抑えたため、取
付面T2 にフラットなデザインが要求される場合に適し
たマルチレンズ20を提供できる。さらには、マルチレ
ンズ20は、X軸方向に長軸を有する半楕円球状の仮想
曲面Gに、各第1主点Ha、Hb、Hcをおくようにし
て各平凸レンズ25が配設されたような形状を有するた
め、例えば半球形のマルチレンズと比較して、Y軸に垂
直な平面に得られる検知平面Sの検知視野Saの大きさ
を、各平凸レンズ25ごとの差が比較的少ないようにで
き、このため、人体などのターゲットの移動を検知平面
Sの端部側でより細かく検知できる。
【0042】なお、上記実施の形態においては、仮想曲
面Gを半楕円球面状にしたマルチレンズ20を例示した
が、本発明はこれに限らず、マルチレンズは、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの主点が、受光面中央の法線に一致する軸を回
転軸として得られる回転曲面上にそれぞれ位置するよう
に配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ用マル
チレンズであって、回転曲面と法線とを含む平面とのな
す交線の曲率が、法線から離れるほど大きくなるように
したものであればよい。
【0043】なお、各平凸レンズ25のつながり方は、
各平凸レンズ25の境界において、隣接するレンズの第
1面21および第2面22である表面の曲面の交わりに
よりつながるようにされていてもよい。要するに、各平
凸レンズ25は、隣接するレンズの表面において、集光
の際に散光を起こして光学的ロスを招くような段部が、
形成されないようにつながっていてもよい。
【0044】[第2の実施の形態]図10はマルチレン
ズを説明する断面図で、図11はマルチレンズを説明す
る斜視図である。なお、前述の第1の実施の形態と同一
の箇所には同じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は
省略する。
【0045】この第2の実施の形態のマルチレンズが前
述の第1の実施のマルチレンズと異なり特徴となる構成
は、各レンズの第1面21が仮想曲面Gに略一致するよ
うにした点である。すなわち、マルチレンズ20の第1
面21が半楕円球状面になるように、複数の両凸レンズ
28の第1面21が、段部を形成することなく互いに滑
らかに接合している。
【0046】このようなマルチレンズ20は、前述の第
1の実施の形態と同様に、図4に相当する図面上での作
図作業と、式1と式2と式3とによって、各両凸レンズ
28の形状を決定すればよい。さらに、各両凸レンズ2
6は、前述の第1の実施の形態と同様に、光軸Cに対す
る入射光の入射角がせいぜい20°に満たない範囲であ
ればよい。
【0047】このようにしても、前述の第1の実施の形
態と略同様の効果を得るとともに、マルチレンズ20の
第1面21が半楕円球状面として形成されるため、第1
面21の加工がしやすく、第2面22よりは人目につき
やすい第1面21を、角張らない形状にできる。
【0048】なお、複数の両凸レンズ28の第2面22
は、隣接する各両凸レンズ28間に、集光の際に散光を
起こして光学的ロスを招くような段部が形成されないよ
うに滑らかにつながっていてもよい。 [第3の実施の形態]図12はマルチレンズを説明する
断面図で、図13はマルチレンズを構成する複数のレン
ズの光学的形状を決定するための説明図である。なお、
前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同じ符号を付
し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。
【0049】マルチレンズ20は、仮想曲面Gが第1面
21と略一致し、しかも球面の一部となるように形成さ
れている。第1面21の半径R1 は、赤外線検出素子1
0の受光面11から第1面21に至る距離よりも、大き
くなるように形成される。図11および図12におい
て、符号P2 は、第1面21の曲率中心、すなわち第1
面21の中心である。また、半径R1 は、10.13
(mm)に設定しており、赤外線検出素子10の受光面
11の中央点である原点P1 は、中心P2 よりも3.6
2(mm)だけ第2面22に、すなわちY軸方向に近づ
けて配置される。以上の各数値をもとにして、前述の第
1の実施の形態と同様に、図4に相当する図面上での作
図作業と、式2、式3により、焦点距離faは6.57
(mm)と算出され、焦点距離fbは6.62(mm)
と求まり、焦点距離fcは7.05(mm)と求まる。
【0050】また、マルチレンズ20は、第1面21と
第2面22との間に、複数の両凸レンズ29を有するよ
うに形成されている。すなわち、第2面22は、原点P
1 側に凸部を有するように、複数の曲面が結合してな
る。この両凸レンズ29の第2面22は、第1面21の
周縁部すなわち仮想曲面Gの周縁部に配設される両凸レ
ンズ29ほど、前述の第1の実施の形態と同様に曲率が
小さくなるように形成される。
【0051】このようなマルチレンズ20は、前述の第
1の実施の形態と同様に、図4に相当する図面上での作
図作業と、式1と式2と式3とによって、各両凸レンズ
29の形状を決定すればよい。さらに、各両凸レンズ2
9は、前述の第1の実施の形態と同様に、光軸Cに対す
る入射光の入射角がせいぜい20°に満たない範囲であ
ればよい。
【0052】このようにしても、前述の第1の実施の形
態と略同様の効果を得るとともに、マルチレンズ20の
第1面21が球面状に形成されるため、第1面21の加
工がしやすく、第2面22よりは人目につきやすい第1
面21を、角張らない形状にできる。
【0053】なお、上記実施の形態においては、マルチ
レンズ20は、第1面21が球面の一部に形成されてい
るものを例示したが、本発明はこれに限らず、第1面2
1の加工のし易さが得られずともよいならば、マルチレ
ンズを構成する複数のレンズを、各主点が同一球面上に
存在するような薄肉の平凸レンズとしてもよい。
【0054】なお、複数の両凸レンズ29の第1面21
のみならず、第2面22は、隣接する各両凸レンズ29
間に、集光の際に散光を起こして光学的ロスを招くよう
な段部が形成されないように滑らかにつながっていても
よい。
【0055】[第4の実施の形態]図14はマルチレン
ズを説明する断面図で、図15はマルチレンズを構成す
る複数のレンズの光学的形状を決定するための説明図で
ある。また、図15は、X軸およびY軸をともに含むX
Y平面でマルチレンズの仮想曲面を切った状態を表して
いる。なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には
同じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。
【0056】マルチレンズ20は、第1面21が、第1
の球面21cと、第2の球面21dとが接続することに
よって、半径の異なる2つの球面を基に形成している。
すなわち、第1の球面21cは、赤外線検出素子10の
受光面11の中央点である原点P1 を基準にしてY軸負
の方向に6.10(mm)に位置する点P3 を中心と
し、12.42(mm)の半径R2 を有する。また、第
2の球面21dは、原点P1 を基準にしてY軸負の方向
に3.62(mm)に位置する点P4 を中心とし、1
0.13(mm)の半径R3 を有する。
【0057】第1の球面21cは、原点P1 を中心に平
面的視野角θが各方向に39°の角度に至る範囲だけ形
成されている。第1の球面21cの端部は、図15にお
いては片側だけ符号Pで示しており、端部Pにおいて第
2の球面21dと交わる。
【0058】このようなマルチレンズ20の第1面21
は、端部PよりもY軸負の方向には第1の球面21cが
カットされており、第1の球面21cのかわりに第2の
球面21dが接合された形状を有している。なお、端部
Pにおいて、第1の球面21cと第2の球面21dと
は、段部を形成すること無く、端部Pおよび端部Pの近
傍において、第1の球面21cの法線方向と、第2の球
面21dの法線方向とが連続する等、滑らかに接合する
ものとする。また、中心P3 と、中心P4 とは、Y軸上
の負の部分に、中心P4 よりも中心P3 のほうが原点P
1 から遠く位置する。
【0059】また、マルチレンズ20は、第1面21と
第2面22との間に、複数の両凸レンズ30を有するよ
うに形成されている。すなわち、第2面22は、原点P
1 側に凸部を有するように、複数の曲面が結合してな
る。この両凸レンズ30の第2面22は、マルチレンズ
20の周端部に配設されるものほど、前述の第1の実施
の形態と同様に曲率が大きくなるように形成される。
【0060】このようなマルチレンズ20は、前述の第
1の実施の形態と同様に、図4に相当する図面上での作
図作業と、式1と式2と式3とによって、各両凸レンズ
30の形状を決定すればよい。焦点距離faは6.38
(mm)と算出され、焦点距離fbは6.58(mm)
と求まり、焦点距離fcは7.05(mm)と求まる。
さらに、各両凸レンズ30は、前述の第1の実施の形態
と同様に、光軸Cに対する入射光の入射角がせいぜい2
0°に満たない範囲であればよい。
【0061】このようにしても、前述の第1の実施の形
態と略同様の効果を得る。なお、上記実施の形態におい
ては、マルチレンズ20は、第1面21が、第1の球面
21cと、第2の球面21dというように、半径の異な
る2つの球面を基に形成したものを例示したが、本発明
はこれに限らず、マルチレンズは、第1面21が半径の
異なる3つ以上の球面を基に形成したものであってもよ
い。
【0062】また、各両凸レンズ30は、隣接するレン
ズの第1面21のみならず第1面22も、集光の際に散
光を起こして光学的ロスを招くような段部が形成されな
いようにつながったものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、赤外線
検出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複
数のレンズの外側主点が、受光面中央の法線に一致する
軸を回転軸として得られる回転曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、法線を含む平面と回転曲面と
のなす交線の曲率を、法線から離れるほど大きくなるよ
うにし、受光面から離れる位置にあるレンズほど、焦点
距離を各レンズから受光面に至るまでの距離に近くなる
ようにのばしたため、回転曲面は回転曲面の周縁にいく
につれて曲率が大きくなってレンズの焦点距離が長くと
れ、広い立体的受光角を得たい場合でも、例えば半球形
のマルチレンズと比較して、取付面からの突出高を大き
くとらずに済み、かつ人体が検知できるような集光性能
を確保できる。また、突出高を抑えたため、フラットな
デザインが要求される取付面に適したマルチレンズを提
供できる。さらには、マルチレンズは、回転曲面が周縁
にいくほど曲率半径が小さく、すなわち曲率が大きくな
り、回転曲面の周縁に位置するレンズでも、光軸と入射
光との角度差をおさえることができて、焦点距離が長く
できるような形状であり、例えば半球形のマルチレンズ
と比較して、取付面に対してより平面レンズに近い形状
になるため、赤外線検出素子の受光面に平行な面上に得
られる検知視野の領域の大きさを、赤外線検出素子の受
光面に対向する部分に近いレンズと、このレンズよりも
取付面側に近い周端側のレンズとに関して比較的差が無
いように得られ、このため、人体などのターゲットの位
置を検知視野の端部側でより細かく検知できる。
【0064】請求項2記載の発明にあっては、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの外側主点が或る仮想曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、仮想曲面は、受光面中央の法
線に一致する短軸を有する楕円を、短軸を回転軸として
得られる回転曲面であり、受光面から離れる位置にある
レンズほど、焦点距離を各レンズから受光面に至るまで
の距離に近くなるようにのばしたため、回転曲面は回転
曲面の周縁にいくにつれて曲率が大きくなってレンズの
焦点距離が長くとれるものであり、広い立体的受光角を
得たい場合でも、例えば半球形のマルチレンズと比較し
て、取付面からの突出高を大きくとらずに済み、かつ人
体が検知できるような集光性能を確保できる。また、突
出高を抑えたため、フラットなデザインが要求される取
付面に適したマルチレンズを提供できる。さらには、マ
ルチレンズは、仮想曲面が周縁にいくほど曲率半径が小
さく、すなわち曲率が大きくなり、仮想曲面の周縁に位
置するレンズでも、光軸と入射光との角度差をおさえる
ことができて、焦点距離が長くできるような形状であ
り、例えば半球形のマルチレンズと比較して、取付面に
対してより平面レンズに近い形状になるため、赤外線検
出素子の受光面に平行な面上に得られる検知視野の領域
の大きさを、赤外線検出素子の受光面に対向する部分に
近いレンズと、このレンズよりも取付面側に近い周端側
のレンズとに関して比較的差が無いように得られ、この
ため、人体などのターゲットの位置を検知視野の端部側
でより細かく検知できる。
【0065】請求項3記載の発明にあっては、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの外側主点が或る仮想曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、仮想曲面は球面であり、受光
面の中央の点を通り受光面の法線方向にのびる直線の、
受光面の中央の点から球面に至るまでの距離よりも、球
面の半径の方が長く、受光面から離れる位置にあるレン
ズほど、焦点距離を各レンズから受光面に至るまでの距
離に近くなるようにのばしたため、広い立体的受光角を
得たい場合でも、例えば半球形のマルチレンズを半径分
だけ突出させる場合と比較して、取付面からの突出高を
大きくとらずに済み、かつ人体が検知できるような集光
性能を確保できる。また、突出高を抑えたため、フラッ
トなデザインが要求される取付面に適したマルチレンズ
を提供できる。さらには、マルチレンズは、仮想曲面の
周縁に位置するレンズでも、光軸と入射光との角度差を
おさえることができて、焦点距離が長くできるような形
状であり、例えば受光面の中心と仮想曲面の中心とが一
致する半球形のマルチレンズと比較して、取付面に対し
てより平面に近い形状になるため、赤外線検出素子の受
光面に平行な面上に得られる検知視野の領域の大きさ
を、赤外線検出素子の受光面に対向する部分に近いレン
ズと、このレンズよりも取付面側に近い周端側のレンズ
とに関して比較的差が無いように得られ、このため、人
体などのターゲットの位置を検知視野の端部側でより細
かく検知できる。
【0066】請求項4記載の発明にあっては、赤外線検
出素子の受光面に集光を行う複数のレンズを、この複数
のレンズの外側主点が或る仮想曲面上にそれぞれ位置す
るように配設して、ドーム状に一体化した赤外線センサ
用マルチレンズであって、各レンズの外面である第1面
からなるマルチレンズの外面は、曲率半径の異なる複数
の球面部分からなり、複数の球面部分は、マルチレンズ
の周縁に位置する球面部分ほど曲率が大きく形成され、
複数の球面の各中心は、受光面の中央の点を通り受光面
の法線方向の直線上に位置するものであり、受光面から
離れる位置にあるレンズほど、焦点距離を各レンズから
受光面に至るまでの距離に近くなるようにのばしたた
め、各レンズの第2面は、マルチレンズの周縁に位置す
る球面部分ほど、曲率が大きくなってレンズの焦点距離
が長くとれ、広い立体的受光角を得たい場合でも、例え
ば半球形のマルチレンズと比較して、取付面からの突出
高を大きくとらずに済み、かつ人体が検知できるような
集光性能を確保できる。また、突出高を抑えたため、フ
ラットなデザインが要求される取付面に適したマルチレ
ンズを提供できる。さらには、マルチレンズは、第1面
が周縁にいくほど曲率半径が小さく、すなわち曲率が大
きくなり、第1面の周縁に位置するレンズでも、光軸と
入射光との角度差をおさえることができて、焦点距離が
長くできるような形状であり、例えば半球形のマルチレ
ンズと比較して、取付面に対してより平面に近い形状に
なるため、赤外線検出素子の受光面に平行な面上に得ら
れる検知視野の領域の大きさを、赤外線検出素子の受光
面に対向する部分に近いレンズと、このレンズよりも取
付面側に近い周端側のレンズとに関して比較的差が無い
ように得られ、このため、人体などのターゲットの位置
を検知視野の端部側でより細かく検知できる。
【0067】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4のいずれか1つの請求項に記載の発明の効
果に加えて、各レンズの第1面は、仮想曲面に略一致す
るようにしたため、第1面が略滑らかな回転曲面とな
り、第1面の加工がしやすく、第2面よりは人目につき
やすい第1面を、角張らない形状にできる。
【0068】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項5のいずれか1つの請求項に記載の発明の効
果に加えて、各レンズ間の境界を、隣接するレンズの第
1面および第2面の交わりによりなすようにしたため、
レンズの第1面および第2面の両表面のいずれにおい
て、集光の際に散光を起こして光学的ロスを招くような
段部が形成されることがなく、マルチレンズによって集
光を行う際の光学的ロスの発生をおさえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のマルチレンズ
を説明する断面図である。
【図2】同上のマルチレンズを説明する斜視図である。
【図3】赤外線検出素子の受光面を説明する正面図であ
る。
【図4】同上のマルチレンズを構成する複数のレンズの
光学的形状を決定するための説明図である。
【図5】赤外線検出素子の受光エリアを説明する模式図
である。
【図6】同上の各レンズに入射する入射光の、入射角度
による集光の模様を示す模式図である。
【図7】同上のマルチレンズに適用するレンズの例を示
した説明図である。
【図8】図7で例示した各レンズの集光性能に関するシ
ミュレーション結果である。
【図9】マルチレンズを取付面に取り付けた状態を説明
する断面図である。
【図10】本発明に係る第2の実施の形態のマルチレン
ズを説明する断面図である。
【図11】同上のマルチレンズを説明する斜視図であ
る。
【図12】本発明に係る第3の実施の形態のマルチレン
ズを説明する断面図である。
【図13】同上のマルチレンズを構成する複数のレンズ
の光学的形状を決定するための説明図である。
【図14】本発明に係る第4の実施の形態のマルチレン
ズを説明する断面図である。
【図15】同上のマルチレンズを構成する複数のレンズ
の光学的形状を決定するための説明図である。
【図16】従来のマルチレンズの一部を破断した斜視図
である。
【図17】同上のマルチレンズの断面図である。
【図18】同上のマルチレンズの検知平面上で得られる
検知視野を示す説明図である。
【符号の説明】
10 赤外線検出素子 11 受光面 20 マルチレンズ 24、25、26、27、28、29、30 レンズ 21 第1面 22 第2面 21c、21d 複数の球面部分 P1 中央点(原点) Y軸 直線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線検出素子の受光面に集光を行う複
    数のレンズを、この複数のレンズの外側主点が、前記受
    光面中央の法線に一致する軸を回転軸として得られる回
    転曲面上にそれぞれ位置するように配設して、ドーム状
    に一体化した赤外線センサ用マルチレンズであって、前
    記法線を含む平面と前記回転曲面とのなす交線の曲率
    を、前記法線から離れるほど大きくなるようにし、前記
    受光面から離れる位置にあるレンズほど、焦点距離を各
    前記レンズから前記受光面に至るまでの距離に近くなる
    ようにのばしたことを特徴とする赤外線センサ用マルチ
    レンズ。
  2. 【請求項2】 赤外線検出素子の受光面に集光を行う複
    数のレンズを、この複数のレンズの外側主点が或る仮想
    曲面上にそれぞれ位置するように配設して、ドーム状に
    一体化した赤外線センサ用マルチレンズであって、前記
    仮想曲面は、前記受光面中央の法線に一致する短軸を有
    する楕円を、前記短軸を回転軸として得られる回転曲面
    であり、前記受光面から離れる位置にあるレンズほど、
    焦点距離を各前記レンズから前記受光面に至るまでの距
    離に近くなるようにのばしたことを特徴とする赤外線セ
    ンサ用マルチレンズ。
  3. 【請求項3】 赤外線検出素子の受光面に集光を行う複
    数のレンズを、この複数のレンズの外側主点が或る仮想
    曲面上にそれぞれ位置するように配設して、ドーム状に
    一体化した赤外線センサ用マルチレンズであって、前記
    仮想曲面は球面であり、前記受光面の中央の点を通り前
    記受光面の法線方向にのびる直線の、前記受光面の中央
    の点から前記球面に至るまでの距離よりも、前記球面の
    半径の方が長く、前記受光面から離れる位置にあるレン
    ズほど、焦点距離を各前記レンズから前記受光面に至る
    までの距離に近くなるようにのばしたことを特徴とする
    赤外線センサ用マルチレンズ。
  4. 【請求項4】 赤外線検出素子の受光面に集光を行う複
    数のレンズを、この複数のレンズの外側主点が或る仮想
    曲面上にそれぞれ位置するように配設して、ドーム状に
    一体化した赤外線センサ用マルチレンズであって、前記
    各レンズの外面である第1面からなるマルチレンズの外
    面は、曲率半径の異なる複数の球面部分からなり、複数
    の前記球面部分は、マルチレンズの周縁に位置する球面
    部分ほど曲率が大きく形成され、複数の前記球面の各中
    心は、前記受光面の中央の点を通り前記受光面の法線方
    向の直線上に位置するものであり、前記受光面から離れ
    る位置にあるレンズほど、焦点距離を各前記レンズから
    前記受光面に至るまでの距離に近くなるようにのばした
    ことを特徴とする赤外線センサ用マルチレンズ。
  5. 【請求項5】 前記各レンズの第1面は、前記仮想曲面
    に略一致することを特徴とする請求項1乃至4記載の赤
    外線センサ用マルチレンズ。
  6. 【請求項6】 前記各レンズ間の境界を、隣接するレン
    ズの第1面および第2面の交わりによりなすことを特徴
    とする請求項1乃至5記載の赤外線センサ用マルチレン
    ズ。
JP33620397A 1997-01-30 1997-12-05 赤外線センサ用マルチレンズ Expired - Fee Related JP3685608B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33620397A JP3685608B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 赤外線センサ用マルチレンズ
US09/015,789 US6051836A (en) 1997-01-30 1998-01-29 Low-profile dome-shaped multi-lens system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33620397A JP3685608B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 赤外線センサ用マルチレンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11167005A true JPH11167005A (ja) 1999-06-22
JP3685608B2 JP3685608B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=18296709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33620397A Expired - Fee Related JP3685608B2 (ja) 1997-01-30 1997-12-05 赤外線センサ用マルチレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3685608B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006147536A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Samsung Electronics Co Ltd 反射型コリメータを備えた照明装置及びそれを採用した画像投射装置
JP2017003803A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社リコー 光走査装置、画像表示装置及び物体装置
JP2017044502A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置
CN112325804A (zh) * 2020-10-31 2021-02-05 上海新时达机器人有限公司 基于激光跟踪仪的机器人装配误差检测方法

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519847A (ja) * 1974-07-16 1976-01-26 Yoshikazu Nishikawa
JPH0275917A (ja) * 1988-09-12 1990-03-15 Opt Kk 赤外線検出装置
JPH0275916A (ja) * 1988-09-12 1990-03-15 Opt Kk 赤外線検出装置
JPH0241220U (ja) * 1988-09-10 1990-03-22
JPH0290801U (ja) * 1988-12-29 1990-07-18
JPH0372292A (ja) * 1989-08-12 1991-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 熱源検知器
JPH04181126A (ja) * 1990-11-15 1992-06-29 New Japan Radio Co Ltd 赤外線侵入検知装置
JPH05196496A (ja) * 1992-01-17 1993-08-06 Toshiba Corp 方向検知用光センサ装置
JPH06242304A (ja) * 1993-02-18 1994-09-02 Matsushita Electric Works Ltd ドーム型マルチレンズ
JPH08325033A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Tokyo Denshi Yakin Kenkyusho:Kk 赤外線用光学レンズ及び赤外線センサモジュール
JPH08327317A (ja) * 1995-06-02 1996-12-13 Murata Mfg Co Ltd 熱源検知装置
JPH0915036A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Shimadzu Corp 発光体検知器
JPH1068904A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 太陽光集光装置
JPH10213478A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Matsushita Electric Works Ltd マルチレンズ

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519847A (ja) * 1974-07-16 1976-01-26 Yoshikazu Nishikawa
JPH0241220U (ja) * 1988-09-10 1990-03-22
JPH0275917A (ja) * 1988-09-12 1990-03-15 Opt Kk 赤外線検出装置
JPH0275916A (ja) * 1988-09-12 1990-03-15 Opt Kk 赤外線検出装置
JPH0290801U (ja) * 1988-12-29 1990-07-18
JPH0372292A (ja) * 1989-08-12 1991-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 熱源検知器
JPH04181126A (ja) * 1990-11-15 1992-06-29 New Japan Radio Co Ltd 赤外線侵入検知装置
JPH05196496A (ja) * 1992-01-17 1993-08-06 Toshiba Corp 方向検知用光センサ装置
JPH06242304A (ja) * 1993-02-18 1994-09-02 Matsushita Electric Works Ltd ドーム型マルチレンズ
JPH08325033A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Tokyo Denshi Yakin Kenkyusho:Kk 赤外線用光学レンズ及び赤外線センサモジュール
JPH08327317A (ja) * 1995-06-02 1996-12-13 Murata Mfg Co Ltd 熱源検知装置
JPH0915036A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Shimadzu Corp 発光体検知器
JPH1068904A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 太陽光集光装置
JPH10213478A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Matsushita Electric Works Ltd マルチレンズ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006147536A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Samsung Electronics Co Ltd 反射型コリメータを備えた照明装置及びそれを採用した画像投射装置
US7350930B2 (en) 2004-11-17 2008-04-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Illuminating unit with reflective collimator and image projection system including the same
CN100414346C (zh) * 2004-11-17 2008-08-27 三星电子株式会社 具有反射准直仪的照明单元和包括其的图像投影系统
JP4703338B2 (ja) * 2004-11-17 2011-06-15 三星電子株式会社 反射型コリメータを備えた照明装置及びそれを採用した画像投射装置
JP2017003803A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社リコー 光走査装置、画像表示装置及び物体装置
JP2017044502A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置
CN112325804A (zh) * 2020-10-31 2021-02-05 上海新时达机器人有限公司 基于激光跟踪仪的机器人装配误差检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3685608B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101275076B1 (ko) 이미지 검출 시스템 및 적어도 하나의 이미지 검출시스템을 생성하는 방법
JPH1084104A (ja) イメージセンサ
KR101534119B1 (ko) 프레넬 렌즈
JPS5821702A (ja) 微小幅両面反射帯を用いた結像素子
TWI442166B (zh) 一種單照相機全景立體成像系統
JPH11167005A (ja) 赤外線センサ用マルチレンズ
JP2013200367A (ja) フレネルレンズおよび光学検出器
KR20130139962A (ko) 집광 렌즈 및 다분할 렌즈
JP5218514B2 (ja) 受光レンズの配置方法、および光学式変位センサ
JP5914895B2 (ja) フレネルレンズ
JP6684361B2 (ja) 曲面パターンマーカー、及びそのマーカーを含む光学追跡装置
JP2018531427A (ja) サーマルイメージャのための光学システム
JP2018531427A6 (ja) サーマルイメージャのための光学システム
CN217360362U (zh) 一种球面阵列菲涅尔透镜、探测器及安防系统
WO2017212616A1 (ja) 光学装置およびそれを搭載した撮影装置
JP2946642B2 (ja) コリメートレンズ付led
JP2002174766A (ja) 焦点検出装置
JPH03186801A (ja) 赤外線式検知装置用集光レンズ
JP3477729B2 (ja) ドーム型マルチレンズ
JPH03186802A (ja) 赤外線式検知装置用集光レンズ
Orghidan et al. Accuracy estimation of a new omnidirectional 3D vision sensor
JP2014035539A (ja) 反射光学系
JPH0378715A (ja) 測距用の光学系
JP2919082B2 (ja) 光学式検知装置用多分割レンズ
JPH05256695A (ja) 光学式検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees