JPH11166120A - 共働添加剤系によるポリアミドの安定化法 - Google Patents

共働添加剤系によるポリアミドの安定化法

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JPH11166120A
JPH11166120A JP10270040A JP27004098A JPH11166120A JP H11166120 A JPH11166120 A JP H11166120A JP 10270040 A JP10270040 A JP 10270040A JP 27004098 A JP27004098 A JP 27004098A JP H11166120 A JPH11166120 A JP H11166120A
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JP10270040A
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Mohamed Sidqi
シドゥキ モハメッド
Klaus Stoll
ストール クラウス
Jan Malik
マリック ジャン
Joseph Reni Webster
レニー ウェブスター ジョセフ
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Clariant International Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3432Six-membered rings
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアミドポリマーの安定化のための添加剤
系を用いる安定化法。 【解決手段】 ポリアミドポリマーを安定化させる方法
であり、溶融加工により、前記ポリアミドポリマー中に
共働添加剤系を取り込み、前記ポリアミドとの均質な混
合物とし、前記共働添加剤系は下記(I)または(I
I)から選ばれ、(I)は特定量の立体障害フェニルホ
スホニット(Ia)およびオキサニリド(Ib)また
は、カルボニルに隣接して少なくとも1個のヒンダード
アミン部分を含む芳香族ジ−もしくはトリカルボニル化
合物(Ic)を含み、および、(II)は特定量の置換
されたオキサニリド(IIa)および、カルボニルに隣
接して少なくとも1個のヒンダードアミン部分を含む前
記芳香族ジ−もしくはトリ−カルボニル化合物(II
b)を含み、前記百分率は、100グラムのポリマー当
たりに用いられる添加剤のグラムである方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリアミドポリマー
を安定化させるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドの可使期間は(1)製造プロ
セスにおいて用いられる原料、(2)溶融加工により起
こる損傷に対するポリマーの安定化に用いられる添加
剤、および(3)環境風化ファクターに依存する。ポリ
アミドに安定化系を提供することに対する重大な欠点
は、多くの添加剤の最大濃度が制限されているという事
実にある。ポリアミドは、これまで、添加剤、特に、ポ
リアミドポリマーに対して比較的に低い分子量を有する
無極性添加剤を溶媒和する能力が低いと考えられてい
る。成形法により製造されるような製品の美観は添加剤
のマイグレーション、ブルーミングまたはプレートアウ
ト等により影響を受けることがある。他方、ポリアミド
をベースとする成形製品および押出製品の製造者は経済
的な理由のために低い濃度の添加剤を含むようにしよう
と努力している。
【0003】シュウ酸ジアリールアニリドは、酸、部分
エステルもしくはジエステルを1モルもしくは2モルの
アニリン誘導体と縮合させて形成され、それは光安定剤
として知られている。非対称シュウ酸ジアニリドは、例
えば、米国特許第4,003,875号に記載されている。
【0004】米国特許第5,045,083 号はポリアミド、銅
錯体およびオキサニリドUV吸収剤を開示している。
【0005】米国特許第4,544,691 号は、オキサニリ
ド、ベンザルマロネート、α−シアノシンナメートおよ
びo−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールのUV−
吸収性誘導体を含み、反応性フェノール基を有する安定
剤化合物を開示している。これらの添加剤はポリマーコ
ーティング材料との使用のために提案されている。
【0006】米国特許第5,338,319 号は、銅錯体および
水溶性シュウ酸ジアリールアミドを含むポリアミド安定
化系を開示している。
【0007】米国特許第5,380,774 号は、ヒンダードフ
ェノール酸化防止剤、ホスフィット、ヒンダードアミン
安定剤および所望によりベンゾトリアゾールを含む、ポ
リアミド成形組成物を開示している。
【0008】欧州公報番号EP0379470 は、ポリアミド
の染色性を改良するために用いられる化合物を開示して
いる。この化合物は、立体障害アミン基を含む化合物、
トリメシン酸トリアルキルアミド、ピロメリット酸テト
ラアルキルアミド、トリアミノ置換トリアジン、ヒドロ
キシル反応性染料を含む。立体障害アミン基を含む化合
物は、好ましくは、
【化6】 (式中、Rは水素、C1 〜C8 アルキル、C1 〜C8
ルコキシまたはCOR5である)である。
【0009】WIPO公報WO97/43335は、下記構造を有
するポリアミドのための安定剤を開示している。
【0010】
【化7】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ポリアミドポリマー
は、高い引張強さ、ヤング弾性率および耐摩耗性を特徴
とするが、ポリアミドは過酷な使用用途においてこれら
の特性を維持するために、熱- 酸化および光劣化に対す
る安定化が必要である。ポリアミドは、さらに、耐光染
料系を受け入れなければならない。樹脂マトリックスの
変色は非常に重大であり、そしてポリアミドポリマーの
繊維および成形品のような着色製品のシェードを変化さ
せうる。それ故、これらの材料の安定化系のさらなる改
良は、繊維のような最終使用および一般にポリアミドメ
ルトの高温加工において望まれる。
【0012】ポリアミド構造は不安定な水素を含み、そ
して、着色剤の見地から問題である還元性もしくは塩基
性を示す。例えば、ポリアミドにおいて、有機赤色染料
はポリアミドに典型的な溶融加工温度における熱加工時
にシェードを有意に損失する。所望の物性の損失からポ
リマーマトリックスを同時に保護しながら、染料に対す
るこの影響を示すポリアミドの傾向を最小限にすること
が望ましいであろう。
【0013】ポリアミド安定化系の進歩は、初期に推奨
されたヒンダードフェノールタイプ、例えば、Irganox
(商標)1098から、酸化防止剤およびベンゾトリアゾー
ルの組み合わせ、例えば、Irganox (商標)1098とTinu
vin (商標)234 の組み合わせへと進展し、当業界にお
いてよく知られている。シュウ酸ジアリールアミドと銅
錯体を含む、耐光堅牢で且つ光化学的に安定な染色され
たポリアミド繊維は、例えば、上記の米国特許第5,338,
319 号の通りに知られている。これらの繊維は水性染浴
に入れられる。対照的に、本発明は、ガラス転移温度よ
り高い温度において溶融加工することにより、押出品ま
たは成形品中において、ポリアミドマトリックス中に分
散されている添加剤に関する。WO97/43335はメルトでポ
リアミド中に添加されうる安定剤を提供し、そして、熱
安定性、光安定性、化学安定性および染料親和性を改良
しているが、更なる改良が求められている。
【0014】ポリアミドのための非常に共働作用の高い
安定化系は発見され、それはポリアミドに対する予期せ
ぬ改良を示す。これらの系は低い有効添加剤濃度であっ
ても、有意な技術的および経済的利点を示す。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な態様に
よると、銅錯体を用いなくても、ポリアミド中において
共働的に作用する特定の添加剤を用いることによって、
ポリアミドポリマーを光、熱および/または酸化により
起こる損傷に対して安定化させるための方法は提供され
る。この方法は、(I)、(II)または(III)か
ら選ばれる添加剤の組み合わせを溶融加工条件下におい
て、ポリアミドとともに取り込むこと、および均質な混
合物を形成させることを含む。これらの成分(I)、
(II)および(III)は、重量を基準として、 (I)0.01%〜1%の立体障害フェニルホスホニッ
ト(Ia)とともに0.05〜5%の、好ましくは非ヒ
ドロキシ置換された、オキサニリド(Ib)であり
((Ia)+(Ib))、または、(Ia)とともに
0.05〜5%の、下記に規定する、特にカルボニル基
との関係において、少なくとも1個の、好ましくは2個
のヒンダードアミン部分を含む、芳香族ジ−もしくはト
リカルボニル(エステル)アミド化合物(Ic)である
((Ia)+(Ic))。(Ia)/(Ib)の重量比
は1:3〜1:10であり、(Ia)/(Ic)の重量
比は1:3〜1:10である。好ましい(Ia)/(I
b)および(Ia)/(Ic)の重量比は1:3〜1:
6である。より好ましい(Ia)/(Ib)および(I
a)/(Ic)の重量比は1:4〜1:6であり、最も
好ましくは1:5である。 (II)0.05〜5%の、好ましくは非ヒドロキシ置
換された、オキサニリド(IIa)とともに、0.05
〜5%の、少なくとも1個の、好ましくは2個のヒンダ
ードアミン部分を含む、芳香族ジ−もしくはトリカルボ
ニル(エステル)アミド化合物(IIb)である((I
Ia)+(IIb))。(IIa)/(IIb)の重量
比は1:5〜5:1であり、好ましくは1:3〜3:1
であり、そして最も好ましくは1:1である。 (III)0.01〜1%の立体障害フェニルホスホニ
ット、0.05〜5%の、好ましくは非ヒドロキシ置換
された、オキサニリド、および、0.05〜5%の、少
なくとも1個の、好ましくは2個のヒンダードアミン部
分を含む、芳香族ジ−もしくはトリカルボニル(エステ
ル)アミド化合物である。ホスホニット/オキサニリド
の重量比は1:5〜5:1であり、好ましくは1:5〜
1:1であり、そして最も好ましくは1:5〜1:3で
ある。 上記の百分率は100グラムのポリマー当たりに用いら
れる添加剤のグラムを示している。
【0016】本発明は、さらに、ポリアミドと、有機着
色剤との使用、例えば、溶剤に対して可溶性であるかま
たはポリマーに対して可溶性である有機染料、例えば、
酸分散性染料、アゾおよびジアゾ染料、フタロシアニン
ブルーおよびグリーン、ジアリーリドイエロー、ペリレ
ン、キナクリドン等との使用において有効且つ予期しな
い効率の改良を基礎とする。それ故、本発明の別の態様
は1種以上の有機着色剤との組み合わせで、安定剤系
(I)、(II)または(III)を含むポリアミドの
成形品、押出品または繊維のような、着色された製造品
である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明により安定化されたポリア
ミドは、合成の脂肪族、半芳香族(semi-aromatic) およ
び芳香族のポリアミドを含む。その例は、ナイロン6、
ナイロン−6.6、ナイロン−6.10、ナイロン−
6.11、ナイロン−6.12、ナイロン−11、ナイ
ロン−12、並びに、ナイロン6.6/6、ナイロン
6.6/6.10、6/11、6/12のようなコポリ
マー、ポリエーテル−ポリアミドブロックコポリマー、
ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)、ポリ(p−
フェニレンテレフタルアミド)等を含み、それらの全て
は様々な供給源から市販されている。方法は、従来の耐
衝撃性強化ポリアミド、および、ガラス繊維、ミネラル
およびガラス/ミネラル組み合わせ物を含む強化ポリア
ミドを含む、配合されたポリアミドとともに、安定化系
を用いることを含む。本発明は、ポリマーのモルホロジ
ーに関係なく、ポリアミドを用いて実施されうる。非晶
性、半結晶性また高度に結晶性のポリアミド、並びに、
異なる結晶化度のもののブレンドが恩恵を受ける。市販
のポリアミド樹脂はBASF、DSM、Evansville, In
d.、E.I.duPont de Nemours, Wilmington, De のような
供給元のものが知られており、配合されたポリアミド
は、例えば、Ferro Corp., Cleveland, Ohio, Hanna En
gineered Materials, Bethlehem, Pa., Huls America,
Somerset, N.J.およびA. Schulman, Akron, Ohioから入
手可能であり、強化ポリアミドはDSM RIM Nylon, Westl
ake, Ohio から入手可能である。
【0018】本発明により選ばれる各成分の次の量は、
共働改良のために重要であり、そして100グラムのポ
リアミド当たりに用いられる添加剤のグラムを示す重量
百分率として示される。本発明は、安定化されるべきポ
リアミドを含む配合押出機の加熱ゾーンに直接的に添加
剤系を取り込むことにより、または、ポリアミドである
かまたはポリアミドと均質相溶性もしくはポリアミド中
に分散性であるキャリアポリマー中に、選ばれた系を含
む、中間マスターバッチコンパウンドを最初に形成する
ことにより、または、添加剤をポリマー中に取り込むた
めに当業界において一般に用いられている他の方法によ
り実施されうる。
【0019】上記の((Ia)+(Ib))の選択によ
ると、0.01〜1%の立体障害フェニルホスホニット
は用いられ、好ましくは使用量は0.05〜0.5%で
あり、最も好ましい量は0.05〜0.2%のホスホニ
ットの量である。(I)または(II)のいずれかにお
いて用いられる特定のオキサニリドは0.05〜5%の
量であることができ、好ましくは0.2〜2%の量であ
り、最も好ましくは0.3〜1%の量である。
【0020】1個以上のピペリジン基を含む芳香族ジ−
もしくはトリカルボニル(エステル)アミド化合物は、
一般に0.05〜5%、好ましくは0.2〜2%、そし
て最も好ましくは0.3〜1%の量で用いられる。
【0021】上記(I)によると、(Ia)/(IB)
の重量比または(Ia)/(Ic)の重量比は1:3〜
1:10であり、特に、1:4、1:5、1:6、1:
7、1:8および1:9である。上記の((IIa)+
(IIb))によると、(IIa)/(IIb)の重量
比は1:5〜5:1であり、特に、1:4、1:3、
1:2、1:1、2:1、3:1および4:1であり、
最も好ましくは1:2〜2:1である。
【0022】ここで用いられる立体障害フェニルホスホ
ニットは下記の一般構造を有する。
【0023】
【化8】
【0024】式中、各Rは、独立に、未置換フェニルま
たは、1個、2個もしくは3個のC 1-12アルキル基、例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチ
ル、tert- ブチル基、直鎖もしくは枝分かれのペンチ
ル、ヘキシル、オクチルもしくはノニル基またはクミル
部分により置換されたフェニルから選ばれる。好ましく
は、Rはジ−tert- ブチルフェニル基( 最も好ましくは
2,4-位) であり、n は0 または1 であり、そしてAは主
として芳香族一もしくは二官能性C5 〜C30部分であ
り、所望により、ヘテロ原子を含んでよく、例えば、フ
ェニル、ジフェニルエーテル、ジフェニル、ジフェニル
メタンまたはジベンゾフラン基の一もしくは二官能性残
基である。最も好ましくは、Aはジフェニル残基であ
り、nは1であり、そしてRは2,4-ジ- tert- ブチルフ
ェニル基または2,4-ジ-tert-ブチル-5- メチルフェニル
基である。用語「立体障害」とは、それぞれの基の官能
中心に対してオルト位に、水素でない少なくとも1 個の
置換基の存在を意味する。
【0025】最も好ましいフェニルホスフィットは立体
障害アルキルフェノール、例えば、2,4-ジ-tert-ブチル
フェノールと、ジフェニルおよびPCl3のフリーデルクラ
フツ反応生成物との縮合生成物である。例示の縮合生成
物A−2は次の構造を有する。
【0026】
【化9】
【0027】A−2を主成分として含む好ましい立体障
害ホスホニットはClariantから入手可能なSandostab
(商標)P-EPG である。
【0028】本発明において用いられるシュウ酸ジ- ア
リールアミド( オキサニリド) は、例えば、次の構造を
有する化合物を含む。
【0029】
【化10】
【0030】(式中、R1 およびR2 は各々独立に、水
素、未置換C1 〜C18アルコキシまたは、ハロゲン、ヒ
ドロキシ、C1 〜C5 アルコキシ、カルボキシル基、カ
ルバミル基もしくはC1 〜C12アルコキシカルボニル基
により置換されたC1 〜C18アルコキシ、または、C3
〜C5 アルケニルオキシ、未置換ベンジルオキシまた
は、ハロゲンもしくはC1 〜C5 アルキルにより置換さ
れたベンジルオキシ、18個以下の炭素原子を含む脂肪
族アシルオキシ、未置換ベンゾイルオキシまたは、ハロ
ゲンもしくはC1 〜C4 アルキルにより置換されたベン
ゾイルオキシ、または、基−A−SO3 Mであり、ここ
で、Aは直接結合であるか、または、式−O−Q−の二
価の基であり、Qは未置換もしくはヒドロキシ置換C1
〜C6 アルキレンであり、Mは水素またはアルカリ金属
であり、R3 およびR4 は各々独立に、水素、ハロゲ
ン、C1 〜C12アルキル、ハロアルキル、フェニルまた
はフェニル−C1 〜C5 アルキルであり、または、2個
の基R3 および/またはR4 は互いにオルト位において
縮合六員芳香族炭素環を形成し、そして、mおよびnは
1または2であり、そしてpおよびqは1、2または3
である)。
【0031】好ましいシュウ酸ジ−アリールアミドは非
ヒドロキシ置換されており、例えば、
【化11】 (式中、R1 およびR2 は各々独立に、同一であるかま
たは異なる置換基であり、水素、直鎖、枝分かれもしく
は環式のアルキルもしくはアルコキシ基であって2〜1
2個の炭素原子および1〜4個の酸素原子を有するもの
から選ばれ、好ましくは各環上の1個のR1 基は水素で
あり、1個のR2 基はエトキシであり、そして他方がC
2 〜C12アルキル基であり、両方が各環の5−位にあ
る)である。
【0032】最も好ましいオキサニリドは下記のような
構造を有する。
【0033】
【化12】
【0034】市販の非ヒドロキシ置換されているオキサ
ニリドはSanduvor(商標)VSU および3206並びにTinuvi
n (商標)312 および315 等を含む。最も好ましいオキ
サニリドはClariantからSanduvor(商標)VSU で市販さ
れている。
【0035】(Ib)または(II)による方法は、カ
ルボニル炭素に隣接して少なくとも1個のヒンダードア
ミン基を含む、芳香族アミドもしくは芳香族エステル−
アミド(芳香族(エステル)アミド)である、芳香族ジ
−もしくはトリカルボニル化合物の使用を含む。構造を
下記に示す。
【0036】
【化13】 (式中、pは0または1であり、そしてR1 およびR2
は下記の(A)および(B)について規定する通りであ
る)
【0037】pが0であるときには、芳香族ジカルボニ
ル(エステル)アミドは(A)または(B)である。
【0038】
【化14】
【0039】(式中、R1 およびR2 の少なくとも1個
は、独立に、カルボニル基に隣接した同一であるかまた
は異なる立体障害アミノ基であり、そしてヒンダードア
ミノ基でない基は、互いに独立に、未置換のC1 〜C18
アルコキシまたはアルカミノであって、所望により、ハ
ロゲン、ヒドロキシ、C1 〜C5 アルコキシ、カルボキ
シル基、カルバミル基もしくはC1 〜C12アルコキシカ
ルボニル基により置換されてよく、または、C3 〜C5
アルケニルオキシ、未置換ベンジルオキシまたは、ハロ
ゲンもしくはC1 〜C5 アルキルにより置換されたベン
ジルオキシ、18個以下の炭素原子を含む脂肪族アシル
オキシ、未置換ベンゾイルオキシまたは、ハロゲンもし
くはC1 〜C4 アルキルにより置換されたベンジルオキ
シである)。例示のヒンダードアミノ基は、例えば、
(i)〜(ix)のものを含む。
【0040】
【化15】
【0041】(式中、RおよびR’は、独立に、水素、
1 〜C12アルキル、C1 8 アルコキシまたは−CO
3 であり、R3 は水素、C1 〜C6 アルキル、フェニ
ル、−COO(C1 〜C4 アルキル)またはNR1516
であり、R15およびR16は、独立に、水素、C1 〜C12
アルキル、C5 〜C6 シクロアルキル、フェニルまたは
(C1 〜C12アルキル)フェニルであり、または、R15
およびR16はそれらが結合しているN−原子とともに5
〜7員環を形成し、それは更なるN−またはO−原子を
含んでよく(好ましくはピペリジンまたはモルホリン環
を形成する)、nは0または1であり(構造iv)、Y
は−NCOまたは−OCN基であり、COは環式構造の
一部を形成し、構造(iii)の各R6 は独立に、水
素、C1 〜C 12アルキルまたはフェニルであり、但し、
6 の1個のみがフェニルであってよく、または、R6
の両方は一緒に−(CH2 m −基であって、mは2〜
11である基、−C(CH3 2 −、−C(CH3 2
−CH2 −CH2 −または−C(CH3 2 −CH2
2 CH(CH3 )−を形成する)
【0042】ヒンダードアミノ基以外のR1 またはR2
基は、独立に、C1 〜C20アルキル、C1 〜C20アルコ
キシアルキル、C1 〜C20ヒドロキシアルキル、C1
20アルケニル、置換C1 〜C20アルケニル基、C1
20アルコキシC1 〜C20アルキル基、C1 〜C20オキ
シ−N−C1 〜C20アルキル基、C7 〜C9 フェニルア
ルキルであって、未置換またはフェニル上にC1 〜C4
アルキルにより一、二もしくは三置換されたもの、また
は、脂肪族もしくは芳香族C1 〜C10アシルを含む。
【0043】好ましい芳香族ジカルボニル化合物は
(B’)である。
【0044】
【化16】
【0045】(式中、R2 ’は、独立に、C1 〜C20
ルキル、C1 〜C20アルキルアミノ、所望によりさらに
置換されているC1 〜C20アルコキシアルキル、C1
20ヒドロキシアルキル、C1 〜C20アルケニル、置換
1 〜C20アルケニル基、C1〜C20アルコキシC1
20アルキル基、C1 〜C20オキシ−N−C1 〜C20
ルキル基、−N−環式−C1 〜C10アルキル基および環
式−N−C1 〜C10アルキル基、−COR4 であり、R
4 は水素、C1 〜C6 アルキル、フェニル、−C 1 〜C
20COO(HまたはC1 〜C4 アルキル)である)
【0046】芳香族ジカルボニル化合物(B”)はより
好ましい。
【0047】
【化17】
【0048】(式中、B’およびB”中の各Rは、独立
に、水素、C1 〜C18アルキル、O、OH、CH2
N、C1 〜C18アルコキシ、アルコキシアルキレンオキ
シアルキル、C5 〜C12シクロアルコキシ、C3 〜C6
アルケニル、C7 〜C9 フェニルアルキルであって、未
置換またはフェニル上にC1 〜C4 アルキルにより一、
二もしくは三置換されているもの、または脂肪族もしく
は芳香族C1 〜C10アシル、または、−COR4 であ
り、R4 は上記に規定した通りである)
【0049】20個以下の炭素原子を有するアルキル基
の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、2−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、2−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2
−エチルヘキシル、t−オクチル、ノニル、デシル、ウ
ンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキ
サデシルおよびオクタデシルであり、例示の枝分かれア
ルキル基はイソプロピル、イソブチル、t−ブチル、
2,2−ジメチルプロピル、2−メチルプロピル、シク
ロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、2−エチル
ヘキシル、3,5,5−トリメチルヘキシル、2−ヘキ
シルウンデシル、5,7,7−トリメチル−2−(1,
3,3−トリメチルブチル)ヘキシルであり、例示の環
式アルキル基はシクロヘキシルである。
【0050】アルコキシ(アルキル)基の例は、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ヘキ
ソキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ヘプトキシ、オク
トキシ、デシロキシ、ドデシルオキシ、テトラデシルオ
キシ、ヘキサデシルオキシおよびオクタデシルオキシ、
ノナデシルオキシである。好ましいアルコキシの例は、
6 〜C12アルコキシであり、特に、ヘプトキシおよび
オクトキシである。
【0051】アルコキシアルキレンオキシアルキル基の
例はC1 〜C20アルコキシ−C1 〜C5 アルキレンオキ
シ−C1 〜C20アルキル基である。C1 〜C20アルコキ
シおよびC1 〜C20アルキル基はアルコキシアルキル基
の例として記載したものを含む。C1 〜C5 アルキレン
オキシ基の例は
【0052】
【化18】 を含む。特に、C1 〜C12アルコキシ−C1 〜C5 アル
キレンオキシ−C1 〜C 12アルキル基はより好ましい。
【0053】未置換またはC1 〜C4 アルキルにより
一、二もしくは三置換されたC5 〜C 12シクロアルキル
3 の例はシクロペンチル、メチルシクロペンチル、ジ
メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロ
ヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、トリメチルシクロ
ヘキシル、t−ブチルシクロヘキシル、シクロオクチ
ル、シクロデシルおよびシクロドデシルである。未置換
または置換シクロヘキシルは好ましい。
【0054】C5 〜C12シクロアルコキシR1 の例は、
シクロペントキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘプトキ
シ、シクロオクトキシ、シクロデシルオキシおよびシク
ロドデシルオキシであり、R3 に適用されるものを含
む。シクロペントキシおよびシクロヘキソキシは好まし
い。
【0055】C3 〜C6 アルケニルの例は、アリル、2
−メチルアリル、ブテニルおよびヘキセニル、3−ブテ
ニルおよび10−ウンデセニルであり、枝分かれアルケ
ニル基の例は1−メチル−2−プロペニル、3−メチル
−3−ブテニルである。アリルは好ましい。
【0056】未置換またはC1 〜C4 アルキルによりフ
ェニル上に一、二もしくは三置換されたC7 〜C9 フェ
ニルアルキルの例はベンジル、メチルベンジル、ジメチ
ルベンジル、トリメチルベンジル、t−ブチルベンジル
および2−フェニルエチルである。ベンジルは好まし
い。
【0057】脂肪族および芳香族C1 〜C10アシルの例
は、C1 〜C8 アルカノイルまたはC3 〜C8 アルケノ
イルであり、例えば、アセチル、プロピノイル、ブチリ
ル、イソブチリル、ペンタノイル、ベンゾイル、ヘキサ
ノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、2−エチルヘキ
サノイル、アクリロイルおよびクロトニルである。アセ
チルは好ましい。
【0058】1個より多くのヒンダードアミン基が存在
するときには、それらは同一であってもまたは異なって
いてもよく、そして好ましくは同一のヒンダードアミン
基である。
【0059】例示の芳香族トリカルボニル化合物は次の
CおよびC’である。
【0060】
【化19】 (式中、RはB”において規定した通りである)
【0061】最も好ましい芳香族(エステル)アミドは
次の構造を有する芳香族ジアミドであり、
【0062】
【化20】
【0063】ClariantからNYLOSTAB S-EEDとして市販さ
れている。
【0064】少なくとも1個のヒンダードアミノ基を含
む芳香族ジ−もしくはトリカルボニル(エステル)アミ
ドは構造(A)または(B)中に残りの非ヒンダードア
ミノ基R1 およびR2 基を有し、それは、置換または未
置換の直鎖または枝分かれの8〜20個の炭素原子を有
するアルキルアミンまたはアルコキシ基、例えば、オク
チルアミンおよびドデシルアミンまたは対応するアルコ
ール、置換または未置換の芳香族アミン、アミノカルボ
ン酸または対応するラクタム、芳香族カルボニルおよび
ジアミンまたはアミノカルボン酸の約3〜20個の繰り
返し単位のオリゴマーの基から選ばれる。
【0065】従来の添加剤は、本発明により変性される
ポリアミド中に所望により存在してよく、例えば、一次
熱安定剤、光安定剤、潤滑剤、顔料、強化充填剤および
/または非強化充填剤等は存在してよい。従来の一次酸
化防止剤は、ここで、従来の量で含まれることが提案さ
れる。酸化防止剤は、例えば、アルキル化モノフェノー
ル、アルキル化ヒドロキノン、アルキリデンビスフェノ
ール、ヒンダードアルキルベンジル化合物、アシルアミ
ノフェノール、β−(3,5−ジ−tert- ブチル-4- ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸のエステル等を含み、
それらは米国特許第5,051,459 号に開示されており、そ
れを参照により本明細書中に取り入れる。市販の酸化防
止剤はCiba Specialty ChemicalsのIRGANOX (商標)10
98である。
【0066】UV−吸収剤は、例えば、ベンゾトリアゾ
ールのクラスを含み、2-(2'-ヒドロキシフェニル) ベン
ゾトリアゾール、例えば、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチル
フェニル) ベンゾトリアゾール、2-(3',5'- ジ-tert-ブ
チル-2'-ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾール、2-
(5'-tert- ブチル-2'-ヒドロキシフェニル) ベンゾトリ
アゾール、2-[2'-ヒドロキシ-5'-(1,1,3,3- テトラメチ
ルブチル) フェニル]ベンゾトリアゾール、2-(3',5'-
ジ-tert-ブチル-2'-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベン
ゾトリアゾール、2-(3'-tert- ブチル-2'-ヒドロキシ-
5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-
(3'-sec-ブチル-5'-tert- ブチル-2'-ヒドロキシフェニ
ル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-4'-オクチ
ルオキシフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(3',5'- ジ
-tert-アミル-2'-ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾ
ール、2-(3',5'- ビス( α, α- ジメチルベンジル)-2'
- ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾール;2-(3'-ter
t-ブチル-2'-ヒドロキシ-5'-(2- オクチルオキシカルボ
ニルエチル) フェニル)-5-クロロベンゾトリアゾールの
混合物、2-(3'-tert- ブチル-5'-[2-(2-エチルヘキシル
オキシ) カルボニルエチル]-2'- ヒドロキシフェニル)-
5-クロロベンゾトリアゾール、2-(3'-tert- ブチル−
2’−ヒドロキシ-5'-(2- メチルオキシカルボニルエチ
ル) フェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(3'-te
rt- ブチル-2'-ヒドロキシ-5'-(2- メトキシカルボニル
エチル) フェニル) ベンゾトリアゾール、2-(3'-tert-
ブチル-2'-ヒドロキシ-(2-オクチルオキシカルボニルエ
チル) フェニル) ベンゾトリアゾール、2-(3'-tert- ブ
チル-5'-[2-(2-エチルヘキシルオキシ) カルボニルエチ
ル]-2'- ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾール、2-
(3'-ドデシル-2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル) ベン
ゾトリアゾールおよび2-(3'-tert- ブチル-2'-ヒドロキ
シ-5'-(2- イソオクチルオキシカルボニルエチル) フェ
ニルベンゾトリアゾール、2,2'- メチレンビス[4-(1,1,
3,3-テトラメチルブチル)-6-ベンゾトリアゾール-2- イ
ルフェノール] ; 2-[3'-tert- ブチル-5'(2-メトキシカ
ルボニルエチル)-2'- ヒドロキシフェニル] ベンゾトリ
アゾールとポリエチレングリコール300とのエステル交
換生成物; [R-CH2CH2-COO(CH2)3]2 ( 式中、R は3'-ter
t-ブチル-4'-ヒドロキシ-5'-2H- ベンゾトリアゾール-2
- イルフェニルである); [R-CH2CH2-COO(CH2CH2O) N/2]
2 ( 式中、n は1 〜5 であり、R は3'-tert-ブチル-4'-
ヒドロキシ-5'-2H- ベンゾトリアゾール-2- イルフェニ
ルである) である。適切な市販のベンゾトリアゾールは
Jensen Pharma., Inc.のNorbloc (商標)7966および60
00である。ベンゾトリアゾールは米国特許第4,335,155
号、第4,405,749 号および第4,528,311 号に開示されて
おり、それらを参照により本明細書中に取り入れる。
【0067】更なるUV吸収剤はオルトヒドロキシフェ
ニルトリアジンのクラスを含み、例えば、2-(2- ヒドロ
キシフェニル)-1,3,5-トリアジン、例えば、2,4,6-トリ
ス(2- ヒドロキシ-4- オクチルオキシフェニル)-1,3,5-
トリアジン、2-(2- ヒドロキシ-4- オクチルオキシフェ
ニル)-4,6-ビス-(2,4-ジメチルフェニル)-1,3,5-トリア
ジン、2-(2,4- ジヒドロキシフェニル)-4,6-ビス-(2,4-
ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、2-(2,4- ジヒド
ロキシフェニル)-4,6-ビス-(2,4-ジメチルフェニル)-1,
3,5-トリアジン、2,4-ビス(2- ヒドロキシ-4- プロピル
オキシフェニル)-6-(2,4- ジメチルフェニル)-1,3,5-ト
リアジン、2-(2- ヒドロキシ-4- オクチルオキシフェニ
ル)-4,6-ビス(4- メチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2-(2- ヒドロキシ-4- ドデシルオキシフェニル)-4,6-ビ
ス(2,4- ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、2-[2-
ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3- ブチルオキシプロピル
オキシ) フェニル]-4,6-ビス(2,4- ジメチルフェニル)-
1,3,5-トリアジンおよび2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ
-3- オクチルオキシプロピルオキシ) フェニル]-4,6-ビ
ス(2,4- ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジンである。
適切な市販のトリアジンはCytec CorpのCYASORB (商
標)1164である。
【0068】ヒンダードベンゾエートUV吸収剤はCyte
c のCYASORB (商標)2908およびFerro CorpのFERRO
(商標)AM340 のような市販の材料を含む。
【0069】更に、本明細書中において、範囲が与えら
れるときには、その範囲を規定する数字も含む。
【0070】更に、直鎖、枝分かれまたは環式を形成す
ることができるあらゆる基は直鎖、枝分かれまたは環式
の基である。
【0071】疑義を避けるために、本明細書中におい
て、tert- ブチルとは、第三級ブチルまたはC(CH3)3
意味する。
【0072】
【実施例】次の例は様々な態様で本発明を例示する。全
ての部および百分率は重量基準で表記され、100 グラム
のポリアミド当たりに用いられる添加剤のグラムを示
す。
【0073】以下に記載する比較例および本発明の例示
の制限しない態様において、次のタイプのポリアミドを
ベースとするポリマーおよび添加剤を用いる。 1)PA−1 射出成形に特に適する、Allied Signal
Corp. からCapron (商標)8202NLとして市販される、
低粘度タイプのポリアミド6 2)PA−2 射出成形に適する、EMS-CHEMIE, Domat/
Ems, Switzerlandから市販されている、透明の非晶性ポ
リアミド- ポリエーテルブロックコポリマー 3)PA−3 DSM からNylon 6 SDとして市販されてい
る、0.3wt%のTiO2 を含む、半光沢性ポリアミ
ド6 4)PS−1 Clariant, Muttenz, SwitzerlandからSa
ndostab (商標)P-EPQ として市販されている、立体障
害ホスホニット加工安定剤 5)PS−2 Ciba Specialty Chemicals, Basle, Swi
tzerlandからIrganox(商標)1098として市販されてい
る一次ヒンダードフェノール酸化防止剤であって、下記
構造を有する、
【0074】
【化21】
【0075】6)PS−3 下記構造の化合物である酸
化防止剤
【0076】
【化22】
【0077】PS−3はCiba Specialty Chemicals, Ba
sle, SwitzerlandからIrganox (商標)MD 1024 として
市販されている。 7)LS−1 ClariantからSanduvor(商標)VSU とし
て市販されている非ヒドロキシ置換オキサニリドUV吸
収剤であり、下記構造を有する。
【0078】
【化23】 8)LS−2 ClariantからNylostab(商標)S-EED と
して市販されている芳香族ヒンダードピペリジンUV安
定剤であり、下記構造を有する。
【0079】
【化24】
【0080】9)LS−3 Ciba Specialty Chemical
s, Basle, SwitzerlandからTinuvin(商標)770 として
市販されているUV安定剤であり、下記構造を有する。
【0081】
【化25】
【0082】10)LS−4 Ciba Specialty Chemica
ls, Basle, SwitzerlandからChimassorb(商標)944 と
して、または、Clariant, Muttenz, SwitzerlandからSa
nduvor(商標)3944として市販されているUV安定剤で
あり、下記構造の化合物である。
【0083】
【化26】
【0084】11)LS−5 Ciba Specialty Chemica
ls, Basle, SwitzerlandからTINUVIN (商標)234 とし
て市販されているUV吸収剤であり、下記構造の化合物
である。
【0085】
【化27】
【0086】12)LS−6 Ciba Specialty Chemica
ls, Basle, SwitzerlandからTINUVIN (商標)327 とし
て市販されているUV吸収剤であり、下記構造の化合物
である。
【0087】
【化28】
【0088】試験した試料を次のように調製した。以下
に記載される配合により、最初に、異なるタイプのポリ
アミドを試験される添加剤と溶融配合し、250〜28
0℃の温度で押出し、次に、均質なペレットにペレット
化した。これらのペレットを280℃〜300℃の温度
で射出成形し、次に、試験されるべき試料を35mm×
40mmにパンチングするか、またはテンシルバー試料
を直接射出成形することにより1mm厚さのパネルを形
成した。
【0089】色測定をASTM E−313黄色度試験
により黄色度指数(YI)で報告する。より高い値ほ
ど、より低い色品質、即ち、より濃い変色である。
【0090】更に、色をCIE(International Commis
sion on Illumination) の規則に従って、ISO 7724/3お
よびDIN 6174標準により測定する。b * の正の値が大き
いほど、より顕著な黄変である。
【0091】引張強さはASTM D−638標準によ
り測定される。
【0092】加速耐候性試験(Atlas WOM 65 WRC) はDI
N 53387-A 標準により行う。
【0093】様々なタイプのポリアミドを用い、本発明
による安定剤組成物を用いて行った試験および従来技術
による安定剤を用いて行った試験の結果を表1 〜3 に要
約する。
【0094】 表1 ポリマーとしてPA−1を含む様々な配合物の試験試料への加工の後の黄色度 指数およびb* −値 番号 配合 黄色度指数 b* −値 1 参照試料 1.36 0.61 2 0.1%PS−1 0.71 0.313 0.5%LS−1 4.03 1.79 4 0.1%/0.5% PS−1/LS−1 −2.42 −1.06 5 0.5%LS−2 3.87 1.70 6 0.1%/0.5% PS−1/LS−2 −4.57 −1.98 7 0.5%LS−5 17.20 7.86 8 0.1%/0.5% PS−1/LS−5 15.07 6.85 9 0.5%LS−6 14.29 6.52 10 0.1%/0.5% PS−1/LS−6 12.96 5.88
【0095】表1の試験番号4および6は、本発明によ
る配合物である。試験番号7〜10は比較試験である。
【0096】黄変の値を改良するための加工安定剤PS
−1の効果は表1に示す結果から読み取れる。この表の
データから、現在のところ、ある程度の些細な悪化は光
安定化ポリアミドの調製において受け入れられねばなら
ないが、UV−安定剤LS−1およびLS−2の好まし
い使用は明らかに適切であるものと考えることもでき
る。
【0097】それ故、本発明による安定剤で観測される
共働作用(相乗効果)は全く予期されないものである。
ポリアミドを試験試料に加工する間の高い熱応力にも係
わらず、黄変は全く起こっていない。測定された黄色度
指数およびb* −値の値は参照試料のレベルを達成する
だけでなく、参照試料の品質を有意に上回る。
【0098】比較試験は、本発明によらない他の光安定
剤、例えば、LS−5およびLS−6との組み合わせで
加工安定剤PS−1を使用すると、黄変値の僅かな改良
しか得られず、それは一般に、光安定剤が安定化される
べきマトリックス中に存在するとすぐに、参照に対して
高くなる。本発明による安定剤組成物により起こる相乗
作用は他の場合には観測されず、即ち、相乗作用は本発
明による組成物にのみ限定される。
【0099】 表2 加速耐候性試験(WOM65WRC)に1800時間暴露した後の、ポリマー としてPA−2を含む様々な配合物の引張強さ(TS)およびb* −値 番号 配合物 b* −値 TS 常に0.2%のPS−2を含む (初期値の%) 1 参照試料 7.85 29 2 0.6%LS−1 4.04 84 3 0.6%LS−2 4.71 39 4 0.6%LS−3 4.65 495 0.6%LS−4 5.40 40 6 0.3%/0.3%LS−1/LS−2 2.62 96 7 0.3%/0.3%LS−1/LS−3 3.05 88 8 0.3%/0.3%LS−1/LS−4 3.58 82
【0100】表2の番号6は本発明による配合物であ
る。表2の試験番号7および8は比較試験である。
【0101】もし光安定剤が用いられなければ、劣化
(風化)により、黄変値の顕著な増加が生じ、PA−2
の機械特性の明らかな悪化が起こる(参照試料)。更
に、表2のデータは、黄変値b* および引張強さを見る
と、UV安定剤LS−1の高い効率はUV−安定剤LS
−2、LS−3およびLS−4の効果を明らかに越えて
いることを示す。表2から明らかなように、LS−1お
よびLS−2の組み合わせは驚くほど顕著な共働作用を
示し、顕著に改良された耐光堅牢性、即ち、黄変に対す
る耐性およびより良好なUV−堅牢性、即ち、機械特性
の保持性を有するポリアミドの製造が可能である。
【0102】表3は、示した時間、加速耐候性試験(W
OM65WRC)に暴露した後の、ポリアミドとしてP
A−3を含む試験試料の条件およびb* −値を示す。
【0103】 表3 配合物 b* −値 脆化時間 常に0.25wt%のPS−2を含む 1 参照試料 n.d.1 3000h 2 0.5%/0.25%LS−1/LS−2 2.6 >4000h 3 0.5%/0.25%LS−1/LS−3 n.d.1 3000h 4 0.5%/0.25%LS−1/LS−4 3.3 >4000h 5 0.5%/0.25%LS−5/LS−2 5.6 >4000h 6 0.5%/0.25%LS−5/LS−3 4.6 >4000h7 0.5%/0.25%LS−5/LS−4 4.7 >4000h n.d.1 :試料が分解し、測定できなかった。
【0104】表3の試験番号2は本発明による配合物で
ある。表3の試験番号3〜7は比較試験である。
【0105】この一連の試験において、試料は4000
時間まで加速耐候性試験に暴露し、次にb* −黄変値を
測定し、脆化を評価した。本発明による、LS−2とと
もにLS−1を含む安定化したポリアミドは、黄変耐性
および機械特性の保持性に関して顕著な効率を示した。
LS−1/LS−2の安定剤組み合わせ2はLS−1/
LS−3およびLS−1/LS4の組み合わせ、さらに
は、LS−5のいずれの組み合わせよりも非常に良好に
機能し、予期せぬ、ユニークな結果を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン マリック フランス国,エフ−68300 サン ルイ, リュ シャルル ペギー,17 (72)発明者 ジョセフ レニー ウェブスター アメリカ合衆国,ノースカロライナ 28277,シャーロット,サミット ツリー コート 10705

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光、熱および/または酸化により起こる
    損傷に対してポリアミドポリマーを安定化させる方法で
    あって、溶融加工により、前記ポリアミドポリマー中に
    共働添加剤系を取り込み、前記ポリアミドとの均質な混
    合物とし、前記共働添加剤系は下記(I)および(I
    I)からなる群より選ばれ、 (I)は0.01〜1重量%の立体障害フェニルホスホ
    ニット(Ia)および0.05〜5重量%のオキサニリ
    ド(Ib)、または、0.05〜5重量%の、カルボニ
    ルに隣接して少なくとも1個のヒンダードアミン部分を
    含む芳香族ジ−もしくはトリカルボニル化合物(Ic)
    とともに前記(Ia)を含み、および、 (II)は0.05〜5重量%の前記置換されたオキサ
    ニリド(IIa)および0.05〜5重量%の、カルボ
    ニルに隣接して少なくとも1個のヒンダードアミン部分
    を含む前記芳香族ジ−もしくはトリ−カルボニル化合物
    (IIb)を含み、 前記百分率は、100グラムのポリマー当たりに用いら
    れる添加剤のグラムを示す、方法。
  2. 【請求項2】 (Ia)対(Ib)の重量比は1:3〜
    1:10であり、(Ia)対(Ic)の重量比は1:3
    〜1:10であり、そして(IIa)対(IIb)の重
    量比は1:5〜5:1である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記立体障害フェニルホスホニットは次
    の構造を有する、 【化1】 (式中、各Rは、独立に、無置換フェニルであるか、ま
    たは、各々1〜12個の炭素原子を有する1、2または
    3個のアルキル基により置換されたフェニルであるか、
    1または2個のクミル基により置換されたフェニルであ
    り、nは0または1であり、そしてAは主として芳香族
    の一官能性もしくは二官能性のC5 〜C30部分であっ
    て、更なるヘテロ原子を含んでよい)請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記オキサニリドは下記構造式を有す
    る、 【化2】 (式中、R1 およびR2 は、各々独立に、水素、無置換
    のC1 〜C18アルコキシもしくは、ハロゲン、ヒドロキ
    シ、C1 〜C5 アルコキシ、カルボキシル基、カルバミ
    ル基もしくはC1 〜C12アルコキシカルボニル基により
    置換されたC1 〜C18アルコキシ、または、C3 〜C5
    アルケニルオキシ、無置換のベンジルオキシもしくは、
    ハロゲンもしくはC1 〜C5 アルキルにより置換された
    ベンジルオキシ、18個以下の炭素原子を含む脂肪族ア
    シルオキシ、無置換のベンゾイルオキシもしくは、ハロ
    ゲンもしくはC1 〜C4 アルキルにより置換されたベン
    ゾイルオキシ、または、−A−SO3 Mの式の基であ
    り、ここで、Aは直接結合であるかまたは−O−Q−の
    式の2価基であり、Qは無置換もしくはヒドロキシ置換
    1 〜C6 アルキレンであり、Mは水素またはアルカリ
    金属であり、R3 およびR4 は各々独立に、水素、ハロ
    ゲン、C1 〜C12アルキル、ハロアルキル、フェニルも
    しくはフェニル−C1 〜C5 アルキルであるか、また
    は、オルト位において2つの基R3 および/またはR4
    は一緒に、縮合六員環の芳香族炭素環を形成し、そし
    て、mおよびnは1または2であり、そしてpおよびq
    は1、2または3である)、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 (II)が選ばれ、且つ、前記芳香族ジ
    −もしくはトリ−カルボニル(エステル)アミドはカル
    ボニル基に隣接して少なくとも1個のヒンダードアミン
    基を含み、前記芳香族ジ−もしくはトリ−カルボニル
    (エステル)アミドは下記式により示される、 【化3】 (式中、pは0または1であり、R1 およびR2 のうち
    の少なくとも1個は、独立に、同一であるかまたは異な
    る立体障害アミノ基であり、立体障害アミノ基でない基
    1 およびR2 は、互いに独立に、無置換C1 〜C18
    ルコキシもしくはアルカミノであって、所望により、ハ
    ロゲン、ヒドロキシ、C1 〜C5 アルコキシ、カルボキ
    シル基、カルバミル基もしくはC1 〜C12アルコキシカ
    ルボニル基により置換されていてもよく、または、C3
    5 アルケニルオキシ、無置換のベンジルオキシもしく
    は、ハロゲンもしくはC1 〜C5 アルキルにより置換さ
    れたベンジルオキシ、18個以下の炭素原子を含む脂肪
    族アシルオキシ、無置換のベンゾイルオキシもしくは、
    ハロゲンもしくはC1 〜C4 アルキルにより置換された
    ベンゾイルオキシを含む)請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記(エステルアミド)は下記構造を有
    し、 【化4】 前記オキサニリドは下記構造を有する、 【化5】 (式中、R1 およびR2 は各々独立に、水素、直鎖、枝
    分かれもしくは環式のアルキルもしくはアルコキシ基で
    あり、2〜12個の炭素原子および1〜4個の酸素原子
    を有するものから選ばれる、同一であるかまたは異なる
    部分である)請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記添加剤系は、0.01〜1重量%の
    立体障害フェニルホスホニット、0.05〜5重量%の
    前記オキサニリドおよび0.05〜5重量%の前記芳香
    族ジ−もしくはトリカルボニル化合物である群(II
    I)から選ばれ、そして、前記百分率は100グラムの
    ポリマー当たりに用いられる添加剤のグラムである、請
    求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリアミドを含み、所望により有機染料
    を含み、それらとの均質混合物として、請求項1または
    7に規定した(I)、(II)および(III)からな
    る群より選ばれた添加剤系を含む、成形品、押出品およ
    び繊維からなる群より選ばれるポリアミド製品。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項において規
    定した添加剤系を含む、請求項8記載の製品。
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