JPH11166054A - リサイクル樹脂組成物及びその成形方法 - Google Patents

リサイクル樹脂組成物及びその成形方法

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Publication number
JPH11166054A
JPH11166054A JP10179631A JP17963198A JPH11166054A JP H11166054 A JPH11166054 A JP H11166054A JP 10179631 A JP10179631 A JP 10179631A JP 17963198 A JP17963198 A JP 17963198A JP H11166054 A JPH11166054 A JP H11166054A
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JP
Japan
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resin
recycled
recycled resin
weight
fiber reinforced
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Application number
JP10179631A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Ogawa
裕由 小川
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH11166054A publication Critical patent/JPH11166054A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/12Making granules characterised by structure or composition
    • B29B9/14Making granules characterised by structure or composition fibre-reinforced

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル樹脂を主原料として活用し、かつ
バージン樹脂と比べて機械的特性が同等以上を保持し、
経済的に有利なリサイクル樹脂組成物及びリサイクル樹
脂組成物の成形方法を提供すること。 【解決手段】 強化繊維がペレットの長さ方向に対して
実質的に平行に配列しており、かつペレットの長さが
3.0mmから50mmの範囲にあり、強化繊維の含有
量が10〜80重量%である長繊維強化熱可塑性樹脂ペ
レット(A)、リサイクル樹脂(B)、及び必要に応じ
て添加されるバージン樹脂(C)とからなり、強化繊維
の含有量が上記(A)、(B)及び必要に応じて添加さ
れる(C)の合計量に対して0.5重量%から50重量
%の範囲であるリサイクル樹脂組成物を混合し、加熱し
てリサイクル樹脂組成物中のベースレジンを相溶させた
後、成形して、リサイクル樹脂成形物中の強化繊維の1
5重量%以上が1mm以上の長さを保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性プラスチッ
クのリサイクルに関し、詳しくは、特定の長さの、特定
の方向に揃った長繊維で強化された熱可塑性樹脂ペレッ
トを、リサイクル樹脂又はリサイクル樹脂とバージン樹
脂の混合物に添加して得られるリサイクル樹脂組成物及
びその成形方法に関する。これにより、リサイクル樹脂
をバージン樹脂並み或いはそれ以上に高い機械的特性を
有する樹脂に改善することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックスゴミの処理方法と
しては、埋め立て及び焼却が主流であった。しかし、近
年の環境意識の高まりにより、埋め立て及び焼却処理場
の増設が困難な状況になっている。一方、プラスチック
スゴミを粉砕したクラッシュ片(リサイクル樹脂)をバ
ージン樹脂と混ぜる等の方法により活用していく動きが
あるが、バージン樹脂と比較すると物性、色相の面で劣
るために、リサイクル樹脂を多量に使用することが困難
であった。また、出願番号平8−304075号公報に
あるようにリサイクル樹脂をそのまま長繊維強化樹脂の
ベースレジンとして使用する方法もあるが、リサイクル
樹脂を押出機にかける工程がコストアップに繋がる問題
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リサ
イクル樹脂を主原料として活用して、かつバージン樹脂
と比べて機械的特性が同等以上を保持し、経済的に有利
なリサイクル樹脂組成物及びリサイクル樹脂組成物の成
形方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、強化繊維がペレットの長
さ方向に対して実質的に平行に配列しており、かつペレ
ットの長さが3.0〜50mmの範囲にある長繊維強化
熱可塑性樹脂ペレットをリサイクル樹脂に添加すること
によりリサイクル樹脂成形物の機械的特性が著しく向上
することを見出し、本発明に至った。
【0005】すなわち本発明の第1は、強化繊維がペレ
ットの長さ方向に対して実質的に平行に配列しており、
かつペレットの長さが3.0mmから50mmの範囲に
あり、強化繊維の含有量が10〜80重量%である長繊
維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)、リサイクル樹脂
(B)、及び必要に応じて添加されるバージン樹脂
(C)とからなり、強化繊維の含有量が上記(A)、
(B)及び必要に応じて添加される(C)の合計量に対
して0.5重量%から50重量%の範囲であるリサイク
ル樹脂組成物を提供する。本発明の第2は、長繊維強化
熱可塑性樹脂ペレット(A)の強化繊維としてガラス繊
維を使用することを特徴とする本発明の第1に記載のリ
サイクル樹脂組成物を提供する。本発明の第3は、本発
明の第1又は2に記載のリサイクル樹脂組成物を混合
し、加熱してリサイクル樹脂組成物中のベースレジンを
相溶させた後、成形して、リサイクル樹脂成形物中の強
化繊維の15重量%以上が1mm以上の長さを保持して
いることを特徴とするリサイクル樹脂組成物の成形方法
を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
【0007】(1)リサイクル樹脂 本発明において、リサイクル樹脂(B)とは、製品に成
形され目的の用途に使用された後回収されたプラスチッ
クをいうが、成形後未使用のものも含まれる。リサイク
ル樹脂(B)の元の成形物の形状には特に制限は無く、
例えばコンピュータ、電話等の情報機器、通信機器、音
響機器;テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機等の家庭電
化製品;机、椅子、棚等の事務用品;パッケージング等
の包装用品などプラスチック製品であれば何でも可能で
ある。リサイクル樹脂のベースレジンとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリア
クリロニトリル、ナイロン等のホモポリマー、コポリマ
ーである熱可塑性樹脂、アクリロニトリル−スチレン共
重合体樹脂(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)等のアロイ樹
脂、あるいは上記熱可塑性樹脂とアロイ樹脂の混合物、
下記長繊維強化熱可塑性樹脂およびバージン樹脂に使用
される樹脂が挙げられ、本発明はこれらを含めて熱可塑
性樹脂という。リサイクル樹脂はベースレジンの他に安
定剤、可塑剤、着色剤、補強材、難燃化剤等の各種添加
物、タルク、シリカ、顔料等の粉末状の無機充填材等を
含んでいても構わない。リサイクル樹脂(B)は、長繊
維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)と混合されるため
に、長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)の大きさと
ほぼ同等またはそれ以下に細断又は粉砕される。
【0008】(2)長繊維強化熱可塑性樹脂およびバー
ジン樹脂 長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)およびバージン
樹脂(C)のベースレジンとしては、リサイクル樹脂
(B)のベースレジンと同じものでも、異なるものであ
ってもよいが、互いに相溶するものが機械的特性、外観
の面で好ましい。例えば、一般用ポリスチレン、耐衝撃
性ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のポリスチレ
ン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、
ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル、塩素化ポリプロ
ピレン等のハロゲン含有ポリオレフィン樹脂、6−ナイ
ロン、6,6−ナイロン、4,6ナイロン、11−ナイ
ロン、12−ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリエチ
ルアクリレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂等
のポリアクリル系樹脂、ポリスルホン酸系樹脂、ポリフ
ェニルエーテル樹脂、ポリアセタール樹脂、液晶性芳香
族ポリエステル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹
脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂等の汎用樹脂から
スーパーエンジニアリングプラスチックまで全ての熱可
塑性樹脂及びこれらの2種類以上からなるアロイ樹脂が
使用可能である。アロイを形成する樹脂は、ここに挙げ
た熱可塑性樹脂に限定されるものではなく、周知の他の
熱可塑性樹脂およびそれらの2種類以上のアロイ樹脂が
使用可能である。つまり、本発明によりあらゆる熱可塑
性樹脂のリサイクル樹脂に対応可能である。長繊維強化
熱可塑性樹脂およびバージン樹脂には、上記ベースレジ
ンの他に安定剤、可塑剤、着色剤、補強材、難燃化剤等
の各種樹脂添加物、タルク、シリカ、顔料等の粉末状の
無機充填材等を含んでいても構わない。
【0009】本発明における「相溶する」を具体的に例
を挙げると、リサイクル樹脂及び長繊維強化熱可塑性樹
脂、バージン樹脂のベースレジンがそれぞれ同じであれ
ばもちろん問題無く相溶するので使用出来るが、その
他、互いに異なる樹脂であってもバルク状態で相溶し合
う樹脂同士であったり相溶化剤等の添加により相溶する
ものであれば使用可能である。相溶の程度としては、リ
サイクル樹脂(B)又はリサイクル樹脂(B)とバージ
ン樹脂(C)の混合物に長繊維強化熱可塑性樹脂ペレッ
ト(A)を混合して得られた組成物を成形したリサイク
ル樹脂成形物が破断した際に破断面で層剥離が生じない
程度であれば使用可能である。
【0010】(3)長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット
(A) 一般に、非強化の樹脂にガラス繊維等の強化繊維を添加
していくと、引張り強さ、曲げ強さ等の強度や曲げ弾性
率等の固さは向上するが、アイゾット衝撃強さに代表さ
れる衝撃強度は逆に低下する。特に、リサイクル樹脂の
消費を前提にして、繊維強化熱可塑性樹脂の添加をでき
るだけ抑えたリサイクル樹脂成形物の物性改善方法を考
えた場合、つまり、添加後の強化繊維の量を出来るだけ
少なくしたい場合には、繊維強化熱可塑性樹脂の添加に
より、強化繊維充填部分が破壊発生源となり比較的脆化
するために、全体の衝撃強度は著しく低下してしまう。
一方、一般に繊維強化樹脂成形物中の強化繊維の長さが
長くなるほど衝撃強度が高くなる。従って、リサイクル
樹脂成形物の物性改善のためには、本発明にある強化繊
維がペレットの長さ方向に対して実質的に平行に配列し
ており、かつペレットの長さが3.0〜50mmの範囲
にある長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットを使用すること
により、強化繊維添加による衝撃強度の低下を最小限に
抑え、かつそれ以外の強度、固さを向上させることが可
能となるのである。つまり、本発明で「物性の改善され
た」とは「衝撃強度の低下を最小限に抑え、かつそれ以
外の強度、固さを向上させること」の意味である。
【0011】本発明に使用される長繊維強化熱可塑性樹
脂ペレットの強化繊維としては、使用するマトリックス
樹脂よりも弾性率が高い繊維であれば、下記に挙げた繊
維に限定されるものではなく、周知のいずれの繊維も強
化繊維として使用可能である。例えば、E−ガラス、D
−ガラス等のガラス繊維;ポリアクリロニトリル系、ピ
ッチ系、レーヨン系等の炭素繊維;ボロン繊維、鉱物繊
維等の無機繊維;ステンレス、黄銅等の金属繊維;超高
分子量ポリエチレン繊維、ポリオキシメチレン繊維、ポ
リビニルアルコール繊維、液晶性芳香族ポリエステル繊
維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリ−p−フェ
ニレンテレフタルアミド繊維、ポリ−m−フェニレンイ
ソフタルアミド繊維等のアラミド繊維、ポリフェニレン
ベンゾチアゾール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、
綿、ジュート等のセルロース繊維等の有機繊維などが挙
げられる。特に本発明の適用が好ましい繊維は、補強効
果や価格の点でガラス繊維が挙げられる。これらの強化
繊維にはロービングにしたときにほぐれ難くするために
樹脂と相性の良い適当なサイジング剤を使用することも
出来る。
【0012】本発明に使用される長繊維強化熱可塑性樹
脂ペレット(A)中の強化繊維の含有量は、3〜80重
量%の範囲で使用可能であるが、強化繊維の含有量が少
なすぎると長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットの添加量が
多くなってしまうため、長繊維強化熱可塑性樹脂ペレッ
トの強化繊維の含有量は、実質的には10〜80重量%
の範囲のものを使用する。
【0013】一般に、リサイクル樹脂は様々な用途に使
用されたものであるため着色剤を初めとして補強剤、難
燃化剤等様々な添加剤が含まれている。これら添加剤の
種類、含有量によって物性改善効果は変化するが、リサ
イクル樹脂成形物中の強化繊維の15重量%以上が1m
m以上の長さを保持していれば十分な補強効果が得られ
る。
【0014】本発明に使用される長繊維強化熱可塑性樹
脂ペレット中の強化繊維の長さは、強化繊維がペレット
の長さ方向に対して実質的に平行に配列しており、かつ
ペレットの長さが3.0〜50mmの範囲にあるので、
実質的にペレットの長さに相当する。
【0015】使用する強化繊維の径は6μm〜30μm
の範囲のものが好ましい。強化繊維の径は小さいほど樹
脂との接触面積が大きくなり、理論的な補強効果が増す
が、3μm未満では呼吸器系の内部にまで入る恐れ
(「ガラス繊維の労働衛生に関する指針マニュアル」/硝
子繊維協会)があるほか、溶融樹脂中での強化繊維の分
散が悪くなって補強効果が十分に出ないこと、ペレット
から分離した強化繊維が風送ラインを詰まらせること等
の問題も生じ易くなる。また、繊維径が30μmより大
きくなると樹脂との接触面積が小さくなってしまう他、
繊維の種類によるが手に触れた時の刺激が強くなる(チ
クチクする等)問題がある。
【0016】長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)を
製造する方法は、特に限定されないが、電線被覆の要領
で製造されたペレットは成形する際の強化繊維の分散性
が悪いため、引抜き成形法(アメリカ国特許第3042
570号、特開昭53−50279号公報他)で製造さ
れた長繊維強化ペレットを使用するのがより好ましい。
長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットの製造法は、多くの様
々な特許に見られる公知の技術(強化繊維のロービング
形状、プラー方法、強化繊維の予熱方法、開繊方法、熱
可塑性樹脂の強化繊維はの含浸方法、樹脂含浸後の賦形
方法、冷却方法、カッティング方法等)およびノウハウ
が全て使用可能である。
【0017】長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)の
長さとしては、3.0mm〜50mmの範囲が好ましい
が、特に4.0mm〜25mmの長さのペレットが好ま
しい。ペレットがこの範囲より短いと物性改善されたリ
サイクル樹脂を用いた成形物中の強化繊維が短くなり、
十分な補強効果が得られなくなる。また、この範囲より
長くなると袋詰めした際の嵩密度が大きくなり、輸送効
率が落ちる他、成形加工時にホッパー内でブリッヂング
が発生し、樹脂が詰まる、スクリュウへの食い込みが悪
くなるなどの問題が生じる可能性がある。また、長繊維
強化樹脂ペレットのアスペクト比としては、2〜20が
好ましい。
【0018】(4)リサイクル樹脂組成物 リサイクル樹脂組成物を得るために、熱可塑性リサイク
ル樹脂(B)又はリサイクル樹脂(B)とバージン樹脂
(C)の混合物に対して長繊維強化熱可塑性樹脂ペレッ
ト(A)が添加されるが、(A)の添加量が多くなれば
なるほどリサイクル樹脂成形物の機械的特性が向上す
る。しかし、実際は、添加される強化繊維の含有量が機
械的特性を支配するため、強化繊維の含有量が0.5重
量%から50重量%、より好ましくは1重量%から20
重量%となるように長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットを
添加すると、費用対物性向上効果が、より優れる。バー
ジン樹脂(C)は、必要に応じて適当な量が添加される
が、通常(A)、(B)及び(C)の合計に対して50
重量%以下、特に30重量%以下の範囲で添加される。
【0019】リサイクル樹脂組成物はその目的に応じ
て、長繊維以外の補強材(炭素繊維、アラミド繊維、マ
イカ等)、充填材(ガラスビーズ、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、タルク、ゼオラ
イト、フェライト等)、着色剤(カーボンブラック、チ
タンホワイト、ベンガラ等)、難燃化剤(水酸化物、臭
素化ビスフェノール(TBA)系、デカブロムビフェニ
ル系、酸化アンチモン、酸化モリブデン、りん酸エステ
ル類等)、その他機能性添加剤として周知の添加剤を適
当量加えて使用することが出来る。
【0020】長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)及
びリサイクル樹脂(B)又はリサイクル樹脂(B)とバ
ージン樹脂(C)の混合物の混合方法については特に限
定するものでなく、公知の各種混合装置(押出機、ブラ
べンダー、ニーダー、バンバリーミキサー等)を用いる
ことができる。一般に長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット
はそのペレット形態と高い強化繊維含有量のために割れ
易いために、出来るだけ衝撃を少なくした混合装置、混
合条件で混合するのが好ましい。
【0021】こうして得られたリサイクル樹脂組成物は
射出成形、押出成形、プレス成形等公知の成形手段によ
り、成形物にすることが可能である。又、使用する成形
機によっては、成形前に長繊維強化熱可塑性樹脂ペレッ
トとリサイクル樹脂を予め混合せず、各成分を直接成形
機に仕込んで成形過程で混合してもよく、本発明では両
方法共に混合するという。なお、長繊維強化熱可塑性樹
脂ペレットとリサイクル樹脂は、それらベースレジンの
融点以上に加熱されて、両者が相溶状態になる工程を経
たものを成形機に加えて成形する場合も、本発明の「混
合し、成形する」に含まれる。また、長繊維強化熱可塑
性樹脂のベースレジンとしてリサイクル樹脂を使用した
もの、長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットに適量のリサイ
クル樹脂を混合したものをマスターバッチとして使用す
ることもできる。
【0022】本発明により得られたリサイクル樹脂成形
物は、通常、熱可塑性樹脂が使用できる分野ならどの分
野にも使用することができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例中にある試験方法としては、引張り強さはA
STM D638、曲げ強さ、曲げ弾性率はASTM
D790、アイゾット衝撃強さはASTMD256、荷
重たわみ温度はASTM D648に基づいた。また、
成形物中のガラス含有量は、ルツボ中で樹脂分を完全に
燃焼させた後の残査物の重量(灰分)を測定し、長繊維
強化熱可塑性樹脂無添加品を0重量%として、その差か
ら求めた。
【0024】実施例1 ビールコンンテナリサイクル樹脂粉砕品(ベースレジ
ン;高密度ポリエチレン、カラー;イエロー)に、強化
繊維がペレットの長さ方向に対して実質的に平行に配列
したペレット長12.7mmのガラス長繊維強化ポリエ
チレン樹脂ペレット(PEG58−01−4、Poly
mer Composites Incorporat
ed(PCI)社製、ガラス含有量58重量%)を、リ
サイクル樹脂組成物中のガラス含有量がそれぞれ、0重
量%(ガラス長繊維強化ポリエチレン樹脂ペレット無添
加(参考値))、3重量%、5重量%、10重量%とな
るように添加し、十分混合して、長繊維強化熱可塑性樹
脂ペレットとリサイル樹脂からなるリサイクル樹脂組成
物を得た。次にこのリサイクル樹脂組成物を射出成形し
て、物性測定試験に用いる試験片を成形した。この試験
片を用いて、引張り試験、曲げ試験、アイゾット衝撃試
験、荷重たわみ試験(応力σ=0.45MPa)を行っ
た。結果を表1に示す、表1から判るように、ガラス長
繊維強化ポリエチレン樹脂ペレットをリサイクルポリエ
チレン樹脂に添加することにより、衝撃強さを低下させ
ること無く機械的特性(物性)を著しく改善することが
出来た。
【0025】
【表1】
【0026】実施例2 洗濯機部品粉砕品(ベースレジン;ポリプロピレン、カ
ラー;ホワイト)に強化繊維がペレットの長さ方向に対
して実質的に平行に配列したペレット長12.7mmの
ガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂ペレット(PPG
40−02−4、PCI社製、ガラス含有量40重量
%)を、リサイクル樹脂組成物中のガラス含有量がそれ
ぞれ0重量%(ガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂ペ
レット無添加(参考値))、3重量%、5重量%、10
重量%となるように添加し、十分混合して、リサイクル
樹脂組成物を得て、実施例1と同様にして各種試験を行
った。結果を表2に示す。表2から判るように、ガラス
長繊維強化ポリプロピレン樹脂ペレットをリサイクルポ
リプロピレン樹脂に添加することにより衝撃強さを大き
く低下させること無く機械的特性を著しく改善すること
が出来た。
【0027】
【表2】
【0028】比較例1 洗濯機部品粉砕品(ベースレジン;ポリプロピレン、カ
ラー;ホワイト)にガラス短繊維強化ポリプロピレン樹
脂ペレット(宇部ポリプロCG230、宇部興産(株)
製、ガラス含有量30重量%)を、リサイクル樹脂組成
物中のガラス含有量がそれぞれ0重量%(ガラス短繊維
強化ポリプロピレン樹脂ペレット無添加(参考値))、
3重量%、5重量%、10重量%となるように添加し、
十分混合して、リサイクル樹脂組成物を得て、実施例1
と同様にして各種試験を行った。結果を表3に示す。表
3から判るように、ガラス短繊維強化ポリプロピレン樹
脂ペレットをリサイクルポリプロピレン樹脂に添加して
もガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂ペレットを添加
した場合ほど特性は向上せず、衝撃強度は大きく低下し
た。
【0029】
【表3】
【0030】実施例3 テレビハウジング粉砕品(ベースレジン;難燃耐衝撃性
ポリスチレン、カラー;ブラック)に強化繊維がペレッ
トの長さ方向に対して実質的に平行に配列したペレット
長10mmのガラス長繊維強化ポリスチレン樹脂ペレッ
ト(プラストロンPSG505、ダイセル化学工業(株)
製、ガラス含有量50重量%)をガラス含有量がそれぞ
れ、0重量%(ガラス長繊維強化ポリスチレン樹脂ペレ
ット無添加(参考値))、3重量%、5重量%、10重
量%、20重量%となるように添加し、十分混合して、
長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットとリサイル樹脂からな
るリサイクル樹脂組成物を得た。次にこの混合物を射出
成形して物性測定試験に用いる試験片を成形した。この
試験片を用いて、引張り試験、曲げ試験、アイゾット衝
撃試験、荷重たわみ試験(σ=1.82MPa)を行っ
た。結果を表4に示す。この結果から判るように、ガラ
ス長繊維強化ポリスチレン樹脂ペレットをリサイクルポ
リスチレン樹脂に添加することにより衝撃強さを低下さ
せること無く機械的特性を著しく改善することが出来
た。
【0031】
【表4】
【0032】実施例4 冷蔵庫部品粉砕品(ベースレジン;ABS樹脂、カラ
ー;ブラック)に強化繊維がペレットの長さ方向に対し
て実質的に平行に配列したペレット長10mmのガラス
長繊維強化AS樹脂ペレット(プラストロンASG50
5、ダイセル化学工業(株)製、ガラス含有量50重量
%)、バージン自消性ABS樹脂(セビアンV SER
91、ダイセル化学工業(株)製)をガラス含有量がそれ
ぞれ、0重量%(ガラス長繊維強化ABS樹脂ペレット
及び難燃ABS樹脂無添加(参考値))、3重量%(リ
サイクル樹脂/長繊維強化樹脂/バージン樹脂=45/
3/2)、5重量%(リサイクル樹脂/長繊維強化樹脂
/バージン樹脂=25/3/2)、10重量%(リサイ
クル樹脂/長繊維強化樹脂/バージン樹脂=10/3/
2)、20重量%(リサイクル樹脂/長繊維強化樹脂/
バージン樹脂=5/6/4)となるように添加し、十分
混合して、長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットとリサイル
樹脂からなるリサイクル樹脂組成物を得て、実施例3と
同様にして各種試験を行った。結果を表5に示す。この
結果から判るように、ガラス長繊維強化AS樹脂ペレッ
トをリサイクルABS樹脂に添加することにより衝撃強
さを大きく低下させること無く機械的特性を著しく改善
することが出来た。
【0033】
【表5】
【0034】実施例5 エアコンシャーシ粉砕品(ベースレジン;難燃耐衝撃性
ポリスチレン、カラー;アイボリー)に強化繊維がペレ
ットの長さ方向に対して実質的に平行に配列したペレッ
ト長6mmのガラス長繊維強化ポリスチレン樹脂ペレッ
ト(プラストロンPSG403、ダイセル化学工業(株)
製、ガラス含有量40重量%)をガラス含有量がそれぞ
れ、0重量%(ガラス長繊維強化ポリスチレン樹脂ペレ
ット無添加(参考値))、3重量%、5重量%、10重
量%、20重量%となるように添加し、十分混合して、
長繊維強化熱可塑性樹脂ペレットとリサイル樹脂からな
るリサイクル樹脂組成物を得て、実施例3と同様にして
各種試験を行った。結果を表6に示す。この結果から判
るように、ガラス長繊維強化ポリスチレン樹脂ペレット
をリサイクルポリスチレン樹脂に添加することにより衝
撃強さを低下させること無く機械的特性を著しく改善す
ることが出来た。
【0035】
【表6】
【0036】
【発明の効果】本発明により、リサイクル樹脂を使用し
て、成形物の衝撃強さを大きく低下させることなく、機
械的特性を回復させることが可能となり、プラスチック
のリサイクル活動が推進される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08K 7/14 C08K 7/14 C08L 101/00 C08L 101/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化繊維がペレットの長さ方向に対して
    実質的に平行に配列しており、かつペレットの長さが
    3.0mmから50mmの範囲にあり、強化繊維の含有
    量が10〜80重量%である長繊維強化熱可塑性樹脂ペ
    レット(A)、リサイクル樹脂(B)、及び必要に応じ
    て添加されるバージン樹脂(C)とからなり、強化繊維
    の含有量が上記(A)、(B)及び必要に応じて添加さ
    れる(C)の合計量に対して0.5重量%から50重量
    %の範囲であるリサイクル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 長繊維強化熱可塑性樹脂ペレット(A)
    の強化繊維としてガラス繊維を使用することを特徴とす
    る請求項1に記載のリサイクル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のリサイクル樹脂
    組成物を混合し、加熱してリサイクル樹脂組成物中のベ
    ースレジンを相溶させた後、成形して、リサイクル樹脂
    成形物中の強化繊維の15重量%以上が1mm以上の長
    さを保持していることを特徴とするリサイクル樹脂組成
    物の成形方法。
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