JPH11165916A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH11165916A
JPH11165916A JP9342010A JP34201097A JPH11165916A JP H11165916 A JPH11165916 A JP H11165916A JP 9342010 A JP9342010 A JP 9342010A JP 34201097 A JP34201097 A JP 34201097A JP H11165916 A JPH11165916 A JP H11165916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
guide
loop
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9342010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3726463B2 (ja
Inventor
Kenji Kanai
研司 金井
Shigeo Kojima
茂雄 小島
Yoshiaki Komachi
義明 小町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP34201097A priority Critical patent/JP3726463B2/ja
Publication of JPH11165916A publication Critical patent/JPH11165916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3726463B2 publication Critical patent/JP3726463B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路部品や複雑な機構を使用することなく、
用紙のスキューを効果的に矯正することのできる画像処
理装置を提供すること。 【解決手段】 用紙105は第2のフィードロール対1
12によって矢印121方向に進行しスキュー補正装置
113に送り込まれる。スキュー補正装置113は、そ
のほぼ中央部にレジストロール対114が配置されてお
り、上下両側には搬送される用紙を案内するためのバッ
フル122とアンダーシュート123が配置されてい
る。アンダーシュート123は図示しない部材に固定さ
れているが、バッフル122はその一端が第1の支軸1
25により回動自在となっており、他端は第2の支軸を
挿通させた調整用孔127の調整できる範囲で上下動自
在となっている。したがって、ループ部分105Aが大
きくなるとこれに応じてバッフル122が回転し、スキ
ューを矯正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ装置あるいはプリンタのように画像の処理を行う画像
処理装置に係わり、特に裁断された用紙が搬送途中で斜
めに傾いた場合にこれを矯正するようにした画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置あるいはプリ
ンタのような画像形成装置では、裁断された用紙あるい
はロール紙をカッタで裁断した用紙を装置内部に搬送さ
せ、これに対して画像のコピーあるいは記録(以下単に
記録という。)を行うようになっている。このような装
置では、記録部で用紙の定位置に画像の記録を行う必要
があるため、用紙が搬送の途中で斜め送りされた場合
(スキュー)にはこれを矯正する必要がある。またある
種の画像読取装置では用紙(原稿)を画像の読み取り位
置に送ってその読み取りを行うようになっている。した
がって、このような読取装置でも、用紙の搬送時のスキ
ューを補正する必要がある。本明細書では、これら画像
の処理を行う装置を総称して画像処理装置と呼ぶことに
する。
【0003】図4は、従来から行われているスキュー補
正の原理を表わしたものである。図示しない感光体の手
前には用紙11のスキューを補正するための一対のロー
ル(レジストロール)12、13が配置されている。用
紙11は、図示しない搬送路上をレジストロール12、
13の場所まで搬送され、ここでいったん停止された
後、所定のタイミングで送り出されて感光体上のトナー
像を転写されることになる。用紙11は、搬送路上を破
線14で示すような搬送状態で搬送されてくれば、その
先端がレジストロール12、13の軸方向と平行であ
り、スキュー補正を行う必要がない。用紙11が、実線
で示すように斜め送りされると、その先端の一方がレジ
ストロール12、13の互いに接触した箇所としてのニ
ップ部分に早く到達することになる。
【0004】そこで、従来から用紙11の先端が到達し
た段階でレジストロール12、13の回転を停止するよ
うにしておき、先端の全域がニップ部分に達した後にこ
れらの回転を開始することで、スキューの補正を行って
いる。このために、用紙11の先端部を後端側からニッ
プ部分に押し付ける必要があり、先端部近傍は一時的に
ループを形成することになる。
【0005】図5は、このようなループを形成してスキ
ューを補正するようにした画像処理装置のレジストロー
ル周辺を横から見たものである。用紙11は、その搬送
をガイドする固定されたアンダーシュート21およびア
ッパーシュート22の間を矢印23方向に搬送される。
そして、その先端部がアッパーシュート22内のループ
収容室24でループを形成されることで、前記したよう
にスキューの補正が行われる。
【0006】ところでこの画像処理装置では、アッパー
シュート22内のループ収容室24を比較的小さな容量
とすると、ループの形成される量が限定されてしまい、
スキュー補正の量も限られたものとなる。このような問
題は、ループ収容室24を大きくすることで解決するこ
とができる。ところが、ループ収容室24を単純に大き
くすると、アッパーシュート22の外形が大きくなり、
それだけ装置のコンパクト化が難しくなる。また、ルー
プ収容室24内を用紙11が自由に挙動できることにな
るので、大きなループを形成するまでの用紙11の走行
が不安定となるといった問題も発生させる。
【0007】そこで特開平8−91637号公報では、
アッパーシュートを電気的な制御で開閉可能にするよう
な技術を提案している。この技術では、ループの収容状
態を検出するセンサを用意し、用紙のループが小さい場
合にはアッパーシュートを閉じる方向に制御し、ループ
が大きくなってループ収容室が狭くなったような場合に
はそれに応じてアッパーシュートを上に開く方向に制御
することにしている。この提案の技術では、ループを形
成した用紙にループ収容室がある程度圧迫を与えるよう
にしながらその容積を変化させることができる。したが
って、比較的小さなループが形成された時点で用紙の走
行が規制されることになり、走行が不安定になるといっ
た問題も解消することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの後者
の提案の画像処理装置によれば、アッパーシュートある
いはバッフルの開閉をセンサで制御するようにしている
ため、制御機構が複雑になるといった問題があった。ま
た、何らかの原因でセンサが故障したり、画像処理装置
に外光が進入してきたような場合で動作不良が生じたよ
うなときには、誤動作を発生させ、スキューの補正が行
われないばかりか異常な制御動作を行った場合にはジャ
ム(紙詰まり)を発生させる場合があるという問題もあ
った。
【0009】そこで本発明の目的は、回路部品や複雑な
機構を使用することなく、用紙のスキューを効果的に矯
正することのできる画像処理装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)用紙の正規の搬送方向と直交する方向に配置
され、用紙の先端部が到達してから少なくとも所定の時
間が経過するまで用紙の進行を停止させる一方、この所
定の時間が経過した時点で用紙の進行を可能にさせるゲ
ート手段と、(ロ)このゲート手段よりも所定の距離だ
け下流側に配置され用紙をゲート手段の方向に搬送する
搬送手段と、(ハ)この搬送手段とゲート手段の間の用
紙搬送路を搬送される用紙の一方の面と平行な固定面を
有する第1の用紙ガイドと、(ニ)この第1の用紙ガイ
ドと用紙搬送路を挟んで対向配置され、第1の用紙ガイ
ドに近づく方向の一定の力を恒常的に及ぼし、用紙搬送
路に存在する用紙が及ぼすこれと反対方向の力の強さに
応じて第1の用紙ガイドとの間隔を伸縮させる第2の用
紙ガイドとを画像処理装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項1記載の発明は、用紙のレ
ジストレーション用のレジストロールやレジストゲート
のようなゲート手段と、このゲート手段に用紙を送り込
む搬送手段とを有する画像処理装置に関するもので、搬
送路の上下に位置する2つのガイドの一方を位置的に固
定して、他方を用紙の及ぼす力に応じて間隔が伸縮する
ようにしたものである。後者のガイド(第2の用紙ガイ
ド)は、前者のガイド(第1の用紙ガイド)に近づく方
向の一定の力を恒常的に及ぼし、用紙搬送路に存在する
用紙が及ぼすこれと反対方向の力の強さに応じて第1の
用紙ガイドとの間隔を伸縮させるようにする。このよう
な力は重力を用いることもできるし、バネ等の弾性部材
を使用することもできる。第2の用紙ガイドの力によっ
てスキューを効果的に矯正することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
画像処理装置において、第2の用紙ガイドは第1の用紙
ガイドよりも上方に配置され重力で前記した一定の力を
及ぼすことを特徴としている。第2の用紙ガイドが重力
を利用する場合には第1の用紙ガイドよりも上方に配置
されることになる。もちろん、弾性部材を使用する場合
にも上側に配置されていることは可能である。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
画像処理装置において、第2の用紙ガイドの前記した一
定の力の少なくとも一部は弾性部材に基づく力であるこ
とを特徴としている。バネ等の弾性部材を例えば一部使
用することで、用紙の及ぼす力との平衡を保つ位置を自
由に設計することが可能になる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
画像処理装置において、第2の用紙ガイドは、用紙のル
ープを収容するループ収容部を配置しており、一端が回
動自在に支持され他端が上下動自在となっていることを
特徴としている。すなわち、請求項4記載の発明では、
ループを形成して用紙のスキューを矯正するような装置
に有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例における画像処理
装置の要部を表わしたものである。図で省略して示す感
光体部101は、カラーの画像情報をシアン、マゼン
タ、イエローおよびブラックの4色のトナー像に変換
し、ループ状に形成された転写ベルト102にこれらを
転写して4色合成されたトナー像とするようになってい
る。一方、画像処理装置103の底部には、やや傾斜さ
せて給紙トレイ104が配置されており、これに所定の
用紙サイズの用紙105が積層されている。給紙トレイ
104の出口側上方には、半月ロール106が配置され
ている。半月ロール106は、所定の給紙タイミングで
矢印107方向に回転するようになっており、このとき
給紙トレイ104から用紙105を1枚だけ送り出すこ
とになる。
【0018】給紙トレイ104から送り出された用紙1
05は、第1のガイド108に案内されて第1のフィー
ドロール対109に到達し、ここから第2のガイド11
1に案内されて第2のフィードロール対112に到達す
る。第2のフィードロール対まで搬送された用紙は、こ
こからスキュー補正装置113内に送り込まれ、スキュ
ーの補正が行われる。スキュー補正装置113内にはレ
ジストロール対114が配置されており、スキューの補
正と同時に用紙送り出しのタイミングの調整も行われ
る。スキュー補正装置113からレジストロール対11
4によって送り出された用紙は、転写ロール116と転
写ベルト102の間を通過し、トナー像を転写された
後、矢印119方向に排出される。そして、図示しない
定着装置でトナーの定着を行った後、図示しない排出ト
レイ上に排出されることになる。
【0019】図2は、図1に示したスキュー補正装置を
具体的に表わしたものである。スキュー補正装置113
は、矢印121方向に搬送される用紙に対して上方に位
置するバッフル122と、下側に位置するアンダーシュ
ート123と、これらのほぼ中央部に用紙105の進行
方向と直交する方向に配置されたレジストロール対11
4とによって構成されている。ここでアンダーシュート
123は、図示しない装置本体フレームに固定されてい
る。バッフル122の方は、図1に示した転写ベルト1
02の転写位置に近い側の端部上方に第1の取付具12
4が固定されており、これにレジストロール対114の
軸方向と平行に穿たれた穴に第1の支軸125が挿入さ
れている。これにより、バッフル122は第1の支軸1
25を中心として回動自在となっている。また、バッフ
ル122のこれと反対側の用紙進入口側の端部には、第
2の取付具126が固定されている。第2の取付具12
6には、断面が上下方向に長穴となった調整用孔127
がレジストロール対114の軸方向と平行に穿たれてい
る。この調整用孔127には、第1の支軸125と平行
に第2の支軸128が挿入されている。この第2の支軸
128によって、バッフル122の用紙進入口側の端部
は上下方向に所定の距離だけ移動自在となっている。
【0020】アンダーシュート123のほぼ中央部は、
レジストロール対114の下側のロール部分の収容空間
を確保するために断面が半円形状になっており、下方に
突出している。アンダーシュート123のその他の部分
は、両端を除いてほぼ水平な面を構成している。バッフ
ル122のほぼ中央部分は上方に箱を被せたような形状
で突出しており、レジストロール対114の上側のロー
ル部分の収容空間を確保している。この突出部分122
Aと第2の取付具126の間の、突出部分122Aに近
接する箇所は、断面が“へ”字状となるように上方に折
れ曲がっており、ループ収容部122Bを形成してい
る。このように本実施例の画像処理装置では、バッフル
122が用紙105の搬送およびループ形成のための最
小限の容量を満足するような形およびサイズとなってお
り、全体的に小型化している。
【0021】本実施例でバッフル122の用紙搬送方向
の長さは約180mmであり、その重量は約500g
(グラム)となっている。また、搬送中の用紙がループ
収容部122Bの内部でループを形成したときにこの部
分で上方向に及ぼす力は300gf以上となっている。
【0022】この図2では、用紙105がループを形成
する初期の状態を表わしている。スキュー補正装置11
3内に用紙105が送り込まれるとき、レジストロール
対114はその回転を停止している。したがって、第2
のフィードロール対(プレレジストロール対)112に
よって送り込まれる用紙105の先端がレジストロール
対114のニップ部分まで到達すると、この部分で進行
が阻止される。この状態で第2のフィードロール対11
2は回転を継続しており、用紙112を後方からスキュ
ー補正装置113内に押し込むことになる。アンダーシ
ュート123はニップ部分の直前まで平面となってい
る。このため、用紙105はループ収容部122Bの空
間に沿ってループ部分105Aを形成していく。ループ
部分105Aが小さくてループ収容部122Bの内壁に
圧迫を与えないこの初期状態では、第2の支軸128が
バッフル122の重力を受け止めており、上下方向に長
穴となった調整用孔127の上端に第2の支軸128の
上端が接触している。
【0023】図3は、用紙のループ部分が大きく形成さ
れた状態を表わしたものである。第2のフィードロール
対112が更に駆動されて、用紙105のループが大き
くなると、ループ部分105Aがループ収容部122B
の内壁を圧迫しこれに上向きの力を与える。この力がバ
ッフル122の自重による下向きの力に勝ると、第2の
支軸128に対する移動の範囲内で調整用孔127が上
向きに移動することになる。結局、形成されるループが
大きくなればなるほどバッフル122は第1の支軸12
5を中心として反時計方向に回転することになる。図3
はこの回転の上限を表わしており、調整用孔127の下
端に第2の支軸128の下端が接触している。
【0024】このように本実施例の画像処理装置では、
ループ部分105Aがループ収容部122Bの内壁を圧
迫し始めた後は、ループが大きくなるのに従ってループ
収容部122Bとアンダーシュート123の間の容量が
大きくなる。したがって、用紙105はループが比較的
小さい初期的な状態からバッフル122の自重による圧
迫を受けることになり、ループがある程度大きくならな
ければ圧迫を受けなかった従来の画像処理装置に比べて
用紙の走行性が安定することになる。また、ループに対
して比較的初期の段階からループ収容部122Bが圧迫
を加えるので、スキューによって用紙105の先端部の
右端または左端がレジストロール対114のニップ箇所
に到達して比較的短時間のうちに、まだニップ箇所に到
達していない側の端部を到達させるべき力が用紙105
に加わることになる。したがって、用紙105は比較的
緩やかにその斜め送りの補正を開始されることになる。
しかもループ収容部122Bが用紙のループ量に応じて
その容積を増加するので、大きなスキューに対しても補
正を行うことができる。
【0025】以上説明した実施例では、スキュー補正装
置113を使用して用紙のスキューを補正する場合につ
いて説明したが、本実施例の画像処理装置は他の幾つか
の事態に対しても有効に作用する。レジストロール対1
14よりも下流側でジャムが発生した場合がその一例で
ある。例えば、第2のフィードロール対112(図2参
照)を通過した用紙部分にジャムが発生してこの部分が
蛇腹状になるような場合を考える。バッフルあるいはア
ッパーシュートが位置的に固定されていれば、ジャムで
蛇腹状に変形した用紙部分は抜き取りにくく、作業が困
難である。また、抜き取る際に紙片がジャムの発生箇所
に残って次のジャムを誘発したり、あるいは強引に抜き
取られる用紙が周囲に配置されている電気部品等の部品
を破壊したり変形するといった不都合といった不都合が
多々発生する。
【0026】ところが、本実施例の装置ではバッフル1
22が上下動自在に配置されているので、ジャムが発生
してもその空間を押し広げることができ、除去を比較的
容易に行うことができる。また、用紙に負荷をかけずに
その除去を行うことができるので、紙片がちぎれてジャ
ムの発生箇所に残るといった事態が発生する確率が大変
低くなり、ジャムの誘発の危険性も少なくなる。もちろ
ん、用紙を抜き取る際に、周辺の電気部品等の部品を破
壊したり変形するといった不都合の発生もはるかに少な
くなることになる。
【0027】以上説明した実施例では、一端を回転中心
として他端を長穴にしたバッフルを用いて重力の作用で
用紙のループを収容する空間の容量を自動的に変化させ
ることにしたが、本発明はこれに限るものではない。例
えば、バッフルあるいはアッパーシュートの両端を長穴
あるいは支軸に対して比較的大きな孔にして、同様の作
用を行わせることも本発明として当然可能である。ま
た、これらバッフルあるいはアッパーシュートの重量が
用紙のループに対して適切なものではないような場合に
は、何らかの重りを使用したり、圧縮バネあるいは引っ
張りバネを使用して適切なバランスが取られるようにす
ることも本発明として当然のことである。更に実施例で
はアンダーシュートを位置的に固定したが、これとは逆
にアンダーシュートを用紙の圧力に応じて下方に移動自
在としてもよいことも当然である。
【0028】また、実施例ではレジストロールを使用し
た画像処理装置について説明したが、この代わりに所定
のタイミングでゲートを開くようにしたレジストレーシ
ョン用のゲートを備えた画像処理装置に対しても本発明
を同様に適用することができる。ここで、ゲートとは用
紙の正規の搬送方向と直交する方向に配置された板状の
部材のようなものをいい、このゲートに用紙の先端部を
平行になるように当てることでスキューの防止が図られ
ることになる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第2の用紙ガイドは、第1の用紙ガイドに近
づく方向の一定の力を恒常的に及ぼし、用紙搬送路に存
在する用紙が及ぼすこれと反対方向の力の強さに応じて
第1の用紙ガイドとの間隔を伸縮させるようにしたの
で、例えば重力やバネといった単純な現象や機構を用い
ることでスキューを効果的に矯正することができ、画像
処理装置の小型化とコストダウンに寄与することにな
る。
【0030】また請求項2記載の発明によれば、第2の
用紙ガイドが装置の上方に配置されるので、その組み立
てや調整が容易になるという利点がある。
【0031】更に請求項3記載の発明によれば、第2の
用紙ガイドの及ぼす力の少なくとも一部は弾性部材に基
づく力であることを特徴としているので、これ自体の本
来の重力を利用した場合に軽すぎたり重過ぎるような場
合であっても、バネ等の弾性部材を例えば一部使用する
ことで、用紙の及ぼす力との平衡を保つ位置を自由に設
計することが可能になる。
【0032】また請求項4記載の発明によれば、用紙の
ループを収容するループ収容部を配置しているので、こ
れに沿ってループを形成させ、用紙の走行を安定化させ
ることができる。また、ループがある程度大きくなるま
で、第2の用紙ガイドを静止させることができ、可動部
分の摩耗を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における画像処理装置の要
部を表わした概略構成図である。
【図2】 用紙のループが小さい場合の図1に示したス
キュー補正装置について具体的に表わした一部断面図で
ある。
【図3】 用紙のループが大きい場合の図1に示したス
キュー補正装置について具体的に表わした一部断面図で
ある。
【図4】 従来から行われているスキュー補正の原理を
示した斜視図である。
【図5】 従来の画像処理装置におけるレジストロール
周辺の側面図である。
【符号の説明】
105…用紙、105A…ループ部分、112…第2の
フィードロール対、113…スキュー補正装置、114
…レジストロール対、122…バッフル、122B…ル
ープ収容部、125…第1の支軸、126…第2の取付
具、127…調整用孔、128…第2の支軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の正規の搬送方向と直交する方向に
    配置され、用紙の先端部が到達してから少なくとも所定
    の時間が経過するまで用紙の進行を停止させる一方、こ
    の所定の時間が経過した時点で用紙の進行を可能にさせ
    るゲート手段と、 このゲート手段よりも所定の距離だけ下流側に配置され
    前記用紙をゲート手段の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段と前記ゲート手段の間の用紙搬送路を搬送
    される用紙の一方の面と平行な固定面を有する第1の用
    紙ガイドと、 この第1の用紙ガイドと前記用紙搬送路を挟んで対向配
    置され、第1の用紙ガイドに近づく方向の一定の力を恒
    常的に及ぼし、用紙搬送路に存在する用紙が及ぼすこれ
    と反対方向の力の強さに応じて第1の用紙ガイドとの間
    隔を伸縮させる第2の用紙ガイドとを具備することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の用紙ガイドは第1の用紙ガイ
    ドよりも上方に配置され重力で前記一定の力を及ぼすこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の用紙ガイドの前記一定の力の
    少なくとも一部は弾性部材に基づく力であることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の用紙ガイドは、用紙のループ
    を収容するループ収容部を配置しており、一端が回動自
    在に支持され他端が上下動自在となっていることを特徴
    とする請求項2記載の画像処理装置。
JP34201097A 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3726463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34201097A JP3726463B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34201097A JP3726463B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11165916A true JPH11165916A (ja) 1999-06-22
JP3726463B2 JP3726463B2 (ja) 2005-12-14

Family

ID=18350488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34201097A Expired - Fee Related JP3726463B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3726463B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102198890A (zh) * 2010-03-25 2011-09-28 兄弟工业株式会社 图像形成装置
JP2012150200A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置の梱包形態
JP2012150199A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置の梱包形態
CN102653350A (zh) * 2011-03-01 2012-09-05 精工爱普生株式会社 介质输送装置、扫描装置、记录装置
US9193551B2 (en) 2013-10-17 2015-11-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Transport mechanism and image forming apparatus
JP2018199572A (ja) * 2017-01-11 2018-12-20 株式会社リコー 搬送装置、及び、画像形成装置
JP2020001880A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 キヤノン株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102198890A (zh) * 2010-03-25 2011-09-28 兄弟工业株式会社 图像形成装置
JP2011201640A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Brother Industries Ltd 画像形成装置
EP2372460A3 (en) * 2010-03-25 2012-07-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
US8918046B2 (en) 2010-03-25 2014-12-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
JP2012150200A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置の梱包形態
JP2012150199A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置の梱包形態
US8923727B2 (en) 2011-01-18 2014-12-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Packaging arrangement for image formation apparatus accommodating process cartridge
CN102653350A (zh) * 2011-03-01 2012-09-05 精工爱普生株式会社 介质输送装置、扫描装置、记录装置
US9193551B2 (en) 2013-10-17 2015-11-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Transport mechanism and image forming apparatus
JP2018199572A (ja) * 2017-01-11 2018-12-20 株式会社リコー 搬送装置、及び、画像形成装置
JP2020001880A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 キヤノン株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3726463B2 (ja) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8141874B2 (en) Sheet conveying apparatus and image forming apparatus provided with the same
US11713204B2 (en) Sheet conveying apparatus, image reading apparatus, and image forming apparatus
KR100561369B1 (ko) 화상형성장치
US9507305B2 (en) Fixing device having nip pressure adjustment and image forming apparatus
JPH11165916A (ja) 画像処理装置
JP2008151922A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002162799A (ja) 画像形成装置
JPH0735217B2 (ja) 画像形成装置
JPS62187866A (ja) 電子写真装置
JPH11157699A (ja) 画像形成装置におけるシート搬送装置
JP3204830B2 (ja) 給紙装置の重送防止機構
JP3154554B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JP2004142845A (ja) 検知装置
JP3852610B2 (ja) 画像形成装置
JP3242054B2 (ja) 画像形成装置
JP3372323B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2000177877A (ja) シート搬送装置ならびにこれを備えた画像形成装置及び画像読取装置
JP2010083638A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2008137806A (ja) シート材搬送装置および画像形成装置
JP2021086095A (ja) 画像形成装置
JPH11236154A (ja) 画像形成装置
JP2005107135A (ja) 画像形成装置
JPH1184796A (ja) カラー画像形成装置
JPH1115221A (ja) 画像形成装置
KR200186324Y1 (ko) 양면인쇄기의롤러가압조절장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees