JPH11236154A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11236154A
JPH11236154A JP10038475A JP3847598A JPH11236154A JP H11236154 A JPH11236154 A JP H11236154A JP 10038475 A JP10038475 A JP 10038475A JP 3847598 A JP3847598 A JP 3847598A JP H11236154 A JPH11236154 A JP H11236154A
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JP
Japan
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discharge
unit
stacking
paper
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP10038475A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Saito
学 齊藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙積載部へ積載可能となる用紙の最大枚数
を増減可能とし、かつ装置の外形寸法の増加を抑制す
る。 【解決手段】 排出ロール34は可動筐体部38と共に
高さ方向Hへ位置調整可能に支持されている。排出ロー
ル34を高さ方向Hへ位置調整することにより、排出ロ
ール34による用紙Pの排出位置から排紙積載部14ま
での高さ方向Hにおける距離が変化し、この距離の変化
に応じて排紙積載部14上へ積載可能になる用紙Pの最
大枚数が増減する。また可動筐体部38は、排出ロール
34と共に排紙積載部14上への用紙Pの最大積載枚数
に応じた位置へ支持されることから、最大積載枚数を増
加させた際の外装筐体12の高さ増加は最大積載枚数の
増加分に応じた長さになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録された
用紙を装置本体の外部へ排出し、この用紙を排紙積載部
へ積載する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等として使用される画像形成装
置には、多量の用紙へ連続的に画像を記録することを可
能にするため大容量給紙ユニットが装着可能なものがあ
る。このような大容量給紙ユニットを画像形成装置へ装
着することにより、大容量給紙ユニット内へ収納された
多量の用紙が画像形成装置の記録部へ連続的に給紙可能
になる。画像形成装置の記録部により画像が記録された
用紙は装置内から排出され、例えば装置本体の上面に設
けられた排紙積載部上に積載される。
【0003】しかし排紙積載部へ積載可能な用紙の最大
積載枚数が大容量給紙ユニットへ収納可能な用紙の最大
収納枚数より少ないと、装置本体内から排出される用紙
が排紙積載部上に積載された用紙と当たって紙詰まり
や、排紙積載部上から用紙が落下する等の問題が発生す
る。このため、大容量給紙ユニットと共に大容量排紙ユ
ニットが装着される画像形成装置がある。この大容量排
紙ユニットは、装置本体の用紙排出位置に対して上方へ
設けられた用紙排出位置から用紙を排出する。これによ
り、排紙積載部上へ積載可能となる用紙枚数を増加でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような大容量排紙ユニットは、予め決められた排紙積載
部上への用紙積載枚数の増加量に応じた高さに形成さ
れ、一律に画像形成装置の高さを増加させる。このた
め、大容量排紙ユニットが装着された画像形成装置で
は、装置を設置するために必要となるスペースが大きく
なる。
【0005】本発明の目的は、上記事実を考慮し、排紙
積載部へ積載可能となる用紙の最大積載枚数を増減可能
とし、かつ装置の外形寸法が排紙積載部への用紙積載枚
数の増加分に応じた長さだけ増加する画像形成装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、画像記録された用紙を装置本体内から外部へ排
出する排出手段と、前記排出手段により排出された用紙
が積載される排紙積載部と、画像記録された用紙を用紙
搬送路に沿って前記排出手段まで搬送する搬送手段と、
前記排出手段を排紙積載部上へ積載される用紙の積み重
ね方向へ位置調整可能に支持した積載量可変手段と、を
有するものである。
【0007】上記構成の画像形成装置によれば、積載量
可変手段によって排出手段の位置を調整することによ
り、排出手段による用紙排出位置から排紙積載部までの
用紙の積み重ね方向における距離を増減できるので、排
出手段により排出される用紙が排紙積載部上へ積載され
ている用紙により阻害されることなく、排紙積載部上へ
積載可能になる用紙枚数を増減できる。また排紙積載部
上への用紙の最大積載枚数に応じて排出手段の位置が調
整されることから、最大積載枚数を増加させた場合には
装置寸法が最大積載枚数の増加分に応じた長さだけ増加
する。
【0008】ここで、排出手段は用紙へ排出方向の搬送
力を作用させる排出ロールや、排出ロール及び排出ロー
ルにより移動する用紙を排紙積載部上へ案内するガイド
板等から構成される。また用紙の積み重ね方向とは排紙
積載部上へ積載される用紙束の厚さ方向と一致する方向
である。また排紙積載部には、例えば装置本体上面へ一
体的に形成される構造のものや、装置本体により一部又
は全体が片持ち状態に支持される構造のものがある。
【0009】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記排出手段を駆動する
ための駆動力を発生する駆動力発生手段と、前記排出手
段と共に前記積み重ね方向へ移動するように支持され、
前記駆動力発生手段から前記排出手段へ駆動力を伝達す
る駆動力伝達手段と、を有するものである。
【0010】上記構成の画像形成装置によれば、駆動力
伝達手段が排出手段と共に積み重ね方向へ移動すること
により、積み重ね方向において固定された駆動力発生手
段の駆動力を駆動力伝達手段により排出手段へ伝達する
ことが可能になる。この結果、単一の駆動力発生手段に
より積み重ね方向において固定された搬送ローラ等と共
に排出手段を駆動することが可能になるので、装置に配
置される駆動力発生手段の個数を減少することが可能に
なる。
【0011】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記排出手段と共に前記
積み重ね方向へ移動するように支持され、前記排出手段
を駆動するための駆動力を発生する駆動力発生手段を有
するものである。
【0012】上記構成の画像形成装置によれば、駆動力
発生手段から排出手段へ駆動力を伝達する駆動力伝達手
段を積み重ね方向へ移動可能に支持する必要がなくなる
ので、駆動力発生手段から排出手段への駆動力伝達手段
の構造を簡単にでき、かつリンク機構等により排出手段
の積み重ね方向への移動が制限されない。
【0013】請求項4記載の画像形成装置は、請求項1
乃至3の何れか一項記載の画像形成装置において、前記
用紙搬送路は、用紙を前記排出手段へ案内するガイド部
として固定ガイド部と、この固定ガイド部に対して用紙
の搬送方向下流側に前記排出手段と共に前記積み重ね方
向へ移動するように配置され、前記搬送方向において前
記固定ガイド部と部分的に重なり合うように支持された
可動ガイド部とを有するものである。
【0014】上記構成の画像形成装置によれば、可動ガ
イド部が排出手段と共に積み重ね方向へ移動しても、可
動ガイド部と固定ガイド部とが搬送方向において常に部
分的に重なり合うことにより、可動ガイド部と固定ガイ
ド部との接合部に隙間や大きな段差が生じないので、可
動ガイド部と固定ガイド部との接合部が用紙搬送の障害
となることがない。
【0015】請求項5記載の画像形成装置は、請求項1
乃至4の何れか一項記載の画像形成装置において、前記
装置本体は、装置の内外を区画する外装部として前記排
紙積載部を支持した固定外装部と、前記排出手段と共に
前記積み重ね方向へ移動し、積み重ね方向において固定
外装部と部分的に重なり合うように支持された可動外装
部とを有するものである。
【0016】上記構成の画像形成装置によれば、可動ガ
イド部が排出手段と共に積み重ね方向へ移動しても、可
動外装部と固定外装部とが搬送方向において常に部分的
に重なり合うことにより、可動外装部と固定外装部との
接合部の気密性を向上でき、また可動外装部と固定外装
部との間の隙間により外観が損なわれない。
【0017】請求項6記載の画像形成装置は、請求項1
乃至5の何れか一項記載の画像形成装置において、前記
排出手段を前記積み重ね方向へ所定ピッチ移動させる毎
に排出手段へ保持力を作用させ、この保持力により排出
手段を段階的に位置決めし、保持するクリック機構を有
するものである。
【0018】上記構成の画像形成装置によれば、クリッ
ク機構が排出手段を積み重ね方向へ段階的に位置決め
し、保持することにより、排紙積載部上へ積載可能にな
る用紙枚数をクリック機構による位置決めの間隔に対応
する枚数毎に段階的に増減できる。
【0019】請求項7記載の画像形成装置は、請求項6
記載の画像形成装置において、前記排出手段により排出
された用紙が前記排紙積載部上へ積載可能となる最大積
載枚数を前記積み重ね方向における排出手段の位置に対
応させて表示する積載量表示部を有するものである。
【0020】上記構成の画像形成装置によれば、排出手
段を積み重ね方向へ位置調整すると共に積載量表示手段
を視認することにより、排紙積載部上へ積載可能になる
用紙枚数を認識できるので、排紙積載部上への用紙の最
大積載枚数を所望の枚数とするための排出手段の位置調
整が容易になる。
【0021】請求項8記載の画像形成装置は、請求項7
記載の画像形成装置において、前記排出手段により排出
される用紙の先端部と対応する前記排紙積載部における
紙端対応部を揺動方向へ位置調整可能に支持したもので
ある。
【0022】上記構成の画像形成装置によれば、積み重
ね方向における排出手段の位置に対応させて排紙積載部
の紙端対応部を揺動方向へ位置調整することにより、排
出手段により排出された用紙を排紙積載部上へ略一定の
位置へ揃えて積載することが可能になる。
【0023】請求項9記載の画像形成装置は、請求項8
記載の画像形成装置において、前記積み重ね方向の任意
の位置へ位置調整された前記排出手段に対して所定の相
対位置が維持される前記先端対応部の揺動位置を表示す
る適正位置表示部を有するものである。
【0024】上記構成の画像形成装置によれば、積み重
ね方向へ排出手段を位置調整した後に適正位置表示部に
よる表示に従って排紙積載部の紙端対応部を揺動方向へ
位置調整することにより、紙端対応部を排出手段に対し
て所定の相対位置に維持されるので、排出手段により排
出された用紙が排紙積載部上の略一定の位置へ積載され
る。
【0025】請求項10記載の画像形成装置は、請求項
1乃至6の何れか一項記載の画像形成装置において、前
記排出手段の上方に配置され排出手段と共に前記積み重
ね方向へ移動する支軸を中心として揺動可能に支持さ
れ、前記支軸から前記排紙積載部上へ延出して前記排出
手段により排出される用紙を前記排紙積載部上に押圧す
る押圧部材を有するものである。
【0026】上記構成の画像形成装置によれば、押圧部
材が排出手段により排出される用紙を排紙積載部上へ押
圧することにより、排出手段により排出される用紙へは
排出途中に排紙積載部方向への加圧力及び移動抵抗が作
用するので、積み重ね方向における排出手段の位置変化
に影響されるとなく、排出手段により排出された用紙が
確実に排紙積載部上へ載置されると共に、排紙積載部上
へ積載された用紙が略一定の位置へ揃えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0028】(実施形態1の構成)図1から図4には本
発明の実施形態1に係る画像形成装置が示されている。
この画像形成装置の装置本体は内部に公知の電子写真プ
ロセスに係る各種の部品が配置された外装筐体12を備
え、この外装筐体12の上面には装置内部から排出され
た記録紙Pが積載される排紙積載部14が設けられてい
る。
【0029】外装筐体12内には、図3に示されるよう
に排紙積載部14の下方に露光装置16及びプロセスカ
ートリッジ18が互いに隣接するように配置されると共
に、プロセスカートリッジ18の上方に露光装置16か
ら出射されるレーザー光Bを偏向するミラー19が配置
されている。プロセスカートリッジ18は、感光体ドラ
ム20と、この感光体ドラム20の外周面に対向するよ
うに支持されたクリーニング装置,帯電ロール及び現像
装置(それぞれ図示省略)等が一体的に構成されたもの
である。
【0030】外装筐体12内には、図3に示されるよう
に筐体下部へ用紙Pを収納した用紙トレー22が着脱可
能に装着され、この用紙トレー22の上方にフィードロ
ール24が回転可能に支持されている。フィードロール
24は軸直角断面が略半円状に形成されており、非給紙
時には用紙トレー22内の用紙Pから離間する位置に保
持され、給紙時には矢印方向へ回転すると共に1枚の用
紙Pを用紙トレー22の外部へ送出する。この用紙Pは
鎖線により示された搬送経路Cに沿って外装筐体12内
を搬送される。また外装筐体12内には、搬送経路Cに
沿って搬送ロール26,レジロール28、感光体ドラム
20に当接する転写ロール30,定着装置32及び排出
ロール34が配置されている。
【0031】上記のように構成された画像形成装置で
は、用紙Pが搬送経路Cに沿って搬送されると共に、電
子写真プロセスに基づくトナー転写工程及び定着工程を
経て排出ロール34により外装筐体12内から排紙積載
部14上へ排出される。
【0032】次に、本実施形態の画像形成装置における
排紙積載部14へ積載可能となる用紙Pの最大枚数を増
減する積載量可変機構に係る外装筐体12,排紙積載部
14等の構造を図面に基づいていて詳細に説明する。な
お、以下の記載では画像形成装置が設置される設置面に
対して直交する方向を高さ方向H、排出ロール34の軸
心と平行な方向を軸方向S、装置設置面と略平行で、か
つ軸方向Sと直交する方向を長さ方向L、排出ロール3
4により外装筐体12から排出される用紙Pの移動方向
を排紙方向Eとして説明を行う。
【0033】外装筐体12は、上面に排紙積載部14が
設けられた固定筐体部36と、この固定筐体部36によ
り高さ方向Hへ移動可能に支持された可動筐体部38と
から構成されている。可動筐体部38は、図1に示され
るように固定筐体部36の長さ方向Lにおける一端部へ
配置されている。可動筐体部38は図3に示されるよう
に底面が開口した筐体状に形成され、長さ方向Lにおけ
る排紙積載部14側の一側面に軸方向Sへ長い排紙口4
0が形成されている。この可動筐体部38内には、排紙
口40に臨んで一対の排出ロール34が回動可能に支持
されると共に、固定筐体部36から搬送されてきた用紙
Pを排出ロール34へ案内する一対の可動ガイド部材4
2が搬送経路Cを挟んで配置されている。ここで、一対
の排出ロール34のうち上方のロールは駆動トルクが伝
達される駆動ロールとして、下方のロールは駆動ロール
に従動して回転する従動ロールとして構成されている。
【0034】固定筐体部36の上面には、図1に示され
るように長さ方向Lにおいて可動筐体部38に隣接して
排紙積載部14が設けられている。排紙積載部14は、
固定筐体部38の上面に可動筐体部38から排紙方向E
へ離間すると共に高くなる傾斜面44と、傾斜面44の
先端(上端)から連続して排紙方向Eへ装置設置面と略
平行な平行面46とを形成している。また固定筐体部3
6には、排紙方向Eにおける傾斜面14Aの後端(下
端)に沿って略垂直に立ち上るストッパー壁48が形成
され、また軸方向Sにおける傾斜面14Aの両側端に沿
って略垂直に立ち上る一対のガイド壁50が形成されて
いる。ここで、一対の排出ロール34は傾斜面44の下
端より高くなるように支持されている。
【0035】固定筐体部36の上面には、図3に示され
るように傾斜面44と平行面46との境界付近から平行
面46の先端に亘って略方形の凹部52が形成されてい
る。この凹部52の底面には、傾斜面44と平行面46
との境界付近に排出ロール34と略平行に支持された支
軸54が設けられている。また凹部52の底面には、支
軸54から排紙方向Eへ所定の長さ離れて板バネ56が
ネジ58により締結固定され、この板バネ56に対して
支軸54側に側面略L字状の撓みストッパー60が設け
られている。板バネ56は、平板状の可撓部56Aが凹
部52の底面から略垂直に立ち上がるように片持ち支持
されており、この可撓部56Aは軸方向Sに対する直角
断面が鋸刃状に屈曲し、表裏面にV字状の溝を連続的に
形成している。撓みストッパー60は先端部を可撓部5
6Aの上端部へ対向させて板バネ56が支軸54側へ一
定量以上撓むことを制限している。
【0036】排紙積載部14は、図3に示されるように
下方へ一対のアーム部62を突出させた揺動板64を備
えている。一対のアーム62は先端部を支軸54へ係合
しており、これにより、揺動板64は支軸54を中心と
して揺動可能に支持される。また揺動板64には、凹部
56内の板バネ56との対応位置に位置決め部材66が
下方へ突出するように設けられている。この位置決め部
材66の先端部には軸方向Sに対する直角断面が略三角
形状の係合突起66Aが形成されている。この位置決め
部材66は、係合突起66Aを板バネ56の可撓部56
Aへ圧接させ、揺動板64が揺動すると共に係合突起6
6Aの可撓部56Aへの圧接位置を移動させる。ここ
で、可撓部56AにはV字状の溝が連続的に形成されて
いることから、係合突起66Aは揺動板62の揺動位置
と対応する何れかのV字状の溝へ挿入し、板バネ56の
弾性力により段階的(本実施形態では3段階)に位置決
め、保持される。具体的には、揺動板62は揺動方向S
において図1及び図3に示される下段位置,図2及び図
4に示される上段位置及び、これら位置の中間の中段位
置の何れかの位置へ保持される。
【0037】揺動板62には、図3に示されるように排
紙方向Eにおける先端部に側面略L字状の制限表示板6
8が下方へ突出するように設けられ、一方、凹部52の
排紙方向E側の側壁には、上端部に凹部56内へ突出し
た揺動ストッパー70が設けられている。制限表示板6
8は、揺動板54が揺動方向Sにおける上段位置まで移
動すると、図3に示されるように先端屈曲部を揺動スト
ッパー70へ当接させて揺動板62の上方への移動を制
限する。また制限表示板68は、図2に示されるように
排紙方向E側の外面が適正位置表示部68Aとされてお
り、この適正位置表示部68Aには、排出ロール34の
高さ方向Hにおける位置に対応して揺動板62を適正位
置へ位置決めするたのめの所定の情報が表示されてい
る。
【0038】本実施形態の画像形成装置では排紙積載部
14上に排出ロール34により排出した用紙Pを略一定
の位置に揃えて積載する。この際、排紙積載部14上へ
積載された用紙Pの束の厚さ方向である積み重ね方向は
高さ方向Hと一致する。可動筐体部38は、前述したよ
うに高さ方向Hへ移動可能に支持されている。従って、
可動筐体部38の高さ方向Hへ移動させることにより、
図3及び図4に示されるように1対の排出ロール34に
よる用紙Pの排出位置(ZL ,ZM ,ZH )も移動す
る。
【0039】可動筐体部38内には、図5に示されるよ
うに可動フレーム72がネジ74により締結固定されて
いる。可動フレーム72は、可動筐体部38の上面と略
平行に支持された上板部76,この上板部76の両端か
ら直角下方へ屈曲された一対の外板部78及び、この外
板部78と略平行に支持され、外板部78の軸方向S内
側に設けられた一対の内板部80(図5には一方の外板
部78及び内板部80のみがそれぞれ示されている。)
を備える。
【0040】内板部80は、図5に示されるように駆動
側及び従動側の排出ロール34の回転軸34Aを軸受
(図示省略)を介して回転可能に支持する。また内板部
80は排紙口40側の端部が軸方向S内側へ屈曲してお
り、この内板部80の屈曲部には、一対の可動ガイド部
材42がネジ74により締結固定されている。
【0041】一方、固定筐体部36内には、図5に示さ
れるように軸方向Sの両端部に一対の固定フレーム82
(図5には一方の固定フレーム82のみが示されてい
る。)がそれぞれ配置されている。固定フレーム82に
は、図6に示されるように外側面の高さ方向Hにおける
2位置にそれぞれ一対のガイド爪84が設けられてい
る。この一対のガイド爪84は外板部78を側方から挟
み込み高さ方向Hへ移動可能に支持する。
【0042】可動フレーム72の外板部78には、図6
に示されるように軸方向Sへ貫通した開口86が形成さ
れており、この開口86の上端部には、軸方向S外側へ
屈曲して互いに平行に支持された一対の支持プレート8
8が設けられている。この一対の支持プレート88は側
面がS字クランク状に形成された拘束解除部材90を支
持している。この解除拘束部材90の両側面には、それ
ぞれ高さ方向Hの中央部に揺動軸92が設けられてお
り、この一対の揺動軸92はそれぞれ一対の支持プレー
ト88により軸支される。これにより、拘束解除部材9
0は、可動フレーム72により開口86を臨む位置へ揺
動可能に支持される。
【0043】拘束解除部材90には、図6に示されるよ
うに上端部に軸方向S外側へ突出した加圧操作部94と
上方へ突出したストッパー部95とが設けられ、下端部
に軸方向S内側へ突出したラッチ部96が設けられてい
る。このラッチ部96の先端部は、根元から先端へ向か
って下方へ傾斜する傾斜面として形成されている。外板
部78には開口86の上方ににコイルスプリング98が
設けられており、このコイルスプリング98は、拘束解
除部材90を常にラッチ部96が軸方向S内側へ移動さ
せる方向(図5及び図6では反時計方向)へ付勢してい
る。また可動筐体部38の軸方向Sの両側面には、図5
に示されるように加圧操作部94との対向位置に挿通穴
99が形成されている。
【0044】一方、固定フレーム82には、図6に示さ
れるように長さ方向Lにおいて開口86と一致する位置
へ方形のラッチ穴100が形成されている。このラッチ
穴100は、排出ロール34の排出位置ZL ,ZM ,Z
H (図3,図4参照)と対応する高さ方向Hにおける3
位置に形成されている。ここで、拘束解除部材90は、
可動筐体部38を排出位置ZL ,ZM ,ZH の何れかと
対応する位置に移動するとラッチ穴100へラッチ部9
6を挿入する。これにより、可動筐体部38は、排出位
置ZL ,ZM ,ZH の何れかに対応する位置へ位置決め
され、保持される。具体的には拘束解除部材90は、図
3に示されるように可動筐体部38が排出ロール34を
排出位置HL とする下段位置へ移動すると、ラッチ部9
6を下段のラッチ穴100へ挿入し、図4に示されるよ
うに可動筐体部38が排出ロール34を排出位置ZH
する上段位置へ移動すると、ラッチ部96を上段のラッ
チ穴100へ挿入し、可動筐体部38が排出ロール34
を排出位置ZM とする上下限位置の略中央の中段位置へ
移動すると、ラッチ部96を中段のラッチ穴100へ挿
入し、高さ方向Hにおいて可動筐体部38をそれぞれの
位置へ保持するラッチ状態になる。このとき、ストッパ
ー部95は、図5に示されるようにコイルスプリング9
8の付勢力により挿通穴99の周縁部へ圧接し、加圧操
作部94を挿通穴99から所定長突出させる位置(ラッ
チ位置)へ保持する。このラッチ位置へ保持された加圧
操作部94をコイルスプリング98に抗して所定の解除
位置まで押し込むと、ラッチ部96がラッチ穴100か
ら抜けて解除状態となって可動筐体部38が高さ方向H
へ移動可能になる。
【0045】可動筐体部38の排紙積載部14側の外面
は可動筐体部38の位置に応じて排紙積載部14ヘ積載
可能になる用紙Pの最大枚数を表示する積載枚数表示部
38Aとされている。積載枚数表示部38Aには、図2
に示されるようにそれぞれ装置設置面と略平行な3本の
基準線が描かれると共に、この3本の基準線の側方にそ
れぞれ3桁の整数(100 ,250 ,500 )で排紙積載部1
4への最大積載枚数が表示されている。ここで、可動筐
体部38を下段位置へ移動すると積載枚数表示部38A
の上段の基準線がストッパー壁48の上端と略一致し、
また可動筐体部38を上段位置へ移動すると積載枚数表
示部38Aの上段の基準線がストッパー壁48の上端と
略一致し、可動筐体部38を上下段中央の中段位置へ移
動すると積載枚数表示部38Aの中段の基準線がストッ
パー壁48の上端と略一致する。このとき、ストッパー
壁48の上端と略一致した基準線の側方に示された整数
が排紙積載部14へ積載可能となる用紙Pの最大積載枚
数と略一致する。すなわち、ストッパー壁48の上端と
略一致した基準線側方の整数は、排出ロール34により
可動筐体部38内から排出される用紙Pが、排紙積載部
14上へ積載された用紙Pにより阻害されることなく、
排紙積載部14上へ正常に積載される用紙Pの最大枚数
を表示している。
【0046】一方、制限表示板68の適正位置表示部6
8Aにも、図2に示されるように装置設置面と略平行な
2本の基準線が描かれると共に、この2本の基準線の側
方にそれぞれ積載枚数表示部38Aに示された整数と一
致する3桁の整数(250 ,500 )が表示されている。こ
こで、揺動板64が下段位置へ揺動すると、図1に示さ
れるように適正位置表示部68Aが凹部52内へ格納さ
れ、揺動板64が上段位置へ揺動すると、図2に示され
るように積載枚数表示部38Aの下段の基準線が凹部5
2の側壁上端と一致し、揺動板64が中段位置へ揺動す
ると、適正位置表示部68Aの上段の基準線が凹部52
の側壁上端と一致する。適正位置表示部68Aの基準線
は、排出ロール34の排出位置ZL ,ZM ,ZH と対応
する揺動板64の適正位置を示している。すなわち、図
2に示されるように適正位置表示部68Aの下段の基準
線を凹部52の側壁上端と一致させると、排紙積載部1
4への最大積載枚数を500枚とする排出位置ZH にあ
る排出ロール34に対して揺動板64が適正位置にな
り、また適正位置表示部68Aの上段の基準線を凹部5
2の側壁上端と一致させると、排紙積載部14への最大
積載枚数を250枚とする排出位置ZM にある排出ロー
ル34に対して揺動板64が適正位置になる。但し、排
出ロール34が排紙積載部14への最大積載枚数を10
0枚とする排出位置ZL へ移動した場合には、揺動板6
4は、図1に示されるように適正位置表示部68Aが凹
部52内へ格納される位置が適正位置となる。
【0047】固定筐体部36内には、図3に示されるよ
うに搬送経路Cを挟んで一対の固定ガイド部材102が
配置されており、この固定ガイド部材102及び可動ガ
イド部42は、図3及び図4に示されるように定着装置
32の下流側で用紙Pを搬送経路Cに沿って一対の排出
ロール34のニップ部へ案内する排紙ガイド路104を
構成している。ここで、可動筐体部38内に配置された
可動ガイド部材42には、図5に示されるように用紙P
の搬送方向へ延在する板状のガイドリブ106が軸方向
Sにおいて一定のピッチで設けられている。固定ガイド
部材102にも、可動ガイド部材42と同様に用紙Pの
搬送方向へ延在する板状のガイドリブ108が軸方向S
においてガイドリブ106と同一ピッチで設けられてい
る。可動ガイド部材42のガイドリブ106は、下端部
に固定筐体部36内へ延出した延出部106Aが形成さ
れ、この延出部106Aは、可動筐体部38が任意の位
置にある状態で固定ガイド部材102のガイドリブ10
8の一部と用紙Pの搬送方向において重なり合うような
形状を有している。従って、可動筐体部38が下段,中
段及び上段位置の何れへ位置調整された場合でも、ガイ
ドリブ106,108との接合部に大きな段差や隙間が
生じないので、接合部が排紙ガイド路104内を通過す
る用紙Pの障害にならない。
【0048】可動筐体部38は、図3に示されるように
固定筐体部36の長さ方向Lにおける一端部に設けられ
た筒状部上へ配置され、高さ方向Hにおける任意の位置
にある状態で下端部が筒状部の上端部と高さ方向Hにお
いて重なり合うような形状を有している。従って、可動
筐体部38が下段,中段及び上段位置の何れへ位置調整
された場合でも、可動筐体部38と筒状部との接続部に
大きな隙間が生じないので、気密性が向上して外装筐体
12内への塵埃等の異物の浸入が抑制される。
【0049】固定筐体部36内の固定フレーム82に
は、図7に示されるように用紙Pの搬送系を構成した部
材を駆動する搬送系モーター112が配置されている。
この搬送系モーター112の駆動軸へ同軸的に固着され
た駆動ギヤ114には、3系統のギヤ列116,11
8,120が噛み合っている。ギヤ列116はフィード
ロール24,搬送ロール26及びレジロール28へトル
クを伝達するトルク伝達機構の一部を構成しており、フ
ィードロール24及びレジロール28へはそれぞれ電磁
クラッチ(図示省略)を介してトルクを伝達している。
ギヤ列118はプロセスカートリッジ18の感光体ドラ
ム20へトルクを伝達する。ギヤ列120の出力側のギ
ヤ121には、図7に示されるように2系統のギヤ列1
22,124が噛み合っている。一方のギヤ列122は
定着装置32内へ配置された加圧ロール等へトルクを伝
達している。また他方のギヤ列124は排出ロール34
へトルクを伝達している。ここで、ギヤ列124は5個
のギヤ126〜134により構成されている。これらの
うち入力側の2個のギヤ126,128は長手が直線状
に形成されたリンク136によりそれぞれ支持され、出
力側の2個のギヤ132,134は長手がV字状に形成
されたリンク138によりそれぞれ支持され、ギヤ12
8及びギヤ132により挟まれたギヤ130は双方のリ
ンク136,138により支持されている。
【0050】リンク136は後端部をギヤ126の回転
軸126Aへ連結し、この回転軸126Aを中心として
揺動可能に支持されている。リンク136は先端部をギ
ヤ130の回転軸130Aへ連結し、この回転軸130
Aを連結軸としてリンク138の後端部へ連結されてい
る。またリンク138は、図5に示されるように駆動側
の排出ロール34の回転軸34Aへ連結しており、この
回転軸34Aにはギヤ134が同軸的に固着されてる。
従って、リンク136,138は、図7及び図8に示さ
れるように可動筐体部38の高さ方向Hへの移動に応じ
てそれぞれ揺動する。これにより、高さ方向H及へのギ
ヤ134の移動が許容され、可動筐体部38が下段位置
(図7参照),中段位置及び下段位置(図8参照)の何
れの位置へ保持されている場合にも、搬送系モーター1
12から排出ロール34へのトルク伝達が可能になる。
【0051】図7及び図8に示される本実施形態のトル
ク伝達機構によれば、リンク136,138によりギヤ
列124を支持することにより、搬送系モーター112
のトルクを高い信頼性で排出ロール34へ伝達すること
が可能になる共に、高い耐久性のトルク伝達機構を得ら
れる。
【0052】図9及び図10には本実施形態における排
出ロールへのトルク伝達機構の他の例が示されている。
なお、図7及び図8に基づいて説明した部材に対応する
部材については同一符号を付して説明を省略する。ギヤ
列120のトルク出力側のギヤ121には、図9に示さ
れるようにギヤ140が噛み合っている。このギヤ14
0の回転軸140Aにはホイール142が同軸的に固着
されている。固定フレーム82には、可動筐体部38の
下方にギヤ140の回転軸140Aを中心とする円弧状
のガイド溝144が高さ方向Hへ長く形成されている。
このガイド溝144には、軸方向へ2個のホイールが一
体化された2段ホイール146がガイド溝144に沿っ
て移動可能に配置されている。この2段ホイール146
の一方のホイールとホイール142にはタイミングベル
ト148が掛け渡されている。またホイール150は、
ギヤ134と共に駆動側の排出ロール34の回転軸34
Aへ同軸的に固着されている。リンク152は後端部を
2段ホイール146の回転軸146Aへ連結し、回転軸
146Aを中心として揺動可能に支持されている。また
リンク152は先端部を排出ロール34の回転軸34A
へ連結している。タイミングベルト154は、2段ホイ
ール146の他方のホイールとホイール150へ掛け渡
されている。
【0053】上記のトルク伝達機構では、搬送系モータ
ー112のトルクは、ギヤ140と一体のホイール14
2,タイミングベルト148,2段ホイール146,タ
イミングベルト154及びホイール150を介してギヤ
134へ伝達される。ここで、2段ホイール150はガ
イド溝字144に沿って移動可能に支持され、またギヤ
134及びホイール150は2段ホイール146の回転
軸146Aを中心として揺動可能に支持される。これに
より、高さ方向Hにおけるギヤ134の移動が許容さ
れ、可動筐体部38が下段位置(図9参照),中段位置
及び上段位置(図10参照)の何れの位置へ保持されて
いる場合にも、搬送系モーター112から排出ロール3
4へのトルク伝達が可能になる。
【0054】図9及び図10に示される本実施形態のト
ルク伝達機構によれば、ホイール142,146,15
0及びタイミングベルト148,154を介して搬送系
モーター112のトルクをギヤ134へ伝達することに
より、搬送系モーター122から排出ロール34までの
距離が長い場合にも、トルク伝達機構を構成するギヤ個
数が増加せず、トルク伝達機構のコスト増加が防止され
る。
【0055】図11及び図12には本実施形態における
搬送系モーターの他の例が示されている。なお、図7及
び図8に基づいて説明した部材に対応する部材について
は同一符号を付して説明を省略する。可動筐体部38の
可動フレーム72には、図11に示されるように搬送系
モーター112とは独立した搬送系モーター156が配
置され、この搬送系モーター156は可動フレーム72
と共に高さ方向Hへ移動するように支持されている。ま
た駆動ギヤ158は搬送系モーター156の駆動軸に同
軸的に固着され、ギヤ134と噛み合っている。これに
より、搬送系モーター156のトルクは、駆動ギヤ15
8により排出ロール34の回転軸34Aへ同軸的に固着
されたギヤ134へ伝達される。また搬送系モーター1
56及び駆動ギヤ158は、可動フレーム72と共に高
さ方向Hへ移動することから、可動筐体部38が下段位
置(図11参照),中段位置及び下段位置(図12参
照)の何れの位置へ保持されている場合にも、搬送系モ
ーター156から排出ロール34へのトルク伝達が可能
になる。
【0056】図11及び図12に示される本実施形態の
搬送系モーター156によれば、搬送系モーター156
が可動フレーム72と共に高さ方向Hへ移動することに
より、リンクの長さや揺動範囲等に制約されることな
く、排出ロール34へトルクが伝達可能になるので、可
動筐体部38の高さ方向Hへの可動ストロークが大きい
場合にもトルク伝達機構が複雑にならず、かつ大型化す
るこもない。さらにトルク伝達機構を構成する部品個数
を少なくできるので、摩擦等によるトルクの損失が抑制
される。
【0057】(実施形態1の作用)上記のように構成さ
れた本実施形態の画像形成装置による作用を説明する。
本実施形態の画像形成装置では、固定フレーム82によ
り高さ方向Hへ移動可能に支持された可動フレーム72
及び、この可動フレーム72を排出位置ZL ,ZM,Z
H との対応位置へ位置決めし、保持する拘束解除部材9
0により積載量可変手段が構成されており、この積載量
可変手段により排出ロール34が排出位置Z L ,ZM
H へ段階的に位置調整可能に支持されている。従っ
て、本実施形態の画像形成装置によれば、排出ロール3
4を位置調整して排出位置ZL ,ZM ,ZH の何れかの
位置へ保持することにより、排出ロール34による用紙
Pの排出位置から排紙積載部14までの高さ方向Hにお
ける距離を増減できるので、排出ロール34により排出
される用紙Pが、排紙積載部14上へ積載されている用
紙Pにより阻害されることなく、排紙積載部14上へ正
常に積載可能になる用紙Pの最大枚数を変更できる。こ
の結果、記録動作を中段することなく、大容量給紙ユニ
ットから給紙された多量の用紙Pへ画像を形成すること
が可能になる。
【0058】また可動筐体部38は、排紙積載部14上
への用紙Pの積載枚数の増加分に応じて排出ロール34
と共に高さ方向Hへ延出することから、従来の大容量排
紙ユニットの装着した場合のように一律に外装筐体12
の高さがユニットの高さだけ増加することがない。この
結果、装置が設置されるスペースに高さ方向Hへの余裕
が少ない場合でも、設置スペースの高さの範囲で排紙積
載部14への用紙Pの積載枚数を増加させることが可能
になるので、装置の設置スペースを効率的に使用でき
る。
【0059】またユーザは積載枚数表示部38Aを視認
することにより、排紙積載部14への用紙Pの最大積載
枚数が100枚,250枚及び500枚の何れであるか
を認識できる。但し、排出位置ZL ,ZM ,ZH に対応
する用紙Pの最大積載枚数は用紙Pの厚さにより変化す
るので、実際の最大積載枚数に対して積載枚数表示部3
8Aにより表示された最大積載枚数には誤差が生じる。
そこで、使用頻度が高い用紙Pの厚さに対応させて積載
枚数表示部38Aにより表示された最大積載枚数を補正
すれば、積載枚数表示部38Aにより表示された最大積
載枚数の誤差を小さくできる。また適正位置表示部68
Aにより排出ロール34の排出位置ZL ,ZM ,ZH
対応する揺動板64の適正位置を表示したことにより、
排出ロール34を排出位置ZL ,ZM ,ZH の何れかへ
位置調整した後に、適正位置表示部68Aの位置表示に
従って揺動板64を位置調整すれば、揺動板64を排出
ロール34により排出された用紙Pを排紙積載部14上
で略一定の位置へ揃えることができる適正位置へ位置調
整できる。
【0060】図3に基づいて揺動板64を適正位置へ位
置調整することによる作用を説明する。揺動板64が下
段の揺動位置へ保持され、かつ排出ロール34が排出位
置Z L に保持されている場合、排出ロール34により排
出される用紙Pは、図3で2点鎖線により示す搬送経路
L に沿って移動し、紙端(先端)が排紙方向Eにおけ
る接触位置XL 付近へ到達する。また揺動板64を下段
の揺動位置へ保持した状態で、排出ロール34を排出位
置ZM へ移動させると、排出ロール34により排出され
る用紙Pは搬送経路CM に沿って移動し、紙端(先端)
が排紙方向Eにおける接触位置XM 付近へ到達する。ま
た揺動板64を下段の揺動位置へ保持した状態で、排出
ロール34を排出位置ZH へ移動させると、排出ロール
34により排出される用紙Pは搬送経路CL に沿って移
動し、紙端(先端)が排紙方向Eにおける接触位置XH
付近へ到達する。このように、揺動板64を一定の位置
に保持した状態で、排出ロール34を高い位置へ移動さ
せると共に用紙Pの先端の排紙積載部14との接触位置
が排紙方向Eへ移動し、排紙積載部14上における用紙
Pの積載位置も除々に排紙方向Eへ移動する。
【0061】本実施形態の画像形成装置では、図3で2
点鎖線で示すように排出ロール34が排出位置ZM へ位
置調整されると揺動板64の適正位置を中段とし、排出
ロール34が排出位置ZH へ位置調整されると揺動板6
4の適正位置を上段とし、揺動板64を適正位置へ位置
調整した後に排出ロール34により用紙Pを排出させ
る。これにより、排出ロール34が排出位置ZL
M ,ZH の何れの位置にある場合でも、排紙方向Eに
おける用紙Pの排紙積載部14への接触位置を略一定の
位置(図3の接触位置XL )にできるので、排出ロール
34により排出された用紙Pを排紙積載部14上の略一
定の位置へ揃えて積載できる。
【0062】(実施形態2の構成)図13及び図14に
は本発明の実施形態2に係る画像形成装置が示されてい
る。実施形態2の画像形成装置が実施形態1の画像形成
装置と異なる点は、排紙積載部14へ揺動板64が設け
られておらず、排紙積載部14上へ押圧レバー160を
設けたことである。押圧レバー160は、図13に示さ
れるように装置設置面に対する投影形状が略コ字状に形
成されている。押圧レバー160の両端部からは軸方向
S外側へ支軸部162が突出している。また可動筐体部
38には、排紙口40の上方に一対の筒状軸受部164
が設けられている。この軸受部164内へは押圧レバー
160の軸部162が回動可能に挿入している。これに
より、押圧レバー160は軸受部164により揺動可能
に支持される。また押圧レバー160には、図14に示
されるように排紙方向Eの先端部に上方へ所定角度で屈
曲した屈曲部166が設けられている。この屈曲部16
6は、排出ロール34が排出位置ZL に保持されている
状態では傾斜面44と略平行となるように形成されてい
る。
【0063】押圧レバー160は、自重又は自重及び図
示を省略した捩じりコイルスプリング等の付勢力により
常に排紙積載部14の方向へ付勢されている。これによ
り、押圧レバー160は、可動筐体部38が高さ方向H
へ移動すると共に可動筐体部38に対して相対的に揺動
して屈曲部166を常に排紙積載部14又は排紙積載部
14上の用紙Pへ圧接する。
【0064】(実施形態2の作用)上記のように構成さ
れた本実施形態の画像形成装置では、排出ロール34に
より排出された用紙Pは、図14に示されるように押圧
レバー160に沿って排紙方向Eへ移動し、屈曲部16
6と排紙積載部14、又は屈曲部166と用紙Pとの間
へ挿入する。このとき、排紙方向Eへ移動する用紙Pに
は、押圧レバー160により搬送抵抗(摩擦力)が作用
する。この搬送抵抗の大きさは、排出ロール34により
排紙方向Eへ移動する用紙Pを湾曲させることなく用紙
Pが移動可能となるように調整されている。
【0065】従って、本実施形態の画像形成装置によれ
ば、押圧レバー160により排出ロール34により排出
される用紙Pが排紙積載部14上へ案内され、かつ排出
ロール34により排紙方向Eへ移動する用紙には移動抵
抗が作用するので、排出ロール34の高さ方向Hへの位
置に影響されるとなく、排出ロール34によりにより排
出された用紙Pが確実に排紙積載部14上へ積載される
と共に、用紙サイズが一定の場合には排紙積載部14上
へ用紙Pを略一定の位置へ揃えて積載できる。
【0066】以上説明した本発明の実施形態1,2の画
像形成装置では、排紙積載部14上の用紙Pの積み重ね
方向が高さ方向Hと一致する場合のみを説明したが、積
み重ね方向が高さ方向Hと一致しない場合でも、排出ロ
ール34を位置調整可能な方向を積み重ね方向と一致さ
せることにより、排紙積載部14上へ積載可能になる用
紙Pの最大枚数を増減でき、かつ排紙積載部へ積載され
る用紙Pの最大載枚数を増加させた際に、積み重ね方向
における装置寸法の増加が排紙積載部への用紙の最大積
載枚数の増加分に応じた長さとなる。
【0067】また本発明の実施形態1,2の画像形成装
置では、排出ロール34を可動筐体部38と共に3段階
で位置調整する場合を説明したが、ラッチ穴100を増
減することにより排出ロール34を3段階とは異なる段
数で位置調整することも可能であり、また可動フレーム
72を摩擦力により固定するようにすれば、排出ロール
34を無段階に任意の位置へ位置調整することも可能に
なる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像形
成装置によれば、排紙積載部へ積載可能となる用紙の最
大積載枚数を増減可能とすると共に、装置の外形寸法が
排紙積載部への最大積載枚数の増加に応じた長さだけ増
加する画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る排出ロールが下限位
置へ保持された状態の画像形成装置を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1に係る排出ロールが上限位
置へ保持された状態の画像形成装置を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のIII −III 線による実施形態1に係る画
像形成装置を示す側面断面図である。
【図4】図2のIV−IV線による実施形態1に係る画像形
成装置を示す側面断面図である。
【図5】図2のV−V線による実施形態1に係る画像形
成装置を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係る画像形成装置におけ
る積載量可変手段を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態1に係る排出ロールが下限位
置へ保持された状態のトルク伝達機構の一例を示す側面
図である。
【図8】本発明の実施形態1に係る排出ロールが上限位
置へ保持された状態のトルク伝達機構の一例を示す側面
図である。
【図9】本発明の実施形態1に係る排出ロールが下限位
置へ保持された状態のトルク伝達機構の他の例を示す側
面図である。
【図10】本発明の実施形態1に係る排出ロールが上限
位置へ保持された状態のトルク伝達機構の他の例を示す
側面図である。
【図11】本発明の実施形態1に係る排出ロールが下限
位置へ保持された状態の搬送系モーターの他の例を示す
側面図である。
【図12】本発明の実施形態1に係る排出ロールが上限
位置へ保持された状態の搬送系モーターの他の例を示す
側面図である。
【図13】本発明の実施形態2に係る排出ロールが上限
位置へ保持された状態の画像形成装置を示す斜視図であ
る。
【図14】図13のXIII−XIII線による実施形態2に係
る画像形成装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
12 外装筐体 14 排紙積載部 34 排出ロール(排出手段) 36 固定筐体部 38 可動筐体部 38A 積載枚数表示部 40 排紙口 42 可動ガイド部材(搬送手段) 44 傾斜面 46 平行面 52 凹部 64 揺動板(紙端対応部) 68 制限表示部材 68A 適正位置表示部 72 可動フレーム 82 固定フレーム 90 解除拘束部材(クリック機構) 98 コイルスプリング(クリック機構) 100 ラッチ穴(クリック機構) 102 固定ガイド部材(搬送手段) 104 排紙ガイド路(搬送手段) 106 ガイドリブ(搬送手段) 106A 延出部 108 ガイドリブ(搬送手段) 110 筒状部 112 搬送系モーター(駆動力発生手段) 124 ギヤ列(駆動力伝達手段) 134 ギヤ(駆動力伝達手段) 136 リンク(駆動力伝達手段) 138 リンク(駆動力伝達手段) 142 ホイール(駆動力伝達手段) 146 2段ホイール(駆動力伝達手段) 148 タイミングベルト(駆動力伝達手段) 150 ホイール(駆動力伝達手段) 152 リンク(駆動力伝達手段) 154 タイミングベルト(駆動力伝達手段) 156 搬送系モーター(駆動力発生手段) 158 駆動ギヤ(駆動力伝達手段) 160 押圧レバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録された用紙を装置本体内から外
    部へ排出する排出手段と、 前記排出手段により排出された用紙が積載される排紙積
    載部と、 画像記録された用紙を用紙搬送路に沿って前記排出手段
    まで搬送する搬送手段と、 前記排出手段を排紙積載部上へ積載される用紙の積み重
    ね方向へ位置調整可能に支持した積載量可変手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記排出手段を駆動するための駆動力を
    発生する駆動力発生手段と、 前記排出手段と共に前記積み重ね方向へ移動するように
    支持され、前記駆動力発生手段から前記排出手段へ駆動
    力を伝達する駆動力伝達手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記排出手段と共に前記積み重ね方向へ
    移動するように支持され、前記排出手段を駆動するため
    の駆動力を発生する駆動力発生手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙搬送路は、用紙を前記排出手段
    へ案内するガイド部として固定ガイド部と、この固定ガ
    イド部に対して用紙の搬送方向下流側に前記排出手段と
    共に前記積み重ね方向へ移動するように配置され、前記
    搬送方向において前記固定ガイド部と部分的に重なり合
    うように支持された可動ガイド部とを有することを特徴
    とする請求項1乃至3の何れか一項記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体は、装置の内外を区画する
    外装部として前記排紙積載部を支持した固定外装部と、
    前記排出手段と共に前記積み重ね方向へ移動し、積み重
    ね方向において固定外装部と部分的に重なり合うように
    支持された可動外装部とを有することを特徴とする請求
    項1乃至4の何れか一項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記排出手段を前記積み重ね方向へ所定
    ピッチ移動させる毎に排出手段へ保持力を作用させ、こ
    の保持力により排出手段を段階的に位置決めし、保持す
    るクリック機構を有することを特徴とする請求項1乃至
    5の何れか一項記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記排出手段により排出された用紙が前
    記排紙積載部上へ積載可能となる最大積載枚数を前記積
    み重ね方向における排出手段の位置に対応させて表示す
    る積載量表示部を有することを特徴とする請求項6記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記排出手段により排出される用紙の先
    端部と対応する前記排紙積載部における紙端対応部を揺
    動方向へ位置調整可能に支持したことを特徴とする請求
    項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記積み重ね方向の任意の位置へ位置調
    整された前記排出手段に対して所定の相対位置が維持さ
    れる前記紙端対応部の揺動位置を表示する適正位置表示
    部を有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記排出手段の上方に配置され排出手
    段と共に前記積み重ね方向へ移動する支軸を中心として
    揺動可能に支持され、前記支軸から前記排紙積載部上へ
    延出して前記排出手段により排出される用紙を前記排紙
    積載部上に押圧する押圧部材を有することを特徴する請
    求項1乃至6の何れか一項記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093828A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2019131339A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP2019147671A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

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