JPH11165790A - 反復利用可能なコンテナ内袋 - Google Patents

反復利用可能なコンテナ内袋

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JPH11165790A
JPH11165790A JP9335241A JP33524197A JPH11165790A JP H11165790 A JPH11165790 A JP H11165790A JP 9335241 A JP9335241 A JP 9335241A JP 33524197 A JP33524197 A JP 33524197A JP H11165790 A JPH11165790 A JP H11165790A
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opening
inner bag
wall
side walls
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JP9335241A
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English (en)
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和美 ▲楢▼原
Kazumi Narahara
Norio Yamaguchi
憲男 山口
Toshihiro Omine
俊博 大峯
Saburo Hashimoto
三郎 橋本
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HASHIMOTO SANGYO KK
NABIKKUSU TECHNO TRADE KK
NABITEKO KK
Suntory Ltd
Original Assignee
HASHIMOTO SANGYO KK
NABIKKUSU TECHNO TRADE KK
NABITEKO KK
Suntory Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/02Wall construction
    • B65D90/04Linings
    • B65D90/046Flexible liners, e.g. loosely positioned in the container
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2590/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D2590/02Wall construction
    • B65D2590/04Linings
    • B65D2590/043Flexible liners
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のコンテナ内袋は、その全てを反復利用
するのが難しいという問題点があったので、これを解決
し、その全てを反復利用することのできるコンテナ内袋
を提供する。 【解決手段】 貨物コンテナに内装して多量の内容物を
収納する合成樹脂シートからなる5面体又は6面体の長
方体形状のコンテナ内袋1である。少なくとも、長方体
の前,後面壁3,4と、左右の側面壁5,6の交わる稜
線部分を、切断して、それぞれファスナー等の接離手段
11…11によって接合、分離自在になっている。上記
前面壁3の上段と下段に、内容物挿入用の開口21を形
成するための切断部22と内容物排出用の開口31を形
成する切断部32とを設け、これら切断部22,32を
ファスナー等の接離手段23,33で接合、分離自在に
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反復利用可能なコ
ンテナ内袋構造体に関し、特に船舶等でコンテナに収納
して貨物(穀物)をバルク輸送する際のコンテナ内袋に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、バルク穀物を船舶コンテナで
貨物輸送する際には、コンテナ内に沿って装着される塩
化ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂製の長方体の内袋
に生産地側で収納して密封輸送し、更にコンテナ毎に目
的地に搬送して、コンテナ扉を開け、長方体内袋の前面
を切り裂いて開口し、そこからバルク穀物を貯蔵施設に
移し変えていた。
【0003】更には、特開平7−223673号公報の
ように、内袋を前面体部と後方長方体部との2ピース型
として、切り裂かれて取出口となる前面体部のみを廃棄
し、新たな前面体を装着して一部再利用する内袋が提案
されている。
【0004】即ち、前記内袋は、図14に示すように、
合成樹脂で、ほぼ、直方体形状に作られていて、その一
側201の上部に内容物挿入口202を作り、多量の内
容物を収納し得るようになっている。そして、内容物放
出などによる使用後、その使用に際して、切り欠いて開
口したりして損傷した部分203を含む前面体を他の部
分204から外して、その部分に換わる新しい内袋を残
された部分と結合して再使用できる構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一部再使用可能な構造
の内袋は、旧来の密封一体型の内袋にあっては取出口を
ナイフ等で切り裂いて形成して内容物を取り出す構造の
ために一度使用されると廃棄せざるを得なく、次の貨物
輸送に対応して新たな内袋を必要とし、結果的にコスト
高要因となる欠点を補うために、分割装着構造とする
も、従来のように内容物取り出し用の開口部を形成する
ためにナイフ等で切り裂かざるを得ないその一部、即
ち、前面体のみを廃棄して新たな前面体と交換装着して
全体の内袋に再生するものであるが、貨物の重量受け対
策(膨らみ、変形防止)・内袋構成のための縫製等、形
状ならびに装着手段において複雑な構造的要素を必要と
し、また、一部交換に要する部材及び装着のコストも必
要となる。
【0006】そこで、本発明は(モルト等)多量の穀物
バルクをコンテナ貨物として船舶輸送・揚げ荷作業にお
ける、内袋の反復利用性・クリーニング容易性・コンテ
ナ内装性・内容物挿入、排出性等をより簡便なものと
し、全体として反復利用可能なコンテナ内袋を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、貨物コンテナ
に内装して、多量の内容物を収納する合成樹脂シートか
らなる少なくとも底面壁、前,後面壁、左右の側面壁を
有する長方体形状のコンテナ内袋であって、少なくと
も、長方体の前面壁と、左右の側面壁の交わる稜線及び
後面壁と左右の側面壁の交わる稜線を、切断して、それ
ぞれファスナー等の接離手段によって接合、分離自在に
するとともに、上記前面壁の上段と下段に、それぞれ内
容物挿入用の開口部を形成するための切断部と、内容物
排出用の開口を形成する切断部とを設け、これら切断部
をファスナー等の接離手段で接合、分離自在にすること
により、内容物を挿入する際には、上記内容物挿入用の
開口を形成するための切断部を上記接離手段で分離して
内容物挿入用の開口を形成し、該開口から内容物を挿入
し、挿入後は、上記接離手段で上記切断部を接合して上
記開口を閉じることができるようにするとともに、内容
物を排出する際には、上記内容物排出用の開口を形成す
るための切断部を上記接離手段で分離して、内容物排出
用の開口を形成し、該開口から内容物を排出し、排出後
は、上記接離手段で上記開口を接合し、上記開口を閉じ
ることができるようにして、反復利用を可能にした。
【0008】また、本発明は、内容物排出用の開口を形
成する山型形状の切断部の頂部を、前面壁の中央部から
右又は左に偏位させた位置に配置したので、コンテナの
右又は左のいずれか一方のドアを開いた場合所謂ドアを
片開きした場合でも、上記切断部を分離して内容物排出
用の開口を形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図9は、反復利用可能なコ
ンテナ内袋1の第1の実施の形態を示す。
【0010】上記コンテナ内袋1は、貨物コンテナに内
装して多量の内容物を収納する合成樹脂シートからなる
長方体形状に形成されて、底面壁2と、前,後面壁3,
4と、左,右側面壁5,6と、天面壁7を有する6面体
構造になっている。
【0011】上記前,後面壁3,4と左,右の側面壁
5,6の交わる4つの稜線部分と、前,後面壁3,4と
天面壁7の交わる2つの稜線部分および天面壁7と左方
の側面壁5の交わる稜線部分はそれぞれ切断されてい
て、それぞれ接離手段11…11によって、接合、分離
自在になっている。すなわち、上記前,後面壁3,4と
左右の側面壁5,6の交わる稜線と、前,後面壁3,4
及び左右の側面壁5,6と天面壁7の交わる稜線のうち
の一つの稜線を除いた他の3つの稜線は、それぞれ接離
手段によって接合分離自在になっている。
【0012】そして、上記接離手段11…11によっ
て、上記稜線部分をそれぞれ接合して6面体を構成し、
上記稜線部分をそれぞれ分離して、図8に示したよう
に、前,後面壁3,4及び左,右の側面壁5,6が底面
壁2を囲む配置で、しかも、右方の側面壁6と天面壁7
を一体に形成した一枚のフラットな合成樹脂シートに展
開できるようになっている。
【0013】上記前面壁3は、上段に内容物挿入用の開
口21(図3参照)を形成するための切断部22を有
し、下段に内容物排出用の開口31を形成するための切
断部32を有している。
【0014】上記内容物挿入用の開口21を形成するた
めの切断部22は、前面壁3の幅方向の中央部に略垂直
方向に所定の長さに形成された第1切断部22aと、該
第1切断部22aの上端部に一端部が連続するように、
上記前面壁3と天面壁7の間の稜線および前面壁3と左
方の側面壁5の間の稜線に沿って形成された第2切断部
22bと、該第2切断部22bの一端部および上記第1
切断部22aの上端部に一端部が連続するように上記前
面壁3と天面壁7の間の稜線および前面壁3と右方の側
面壁6の間の稜線に沿って形成されて第3切断部22c
とからなっている。
【0015】上記切断部22は、接離手段23によって
接合、分離自在になっている。上記接離手段23は、上
記第1,第2,第3切断部22a,22b,22cをそ
れぞれ接合、分離する第1,第2,第3のスライドファ
スナー23a,23b,23cで構成されている。
【0016】そして、上記第1,第2,第3のスライド
ファスナー23a,23b,23cで上記第2,第3切
断部22b,22cを分離することにより、図3に示し
たように、内容物挿入用の開口21を全開状態にし、上
記第1,第2のスライドファスナー23a,23bで上
記第1,第2切断部22a,22bを分離することによ
り、図4(A)に示したように内容物挿入用の開口21
の左半分を開いた状態にし、上記第1,第3のスライド
ファスナー23a,23cで上記第1,第3切断部22
a,22cを分離することにより、図4(B)に示した
ように内容物挿入用の開口21の右半分を開いた状態に
することができるようになっている。
【0017】上記内容物排出用の開口31を形成するた
めの切断部32は、上記内容物挿入用の開口21を形成
するための第1の切断部22aの延長線を略中心にし
て、その左右に跨がるように山型形状に形成されてい
る。
【0018】上記山型形状の切断部32の頂部32a
は、上記内容物挿入用の開口21を形成するための第1
の切断部22aの延長線の真下から右又は左(図1にお
いては右方)に偏位した位置に来るように配置されてい
る。
【0019】山型形状の切断部32は、接離手段33に
よって接合、分離自在になっている。
【0020】上記接離手段33は、第1,第2のスライ
ドファスナー34,35で構成されていて、上記第1の
スライドファスナー34のスライダー36を上記前面壁
3の左端側から上記山型形状の切断部32の頂部32a
側にスライドさせ、第2のスライドファスナー35のス
ライダー37を上記前面壁3の右端側から上記山型形状
の切断部32の頂部32a側にスライドさせることによ
り、上記山型形状の切断部32を接合して、上記内容物
排出用の開口31を全閉状態にするようになっていると
ともに、上記山型形状の頂部32a側から上記第1のス
ライドファスナー34のスライダー36を上記前面壁3
の左端側にスライドさせ、第2のスライドファスナー3
5のスライダー37を上記山型形状の頂部32a側から
上記前面壁3の右端側にスライドさせることにより、上
記山型状の切断部32を分離して、上記内容物排出用の
開口31を全開状態にするようになっている。
【0021】上記前面壁3の内面には、上記第1,第2
のスライドファスナー34,35が何らかの原因でスラ
イドして、上記頂部32aの近傍に開口が不必要に発生
した場合に、上記開口を前面壁3の内側から塞いで、内
容物が漏出するのを防止するための漏出防止片41が設
けられている。上記漏出防止片41は、合成樹脂シート
や布で形成されている。
【0022】上記前面壁3は、上段,中段,下段にそれ
ぞれ補強用のパイプ42…42を取り付けるためのパイ
プ支持部51,52,53を有している。
【0023】上記上段のパイプ支持部51は、上記内容
物挿入用の開口21の下端に沿って筒状に形成されてい
て、上記補強用のパイプ42を挿通させることにより、
該パイプ42を取り付ける構成になっている。
【0024】また、中段および下段のパイプ支持部5
2,53は、前面壁3の一端側に設けられたパイプ止め
用のリング体54と、他端側に設けられたパイプ止め用
のベルト体55とからなっていて、上記リング体54に
補強用のパイプ42の一端部を挿通させ、上記ベルト体
55を上記補強用のパイプ42の他端部に巻き付けて、
該パイプ42を取り付けるようになっている。
【0025】上記上段のパイプ支持部51を筒状に形成
したのは、大きな負荷が掛かる最上段の補強用のパイプ
42を確実、堅固に支持して開口した時に端部が下に垂
れ下がらないように支えるためである。
【0026】そして、上記上,中,下段にそれぞれ取り
付けられた補強用のパイプ42…42の両端部は、図6
に示すように、それぞれコンテナ101の内壁に設けた
パイプ嵌合溝102,102に嵌合されて保持されるよ
うになっている。
【0027】図1に示したように、上記左,右の側面壁
5,6の四隅部(コーナー部)の近傍には、コンテナ内
に設けられたフック部に係止するための係止金具61…
61が取り付けられている。図5に示したように、上記
係止金具61は、長円形状の一部を切欠したC型状に形
成されていて、上記切欠部62をプラスチックで形成さ
れた筒状の切欠部開閉部材63で開閉されるようになっ
ている。上記切欠部開閉部材63は、プラスチックによ
り円筒状に形成されていて、図5中円内図示のように、
その一端側を上記係止金具61の切欠部62の一端側に
圧入固定し、他端側を上記切欠部62の他端側に当接又
は僅かに嵌合して撓み易くすることにより、上記係止金
具61に着脱自在に取り付けられて、上記切欠部62を
開閉できる。
【0028】上記係止金具61は、止着ベルト71によ
って、上記左,右の側面壁5,6の上部四隅部に取り付
けられている。
【0029】上記止着ベルト71は、他端部にループ部
72を形成して長手方向の一端部を縫い付ける等して取
り付けられ、ループ部72にはそれぞれループ状の第1
及び第2のゴム紐74,75の一端部が取り付けられ、
また、ループ部72には上記係止金具61が取り付けら
れている。上記第1のループ状のゴム紐74は、垂直方
向に伸ばした状態で、また上記第2のループ状のゴム紐
75は、傾斜させた状態で止着ベルト71の下方に同様
にループ部を形成して取り付けられる止着具72b,7
3bのループ部に挿通結束して取り付けられていて側面
壁5、6を上方へ引っ張るようにしてあり、その縮む力
で左,右の側壁面5,6に襞(皺)部81を形成し、上
方向への伸び代を作っておくことにより、内容物を収容
したときの上記左,右の側壁面5,6の膨らみに追従し
て伸びるようになっている。
【0030】上記係止金具61には、パイプ吊下用の補
助ベルト91が取り付けられていて、上記最上段のパイ
プ42を支えるようになっている。
【0031】また、側面壁下部四隅部には上記止着ベル
ト同様の係止金具61係止用の止着ベルト71が取り付
けられ、係止金具61が装着されている(第5図参
照)。
【0032】次に、上記コンテナ内袋1の使用方法につ
いて説明する。
【0033】1.コンテナ内での取り付け方(スライド
ファスナで内袋を組立てた後) (ア)後面壁4側の上下左右の係止金具61…61をコ
ンテナ内に配置されているフック部に係止する。上記係
止金具61は、切欠部62から切欠部開閉部材63の前
記当接又は嵌合側を上記フック部に押し付ければその切
欠部開閉部材63が内側に撓んでフック部を係止金具6
1内に導いて係止することができ、またフック部に係止
したのちは、上記切欠部開閉部材63の前記当接又は嵌
合側をフック部に押し付けることにより、切欠部開閉部
材63が外側に撓んでフック部から脱することができ
る。したがって、係止金具61…61がフック部に係止
したときは、切欠部開閉部材63が切欠部62を閉じた
状態にするので、フック部からの脱落を防止できるとい
うものである。
【0034】(イ)前面壁3の筒状のパイプ支持部51
にパイプ42を通し、パイプ嵌合溝102に嵌合する。
【0035】(ウ)前面壁側の左右側面壁上下の係止金
具61…61をコンテナ内に配置されているフックに係
止する。
【0036】(エ)中央部のパイプ支持部52のリング
体54にパイプ42を通し、他端部をベルト体55で固
定したのち、上記パイプ42をパイプ嵌合溝102に嵌
合する。
【0037】(オ)上記(エ)と同様に最下段のパイプ
支持部53のリング体54にパイプ42を通し、他端部
をベルト体55で固定したのち、上記パイプ42をパイ
プ嵌合溝102に嵌合する。
【0038】(カ)ローディング(内容物挿入)方法に
合わせて、内容物挿入用の開口21を形成する。(右半
分を開いた状態或は全開状態にする)。
【0039】2.取り外し方及びたたみ方 (ア)パイプ42…42をパイプ支持部51〜53から
外す。
【0040】(イ)側面壁5,6の上下左右の係止金具
61…61をコンテナ内に配置されているフックから外
す。
【0041】(ウ)左右の側面壁5,6を折り畳む。
【0042】(エ)前面壁3と後面壁4を折り畳む。
【0043】(オ)上述の如くして前,後面壁3,4、
左右の側面壁5,6等を折り畳んだコンテナ内袋を一端
部側から丸めてバンドや紐で縛る(図9参照)。
【0044】上記折り畳まれたコンテナ内袋は別の場所
で改めて展開されて、エアブロー等の方法によりクリー
ニングされる。クリーニング終了後、スライドファスナ
ーを閉め、折り畳んで保管する。
【0045】図10〜図13は、コンテナ内袋1の第2
の実施の形態を示す。
【0046】上記コンテナ内袋1は、底面壁2と、前,
後面壁3,4と、左,右面壁5,6を有する5面体構造
になっている。
【0047】上記前,後面壁3,4と左右の側面壁5,
6の交わる4つの稜線部分はそれぞれ切断されていて、
それぞれ接離手段11…11によって、接合、分離自在
になっている。
【0048】上記接離手段11…11は、スライドファ
スナーで構成されていて、スライダー12を一方向にス
ライド(上昇)させると、上記稜線部分を接合して、5
面体を構成し、この状態から上記スライダー12を他方
向にスライド(下降)させると、上記稜線部分を分離し
て、図13に示したように、底面壁2を前,後面壁3,
4及び左,右の側面壁5,6が包囲した一枚のシート状
に展開できるようになっている。
【0049】上記前面壁3は、上段に内容物挿入用の開
口21を形成するための切断部22と接離手段11…1
1を有し、下段に内容物排出用の開口31を形成するた
めの切断部32を有している。
【0050】上記内容物挿入用の開口21を形成するた
めの切断部22は、上記前面壁3の幅方向の中央部に、
前面壁3の上端から下端に向けて略垂直方向に所定の長
さに形成されている。
【0051】上記切断部22は、接離手段23によって
接合、分離自在になっている。
【0052】上記接離手段23は、スライドファスナー
で構成されていて、スライダー24を上昇させると、上
記切断部22を接合し、上記内容物挿入用の開口21を
閉じる。勿論、図12に示すように、切断部22を閉じ
た状態で前面壁3の両側の接離手段11…11を若干開
いて略長方形の開口21を形成できる。
【0053】他の構成は第1の実施の形態と同一である
ので同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を
省略する。
【0054】また、その使用方法も第1の実施の形態の
ものから天面壁7の処理を外いたものであるので重複す
る説明を省略する。
【0055】
【発明の効果】本発明の反復利用可能なコンテナ内袋に
は次に述べるような効果がある。
【0056】(1)請求項1,2,3のコンテナ内袋
は、一枚のフラットな合成樹脂シートを展開可能な構造
にしたので容易にクリーニングを施すことができる。ま
た、前面壁の上段に設けた内容物挿入用の開口と、下段
に設けた内容物排出用の開口を、それぞれ接離手段で開
閉自在にしたので反復利用に便利なものになる。
【0057】(2)請求項2のコンテナ内袋は、底面
壁、前,後面壁、左右の側面壁、天面壁の6面体で構成
されているので塵埃等の侵入や内容物が漏れ出るのを確
実に防止することができる。
【0058】(3)請求項3のコンテナ内袋は、底面
壁、前,後面壁、左右の側面壁の5面体で構成されてい
るので6面体のものに較べて構造が簡素化され、取り扱
いも容易になる。
【0059】(4)請求項4のコンテナ内袋は、内容物
挿入用の開口を形成する切断部を第1,第2,第3の3
つの切断部で構成したので、上記3つの切断部を全て分
離し、又は第2,第3の切断部を分離することにより、
上記内容物挿入用の開口を全開状態にし、上記第1切断
部と第2切断部を分離し、又は第1切断部と第3切断部
を分離することにより、それぞれ上記内容物挿入用の開
口を左,右に半開した状態にすることができる。
【0060】(5)請求項5のコンテナ内袋は、内容物
挿入用の開口を形成する切断部を前面壁の幅方向の中央
部に設けたので、上記切断部を分離して右又は左半分を
半開状態にしたり、両側の接離手段(スライドファスナ
ー)を若干開いて全体開口を形成することができる。ま
た、内容物排出用の開口を形成する切断部を山型形状に
形成したので、内容物を積み込んだときに上記切断部を
接離する接離手段が袋の下方に潜り込むのを防止するこ
とができる。
【0061】(6)請求項6のコンテナ内袋は、切断部
を接離する接離手段をスライドファスナーで構成したの
で、該スライドファスナーのスライダーをスライドさせ
るという簡単な操作で上記切断部を接合、又は分離させ
ることができる。
【0062】(7)請求項7のコンテナ内袋は、内容物
排出用の開口を形成する山型形状の切断部の頂部を、前
面壁の中央部から右又は左に偏位させた位置に配置した
ので、コンテナの右又は左のいずれか一方のドアを開い
た場合でも、上記切断部を分離して内容物排出用の開口
を形成させることができる。
【0063】(8)請求項8のコンテナ内袋は、接離手
段としてのスライドファスナー等が緩み、山型形状の切
断部の頂部部分が多少、開口してしまったような場合で
も、漏出防止片で上記開口から内容物が漏れ出すのを防
止することができる。
【0064】(9)請求項9のコンテナ内袋は、補強用
のパイプで前面壁を補強し、内容物の圧力がコンテナの
ドアに掛かるのを防止することができる。
【0065】(10)請求項10のコンテナ内袋は、係
止金具を利用することにより容易にコンテナ内に組み付
けることができる。特に係止金具を円形状の一部を切欠
したC型状に形成し、上記切欠部をプラスチックで形成
した筒状の切欠部開閉部材で開閉する構成としたので、
上記係止金具のコンテナフック部等への取り付け、取り
外しを容易かつ確実に行うことができる。
【0066】(11)請求項11のコンテナ内袋、左右
の側面壁の一部に襞部を形成して伸縮自在にしたので、
内容物を収容して上記左右の側面壁が膨らんだ場合で
も、これに追従して上記左右の側面壁を伸び縮みさせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の一部破断斜視図。
【図2】正面図。
【図3】開口を全開した状態の正面図。
【図4】(A)開口を半開状態にした要部の正面図。 (B)開口を半開状態にした要部の正面図。
【図5】係止金具部分の拡大斜視図。
【図6】使用状態の斜視図。
【図7】コンテナの一方のドアを開いた状態の正面図。
【図8】展開図。
【図9】折り畳んだ状態の斜視図。
【図10】第2の実施の形態の斜視図。
【図11】正面図
【図12】開口を開いた状態の正面図
【図13】展開図。
【図14】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1…コンテナ内袋、2…底面壁、3,4…前,後面壁、
5,6…左,右の側面壁、7…天面壁、11…接離手段
(スライドファスナー)、21…内容物挿入用の開口、
22…内容物挿入用の開口を形成するための切断部、2
3…接離手段、31…内容物排出用の開口、32…内容
物排出用の開口を形成するための切断部、32a…山型
の切断部の頂部、33…接離手段、41…漏出防止片、
42…補強用のパイプ、51〜53…パイプ支持部、6
1…係止金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲楢▼原 和美 東京都港区元赤坂1−2−3 サントリー 株式会社東京支社内 (72)発明者 山口 憲男 東京都千代田区一ツ橋1丁目1番1号 ナ ビテコ株式会社内 (72)発明者 大峯 俊博 東京都千代田区神田神保町2丁目2番地 ナビックステクノトレード株式会社内 (72)発明者 橋本 三郎 岡山県和気郡日生町大字日生241番地の104 橋本産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨物コンテナに内装して多量の内容物を
    収納する合成樹脂シートからなる少なくとも底面壁、
    前,後面壁、左右の側面壁を有する長方体形状のコンテ
    ナ内袋であって、 上記前面壁と左,右の側面壁の交わる稜線及び後面壁と
    左右の側面壁との稜線は、それぞれ接離手段によって接
    合、分離自在になっているとともに、 上記前面壁は、上段に内容物挿入用の開口を形成する切
    断部を有し、下段に内容物排出用の開口を形成する切断
    部を有していて、 上記内容物挿入用の開口を形成する切断部及び内容物排
    出用の開口を形成する切断部は、それぞれ接離手段によ
    って接合、分離自在になっていることを特徴とする反復
    利用可能なコンテナ内袋。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 長方体形状のコンテナ内袋は、底面壁と、前,後面壁
    と、左,右の側面壁と、天面壁とを有する6面体構造に
    なっていて、 上記前,後面壁と左右の側面壁の交わる稜線と、前,後
    面壁及び左右の側面壁と天面壁の交わる稜線のうちの一
    つの稜線を除いた他の3つの稜線は、それぞれ接離手段
    によって接合分離自在になっていることを特徴とする反
    復利用可能なコンテナ内袋。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 長方体形状のコンテナ内袋は、底面壁と、前,後面壁
    と、左,右の側面壁とを有する5面体構造になってい
    て、 上記前面壁と左,右の側面壁の交わる稜線及び後面壁と
    左,右の側面壁の交わる稜線は、それぞれ接離手段によ
    って接合、分離自在になっていることを特徴とする反復
    利用可能なコンテナ内袋。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、 内容物挿入用の開口を形成する切断部は、前面壁の幅方
    向の中央部に垂直方向に所定の長さに形成された第1切
    断部と、該第1切断部の上端部に一端部が連続するよう
    に前面壁と天面壁の間の稜線および前面壁と一方の側面
    壁の間の稜線に沿って形成された第2切断部と、該第2
    切断部の一端部および上記第1切断部の上端部に一端部
    が連続するように、上記前面壁と天面壁の間の稜線およ
    び前面壁と他方の側面壁の間の稜線に沿って形成された
    第3切断部とからなっているとともに、 内容物排出用の開口を形成する切断部は、上記第1切断
    部の延長線を略中心にして、その左右に跨がるように山
    型形状に形成されている、 ことを特徴とする反復利用可能なコンテナ内袋。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3において、 内容物挿入用の開口を形成する切断部は、前面壁の幅方
    向の中央部に、前面壁の上端から下端に向けて略垂直方
    向に所定の長さに形成されているとともに、 内容物排出用の開口を形成する切断部は、上記内容物挿
    入用の開口を形成する切断部の延長線を略中心にして、
    その左右に跨がるように山型形状に形成されていること
    を特徴とする反復利用可能なコンテナ内袋。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5において、 接離手段は、スライドファスナーで構成されていること
    を特徴とする反復利用可能なコンテナ内袋。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6において、 内容物排出用の開口を形成する切断部は、山型形状の頂
    部が前面壁の幅方向の中央部から右又は左に偏位した位
    置に形成されていることを特徴とする反復利用可能なコ
    ンテナ内袋。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7において、 内容物排出用の開口を形成する山型形状の切断部の頂部
    の内側には、該頂部の近傍から内容物が漏れ出るのを防
    止する漏出防止片が設けられていることを特徴とする反
    復利用可能なコンテナ内袋。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8において、 前面壁には、補強用のパイプを取り付けるためのパイプ
    支持部が設けられていることを特徴とする反復利用可能
    なコンテナ内袋。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9において、 左右側面壁の四隅部の近傍には、コンテナ内に設けられ
    たフック部に係止するための係止金具が取り付けられて
    いて、 上記係止金具は、円形状の一部を切欠したC型状に形成
    されていて、上記切欠部をプラスチックで形成された筒
    状の切欠部開閉部材で開閉される構成になっていること
    を特徴とする反復利用可能なコンテナ内袋。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10において、 左右の側面壁は、伸縮可能な襞部を有していることを特
    徴とする反復使用可能なコンテナ内袋。
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