JPH11164763A - 循環型搬送路用飲食物容器または搬送台 - Google Patents

循環型搬送路用飲食物容器または搬送台

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JPH11164763A
JPH11164763A JP34860797A JP34860797A JPH11164763A JP H11164763 A JPH11164763 A JP H11164763A JP 34860797 A JP34860797 A JP 34860797A JP 34860797 A JP34860797 A JP 34860797A JP H11164763 A JPH11164763 A JP H11164763A
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sushi
drink
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない磁力のマグネットによってもスムーズ
なスライド搬送を実施することのできる循環型搬送路用
飲食物容器または搬送台を提供する。 【解決手段】 飲食物を飲食客に提供する循環型搬送路
1上に、不動のスライド板2が設けられ、前記スライド
板2上にはマグネット6と反応する基材13と連動して
移動する飲食物容器3または搬送台18が載置されると
ともに、スライド板2下部には、循環移動するマグネッ
ト6が設けられている飲食物供給用循環型搬送路におい
て、前記飲食物容器3または搬送台18下部に、この不
動のスライド板2に常時当接する回転部材17を少なく
とも1つ設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲食物、特には寿司
等を搬送し、飲食客に供給する無端状に形成され、前記
飲食物が載置される飲食物容器やその載置台がスライド
搬送される循環型搬送路に使用される飲食物容器やその
載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カウンタ−等の飲食台に沿って無
端状に形成されている食品搬送用の循環型搬送路を設
け、この搬送路に、飲食物、例えば寿司等を盛り付けた
皿等の容器を載置して搬送する循環搬送型の飲食カウン
タ−は、飲食客や調理人が移動することなく飲食或いは
調理することができ、更に飲食客は席にいながらにして
自分の所望する商品を選びながら飲食できることから広
く使用されている。
【0003】従来、このような飲食カウンタに用いられ
る飲食物搬送用の循環型搬送路としては、図8に示すよ
うに、その上面部に略半月状をした複数のスタット2’
が、相対移動可能に平面性を有し、駆動チェ−ン3’に
より搬送路を移動可能に設けられたクレセントチェ−ン
コンベア1’が主に用いられている。
【0004】しかし、上記した従来のクレセントチェ−
ンコンベア1’は、搬送路を循環する無端状とするため
に、どうしても曲部を設ける必要があるために、その曲
部においてスム−ズに前記スタット2’が進行できるよ
うに、前記各スタットが相対移動可能とする必要があ
り、よって前記スタット間に所定の間隙を設けて駆動チ
ェ−ン3’に係合されている。
【0005】そのため、この間隙に飲食物等の異物が侵
入しやすく、これらの異物等を取り除くためには、前記
クレセントチェ−ンコンベア1’を休止し、これを取り
外して実施する必要があり、非常に困難なものになって
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明者ら
は、先に飲食物を搬送する搬送面を間隙のない不動のス
ライド板とし、このスライド板上をマグネットにより飲
食物を載置した飲食物容器等をスライド搬送する提案を
特願平9−227134号により提案しているが、この
ようにスライド板上をマグネットによりスライド搬送す
る場合には、スライド板と飲食物容器との当接部におい
て摩擦を生じることから、この摩擦に抗して飲食物容器
をスライドさせるために、磁力の大きなマグネットを用
いる必要があるが、このようにした場合には、前記飲食
物容器とスライド板との当接力も大きくなって摩擦力も
大きくなってしまうことから、飲食物容器が間欠的にス
ライド移動し、スムーズな移動がなされなくなる場合が
あり、状況によっては、これら間欠周期が短い場合に
は、飲食物容器が振動して異音を発するようになってし
まう場合があった。
【0007】また、このように磁力の大きなマグネット
を用いると、飲食客が飲食物容器を取り出すのにも大き
な力を必要とし、飲食物容器を取り出しにくくなってし
まうという問題点があった。
【0008】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、少ない磁力のマグネットによっても
スムーズなスライド搬送を実施することのできる循環型
搬送路用飲食物容器または搬送台を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ために、本発明の循環型搬送路用飲食物容器または搬送
台は、飲食物を飲食客に提供する循環型搬送路上に、不
動のスライド板が設けられ、前記スライド板上にはマグ
ネットと反応する基材と連動して移動する飲食物容器ま
たは搬送台が載置されるとともに、スライド板下部に
は、循環移動するマグネットが設けられている飲食物供
給用循環型搬送路において、前記飲食物容器または搬送
台下部に、この不動のスライド板に常時当接する回転部
材が、少なくとも1つ設けられていることを特徴として
いる。この特徴によれば、前記飲食物容器または搬送台
下部に回転可能とされた回転部材が設けられることによ
り、前記スライド板と飲食物容器または搬送台との摩擦
が著しく減少され、少ない磁力のマグネットを用いても
スムーズな搬送ができるようになる。さらに、マグネッ
トの磁力が少なくて済むことから、飲食客が飲食物を取
り出す際に必要な力を低減でき、取り出しが容易にでき
るようになる。
【0010】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記回転部材が、前記基材が設けられた位置
の搬送方向に対して後ろ側に設けられていることが好ま
しい。このようにすれば、前記回転部材が、前記基材に
より引かれる形となることから、搬送方向性が一定化
し、前記回転部材が安定して回転することができるよう
になる。
【0011】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記基材が、飲食物容器または搬送台のほぼ
中央部に設けられていることが好ましい。このようにす
れば、循環移動するマグネットと連動する基材がほぼ中
央部に配置されることにより、スライド板上を搬送され
る各飲食物容器または搬送台が、整然と一列状に搬送で
きるようになる。
【0012】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記回転部材が多数設けられており、この回
転部材でのみ前記スライド板に当接するようになってい
ることが好ましい。このようにすれば、不動のスライド
板と当接する部分が回転する回転部材のみであることか
ら、スライド板との摩擦抵抗をより低減することがで
き、よりスムーズな搬送ができるようになる。
【0013】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記回転部材が、飲食物容器または搬送台の
ほぼ中央部に1つ設けられ、その周囲に脚部が設けられ
ており、これら脚部の下端部を結ぶ水平面よりも、前記
回転部材が下方に若干突出するようになっていることが
好ましい。このようにすれば、前記回転部材の周囲に設
けられた脚部がスライド板と当接する面積を低減できる
とともに、その面積をほぼ一定とすることができるよう
になり、これら脚部とスライド板とが当接して生じる摩
擦力が低減するとともに安定することから、少ない磁力
で安定したスムーズな搬送ができるようになる。
【0014】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記基材が、前記回転部材であることが好ま
しい。このようにすれば、回転部材が前記マグネットの
移動に伴い、スライド板と当接していることで自転する
ようになることから、より滑らかな搬送ができるように
なる。さらに、回転部材が基材を兼ねることにより、構
成部品の数が減少し、製造コストも低減させることがで
きる。
【0015】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記回転部材が円柱状であることが好まし
い。このようにすれば、前記回転部材が円柱であること
から、回転方向に方向性を持つようになり、飲食物容器
または搬送台が搬送中に回転してしまうことを抑えるこ
とができる。
【0016】本発明の循環型搬送路用飲食物容器または
搬送台は、前記円柱状の回転部材が、飲食物容器または
搬送台の中央部よりオフセットされて設けられているこ
とが好ましい。このようにすれば、前記円柱状の回転部
材の回転方向と、搬送方向が一致しない状態にて飲食物
容器または搬送台をスライド板上に配置したとしても、
前記円柱状の回転部材が飲食物容器または搬送台の中央
部よりオフセットされていることにより、搬送移動に伴
って自動的に円柱状の回転部材の回転方向と、搬送方向
が一致するようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0018】(実施例1)図1は本実施例1に用いた循
環型搬送路を示す外観斜視図であり、図2は本実施例1
に用いた循環型搬送路の構成を示す断面模式図であり、
図3(a)は、本実施例1における循環型搬送路用飲食
物容器である寿司皿の構成を示す裏面図であり、図3
(b)は、本実施例1の寿司皿の構成を示す断面A−A
における断面図である。
【0019】本実施例1に用いた循環型搬送路1は、図
1に示されるような外観を有しており、従来の循環搬送
路同様に、飲食台4に沿って無端状に搬送路が形成され
ており、この搬送路上を飲食物容器である寿司皿3に各
種の寿司が載置されて、前記飲食台4の各飲食客に提供
されるようになっている。
【0020】本実施例1の循環型搬送路は、図2に示す
ような構成とされており、搬送路の上面部に、平滑性を
有するスライド板2が設けられ、前記スライド板2は、
搬送路側部を形成するハウジング5に搬送路内を密封す
るように固定されており、前記スライド板2直下の搬送
路中央部にには、通電により磁化する電磁石6が複数、
所定の間隔にて設けられ、この電磁石6は、搬送路内に
設けられたチェーンレール7に沿って、搬送路内を循環
移動するようにされている駆動チェーン8に取付け治具
により取付けられており、前記駆動チェーン8の移動に
伴って搬送路内を循環移動するようになっている。
【0021】また、本実施例1においては、前記したよ
うに、マグネットとして電磁石6を用いていることか
ら、この電磁石6に電気を供給する給電装置が搬送路内
部に設けられており、これら給電装置としては、前記電
磁石6が駆動チェーン8に連動して移動するため、図2
に示されるような搬送路内部側面に、給電レール10を
レールホルダー9を用いて架設し、前記駆動チェーン8
の前記電磁石6が取付けられた近傍の位置に、前記電磁
石6同様に駆動チェーン8に集電ブロック12が取付け
られており、この集電ブロック12には、前記給電レー
ル10に接し、移動しながら導通が得られるトロリ11
が設けられており、この集電ブロック12より前記電磁
石6に電気が供給されるようになっている。
【0022】これら前記した循環搬送路上を搬送される
本実施例1の飲食物容器である寿司皿3は、図3(a)
および(b)に示されるようになっており、前記搬送路
内を循環移動する電磁石6と連係して寿司皿3を移動さ
せる永久磁石13が裏面に固定されており、この寿司皿
3には、その中央部に回転部材としての樹脂製のベアリ
ングボール17と、このベアリングボール17を回転自
在に保持するベアリングケース16が、ベアリングホル
ダー部15に挿入、嵌合されて固定されており、寿司皿
3の外周部には、脚部としての糸底14が設けられ、こ
れら糸底14の下端部と前記ベアリングボール17の下
端部は、ほぼ同一水平面状または前記ベアリングボール
17の下端部が若干下方に突出するようにされて、これ
ら糸底14とベアリングボール17の下端部にてスライ
ド板2と当接するようになっている。
【0023】このようにすることにより、飲食物である
寿司が載置された寿司皿3が搬送路に投入されると、前
記電磁石6による磁力に寿司皿3の裏面に設けられた永
久磁石13が引きつけられて、電磁石6の移動に連動し
て寿司皿3がスライド板2上を移動、搬送されるように
なり、この移動において、前記回転自在とされたベアリ
ングボール17が寿司皿3の中央において、寿司がどの
ように配置されても常時スライド板と当接し、その荷重
による糸底14とスライド板2との摩擦を低減すること
から、スムーズな移動ができるようになる。
【0024】また、前記したように摩擦が低減するた
め、移動に必要とされる力も低減されることから、前記
電磁石6の強さを少ないものとすることができ、前記電
磁石6と永久磁石13との引力を低下させることができ
るため、飲食客が搬送路上より寿司皿3を、前記電磁石
6と永久磁石13との引力に抗して取り出す力を少なく
でき、取り出しを容易とすることができる。
【0025】また、本実施例1のように、回転部材であ
るベアリングボール17が基材である永久磁石13の進
行方向後ろ側に設けられていることにより、永久磁石1
3によりベアリングボール17が引かれる形となること
から、ベアリングボール17の回転方向が一定化し、安
定して回転するようになる。
【0026】また、本実施例1では、電磁石6を用いて
いるが、前記のように電磁石6の強さを低減させられる
ことから、これら電磁石6を電気力が不要な永久磁石と
しても良く、そうすれば前記搬送路内の電気の供給設備
を不要とすることもできる。
【0027】また、本実施例1においては、前記電磁石
6に反応する基材として永久磁石13を用いているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、金属片等を用
いたり、磁気塗料等を印刷して用いても良い。
【0028】また、前記糸底14は寿司皿3と同一の材
質とされているが、前記スライド板2と当接する下端部
に低摩擦で耐磨耗性に優れた他の素材を用いても良い。
【0029】また、本実施例1は寿司皿3として実施さ
れているが、これら寿司皿3を一般の寿司皿3を載置で
きるように、例えば上面部を水平な面として載置台とし
ても良い。
【0030】(実施例2)図4(a)は、本実施例2の
搬送台18を示す裏面図であり、図4(b)は、本実施
例2の搬送台18の構成を示す断面B−Bにおける断面
図である。
【0031】本実施例2においては、前記搬送台18を
搬送する搬送路は実施例1と同様とされている。
【0032】本実施例2では、前記実施例1が寿司皿3
であったのに対し、本実施例2では前記電磁石6と連係
しない通常の寿司皿3’を載置して搬送する搬送台18
において実施している。
【0033】本実施例2の搬送台18は、図4(a)お
よび(b)に示されるようになっており、前記搬送路内
を循環移動する電磁石6と連係して搬送台18を移動さ
せる鉄片20が基台23の内部に内蔵されており、この
ほぼ正方形とされた基台23の四隅には、脚部19aお
よびbが設けられており、進行方向前側に設けられた脚
部19aは、進行方向後側に設けられた脚部19bより
もスライド板2と当接する面積が小さくされており、前
記基台23裏面中央部には、回転自在にベアリングケー
ス21に保持されている円柱状で樹脂製のベアリングロ
ーラ22が、その回転方向側に前記鉄片20がくるよう
に配置されている。
【0034】また、前記脚部19aおよびbの下端面お
よびベアリングローラ22の下端部は、ほぼ同一水平面
となるようにされており、これら脚部19aおよびbの
下端面およびベアリングローラ22の下端部がスライド
板2と当接するようになっている。
【0035】本実施例2のようにすれば、実施例1同様
に、電磁石6と連係する鉄片20により回転する前記円
柱状のベアリングローラ22が必ず引かれる形となり、
ベアリングローラ22が安定して回転するようになると
ともに、前記ベアリングローラ22が円柱状であること
から、回転に方向性を有するため、搬送台18が回転し
にくくなるとともに、前記脚部19aおよびbにおい
て、進行方向後側に設けられているた脚部19bのスラ
イド板2と当接する面積が大きくなることから、この部
分にて生じる摩擦抵抗が前側の脚部19aの摩擦より大
きくなり、さらに搬送台18を回転しずらいものとする
ことができる。
【0036】また、本実施例2のように電磁石6と連係
する基材である鉄片20が、飲食客により取り出される
寿司皿3’にではなく、飲食客により取り出されること
のない搬送台18に設けられていることにより、寿司皿
3’の取り出しの際に、電磁石6と基材との引き合いに
抗する力を必要としないことから、取り出しを容易なも
のとすることもできる。
【0037】(実施例3)図5(a)は、本実施例3の
搬送台18を示す裏面図であり、図5(b)は、本実施
例3の搬送台18の構成を示す断面C−Cにおける断面
図である。
【0038】本実施例3においても、前記搬送台18を
搬送する搬送路は実施例1と同様とされている。
【0039】本実施例3でも、前記実施例2と同様に、
電磁石6と連係しない通常の寿司皿3’を載置して搬送
する搬送台18において実施している。
【0040】本実施例3の搬送台18は、図5(a)お
よび(B)に示されるように、基台26の裏面中央部に
は、円形の永久磁石25が、スライド板2と当接しない
ように設けられ、前記基台26の四隅には、前記実施例
1において寿司皿3の裏面中央部に設けられていたもの
と同様の回転部材である、樹脂製のベアリングボール1
7と、このベアリングボール17を回転自在に保持する
ベアリングケース16が、ベアリングホルダー部15に
挿入、嵌合されて固定されており、これら各ベアリング
ボール17の下端部は、ほぼ同一水平面となるようにさ
れ、このベアリングボール17の下端部のみにてスライ
ド板2と当接するようになっている。
【0041】本実施例3のようにすれば、スライド板2
と当接する部分が、摩擦の少ない回転可能な回転部材の
みであるため、スライド板2上を搬送するために必要な
力を、より少ないものとすることができるようになると
ともに、電磁石6と連係する基材である永久磁石25
が、基台26のほぼ中央に設けられていることから、搬
送台18が回転しても、その中心位置が一列状に移動す
る電磁石6の位置より大きく外れないことから、搬送台
18も一列状に整然と搬送されるようになる。
【0042】(実施例4)図6(a)は、本実施例4の
寿司皿3を示す裏面図であり、図6(b)は、本実施例
4の寿司皿3の構成を示す断面D−Dにおける断面図で
ある。
【0043】本実施例4においても、本実施例4の寿司
皿3を搬送する搬送路は実施例1と同様とされている。
【0044】本実施例4の寿司皿3は、図6(a)およ
び(b)に示されるように、実施例1とほぼ同様の寿司
皿3とされているが、本実施例4では、前記実施例1で
は、搬送路1内の電磁石6と連係する永久磁石13を皿
底面部に個別として設けているのに対し、本実施例4で
は、この電磁石6と連係する基材が回転部材としての鉄
製のベアリングボ−ル27とされている点と、このベア
リングボ−ル27の下端部が、糸底14の下端部の水平
面より若干下方に突出するように配置されている点が異
なり、その他の構成は、実施例1と同様とされている。
【0045】本実施例4のようにすれば、前記ベアリン
グボ−ル27自体が電磁石6と連係し、スライド板2と
常時当接することから、電磁石6の移動に伴ってベアリ
ングボ−ル27自体が回転するようになるとともに、前
記糸底14の下端部がスライド板2と当接する面積が減
少するとともに、その当接面積の変化が少なく、ほぼ一
定とすることができるようになることから、寿司皿3が
少ない磁力でも、安定してスム−ズに搬送されるように
なる。
【0046】また、このベアリングボ−ル27が寿司皿
3のほぼ中央に設けられていることから、実施例3と同
様に、寿司皿3が回転しても、その中心位置が一列状に
移動する電磁石6の位置より大きく外れることがなく、
寿司皿3が一列状に整然と搬送されるようになる。
【0047】(実施例5)図7(a)は、本実施例5の
寿司皿3を示す裏面図であり、図7(b)は、本実施例
5の寿司皿3の構成を示す断面E−Eにおける断面図で
ある。
【0048】本実施例5においても、本実施例5の寿司
皿3を搬送する搬送路は実施例1と同様とされている。
【0049】本実施例5の寿司皿3は、図7(a)およ
び(b)に示されるように、前記実施例4と同様の糸底
を有する寿司皿3の裏面に、実施例2とほぼ同様のベア
リングロ−ラ28を回転自在に保持するベアリングケー
ス21が、前記寿司皿3の中央より少し外れた位置にオ
フセットされて設けられており、前記ベアリングロ−ラ
28は、搬送路内を循環移動する電磁石6と連係する基
材を兼ねるために、本実施例5では鉄製とされている。
【0050】また、前記ベアリングロ−ラ28は、図7
(b)に示されるように、実施例4と同様に、糸底14
の下端部の水平面より若干下方に突出するように配置さ
れている。
【0051】本実施例5のようにすれば、前記実施例4
と同様に、回転部材である前記ベアリングロ−ラ28
が、電磁石6と連係することにより、自転するようにな
るとともに、前記糸底14の下端部がスライド板2と当
接する面積が減少し、その当接面積の変化が少なく、ほ
ぼ一定とすることができるようになることから、寿司皿
3が少ない磁力でも、安定してスム−ズに搬送されるよ
うになる。
【0052】さらに、このベアリングロ−ラ28が円柱
状とされていることから、回転に方向性があるため、寿
司皿3が回転することを抑えることもできるようにな
る。
【0053】また、本実施例5のように、前記ベアリン
グロ−ラ28を寿司皿3の中心よりオフセットして設け
ることにより、寿司皿3が前記ベアリングロ−ラ28の
回転方向と進行方向とがほぼ直角となるようにスライド
板2上に置かれたとしても、寿司皿3の進行につれて寿
司皿3が自動的に回転し、その進行方向とベアリングロ
−ラ28の回転方向とが自動的に一致するようになる。
【0054】以上、本発明を図面に基づいて説明してき
が、本発明は前記した各実施例に限定されるものではな
く、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更または追加
があっても、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0055】また、前記各実施例においては、寿司皿3
または搬送台18について実施しているが、これらの各
実施内容を寿司皿3を搬送台18に、搬送台18を寿司
皿3に置き換えて実施しても良いことは言うまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0057】(a)請求項1項の発明によれば、前記飲
食物容器または搬送台下部に回転可能とされた回転部材
が設けられることにより、前記スライド板と飲食物容器
または搬送台との摩擦が著しく減少され、少ない磁力の
マグネットを用いてもスムーズな搬送ができるようにな
る。さらに、マグネットの磁力が少なくて済むことか
ら、飲食客が飲食物を取り出す際に必要な力を低減で
き、取り出しが容易にできるようになる。
【0058】(b)請求項2項の発明によれば、前記回
転部材が、前記基材により引かれる形となることから、
前記回転部材が安定して回転することができるようにな
る。
【0059】(c)請求項3項の発明によれば、循環移
動するマグネットと連動する基材がほぼ中央部に配置さ
れることにより、スライド板上を搬送される各飲食物容
器または搬送台が、整然と一列状に搬送できるようにな
る。
【0060】(d)請求項4項の発明によれば、不動の
スライド板と当接する部分が回転する回転部材のみであ
ることから、スライド板との摩擦抵抗をより低減するこ
とができ、よりスムーズな搬送ができるようになる。
【0061】(e)請求項5項の発明によれば、前記回
転部材の周囲に設けられた脚部がスライド板と当接する
面積を低減できるとともに、その面積をほぼ一定とする
ことができるようになり、これら脚部とスライド板とが
当接して生じる摩擦力が低減するとともに安定すること
から、少ない磁力で安定したスムーズな搬送ができるよ
うになる。
【0062】(f)請求項6項の発明によれば、回転部
材が前記マグネットの移動に伴い、スライド板と当接し
ていることで自転するようになることから、より滑らか
な搬送ができるようになる。さらに、回転部材が基材を
兼ねることにより、構成部品の数が減少し、製造コスト
も低減させることができる。
【0063】(g)請求項7項の発明によれば、前記回
転部材が円柱であることから、回転方向に方向性を持つ
ようになり、飲食物容器または搬送台が搬送中に回転し
てしまうことを抑えることができる。
【0064】(h)請求項8項の発明によれば、前記円
柱状の回転部材の回転方向と、搬送方向が一致しない状
態にて飲食物容器または搬送台をスライド板上に配置し
たとしても、前記円柱状の回転部材が飲食物容器または
搬送台の中央部よりオフセットされていることにより、
搬送移動に伴って自動的に円柱状の回転部材の回転方向
と、搬送方向が一致するようになる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に用いた循環型搬送路を示す
外観斜視図である。
【図2】本発明の各実施例に用いた循環型搬送路の構成
を示す断面模式図である。
【図3】(a)本発明の実施例1の寿司皿を示す裏面図
である。 (b)本発明の実施例1の寿司皿の構成を示す断面A−
Aにおける断面図である。
【図4】(a)本発明の実施例2の搬送台を示す裏面図
である。 (b)本発明の実施例2の搬送台の構成を示す断面B−
Bにおける断面図である。
【図5】(a)本発明の実施例3の搬送台を示す裏面図
である。 (b)本発明の実施例3の搬送台の構成を示す断面C−
Cにおける断面図である。
【図6】(a)本発明の実施例4の寿司皿を示す裏面図
である。 (b)本発明の実施例4の寿司皿の構成を示す断面D−
Dにおける断面図である。
【図7】(a)本発明の実施例5の寿司皿を示す裏面図
である。 (b)本発明の実施例5の寿司皿の構成を示す断面E−
Eにおける断面図である。
【図8】従来の飲食物供給用循環型搬送路を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 (循環型)搬送路 2 スライド板 3 寿司皿(飲食物容器) 3’ 寿司皿 4 飲食台 5 ハウシング 6 電磁石 7 チェーンレール 8 駆動チェーン 9 レールホルダ− 10 給電レール 11 トロリ 12 集電ブロック 13 永久磁石(基材) 14 糸底(脚部) 15 ベアリングホルダー部 16 ベアリングケ−ス 17 ベアリングボ−ル 18 搬送台 19a、b 脚部 20 鉄片(基材) 21 ベアリングケ−ス 22 ベアリングロ−ラ 23 基台 25 永久磁石 26 基台 27 (鉄製)ベアリングボ−ル(基材) 28 (鉄製)ベアリングロ−ラ(基材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲食物を飲食客に提供する循環型搬送路
    上に、不動のスライド板が設けられ、前記スライド板上
    にはマグネットと反応する基材と連動して移動する飲食
    物容器または搬送台が載置されるとともに、スライド板
    下部には、循環移動するマグネットが設けられている飲
    食物供給用循環型搬送路において、前記飲食物容器また
    は搬送台下部に、この不動のスライド板に常時当接する
    回転部材が、少なくとも1つ設けられていることを特徴
    とする循環型搬送路用飲食物容器または搬送台。
  2. 【請求項2】 前記回転部材が、前記基材が設けられた
    位置の搬送方向に対して後ろ側に設けられている請求項
    1に記載の循環型搬送路用飲食物容器または搬送台。
  3. 【請求項3】 前記基材が、飲食物容器または搬送台の
    ほぼ中央部に設けられている請求項1または2に記載の
    循環型搬送路用飲食物容器または搬送台。
  4. 【請求項4】 前記回転部材が多数設けられており、こ
    の回転部材でのみ前記スライド板に当接するようになっ
    ている請求項1〜3のいずれかに記載の循環型搬送路用
    飲食物容器または搬送台。
  5. 【請求項5】 前記回転部材が、飲食物容器または搬送
    台のほぼ中央部に1つ設けられ、その周囲に脚部が設け
    られており、これら脚部の下端部を結ぶ水平面よりも、
    前記回転部材が下方に若干突出するようになっている請
    求項1〜3のいずれかに記載の循環型搬送路用飲食物容
    器または搬送台。
  6. 【請求項6】 前記基材が、前記回転部材である請求項
    1または4または5項に記載の循環型搬送路用飲食物容
    器または搬送台。
  7. 【請求項7】 前記回転部材が円柱状である請求項1〜
    6のいずれかに記載の循環型搬送路用飲食物容器または
    搬送台。
  8. 【請求項8】 前記円柱状の回転部材が、飲食物容器ま
    たは搬送台の中央部よりオフセットされて設けられてい
    る請求項7に記載の循環型搬送路用飲食物容器または搬
    送台。
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