JPH11164148A - 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法 - Google Patents

画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法

Info

Publication number
JPH11164148A
JPH11164148A JP9328698A JP32869897A JPH11164148A JP H11164148 A JPH11164148 A JP H11164148A JP 9328698 A JP9328698 A JP 9328698A JP 32869897 A JP32869897 A JP 32869897A JP H11164148 A JPH11164148 A JP H11164148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
printing
density
unit
calibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9328698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3618985B2 (ja
Inventor
Toshimitsu Nakano
利満 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32869897A priority Critical patent/JP3618985B2/ja
Publication of JPH11164148A publication Critical patent/JPH11164148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3618985B2 publication Critical patent/JP3618985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷装置におけるキャリブレーションの実行
を含む濃度補正処理の設定に関し、キャリブレーション
実行によるスループットの低下をできる限り低減すると
ともにユーザの要求に適切に対応した設定を可能とす
る。 【解決手段】 濃度補正を行わない場合を含み濃度補正
処理の設定をするため、各濃度補正モード毎に試し印刷
を行い、最初と予定枚数印刷後の試し印刷結果からユー
ザがいずれかのモードを選択して設定する。この試し印
刷では、まず予定印刷枚数を設定し(S501)、標準
モードで濃度補正する場合(S502)の1ページ目の
濃度特性を予測する予測濃度テーブルを作成し(S50
3)、そのテーブルに基づいて試し印刷の所定の描画を
行う(S504)。以降同様に、補正を行う場合の予定
枚数印刷後、補正を行わない場合の1ページ目、および
補正を行わない場合の予定枚数印刷後のそれぞれ試し印
刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、印
刷システムおよび濃度補正処理設定方法に関し、詳しく
は濃度補正に係るキャリブレーション実行の設定に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字装置やこの装置を情報出
力装置として用いる情報処理システムでは、印刷装置に
おける印刷データの濃度レベル補正を行うための補正テ
ーブルについてキャリブレーションが行われることが知
られている。このキャリブレーションは印刷装置各部に
おける経時変化等に起因した出力濃度の変動による印刷
画像の濃度や色味の変化を低減するために行われるもの
であり、例えばレーザビームシステムを用いた電子写真
方式の印刷装置では、所定のタイミングで複数の濃度レ
ベルの各レベル毎に感光ドラム上にパッチのトナー像を
形成し、それらの濃度をセンサにより測定して、その測
定濃度値に基づいて補正テーブルの内容を更新すること
により行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、キャリブレーションが所定のタイミングで行
われるため、そのときの印刷画像においてそれ程濃度等
の変化が生じていないにもかかわらず、一律にキャリブ
レーションが行われる場合もある。このような場合、キ
ャリブレーションは、上述のように印刷処理を中断して
パッチ出力およびその濃度測定を行うものであるため、
その処理が実質的に無駄になるばかりか、印刷に関する
スループットの低下をもたらすことになる。
【0004】また、ユーザが要求する濃度や色再現を実
現するには、どの程度の頻度でキャリブレーションを行
えばよいかは、実際に印刷を行ってみないとわからない
という問題もある。また、このことに関連して、ユーザ
によっては、ある程度の量の印刷を、その印刷に要する
時間と求める印刷品位とを比較考慮しキャリブレーショ
ンのみならず補正テーブルを用いた濃度補正自体をも必
要としない場合もある。
【0005】本発明は、上述の観点からなされたもので
あり、その目的とするところは、キャリブレーションの
実行を含む濃度補正処理の設定に関し印刷処理のスルー
プットをできる限り低減できるとともにユーザの要求に
適切に対応した設定を可能とする画像処理装置、印刷シ
ステムおよび濃度補正処理設定方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
印刷データの補正を行う補正手段と、該補正手段のキャ
リブレーションを行うキャリブレーション手段と、前記
補正手段による補正の実行の有無および該補正を実行す
る場合における前記キャリブレーション手段によるキャ
リブレーションの実行間隔の組合せに応じて異なる複数
の補正モードを設定可能な補正モード設定手段と、該補
正モード設定手段が設定可能な複数の補正モードそれぞ
れについて、その補正モードで印刷を行った場合の予測
印刷データを作成する予測データ作成手段と、を具えた
ことを特徴とする。
【0007】好ましくは、前記予測データ作成手段が作
成した予測印刷データに基づき、試し印刷を行う試し印
刷手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0008】また、ホスト装置と、印刷装置を有し、前
記ホスト装置による制御に基づいて、前記印刷装置によ
り印刷を行う印刷システムであって、印刷データの補正
を行う補正手段と、該補正手段のキャリブレーションを
行うキャリブレーション手段と、前記補正手段による補
正の実行の有無および該補正を実行する場合における前
記キャリブレーション手段によるキャリブレーションの
実行間隔の組合せに応じて異なる複数の補正モードを設
定可能な補正モード設定手段と、該補正モード設定手段
が設定可能な複数の補正モードそれぞれについて、その
補正モードで印刷を行った場合の予測印刷データを作成
する予測データ作成手段と、を有したことを特徴とす
る。
【0009】さらに、印刷データの補正を行う補正手段
と、該補正手段のキャリブレーションを行うキャリブレ
ーション手段とを有し、前記補正手段による補正の実行
の有無および該補正を実行する場合における前記キャリ
ブレーション手段によるキャリブレーションの実行間隔
の組合せに応じて異なる複数の補正モードで印刷データ
の補正を行うことが可能な印刷装置における補正処理設
定方法であって、前記複数の補正モードそれぞれについ
て、その補正モードで印刷を行った場合の予測印刷デー
タを作成するステップを有したことを特徴とする。
【0010】以上の構成によれば、補正手段による印刷
データの補正を行わない場合を含む、キャリブレーショ
ンの実行間隔に関する複数の補正モードのそれぞれにつ
いて、その補正モードで印刷を行った場合の予測印刷デ
ータを作成できるので、そのデータによる試し印刷やあ
るいは表示器による表示を行い予めそれぞれのモードを
用いた場合の印刷結果を知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施形態における印刷装
置(以下、プリンタともいう)の制御構成を示すブロッ
ク図である。
【0013】図1において、プリンタ102は、ホスト
コンピュータ101から、色情報、文字、図形イメージ
画像、コピー枚数等の印刷情報を受け取り印刷処理を行
うものであり、主に画像処理部217、画像処理部21
7から送出された画像信号に基づいて画像形成(印刷)
を行うプリンタエンジン219およびキャリブレーショ
ン処理で用いるカラーパッチの濃度値を測定する濃度測
定部218からなっている。
【0014】画像処理部217において、201はホス
トコンピュータ101との印刷情報の送受信を制御する
インターフェイス、202は入力された印刷情報を保持
する受信バッファである。オブジェクト生成部203
は、ホストコンピュータ101から入力され受信バッフ
ァ202に保持された印刷情報である、色、文字、図
形、イメージ画像等の情報を中間情報(以下、オブジェ
クトともいう)に変換し、オブジェクトバッファ204
に格納される。この時、印刷情報がグレーレベル設定、
カラーレベル設定、多値イメージ画像等の色関連データ
の場合は、濃度補正処理部208において、後述する濃
度補正テーブル209により濃度レベルの補正を行う。
なお、この濃度レベルの補正は、後述する濃度補正処理
の設定によっては、濃度補正テーブル209に関してデ
フォルトの処理、すなわち、テーブルに入力する濃度レ
ベルがそのまま出力される処理も含むものである。
【0015】オブジェクトバッファ204に格納された
オブジェクトは、レンダリング部205において描画対
象となるビットイメージに展開される。この際、ディザ
処理部207により、疑似中間調処理が行われプリンタ
エンジン219における出力階調に応じた2値またはそ
れ以上の多値(例えば4進)データのビットイメージに
変換される。そして、この生成されたビットイメージ
は、プリンタエンジン219におけるドラム上の走査ラ
インに対応した単位でバンドバッファ206に格納され
る。このバンドバッファ206に格納されたビットイメ
ージは、プリンタエンジン219の印刷動作に同期して
送出されこのビットイメージデータに基づいて印刷が行
われる。
【0016】以上の各処理は、中央演算処理装置(CP
U)215によって制御される。すなわちCPU215
は、ROM214に格納されたプログラムにしたがって
プリンタ102における各種処理の判断、制御を行う。
ROM(リードオンリメモリ)214は、図2や図14
にて後述する処理のプログラムを含む各種制御プログラ
ム214aを格納している。一方、RAM(ランダムア
クセスメモリ)216はCPU215がROM214に
格納されたプログラムに従って各処理の判断、制御を行
う際に用いられるデータを格納し、また、作業領域とし
て用いられる。
【0017】プリンタエンジン219は、レーザビーム
を用いた電子写真方式のプリント機構を有するものであ
る。すなわち、レーザビームの光学系、感光ドラムおよ
びトナー等の転写機構を具え、それらの機構自体は公知
のものである。
【0018】なお、プリンタエンジンとしては上述の例
に示されるものに限られず、例えばバブルジェット方式
のインクジェット記録装置等種々の方式のものを用いる
ことができるのは勿論である。
【0019】濃度測定部218は図3にて後述されるよ
うに、プリンタエンジンにおいて中間調を含む複数の濃
度レベルの出力濃度値を測定するものである。この測定
濃度値は、それと標準濃度との差分による変動値が求め
られ、濃度補正テーブル209の作成に用いられる。ま
た、測定濃度値は測定濃度蓄積部213に送られ格納さ
れ、この測定濃度値蓄積部213に格納された測定濃度
値より、後述する予測濃度値212を求め、予測濃度値
212から予測濃度補正テーブル211が作成される。
【0020】図2は本実施形態のプリンタ102におけ
る印刷処理を示すフローチャートである。
【0021】図2において、まず、ホストコンピュータ
101より印刷データを受け取り(ステップS40
1)、受信バッファ202に格納する(ステップS40
2)。そして、受信バッファ202から1処理単位分の
データを取り出すとともに(ステップS403)、受信
バッファS402のデータを全て取り出したか否かを判
断する(ステップS404)。すなわち、受信バッファ
202からデータを取り出す処理を行ってもデータを取
り出せなかったときは、全てのデータが取り出されたと
判断して本処理を終了する。
【0022】一方、データを取り出すことができ、取り
出しが終了していないと判断した場合には、受信バッフ
ァから取り出したデータのうち、1ページ分のデータ処
理が終了したか否かを判断する(ステップS405)。
ここで、終了していないと判断した場合には、印刷デー
タが色情報やカラーイメージ画像等の色関連データであ
るか否かを判断する(ステップS406)。色関連デー
タであると判断した場合は、濃度補正処理部208にお
いて、濃度レベルを濃度補正テーブルを用いて補正する
(ステップS407)。なお、この補正テーブルを用い
た補正は、後述するように、濃度補正に関する設定によ
ってはテーブルをデフォルトとし補正自体を行わない場
合もある。
【0023】この濃度補正処理の後、オブジェクトを作
成し(ステップS408)、次にこれをオブジェクトバ
ッファ204に格納して(ステップS409)、次のデ
ータを取り出すためにステップS403に戻る。
【0024】ステップS406において、色関連データ
でないと判断された場合は、文字、図形等のマスクデー
タであるか否かを判断し(ステップS410)、マスク
データであると判断された場合は、ステップS408へ
移行してマスクデータのオブジェクトを作成し、以後同
様の処理を行う一方、マスクデータでないと判断された
場合は、ステップS411で、データの種類に応じた印
刷データ処理を行い、ステップS403の処理に戻る。
【0025】ステップS405において、1ページのデ
ータが終了したと判断された場合は、ステップS412
でオブジェクトバッファ204に保持された1ページ分
のオブジェクトに基づいてレンダリング処理を行い、こ
の結果得られるビットイメージをプリンタエンジン21
9に送信し用紙上に印刷する印刷処理を行う(ステップ
S413)。
【0026】ステップS404において、データが終了
であると判断された場合は、本処理を終了する。
【0027】図3は、図1に示した濃度測定部の具体的
な構成を示す説明図である。
【0028】図3において、濃度測定に用いられるパッ
チパターンであり、濃度レベル0〜255のうち複数の
所定濃度レベル毎のパッチが印刷の出力色成分(Y,
M,C,K)毎に印刷されるものである。このパッチパ
ターン301は、プリンタ102内において、感光ドラ
ム302上に形成される。すなわち通常の電子写真方式
によって、レーザビームにより感光ドラム上にパッチパ
ターン301に対応した潜像が形成され、これにトナー
を付着させることにより上記パッチパターン301の現
像が行われる。そして、これらパッチそれぞれの濃度が
センサ303によって測定される。測定された濃度値
は、センサ濃度値と印刷濃度値の対応テーブル304を
用いて、濃度値変換される。そして、この変換後の測定
濃度値は画像処理部217へ送られ、図1に示した濃度
値蓄積部213に蓄積される。
【0029】上述した濃度測定は、濃度補正テーブル2
09(図1参照)のキャリブレーションの一環として行
われるものであり、その実施タイミングは電源オン時、
所定印刷枚数、例えば、電源オンから50枚印刷後や2
00枚印刷毎等の予め定めた枚数印刷する毎にあるいは
所定時間、例えば30分経過毎などの予め定めた時間が
経過する毎に行うものである。また、機内温度、湿度等
の環境変動が生じたときに行われたり、あるいは、後述
するように濃度補正モードにより設定されたタイミン
グ、あるいはユーザが設定したタイミングで行われる。
これらの実行タイミングは、測定濃度蓄積部213にお
いて測定濃度値と対応づけて記憶される。
【0030】次に、図4および図5を参照して、上記濃
度測定値を用いて行われる濃度補正テーブル209のキ
ャリブレーションについて説明する。
【0031】図4は、濃度レベル0〜255に対する標
準濃度値を示す曲線aと、上記濃度測定処理において測
定したその測定時の各濃度レベルのパッチパターンの濃
度値を示す曲線bを示したものである。標準濃度曲線a
は、最小濃度レベル0の濃度値0から最大濃度レベル2
55の濃度値1.5まで、リニアな特性を有しており、
キャリブレーションでは上記曲線bで示すような出力濃
度特性を標準濃度曲線aで示される出力特性となるよう
補正テーブル209の内容が更新される。
【0032】すなわち、キャリブレーションはまず各色
について測定のための4段階の濃度レベル64、12
8、192、255についてパッチの濃度値を測定し、
これによって得られる濃度値が標準濃度特性aではいく
つの濃度レベルの値であるかを求める。例えば、図4に
示すように、濃度レベル64に対する測定濃度値が0.
600である場合、標準濃度特性aにおいて、濃度値
0.600は、濃度レベル102に対応する濃度値であ
る。このため、その時点の濃度特性bを標準濃度特性a
に補正するには、図5に示すように、入力される濃度レ
ベル102を濃度レベル64(以下、補正レベル64と
いう)に置き換える補正を行えばよい。測定濃度レベル
128,192においても、同様に、濃度レベル170
を補正レベル128に、濃度レベル221を補正レベル
192にそれぞれ補正する。
【0033】また、濃度レベル0から濃度レベル101
までの各濃度レベル、濃度レベル103から濃度レベル
169までの各濃度レベル、濃度レベル171から濃度
レベル220までの各濃度レベルおよび濃度レベル22
2から濃度レベル255までの各濃度レベルについて
は、測定のための濃度レベル64,28,192,25
5についての補正レベルを用いて、補間法や近似式を用
いて、補正を行うことができる。例えば、リニア補間法
を用いれば、濃度レベルd1の補正レベルをD1、濃度
レベルd2の補正レベルをD2とし、d1とd2の間隔
H(H=d2−d1)、D1とD2の間隔J(J=D1
−D2)とすれば、濃度レベルd1+n(0<n<H)
の補正レベルDnはDn=d1+((J/H)×n)で
求められる。
【0034】このようにして、濃度レベル0から濃度レ
ベル255のすべての濃度レベルについて補正レベルを
求めることにより、図5に示す濃度補正テーブル209
を得ることができる。そして、通常の印刷では、以上の
ようなキャリブレーションによって得られた濃度補正テ
ーブルを用いて、濃度レベルの補正を行えば、標準濃度
特性aで、印刷画像の印刷を行うことが可能となる。
【0035】以上説明した本実施形態の構成に基づく濃
度補正処理の設定について次に説明する。
【0036】本実施形態の濃度補正処理の設定は、上述
した濃度補正テーブルをデフォルトとする濃度補正を行
わない設定を含め、濃度補正を行う場合においてキャリ
ブレーションの頻度を濃度補正モードとして設定するも
のである。すなわち、ある枚数を印刷した後にその印刷
結果における濃度がどの程度変化するかを上記各種モー
ド毎(濃度補正を行わない場合を含む)に試し印刷を行
って予測し、この結果から、例えば、ユーザが満足でき
る印刷品位と、選択するモードに応じて生じるキャリブ
レーションによるスループット低下等とを比較考慮し、
その後の印刷における濃度補正モード(濃度補正を行わ
ない場合を含む)を設定するものである。
【0037】本装置におけるキャリブレーションの実行
タイミングは、前述したように、電源オン時、トナー、
ドラム交換時、環境変動時等であるが、上述のように濃
度補正モードとして設定されるものである。これらのモ
ードには、印刷枚数150枚毎にキャリブレーションを
行う標準モード、濃度測定処理やこれに伴なうキャリブ
レーション処理による印刷処理の負荷やスループットを
低減するために、印刷枚数300枚毎にキャリブレーシ
ョンを行う高速モード、濃度補正をより精密に行うため
に、濃度変動を頻繁に補正できるよう印刷枚数50枚毎
にキャリブレーションを行う高精細モード、およびユー
ザが所望の印刷枚数でキャリブレーションを行えるよう
に、ユーザがこの印刷枚数を設定できるマニュアルモー
ドがあり、上述のようにユーザは試し印刷の結果等に基
づいてモード設定を行うことができる。
【0038】図6〜図9は濃度補正を行う場合の標準モ
ードによる試し印刷を説明する図である。試し印刷は、
濃度補正処理の設定をした時点すなわち、各モードの印
刷について、1枚目の濃度特性(印刷結果)を知るため
の印刷と予定枚数印刷した時点の濃度特性(印刷結果)
を知るための印刷が行われる。
【0039】図6は濃度補正処理の設定を行う時点の測
定濃度特性cを示す。濃度補正を行う場合にあっては、
いずれのモードでも1枚目はキャリブレーションが行わ
れた直後の印刷が行われるから、その印刷結果は図4お
よび図5で説明したキャリブレーションを行った補正テ
ーブルにより出力された状態となる。従って、上記1枚
目の試し印刷は濃度特性aが標準濃度特性bに補正され
る必要がある。このため、図5と同様の図7に示すキャ
リブレーション直後の予測濃度テーブル211(図1参
照)を作成し、このテーブルによって得られたデータに
基づき1枚目としての試し印刷を行う。
【0040】なお、濃度補正処理設定時の濃度特性c
は、その時点でパッチ出力を行いその濃度を測定しても
よいが、さらなるスループットの低下を防ぐため、最新
の濃度測定値を用いて推定することにより求める。この
処理については、次の図8および図9における予定枚数
印刷後の試し印刷において説明する。
【0041】図8および図9は上記図6および図7で説
明した濃度補正を行う場合の1枚目の試し印刷に対し、
その後の予定枚数印刷した後の印刷結果を知るための試
し印刷を説明する図である。
【0042】図6にて上述したようにモード設定時の濃
度特性は特性cで表わされる。ここで、印刷予定枚数を
200枚とし、そのときの試し印刷結果は、標準モード
では150枚毎にキャリブレーションが行われるから、
まず、残りの印刷枚数50枚を印刷した時の濃度変動を
予測し予測濃度特性dを求める必要がある。
【0043】この濃度予測は、150枚印刷した時点で
キャリブレーションが行われるから初期値を標準濃度特
性aの値とし、M枚(50枚)印刷するときの濃度上昇
率K50を予め求めておき、dk =ak +KM ×Mにより
濃度値d1 ,d2 ,d3 を求めることができる。そして
試し印刷時の濃度特性cを上記50枚印刷後の特性dに
補正するための予測濃度テーブル211を図9に示すよ
うに作成し、これに基づいて補正されたデータにより2
00枚後を予測するための試し印刷を行う。
【0044】なお、試し印刷を行うときの濃度特性c
は、上述したように推定により求めるものとしたが、こ
の推定も上記50枚印刷後の予測と同様に行うことがで
きる。例えば、電源オンから30枚印刷した後に濃度補
正処理の設定を行うため試し印刷を行うとすると、初期
値を標準濃度特性aの値として上記と同様の計算により
特性cを得ることができる。なお、この場合に、例えば
印刷枚数に対するドラムの劣化等の要因によるトナーの
定着性の変動特性を予め求めておき、総印刷枚数により
上式における上昇率KM をK′=KM ×αのように補正
することもできる。さらに、電源オン時の機内温度が低
い状態と、ある程度の枚数を印刷した後の温度が上昇し
た状態では濃度上昇率KM は異なるため、電源オンから
の印刷枚数に対する濃度の変動特性を予め求めておき、
これにより、K″=K′×βのようにさらに上昇率を補
正することもできる。
【0045】以上説明した標準モードにおいて予測され
る1枚目と200枚目の試し印刷の結果を図15のそれ
ぞれ1ページ目および2ページ目に示す。
【0046】濃度補正を行う場合のその他の高速モード
等の試し印刷は上記と同様に行うことができるので、そ
の説明を省略する。
【0047】次に、濃度補正を行わない場合の試し印刷
について説明する。
【0048】図10および図11は、濃度補正を行わな
い場合の1枚目の試し印刷を説明する図である。図10
に示す濃度特性cは、上述したように、濃度補正処理設
定のため試し印刷を行うときの濃度特性を示し推定によ
って得られたものである。濃度補正を行わない場合は、
1枚目の印刷結果はその時点の濃度特性cで印刷が行わ
れるため、予測濃度テーブル211は、図11に示すよ
うに濃度レベルと補正レベルを同じ値とし、デフォルト
とする。この結果、1枚目の印刷結果は入力画像をその
ままの濃度レベルで印刷することになる。
【0049】図12および図13は、濃度補正を行わな
い場合における予定枚数を印刷した後の結果を予測する
ためのための試し印刷を説明する図である。
【0050】予定印刷枚数は上述のように200枚とす
る。また、図12に示す濃度特性cは、試し印刷を行う
時点の濃度特性を示している。一方、濃度特性dは、図
8において前述した式において(K200 を用いる)20
0枚印刷後の予測濃度値による濃度特性である。従っ
て、濃度特性cが200枚印刷後の濃度特性dになるよ
うに図13に示す予測濃度テーブル211を作成する。
そして、このテーブルを用いたデータにより200枚後
の予測される試し印刷結果を得ることができる。
【0051】図15の3ページおよび4ページは濃度補
正を行わない場合の試し印刷の結果を示すものである。
【0052】図14は、以上説明した試し印刷処理を行
うときの手順を示すフローチャートである。なお、本処
理において、濃度補正を行う場合のモードは、標準モー
ドとする。
【0053】図14において、まず、予定印刷枚数の設
定を行い(ステップS501)、次に、試し印刷が濃度
補正を行う場合で1ページ目の印刷か否かを判断し(ス
テップS502)、濃度補正を行う場合でかつ1ページ
目であると判断された場合は、図7に示した予測濃度テ
ーブルを作成し(ステップS503)、このテーブルで
変換されたデータにより所定の描画処理を行う(ステッ
プS504)。
【0054】なお、ステップS502における判断は、
ユーザがこのような試し印刷結果を必要とするか否かに
よって設定する結果に対応したものであり、ユーザが必
要ないとしてその旨の設定をした場合は、次のステップ
S505へ移行することになる。以下、ステップS50
5,S508およびS510において同様である。
【0055】次に、ステップS505で濃度補正を行う
場合で予定枚数印刷後の試し印刷であると判断された場
合は、図9に示した予測補正テーブルを作成し(ステッ
プS506)、このテーブルにより予測に濃度レベルを
求めこのデータに基づき描画処理を行う(ステップS5
07)。
【0056】次に、濃度補正を行わない場合でかつ1ペ
ージ目の試し印刷であると判断したときは(ステップS
508)、予測濃度テーブルをデフォルトとし(図1
1)、濃度変換処理を行わず、描画処理を行う(ステッ
プS509)。また、濃度補正を行わない場合でかつ予
定枚数印刷後の試し印刷であると判断したときは(ステ
ップS510)、図13に示した予測濃度テーブルを作
成し(ステップS511)、これに基づき描画処理を行
う(ステップS512)。ステップS513は、後述す
る複数ページ印刷モードで印刷処理を行う場合の処理で
ある。以上により、試し印刷処理を終了する。
【0057】図15は、試し印刷の出力結果を示す図で
ある。
【0058】上述した濃度補正を行う場合でかつ1ペー
ジ目の描画結果(1ページ)、濃度補正を行う場合でか
つ予定枚数印刷後の描画結果(2ページ)、濃度補正を
行わない場合でかつ1ページ目の描画結果(3ペー
ジ)、濃度補正を行わない場合でかつ予定枚数印刷後の
描画結果(4ページ)をそれぞれ連続して印刷する。各
印刷結果には、それぞれの印刷枚数および濃度補正モー
ドのコメントを付加して印刷する。これら各印刷結果を
見て、濃度補正処理を行うか否か、また、いずれの濃度
補正モードで行うかを判断し、濃度補正モード設定して
本印刷を行うことができる。
【0059】なお、同図には、濃度補正モードとしては
標準モードの試し印刷の結果のみが示されているが、必
要に応じて他のモードの出力結果を印刷できることは勿
論である。
【0060】図16は、複数ページ印刷により、試し印
刷を行った場合の、出力結果を示す図である。
【0061】複数ページ印刷は、複数ページにまたがる
印刷データを、縮小して描画位置を変更し、同一ページ
内に複数ページを印刷するものである。図16に示す例
は、4ページにまたがる印刷データを縮小し、同一ペー
ジ内に印刷したものである。このように、複数ページ印
刷で試し印刷を行うことにより、濃度補正モードおよび
枚数による濃度の変動具合いを比較しやすくなり、か
つ、試し印刷に用いる記録媒体(用紙)を少なくするこ
とができる。
【0062】次に、図17を参照して、ホストコンピュ
ータ101のプリンタドライバによる濃度補正の設定に
ついて説明する。
【0063】図17は、濃度補正設定のユーザインター
フェイスを示す図である。ユーザは、まず濃度補正処理
を行うか否かを選択し設定する。補正テーブル209を
用いた濃度補正処理を行う場合は、高速モード、標準モ
ード、高精細モードおよびマニュアルのいずれかのモー
ドを選択し、設定する。また、濃度補正モードをマニュ
アルに設定した場合は、キャリブレーションを印刷枚数
の何枚毎に行うかについて枚数を設定する。設定された
項目は、プリンタ102のインターフェイス201を介
しプリンタへ送信され、プリンタ内に設定され、設定さ
れた項目に応じて濃度補正を行う。
【0064】さらに、図18を参照して、ホストコンピ
ュータ101のプリンタドライバによる上述した試し印
刷の設定について説明する。
【0065】図18は、試し印刷設定のユーザインター
フェイスを示す図である。ユーザはまず予定印刷枚数を
設定する。また、濃度補正を行う場合、行わない場合、
その両方の場合のいずれの時の試し印刷を行うかを設定
する。さらに、濃度補正を行う場合の濃度補正モード
を、高速モード、標準モード、高精細モード、マニュア
ルのいずれのモードについて試し印刷を行うかを設定す
る。濃度補正モードは複数モード選択可能であり、ま
た、濃度補正モードのマニュアルの試し印刷を行う場合
は、キャリブレーションを印刷枚数の何枚毎に行う時の
試し印刷を行うかについて枚数を設定する。さらに、試
し印刷を複数ページ印刷で印刷する場合の、同一ページ
内に印刷するページ数を設定する。以上のようにして試
し印刷設定において設定された項目は、プリンタ102
のインターフェイス201を介してプリンタへ送信さ
れ、上述した予測濃度テーブル作成等の処理を行い、設
定された複数ページ印刷で、試し印刷を行うことにな
る。
【0066】なお、上記実施形態では、カラープリンタ
の色(濃度)補正について説明したが、モノクロプリン
タ、複写機、FAX等の機器においても、本発明は有効
である。
【0067】また、濃度レベルを0〜255としている
が、この範囲に限定されず、任意のレベル設定が可能な
印刷装置においても、本発明は有効である。さらに、測
定する濃度レベルを4段階の濃度レベルとしたが、任意
の濃度レベルを測定する印刷装置においても、本発明は
有効である。
【0068】また、濃度補正テーブルおよび予測補正テ
ーブルの作成においてリニア補間法を用いているが、そ
の他、近似式を用いた補正テーブルの作成を行う印刷装
置においても、本発明は有効に適用できる。
【0069】さらに、補正モードとして4種類の濃度補
正モードについて説明したが、任意の設定を行った、任
意の種類の濃度補正モードを用いる印刷装置において
も、本発明を有効に適用できる。
【0070】また、試し印刷におけるコメントを、予定
印刷枚数と濃度補正モードとしたが、印刷時間や濃度変
動率など任意の情報を付加する印刷装置においても、本
発明は有効である。
【0071】さらに、ホストコンピュータのプリンタド
ライバにおいて、ユーザインターフェイスによる濃度補
正設定、試し印刷設定を行うものとしたが、コマンドに
よる設定、プリンタのパネル等の表示装置による設定を
行う場合においても、本発明は有効となる。
【0072】<他の実施形態>本発明は上述のように、
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェ
ース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステ
ムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0073】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアの
プログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納された
プログラムに従って前記各種デバイスを動作させること
によって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0074】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0075】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0076】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0077】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補正手段による印刷データの補正を行わない場合を含
む、キャリブレーションの実行間隔に関する複数の補正
モードのそれぞれについて、その補正モードで印刷を行
った場合の予測印刷データを作成できるので、そのデー
タによる試し印刷やあるいは表示器による表示を行い予
めそれぞれのモードを用いた場合の印刷結果を知ること
ができる。
【0079】この結果、補正処理やキャリブレーション
を実行する間隔の設定ミスによる無駄な印刷をなくし、
印刷のスループット低下を低減できるとともに、ユーザ
の要求に応じた濃度変動が少ない印刷を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態に係るプリンタの構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における印刷処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本実施形態における濃度測定処理の具体的構成
を示す図である。
【図4】本実施形態における濃度特性の一例を示す図で
ある。
【図5】本実施形態における濃度補正テーブルの一例を
示す図である。
【図6】本実施形態における濃度補正を行う場合で1ペ
ージ目の予測濃度特性を示す図である。
【図7】図6に示す場合の予測濃度テーブルを示す図で
ある。
【図8】本実施形態における濃度補正を行う場合で予定
枚数印刷後の予測濃度特性を示す図である。
【図9】図8に示す場合の予測濃度テーブルを示す図で
ある。
【図10】本実施形態における濃度補正を行わない場合
で1ページ目の予測濃度特性を示す図である。
【図11】図10に示す場合の予測濃度テーブルを示す
図である。
【図12】本実施形態における濃度補正を行わない場合
で予定枚数印刷後の予測濃度特性を示す図である。
【図13】図12に示す場合の予測濃度テーブルを示す
図である。
【図14】本実施形態における試し印刷処理の手順を示
すフローチャートである。
【図15】本実施形態における試し印刷の出力結果を示
す図である。
【図16】本実施形態における複数ページ印刷による試
し印刷の出力結果を示す図である。
【図17】本実施形態における濃度補正の設定操作を説
明するための図である。
【図18】本実施形態における試し印刷の設定操作を説
明するための図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 プリンタ 201 インターフェイス 202 受信バッファ 203 オブジェクト生成部 204 オブジェクトバッファ 205 レンダリング部 206 バンドバッファ 207 ディザ処理部 208 濃度補正処理部 209 濃度補正テーブル 210 測定濃度値 211 予測濃度テーブル 212 予測濃度値 213 測定濃度値蓄積部 214 ROM 215 CPU 216 RAN 217 画像処理部 218 濃度測定部 219 プリンタエンジン 301 パッチパターン 302 中間転写体 303 センサ 304 センサ濃度変換テーブル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データの補正を行う補正手段と、 該補正手段のキャリブレーションを行うキャリブレーシ
    ョン手段と、 前記補正手段による補正の実行の有無および該補正を実
    行する場合における前記キャリブレーション手段による
    キャリブレーションの実行間隔の組合せに応じて異なる
    複数の補正モードを設定可能な補正モード設定手段と、 該補正モード設定手段が設定可能な複数の補正モードそ
    れぞれについて、その補正モードで印刷を行った場合の
    予測印刷データを作成する予測データ作成手段と、 を具えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記予測データ作成手段が作成した予測
    印刷データに基づき、試し印刷を行う試し印刷手段をさ
    らに具えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記予測データ作成手段は、当該予測デ
    ータ作成時における当該印刷装置の印刷出力特性を予測
    印刷出力特性に変換する関係に基づいて予測印刷データ
    を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷出力特性を予測印刷出力特性に
    変換する関係とを、予測テーブルとしてさらに具えたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷出力特性および/または前記予
    測印刷出力特性は、当該印刷装置における出力特性の変
    化率に基づいて推定されるものであることを特徴とする
    請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 ホスト装置と、印刷装置を有し、前記ホ
    スト装置による制御に基づいて、前記印刷装置により印
    刷を行う印刷システムであって、 印刷データの補正を行う補正手段と、 該補正手段のキャリブレーションを行うキャリブレーシ
    ョン手段と、 前記補正手段による補正の実行の有無および該補正を実
    行する場合における前記キャリブレーション手段による
    キャリブレーションの実行間隔の組合せに応じて異なる
    複数の補正モードを設定可能な補正モード設定手段と、 該補正モード設定手段が設定可能な複数の補正モードそ
    れぞれについて、その補正モードで印刷を行った場合の
    予測印刷データを作成する予測データ作成手段と、 を有したことを特徴とする印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記予測データ作成手段が作成した予測
    印刷データに基づき、試し印刷を行う試し印刷手段をさ
    らに有したことを特徴とする請求項6に記載の印刷シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記予測データ作成手段は、当該予測デ
    ータ作成時における当該印刷装置の印刷出力特性を予測
    印刷出力特性に変換する関係に基づいて予測印刷データ
    を作成することを特徴とする請求項6または7に記載の
    印刷システム。
  9. 【請求項9】 前記印刷出力特性を予測印刷出力特性に
    変換する関係とを、予測テーブルとしてさらに有したこ
    とを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
  10. 【請求項10】 前記印刷出力特性および/または前記
    予測印刷出力特性は、当該印刷装置における出力特性の
    変化率に基づいて推定されるものであることを特徴とす
    る請求項8または9に記載の印刷システム。
  11. 【請求項11】 前記予測データ作成手段は、所定印刷
    単位である印刷枚数の予定枚数を印刷した後の予測印刷
    データを作成する手段であり、前記予定枚数を設定する
    設定手段をさらに有したことを特徴とする請求項6ない
    し10のいずれかに記載の印刷システム。
  12. 【請求項12】 前記試し印刷手段による試し印刷に関
    し、前記複数の補正モードのうちいずれのモードの下に
    おける試し印刷を行うかについて設定する手段をさらに
    有したことを特徴とする請求項11に記載の印刷システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記手段により設定した試し印刷に係
    るモード毎の試し印刷をいずれのページ数で行うかにつ
    いて設定する手段をさらに有したことを特徴とする請求
    項12に記載の印刷システム。
  14. 【請求項14】 印刷データの補正を行う補正手段と、
    該補正手段のキャリブレーションを行うキャリブレーシ
    ョン手段とを有し、前記補正手段による補正の実行の有
    無および該補正を実行する場合における前記キャリブレ
    ーション手段によるキャリブレーションの実行間隔の組
    合せに応じて異なる複数の補正モードで印刷データの補
    正を行うことが可能な画像処理装置における濃度補正処
    理設定方法であって、 前記複数の補正モードそれぞれについて、その補正モー
    ドで印刷を行った場合の予測印刷データを作成するステ
    ップを有したことを特徴とする濃度補正処理設定方法。
  15. 【請求項15】 前記作成した予測印刷データに基づ
    き、試し印刷を行うステップをさらに有したことを特徴
    とする請求項14に記載の濃度補正処理設定方法。
  16. 【請求項16】 情報処理装置によって読取り可能にプ
    ログラムを格納した記憶媒体であって、 前記プログラムは、 印刷データの補正を行う補正手段と、該補正手段のキャ
    リブレーションを行うキャリブレーション手段とを有
    し、前記補正手段による補正の実行の有無および該補正
    を実行する場合における前記キャリブレーション手段に
    よるキャリブレーションの実行間隔の組合せに応じて異
    なる複数の補正モードで印刷データの補正を行うことが
    可能な印刷装置における補正処理設定の処理であって、
    前記複数の補正モードそれぞれについて、その補正モー
    ドで印刷を行った場合の予測印刷データを作成するステ
    ップを有した処理を実現することを特徴とする記憶媒
    体。
JP32869897A 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法 Expired - Fee Related JP3618985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32869897A JP3618985B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32869897A JP3618985B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11164148A true JPH11164148A (ja) 1999-06-18
JP3618985B2 JP3618985B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=18213184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32869897A Expired - Fee Related JP3618985B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3618985B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252172A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Canon Inc 画像形成装置
US7079270B2 (en) 2000-06-15 2006-07-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Color image processing apparatus and color image processing system using the apparatus
US7133623B2 (en) 2003-09-29 2006-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2010179604A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム
US8305635B2 (en) 2007-12-21 2012-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming method, and computer-readable storage medium

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7079270B2 (en) 2000-06-15 2006-07-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Color image processing apparatus and color image processing system using the apparatus
US7345788B2 (en) 2000-06-15 2008-03-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Color image processing apparatus and color image processing system using the apparatus
US7474440B2 (en) 2000-06-15 2009-01-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Color image processing apparatus and color image processing system using the apparatus
JP2004252172A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Canon Inc 画像形成装置
US7133623B2 (en) 2003-09-29 2006-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device
US8305635B2 (en) 2007-12-21 2012-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming method, and computer-readable storage medium
JP2010179604A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3618985B2 (ja) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6046820A (en) Image forming device and computer which share the generation of a function for correcting image data based on an image forming condition of the image forming device
US6160968A (en) Printing method and image processing method for performing printing during which calibration of printing apparatus is executed
JP2000253252A (ja) 複写装置、画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理方法
JP2001523603A (ja) 像形成装置の校正方法と装置
JP2015215589A (ja) 画像形成装置及びトナー残量推定方法
US20020026463A1 (en) Printing apparatus and its control method
EP2431819B1 (en) Image forming apparatus, image forming method, and program
KR20050072606A (ko) 토너 소모량 산출 장치 및 그 방법
JP3255218B2 (ja) 色校正機能つきプリンタ装置
JP3618985B2 (ja) 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法
JP2008302648A (ja) 画像形成装置
JP2006074394A (ja) 画像処理システムおよび濃度補正スケジュール管理方法
JP2009253956A (ja) 画像処理装置
JP2019159161A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2003345074A (ja) 画像処理システムおよびキャリブレーション方法
US7403303B2 (en) Printing system and printing method
JP2005119010A (ja) 印刷装置の濃度補正方式
JP2004266401A (ja) スクリーンガンマテーブルの補正機能を有する画像形成装置
JP2000227684A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2001026170A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH11177823A (ja) 画像処理装置および画像処理情報供給装置
EP4175274B1 (en) Image forming apparatus, image forming system, image forming method, and carrier means
JP2001186350A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2003345073A (ja) 画像処理システムおよびキャリブレーション方法
JP2001334703A (ja) 印刷装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees