JP2015215589A - 画像形成装置及びトナー残量推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビデオカウンタやドットカウンタ後にPWM設定・プリンタ濃度設定・エンジンスピードといった画像処理を調整する機能がある機種では、そこでの設定値をカウンタに反映させることができないため、トナー消費量を予測精度が低くなる。【解決手段】設定された印刷設定を実現する画像処理の調整値の組み合わせに応じて、ビデオカウント値やドットカウント値の補正係数を決定し、前記補正係数を前記ビデオカウント値もしくはドットカウント値に適用してカウント値の補正を行う。【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置及びトナー残量推定方法に関し、例えば、色材の消費量を予測する処理に関するものである。
複合機やプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置では、トナーボトルやトナーカートリッジの交換時期をユーザに知らせるため、トナーがどのくらい残っているか表示するトナー残量表示機能を持つものがある。トナー残量表示のためには、これまで消費したトナー量を精度よく測定もしくは予測することが必要であり、その手段のひとつとして、特許文献1のトナー消費量予測方法が提案されている。
特許文献1では、パルス累積装置がトナー消費量指針データとしてレーザ駆動パルス数を累積し、それに対して画像種類、トナー残量、湿度に関する補正値を適用することでトナー消費量を推定して、精度よくトナー供給を行う手法が提案されている。ここでは、文字/線モード、写真モード、地図モードといった画像種類によって、補正値を決定している。
特開平11−174909号公報
このように従来の技術では画像種類に関連付けてスクリーン線数や使用頻度の高い濃度域などからトナー消費量の補正値を決定している。しかしながら、パルス累積装置で累積濃度が算出された以後に調整される、トナー消費量に影響を与えるアナログ的なプリンタエンジン制御に関しては補正の対象としていない。このことから、プリンタエンジン制御が変化した場合に、実際のトナー消費量に対して予測精度が追従できない可能性がある。
本発明の上記従来例に鑑みて成されたもので、画像データに基づくトナー消費量の推定の後段で印刷品質等に関する調整される場合であっても、その調整を反映した高精度なトナー消費量の予測を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、画像データの画素の濃度値を積算するカウント手段と、
印刷設定に応じたプリンタエンジン制御パラメータで、前記画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
前記プリンタエンジン制御パラメータに応じた補正係数を得て、該補正係数により前記カウント手段によるカウント値を補正する補正手段と、
前記補正手段により補正したカウント値に基づいてトナー残量を推定する手段とを有することを特徴とする画像形成装置にある。
本発明によれば、ビデオカウンタやドットカウンタ等による画像データに基づくトナー消費量の推定の後段で印刷品質等に関する調整される場合であっても、その調整を反映した高精度なトナー消費量予測ができる。
本実施例のシステム構成図 画像処理部およびプリンタ部のブロック図 画像処理部およびプリンタ部のブロック図 画像処理部およびプリンタ部のブロック図 プリント時の動作を説明するフローチャート プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル作成のフローチャート PWM調整の説明図 プリンタ濃度調整による濃度特性の変化を示す図 印刷設定別カウント補正値テーブルの例を示す図 プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルの例を示す図 ドットカウントの説明図 印刷設定のUI例を示す図 印刷設定別カウント補正値テーブル作成のフローチャート 濃度レベル補正テーブルの例を示す図 モバイルプリントの印刷設定別カウント補正値テーブルの例を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態として以下に電子写真方式のプリンタに適用する場合を説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で、任意のプリンタやファクシミリ装置、コピー装置などの電子写真方式で画像形成を行う画像形成装置に適用できる。また、ここでは白黒プリンタに適用する場合を説明するが、カラープリンタであっても適用できる。
[実施形態1]
<システム全体構成>
図1は本実施形態におけるシステム構成図であり、ホストコンピュータ170とプリンタ100が外部ネットワーク190を介して接続している。ホストコンピュータは描画コマンドを送り、これを受け取ったプリンタ100は出力可能な画像データに変換して紙面に印刷する処理を行う。
<コンピュータ構成>
ホストコンピュータ170には、アプリケーション171、プリンタドライバ172がインストールされ、ネットワークI/F173が実装されている。アプリケーション171はホストコンピュータ170上で動作するアプリケーションであり、これらアプリケーションを用いることで、ページレイアウト文書やワードプロセッサ文書、グラフィック文書などが作成可能である。これらのアプリケーション171で作成されたデジタル文書データはプリンタドライバ172に送信され、デジタル文書データに基づいた描画コマンドが生成される。プリンタドライバ172で生成される描画コマンドとしては、PDL(ページ記述言語)と呼ばれるページ画像データを作成するためのプリンタ記述言語が一般的である。描画コマンドには、通常、文字やグラフィックス、イメージ等のデータの描画命令が含まれている。そして、生成された描画コマンドは、ネットワークI/F173を介して外部ネットワーク190越しにプリンタ100に送信される。このようにしてホストコンピュータ170からプリンタ100に送信される印刷ジョブを、PDLプリントと呼ぶ。このほかプリンタ100が単独で実行可能なジョブもあり、スキャナで読み込んだ画像データを印刷するジョブをコピージョブ(COPY)、スキャナで読み込んだ、あるいはホストコンピュータ170から入力された画像データをファクシミリ送信するジョブをファクシミリジョブ(FAX)と呼ぶ。なおホストコンピュータが汎用コンピュータでなく、プリンタ100に対応したプリンタドライバを備えていない場合には、ジョブはPDL化されないため、PDLプリントジョブとは区別してモバイルプリントと呼ぶ。
<プリンタ構成>
プリンタ100は、コントローラ部101、プリンタ部102から構成されている。コントローラ部101は図1に示すとおりCPU112などの各種モジュールがデータバス111を介して接続されて構成されている。RAM114はROM113に格納されているプログラムデータをロードし、一時記憶する。CPU112はRAM114にロードされたプログラムにしたがって各種モジュールに命令を出し、プリンタ102を動作させる。また、各モジュールが命令実行する際に生成されるデータなどもRAM114に一時記憶される。ネットワークI/F110は外部ネットワーク190とのインターフェイスモジュールである。イーサネット(登録商標)などの通信プロトコルに基づきネットワーク190を介して他の機器から描画コマンドを受信、プリンタのデバイス情報(ジャム情報や紙サイズ情報など)を送信といった双方向データ通信を行う。
表示部116はユーザへの指示やプリンタ102の状態を表すUI(ユーザインターフェース)画面を表示するものである。また、操作部115はユーザからの入力を受け付けるためのインターフェイスである。ユーザはこれら操作部115や表示部116を使って、各種印刷設定を行うことができる。ここで図10に、表示部116に表示される、本実施例に関わる印刷設定のUI例を示す。ユーザは、A4、Letterなど紙の大きさを選択する用紙サイズ1001、普通紙、厚紙など紙の種類を選択する用紙タイプ1002、階調ディザ、誤差拡散などの擬似中間調処理を選択する中間調設定1003、高速、高品質といった階調数や印刷スピードに関わる設定を行う印刷モード設定(モード詳細)1004、使用するトナーを節約するトナーセーブモード1005、バーコード印刷時にラインの太さを最適にするバーコードモード1006、プリント時の稼働音を抑える静音モード1007、プリントの濃度を変更する濃度調整設定1008といった印刷設定を行うことができる。ここで挙げた印刷設定項目は、その設定値が後述するPWM調整部204、プリンタ濃度調整部205、プリントスピード調整部206へ渡され、それぞれ処理が行われる。なお、これらの印刷設定はホストコンピュータ170のプリンタドライバ172にて設定することも可能である。
インタプリタ117は、ネットワークI/F110を介して受信した描画コマンドを解釈して中間言語データを生成する。レンダラ118は生成された中間言語データからラスター画像を生成する。画像処理部119は生成されたラスター画像に対して、プリンタ部102で出力するための画像処理を行う。
コントローラ部101と接続されたプリンタ部102は、画像処理部119で処理された画像データをもとに、トナーを用いて紙面上に画像データを形成するプリンタである。
<プリント処理とドットカウント処理の説明>
図2Aは本実施例でのプリント処理、ドットカウント処理を説明する画像処理部119およびプリンタ部102のブロック図である。ここでは、プリンタ100はモノクロプリンタであるとして処理を説明する。なお、本実施形態では、各ブロックはハードウェアとしてサポートしている部分があるが、各処理機能を持つROM113に格納されたプログラムに基づいて、CPU112が実行しても良い。その場合、前記プログラムはRAM114への画像データの読み込み・書き込み機能もサポートするものとする。
図2Aはドットカウンタを用いるシステムでのプリント処理の説明図である。インタプリタ117やレンダラ118でラスタライズされた画像が画像処理部119にカラーのRGB画像として入力されると、色変換部201にてGray画像に変換される。続いて1D−LUT補正部202では、一次元ルックアップテーブル(LUT)によって輝度−濃度変換およびγ補正処理を行い、中間調処理部203にて擬似中間調処理が行われる。この中間調処理部203では、疑似中間調処理(あるいは量子化処理)の種々のパラメータ、例えば疑似中間調処理として採用する方法は階調ディザか誤差拡散か、階調数は1、2、4bitのいずれか、などが操作部115を介して選択できる。
ドットカウンタ207は、中間調処理部203での中間調処理後の画像データ内の描画されている画素をカウントし、総和をとる。ここで図9を用いて、階調数1bitの中間調処理後画像データのドットカウントについて説明する。中間調処理後の画像データに対し、1ラインずつ走査して描画されている画素(濃度100%の画素)の階調レベルをカウントする。ここで、濃度0%の画素は階調レベル0、濃度100%の画素は階調レベル15としてカウントする。このように、ページ内の描画されている画素の階調レベルの総和をとることで、この画像データをプリントしたときのトナー消費量をCPU112にて予測することができる。また、階調数2bitの中間調処理後画像データに対しては、濃度100%の画素は階調レベル15とすると、各画素の階調レベルを0、5、10、15の4レベルのいずれかの値を持つとしてカウントする。同様に、階調数4bitの中間調処理後画像データに対しては、階調レベルを0〜15として1刻み、16レベルのいずれかの値を持つとしてカウントする。このようにすることで、同じ元画像データで階調数が異なる設定でプリントしたとしても、ほぼ同じドットカウント値を得ることができる。
PWM調整部204にて、プリンタ部102のレーザスキャナから出力されるレーザのパルス幅を調整するパルス幅変調(PWM)設定変換を行い、濃度調整や線幅調整、中間調階調数を実現する。ここでは、例えば操作部115から設定されたバーコードモード設定に応じて、ルックアップテーブル(LUT)を用いたPWM設定幅の変換を行うことでレーザ発光強度を調節し、その結果、描画される画素幅を調整する。ここで、図5(a)はPWM設定幅変換後の画像例である。ドット501は、1画素を16分割したレーザパルス幅の全体(16/16)を点灯させるようなテーブル値を設定した場合の例である。またレーザパルス幅の15/16、14/16を点灯させた例がそれぞれドット502、503である。このようにして、描画されている画素をどの程度の線幅・濃度で表現するか、つまりトナーを付着させるかを調整する。図から明らかなとおり、トナーの付着量すなわち消費量は点灯したレーザパルス幅に応じたものとなる。
また、操作部115を介して設定した中間調階調数で中間調処理部203から出力された画像データは、PWM調整部204にて各階調レベルに応じたPWMパターンを適用する。図5(b)は、1画素を16分割したレーザパルス幅の点灯数によって、1、2、4bit階調を表現するPWMパターン例である。例えば階調2bitでは、濃度100%を階調レベル15とすると、階調を0、5、10、15の4レベル表現でき、各階調レベルをレーザパルス幅の0/16、6/16、11/16、16/16というように、図5(b)に記載したようなPWMパターンで点灯させることで表現することができる。同様に、階調1bit、4bitでもそれぞれの階調レベルに応じて点灯幅を変えることで、階調を表現することができる。ここに挙げた各階調レベルに対するPWMパターンは例であり、これとは異なる点灯幅やPWMパターンを割り当てても構わない。
なお、ここに記載されているPWM値は、濃度100%の画素に対してPWM点灯幅を16/16とした場合の、各階調レベルに対するPWMパターンを表している。ここで中間調階調数が2、4bitで、濃度100%の画素に対してPWM点灯幅を16/16より小さくした場合は、階調特性がほぼリニアになるように、濃度100%未満の画素(グレー画素)に対してもPWM点灯幅を小さく変更する。例えば階調数が2bitで、階調レベル15(濃度100%)の画素のPWM点灯幅を16/16→14/16のように変更する場合、階調レベル10の画素は11/16→10/16のように、ほぼリニアな関係になるようなPWM点灯幅に変更する。PWM点灯幅を大きく変更する場合も同様である。このように描画される画素幅の変化によって、濃度が変化し、用紙に付着するトナー量が変化する。よって本実施例では、操作部115で行われる印刷設定を介してCPU112に渡されるPWM設定値を、トナー消費量予測値の補正に使用する。
続いてプリント部102での処理について説明する。なお、ここではプリント部102の処理の中で、本実施形態に関わる処理についてのみ説明する。プリンタ濃度調整部205では、プリンタエンジンの電圧条件などのプロセス設定を変更することで、たとえば潜像形成前に感光体ドラムを帯電させる電荷やトナーの電荷等を変化させ、付着するトナーの量を変えて、出力するプリント出力物の濃度を上げ下げさせる。すなわち、入出力の濃度特性を変化させる。ここで、図6にプリンタ濃度調整による濃度特性の変化の例を示す。実際に設定できる調整幅として、例えば1〜9といった9段階の濃度特性を設け、デフォルト設定を中心の5とする。例として、操作部115からトナーセーブ設定がONとして入力されると、プリンタ濃度調整部205においてプロセス設定を3に下げるといった処理が行われる。このような濃度変化によって用紙に付着するトナー量が変化するため、本実施例では、操作部115で行われる印刷設定を介してCPU112に渡されるプリンタ濃度設定値を、トナー消費量予測値の補正に使用する。
プリントスピード調整部206では、用紙サイズ設定1001や用紙タイプ1002、静音モード設定1007などによって、低速・標準・高速といったようにプリントスピードを変化させる処理を行う。プリントスピードは、紙搬送や作像のスピードを変えて実現するが、これに伴い用紙に付着するトナー量が増減することがあるため、本実施例では、操作部115で行われる印刷設定を介してCPU112に渡されるプリントスピード設定値を、トナー消費量予測値の補正に使用する。以上のような処理を終えた画像データはその後、プリント処理が行われる。
<トナー消費量予測の補正>
図3は、本実施例のメイン処理であるトナー消費量予測の補正(すなわちトナー残量推定方法)を説明するフローチャートである。図3の手順は、ドットカウンタ207から各ドットの濃度値の積算値を受信したCPU112により実行される。実行のトリガは、たとえば、同一の印刷設定で実行された印刷処理の終了である。印刷設定の変更はカウント補正値の変更につながるからである。したがって印刷設定が変更されないのであれば、補正処理はいつ行ってもよい。
ステップS301において、ユーザによって操作部115を介して設定された印刷設定を参照し、確認する。ここで参照するのは、ドットカウンタ207後に調整されるPWM調整、プリンタ濃度調整、プリントスピード調整といったプリンタエンジン制御に関わる図10に示したような印刷設定である。
ステップS302において、参照された前記印刷設定に合わせて、ROM113もしくはRAM114に格納されている、図7に示した印刷設定別のカウント補正値テーブル(印刷設定別カウント補正値テーブルあるいは第1のカウント補正値テーブルとも呼ぶ。)700から適用するカウント補正値706を決定する。本例ではカウント補正値は係数であり、補正係数とよぶこともできる。 <印刷設定別カウント補正値テーブル>
ここで、印刷設定別カウント補正値テーブル700の例を図7に示す。ここには、PDL Print(PDLプリント)、COPY、FAXといったジョブ種701、印刷設定702ごとに、それに基づいて設定されるプリンタ濃度703、PWM値704、プリントスピード705といったプリンタエンジン制御の設定値と、カウント補正値706とが記載されている。PWM値704は、最大濃度のドットに対するレーザパルス幅の割合を示し、プリンタ濃度703は上述した電圧の程度を、プリントスピード705は取り得るスピードの程度を示す。カウント補正値706は、プリンタエンジン制御の組み合わせに基づいて、別途作成されているプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800から取得された値である。例えば、PDL Printでトナーセーブモードが設定されている場合、プリンタエンジン制御としては、プリンタ濃度:3、PWM:14/16、プリントスピード:標準の設定で動作させるとする。この設定の時のカウント補正値を、ROM113もしくはRAM114に格納されているプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800から探索し、探索した値が印刷設定別カウント補正値テーブル700にカウント補正値706としてセットされている。カウント値の補正のためだけであれば、プリンタエンジン制御のパラメータは印刷設定別カウント補正値テーブル700には不要なので、ジョブ種701及び印刷設定702とカウント補正値706のみで構成してもよい。なお、印刷設定別カウント補正値テーブル700には、印刷設定のあり得る組み合わせすべてについて、そのプリンタエンジン制御パラメータとカウント補正値とを登録しておいてもよいし、設定毎に登録しておいてもよい。前者の場合には、設定の組み合わせに対応したカウント補正値を印刷設定別カウント補正値テーブル700から直接得ることができる。後者の場合には、たとえば、該当する設定に対応したカウント補正値の積を、組み合わされた設定に対応したカウント補正値とする。たとえば、図7によれば、トナーセーブモード且つバーコードモードでは、カウント補正値はそれぞれのカウント補正値の積すなわち0.9×0.89とする。これはもちろん一例であって、このほかの方法で組み合わせてもよい。
なお、印刷設定別カウント補正値テーブル700を特に設けず、ジョブ種及び印刷設定とプリンタエンジン制御とを関連付けたテーブル(すなわちテーブル700からカウント補正値706を除いたテーブル)から、設定されたジョブ種及び印刷設定に対応するプリンタエンジン制御のパラメータ例えばプリンタ濃度、PWM、プリントスピードを特定し、特定したパラメータでプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800を検索して、カウント補正値を特定するよう構成することもできる。
<プリンタエンジン制御別カウント補正テーブル>
図8はプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルの例である。ここには、PWM値、プリンタ濃度、プリントスピードをパラメータとするカウント補正値が記載されている。カウント補正値は、デフォルトの印刷設定を100%としたときの、各プリンタエンジン制御設定でのトナー消費率として算出された値である。このプリンタエンジン制御別カウント補正テーブルの作成方法については後述する。先ほどの例だと、トナーセーブモードで動作させるプリンタエンジン制御設定は、プリンタ濃度:3、PWM:14/16、プリントスピード:標準であったので、カウント補正値は90%となる。プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800は、図4で説明するように、各設定に対するトナー消費量を測定することで作成される。印刷設定別カウント補正値テーブル700は、印刷設定毎に決められたプリンタエンジン制御パラメータに応じたカウント補正値をプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800からカウント補正値を得て作成されている。
尚、図8では、プリンタエンジン制御別のカウント補正値をテーブルとして有し、カウント補正を行う例を説明したが、記憶領域の低減のためカウント補正値テーブルの代わりに、傾きとオフセットによる一次式でカウント補正を行ってもよい。
図3に戻り、続いてステップS303において、入力された画像データに対して中間調処理までの画像処理を行う。
ステップS304において、ドットカウンタ207において中間調処理後画像データの描画されている画素の階調レベルをカウントする。
ステップS305において、ステップS304で求めたカウント値に対してステップS302で求めたカウント補正値を適用し、今回のプリント動作におけるトナー消費量を求める。ここでは、カウント値に対してカウント補正値を乗じて算出する。
続いてステップS306において、これまでのトナー残量から今回のトナー消費量を減算し、現在のトナー残量を算出する。トナーカウントをトナー残量に反映したなら、トナーカウント値は改めて0からカウントするため、トナーカウンタの初期値として0を設定しておく。なお、トナー交換直後の残量はあらかじめ決められた値であるとし、これをトナー残量の初期値とする。トナー交換時に、トナー残量はこの初期値に書き換えられる。
ステップS307において、ステップS306で算出したトナー残量を表示部116に表示し、処理を終了する。
<プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルの作成>
ここでは、図8に示すプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルの作成方法について、図4を用いて説明する。
ステップS401において、トナー消費量を測定するプリンタエンジン制御パラメータの設定を行う。ここでのプリンタエンジン制御パラメータとは、PWM調整、プリンタ濃度調整、プリントスピード調整であるが、他の項目を含めてもよいし、一部の項目を除外してもよい。
ステップS402において、トナー消費量測定チャートをプリントする。
ステップS403において、プリントしたトナー消費量測定チャートのトナー消費量を測定する。なお、測定方法の例としては、ステップS402でのプリント時に、用紙に転写されたチャートを未定着のまま取り出し、用紙上のトナーの重量を測定するといった方法がある。
ステップS404において、デフォルトの印刷設定時のトナー消費量に対する、本プリンタエンジン制御設定時のトナー消費量の割合を、当該プリンタエンジン制御パラメータに対するトナーカウント補正値として算出する。なお、デフォルトの印刷設定時のトナー消費量は、あらかじめ測定しておく。
ステップS405において、ステップS404で算出したトナーカウント補正値を、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800の該当する欄に記載する。たとえば図8であれば、プリンタ濃度が5、PWMが14/16、プリントスピードが標準という条件をデフォルト設定として得られたトナー消費量を100%とする。そして、プリンタ濃度が3、PWMが14/16、プリントスピードが低速という条件で得られたトナー消費量の、デフォルトのトナー消費量に対する割合すなわちトナーカウント補正値が95パーセントであり、その値が該当する欄に書き込まれている。
以上の作業を各プリンタエンジン制御設定に対して行い、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルを作成する。作成したプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルはROM113もしくはRAM114に格納する。なお、この作業はプリンタ設計時に行えばよいが、プリンタエンジンの状態が仕様環境や経年劣化の影響などにより変化した場合、再度行ってもよい。
<印刷設定別カウント補正値テーブルの作成>
ここでは、図7に示す印刷設定別カウント補正値テーブルの作成方法について、図11を用いて説明する。
ステップS1101において、本プリンタにおいて操作部115から設定される印刷設定ごとに、PWM調整、プリンタ濃度調整、プリントスピード調整といったプリンタエンジン制御パラメータの設定値を確認する。ここで確認する印刷設定は、ドットカウンタ207より後に行われるプリンタエンジン制御設定に影響を与える項目である。
ステップS1102において、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800から、該当するプリンタエンジン制御設定のカウント補正値を探索する。
ステップS1103において、探索したカウント補正値を印刷設定別カウント補正値テーブル700のカウント補正値706に記載する。
以上の作業を各印刷設定に対して行い、印刷設定別カウント補正値テーブル700を作成する。作成した印刷設定別カウント補正値テーブル700はROM113もしくはRAM114に格納する。
なお、この作業はプリンタ設計時に行えばよいが、プリンタエンジンの状態が仕様環境や経年劣化の影響などにより変化した場合、印刷設定に対するプリンタエンジン制御パラメータの変更があった際、また、プリンタエンジン制御設定別カウント補正値テーブル800の更新があった際に、再度行う必要がある。
以上のように、本実施形態を用いることにより、ドットカウンタより後に行われるプリンタエンジン制御が調整される場合であっても、ドットカウント値を補正することで、精度よくトナー残量表示を行うことができる。
なお本実施例では、印刷設定として、用紙タイプ、用紙サイズ、中間調設定、モード詳細、トナーセーブモード、バーコードモード、静音モード、濃度調整を例に挙げて説明したが、ドットカウンタ以降のプリンタエンジン制御に影響を与える印刷設定であれば、この限りではない。また、プリンタエンジン制御としてPWM値、プリンタ濃度、プリントスピードを例に挙げて説明したが、ドットカウンタの後に行われるプリンタエンジン制御であれば、この限りではない。
[実施形態2]
図2Bは本実施例でのプリント処理、およびビデオカウント処理を説明する画像処理部119、プリンタ部102のブロック図である。ここでは、プリンタ100はモノクロプリンタであるとして処理を説明する。
図2Bは、実施形態の1のドットカウンタ207の代わりにビデオカウンタ208をもつシステムについて説明するブロック図である。図2Aとの違いは、ドットカウンタ207は中間調処理部203の後にカウントするが、ビデオカウンタ208は中間調処理部204の前に画素を多値の状態でカウントする点である。しかしながら、本実施形態に関わる処理としては、ドットカウントをビデオカウントと読み替える以外は、図2Aに示した実施形態1と同様である。よって他のブロックについては処理の違いはないため、ここでは説明を省略する。
[実施形態3]
<カウント値補正を行わない場合>
本実施形態では、カウント値補正を行わない場合について説明する。トナーセーブ機能や濃度調整機能は、前述のようにプリンタ濃度調整によって実現する場合と、ドットカウンタ・ビデオカウンタより前に多値の画像信号の時点で、例えば図2Aの1D−LUT補正部202にて階調特性を下げることで実現する場合とがある。これは、ひとつのプリンタや複合機でもジョブ種に応じて切り替えたり、別機能として両方の実施手段を設けたりしているものもある。よって、同じトナーセーブや濃度調整といった目的を持つ機能であっても、実施箇所がドットカウンタ・ビデオカウンタより前であれば、カウント値補正を行わず、後であればカウント値補正を行うといったように切り替える制御を行う。このためには、例えば図3の手順において、ステップS305の手前で、トナーセーブや濃度調整を行う箇所を切り替える際に実施する判定と同様の判定を行い、プリンタ濃度調整によって実現するのであれば、実施形態1,2のようにステップS305を実行して、推定したトナー消費量をトナーカウント補正値により補正する。一方、ドットカウンタ・ビデオカウンタより前に多値の画像信号の時点で画像処理により実現するのであれば、ステップS305をスキップしてトナー消費量に対する補正は行わない。
以上のように構成することで、印刷設定の方法に応じて、推定したトナー消費量を補正しあるいは補正せず、より高精度にトナー残量を推定できる。
[実施形態4]
<複数の印刷設定を設定した場合>
実施形態1では印刷設定の組み合わせについて、カウント補正値も併せて適用するものと説明した。ここでは、プリンタエンジン制御設定が競合する複数の印刷設定を設定した場合について説明する。例えば用紙タイプとバーコードモードが同時に設定された場合、それぞれ異なるプリンタエンジン制御設定となり、カウント補正値も異なってしまう。その場合、機能的に優先度の高い印刷設定に基づいて、カウント補正値を決定する。例えば前述の場合、用紙タイプ設定が機能的に優先と判断されれば、その用紙タイプ設定に基づいたカウント補正値を適用する。このような機能の優先度はあらかじめ決めておく。換言すれば、印刷設定に応じたプリンタエンジン制御パラメータが競合する場合、画像形成に用いるプリンタエンジン制御パラメータを優先度に従って決定し、画像形成に用いたプリンタエンジン制御パラメータに従ってカウント補正値を決定する。
[実施形態5]
<デフォルト印刷設定のプリンタエンジン制御設定が変更になった場合>
ここでは、デフォルトの印刷設定のプリンタエンジン制御設定が変更になった場合について説明する。プリンタの経年変化や環境変動などの影響により、プリンタエンジン制御の設定を変更することがある。例えば濃度が低下するようになったため、デフォルト設定のプリンタ濃度を5→6に上げるといった場合である。このような場合、デフォルト以外の印刷設定についても、プリンタ濃度を+1上げて設定し、それに伴い適用するカウント補正値もプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブル800から探索し直して適用する。これにより、プリンタの状態が変動してもトナー消費量を精度よく予測することができる。
[実施形態6]
実施形態1では、ドットカウンタ207で出力されるカウント値に対して、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルに示される補正係数を乗ずることで、カウント値の補正を行う説明を行った。本実施形態では、ドットカウンタ207でカウント値を出力する前に、濃度レベルを補正することで、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルを用いる補正は行わずにカウント値を補正する方法について説明する。
図2Cは本実施例でのプリント処理を説明する画像処理部119、プリンタ部102のブロック図である。ここでは、プリンタ100はモノクロプリンタであるとして処理を説明する。図2Aとの違いは、ドットカウンタ207の前に濃度レベル補正部209を有する点である。濃度レベル補正部209では、濃度レベル補正テーブル(1D−LUT)によって濃度レベルの補正が行われる。ここで、濃度レベル補正部209よる濃度レベルの補正は、出力するプリント出力物の濃度には影響を与えず、ドットカウンタ207にのみ影響を与える
次に、濃度レベル補正テーブルの例を図12に示す。ここには、PDL Print、COPY、FAXといったジョブ種701、印刷設定702ごとに、濃度レベル補正テーブルが記載されている。濃度レベル補正テーブルは、入力濃度レベル(%)1201と、出力濃度レベル(%)1202からなる。例えば、PDL Printにおけるトナーセーブモードの印刷設定の場合、入力濃度レベルが100%の時には、出力濃度レベルは90%に補正されることを意味する。尚、説明を簡略にするため、図12の出力濃度レベル1202は、図7のカウント補正値706と同じ値に合わせている。また、PDL Printにおける中間調:階調(2bit)の印刷設定の場合、2ビットすなわち4段階の入力濃度レベル(0%、33%、66%、100%)の各々に応じて、出力濃度レベルを補正可能であるため、実施例1で前述したカウント値の補正よりも自由度の高い補正が可能となる。これは、入力濃度のレベル数が2ビットより多い場合についても同様である。
ドットカウンタ207は、濃度レベル補正部209での濃度レベル補正後の画像データ内の描画されている画素をカウントし、総和をとる。ここで、実施形態1と異なる点は、濃度0%の画素は階調レベル0、濃度90%の画素は階調レベル90、濃度100%の画素は階調レベル100として、画素ごとの階調レベルの総和をカウントする点である。このように、ページ内の描画されている画素の階調レベルの総和をとり、総和を100で除算することで、カウント値の出力が行われる。このように、出力濃度レベルは、入力濃度レベルに所定の補正係数を乗じた値ということもでき、また入力濃度ごとに与えられたドットカウント値の補正係数ということもできる。また、実施形態1では、ドットカウンタ207で出力されるカウント値に対してカウント値の補正を行っていたが、本実施形態では、カウント値の補正は不要となる。
尚、濃度レベル補正テーブル(1D−LUT)の作成方法については、図8に示すプリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルの作成方法と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、ドットカウンタ207の前に濃度レベル補正部209を有するシステム構成の場合は、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルが不要となる。
尚、濃度レベル補正部による濃度レベルの補正と、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルによるカウント値の補正の使い分けを行う構成としてもよい。例えば、スキャナを有する画像形成装置においては、本実施形態における画像形成装置から出力されるテストパターンを該スキャナで読み取ることで、テストパターン出力時点のプリンタエンジンの状態がフィードバック可能である。このように、プリンタエンジンの状態を動的にフィードバック可能な補正は濃度レベル補正部による濃度レベルの補正で行い、前述したような静的な補正は、プリンタエンジン制御別カウント補正値テーブルで行うという構成も可能である。
[実施形態7]
実施形態1では、ホストコンピュータ170とプリンタ100が外部ネットワーク190を介して接続しているシステムについて説明を行ったが、これに限るものではなく、モバイル端末が、無線LANルータを介してプリンタ100と接続されているシステムであってもよい。尚、モバイル端末から印刷されるジョブをモバイルプリントと呼称する。モバイル端末はプリンタ100が処理可能なPDLに対応したプリンタドライバを備えていないことが多く、モバイルプリントのジョブはPDLで記述されていないことが前提である。この点においてモバイルプリントはPDLプリントと異なる。該システムにおいて、ユーザは、JPEG、PDF、ワード文書等のファイル印刷を行う際に、モバイル端末側のアプリケーションから、印刷設定、及び印刷指示を行う。ここで、印刷設定として、トナーセーブや、用紙タイプ等の選択が可能である。尚、実施形態1で前述したように、PDL Printでは、受信した描画コマンドをプリンタ100のインタプリタ117が解釈し、レンダラ118がラスター画像の生成を行うが、モバイルプリントでは、JPEGやPDF、または、独自の圧縮データを受信し、不図示のデコーダによってラスター画像の生成を行うものとする。
次に、モバイルプリントにおける印刷設定別カウント補正値テーブルの例を図13に示す。図13において、モバイルプリントにおける印刷設定は、説明を簡略にするため、図7のPDL Printにおける印刷設定702と共通にしている。但し、プリンタスピード1301は、モバイルプリントを印刷スピード重視と仮定し、PDL Printよりも速い設定がなされている。また、カウント補正値1302は、プリンタスピード1301に適した補正値が設定されている。
以上のように、PDL Print、COPY、FAXだけでなく、モバイルプリントにおいてもドットカウント値の補正が可能である。尚、図13に記載の印刷設定別カウント補正値テーブルは、モバイルプリントというジョブ種での判別に限るものではなく、プリンタ100が受信したJPEG、PDF等のフォーマットでPDL Printとの判別を行ってもよい。
なお、図13に示したモバイルプリントにおける印刷設定別カウント補正値テーブルは、図7に示した印刷設定別カウント補正値テーブル700に、異なるジョブ種に対応したテーブルとして追加されてもよいし、モバイルプリントに特化したものであるなら、図13の印刷設定別カウント補正値テーブルのみが保持されていてもよい。
さらに、実施形態6で説明した図2Cの構成にも本実施形態を適用し、モバイルプリントのジョブ種に対応した濃度レベル補正テーブルを、図12の濃度レベル補正テーブルに代えて、あるいは追加して濃度レベル補正部209が有し、濃度レベルの補正を行う構成とすることもできる。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102...プリンタ部、119...画像処理部、203...中間調処理部、204...PWM調整部、205...プリンタ濃度調整部、206...プリントスピード調整部、207...ドットカウンタ

Claims (14)

  1. 画像データの画素の濃度値を積算するカウント手段と、
    前記画像データに、印刷設定を適用して画像形成を行う画像形成手段と、
    ジョブの種類及び前記印刷設定に応じた補正係数により前記カウント手段によるカウント値を補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正したカウント値に基づいてトナー消費量を推定する手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、あらかじめ作成した印刷設定と前記補正係数とを関連付けた第1の補正テーブルを参照して前記補正係数を得ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正係数は、前記印刷設定ごとのプリンタエンジン制御パラメータに応じて与えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プリンタエンジン制御パラメータと前記補正係数とを対応付けた第2の補正テーブルと、前記印刷設定と前記プリンタエンジン制御パラメータとの対応に基づいて、前記第1の補正テーブルを作成する手段を更に有すること特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記プリンタエンジン制御パラメータには、入出力の濃度特性を示すプリンタ濃度、パルス幅変調のパルス幅、プリントスピードの少なくともいずれかを含むこと特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷設定を、前記画像データに対する画像処理によって画像形成に反映するか、前記プリンタエンジン制御パラメータによって画像形成に反映するか、いずれかを選択する手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記プリンタエンジン制御パラメータによって画像形成に反映することが選択されている場合には前記カウント値を補正し、前記画像データに対する画像処理によって画像形成に反映することが選択されている場合には前記カウント値を補正しないことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記印刷設定に応じたプリンタエンジン制御パラメータが競合する場合、前記画像形成手段は、あらかじめ決められた優先度に基づいて画像形成を行い、前記補正手段は、画像形成に用いたプリンタエンジン制御パラメータに応じた補正係数を得て、前記カウント値を補正することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. デフォルトの前記印刷設定に対応したプリンタエンジン制御パラメータが変更された場合、前記第1の補正テーブルの補正係数を、変更した後のプリンタエンジン制御パラメータに応じて変更することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記補正係数は、前記印刷設定ごとに、各画素の濃度レベルに応じて与えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  10. 前記印刷設定には、用紙サイズ設定、用紙タイプ設定、中間調設定、印刷モード設定、トナーセーブ設定、バーコードモード設定、静音モード設定、濃度調整設定の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ジョブの種類には、前記画像形成装置により処理できるページ記述言語で記述したPDLプリントと、ページ記述言語で記述されていないモバイルプリントとを含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記推定されたトナー消費量に基づき、トナー残量を表示する表示手段を更に有すること特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 印刷設定に応じて、画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を有する画像形成装置におけるトナー残量推定方法であって、
    画像データの画素の濃度値を積算するカウント工程と、
    ジョブの種類及び前記印刷設定に応じた補正係数により前記カウント工程によるカウント値を補正する補正工程と、
    前記補正工程により補正したカウント値に基づいてトナー残量を推定する工程と
    を有することを特徴とするトナー残量推定方法。
  14. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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