JPH11163644A - 差動増幅回路の出力回路 - Google Patents

差動増幅回路の出力回路

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Publication number
JPH11163644A
JPH11163644A JP9324515A JP32451597A JPH11163644A JP H11163644 A JPH11163644 A JP H11163644A JP 9324515 A JP9324515 A JP 9324515A JP 32451597 A JP32451597 A JP 32451597A JP H11163644 A JPH11163644 A JP H11163644A
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JP
Japan
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current
transistor
output
circuit
drain
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Application number
JP9324515A
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English (en)
Inventor
Hisao Suzuki
久雄 鈴木
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to US09/076,919 priority patent/US5990742A/en
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3001Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor with field-effect transistors

Abstract

(57)【要約】 【課題】出力素子の能力を最大限に発揮させて負荷駆動
能力を十分に確保しながら、消費電力の低減を図り得る
差動増幅回路の出力回路を提供する。 【解決手段】差動入力回路11の出力信号に基づいて、
第一の出力トランジスタTr29 を動作させて出力端子T
o からソース電流を吐出するプルアップ動作と、第二の
出力トランジスタTr30 を動作させて出力端子To から
シンク電流を吸入するプルダウン動作とが行われる。ゲ
ート電位制御回路12は、差動入力回路11の出力信号
に基づいてプルアップ動作を行うとき、第一の出力トラ
ンジスタTr29 をオンさせるゲート電位を低電位側電源
レベルとし、プルダウン動作を行うとき、第二の出力ト
ランジスタTr30 をオンさせるゲート電位を高電位側電
源レベルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置の出力回路に関するものである。半導体集積回路装
置には、基本動作回路としてコンパレータ回路及びオペ
アンプ回路が広く使用されている。半導体集積回路装置
の高集積化及び低消費電力化にともない、これらの基本
動作回路の諸特性の向上が益々必要となっている。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタで構成されるコンパ
レータ回路の第一の従来例を図7に示す。PチャネルM
OSトランジスタTr1,Tr2のソースは電源Vcc(高電
位側電源)に接続され、ゲートは互いに接続されるとと
もに、前記トランジスタTr1のドレインに接続される。
【0003】前記トランジスタTr1のドレインは、電流
源1に接続される。従って、前記トランジスタTr1,T
r2によりカレントミラー回路が構成され、同トランジス
タTr2は定電流源として動作して、電流源1に流れる電
流と等しいドレイン電流が流れる。
【0004】前記トランジスタTr2のドレインは、Pチ
ャネルMOSトランジスタTr3,Tr4のソースに接続さ
れる。前記トランジスタTr3のドレインであるノードN
1は、NチャネルMOSトランジスタTr5のドレインに
接続され、同トランジスタTr5のソースはグランドGN
D(低電位側電源)に接続される。
【0005】前記トランジスタTr4のドレインは、Nチ
ャネルMOSトランジスタTr6のドレイン及びトランジ
スタTr5,Tr6のゲートに接続され、同トランジスタT
r6のソースはグランドGNDに接続される。
【0006】前記トランジスタTr3,Tr4のゲートには
入力信号Vin1 ,Vin2 が入力される。従って、トラン
ジスタTr3〜Tr6はトランジスタTr2から供給される定
電流に基づいて活性化する差動入力回路を構成する。
【0007】前記ノードN1は、NチャネルMOSトラ
ンジスタTr7のゲートに入力され、同トランジスタTr7
のドレインは抵抗Rを介して電源Vccに接続され、ソー
スはグランドGNDに接続される。そして、トランジス
タTr7のドレインが出力端子Toに接続され、その出力
端子Toから出力信号Vout が出力される。
【0008】このように構成されたコンパレータ回路で
は、入力信号Vin1 が入力信号Vin2 より高レベルとな
ると、ノードN1がグランドGNDレベル近傍まで低下
して、トランジスタTr7がオフされる。すると、出力端
子ToからHレベルの出力信号Vout が出力される。
【0009】また、入力信号Vin1 が入力信号Vin2 よ
り低レベルとなると、ノードN1の電位が上昇して、ト
ランジスタTr7がオンされる。すると、抵抗Rにはトラ
ンジスタTr7のドレイン電流が流れ、出力端子Toから
LレベルすなわちほぼグランドGNDレベルの出力信号
Vout が出力される。
【0010】このコンパレータ回路は、出力信号Vout
を入力信号Vin2 として入力することにより、オペアン
プ回路として使用することもできる。このとき、トラン
ジスタTr7には出力信号Vout を入力信号Vin1 に一致
させるようなドレイン電流が流れる。
【0011】図8は、コンパレータ回路の第二の従来例
を示す。このコンパレータ回路は、前記第一の従来例の
抵抗RをPチャネルMOSトランジスタTr8に置換した
ものであり、そのトランジスタTr8のゲートは前記トラ
ンジスタTr1,Tr2のゲートに接続される。
【0012】従って、前記トランジスタTr8は定電流源
として動作し、出力端子Toにアイドリング電流を供給
する。前記トランジスタTr8のアイドリング電流は、ト
ランジスタTr7の最大ドレイン電流に比して十分小さく
設定される。
【0013】このように構成されたコンパレータ回路で
は、ノードN1の電位が上昇してトランジスタTr7のド
レイン電流がトランジスタTr8のアイドリング電流より
大きくなると、出力信号Vout はLレベルとなる。
【0014】また、ノードN1の電位が低下して、トラ
ンジスタTr7のドレイン電流がトランジスタTr8のアイ
ドリング電流を下回ると、出力信号Vout はHレベルと
なる。
【0015】このコンパレータ回路においても、出力信
号Vout を入力信号Vin2 として入力することにより、
オペアンプ回路として使用することができる。図9は、
コンパレータ回路の第三の従来例を示す。このコンパレ
ータ回路は、前記第一の従来例の抵抗RをPチャネルM
OSトランジスタTr9で置換し、同トランジスタTr9の
ゲート電位をPチャネルMOSトランジスタTr10 ,T
r11 で制御する構成としたものである。前記トランジス
タTr7,Tr9はその負荷駆動能力がほぼ等しくなるよう
に設定される。
【0016】前記トランジスタTr10 のソースは電源V
ccに接続され、ゲートはトランジスタTr2,Tr3のゲー
トに接続される。従って、トランジスタTr10 はそのド
レインから定電流を出力する。
【0017】前記トランジスタTr10 のドレインは、ト
ランジスタTr9のゲート及び前記トランジスタTr11 の
ソースに接続され、トランジスタTr11 のゲートはノー
ドN1に接続される。また、トランジスタTr11 のドレ
インはグランドGNDに接続される。前記トランジスタ
Tr10 の出力電流は、トランジスタTr11 の最大ドレイ
ン電流より十分小さく設定される。
【0018】このように構成されたコンパレータ回路で
は、ノードN1の電位が上昇してトランジスタTr7がオ
ンされるとき、トランジスタTr11 のソース電位が上昇
してトランジスタTr9のゲート電位が上昇し、同トラン
ジスタTr9がオフされる。従って、出力信号Vout はL
レベルとなる。
【0019】また、ノードN1の電位が低下してトラン
ジスタTr7がオフされるとき、トランジスタTr11 のソ
ース電位が低下して、トランジスタTr9のゲート電位が
低下し、トランジスタTr9がオンされて、出力信号Vou
t はHレベルとなる。
【0020】このようにして、ノードN1の電位の変化
に基づいて、トランジスタTr7,Tr9がプッシュプル動
作する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前記第一の従来例のコ
ンパレータ回路では、トランジスタTr7がオフされると
き、出力端子To から負荷に供給可能なソース(Sourc
e、吐出)電流Isoは、 Iso=(Vcc−Vout )/R で設定される電流となる。従って、出力信号Vout の電
圧変化に基づいてソース電流Isoが変化する。
【0022】また、抵抗Rの抵抗値を高く設定すると、
ソース電流Isoが小さくなるため、出力端子To に接続
される負荷が過大となると、出力信号Vout のHレベル
への立ち上がりが鈍ることがある。
【0023】抵抗Rの抵抗値を小さくすると、ソース電
流Isoを大きくすることはできるが、トランジスタTr7
がオンされて出力端子To からトランジスタTr7にシン
ク(Sink、吸入)電流Isiが吸入されるとき、そのソー
ス電流IsoがトランジスタTr7に対する負荷となるた
め、出力信号Vout の立ち下がりが鈍ってしまう。ま
た、電源Vccから抵抗R及びトランジスタTr7を介して
グランドGNDに流れる電流が増大するため、消費電流
が増大する。
【0024】また、MOSトランジスタのドレイン電流
は、そのゲート電位Vgとソース電位Vsとの電位差が
が大きくなるほど増大する。トランジスタTr3のゲート
・ソース間電圧をVgs(Tr3 )、ソース・ドレイン間
電圧をVds(Tr3 )とすれば、ノードN1すなわちト
ランジスタTr7のゲート電位Vg(Tr7 )は、 Vg(Tr7 )=Vin1 +Vgs(Tr3 )−Vds(Tr3
) となる。
【0025】すると、入力信号Vin1 が低下して、ノー
ドN1の電位が上昇するとき、ノードN1の上昇は入力
信号Vin1 により抑制され、電源Vccレベル近傍まで上
昇することはない。
【0026】この結果、トランジスタTr7のゲート電位
を電源VccからグランドGNDレベルまでフル振幅動作
させることはできないため、出力信号Vout のLレベル
出力時にトランジスタTr7の電流駆動能力を最大限に利
用することはできない。従って、出力信号Vout の立ち
下がり速度を十分に高速化することができない。
【0027】第二の従来例では、トランジスタTr7がオ
フされてHレベルの出力信号Voutが出力されるとき
に、出力端子To から負荷に供給されるソース電流Iso
は、トランジスタTr8のドレイン電流で定電流に設定可
能である。
【0028】しかし、十分なソース電流Isoを確保する
と、トランジスタTr7がオンされて出力端子To からシ
ンク電流Isiが吸入されるとき、ソース電流Isoがトラ
ンジスタTr7の負荷となり、出力信号Vout の立ち下が
りが鈍るとともに消費電流も増大する。
【0029】また、前記第一の従来例と同様に、トラン
ジスタTr7のゲート電位をフル振幅動作させることがで
きないので、トランジスタTr7の電流駆動能力を最大限
に利用することはできない。
【0030】第三の従来例では、ノードN1の電位の変
化がトランジスタTr9のゲート電位に反映される。そし
て、ノードN1の電位が上昇して、トランジスタTr7の
シンク電流Isiが増大するとき、トランジスタTr9のゲ
ート電位を上昇させてそのソース電流Isoを絞ることが
でき、ノードN1の電位が低下して、トランジスタTr7
のシンク電流Isiが減少するとき、トランジスタTr9の
ゲート電位を低下させてソース電流Isoを増大させるこ
とができる。
【0031】従って、負荷に応じてトランジスタTr9の
ソース電流Isoを制御することが可能となる。ところ
が、前記第一及び第二の従来例と同様に、ノードN1の
電位をフル振幅動作させることはできない。また、トラ
ンジスタTr7,Tr9の各ゲートの電位差は、トランジス
タTr11 のゲート・ソース間電圧で設定されるので、入
力信号Vin1 に基づいてノードN1の電位がVcc/2付
近となると、トランジスタTr7,Tr9がともにオンされ
て、電源VccからトランジスタTr9,Tr7を介してグラ
ンドGNDに大きな貫通電流が流れ、消費電流が増大す
るという問題点がある。
【0032】トランジスタTr11 のゲート・ソース間電
圧は、プロセスのばらつきあるいは周囲温度の変化等に
より変動するため、この貫通電流を設計時に正確に管理
することは容易ではない。
【0033】この発明の目的は、出力素子の能力を最大
限に発揮させて負荷駆動能力を十分に確保しながら、消
費電力の低減を図り得る差動増幅回路の出力回路を提供
することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1の原理
説明図である。すなわち、差動入力回路11は、一対の
入力信号Vin1 ,Vin2 の電位差を増幅して出力する。
出力回路は、高電位側電源V1と出力端子To との間
に、PチャネルMOSトランジスタが第一の出力トラン
ジスタTr29 として接続され、前記出力端子To と低電
位側電源V2との間にNチャネルMOSトランジスタが
第二の出力トランジスタTr30 として接続される。前記
差動入力回路11の第一及び第二の出力信号に基づい
て、前記第一の出力トランジスタTr29 を動作させて前
記出力端子To からソース電流を吐出するプルアップ動
作と、前記第二の出力トランジスタTr30 を動作させて
前記出力端子To からシンク電流を吸入するプルダウン
動作とが行われる。ゲート電位制御回路12は、前記差
動入力回路11の出力信号に基づいて前記プルアップ動
作を行うとき、前記第一の出力トランジスタTr29 をオ
ンさせるゲート電位を低電位側電源レベルとし、前記プ
ルダウン動作を行うとき、前記第二の出力トランジスタ
Tr30 をオンさせるゲート電位を高電位側電源レベルと
する。
【0035】請求項2では、前記ゲート電位制御回路
は、前記プルアップ動作を行うとき、前記第一の出力ト
ランジスタのゲート電位を低電位側電源からMOSトラ
ンジスタのドレイン・ソース間電圧分上昇したレベルと
し、前記プルダウン動作を行うとき、前記第二の出力ト
ランジスタのゲート電位を高電位側電源からMOSトラ
ンジスタのドレイン・ソース間電圧分低下したレベルと
する。
【0036】請求項3では、前記ゲート電位制御回路
は、前記プルアップ動作を行うとき、前記第二の出力ト
ランジスタのゲート電位を低電位側電源からMOSトラ
ンジスタのドレイン・ソース間電圧分上昇したレベルと
し、前記プルダウン動作を行うとき、前記第一の出力ト
ランジスタのゲート電位を高電位側電源からMOSトラ
ンジスタのドレイン・ソース間電圧分低下したレベルと
する。
【0037】請求項4では、前記第一の出力トランジス
タのゲートには、前記差動入力回路の第一の出力信号に
基づいて動作する第一の電流制御回路の出力電流と、前
記差動入力回路の第二の出力信号に基づいて動作するM
OSトランジスタのドレイン電流との比に基づいて生成
される電圧を入力し、前記第二の出力トランジスタのゲ
ートには、前記第一の出力トランジスタとカレントミラ
ー動作するトランジスタのドレイン電流に基づいて動作
する第二の電流制御回路の出力電流と、前記第一の電流
制御回路の出力電流との比に基づいて生成される電圧を
入力した。
【0038】請求項5では、前記第一及び第二の電流制
御回路は、カレントミラー回路で構成して、前記第一の
出力トランジスタのアイドリング電流を前記差動入力回
路のバイアス電流に基づいて設定可能とした。
【0039】請求項6では、前記差動入力回路の動作電
流は、ダイオード接続したMOSトランジスタで生成し
た。請求項7では、前記差動入力回路の動作電流は、一
対の入力トランジスタの出力電流に基づいてそれぞれ動
作する一対のカレントミラー回路で生成した。
【0040】請求項8では、前記第二の電流制御回路の
入力電流と、前記第一の電流制御回路の出力電流との電
流差を補正する電流補正回路を、前記第二の電流制御回
路に接続した。
【0041】請求項9では、前記電流補正回路は、前記
第二の電流制御回路の入力電流と、前記第一の電流制御
回路の出力電流との電流差に基づいて、第二の電流制御
回路を構成するカレントミラー回路に不足するドレイン
電流を供給する。
【0042】請求項10では、前記電流補正回路は、前
記第二の電流制御回路の入力電流と、前記第一の電流制
御回路の出力電流との電流差に基づいて、第二の電流制
御回路を構成するカレントミラー回路に過剰となるドレ
イン電流を吸入する。
【0043】(作用)請求項1,2では、プルアップ動
作時には第一の出力トランジスタTr29 の電流駆動能力
が最大限に発揮され、プルダウン動作時には第二の出力
トランジスタTr30 の電流駆動能力が最大限に発揮され
る。
【0044】請求項3では、プルアップ動作時には第二
の出力トランジスタがオフされて、第一の出力トランジ
スタのドレイン電流がソース電流として吐出され、プル
ダウン動作時には第一の出力トランジスタがオフされ
て、第二の出力トランジスタのドレイン電流がシンク電
流として吸入される。
【0045】請求項4では、第一及び第二の電流制御回
路の動作により、第一及び第二の出力トランジスタのゲ
ート電位が高電位側電源レベルと、低電位側電源レベル
との間でほぼフル振幅動作する。
【0046】請求項5では、第一及び第二の電流制御回
路を構成するカレントミラー回路により、第一の出力ト
ランジスタのアイドリング電流が差動入力回路のバイア
ス電流で設定される。
【0047】請求項6では、ダイオード接続したMOS
トランジスタで前記差動入力回路の動作電流が生成され
る。請求項7では、前記差動入力回路の動作電流の精度
が向上する。
【0048】請求項8では、第二の電流制御回路を構成
するカレントミラー回路が正常に動作して、プルアップ
動作時に第二の出力トランジスタが確実にオフされる。
請求項9では、第二の電流制御回路を構成するカレント
ミラー回路に、不足するドレイン電流が電流補正回路か
ら供給されて、プルアップ動作時に第二の出力トランジ
スタが確実にオフされる。
【0049】請求項10では、第二の電流制御回路を構
成するカレントミラー回路に、過剰となるドレイン電流
が電流補正回路に吸入されて、プルアップ動作時に第二
の出力トランジスタが確実にオフされる。
【0050】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)図2は、こ
の発明を具体化した第一の実施の形態のオペアンプ回路
を示す。トランジスタTr1,Tr2で構成されるカレント
ミラー回路及びトランジスタTr3〜Tr6で構成される差
動回路は、前記従来例と同一構成である。
【0051】前記トランジスタTr3,Tr5のドレインで
あるノードN2は、NチャネルMOSトランジスタTr2
1 のゲートに接続される。前記トランジスタTr4,Tr6
のドレインであるノードN3は、NチャネルMOSトラ
ンジスタTr22 のゲートに接続される。
【0052】前記トランジスタTr21 のソースはグラン
ドGNDに接続され、ドレインはPチャネルMOSトラ
ンジスタTr23 を介して電源Vccに接続される。トラン
ジスタTr21 は前記トランジスタTr5に対しカレントミ
ラー動作する。
【0053】前記トランジスタTr23 のゲートは、同ト
ランジスタTr23 のドレイン及びPチャネルMOSトラ
ンジスタTr24 のゲートに接続され、同トランジスタT
r24のソースは電源Vccに接続され、ドレインは前記ト
ランジスタTr22 のドレインに接続される。前記トラン
ジスタTr22 のソースはグランドGNDに接続される。
前記トランジスタTr23 ,Tr24 はカレントミラー動作
を行う。
【0054】前記トランジスタTr23 ,Tr21 のドレイ
ンであるノードN5は、PチャネルMOSトランジスタ
Tr25 のゲートに接続され、同トランジスタTr25 のソ
ースは電源Vccに接続される。前記トランジスタTr25
は前記トランジスタTr23 に対しカレントミラー動作を
行う。
【0055】前記トランジスタTr24 ,Tr22 のドレイ
ンであるノードN6は、PチャネルMOSトランジスタ
Tr26 のゲートに接続され、同トランジスタTr26 のソ
ースは電源Vccに接続される。
【0056】前記トランジスタTr25 のドレインである
ノードN7は、NチャネルMOSトランジスタTr27 の
ドレインに接続される。前記トランジスタTr26 のドレ
インは、前記トランジスタTr28 のドレイン及びトラン
ジスタTr28 ,Tr27 のゲートに接続される。そして、
トランジスタTr27 ,Tr28 のソースはグランドGND
に接続される。前記トランジスタTr27 ,Tr28 はカレ
ントミラー動作を行う。
【0057】前記ノードN6は出力トランジスタである
PチャネルMOSトランジスタTr29 のゲートに接続さ
れ、前記ノードN7は出力トランジスタであるNチャネ
ルMOSトランジスタTr30 のゲートに接続される。前
記トランジスタTr26 ,Tr29 はカレントミラー動作を
行う。
【0058】前記トランジスタTr29 のソースは電源V
ccに接続され、トランジスタTr29,Tr30 のドレイン
は出力端子Toに接続され、同トランジスタTr30 のソ
ースはグランドGNDに接続される。そして、出力端子
Toから出力される出力信号Vout が前記トランジスタ
Tr4のゲートに入力信号Vin2 として入力される。
【0059】前記トランジスタTr21 〜Tr28 により出
力トランジスタTr29 ,Tr30 のゲート電位制御回路が
構成され、トランジスタTr21 ,Tr23 〜Tr25 により
第一の電流制御回路が構成され、トランジスタTr27 ,
Tr28 により第二の電流制御回路が構成される。
【0060】次に、上記のように構成されたオペアンプ
回路の動作を説明する。 (1)出力端子To とグランドGNDとの間に容量負荷
を接続し、入力信号Vin1 を上昇させた場合。入力電圧
Vin1 の上昇に基づいて、トランジスタTr3のドレイン
電流が減少し、相対的にトランジスタTr4のドレイン電
流が増大する。すると、ノードN2の電位が低下すると
ともに、ノードN3の電位が上昇して、トランジスタT
r21 がオフされるとともに、トランジスタTr22 がオン
される。
【0061】トランジスタTr21 のオフ動作に基づいて
トランジスタTr23 ,Tr24 もオフされる。すると、ノ
ードN6はグランドGNDよりトランジスタTr22 のド
レイン・ソース間電圧分高いレベルとなり、ほぼグラン
ドGNDレベルとなる。
【0062】同時に、トランジスタTr25 はオフされ、
トランジスタTr26 はオンされ、トランジスタTr27 ,
Tr28 はオンされる。すると、ノードN7はグランドG
NDよりトランジスタTr27 のドレイン・ソース間電圧
分高いレベルとなり、ほぼグランドGNDレベルとな
る。
【0063】従って、トランジスタTr29 はオンされる
とともに、トランジスタTr30 はオフされて、出力端子
To に接続された容量負荷にソース電流Isoが出力さ
れ、出力信号Vout は入力信号Vin1 の電圧レベルに一
致するまで上昇する。 (2)出力端子To とグランドGNDとの間に容量負荷
を接続し、入力信号Vin1 を低下させた場合。入力信号
Vin1 の低下に基づいて、トランジスタTr3のドレイン
電流が増大し、相対的にトランジスタTr4のドレイン電
流が減少する。すると、ノードN2の電位が上昇すると
ともに、ノードN3の電位が低下して、トランジスタT
r21 がオンされるとともに、トランジスタTr22 がオフ
される。
【0064】トランジスタTr21 のオン動作に基づいて
トランジスタTr23 ,Tr24 もオンされる。すると、ノ
ードN6は電源VccよりトランジスタTr24 のドレイン
・ソース間電圧分低いレベルとなり、ほぼ電源Vccレベ
ルとなる。
【0065】同時に、トランジスタTr25 はオンされ、
トランジスタTr26 はオフされ、トランジスタTr27 ,
Tr28 はオフされる。すると、ノードN7は電源Vccよ
りトランジスタTr25 のドレイン・ソース間電圧分低い
レベルとなり、ほぼ電源Vccレベルとなる。
【0066】従って、トランジスタTr29 はオフされる
とともに、トランジスタTr30 はオンされて、出力端子
To に接続された容量負荷からシンク電流Isiが吸収さ
れ、出力信号Vout は入力信号Vin1 の電圧レベルに一
致するまで低下する。 (3)入力信号Vin1 ,Vin2 が一致する場合。入力信
号Vin1 ,Vin2 が一致する場合、すなわち出力信号V
out が入力信号Vin1 に一致した場合には、トランジス
タTr3,Tr4のドレイン電流が等しくなり、ノードN
2,N3が同電位となる。
【0067】すると、トランジスタTr21 ,Tr22 のド
レイン電流が等しくなり、そのドレイン電流とトランジ
スタTr23 ,Tr24 ,Tr25 のドレイン電流とが等しく
なる。また、トランジスタTr24 ,Tr22 のドレイン電
流が等しくなり、ノードN6は電源VccとグランドGN
Dとの中間レベル付近となる。
【0068】また、トランジスタTr25 ,Tr27 のドレ
イン電流が等しくなり、トランジスタTr25 ,Tr26 の
ドレイン電流が等しくなる。従って、ノードN7は電源
VccとグランドGNDとの中間レベル付近となる。
【0069】トランジスタTr26 ,Tr29 はカレントミ
ラー動作を行うため、トランジスタTr26 ,Tr29 のド
レイン電流は等しくなる。このような動作により、トラ
ンジスタTr21 ,Tr29 , Tr30 のドレイン電流は等し
くなり、トランジスタTr29 のアイドリング電流はトラ
ンジスタTr21 のドレイン電流で設定可能である。
【0070】トランジスタTr21 のドレイン電流は、ト
ランジスタTr5のドレイン電流と等しく、入力信号Vin
1 ,Vin2 が一致する場合にはトランジスタTr5,Tr6
のドレイン電流が等しいことから、トランジスタTr5の
ドレイン電流はトランジスタTr2のドレイン電流、すな
わち入力差動対に供給されるバイアス電流の1/2とな
る。
【0071】従って、トランジスタTr29 のアイドリン
グ電流は入力差動回路のバイアス電流により設定可能で
ある。 (4)シンク電流負荷及びソース電流負荷が接続された
場合。シンク電流負荷が接続された場合には、負荷から
トランジスタTr30 に向かってシンク電流Isiを吸収し
ながら、入力信号Vin1 ,Vin2 が等しくなるように動
作するため、入力信号Vin1 の電圧レベルを引き下げた
場合と同様に動作する。
【0072】トランジスタTr30 のゲート電位は電源V
ccからトランジスタTr25 のソース・ドレイン間電圧分
低下したレベルとなり、その最高値は、電源Vccレベル
近傍まで上昇可能である。
【0073】このとき、トランジスタTr24 のドレイン
電流がトランジスタTr22 に流れる状態で、ノードN3
の電位の低下によりトランジスタTr22 のドレイン・ソ
ース間電圧が上昇してノードN6の電位が上昇する。す
ると、トランジスタTr26 のドレイン電流が減少して、
トランジスタTr28 のドレイン電位及びトランジスタT
r28 ,Tr27 のゲート電位が低下する。
【0074】トランジスタTr27 にはトランジスタTr2
5 から一定のドレイン電流が供給されるため、トランジ
スタTr27 はそのゲート電位の低下に基づいてドレイン
・ソース間電圧を上昇させて対応する。そして、トラン
ジスタTr25 のソース・ドレイン間電圧が動作限界まで
低下したとき、トランジスタTr30 のゲート電位が最高
値となり、そのゲート電位に基づくトランジスタTr30
のドレイン電流が、負荷から同トランジスタTr30 に吸
入される最大シンク電流となる。
【0075】ソース電流負荷が接続された場合には、ト
ランジスタTr29 から負荷に向かってソース電流Isoを
吐出しながら、入力信号Vin1 ,Vin2 が等しくなるよ
うに動作するため、入力信号Vin1 の電圧レベルを引き
上げた場合と同様に動作する。
【0076】トランジスタTr29 のゲート電位はグラン
ドGNDからトランジスタTr22 のソース・ドレイン間
電圧分上昇したレベルとなり、その最低値は、グランド
GNDレベル近傍まで低下可能である。
【0077】このとき、トランジスタTr29 のドレイン
電流の増加にともなって、トランジスタTr26 のドレイ
ン電流が増大し、そのドレイン電流の増大に基づいてト
ランジスタTr28 のドレイン電圧及びゲート電圧が上昇
する。
【0078】トランジスタTr28 とカレントミラー動作
するトランジスタTr27 は、トランジスタTr25 から供
給される一定のドレイン電流に基づいて、そのドレイン
・ソース間電圧をMOSトランジスタの動作限界まで低
下させる。
【0079】従って、トランジスタTr27 のドレイン・
ソース間電圧が動作限界まで低下したときのトランジス
タTr28 , Tr26 のドレイン電流が、トランジスタTr2
9 から負荷に吐出される最大ソース電流となる。
【0080】上記のように構成されたオペアンプ回路で
は、次に示す作用効果を得ることができる。 (イ)入力信号Vin1 ,Vin2 の電圧レベルに関わら
ず、出力トランジスタTr29 ,Tr30 のゲート電位をフ
ル振幅動作させることができる。 (ロ)出力端子Toに接続された負荷からシンク電流を
吸入するときには、入力信号Vin1 ,Vin2 の電圧レベ
ルに関わらず、出力トランジスタTr30 のゲート電位を
電源Vccレベル近傍まで引き上げることができる。従っ
て、出力トランジスタTr30 の電流駆動能力を最大限に
利用することができる。 (ハ)出力端子Toに接続された負荷にソース電流を吐
出するときには、入力信号Vin1 ,Vin2 の電圧レベル
に関わらず、出力トランジスタTr29 のゲート電位をグ
ランドGNDレベル近傍まで引き下げることができる。
従って、出力トランジスタTr29 の電流駆動能力を最大
限に利用することができる。 (ニ)出力端子To に容量負荷が接続されて、出力トラ
ンジスタTr30 のゲート電位が電源Vccレベル近傍まで
上昇すると、出力トランジスタTr29 のゲート電位も電
源Vccレベル近傍まで上昇する。すると、出力トランジ
スタTr30 がその電流駆動能力を最大限に発揮するとき
には、出力トランジスタTr29 がオフされるので、トラ
ンジスタTr29 ,Tr30 に流れる貫通電流は遮断され、
消費電流を低減することができる。 (ホ)出力端子To に容量負荷が接続されて、出力トラ
ンジスタTr29 のゲート電位がグランドGNDレベル近
傍まで低下すると、出力トランジスタTr30 のゲート電
位もグランドGNDレベル近傍まで低下する。すると、
出力トランジスタTr29 がその電流駆動能力を最大限に
発揮するときには、出力トランジスタTr30 がオフされ
るので、トランジスタTr29 ,Tr30 に流れる貫通電流
は遮断され、消費電流を低減することができる。 (ヘ)出力トランジスタTr29 ,Tr30 の電流駆動能力
を最大限に発揮させることができるので、前記従来例に
対し、サイズの小さい出力トランジスタを使用しても、
同等の負荷駆動能力を確保することができる。 (ト)出力トランジスタTr29 に流れるアイドリング電
流を差動入力部のバイアス電流により設定することがで
きるので、そのバイアス電流を適宜に設定することによ
り、負荷駆動能力と消費電力を適宜に設定することがで
きる。 (第二の実施の形態)図3は、この発明を具体化した第
二の実施の形態を示す。この実施の形態は、差動入力回
路のトランジスタTr5,Tr6のドレインをゲートに接続
して、それぞれダイオード接続とした点においてのみ前
記第一の実施の形態と相違する。
【0081】トランジスタTr5,Tr6はカレントミラー
動作を行わないが、入力信号Vin1,Vin2 に基づくト
ランジスタTr3,Tr4のドレイン電流の変化に基づい
て、ノードN2,N3間に必要な電位差が生ずるよう
に、トランジスタTr5,Tr6のサイズを設定すればよ
い。
【0082】このように構成されたオペアンプ回路で
は、前記第一の実施の形態と同様に動作し、同様な作用
効果を得ることができる。 (第三の実施の形態)図4は、この発明を具体化した第
三の実施の形態を示す。この実施の形態は、前記第一の
実施の形態の差動入力回路のトランジスタTr5,Tr6を
NチャネルMOSトランジスタTr31 〜Tr34 に置換し
たものであり、その他は第一の実施の形態と同一構成で
ある。
【0083】すなわち、トランジスタTr3のドレインは
トランジスタTr31 のドレイン及びトランジスタTr31
,Tr32 のゲートに接続され、トランジスタTr32 の
ドレインはトランジスタTr4のドレインに接続される。
【0084】トランジスタTr4のドレインはトランジス
タTr34 のドレイン及びトランジスタTr33 ,Tr34 の
ゲートに接続され、トランジスタTr33 のドレインはト
ランジスタTr3のドレインに接続される。前記トランジ
スタTr31 〜Tr34 のソースはグランドGNDに接続さ
れる。
【0085】従って、トランジスタTr31 ,Tr32 及び
トランジスタTr33 ,Tr34 はそれぞれカレントミラー
動作を行う。このような構成により、トランジスタTr3
のドレイン電流によるノードN2の電位に基づいてノー
ドN3の電位が決定され、トランジスタTr4のドレイン
電流によるノードN3の電位に基づいてノードN2の電
位が決定される。
【0086】このような動作により、入力信号Vin1 ,
Vin2 に基づくノードN2,N3の電位の精度を前記第
一の実施の形態に比して向上させることができる。ま
た、その他の作用効果は、第一の実施の形態と同様であ
る。 (第四の実施の形態)図5は、この発明を具体化した第
四の実施の形態を示す。この実施の形態は、前記第一の
実施の形態の最大ソース電流を更に増大させるために、
第一の実施の形態に対しPチャネルMOSトランジスタ
Tr35 ,Tr36 及び差電流検出回路2からなる電流補正
回路を追加したものである。
【0087】前記トランジスタTr35 のソースは電源V
ccに接続され、ドレインは前記差電流検出回路2に接続
され、ゲートはトランジスタTr23 〜Tr25 のゲートに
接続される。従って、トランジスタTr35 はトランジス
タTr23 〜Tr25 に対しカレントミラー動作を行う。
【0088】前記トランジスタTr36 のソースは電源V
ccに接続され、ドレインは前記差電流検出回路2に接続
され、ゲートはトランジスタTr26 ,Tr29 のゲートに
接続される。従って、トランジスタTr36 はトランジス
タTr26 ,Tr29 に対しカレントミラー動作を行う。前
記差電流検出回路2は、トランジスタTr35 ,Tr36 の
ドレイン電流の差を検出し、その電流差に等しい電流I
d1をトランジスタTr27 のドレインに供給する。
【0089】このような構成により、トランジスタTr2
9 から負荷に出力されるソース電流の増大にともなっ
て、トランジスタTr26 のドレイン電流が増大すると
き、トランジスタTr25 ,Tr26 のドレイン電流の差が
トランジスタTr35 ,Tr36 のドレイン電流の差として
差電流検出回路2で検出され、その差電流Id1がトラン
ジスタTr27 のドレインに供給される。
【0090】従って、トランジスタTr29 から負荷に出
力されるソース電流が増大して、トランジスタTr25 ,
Tr26 のドレイン電流に差が生じても、その差電流Id1
がトランジスタTr27 のドレインに供給されるので、ト
ランジスタTr27 ,Tr28 では安定したカレントミラー
動作が行われる。
【0091】そして、トランジスタTr27 には十分なド
レイン電流が供給されてノードN7が十分に低下するの
で、出力トランジスタTr30 のドレイン電流がほぼ遮断
され、出力トランジスタTr29 のドレイン電流が出力ト
ランジスタTr30 に吸収されることなく負荷にソース電
流として供給される。
【0092】従って、前記第一の実施の形態に比して最
大ソース電流を増大させることができる。 (第五の実施の形態)図6は、この発明を具体化した第
五の実施の形態を示す。この実施の形態は、差電流検出
回路3を除いて前記第四の実施の形態と同様な構成であ
る。
【0093】差電流検出回路3の出力端子は、トランジ
スタTr28 のドレインに接続される。そして、差電流検
出回路3はトランジスタTr35 ,Tr36 のドレイン電流
の電流差に等しい差電流Id2をトランジスタTr28 のド
レインから吸入するように動作する。
【0094】このような構成により、出力トランジスタ
Tr29 から負荷に出力されるソース電流が増大してトラ
ンジスタTr25 ,Tr26 のドレイン電流に差が生じた場
合、その差電流Id2が差電流検出回路3に吸収されるの
で、実質的に前記第四の実施の形態と同様な作用効果を
得ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は出力素
子の能力を最大限に発揮させて負荷駆動能力を十分に確
保しながら、消費電力の低減を図り得る出力回路を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 第一の実施の形態を示す回路図である。
【図3】 第二の実施の形態を示す回路図である。
【図4】 第三の実施の形態を示す回路図である。
【図5】 第四の実施の形態を示す回路図である。
【図6】 第五の実施の形態を示す回路図である。
【図7】 第一の従来例を示す回路図である。
【図8】 第二の従来例を示す回路図である。
【図9】 第二の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
11 差動入力回路 12 ゲート電位制御回路 Vin1 ,Vin2 入力信号 V1 高電位側電源 V2 低電位側電源 Tr29 第一の出力トランジスタ Tr30 第二の出力トランジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の入力信号の電位差を増幅して出力
    する差動入力回路と、 高電位側電源と出力端子との間に、PチャネルMOSト
    ランジスタを第一の出力トランジスタとして接続し、前
    記出力端子と低電位側電源との間にNチャネルMOSト
    ランジスタを第二の出力トランジスタとして接続し、前
    記差動入力回路の出力信号に基づいて、前記第一の出力
    トランジスタを動作させて前記出力端子からソース電流
    を吐出するプルアップ動作と、前記第二の出力トランジ
    スタを動作させて前記出力端子からシンク電流を吸入す
    るプルダウン動作とを行う出力回路とを備えた差動増幅
    回路であって、 前記差動入力回路の出力信号に基づいて前記プルアップ
    動作を行うとき、前記第一の出力トランジスタをオンさ
    せるゲート電位を低電位側電源レベルとし、前記プルダ
    ウン動作を行うとき、前記第二の出力トランジスタをオ
    ンさせるゲート電位を高電位側電源レベルとするゲート
    電位制御回路を備えたことを特徴とする差動増幅回路の
    出力回路。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電位制御回路は、前記プルア
    ップ動作を行うとき、前記第一の出力トランジスタのゲ
    ート電位を低電位側電源からMOSトランジスタのドレ
    イン・ソース間電圧分上昇したレベルとし、前記プルダ
    ウン動作を行うとき、前記第二の出力トランジスタのゲ
    ート電位を高電位側電源からMOSトランジスタのドレ
    イン・ソース間電圧分低下したレベルとすることを特徴
    とする請求項1記載の差動増幅回路の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電位制御回路は、前記プルア
    ップ動作を行うとき、前記第二の出力トランジスタのゲ
    ート電位を低電位側電源からMOSトランジスタのドレ
    イン・ソース間電圧分上昇したレベルとし、前記プルダ
    ウン動作を行うとき、前記第一の出力トランジスタのゲ
    ート電位を高電位側電源からMOSトランジスタのドレ
    イン・ソース間電圧分低下したレベルとすることを特徴
    とする請求項1乃至2のいずれかに記載の差動増幅回路
    の出力回路。
  4. 【請求項4】 前記第一の出力トランジスタのゲートに
    は、前記差動入力回路の第一の出力信号に基づいて動作
    する第一の電流制御回路の出力電流と、前記差動入力回
    路の第二の出力信号に基づいて動作するMOSトランジ
    スタのドレイン電流との比に基づいて生成される電圧を
    入力し、 前記第二の出力トランジスタのゲートには、前記第一の
    出力トランジスタとカレントミラー動作するトランジス
    タのドレイン電流に基づいて動作する第二の電流制御回
    路の出力電流と、前記第一の電流制御回路の出力電流と
    の比に基づいて生成される電圧を入力したことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の差動増幅回路の
    出力回路。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二の電流制御回路は、カ
    レントミラー回路で構成して、前記第一の出力トランジ
    スタのアイドリング電流を前記差動入力回路のバイアス
    電流に基づいて設定可能としたことを特徴とする請求項
    4記載の差動増幅回路の出力回路。
  6. 【請求項6】 前記差動入力回路の動作電流は、ダイオ
    ード接続したMOSトランジスタで生成したことを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の差動増幅回路
    の出力回路。
  7. 【請求項7】 前記差動入力回路の動作電流は、一対の
    入力トランジスタの出力電流に基づいてそれぞれ動作す
    る一対のカレントミラー回路で生成したことを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の差動増幅回路の出
    力回路。
  8. 【請求項8】 前記第二の電流制御回路の入力電流と、
    前記第一の電流制御回路の出力電流との電流差を補正す
    る電流補正回路を、前記第二の電流制御回路に接続した
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の差
    動増幅回路の出力回路。
  9. 【請求項9】 前記電流補正回路は、前記第二の電流制
    御回路の入力電流と、前記第一の電流制御回路の出力電
    流との電流差に基づいて、第二の電流制御回路を構成す
    るカレントミラー回路に不足するドレイン電流を供給す
    ることを特徴とする請求項8記載の差動増幅回路の出力
    回路。
  10. 【請求項10】 前記電流補正回路は、前記第二の電流
    制御回路の入力電流と、前記第一の電流制御回路の出力
    電流との電流差に基づいて、第二の電流制御回路を構成
    するカレントミラー回路に過剰となるドレイン電流を吸
    入することを特徴とする請求項8記載の差動増幅回路の
    出力回路。
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