JP2006135712A - レベルシフタ回路及びそれを具備する半導体集積回路 - Google Patents

レベルシフタ回路及びそれを具備する半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 負荷の影響を受けにくく、動作速度の向上等が可能なレベルシフタ回路等を提供する。
【解決手段】 電源電位VDDに接続されたトランジスタP1及びP2と電源電位VSSに接続されたトランジスタN3及びN4との間にトランジスタP5及びP6をそれぞれ挿入する。トランジスタP1のドレインと電源電位VSSとの間にトランジスタP3及びN1を挿入する。トランジスタP2のドレインと電源電位VSSとの間にトランジスタP4及びN2を挿入する。トランジスタP5とトランジスタN3との接続点をトランジスタP2のゲートに接続し、トランジスタP6とトランジスタN4との接続点をトランジスタP1のゲートに接続する。トランジスタP3とトランジスタN1との接続点及び/又はトランジスタP4とトランジスタN2との接続点から出力信号OUT及び/又はその反転信号OUTバーを外部に供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レベルシフタ回路に関する。さらに、本発明は、そのようなレベルシフタ回路を具備する半導体集積回路に関する。
従来より、レベルシフタ回路又はレベル変換回路が用いられている。図2に示す従来のレベル変換回路(特許文献1の図13に相当)において、P1、P2、N1及びN2は、それぞれMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のトランジスタである。P1とN1を直列にして高電位側電源VDD1と低電位側電源VSSとの間に接続するとともに、P2とN2を直列にして同電源間に同様に接続する。P1とN1の間のノード1とP2のゲートとを共通にして、同ノード1から出力信号OUTAを取り出すとともに、P2とN2の間のノード2とP1のゲートとを共通にして、同ノード2から出力信号OUTBを取り出す。OUTAとOUTBは逆相の関係にある。N1のゲートには、入力信号INが与えられており、また、N2のゲートにはインバータゲート3の出力(INを反転させたもの。以下「INx」)が与えられている。INは、VSS相当の電位からVDD相当の電位までの間を論理レベルとするものであり、VSS<VDD<VDD1とすると、出力信号OUTA及びOUTBの論理レベルは、VSS〜VDDよりも広いVSS〜VDD1の間で与えられる。いま、INをVSSにすると(言い換えればINxをVDDにすると)、N2がオンしてOUTB=VSSになり、同時に、このOUTBを受けてP1がオンし、OUTA=VDD1になる。一方、INをVDDにすると、N1がオンしてOUTA=VSSになり、同時に、このOUTAを受けてP2がオンし、OUTB=VDD1になる。すなわち、VSSからVDDまでの間を論理レベルとする一の信号(IN)が、VSSからVDD1までの間を論理レベルとする他の信号(OUTA又はOUTB)にレベル変換されることになる。
図2に示す従来のレベル変換回路にあっては、以下の理由から、出力の「立ち上がり」が遅く、高速性を追及できないといった問題があった。すなわち、高速性の追及には、トランジスタのドライブ能力向上が有効であり、それには、トランジスタ・サイズを大きくすればよいが、図2の構成では、ノード1又はノード2の立ち下がりを早めるために、P1<N1又はP2<N2の関係を保つ必要があることから、N1又はN2のサイズに比べて、P1又はP2のサイズが小さくならざるを得ない。したがって、P1又はP2側のドライブ能力が(N1又はN2に比べて)不足し、OUTA又はOUTBの立ち上がりが遅くなる結果、高速性を追及できないという問題があった。
上記の問題を解決するため、特許文献1には、第1のpチャネルMOSトランジスタ(P11)と第1のnチャネルMOSトランジスタ(N11)とを直列にして高電位側電源(VDD1)と低電位側電源(VSS)との間に接続すると共に、第2のpチャネルMOSトランジスタ(P12)と第2のnチャネルMOSトランジスタ(N12)とを直列にして同高電位側電源(VDD1)と低電位側電源(VSS)との間に接続し、第1のpチャネルMOSトランジスタ(P11)と第1のnチャネルMOSトランジスタ(N11)との間の第1のノード(11)を第2のpチャネルMOSトランジスタ(P12)のゲートに接続すると共に、第2のpチャネルMOSトランジスタ(P12)と第2のnチャネルMOSトランジスタ(N12)との間の第2のノード(12)を第1のpチャネルMOSトランジスタ(P11)のゲートに接続し、第1のノード(11)から第1の出力信号(OUTA)を取り出すと共に、第2のノード(12)から第2の出力信号(OUTB)を取り出し、かつ、第1のnチャネルMOSトランジスタ(N11)のゲートに入力信号(IN)を与えると共に、第2のnチャネルMOSトランジスタ(N12)のゲートに該入力信号の反転信号(INx)を与える半導体集積回路において、第1のノード(11)と第1のnチャネルトランジスタ(N11)との間に第1の抵抗要素(R11)を挿入すると共に、第2のノード(12)と第2のnチャネルトランジスタ(N12)との間に第2の抵抗要素(R12)を挿入したことを特徴とする半導体集積回路が掲載されている(特許文献1の請求項1に相当)。
図3に示す従来の半導体集積回路(特許文献1の図1に相当)において、P11、P12、N11、N12、N13及びN14は、それぞれMOS型のトランジスタである。この構成と図2に示す従来のレベル変換回路とは、P11とN11を直列にして高電位側電源VDD1と低電位側電源VSS(例えばGND)との間に接続するとともに、P12とN12を直列にして同電源間に同様に接続する点で類似するが、P11とN11の間及びP12とN12の間に、それぞれ抵抗要素R11、R12を挿入する点で相違し、また、出力信号OUTAの取り出し位置をP11とR11の間のノード11とする点、及び、出力信号OUTBの取り出し位置をP12とR12の間のノード12とする点で相違し、さらに、ノード11と所定の定電位VDD2との間にN13を挿入する点、及び、ノード12とVDD2との間にN14を挿入する点で相違し、さらにまた、R11とN11の間のノード13をP12及びN14のゲートに接続する点、及び、R12とN12の間のノード14をP11及びN13のゲートに接続する点で相違する。なお、15は入力信号INの逆相の信号INxを生成するインバータゲートであり、IN及びINxは、共にVDDとVSSの間を論理レベルとする信号である。
いま、INをLレベル(VSS)にすると、INxがHレベル(VDD)となってN12がオンする。そして、このN12のオンによって、ノード14がVSSとなるため、P11がオン(及びN13がオフ)し、このP11を介してノード11にVDD1が供給される。したがって、OUTAがHレベル(VDD1)に立ち上がる。このとき、ノード13の電位もVDD1へと立ち上がり、このVDD1を受けてN14がオン(及びP12がオフ)し、このN14を介してノード12(OUTB)の電位がVDD2へと立ち下がる。一方、INをHレベル(VDD)にすると、N11がオンする。そして、このN11のオンによって、ノード13がVSSとなるため、P12がオン(及びN14がオフ)し、このP12を介してノード12にVDD1が供給される。したがって、OUTBがHレベル(VDD1)に立ち上がる。このとき、ノード14の電位もVDD1へと立ち上がり、このVDD1を受けてN13がオン(及びP11がオフ)し、このN13を介してノード11(OUTB)の電位がVDD2へと立ち下がる。
ここで、出力信号OUTA(OUTB)の立ち上がり速度は、P11(P12)のドライブ能力に依存する。P11(P12)のサイズを大きくすることによって、OUTA(OUTB)の立ち上がりを早めることができる。図2に示す従来のレベル変換回路では、このP11(P12)に相当する要素はP1(P2)であり、P1(P2)のサイズを大きくすることによって、OUTA(OUTB)の立ち上がりを早くすることができるが、反面、OUTA(OUTB)の立ち下がりが遅くなるという不都合を招く。これは、P1とN1(P2とN2)のサイズ比が小さくなり、N1(N2)のドライブ能力(OUTA又はOUTBをVSSに引き下げるための能力)が相対的に不足するからである。
これに対し、図3に示す半導体集積回路では、P11とN11(P12とN12)の間に抵抗要素R11(R12)を挿入したので、ノード13(ノード14)のLレベルをP11(P12)のサイズにかかわらず決めることができる。したがって、P11(P12)のサイズ決定に当たっては、OUTA(OUTB)の立ち上がり特性だけを考慮すればよく、また、N11(N12)のサイズ決定に当たっては、OUTA(OUTB)の立ち下がり特性だけを考慮すればよいから、OUTA(OUTB)の立ち下がりと立ち上がりを共に早くでき、高速性を追及できる。また、この半導体集積回路では、ノード14(ノード13)がHレベルとなったときに、N13(N14)がオンし、OUTA(OUTB)を強制的にVDD2に立ち下げるようにしている。
さらに、特許文献1には、第1及び第2の抵抗要素をpチャネルMOSトランジスタ又はnチャネルMOSトランジスタに置き換えた半導体集積回路も、掲載されている(特許文献1の請求項5、6、及び図4〜8参照)。
再び図2を参照し、安定状態(図2において、INがローレベル、INがハイレベル、OUTがハイレベル、OUTがローレベルとする)からレベルシフタの出力を変化させる場合における、このレベル変換回路の動作シーケンスについて説明する。
(1)まず、INをハイレベル、INをローレベルに変化させる。
(2)このとき、OUTの電位は、トランジスタN1がオン状態となることにより、ハイレベルからローレベルへ変化してゆく。一方、OUTの電位は、OUTの電位に依存するため、OUTの電位が十分に降下するまで変化しない。
(3)OUTの電位が十分に降下すると、OUTの電位は、トランジスタPがオン状態となることにより、ローレベルからハイレベルに上昇する。
(4)OUTの電位の上昇を受けて、トランジスタPがオフ状態となる。
図2に示すレベル変換回路は、上記(1)〜(4)のシーケンスを経て、安定する。
上記(1)〜(3)では、トランジスタP及びトランジスタNが同時にオン状態であり、トランジスタPとトランジスタNの能力比(特にβ(増幅率)比)によっては、OUTの電位がローレベルに遷移できない場合があり、この場合、図2に示すレベル変換回路は動作不良となる。
これは、次のような理由による。すなわち、通常のCMOS回路においては、ソース〜ゲート電位の関係で、Pチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタのオン抵抗が数十Ω〜数MΩ程度であるのに対し、図2に示すレベル変換回路においては、入力端子の電位が低いため、Nチャネルトランジスタのオン抵抗が数十kΩ〜数MΩ程度、Pチャネルトランジスタのオン抵抗が数十Ω〜数百kΩ程度となってしまうためである。
上記の問題を解決するものとして、図4に示すレベルシフタが知られている(特許文献2の図2に相当)。
図4に示す従来のレベルシフタにおいては、PMOSFET111及び114のオン抵抗が加わるため、図2に示すレベル変換回路に比べると特性が緩和される。
しかしながら、図4に示すレベルシフタにおいて、出力(B及びBバー)の負荷によっては動作速度が遅くなり、消費電流の増大につながる。
特開平8−237107号公報 特開平10−229328号公報
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、負荷の影響を受けにくく、動作速度の向上及び消費電力の削減を行うことができるレベルシフタ回路を提供することを目的とする。また、本発明はそのような分周回路を具備する半導体集積回路を提供することを更なる目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係るレベルシフタ回路は、ソースが第1の電源電位にそれぞれ接続された第1及び第2のPチャネルトランジスタと、ソースが第1のPチャネルトランジスタのドレインに接続され、ゲートに入力信号が供給される第3のPチャネルトランジスタと、ソースが第2のPチャネルトランジスタのドレインに接続され、ゲートに入力信号の反転信号が供給される第4のPチャネルトランジスタと、ソースが第1のPチャネルトランジスタのドレイン及び第3のPチャネルトランジスタのソースに接続され、ゲートに入力信号が供給される第5のPチャネルトランジスタと、ソースが第2のPチャネルトランジスタのドレイン及び第4のPチャネルトランジスタのソースに接続され、ゲートに入力信号の反転信号が供給される第6のPチャネルトランジスタと、ソースが第2の電源電位に、ドレインが第3のPチャネルトランジスタのドレインにそれぞれ接続され、ゲートに入力信号が供給される第1のNチャネルトランジスタと、ソースが第2の電源電位に、ドレインが第4のPチャネルトランジスタのドレインにそれぞれ接続され、ゲートに入力信号の反転信号が供給される第2のNチャネルトランジスタと、ソースが第2の電源電位に、ドレインが第5のPチャネルトランジスタのドレイン及び第2のPチャネルトランジスタのゲートにそれぞれ接続され、ゲートに入力信号が供給される第3のNチャネルトランジスタと、ソースが第2の電源電位に、ドレインが第6のPチャネルトランジスタのドレイン及び第1のPチャネルトランジスタのゲートにそれぞれ接続され、ゲートに入力信号の反転信号が供給される第4のNチャネルトランジスタと、を具備し、第3のPチャネルトランジスタと第1のNチャネルトランジスタとの接続点及び/又は第4のPチャネルトランジスタと第2のNチャネルトランジスタとの接続点から出力信号を外部に供給する。
また、本発明に係る半導体集積回路は、本発明に係るレベルシフタ回路を具備する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るレベルシフタ回路の概要を示す図である。このレベルシフタ回路20は、第1〜第6のPチャネルトランジスタP1〜P6と、第1〜第4のNチャネルトランジスタN1〜N4とを具備する。
PチャネルトランジスタP1、P2のソースは、第1の電源電位(ここでは、高電位側の電源電位VDD)に接続されている。
PチャネルトランジスタP3のソースは、PチャネルトランジスタP1のドレインに接続されており、ゲートには、入力信号INが供給される。
PチャネルトランジスタP4のソースは、PチャネルトランジスタP2のドレインに接続されており、ゲートには、入力信号INの反転信号INバーが供給される。
PチャネルトランジスタP5のソースは、PチャネルトランジスタP1のドレイン及びPチャネルトランジスタP3のソースに接続されており、ゲートには、入力信号INが供給される。
PチャネルトランジスタP6のソースは、PチャネルトランジスタP2のドレイン及びPチャネルトランジスタP4のソースに接続されており、ゲートには、入力信号INの反転信号INバーが供給される。
NチャネルトランジスタN1のソースは、第2の電源電位(ここでは、低電位側の電源電位VSS)に、ドレインは、PチャネルトランジスタP3のドレインにそれぞれ接続されており、ゲートには、入力信号INが供給される。NチャネルトランジスタN1のドレインとPチャネルトランジスタP3のドレインとの接続点であるノードn3から、出力信号OUTが外部回路に供給される。
NチャネルトランジスタN2のソースは、第2の電源電位VSSに、ドレインは、PチャネルトランジスタP4のドレインにそれぞれ接続されており、ゲートには、入力信号INの反転信号INバーが供給される。NチャネルトランジスタN2のドレインとPチャネルトランジスタP4のドレインとの接続点であるノードn4から、出力信号OUTの反転信号OUTバーが外部回路に供給される。
NチャネルトランジスタN3のソースは、第2の電源電位VSSに、ドレインは、PチャネルトランジスタP5のドレインに、それぞれ接続されており、ゲートには、入力信号INが供給される。NチャネルトランジスタN3のドレインとPチャネルトランジスタP5のドレインとの接続点であるノードn1は、PチャネルトランジスタP2のゲートに接続されている。
NチャネルトランジスタN4のソースは、第2の電源電位VSSに、ドレインは、PチャネルトランジスタP6のドレインに、それぞれ接続されており、ゲートには、入力信号INの反転信号INバーが供給される。NチャネルトランジスタN4のドレインとPチャネルトランジスタP6のドレインとの接続点であるノードn2は、PチャネルトランジスタP1のゲートに接続されている。
次に、レベルシフタ回路20の動作について説明する。ここでは、入力信号INがローレベル、入力信号INの反転信号INバーがハイレベル、出力信号OUTがハイレベル、出力信号OUTの反転信号OUTバーがローレベルで安定しているものとする。
ここで、入力信号INがローレベルからハイレベルに、入力信号INの反転信号INバーがハイレベルからローレベルにそれぞれ変化すると、NチャネルトランジスタN1、N3及びPチャネルトランジスタP4、P6がオン状態になり、NチャネルトランジスタN2、N4及びPチャネルトランジスタP3、P5がオフ状態になる。
NチャネルトランジスタN1がオン状態となり、PチャネルトランジスタP3がオフ状態となることにより、出力信号OUTは、ハイレベルからローレベルに変化する。
また、NチャネルトランジスタN3がオン状態となることにより、ノードn1の電位は、第2の電源電位VSSに降下してゆく。一方、NチャネルトランジスタN4がオフ状態となっても、ノードn2の電位は、ノードn1の電位に依存するため、ノードn1の電位が十分に降下するまで変化しない。
ノードn1の電位が十分に降下すると、PチャネルトランジスタP2がオン状態となり、PチャネルトランジスタP2のドレイン、PチャネルトランジスタP4のソース、及び、PチャネルトランジスタP6のソースの接続点であるノードn6の電位は、第1の電源電位VDDに上昇する。このとき、先に説明したようにNチャネルトランジスタN2、N4がオフ状態に、PチャネルトランジスタP4、P6がオン状態になっているため、ノードn2、n4の電位は、ローレベルからハイレベルに変化し、出力信号OUTの反転信号OUTバーはハイレベルとなる。また、ノードn2の電位の上昇を受けて、PチャネルトランジスタP1は、オフ状態になる。
次に、入力信号INがハイレベルからローレベルに、入力信号INの反転信号INバーがローレベルからハイレベルにそれぞれ変化すると、NチャネルトランジスタN1、N3及びPチャネルトランジスタP4、P6がオフ状態になり、NチャネルトランジスタN2、N4及びPチャネルトランジスタP3、P5がオン状態になる。
NチャネルトランジスタN2がオン状態となり、PチャネルトランジスタP4がオフ状態となることにより、出力信号OUTの反転信号OUTバーは、ハイレベルからローレベルに変化する。
また、NチャネルトランジスタN4がオン状態となることにより、ノードn2の電位は、第2の電源電位VSSに降下してゆく。一方、NチャネルトランジスタN3がオフ状態となっても、ノードn1の電位は、ノードn2の電位に依存するため、ノードn2の電位が十分に降下するまで変化しない。
ノードn2の電位が十分に降下すると、PチャネルトランジスタP1がオン状態となり、PチャネルトランジスタP1のドレイン、PチャネルトランジスタP3のソース、及び、PチャネルトランジスタP5のソースの接続点であるノードn5の電位は、第1の電源電位VDDに上昇する。このとき、先に説明したようにNチャネルトランジスタN1、N3がオフ状態に、PチャネルトランジスタP3、P5がオン状態になっているため、ノードn1、n3の電位は、ローレベルからハイレベルに変化し、出力信号OUTはハイレベルとなる。また、ノードn1の電位の上昇を受けて、PチャネルトランジスタP2がオフ状態になる。
このように、レベルシフタ回路20においては、出力信号OUT及びその反転信号OUTバーを外部回路に供給するためのノードn3及びn4と、レベルシフタ回路20内部を制御するためのノードn1及びn2とを分離している。そして、ノードn1の電位を引き下げるNチャネルトランジスタN3とノードn3の電位を引き下げるNチャネルトランジスタN1とを別個に具備し、ノードn2の電位を引き下げるNチャネルトランジスタN4とノードn4の電位を引き下げるNチャネルトランジスタN2とを別個に具備している。
このレベルシフタ回路20において、出力信号OUT及び反転信号OUTバーの立ち上がり速度は、PチャネルトランジスタP1〜P4のドライブ能力に依存する。PチャネルトランジスタP1〜P4のドライブ能力を大きくすることにより、出力信号OUT及び反転信号OUTバーの立ち上がりを早めることができる。
また、出力信号OUT及び反転信号OUTバーの立ち下がり速度は、NチャネルトランジスタN1及びN2のドライブ能力に依存する。NチャネルトランジスタN1及びN2のドライブ能力を大きくすることにより、出力信号OUT及び反転信号OUTバーの立ち下がりを早めることができる。
先に説明した従来のレベル変換回路(図2参照)においては、P1(P2)のサイズを大きくすることによって、OUTA(OUTB)の立ち上がりを早くすることができるが、反面、P1とN1(P2とN2)のサイズ比が小さくなり、N1(N2)のドライブ能力(OUTA又はOUTBをVSSに引き下げるための能力)が相対的に不足することにより、OUTA(OUTB)の立ち下がりが遅くなるという不都合を招く。
これに対し、レベルシフタ回路20においては、PチャネルトランジスタP1とNチャネルトランジスタN3との間にPチャネルトランジスタP5を、PチャネルトランジスタP2とNチャネルトランジスタN4との間にPチャネルトランジスタP6をそれぞれ挿入している。PチャネルトランジスタP5及びP6のソース〜ドレイン間抵抗は、ゲート電位がローレベルの場合数十Ω〜数百Ω程度、ゲート電位がハイレベルの場合数十Ω〜数百kΩ程度となる。そのため、これらのPチャネルトランジスタP5及びP6のソース〜ドレイン間抵抗による電位降下により、PチャネルトランジスタP1及びP2並びにNチャネルトランジスタN3及びN4のサイズにかかわらず、ノードn1及びノードn2をローレベルとすることができる。従って、PチャネルトランジスタP1〜P4のドライブ能力決定に当たっては、出力信号OUT及びその反転信号OUTバーの立ち上がり特性だけを考慮すればよい。また、NチャネルトランジスタN1及びN2のドライブ能力決定に当たっては、出力信号OUT及びその反転信号OUTバーの立ち下がり特性だけを考慮すればよい。従って、出力信号OUT及びその反転信号OUTバーの立ち下がりと立ち上がりを共に早くすることができる。
また、PチャネルトランジスタP1〜P4並びにNチャネルトランジスタN1及びN2のドライブ能力を大きくすることにより、出力信号OUT及びその反転信号OUTバーの負荷回路による影響を小さくすることができる。また、PチャネルトランジスタP1〜P4並びにNチャネルトランジスタN1及びN2のドライブ能力を必要に応じて変更することができ、設計上の自由度を高くすることができる。
なお、出力信号OUT及びその反転信号OUTバーの両方を差動信号として出力することとしても良いし、いずれか必要な方のみを出力することとしても良い。
本発明は、レベルシフタ回路において利用可能である。このレベルシフタ回路は、半導体集積回路において、例えば入出力回路に利用可能である。
本発明の一実施形態に係るレベルシフタ回路の概要を示す図。 従来のレベル変換回路を示す図。 従来の半導体集積回路を示す図。 従来のレベルシフタを示す図。
符号の説明
20 レベルシフタ回路、P1〜P6 Pチャネルトランジスタ、N1〜N4 Nチャネルトランジスタ

Claims (2)

  1. ソースが第1の電源電位にそれぞれ接続された第1及び第2のPチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第1のPチャネルトランジスタのドレインに接続され、ゲートに入力信号が供給される第3のPチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第2のPチャネルトランジスタのドレインに接続され、ゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第4のPチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第1のPチャネルトランジスタのドレイン及び前記第3のPチャネルトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記入力信号が供給される第5のPチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第2のPチャネルトランジスタのドレイン及び前記第4のPチャネルトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第6のPチャネルトランジスタと、
    ソースが第2の電源電位に、ドレインが前記第3のPチャネルトランジスタのドレインにそれぞれ接続され、ゲートに前記入力信号が供給される第1のNチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源電位に、ドレインが前記第4のPチャネルトランジスタのドレインにそれぞれ接続され、ゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第2のNチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源電位に、ドレインが前記第5のPチャネルトランジスタのドレイン及び前記第2のPチャネルトランジスタのゲートにそれぞれ接続され、ゲートに前記入力信号が供給される第3のNチャネルトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源電位に、ドレインが前記第6のPチャネルトランジスタのドレイン及び前記第1のPチャネルトランジスタのゲートにそれぞれ接続され、ゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第4のNチャネルトランジスタと、
    を具備し、
    前記第3のPチャネルトランジスタと前記第1のNチャネルトランジスタとの接続点及び/又は前記第4のPチャネルトランジスタと前記第2のNチャネルトランジスタとの接続点から出力信号を外部に供給する、レベルシフタ回路。
  2. 請求項1記載のレベルシフタ回路を具備する半導体集積回路。
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