JPH11163062A - 半導体装置及びウエハーテスト方法 - Google Patents

半導体装置及びウエハーテスト方法

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JPH11163062A
JPH11163062A JP9325938A JP32593897A JPH11163062A JP H11163062 A JPH11163062 A JP H11163062A JP 9325938 A JP9325938 A JP 9325938A JP 32593897 A JP32593897 A JP 32593897A JP H11163062 A JPH11163062 A JP H11163062A
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test
wafer
chips
chip
semiconductor device
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JP9325938A
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Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハーテストを高速に実行可能な半導体装
置を提供すること。 【解決手段】 本発明では、ウエハー上に形成された複
数のチップ間をダイシングライン上に形成した配線を利
用して結線する。結線は、例えば、マトリクス状に配列
された所定個数からなるチップ群の単位で行う。ウエハ
ーテストにあたっては、結線されたチップを並列にテス
トする。あるいは、結線されたチップを電気的にスキャ
ンしながらテストする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数個のチップが
形成された半導体装置及びこの半導体装置のウエハーテ
スト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程は、大きく分け
て、導電層パターンや絶縁層パターンの形成などを行う
前工程と、テストやリペアーなどを行う後工程とからな
る。通常、製造工程管理は複数枚のウエハーを一纏まり
としたロット単位で行われ(ウエハー単位の場合もあ
る)、ウエハー上に形成された複数のチップがダイシン
グされるまでは、各工程の処理は基本的にはロット単位
あるいはロットごとにウエハー単位で施される。
【0003】ウエハーの状態で行う工程の1つに、ウエ
ハー上に形成された各チップ(Chip)の機能等をテ
ストするウエハーテスト(Wafer−test)があ
る。この半導体装置のウエハーテストにおいて、従来
は、ウエハープローバ装置によりウエハーを載せたテー
ブルをスキャンするなどして、その都度、ウエハー上の
各チップのボンディングパッド電極(PAD)に、直
接、プローブ針等を接触させ、プローブ針からケーブル
を介して接続されたウエハーテスタ装置によりチップを
1個ずつテストしている。したがって、1枚のウエハー
のテストを済ませるのに、長時間を要するという問題点
があった。
【0004】また、1枚のウエハーについて1度に複数
個のチップのボンディングパッド電極にそれぞれプロー
ブ針を接触して多チャンネルのテストを行うことで、あ
る程度のテスト時間の短縮を図ることはできるが、プロ
ーブ針を設けるにあたっての物理的な制約から同時に立
てることのできるプローブ針の数に限界があるので、同
時テスト可能なチップ数も自ずと少ないものに限られて
しまう。特にパッド数の多いチップに関しては、それ程
多くのチップを同時にテストすることは期待できない。
【0005】さらに、テストにあたってはウエハーテス
タ装置側にチップを電圧駆動等するドライバーや必要に
応じて測定結果と基準値の比較等を行うコンパレータと
いったハードウェアを要するが、ウエハテスタ装置に搭
載しているドライバー/コンパレータ数あるいはウエハ
テスタ装置に搭載可能な最大ドライバー/コンパレータ
数によって、同時テスト可能なチップ数も自ずと限られ
てしまう。また、ハードウェアであるドライバー/コン
パレータを複数チャンネル分用意するにはコストがかか
るという問題もあり、むやみにチャンネルを増設するの
は全体的な製造コストからみると逆効果である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置のウエハー
テストにおいて、従来は、チップを1つずつ順番にテス
トしていたので、ウエハーテストに長時間を要するとい
う問題点があった。本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、ウエハーテストを高速に実行可能な半導体
装置及びウエハーテスト方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る半導体装置は、ウエハー上に形成された複数のチップ
間を結線したことを特徴とする。本発明(請求項2)に
係る半導体装置は、前記結線は、マトリクス状に配列さ
れた所定個数からなるチップ群の単位でなされたもので
あることを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記結線は、前記チップの同
一の信号線ごとに並列的になされたものであることを特
徴とする。好ましくは、前記結線は、ウエハーテストに
必要なもののみについてなされたものであることを特徴
とする。
【0009】好ましくは、前記同一の信号線を結線した
配線ごとに、プローブ針を接触するための電極を形成し
たことを特徴とする。好ましくは、前記結線にあたっ
て、チップごとに保護抵抗を設けたことを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記信号線の少なくとも1つ
はチップのイネーブル制御のためのものであり、外部か
ら前記電極を介して与えられたスキャン信号により、結
線された複数のチップのうちの所望の1つまたは結線さ
れた全チップを選択可能としたことを特徴とする。
【0011】好ましくは、前記チップはセルフテストま
たはビルドインテストの機能を有するものであることを
特徴とする。好ましくは、前記チップは大容量のメモリ
を内臓するものであることを特徴とする。
【0012】好ましくは、前記結線はチップ形成領域以
外の領域を利用してなされるものであることを特徴とす
る。本発明(請求項11)は、ウエハー上に形成された
複数のチップ間を結線してなる半導体装置のウエハーテ
スト方法であって、結線されたチップを並列にテストす
ることを特徴とする。
【0013】本発明(請求項12)は、ウエハー上に形
成された複数のチップ間を結線してなる半導体装置のウ
エハーテスト方法であって、結線されたチップを電気的
にスキャンしながらテストすることを特徴とする。
【0014】本発明(請求項13)は、ウエハー上にセ
ルフテストまたはビルドインテストの機能を持つ複数の
チップが形成され、すべてのチップ間が結線され、この
結線の各配線ごとにプローブ針を接触するための電極が
設けられた半導体装置のウエハーテスト方法であって、
前記電極を通じて、該電極に結線された全チップに前記
セルフテストまたはビルドインテストのコマンドを与
え、前記電極を通じて、該電極に結線されたチップを1
つづつ選択して、前記セルフテストまたはビルドインテ
ストの結果を逐次得ることを特徴とする。
【0015】本発明(請求項14)は、ウエハー上にセ
ルフテストまたはビルドインテストの機能を持つ複数の
チップが形成され、所定個数のチップからなるエリア単
位でチップ間が結線され、この結線の各配線ごとにプロ
ーブ針を接触するための電極が設けられた半導体装置の
ウエハーテスト方法であって、前記電極を通じて、該電
極に結線された全チップに前記セルフテストまたはビル
ドインテストのコマンドを与えた後に、前記電極を通じ
て、該電極に結線されたチップを1つづつ選択して、前
記セルフテストまたはビルドインテストの結果を逐次得
る手順を、前記エリア毎に逐次繰り返し行うことを特徴
とする。
【0016】本発明によれば、ウエハ−上の多数のチッ
プを結線させることにより同時に多数個のチップをテス
トすることができ、ウエハーテストを高速に実行するこ
とができる。なお、ウエハーテスト方法に係る発明はウ
エハーテスト装置に係る発明としても成立する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。図1および図2に本発明の一実
施形態に係る半導体装置の構成を概念的に示す。図1は
ウエハーの状態を示したものであり、図2はウエハー上
に形成された1つのチップを示したものである。
【0018】図1中、2はウエハー、4はチップ、6は
ウエハーテスト用電極群、8はウエハーテスト用配線
群、10はダイシングラインを示す。図2中、12はダ
イシングラインに形成されたウエハーテスト用配線の部
分、14はチップ内に形成されたウエハーテスト用配線
の部分、16はチップ内部の回路、18はボンディング
パッド電極、20はボンディングパッド電極とチップの
内部の回路を結ぶ本来のチップ内配線を示す。なお、図
1および図2は概念図であり、各素子の大きさの比がレ
イアウトパターンにおける比を表すものではない。もち
ろん、図1のチップ数や配線パターン等は一例である。
【0019】本実施形態では図1に示されるように、ウ
エハー2上に形成された多数のチップ4を、ダイシング
ライン10の部分に形成した配線群8により結線し、こ
の配線群8をウエハーテスト用に設けた電極群6に接続
する。
【0020】チップ4内では、図2に例示するように、
上記の配線群8の各配線を所望のボンディングパッド電
極18にそれぞれ接続する。あるいは、上記の配線群8
の各配線を、直接、チップ内配線20に接続するように
してもよい。ただし、ウエハーテストにおいて、ボンデ
ィングパッド電極に接続されていないチップ内の信号線
を用いる場合には、直接、チップ内配線20に接続する
こととなる。
【0021】その際、各チップ4内の同一のパッド電極
18(あるいは配線20)は、配線群8のうちの同一の
配線にて結線する。これを電極群6の1つの電極からみ
ると、該1つの電極には各チップ4の同じ信号線が並列
に接続されているようになる。すなわち、電極群6は、
各チップ4に共通の電極群となっている。
【0022】このように本実施形態に係る半導体装置に
よれば、電極群6にプローブ針を接触させるだけで、機
械的なスキャンなしにかつ一挙に、多数のチップとの接
続をとることができる。これによって、多数のチップに
同時に信号を与え、あるいは多数のチップに機械的スキ
ャンなしに(電気的スキャン、例えばチップ選択信号等
により)逐次信号を与え、および多数のチップからの信
号を機械的スキャンなしに得ることができ、ウエハーテ
ストの飛躍的な高速化を図ることができる。
【0023】この効果は、テストコマンドを与えればチ
ップ内で所定のテストを行いその結果を返すようなセル
フテストあるいはビルドインテストの機能を持つチップ
の場合に、特に顕著に現れる。例えば、テスト対象とな
るすべてのチップに同時にテストコマンドを与え(同時
にテストを実行させ)、テスト所用時間経過後に各チッ
プから逐次テスト結果(例えば、メモリーセル毎のテス
ト結果、CUPの機能テストのテスト結果等;テスト結
果は、例えば、Pass/Fialを示す情報等)を得
るようにすれば、従来の機械的スキャンにより1チップ
づつテストする方法に比較して、テスト時間に飛躍的に
短縮することができる。
【0024】図2のチップとしては、基本的にはどのよ
うなものであってもよいが、例えば、大容量(例えば数
メガ)のメモリ、大容量メモリを混載したデバイスとい
ったもの(特にセルフテストあるいはビルドインテスト
の機能を持つもの)が、本発明を適用するにあたって好
適である。この場合、ウエハーテスト内容としては、例
えば、書き込みテスト、消去テスト、読み出しテスト、
時間のかかるストレステストなどが考えられる。
【0025】あるいは、CPU、何らかの機能を持つ素
子といったもの(特にセルフテストあるいはビルドイン
テストの機能を持つもの)が、本発明を適用するにあた
って好適である。この場合、ウエハーテスト内容として
は、例えば、CPUや素子おファンクションテスト(お
よびメモリを内臓するチップについては該メモリのテス
ト)等が考えられる。
【0026】図1には示されていないが、各チップ4ご
とにウエハーテスト用配線の部分に保護抵抗を付加(挿
入)するのが好ましい。例えば、図2において、aある
いはbに示される部分に保護抵抗を設ける。保護抵抗を
設けることによって、ウエハーテスト時にあるチップが
初期故障して大電流を放出したような場合でも、他のチ
ップを保護することができる。
【0027】図1は本実施形態に係る半導体装置の構成
を概念的に説明するためのもので、種々の構成のバリエ
ーションが考えられる。例えば、図1では、ウェハーテ
スト用電極群6をウェエハー2の端の方に設けている
が、ウエハー2の中央付近やその他の箇所に設けてもよ
い。
【0028】また、ウエハーテスト用電極と各チップを
結ぶウエハーテスト用配線の配設の仕方も図1には限定
されず、様々な配設方法をとることが可能である。ま
た、図2ではダイシングライン側からチップ内部側に向
かう配線群がほぼ一箇所に集中して形成されているが、
これには限定されず、例えばチップ外郭に分散して形成
するようにしてもよい。
【0029】また、図1では、ウェハー2内のすべての
チップを1つのウェハーテスト用パッド電極群6に接続
するように示しているが、ある纏まったエリア単位でウ
ェハーテスト用パッド電極群6を設けるようにしてもよ
い。エリア分割する場合、その分割方法も種々の方法を
とることが可能である。
【0030】エリア分割する場合、例えば、マトリック
ス状に並ぶ複数のチップからなる部分を1つのエリアと
する方法がある。なお、ウェハーの端の部分で、マトリ
ックスの一部分に該当するチップが存在しないようなエ
リアがあり得るが、この場合には、ウエハーテスタ装置
の方で、チップが存在しないマトリクス成分を選択しな
いようにすればよい。
【0031】次に、図3に、本実施形態に係る半導体装
置の一具体例を示す。ここでは、半導体装置のウエハー
テストにおいて、ウエハー上の各チップの信号線をすべ
てあるいはエリア単位で結線し、一箇所の電極から入力
信号を与えることにより、すべてあるいはエリア単位の
チップに同一信号を送り、一度に多数のチップのテスト
を可能としている。
【0032】また、各チップをイネーブル可能な信号
(例えば、/CE、/RESET等)へ個々にあるいは
マトリクスを組むなどして各々のチップを独立に制御す
ることで、各チップを個々にイネーブルにし、チップか
らの出力信号を各チップ毎にシリアルで読み出し合格/
不合格を判定することを可能としている。
【0033】図3中、24はチップ、s1〜s8とt1
〜t3はウエハーテスト用電極、m1〜m7はウエハー
テスト用配線を示す。なお、図3では、ウエハーの輪郭
は省略してある。また、各素子の大きさはレイアウトパ
ターンとは相違する比になっている(例えば電極の部分
はかなり拡大して示されている)。
【0034】ここでは説明をより具体的に行うために、
一例として、図3のチップは大容量のメモリあるいは大
容量メモリ混載デバイスであり、ウエハーテストとして
その大容量メモリの何メガ個もあるセルの書き込みテス
ト、消去テスト、読み出しテストおよびストレステスト
を行うものとする。また、各チップは、書き込みテス
ト、消去テスト、ストレステストについては、外部から
テストコマンドが与えらたならば、これに応答して指示
されたテストをチップ内で自動的に実行/完了し、その
後、外部からのコマンドに応じてテスト結果を返す機能
を持つものであり、読み出しテストについては外部のド
ライバー/コンパレータを必要とするものとする。
【0035】図3では、4行×4列のマトリックス状に
並んだ計16個のチップ(#11〜#44)からなる部
分を1つのエリアの単位としている。ウエハー上には、
図3のような構造に対応するレイアウトパターンが縦横
方向に繰り返して形成されているものとする(もちろ
ん、ウエハーに1つのエリアのみが形成されていてもよ
い)。
【0036】ここでは、説明を簡単にするために、ウエ
ハーテストにおいて、各チップの端子のうち、アドレス
信号やデータ信号、電源等の端子の他に、1番〜5番の
5つの端子を使用するものとする。ただし、アドレス信
号やデータ信号に係るチップの端子やウエハーテスト用
配線/端子は図3からは省略してある。
【0037】端子1,2は、そのチップをイネーブルに
するための端子であり、端子1,2の両方に論理“1”
に相当する信号が与えられた場合にそのチップがイネー
ブルになるものとする。
【0038】電極s1〜s8はこのチップ・イネーブル
を制御するために各チップの端子1,2にスキャン信号
を与えるものである。電極s1はマトリックスの第1行
に相当するチップ#11〜#14の端子2に保護抵抗を
介して接続されている。
【0039】なお、図3中では、配線m1のeの部分と
#12〜#14チップの端子2に接続された保護抵抗か
らの配線のeの部分との間の配線を省略している。この
省略については、a,b,c,d,f,g,hの部分に
ついても同様である。
【0040】同様に、電極s2〜s4はそれぞれ第2行
〜第4行のチップの端子2に接続されている。一方、同
様に、電極s5〜s8はそれぞれ第1列〜第4列のチッ
プの端子1に接続されている。
【0041】例えば、ブローブ針を介して電極s1と電
極s5のみに論理“1”に相当する信号を与えると、#
11のチップのみがイネーブルになる。また、電極s1
〜s8のすべてに論理“1”に相当する信号を与える
と、16個すべてのチップがイネーブルになる。
【0042】このように、1つのエリアを16チップで
形成する場合、8本のスキャン信号で1つのチップおよ
び全チップの選択が可能である。一般的には、a行b列
のマトリックスの場合、a+b本のスキャン信号で1つ
のチップおよび全チップの選択が可能である。
【0043】次に、端子3〜5は、チップにテストを実
行させるコマンドやテスト結果を出力させるコマンドな
どのコントロール信号を入力したり、テスト結果を出力
したりするためのものである。上記のようにこの例で
は、端子3〜5により、書き込みテスト、消去テスト、
ストレステストの制御が可能である。
【0044】電極t1〜t3はこのコントロール信号を
各チップの端子3〜5に与えるためのものであり、電極
t1〜t3はそれぞれ全チップの端子端子3〜5に接続
されている。
【0045】さて、上記のような例において、書き込み
テスト、消去テスト、ストレステストについては、スキ
ャン信号により全てのチップをイネーブルにし、各テス
トごとにその実行を指示するコマンドに相当するコント
ロール信号を送り、全チップ同時にテストを実行させ
る。
【0046】次に、テスト結果を取得するときは、スキ
ャン信号のマトリクス制御により、1チップずつスキャ
ンし、テスト結果の出力を指示するコマンドに相当する
コントロール信号を送り、テスト結果を逐次得る。
【0047】一方、読出し動作を行うときは、スキャン
信号のマトリクス制御により、1チップづつ選択して、
逐次テストを行う。このようにした場合、例えば、1チ
ップのテスト時間を60秒(書き込み/消去/ストレス
テストの総計を50秒、読み出しテストを10秒)とす
ると、すべてのテストについて1チップずつ実行する従
来方法では16チップの測定時間として60秒×16チ
ップ=960秒が必要であるのに対して、本発明を適用
した本具体例では50秒+(10秒×16チップ)=2
10秒と、飛躍的にテスト時間を短縮することができる
(書き込み/消去/ストレステストのテスト結果の取得
に要する時間はそのテスト時間に比較して無視できるも
のとした)。このテスト時間短縮の効果は、1ウエハ中
のチップ数が多い程、大きい。なお、上記計算には含め
なかったが、実際には従来に比較して機械的スキャンを
行わなくて済む分、さらにテスト時間を短縮することが
できる、という効果もある。
【0048】なお、上記では、端子1,2の両方に論理
“1”に相当する信号が与えられた場合にそのチップが
イネーブルになるものとしたが、端子1,2の両方に論
理“0”に相当する信号が与えられた場合にそのチップ
がイネーブルになるものについてもウエハーテスト用配
線/電極の構成は同じである。
【0049】また、上記のようなチップ選択方法の代わ
りに、選択すべきチップを特定可能なようにコード化さ
れたスキャン信号をウエハーに与え、ウエハー側に設け
たデコーダ回路でこれをデコードし、このデコード結果
に応じた信号を端子1,2に与えるようにしてもよい。
【0050】また、上記ではチップ選択に2つの端子を
用いたが、1つあるいは3つ以上の端子を用いてチップ
を選択するような構成もある。図3では、3つの信号か
らなるコントロール信号を用いたが、これには限定され
ず、所望の数の信号からなるコントロール信号を用いる
ことが可能である。
【0051】図3では、1つのエリアに対して1つのウ
エハーテスト用電極群を設けたが、複数のエリアで1つ
の電極群を共有し、エリア選択信号を与えテスト対象と
なるエリアを切り替えてテストするようにしてもい。
【0052】以下では、本実施形態に係る半導体装置の
ウエハーテストを行うウエハーテストシステムについて
説明する。ここでは、ビルドインテストの機能を持つ半
導体装置のウエハーテストを行う場合を例として説明す
る。
【0053】図4に例示するように、ビルドインテスト
の機能を持つCPUのチップ34では、ビルドインテス
トを行う際に、RAM38にテストプログラムをダウン
ロードし、このプログラムをCPU36で実行すること
により、テストを行う。また、このRAM38について
は、あらかじめROM40に格納されているテストプロ
グラムをCPU36で実行することにより、RAM38
のテストを行う。そして、外部からチップ34に所定の
テストコマンドを与えることによって、テストを実行さ
せ、その結果を出力させる。
【0054】また、図5に例示するように、予めROM
40に全テストプログラムを格納しておく場合もある
(この場合には、ダウンロードが不要となる)。図6に
本実施形態に係るウエハーテストシステムの一構成例を
示す。
【0055】本ウエハーテストシステムは、ウエハープ
ローバ装置100とウエハ−テスタ装置120を備えて
いる。ウエハープローバ装置100は、ウエハーを搭載
した台の機械的スキャンを行うスキャナー部102と、
このスキャナー部102により位置合わせされたウエハ
ー上の電極に接触させるための、プローブカードに形成
されたブローブ針を含む探針部104、ウエハーカセッ
トからウエハーを上記台上にロードし、テストの終わっ
たウエハーをウエハーカセットにアンロードするロード
・アンロード部(図示せず)を有する。
【0056】ウエハーテスタ装置120は、メモリー内
のウエハーテストプログラムをCPUで実行する処理部
122(より具体的には、例えば、スキャナー部102
への制御コマンドの送信、探針部104を介したウエハ
ーへのテストコマンドやアドレス信号等の送信、ドライ
バー部124の制御、コンパレータ部126の制御
等)、探針部104を介してウエハーにデータ信号や電
源等を与えるドライバー部124、探針部104を介し
てウエハーから得たデータ信号と基準値との比較等を行
うコンパレータ部126を有する。
【0057】ウエハープローバ装置100とウエハーテ
スタ装置120との間は、ケーブルで接続される。特
に、ウエハーテスタ装置120とチップ内回路との接続
は、ウエハーテスタ装置120→ケーブル→プローブ針
→ウエハー上のウエハーテスト用電極→ウエハーテスト
用配線→チップといった具合に形成される。
【0058】処理部122からスキャナー部102へ与
える制御コマンドは、例えば、ウエハー上のウエハーテ
スト用電極群の縦横の間隔や縦横のエリア数のデータ、
エリアを機械的スキャンする順番のデータ、ウエハーの
次のエリアに移させる(機械的スキャンの契機を与え
る)命令等である。
【0059】処理部122から探針部104を介してウ
エハーに与える信号は、チップイネーブル(CE)信
号、出力イネーブル(OE)信号、ライト(WR)信
号、リセット(RST)信号、アドレス信号、データ信
号などの各種信号のうち必要なもの、ウエハーのビルド
インテストのテストコマンド、必要な場合にウエハーの
ビルドインテストのプログラム等である。
【0060】処理部122が探針部104を介してウエ
ハーから得る信号は、ビルドインテストの結果を示すデ
ータ等である。ドライバー部124は、ビルドインテス
トにおいてはウエハーへの電源供給に用いられる。
【0061】また、ビルドインテストではなく、個別に
チップに信号を与え該チップから直接信号を得てテスト
を行う場合には、ドライバー部124によりウエハーに
必要な信号を与え、コンパレータ部104によりチップ
からの信号を基準値と比較するなどしてあるいは必要に
応じて他の計測装置により所定の特性を求めるなどし
て、処理部122でテスト結果を得る。
【0062】図7に、図6のウエハーテストシステムが
図4の半導体装置をテスト(ビルドインテスト)する場
合の手順の一例を示す。ここでは、1つのウエハー全体
が1つのエリアであるものとする。
【0063】まず、テスト対象ウェハーをスキャナーの
テーブルにセットする(ステップS1)。次に、テーブ
ルを移動しプローブ針をテスト対象チップのパッドに接
触させる(ステップS2)。
【0064】全チップを選択し、全チップに同時にビル
ドインテストのテストコマンドを与える(ステップS
3)。ビルドインテストの完了を待つ(ステップS
4)。
【0065】チップを1つずつ選択し、逐次、ビルドイ
ンテストの結果を得る(ステップS5)。以上の処理を
全ウェハについて行う(ステップS6)。
【0066】ここで比較のために図8に、従来の1チッ
プずつ機械的スキャンを行いながらテストを行う場合の
図7に対応する手順を示す。図7と図8を比較すると、
本発明を適用した図7では、全チップのビルドインテス
トが同時に実行され完了されるのに対して、従来に対応
する図8ではビルドインテストが1つずつ実行されてい
ることがわかる。この結果、図7の手順では図8の手順
に比べてビルドインテストに要する時間が1/チップ数
(1ウエハーにnのエリアがある場合には略n/チップ
数)に短縮されていることがわかる。なお、機械的スキ
ャンに要する時間も削減されている。
【0067】このように本実施形態によれば、ウエハー
テストを飛躍的に高速化することが可能となる。本発明
は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、そ
の技術的範囲において種々変形して実施することができ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ウエハ−上の複数のチ
ップを結線させることにより同時に複数個のチップをテ
ストすることができ、ウエハーテストを高速に実行する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の基本構
成の一例を示す図
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体チップの構成
構成の一例を示す図
【図3】本発明の一実施形態に係る半導体装置の具体例
を示す図
【図4】ビルドインテストについて説明するための図
【図5】ビルドインテストについて説明するための図
【図6】本発明の一実施形態に係るウエハーテストシス
テムの構成例を示す図
【図7】本発明の一実施形態に係るウエハーテスト手順
例を示すフローチャート
【図8】従来のウエハーテスト手順を示すフローチャー
【符号の説明】
2…ウエハー 4,24,34…チップ 6…ウエハーテスト用電極群 8…ウエハーテスト用配線群 10…ダイシングライン 12,14,m1〜m7…ウエハーテスト用配線 s1〜s8,t1〜t3…ウエハーテスト用電極 16…チップ内部回路 18…ボンディングパッド電極 20…チップ内配線 36…CPU 38…RAM 40…ROM 100…ウエハープローバ装置 102…スキャナー部 104…探針部 120…ウエハ−テスタ装置 122…処理部 124…ドライバー部 126…コンパレータ部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエハー上に形成された複数のチップ間を
    結線したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記結線は、マトリクス状に配列された所
    定個数からなるチップ群の単位でなされたものであるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記結線は、前記チップの同一の信号線ご
    とに並列的になされたものであることを特徴とする請求
    項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記結線は、ウエハーテストに必要なもの
    のみについてなされたものであることを特徴とする請求
    項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記同一の信号線を結線した配線ごとに、
    プローブ針を接触するための電極を形成したことを特徴
    とする請求項3または4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記結線にあたって、チップごとに保護抵
    抗を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記信号線の少なくとも1つはチップのイ
    ネーブル制御のためのものであり、外部から前記電極を
    介して与えられたスキャン信号により、結線された複数
    のチップのうちの所望の1つまたは結線された全チップ
    を選択可能としたことを特徴とする請求項5または6に
    記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記チップはセルフテストまたはビルドイ
    ンテストの機能を有するものであることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】前記結線はチップ形成領域以外の領域を利
    用してなされるものであることを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】ウエハー上に形成された複数のチップ間
    を結線してなる半導体装置のウエハーテスト方法であっ
    て、 結線されたチップを並列にテストすることを特徴とする
    ウエハーテスト方法。
  11. 【請求項11】ウエハー上に形成された複数のチップ間
    を結線してなる半導体装置のウエハーテスト方法であっ
    て、 結線されたチップを電気的にスキャンしながらテストす
    ることを特徴とするウエハーテスト方法。
  12. 【請求項12】ウエハー上にセルフテストまたはビルド
    インテストの機能を持つ複数のチップが形成され、すべ
    てのチップ間が結線され、この結線の各配線ごとにプロ
    ーブ針を接触するための電極が設けられた半導体装置の
    ウエハーテスト方法であって、前記電極を通じて、該電
    極に結線された全チップに前記セルフテストまたはビル
    ドインテストのコマンドを与え、 前記電極を通じて、該電極に結線されたチップを1つづ
    つ選択して、前記セルフテストまたはビルドインテスト
    の結果を逐次得ることを特徴とするウエハーテスト方
    法。
  13. 【請求項13】ウエハー上にセルフテストまたはビルド
    インテストの機能を持つ複数のチップが形成され、所定
    個数のチップからなるエリア単位でチップ間が結線さ
    れ、この結線の各配線ごとにプローブ針を接触するため
    の電極が設けられた半導体装置のウエハーテスト方法で
    あって、 前記電極を通じて、該電極に結線された全チップに前記
    セルフテストまたはビルドインテストのコマンドを与え
    た後に、 前記電極を通じて、該電極に結線されたチップを1つづ
    つ選択して、前記セルフテストまたはビルドインテスト
    の結果を逐次得る手順を、 前記エリア毎に逐次繰り返し行うことを特徴とするウエ
    ハーテスト方法。
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