JPH11162810A - 電子ビーム露光用アラインメントマーク - Google Patents

電子ビーム露光用アラインメントマーク

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JPH11162810A
JPH11162810A JP9324346A JP32434697A JPH11162810A JP H11162810 A JPH11162810 A JP H11162810A JP 9324346 A JP9324346 A JP 9324346A JP 32434697 A JP32434697 A JP 32434697A JP H11162810 A JPH11162810 A JP H11162810A
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JP
Japan
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alignment mark
electron beam
semiconductor substrate
layers
beam exposure
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JP9324346A
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Yoshiki Kojima
善樹 小島
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビーム露光に用いられる高密度、微細パ
ターン作製用アラインメントマークに関し、複数回の電
子ビーム走査によってもチャージアップが発生しにく
く、正確なアラインメントマーク位置の検出が可能とな
るアラインメントマークを提供する。 【解決手段】 アラインメントマークを形成する領域の
面積は同じであっても、導電被膜を形成する領域と、半
導体基板表面を露出させた領域とを反転させて、半導体
基板上に形成した導電被膜内に半導体基板表面が露出す
るような切欠溝からなるアラインメントマークを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビーム露光に
用いられるアラインメントマークに関し、特に、高密
度、微細パターンの作製に用いられるアラインメントマ
ークに関する。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタの高性能化のため
には、ゲート長の短縮が不可欠となるが、かかる微細パ
ターンを作製するために、電子ビームを用いた露光方法
が用いられる。図4は、従来の電子ビーム露光に用いる
アラインメントマークであり、図4(a)は、比較的粗
い位置合わせに用いられるグローバルアラインメントマ
ークの上面図であり、図4(b)は、D−D’における
断面図である。また、図4(c)は、粗い位置合わせ後
に行う高精度な位置合わせに用いられるファインアライ
ンメントマークの上面図であり、図4(d)は、E−
E’における断面図である。図中、1301はグローバ
ルアラインメントマーク用金属層、1304は半導体基
板、1401はファインアラインメントマーク用金属
層、1402は電子ビーム、1404は半導体基板であ
る。アラインメントマークは、一般に、半導体基板上
に、断面が凸状で十字形状の金属層を形成することによ
り作製する。かかるアラインメントマークの検出は、図
4(d)に示すように、例えば、レジスト(図示せず)
で表面が覆われた半導体基板1404上から電子ビーム
1402を走査して、かかる電子ビーム1402の照射
により半導体基板1404および金属層1401から放
出される反射電子をディテクタ(図示せず)で検知し、
かかる反射電子の放出量からアラインメントマークの位
置を特定して行われる。半導体基板1404および金属
層1401に到達した電子ビーム1402は、半導体基
板表面に接続されているアースライン等(図示せず)に
より半導体基板外に排出される。通常、電子ビーム14
02の走査は、複数回行われ、測定データの平均をとる
ことにより正確なアラインメントマーク位置の特定を行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、グローバルア
ラインメントマークは、半導体基板上の一辺が50μm
〜3mmの矩形領域内に、金属層を幅1μm〜1mmの
十字形状に蒸着して形成され、また、ファインアライン
メントマークは、半導体基板上の一辺が5μm〜1mm
の矩形領域内に、金属層を幅1μm〜300μmの十字
形状に蒸着して形成されるが、半導体素子の高密度化に
伴い、アラインメントマークを形成する領域も小さくな
り、アラインメントマークの幅および長さも短くせざる
をえない。従って、アラインメントマークの微細化に伴
い、アラインメントマーク上に照射された電子が半導体
基板に移動しにくくなり、アラインメントマーク上に電
子が溜まり、いわゆるチャージアップ(電荷集中)が発
生しやすくなる。かかるチャージアップした電子は、電
子ビームの入射に対して斥力を及ぼし、正確なアライン
メントマーク位置の検出が困難となる。
【0004】これに対して、発明者は、電子ビームの走
査回数を減らす方法によりチャージアップの影響の抑制
を図ったが、かかる方法では、チャージアップの低減が
可能となる反面、アラインメントマークの位置を特定す
るためのデータ数が減るため、アラインメントマーク位
置の特定精度が低下し、特に、図3に示すようなHEM
TのT型ゲートの作製に不可欠となるサブミクロン領域
での位置合わせが極めて困難となり、高密度、微細パタ
ーンの作製には、かかる方法が適用できないことが分か
った。そこで、本発明は、高密度、微細パターンの作製
に用いられるアラインメントマークにおいて、複数回の
電子ビーム走査によってもチャージアップが発生しにく
く、正確なアラインメントマーク位置の検出が可能とな
る電子ビーム露光用アラインメントマークの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は鋭意研
究の結果、アラインメントマークを形成する領域の面積
は同じであっても、導電被膜を形成する領域と、半導体
基板表面を露出させた領域とを反転させて、半導体基板
上に形成した導電被膜内に半導体基板表面が露出するよ
うな切欠溝からなるアラインメントマークを形成するこ
とにより、導電被膜領域の面積を広くでき、導電被膜上
でのチャージアップの低減が可能となることを見出し、
本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、電子ビーム露光用アライ
ンメントマークにおいて、当該アラインメントマーク
が、半導体基板上に設けられた導電被膜の面域内に上記
半導体基板表面が露出するように形成された狭幅の切欠
溝からなり、上記半導体基板上に電子ビームを走査し
て、上記導電被膜および上記切欠溝内の半導体基板表面
から放出される反射電子量を検知することにより、上記
アラインメントマークの位置を特定するようにしたこと
を特徴とした電子ビーム露光用アラインメントマークで
ある。このように、従来のアラインメントマーク構造と
は反転した構造、即ち、導電層内に形成した凹部をアラ
インメントマークとして用いる構造とすることにより、
アラインメントマーク形成領域は同じであっても、導電
層領域の面積を広くすることができ、導電層上でのチャ
ージアップの低減が可能となる。この結果、従来構造で
は、導電層上にチャージアップが発生するような複数回
の電子ビームの走査が可能となり、アラインメントマー
クの検出精度が向上し、微細パターンを高精度に作製す
ることが可能となる。
【0007】ここで、特開昭61−241610号公報
には、Al膜内に、Cr領域を十字形状に露出させて形
成した十字マークを用いて該十字マークのセンターを検
出する検出法が記載されているが、かかる方法は、第1
に、パターン幅が広く、20μm程度の長波長の検出光
の使用が可能なパターンに適用するものであり、本発明
のようなマーク幅が数μmのパターンには適用が不可能
であり、第2に、上記検出法のように、光を用いて検出
する場合には、チャ−ジアップの問題は発生せず、これ
らの点において本発明とは異なるものである。即ち、本
発明は、微細パターンの検出の必要性に鑑み、従来のよ
うな光による検出法に代えて、波長の短い電子ビームを
用いた検出法を用いるとともに、特に、高集積化された
微細パターンにおいて顕著な影響を及ぼすチャージアッ
プの低減を図ることを目的とするものである。
【0008】上記アラインメントマークは、2つの直交
する切欠溝であることが好ましい。2つの直交する切欠
溝からなる十字形状のアラインメントマークとすること
により、直交する2つの方向(X軸方向、Y軸方向)の
アラインメントマーク位置の特定が容易となるからであ
る。
【0009】上記半導体基板は、低導電性基板であって
もよい。従来のアラインメントマーク構造では、基板を
低導電性基板とした場合には、特に電子が基板に逃げに
くいため、チャージアップが発生しやすかったが、本発
明にかかるアラインメントマーク構造では、低導電性基
板を用いた場合であっても、チャージアップが発生しに
くく、高精度なアラインメントマーク位置の特定を可能
とすることができる。かかる低導電性基板は、キャリア
濃度が5×1016〜1×1019/cm3程度の基板をい
う。
【0010】上記半導体基板は、ガリウム砒素基板また
はインジウムリン基板であることが好ましい。
【0011】上記導電層は、金属であることが好まし
い。導電率の高い金属を用いることより、チャージアッ
プの発生を低減することができるからである。
【0012】上記金属は、Auを含む化合物、またはW
Siを含む化合物からなることが好ましい。かかる材料
を用いることにより、オーミック電極形成工程、または
ゲート電極形成工程において、同時にアラインメントマ
ークの形成が可能となり、製造工程の削減が可能となる
からである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1について、図1を参照しながら説明する。図1は、
本発明の実施の形態にかかる電子ビーム露光用アライン
メントマークであり、図1(a)は、比較的粗い位置合
わせに用いられるグローバルアラインメントマークの上
面図であり、図1(b)は、A−A’における断面図で
ある。また、図1(c)は、粗い位置合わせ後に行う高
精度な位置合わせに用いられるファインアラインメント
マークの上面図であり、図1(d)は、B−B’におけ
る断面図である。即ち、本実施の形態にかかる電子ビー
ム露出用アラインメントマークは、半導体基板104、
204上に設けられた導電層11〜14、21〜24に
挟まれた上記半導体基板104、204の表面を露出さ
せて形成された切欠溝からなるマーク101、201か
らなり、上記半導体基板104、204上に電子ビーム
202を走査させて上記半導体基板104、204およ
び上記導電層11等から放出される反射電子量を検知す
ることにより、上記マーク101、201の位置が特定
されることを特徴とする電子ビーム露光用アラインメン
トマークである。図中、101はグローバルアラインメ
ントマーク、104は半導体基板、11〜14は金属
層、201はファインアラインメントマーク、202は
電子ビーム、204は半導体基板、21〜24は金属層
である。
【0014】図1(a)(b)のグローバルアラインメ
ントマーク101は、金属層11、12、13、14に
囲まれ、かかる金属層間に半導体基板104の表面が十
字形状に露出させた切欠溝として形成される。金属層1
1、12、13、14は同一の層構造で構成されてい
る。例えば、本実施の形態では、下層からAuGe/N
i/Auの3層構造となっており、3層全体の膜厚t1
は、1000Å〜5000Åとなっている。アラインメ
ントマーク101の寸法は、X1=Y1=1μm〜1m
mであり、十字形状全体の寸法は、X11=Y11=5
0μm〜3mmとなっている。特に、アラインメントマ
ーク101の寸法は、 X1=Y1=3〜10μm X11=Y11=2000〜3000μm 程度が最も好ましい。このように、アラインメントマー
ク101の構造をAuGe/Ni/Auの3層構造とす
ることにより、アラインメントマーク101を半導体素
子のオーミック電極製造工程において、同時に形成する
ことが可能となる。
【0015】図2(a)(b)のファインアラインメン
トマーク201は、上記グローバルアラインメントマー
ク101による粗い位置合わせ(位置の補正)後に、よ
り正確な位置合わせを行うために用いられる。ファイン
アラインメントマーク201の金属層21〜24は、上
記グローバルアラインメントマーク101と同一の層構
造からなり、下層からAuGe/Ni/Auの3層構造
になっている。金属層21等の膜厚t2は、全体で10
00Å〜5000Åとなっている。アラインメントマー
ク204の寸法は、X2=Y2=1μm〜300μmで
あり、十字形状全体の大きさは、X22=Y22=5μ
m〜1mmとなっている。
【0016】次に、かかるアラインメントマークの検出
方法について、図1(d)のファインアラインメントマ
ーク201を例に説明すると、まず横方向(X軸方向)
に、半導体基板204上および金属層23、24上に電
子ビーム202を走査し、かかる電子ビーム202の照
射により半導体基板204および金属層23、24から
放出される反射電子の量をディテクタ(図示せず)を用
いて検知し、かかる反射電子の放出量の変化から、金属
層23、24に囲まれたアラインメントマーク201の
位置を特定する。かかる電子ビーム202の走査は複数
回行われ、得られたアラインメントマーク201の位置
データの平均から、アラインメントマークの位置を最終
的に特定する。従って、かかる電子ビーム202の走査
回数が多い程、アラインメントマーク201の特定精度
を向上させることが可能となる。かかる工程を行うこと
により、横方向(X軸方向)のアラインメントマーク2
01の位置特定ができる。縦方向(Y軸方向)について
も同様の方法でアラインメントマーク201の位置特定
を行う。このようにして得られたX軸、Y軸両方向のデ
ータを用いて、以降の微細パターンの形成が行われる。
尚、ファインアラインメントマーク201に対して電子
ビーム202を走査する場合、同時にグーバルアライン
メントマーク101にも電子ビーム202を走査しても
構わない。
【0017】このように、本実施の形態にかかるアライ
ンメントマーク101、201は、金属層11〜14、
21〜24に囲まれ、十字形状に露出した半導体基板1
04、204を用いるため、アラインメントマーク形成
領域内での金属層11〜14、21〜24の占める面積
が、従来のアラインメントマーク1301、1401
(図4)に比較して、大きくなっており、かかる金属層
11〜14、21〜24上での電子ビームのチャージア
ップが発生しにくい。即ち、金属層11〜14、21〜
24の体積が大きく、また半導体基板104、204と
の接触面積も大きいため、金属層11〜14、21〜2
4表面に到達した電子(荷電粒子)を効率的に金属層1
1等内、または半導体基板104、204に拡散させる
ことができるため、チャージアップの発生を抑制するこ
とが可能となる。従って、電子ビームの走査回数を複数
回走査しても、従来構造(図4)のようにチャージアッ
プが発生せず、高精度なアラインメントマーク位置の検
出が可能となる。
【0018】本実施の形態では、グローバルアラインメ
ントマーク101、ファインアラインメントマーク20
1をAuGe/Ni/Auの3層構造により形成した
が、半導体基板の材料と異なる導電性の金属材料であれ
ば、他の材料を使用することも可能である。例えば、化
合物半導体であるGaAs系やInP系等の基板材料を
用いる場合には、アラインメントマークは、Au系材
料、WSi系材料、Pt系材料、Ti系材料等から形成
することが可能となる。この結果、オーミック電極材
料、またはゲート電極材料と同じ材料を用いてアライン
メントマークを形成することができるため、オーミック
電極形成工程、またはゲート電極形成工程で、同時にア
ラインメントマークの形成を行うことが可能となる。
【0019】実施の形態2.本発明の実施の形態2につ
いて、図2を参照しながら説明する。図2(a)は、上
記実施の形態1で説明したグローバルアラインメントマ
ーク101およびファインアラインメントマーク201
を用いて作製した化合物半導体デバイスであるT型ゲー
トのHEMTの上面図である。図中、301はゲート電
極部、302、303はオーミック電極部を示す。かか
るHEMTの作製には、図2(b)に示すように、半導
体基板304上に少なくとも2箇所のグローバルアライ
ンメントマーク101が必要であり、通常、4箇所に配
置される。即ち、半導体基板304の位置合わせにあた
り、まず最初に、少なくとも2箇所に設けられたグロー
バルアラインメントマーク101を用いて粗い位置合わ
せが行われる。
【0020】次に、上記グローバルアラインメントマー
ク101を用いた位置合わせを行った半導体基板304
は、ファインアラインメントマーク201を用いて、高
精度の位置合わせが行われる。ファインアラインメント
マーク201の数は、電子ビーム露光工程で必要とされ
るマークの条件によっても異なるが、例えば、縮小投影
露光が1ショットで行われる領域内に少なくとも3箇所
以上、あるいは、その1ショットの各象限に少なくとも
1箇所以上、ファインアラインメントマーク201を設
けることが必要とされる。図2(c)は、縮小投影露光
用フォトマスクであり、図中のA、B、Cは、夫々、半
導体装置の回路パターンであり、かかるA、B、Cが夫
々1ショットで縮小投影露光される単位となっている。
通常、図2(a)に示すHEMTを作製する場合、1シ
ョットで形成される半導体装置内に2チップ以上のHE
MTが形成されている。従って、かかるHEMTの各チ
ップにつき1つ以上のファインアラインメントマーク2
01を形成することにより、異なった仕様の電子ビーム
露光装置を用いる場合であっても、電子ビーム露光装置
で必要とされるマーク条件を意識することなく同じよう
に位置合わせを行うことができるようになる。
【0021】次に、図3(a)〜(f)に、かかるグロ
ーバルアラインメントマーク101およびファインアラ
インメントマーク201を用いたHEMTのT型ゲート
電極形成工程の断面図を示す。まず、図3(a)に示す
ように、GaAs等の半導体基板601上にPMGI等
の電子ビーム露光用レジスト(下層レジスト)602を
1000〜3000Åの膜厚で形成し、更に、かかる電
子ビーム露光用レジスト602上にフォトレジスト(上
層レジスト)603を5000〜20000Åの膜厚で
形成する。続いて、上層レジストパターン形成用フォト
マスク604と縮小投影露光装置(図示せず)等を用い
て露光光605を照射することにより、フォトレジスト
603のみを露光、現像し、図3(b)に示すT型ゲー
ト電極の上部電極部パターン701を形成する。尚、1
201は、予め作製されたソース/ドレイン電極であ
る。
【0022】次に、図3(c)に示すように、T型ゲー
ト電極の上部電極部パターン701の開口部内のT型ゲ
ート下部電極パターン形成領域に、集束電子ビーム70
2を照射し、下部電極パターン801の直接描画を行
う。この際、上部電極部パターン701と下部電極部パ
ターン801の位置がずれを起こさないように、上部電
極部パターン701の開口部内に、正確に下部電極部パ
ターン801を形成しなければならない。このため、予
め、半導体基板601上に形成された、粗い位置合わせ
に用いられるグローバルアラインメントマーク101
と、正確な位置合わせに用いられるファインアラインメ
ントマーク201の位置を電子ビームで複数回走査し
て、その位置を特定し、かかる特定された位置を基に設
計値とのずれ量を補正しながら正確に下部電極部パター
ン801形成位置を特定し、かかる位置を露光する。
【0023】ここで、グローバルアラインメントマーク
101は、半導体基板601上に、一辺が50μm〜3
mmの金属領域内に、1μm〜1mmの幅で十字形状に
設けられた半導体基板表面を露出させた開口部で形成さ
れている。一方、ファインアラインメントマーク201
は、半導体基板601上で、5μm〜1mmの金属領域
内に1μm〜300μmの幅で十字形状に設けられた半
導体基板表面を露出させた開口部で形成されている。従
って、複数回の電子ビーム走査を行っても、従来構造の
ようにチャージアップが発生しにくく、より高精度にア
ラインメントマークの位置の特定を行うことが可能とな
る。特に、HEMTのゲート電極形成においては、上部
電極部パターン701の開口部幅が1μm前後であり、
かかる開口部内の所定の位置に、幅が0.1μm程度の
下部電極パターン801を形成することが必要となる。
このため、本発明にかかるアラインメントマークを用い
ることにより、高精度なゲートパターンの形成が可能と
なり、従来発生していたゲート電極の形成不良を大幅に
低減することが可能となる。
【0024】このように、電子ビーム露光用レジスト6
02の所定の位置に電子ビームの直接描画で露光を行
い、続いて現像を行うことにより、図3(c)に示すよ
うにT型下部電極レジストパターン801を得ることが
できる。
【0025】次に、図3(d)に示すように、T型ゲー
トレジストパターン801をマスクに用いて、半導体基
板601のウェットエッチングを行い、半導体基板60
1の表面の一部にリセス溝901を形成する。
【0026】次に、図3(d)に示すように、全面にA
l等のゲート電極用金属1001を蒸着したのち、リフ
トオフ法を用いて不要なゲート電極用金属1001を除
去することにより、図3(e)に示すようなT型ゲート
電極1101を得ることができる。
【0027】以上が、本発明にかかるアラインメントマ
ークを用いたHEMTのT型ゲート電極作製方法である
が、アラインメントマークは、ゲート電極形成前に作製
されるオーミック電極1201と同じ材料を用いること
により、オーミック電極作製と同じ工程を用いて、同時
に形成することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、従来の
アラインメントマーク構造とは反転した構造、即ち、導
電層内に形成した凹部をアラインメントマークとして用
いる構造とすることにより、アラインメントマーク形成
領域は同じであっても、導電層領域の面積を広くするこ
とができ、導電層上でのチャージアップの低減が可能と
なる。従って、従来構造では、導電層上にチャージアッ
プが発生するような複数回の電子ビームの走査が可能と
なり、アラインメントマークの検出精度が向上し、微細
パターンを高精度に作製することが可能となる。
【0029】また、アラインメントマークを、十字形状
のアラインメントマークとすることにより、直交する2
つの方向(X軸方向、Y軸方向)のアラインメントマー
ク位置の特定を容易とすることができる。
【0030】また、特に基板を低導電性基板とした場合
には、従来のアラインメントマーク構造では電子が基板
に逃げにくいため、チャージアップが発生しやすかった
が、本発明にかかるアラインメントマークを用いること
により、低導電性基板を用いた場合であってもチャージ
アップが発生しにくく、高精度なアラインメントマーク
位置の特定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b) 本発明の実施の形態1にかか
るグローバルアラインメントマークの上面図およびA−
A’における断面図である。 (c)(d) 本発明の実施の形態1にかかるファイン
アラインメントマークの上面図およびB−B’における
断面図である。
【図2】 (a) 本発明の実施の形態2にかかるHE
MTの上面図である。 (b) 本発明の実施の形態2にかかる半導体基板の上
面図である。 (c) 本発明の実施の形態2にかかる縮小投影露光用
レチクル回路パターンのレイアウト図である。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかるHEMTのT
型電極の製造工程図である。
【図4】 (a)(b) 従来のグローバルアラインメ
ントマークの上面図およびD−D’における断面図であ
る。 (c)(d) 従来のファインアラインメントマークの
上面図およびE−E’における断面図である。
【符号の説明】
101 グローバルアラインメントマーク、11、1
2、13、14 金属層、104 半導体基板、201
ファインアラインメントマーク、21、22、23、
24 金属層、204 半導体基板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビーム露光用アラインメントマーク
    において、 当該アラインメントマークが、半導体基板上に設けられ
    た導電被膜の面域内に上記半導体基板表面が露出するよ
    うに形成された狭幅の切欠溝からなり、 上記半導体基板上に電子ビームを走査して、上記導電被
    膜および上記切欠溝内の半導体基板表面から放出される
    反射電子量を検知することにより、上記アラインメント
    マークの位置を特定するようにしたことを特徴とした電
    子ビーム露光用アラインメントマーク。
  2. 【請求項2】 上記アラインメントマークが、2つの直
    交する切欠溝であることを特徴とする請求項1に記載の
    電子ビーム露光用アラインメントマーク。
  3. 【請求項3】 上記半導体基板が、低導電性基板である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム露光用ア
    ラインメントマーク。
  4. 【請求項4】 上記半導体基板が、ガリウム砒素基板ま
    たはインジウムリン基板であることを特徴とする請求項
    1または3に記載の電子ビーム露光用アラインメントマ
    ーク。
  5. 【請求項5】 上記導電被膜が、金属からなることを特
    徴とする請求項1に記載の電子ビーム露光用アラインメ
    ントマーク。
  6. 【請求項6】 上記金属が、Auまたはその化合物、ま
    たはWSiまたはその化合物からなることを特徴とする
    請求項5に記載の電子ビーム露光用アラインメントマー
    ク。
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