JPH11162664A - 非常用点灯装置 - Google Patents

非常用点灯装置

Info

Publication number
JPH11162664A
JPH11162664A JP32841497A JP32841497A JPH11162664A JP H11162664 A JPH11162664 A JP H11162664A JP 32841497 A JP32841497 A JP 32841497A JP 32841497 A JP32841497 A JP 32841497A JP H11162664 A JPH11162664 A JP H11162664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
transistor
lighting device
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32841497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Shirao
彰敏 白尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP32841497A priority Critical patent/JPH11162664A/ja
Publication of JPH11162664A publication Critical patent/JPH11162664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電ランプの寿命に悪影響を与えることなく
簡単な構成で放電ランプを始動できる非常用点灯装置を
提供する。 【解決手段】 商用交流電源eの非停電時には、抵抗R1
4 ,R15 を介してトランジスタQ11 のベースにベース電
流を供給し、フィラメントFLa ,FLb を有する短絡経路
が形成されて、フィラメントFLa ,FLb を予熱する。ダ
イオードD11 を介してコンデンサC11 を充電することに
より、サイリスタQ12 にゲート電圧を印加してサイリス
タQ12 がオンする。トランジスタQ13 がオンして、トラ
ンジスタQ11 がオフすることにより、蛍光ランプFLが始
動する。商用交流電源eによる場合は短い時間で始動す
る。インバータ回路4による場合は、無負荷二次電圧は
商用交流電源eによる無負荷二次電圧より高いので、コ
ンデンサC11 の充電時間が長くなり、比較的長いたとえ
ば2秒で始動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ランプのフィ
ラメント間を短絡して始動させるスタータを有する非常
用点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非常用点灯装置としては、たとえ
ば図4に示す構成が知られている。
【0003】この図4に示す構成の非常用点灯装置は、
商用交流電源eに安定器であるチョークコイルL1および
切換回路1が接続され、これらチョークコイルL1および
切換回路1は蛍光ランプFLのフィラメントFLa ,FLb の
それぞれの一端に接続されている。また、切換回路1
は、トライアックQ1およびコンデンサC1の並列回路が商
用交流電源eおよび蛍光ランプFLのフィラメントFLa ,
FLb 間に接続され、トライアックQ1のアノード、ゲート
間にはコンデンサC2が接続され、さらにゲートには抵抗
R1、ツェナダイオードZD1 およびこのツェナダイオード
ZD1 とは逆極性のツェナダイオードZD2 が直列に接続さ
れている。
【0004】一方、商用交流電源eには、コンデンサC3
および降圧用のトランスTr1 の一次巻線Tr1aが並列に接
続され、このトランスTr1 の二次巻線Tr1bには全波整流
器2の入力端子が接続されている。また、トランスTr1
の一次巻線Tr1aの中間には、切換回路1のツェナダイオ
ードZD2 が接続されている。
【0005】さらに、全波整流器2の出力端子間には、
トランジスタQ2のエミッタ、コレクタ、抵抗R2およびコ
ンデンサC4の直列回路が接続され、トランジスタQ2のエ
ミッタ、ベース間には抵抗R3と、抵抗R4、ダイオードD1
および抵抗R5の直列回路とが並列に接続されている。ま
た、これら抵抗R3および抵抗R4の接続点からは、ダイオ
ードD2を介して検知回路3が接続され、この検知回路3
はダイオードD2に、ダイオードD3、ヒューズFおよびバ
ッテリBの直列回路が接続されるとともに、抵抗R6およ
びコンデンサC5の並列回路が接続され、コンデンサC4に
対して並列にモニタ用の発光ダイオードLED が接続され
ている。
【0006】また、ダイオードD3は、プッシュプル型の
インバータ回路4に接続されている。このインバータ回
路4は、チョークコイルL2を介してインバータトランス
Tr2の入力巻線Tr2aの中点に接続され、この入力巻線Tr2
aの一端はトランジスタQ3のエミッタ、コレクタを介し
て全波整流器2の負極に接続され、入力巻線Tr2aの他端
はトランジスタQ4のエミッタ、コレクタを介して全波整
流器2の負極に接続され、トランジスタQ3のコレクタ、
エミッタ間にはツェナダイオードZD3 が接続され、トラ
ンジスタQ4のコレクタ、エミッタ間にはツェナダイオー
ドZD4 が接続されている。また、入力巻線Tr2aにはコン
デンサC6が接続されている。さらに、インバータトラン
スTr2 は制御巻線Tr2cを有しており、この制御巻線Tr2c
の一端は、トランジスタQ3のベースに他端はトランジス
タQ4のベースに接続され、トランジスタQ3のベースは抵
抗R7を介して、トランジスタQ4のベースは抵抗R8を介し
て、それぞれトランジスタQ6のコレクタに接続され、こ
のトランジスタQ6のベースは抵抗R9を介してダイオード
D1およびダイオードD2に接続され、エミッタはダイオー
ドD2およびチョークコイルL2の接続点に接続されてい
る。
【0007】そして、インバータトランスTr2 の出力巻
線Tr2bは、コンデンサC7を介して蛍光ランプFLのフィラ
メントFLa に接続されるとともに、フィラメントFLb に
接続されている。
【0008】また、インバータトランスTr2 は、フィラ
メント予熱巻線Tr2dおよびフィラメント予熱巻線Tr2eを
有しており、フィラメント予熱巻線Tr2dはコンデンサC8
およびリアクトルL3を介してフィラメントFLa に接続さ
れ、フィラメント予熱巻線Tr2eはコンデンサC9を介して
フィラメントFLb に接続されている。また、これらにて
点灯ユニット5が形成される。
【0009】さらに、リアクトルL3およびフィラメント
FLb 間には、グローランプGおよびコンデンサC10 が並
列に接続されている。
【0010】そして、商用交流電源eの非停電時には、
ツェナダイオードZD1 およびツェナダイオードZD2 がそ
れぞれの極性に従ってオンし、トライアックQ1を導通す
ることにより、グローランプGを用いたグロースタータ
で、蛍光ランプFLを始動、点灯させる。
【0011】また、商用交流電源eの電圧をコンデンサ
C3で平滑してトランスTr1 で降圧し、全波整流器2で全
波整流し、抵抗R4、ダイオードD2,D3およびヒューズF
を介してバッテリBを充電する。そして、バッテリBの
充電電圧が低い場合には、抵抗R4に電位差が生ずるので
トランジスタQ2がオンし発光ダイオードLED が発光して
充電中である旨を表示する。そして、バッテリBの充電
が進み、抵抗R4に流れる電流が小さくなって抵抗R4の電
圧が低下するとトランジスタQ2がオフして、発光ダイオ
ードLED が消灯しバッテリBは充電終了した旨を示す。
【0012】なお、トランジスタQ6のベースに対しては
ベースに逆バイアス電流が供給されているため、トラン
ジスタQ6はオフ状態になるので、インバータ回路4には
電力が供給されず動作しない。
【0013】また、商用交流電源eの停電時には、ツェ
ナダイオードZD1 およびツェナダイオードZD2 がそれぞ
れオフ状態を維持し、トライアックQ1が導通しないの
で、高周波出力が回り込むことによる誤動作を防止す
る。
【0014】そして、バッテリBの直流電力がインバー
タ回路4に供給され、インバータ回路4は高周波発振し
て出力巻線Tr2bに高周波交流を誘起して、フィラメント
予熱巻線Tr2dおよびフィラメント予熱巻線Tr2eによるラ
ピッドスタートで蛍光ランプFLを始動して高周波点灯さ
せる。また、フィラメント予熱巻線Tr2d,Tr2eにも電圧
を誘起して、コンデンサC7,C8,C9により電流値をほぼ
一定にしてフィラメントFLa ,FLb を予熱する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4に示す従来例の場合には、商用交流電源eの非停電時
にはグローランプGを用いたグロースタートを行ない、
商用交流電源eの停電時にはフィラメント予熱巻線Tr2d
およびフィラメント予熱巻線Tr2eによるラピッドスター
トでラピッドスタートというようにそれぞれ異なる始動
を行なっているため、回路構成が複雑になる問題を有し
ている。
【0016】一方、同一の条件で蛍光ランプFLを始動す
ると蛍光ランプFLにストレスがかかり、蛍光ランプFLの
寿命に悪影響を与えるおそれがある。
【0017】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、放電ランプの寿命に悪影響を与えることなく簡単な
構成で放電ランプを始動できる非常用点灯装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の非常用点
灯装置は、通常時にはチョーク型の安定器を介して交流
電源により、この交流電源の停電時にはこの交流電源と
は異なる電源でフィラメントを有する放電ランプを点灯
させる非常用点灯装置において、前記交流電源およびこ
の交流電源とは異なる電源で共通して用いられ前記放電
ランプを始動させるスタータを備え、このスタータは、
前記フィラメント間を短絡させる短絡手段と、前記交流
電源であるかこの交流電源とは異なる電源であるかを判
別する判別手段と、この判別手段で判別された交流電源
およびこの交流電源とは異なる電源のいずれかに対応し
た時間で前記短絡手段を短絡させる制御手段とを有する
もので、通常時に交流電源により放電ランプを始動させ
る場合も、停電時にこの交流電源とは異なる交流電源に
より放電ランプを始動させる場合も、いずれの場合にも
同一のスタータを用いることにより、回路構成を簡単に
し、また、判別手段により交流電源または他の電源であ
るかを判別してそれぞれ対応した時間で制御手段は短絡
手段を短絡させることにより、放電ランプの短絡時間が
適正化して、放電ランプにストレスがかかることを防止
して、放電ランプの長寿命化を図る。
【0019】請求項2記載の非常用点灯装置は、請求項
1記載の非常用点灯装置において、交流電源とこの交流
電源とは異なる電源ではフィラメント電流が異なり、判
別手段は、短絡手段により短絡されているときのフィラ
メント電流を検出する電流検出手段であるもので、フィ
ラメント電流を検出することにより容易に交流電源また
は他の電源であるかを判別できる。
【0020】請求項3記載の非常用点灯装置は、請求項
1記載の非常用点灯装置において、交流電源とこの交流
電源とは異なる電源では周波数が異なり、判別手段は、
放電ランプに印加される電圧の周波数を検出する周波数
検出手段であるもので、周波数を検出することにより容
易に交流電源または他の電源であるかを判別できる。
【0021】請求項4記載の非常用点灯装置は、請求項
1記載の非常用点灯装置において、交流電源とこの交流
電源とは異なる電源では電圧が異なり、判別手段は、放
電ランプの無負荷二次電圧を検出する電圧検出手段であ
るもので、無負荷二次電圧を検出することにより容易に
交流電源または他の電源であるかを判別できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非常用点灯装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。なお、図4に
示す従来例に対応する部分には同一符号を付して説明す
る。
【0023】図1に示す構成の非常用点灯装置は、50
Hzまたは60Hzの商用周波数の商用交流電源eに安
定器であるチョークコイルL1および切換回路1が接続さ
れ、これらチョークコイルL1および切換回路1は放電ラ
ンプとしての蛍光ランプFLのフィラメントFLa ,FLb の
それぞれの一端に接続されている。また、切換回路1
は、トライアックQ1およびコンデンサC1の並列回路が商
用交流電源eおよび蛍光ランプFLのフィラメントFLa ,
FLb 間に接続され、トライアックQ1のアノード、ゲート
間にはコンデンサC2が接続され、さらにゲートには抵抗
R1、ツェナダイオードZD1 およびこのツェナダイオード
ZD1 とは逆極性のツェナダイオードZD2 が直列に接続さ
れている。
【0024】一方、商用交流電源eには、コンデンサC3
および降圧用のトランスTr1 の一次巻線Tr1aが並列に接
続され、このトランスTr1 の二次巻線Tr1bにはには全波
整流器2の入力端子が接続されている。また、トランス
Tr1 の一次巻線Tr1aの中間には、切換回路1のツェナダ
イオードZD2 が接続されている。
【0025】さらに、全波整流器2の出力端子間には、
トランジスタQ2のエミッタ、コレクタ、抵抗R2およびコ
ンデンサC4の直列回路が接続され、トランジスタQ2のエ
ミッタ、ベース間には抵抗R3と、抵抗R4、ダイオードD1
および抵抗R5の直列回路とが並列に接続されている。ま
た、これら抵抗R3および抵抗R4の接続点からは、ダイオ
ードD2を介して検知回路3が接続され、この検知回路3
はダイオードD2に、ダイオードD3、ヒューズFおよびバ
ッテリBの直列回路が接続されるとともに、抵抗R6およ
びコンデンサC5の並列回路が接続され、コンデンサC4に
対して並列にモニタ用の発光ダイオードLED が接続され
ている。
【0026】また、ダイオードD3は、商用交流電源eと
は異なる電源であり50kHzの高周波出力をするプッ
シュプル型の電源としてのインバータ回路4に接続され
ている。このインバータ回路4は、チョークコイルL2を
介してインバータトランスTr2 の入力巻線Tr2aの中点に
接続され、この入力巻線Tr2aの一端はトランジスタQ3の
エミッタ、コレクタを介して全波整流器2の負極に接続
され、入力巻線Tr2aの他端はトランジスタQ4のエミッ
タ、コレクタを介して全波整流器2の負極に接続され、
トランジスタQ3のコレクタ、エミッタ間にはツェナダイ
オードZD3 が接続され、トランジスタQ4のコレクタ、エ
ミッタ間にはツェナダイオードZD4 が接続されている。
また、入力巻線Tr2aにはコンデンサC6が接続されてい
る。さらに、インバータトランスTr2 は制御巻線Tr2cを
有しており、この制御巻線Tr2cの一端は、トランジスタ
Q3のベースに他端はトランジスタQ4のベースに接続さ
れ、トランジスタQ3のベースは抵抗R7を介して、トラン
ジスタQ4のベースは抵抗R8を介して、それぞれトランジ
スタQ6のコレクタに接続され、このトランジスタQ6のベ
ースは抵抗R9を介してダイオードD1およびダイオードD2
に接続され、エミッタはダイオードD2およびチョークコ
イルL2の接続点に接続されている。
【0027】そして、インバータトランスTr2 の出力巻
線Tr2bは、コンデンサC7を介して蛍光ランプFLのフィラ
メントFLa の一端に接続されるとともに、フィラメント
FLbに接続されており、これらにて点灯ユニット5が形
成される。
【0028】さらに、蛍光ランプFLのフィラメントFLa
の一端および他端とフィラメントFLb の他端との間には
スタータ6が接続され、このスタータ6は蛍光ランプFL
のフィラメントFLa の他端およびフィラメントFLb の他
端間に、短絡手段としてのトランジスタQ11 および抵抗
R11 が接続され、これらトランジスタQ11 および抵抗R1
1 の接続点には、蛍光ランプFLの無負荷二次電圧を検出
する電圧検出手段としての電圧検出回路7が接続されて
いる。
【0029】そして、この電圧検出回路7は、抵抗R11
に対して並列に、ダイオードD11 、抵抗R12 およびコン
デンサC11 の直列回路が接続され、蛍光ランプFLのフィ
ラメントFLa の一端およびフィラメントFLb の他端間に
サイリスタQ12 のアノード、カソードおよび抵抗R13 が
直列に接続され、サイリスタQ12 のゲートはトランジス
タQ11 および抵抗R11 の接続点に接続されている。
【0030】また、この電圧検出回路7には、制御手段
としての制御回路8が接続されている。この制御回路8
は、トライアックQ1に抵抗R14 および抵抗R15 の直列回
路を介して、トランジスタQ11 のベースが接続され、抵
抗R14 および抵抗R15 の接続点にはトランジスタQ13 の
コレクタが接続され、ベースはサイリスタQ12 のカソー
ドに接続され、エミッタは蛍光ランプFLのフィラメント
FLb に接続されている。
【0031】なお、点灯ユニット5とスタータ6とを同
一基板上に形成することにより、配線などを簡素化でき
る。
【0032】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。
【0033】まず、商用交流電源eの非停電時には、ツ
ェナダイオードZD1 およびツェナダイオードZD2 がそれ
ぞれの極性に従ってオンし、トライアックQ1を導通する
ことにより、蛍光ランプFLを始動、点灯させる。この始
動の際には、抵抗R14 および抵抗R15 を介してトランジ
スタQ11 のベースにベース電流が供給され、トランジス
タQ11 がオンすることにより、フィラメントFLa および
フィラメントFLb を有する短絡経路が形成されて、フィ
ラメントFLa およびフィラメントFLb が予熱される。そ
して、ダイオードD11 を介してコンデンサC11 が充電さ
れることにより、サイリスタQ12 にゲート電圧が印加さ
れてサイリスタQ12 がオンし、トランジスタQ13 にベー
ス電流が供給されることにより、トランジスタQ13 がオ
ンして、トランジスタQ11 のベース電流をバイパスし、
トランジスタQ11 がオフすることにより、蛍光ランプFL
が始動する。なお、商用交流電源eによる無負荷二次電
圧はインバータ回路4による無負荷二次電圧より高いの
で、比較的短いたとえば1秒で始動する。
【0034】また、商用交流電源eの電圧をコンデンサ
C3で平滑してトランスTr1 で降圧し、全波整流器2で全
波整流し、抵抗R4、ダイオードD2,D3およびヒューズF
を介してバッテリBを充電する。そして、バッテリBの
充電電圧が低い場合には、抵抗R4に電位差が生ずるので
トランジスタQ2がオンし発光ダイオードLED が発光して
充電中である旨を表示する。そして、バッテリBの充電
が進み、抵抗R4に流れる電流が小さくなって抵抗R4の電
圧が低下するとトランジスタQ2がオフして、発光ダイオ
ードLED が消灯しバッテリBは充電終了した旨を示す。
【0035】なお、トランジスタQ6のベースに対しては
ベースに逆バイアス電流が供給されているため、トラン
ジスタQ6はオフ状態になるので、インバータ回路4には
電力が供給されず動作しない。
【0036】また、商用交流電源eの停電時には、ツェ
ナダイオードZD1 およびツェナダイオードZD2 がそれぞ
れオフ状態を維持し、トライアックQ1が導通しないの
で、高周波出力が回り込むことによる誤動作を防止す
る。
【0037】そして、バッテリBの直流電力がインバー
タ回路4に供給され、インバータ回路4は高周波発振し
て出力巻線Tr2bに高周波交流を誘起して、蛍光ランプFL
を始動、点灯する。この始動の際にも、商用交流電源e
による点灯と同様に、抵抗R14 および抵抗R15 を介して
トランジスタQ11 のベースにベース電流が供給され、ト
ランジスタQ11 がオンすることにより、フィラメントFL
a およびフィラメントFLb を有する短絡経路が形成され
て、フィラメントFLa およびフィラメントFLbが予熱さ
れる。そして、ダイオードD11 を介してコンデンサC11
が充電されることにより、サイリスタQ12 にゲート電圧
が印加されてサイリスタQ12 がオンし、トランジスタQ1
3 にベース電流が供給されることにより、トランジスタ
Q13 がオンして、トランジスタQ11 のベース電流をバイ
パスし、トランジスタQ11 がオフすることにより、蛍光
ランプFLが始動する。なお、インバータ回路4による無
負荷二次電圧は商用交流電源eによる無負荷二次電圧よ
り高いので、比較的長いたとえば2秒で始動する。
【0038】したがって、商用交流電源eあるいはイン
バータ回路4に対応して、蛍光ランプFLの始動時間が設
定されるため、蛍光ランプFLにストレスがかからず、長
寿命化を図ることができる。
【0039】次に、他の実施の形態を図2を参照して説
明する。
【0040】この図2に示す実施の形態は、基本的には
図1に示す実施の形態と同様で、スタータ6が異なる。
【0041】このスタータ6は、電圧検出回路7に代え
て電流検出手段としての電流検出回路9を有し、この電
流検出回路9は抵抗R11 に対して直列に電流トランスCT
1 の一次巻線CT1aを接続し、二次巻線CT1bにダイオード
D11 を接続したものである。
【0042】この場合にも基本的には図1に示す実施の
形態と同様に動作し、短絡状態のフィラメント電流が大
きな商用交流電源eにより点灯する場合には、コンデン
サC11 が充電される時間が短く、約1秒で始動し、イン
バータ回路4により点灯する場合には、コンデンサC11
が充電される時間が長く、約2秒で始動する。
【0043】また、他の実施の形態を図3を参照して説
明する。
【0044】この図3に示す実施の形態は、基本的には
図1に示す実施の形態と同様で、スタータ6が異なる。
【0045】このスタータ6は、電圧検出回路7に代え
て周波数検出手段としての周波数検出回路10を有し、こ
の周波数検出回路10は抵抗R11 に対して並列にコンデン
サC12 およびインダクタL11 の直列共振回路を有し、こ
のコンデンサC12 およびインダクタL11 の接続点に、ツ
ェナダイオードZD11を介してタイマ回路11を接続し、こ
のタイマ回路11の出力端にサイリスタQ12 を接続したも
のである。なお、タイマ回路11はHレベルが入力される
と2秒のタイマとなり、Lレベルが入力されると1秒の
タイマとなる。
【0046】この場合にも基本的には図1に示す実施の
形態と同様に動作し、周波数が低い商用交流電源eによ
り点灯する場合には、抵抗R15 に電圧が印加された後、
コンデンサC12 およびインダクタL11 の直列共振回路の
コンデンサC12 およびインダクタL11 の接続点の電位が
低くツェナダイオードZD11がオフ状態のLレベル出力の
場合には、タイマ回路11は1秒後にオンして、約1秒で
蛍光ランプFLが始動し、インバータ回路4により点灯す
る場合には、抵抗R15 に電圧が印加された後、コンデン
サC12 およびインダクタL11 の直列共振回路のコンデン
サC12 およびインダクタL11 の接続点の電位が高くツェ
ナダイオードZD11がオン状態のHレベル出力の場合に
は、タイマ回路11は2秒後にオンして、約2秒で蛍光ラ
ンプFLが始動する。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の非常用点灯装置によれ
ば、通常時に交流電源により放電ランプを始動させる場
合も、停電時にこの交流電源とは異なる交流電源により
放電ランプを始動させる場合も、いずれの場合にも同一
のスタータを用いることにより、回路構成を簡単にし、
また、判別手段により交流電源または他の電源であるか
を判別してそれぞれ対応した時間で制御手段は短絡手段
を短絡させることにより、放電ランプの短絡時間が適正
化して、放電ランプにストレスがかかることを防止し
て、放電ランプの長寿命化を図ることができる。
【0048】請求項2記載の非常用点灯装置によれば、
請求項1記載の非常用点灯装置に加え、フィラメント電
流を検出することにより容易に交流電源または他の電源
であるかを判別できる。
【0049】請求項3記載の非常用点灯装置によれば、
請求項1記載の非常用点灯装置に加え、周波数を検出す
ることにより容易に交流電源または他の電源であるかを
判別できる。
【0050】請求項4記載の非常用点灯装置によれば、
請求項1記載の非常用点灯装置に加え、無負荷二次電圧
を検出することにより容易に交流電源または他の電源で
あるかを判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非常用点灯装置の一実施の形態を示す
回路図である。
【図2】同上他の実施の形態の非常用点灯装置を示す回
路図である。
【図3】同上また他の実施の形態の非常用点灯装置を示
す回路図である。
【図4】従来例の非常用点灯装置を示す回路図である。
【符号の説明】
4 電源としてのインバータ回路 6 スタータ 7 電圧検出手段としての電圧検出回路 8 制御手段としての制御回路 9 電流検出手段としての電流検出回路 10 周波数検出手段としての周波数検出回路 e 商用交流電源 FL 放電ランプとしての蛍光ランプ FLa ,FLb フィラメント Q11 短絡手段としてのトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常時にはチョーク型の安定器を介して
    交流電源により、この交流電源の停電時にはこの交流電
    源とは異なる電源でフィラメントを有する放電ランプを
    点灯させる非常用点灯装置において、 前記交流電源およびこの交流電源とは異なる電源で共通
    して用いられ前記放電ランプを始動させるスタータを備
    え、 このスタータは、 前記フィラメント間を短絡させる短絡手段と、 前記交流電源であるかこの交流電源とは異なる電源であ
    るかを判別する判別手段と、 この判別手段で判別された交流電源およびこの交流電源
    とは異なる電源のいずれかに対応した時間で前記短絡手
    段を短絡させる制御手段とを有することを特徴とした非
    常用点灯装置。
  2. 【請求項2】 交流電源とこの交流電源とは異なる電源
    ではフィラメント電流が異なり、 判別手段は、短絡手段により短絡されているときのフィ
    ラメント電流を検出する電流検出手段であることを特徴
    とした請求項1記載の非常用点灯装置。
  3. 【請求項3】 交流電源とこの交流電源とは異なる電源
    では周波数が異なり、 判別手段は、放電ランプに印加される電圧の周波数を検
    出する周波数検出手段であることを特徴とする請求項1
    記載の非常用点灯装置。
  4. 【請求項4】 交流電源とこの交流電源とは異なる電源
    では電圧が異なり、 判別手段は、放電ランプの無負荷二次電圧を検出する電
    圧検出手段であることを特徴とする請求項1記載の非常
    用点灯装置。
JP32841497A 1997-11-28 1997-11-28 非常用点灯装置 Pending JPH11162664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32841497A JPH11162664A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 非常用点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32841497A JPH11162664A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 非常用点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11162664A true JPH11162664A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18210005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32841497A Pending JPH11162664A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 非常用点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11162664A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013517613A (ja) * 2009-11-17 2013-05-16 テララックス, インコーポレイテッド Led電源の検出および制御

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013517613A (ja) * 2009-11-17 2013-05-16 テララックス, インコーポレイテッド Led電源の検出および制御
US10485062B2 (en) 2009-11-17 2019-11-19 Ledvance Llc LED power-supply detection and control

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11162664A (ja) 非常用点灯装置
JPH05205884A (ja) 非常用点灯装置
JP2617482B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2552296B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH1041089A (ja) 放電灯点灯装置
JPH08180982A (ja) 非常用点灯装置
JPH09161977A (ja) 非常用点灯装置
JPH11283763A (ja) 非常用点灯装置
JPH01258396A (ja) 蛍光ランプ点灯装置
JPH11135277A (ja) 非常用点灯装置
JP2000182788A (ja) 非常用点灯装置
JP3245860B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2710618B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2560603Y2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH08180984A (ja) 非常用点灯装置
JPH04292896A (ja) 放電灯点灯回路
JPH1041088A (ja) 放電灯点灯装置
JPH06140182A (ja) 放電灯点灯装置
JPH09129378A (ja) 非常用点灯装置
JPH06325883A (ja) 放電灯点灯装置
JP2000182787A (ja) 非常用点灯装置
JPH06251885A (ja) 放電灯点灯装置
JP2000166120A (ja) 非常灯
JPH03165496A (ja) 放電灯点灯装置
JPH11283762A (ja) 非常用点灯装置