JPH11162304A - 真空遮断器の操作機構 - Google Patents

真空遮断器の操作機構

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Publication number
JPH11162304A
JPH11162304A JP33147797A JP33147797A JPH11162304A JP H11162304 A JPH11162304 A JP H11162304A JP 33147797 A JP33147797 A JP 33147797A JP 33147797 A JP33147797 A JP 33147797A JP H11162304 A JPH11162304 A JP H11162304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupling
shaft
spring seat
circuit breaker
vacuum circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP33147797A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ikeda
順一 池田
Tomio Go
冨夫 郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33147797A priority Critical patent/JPH11162304A/ja
Publication of JPH11162304A publication Critical patent/JPH11162304A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイプばねの調整作業を容易に行うことのでき
る真空遮断器の操作機構を得ること。 【解決手段】摺動棒3の前端にピン12Aを介してカップ
リング14Aの後端を連結するとともに、支持枠11を両側
の長穴11aを介してピン12Aと連結する。カップリング
14Aの軸部4aの基端側のねじ部にばね座10Aを螺合
し、このばね座10Aに形成した溝10aに対して、支持枠
11の前端の下方に折り曲げた係止部11bを溝10aに嵌合
する。支持枠11の両側の曲げ部11cでばね座10Aの両側
を挟んで、ばね座10Aの回転を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器の操作
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の真空遮断器の操作機構が
金属閉鎖形スイッチギヤの箱体に組み込まれた状態を示
す部分右側面図で、後方が高圧側である。図5におい
て、図示しない高圧金属閉鎖形スイッチギヤの内部の前
方の低圧室17とこの後方の高圧室18を気密に区画する図
示しない隔壁に取り付けられた取付板1には、フランジ
付の気密軸受筒2が前方(注;図5では、左側)から挿
入され、取付板1に螺合された一対のボルト16Bでフラ
ンジ部が固定されている。
【0003】この気密軸受筒2には、前端にU字状の凹
部3aが形成された摺動棒3が貫設され、この摺動棒3
の後端に突設されたおねじ部は、絶縁棒14の前端に埋設
された埋金14aに螺合されている。
【0004】摺動棒3の前端には、カップリング4Bの
後端の中央部の凸部が遊嵌され、この凸部と摺動棒3の
前端には、ピン12Bが貫挿され、このピン12Bの両側に
は、Eリング15が挿入されている。
【0005】カップリング4Bには、軸部4aが前方に
形成され、この軸部4aの先端には、おねじ部が形成さ
れている。軸部4aの基端には、断面が凸字状のばね座
10Bが挿入され、さらにこのばね座10Bに後端が遊嵌し
たワイプばね9が挿入されている。
【0006】軸部4aの中間部には、図示しない電動機
で矢印Bで示すように時計方向と反時計方向に駆動され
る主軸5が横設され、この主軸5には、一対のレバー6
の基端が溶接されている。
【0007】このレバー6の先端には、ピン7が貫挿さ
れ、このピン7に対して、前述したカップリング4Bの
軸部4aが貫通している。この軸部4aには、ピン7の
背面側に複数枚のスペーサ15が挿入され、このスペーサ
15の背面側に挿入されたばね受け8の背面には、ワイプ
ばね9の前端が接している。
【0008】軸部4aの前端に形成されたおねじ部に
は、ダブルナット13が螺合され、このダブルナット13と
スペーサ15によって、ピン7を挟持するとともに、ワイ
プばね9を所定の圧力で圧縮している。
【0009】絶縁棒14の後端には、図示しない真空バル
ブの可動側導体の前端が図示しない接続導体を介して接
続されている。このように構成された真空遮断器の操作
機構においては、図示しない真空バルブの投入時の初期
圧力は、スペーサ15を挿脱することによって行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この作業では、まずダ
ブルナット13を外し、ワイプばね9を自由長に戻した状
態でピン12Bを引き抜き、カップリング4Bと摺動棒3
との連結を外した後に、スペーサ15の調整を行ってい
る。
【0011】しかし、この作業は、最近の小形化され、
高密度化が図られてこれらのワイプばね9やレバー6及
びダブルナット13の周囲に配置された図示しない操作機
構部品のために、作業性が阻害され、分解した部品は再
度組み立てなければならないので、保守・点検時の作業
時間の短縮の障害となる。そこで、本発明の目的は、ワ
イプばねの調整作業を容易に行うことのできる真空遮断
器の操作機構を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
の真空遮断器の操作機構は、操作機構の主軸に片側の軸
部の先端が連結され軸部の基端側におねじ部が形成され
たカップリングと、このカップリングの軸部に挿入され
たワイプばねと、軸部のおねじ部に螺合されワイプばね
の片側が遊嵌するばね座と、このばね座の回転を規制す
る回転止め具と、カップリングの他側に片側が連結され
他側が絶縁体を介して真空バルブの可動側通電軸に連結
される連結軸とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、特に請求項2に対応する発明の真空
遮断器の操作機構は、カップリングの他側に角柱部を形
成し、カップリングと連結軸の連結部で支持されカップ
リングの角柱部の遊嵌部が形成された支持枠を回転止め
具としたことを特徴とする。
【0014】さらに、特に請求項3に対応する発明の真
空遮断器の操作機構は、カップリングの他側と連結軸の
片側を連結ピンで連結し、支持枠を長穴を介して連結ピ
ンで軸支し、ばね座に形成された溝に嵌合する係止部を
支持枠に形成したことを特徴とする。このような手段に
よって、本発明では、ワイプばねの取付圧力を調整する
ときには、ばね座を回転させるとともに、その角度を回
転止め具で維持する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の真空遮断器の操作
機構の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、
本発明の真空遮断器の操作機構の一実施形態を示す図
で、従来の技術で示した図5に対応する図である。ま
た、図2(a)は、図1の平面図、図2(b)は図2
(a)のA−A断面図、図2(c)は図2(a)の左側
面図である。
【0016】図1及び図2(a),(b),(c)にお
いて、従来の技術で示した図5と異なるところは、摺動
棒3とカップリング4Aが連結されるピン7に至る間の
連結構造で、他は、図5と同一である。したがって、図
5と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
【0017】すなわち、六角棒材から製作されたカップ
リング4Aの後部には、以下詳述する支持枠11の後部が
上方から遊嵌し、摺動棒3の前端とこの前端に遊嵌した
カップリング4Aに貫挿されたピン12Aの両端は、支持
枠11の両側に形成された長穴11aに遊嵌している。
【0018】カップリング4Aの前方に形成された軸部
4aには、基端側に対して先端のねじ部の径と比べて僅
かに大径のねじ部4bが形成され、このねじ部4bに対
して、六角棒から製作されたばね座10Aが螺合されてい
る。このばね座10Aには、六角柱の前方の外周に溝10a
が加工されている。
【0019】支持枠11は、軟鋼板から製作され、図2
(b),(c)に示すように下側にU字状に折り曲げた
曲げ部11cを形成し、この折り曲げ部11cの前端でばね
座10Aの六角柱部分の両側を挟持している。
【0020】支持枠11の上端の前端も、下方に僅かに折
り曲げられて係止部11bを形成し、この係止部11bは、
ばね座10Aの外周に形成された前述した溝10aに嵌合し
ている。
【0021】支持枠11の上端の後部には、めねじ穴が形
成され、このめねじ穴には、小径のボルト16Aが螺合さ
れ、このボルト16Aの先端をカップリング4Aの後部の
上面に押圧することによって、長穴11aに挿入されたピ
ン12Aの反力で係止部11bの下端を溝10aの底面に押圧
している。
【0022】ワイプばね9の後部は、ばね座10Aの前方
に突設された筒部の外周に遊嵌し、ワイプばね9の前端
はばね受け8で支えられ、このばね受け8の前面には、
スペーサは挿入されていない。
【0023】このように構成された真空遮断器の操作機
構において、ワイプばねの取付圧力を調整する場合に
は、図3に示すように支持枠11の後部に螺合したボルト
を小形のスパナなどで緩めて、支持枠11の前端の係止部
11bをばね座10Aの溝10aから引き抜く。
【0024】次に、支持枠11を図4に示すように後方に
移動させ、ばね座10Aを60°ピッチで回転させる。所定
の取付圧力に調整すると、支持枠11を前方に復帰させ、
後部のボルト16Aを締め付けるとともに、係止部11bを
ばね座10Aの溝10aに挿入する。
【0025】この結果、ばね座10Aは両側がU字状に折
り曲げられた支持枠11によって回転を防ぐことができる
ので、ワイプばね9の設定圧力を維持することができ
る。したがって、ワイプばねの圧力を調整するためのカ
ップリングやピン及びEリングなどの分解作業を省くこ
とができるので、狭い場所における設定圧力の調整が容
易となる。
【0026】なお、ばね座10Aとカップリング4Aの軸
部4aの基端に形成したねじ部には、細目ねじを採用し
て、ワイプばねの圧力を微小に調整可能とするととも
に、この操作機構の投入・開極動作の振動による緩みを
防いでもよい。また、ねじ部を細目ねじとすることで、
カップリング4Aは四角柱で製作してもよい。なお、上
記実施形態では、主軸5は横に配置された場合で説明し
たが、縦に配置された場合でも、全く同様に適用するこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、操作機構の主軸に片側の軸部の先端が連結され軸部
の基端側におねじ部が形成されたカップリングと、この
カップリングの軸部に挿入されたワイプばねと、軸部の
おねじ部に螺合されワイプばねの片側が遊嵌するばね座
と、このばね座の回転を規制する回転止め具と、カップ
リングの他側に片側が連結され他側が絶縁体を介して真
空バルブの可動側通電軸に連結される連結軸とを備える
ことで、また、特に請求項2に対応する発明によれば、
カップリングの他側に角柱部を形成し、カップリングと
連結軸の連結部で支持されカップリングの角柱部の遊嵌
部が形成された支持枠を回転止め具とすることで、さら
に、特に請求項3に対応する発明によれば、カップリン
グの他側と連結軸の片側を連結ピンで連結し、支持枠を
長穴を介して連結ピンで軸支し、ばね座に形成された溝
に嵌合する係止部を支持枠に形成することで、ワイプば
ねの取付圧力を調整するときには、ばね座を回転させる
とともに、その角度を回転止め具で維持したので、ワイ
プばねの調整作業を容易に行うことのできる真空遮断器
の操作機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空遮断器の操作機構の一実施形態を
示す部分右側面図。
【図2】(a)は、図1の平面図、(b)は(a)のA
−A断面図、(c)は(a)の前面図。
【図3】本発明の真空遮断器の操作機構の作用を示す右
側面図。
【図4】本発明の真空遮断器の操作機構の図3と異なる
作用を示す右側面図。
【図5】従来の真空遮断器の操作機構の一例を示す部分
右側面図。
【符号の説明】
1…取付板、2…軸受筒、3…摺動棒、4A…カップリ
ング、5…主軸、6…レバー、7,12A…ピン、8…ば
ね受、9…ワイプばね、10A…ばね座、10a…溝、11…
支持枠、11a…長穴、11b…係止部、11c…曲げ部、13
…ダブルナット、14…絶縁棒、15…Eリング、16A,16
B…ボルト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作機構の主軸に片側の軸部の先端が連
    結され前記軸部の基端側におねじ部が形成されたカップ
    リングと、このカップリングの軸部に挿入されたワイプ
    ばねと、前記軸部のおねじ部に螺合され前記ワイプばね
    の片側が遊嵌するばね座と、このばね座の回転を規制す
    る回転止め具と、前記カップリングの他側に片側が連結
    され他側が絶縁体を介して真空バルブの可動側通電軸に
    連結される連結軸とを備えた真空遮断器の操作機構。
  2. 【請求項2】 前記カップリングの他側に角柱部を形成
    し、前記カップリングと前記連結軸の連結部で支持され
    前記カップリングの角柱部の遊嵌部が形成された支持枠
    を前記回転止め具としたことを特徴とする請求項1に記
    載の真空遮断器の操作機構。
  3. 【請求項3】 前記カップリングの他側と前記連結軸の
    片側を連結ピンで連結し、前記支持枠を長穴を介して前
    記連結ピンで軸支し、前記ばね座に形成された溝に嵌合
    する係止部を前記支持枠に形成したことを特徴とする請
    求項2に記載の真空遮断器の操作機構。
JP33147797A 1997-12-02 1997-12-02 真空遮断器の操作機構 Pending JPH11162304A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017038658A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 三菱電機株式会社 開極速度調整機構及びスイッチギヤ

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