JPH06165323A - 引出形遮断器 - Google Patents

引出形遮断器

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Publication number
JPH06165323A
JPH06165323A JP4304286A JP30428692A JPH06165323A JP H06165323 A JPH06165323 A JP H06165323A JP 4304286 A JP4304286 A JP 4304286A JP 30428692 A JP30428692 A JP 30428692A JP H06165323 A JPH06165323 A JP H06165323A
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JP
Japan
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shutter
circuit breaker
fixed
lever
rod
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Pending
Application number
JP4304286A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ogawa
智 小川
Takayuki Miyazawa
孝幸 宮沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06165323A publication Critical patent/JPH06165323A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B11/00Switchgear having carriage withdrawable for isolation
    • H02B11/24Shutters or guards

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  • Trip Switchboards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】金属閉鎖形スイッチギヤの設置面積を減らすた
めに、奥行寸法を減らすことができる引出形遮断器を得
ること。 【構成】シャッタ5A,5Bを取り付けた左右のシャッ
タ骨の下部前方に傾斜部17cを形成し、この傾斜部17c
の下部に一対の座ぐり部17bを形成する。この座ぐり部
17bと底板2aの間には、圧縮コイルばね9をそれぞれ
収納する。固定部2の後部上端中央に操作部固定側11を
設ける。可動部1の上端中央には、操作棒3を前後に貫
設し、この操作棒3の後部のおねじ部3aの後端を操作
部固定側11に収納したナット15に螺合させる。このナッ
ト15にレバー7Aの上端を係合させ、このレバー7Aの
下端は、ローラ12を介して傾斜部17cの上面に係合させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引出形遮断器に係り、
特に、シャッタ開閉機構を備えた引出形遮断器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の引出形遮断器の断路位置の右側面
を図5に示す。
【0003】図5において、詳細省略した固定部2の前
端には、図示しない箱体の前面に扉2cが取り付けら
れ、固定部2の後端には、後壁2bが形成されている。
固定部2の底板2aの上面には、中央部の左右(すなわ
ち、紙面直交方向の両側)に支え2dが相対向して立設
されている。
【0004】このうち、固定部2の前面から見て右側に
立設された支え2dの後方には、略L字形の支え20が立
設されている。この支え20の上部には、穴20aが形成さ
れ、支え20の上端の図5において左側(前面側)には、
略筒状のナット箱24の後端が固定されている。このナッ
ト箱24の内部には、略凸字状の筒形で内周に右ねじが形
成されたナット22が挿入され、このナット22の外周に
は、圧縮コイルばね23が圧縮された状態で遊嵌されてい
る。ナット22の後端面は、このナット22に螺合された後
述する操作棒3によって支え20の前面に押圧されてい
る。
【0005】一対の支え2dには、この支え2dの上部
に貫設されたピン27bを介して帯板状のレバー27の前端
が連結され、このレバー27の前端の上面には、後部が上
部となる傾斜部27が形成されている。さらに、レバー27
の後端には長円穴27eが形成され、この長円穴27eに
は、ピン27cが遊嵌している。
【0006】このピン27cには、後壁2bの前方に縦に
設けられたシャッタ取付棒28の下端が連結され、このシ
ャッタ取付棒28の上端は、後壁2bの上端前方に設けら
れた図示しない案内部によって、上下動自在に案内され
ている。
【0007】シャッタ取付棒28の中間部には、密着巻で
巻数の多いコイルばね29の下端が係止され、このコイル
ばね29の上端は、後壁2bの前方の天井部に係止されて
いる。シャッタ取付棒28の上部には、上部シャッタ25A
がシャッタ取付棒28の前面側に紙面直交方向に取り付け
られ、同じく、シャッタ取付棒28の下部には、上部シャ
ッタ25Aと同一品の下部シャッタ25Bが同じく紙面直交
方向に取り付けられている。
【0008】後壁2bの上部には、上部シャッタ25Aの
後方の位置に図示しない貫通穴が形成され、この貫通穴
には、エポキシ樹脂で略カップ状に注型成形された上部
主回路断路部8Aのフランジ部8aが後方から固定され
ている。この上部主回路断路部8Aの軸心の中間部から
後端には、銅棒で製作された導体8aがあらかじめ同軸
に埋設されている。
【0009】同様に、後壁2bの下部には、下部シャッ
タ25Bの後方の位置に図示しない貫通穴が形成され、こ
の貫通穴には、エポキシ樹脂で略カップ状に注型成形さ
れ上部主回路断路部8Aと同一品の下部主回路断路部8
Bのフランジ部8aが後方から固定されている。この下
部主回路断路部8Bの軸心の中間部から後端には、上部
主回路断路部8Aと同様に、銅棒で製作された導体8a
があらかじめ同軸に埋設されている。
【0010】一方、固定部2の底板2aの上面には、真
空遮断器を搭載した引出形遮断器の可動部(以下、単に
可動部という)21が前方から挿入されている。この可動
部21には、下端の左右前後に、車軸21d1,21d2がそ
れぞれ左右に突設され、これらの車軸21d1,21d2に
は、車輪6A,6Bがそれぞれ取り付けられている。
【0011】可動部21には、前面の左右に逆コ字状の取
手21aが取り付けられ、前面右側の下部には、ハンドル
4が着脱自在に取り付けられてる。このハンドル4の後
部には、このハンドル4の後方に前後に設けられ前述し
た操作棒3の前端の図示しない六角棒の前端部分が遊嵌
している。操作棒3の中間部は、可動部21の下部後端上
面に下端が固定された略L字形の支え21bの上端に形成
された図示しない丸穴を貫通している。
【0012】操作棒3には、支え21bの前後面に当接す
るようにピン21cが挿入され、操作棒3には、後部のピ
ン21cの後部から後端まで、右ねじのおねじ部3aが形
成されている。上述したナット22には、おねじ部3aの
後部が螺合し、可動部21が断路状態を示す図5では、お
ねじ部3aの後端面は、ナット22の後端面とほぼ面一と
なっている。
【0013】可動部21の後端には、上部に主回路断路部
11Aが後方に向けて突設され、この主回路断路部11Aの
下方には、この主回路断路部11Aと同一品の主回路断路
部11Bが突設されている。これらの主回路断路部11A,
11Bの軸心線は、後壁2bに取り付けられ前述した上部
主回路断路部8Aと下部主回路断路部8Bの軸心線と一
致するように、固定部2と可動部21は組み立てられてい
る。
【0014】このように構成された引出形遮断器におい
て、今、断路位置の可動部21を接続位置に挿入して、可
動部21の後部に突設された主回路断路部11A,11Bをそ
の後方の上部主回路断路部8Aと下部主回路断路部8B
の導体8aの前端にそれぞれ嵌合させるときには、ま
ず、ハンドル4のつまみ4aを把み右に廻して、操作棒
3を回転させる。
【0015】すると、この操作棒3の後部に形成された
おねじ部3aに螺合されたナット22が前方に移動して、
このナット22の前面がナット箱24の前端内側に当接す
る。更にハンドル4を右に廻すと、おねじ部3aの後端
は、穴20aを経てこの穴20aの後方に突出して、可動部
21は後方に移動する。
【0016】可動部21がわずかに後方に移動すると、こ
の可動部21の後部の車軸21d2に遊嵌されたローラ26の
後面がレバー27の前端上部に形成された傾斜部27aの前
端に当接する。更に可動部21が移動すると、レバー27は
ローラ26によって下方に押圧され、ピン27bを支点とし
て時計方向に揺動して、後端の長円穴27に遊嵌したピン
27cは、矢印Eに示すように下方に駆動される。
【0017】このレバー27の揺動に伴うピン27eの下降
によって、このピン27eに下端が連結されたシャッタ棒
28も下方に駆動され、上下のシャッタ25A,25Bも同様
に下方に駆動される。
【0018】ハンドル4の右回転によって、ローラ26の
位置が、傾斜部27aの上端となる位置まで可動部21が挿
入されて、図6で示すようにレバー27が水平状態になる
と、シャッタ25A,25Bの上端面は、図6で示すよう
に、その後方の上部主回路断路部8A、下部主回路断路
部8Bの前端の下端面とほぼ同一高さとなる。
【0019】したがって、この状態からハンドル4を更
に右に廻して、可動部21を後方に移動させると、上下の
主回路断路部11A,11Bは、上下のシャッタ25A,25B
の上方を通って、後方の上部主回路断路部8Aと下部主
回路断路部8Bの導体8aの前端にそれぞれ嵌合して、
可動部21は接続状態となる。
【0020】逆に、この接続状態の可動部21を断路位置
まで引き出すときには、ハンドル4を左に廻して操作棒
3を左に回転させ、おねじ部3aでナット22を支え20の
前面に押圧し、その反力が引き出す。なお、断路状態の
可動部21を更に引き出すときには、ハンドル4を更に左
に廻して、おねじ部3aの先端をナット15から抜き、図
示しない鎖錠部を外し、取手21aを把んで引き出す。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された引出形遮断器においては、シャッタ25A,25
Bの開閉動作の初期の移動のために、可動部21を前後方
向に移動させなければならないので、上下の主回路断路
部11A,11Bの先端と、この主回路断路部11A,11Bの
後方の上部主回路断路部8A及び下部主回路断路部8B
との間の距離が安全上必要な距離よりも長くなる。
【0022】すると、固定部2の前後方向の長さが長く
なり、この固定部2が収納された金属閉鎖形スイッチギ
ヤの箱体の奥行きが深くなるので、この金属閉鎖形スイ
ッチギヤが設置される受変電設備などの設置面積が増え
る。そこで、本発明の目的は、奥行きを減らして、金属
閉鎖形スイッチギヤの設置面積を減らすことのできる引
出形遮断器を得ることである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、固定部の後部にシャッタが設けられ、前方からの回
転操作で固定部に設けられた螺合部に後部が嵌合して可
動部を前後に駆動する操作棒が設けられた引出形遮断器
において、螺合部に駆動棒を突設し、シャッタに他端が
係合し、中間部が固定部に揺動自在に支持されたレバー
の片端を駆動棒に連結したことを特徴とする。
【0024】請求項2に記載の発明は、固定部の後部に
シャッタが設けられ、前方からの回転操作で固定部に設
けられた螺合部に後部が嵌合して可動部を前後に駆動す
る操作棒が設けられた引出形遮断器において、螺合部に
駆動棒を突設し、シャッタにワイヤを介して他端が接続
し、中間部が前記固定部に揺動自在に支持されたレバー
の片端を駆動棒に連結したことを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1に記載の発明においては、シャッタ
は、回転操作される操作棒の後端に従って前後に移動す
る螺合部に上端が嵌合し、揺動するレバーの下端で上下
に昇降する。
【0026】また、請求項2に記載の発明においては、
シャッタは、回転操作される操作棒の後面に従って前後
に移動する螺合部に上端が嵌合し揺動するレバーに係止
されたワイヤで上下に昇降する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の引出形遮断器の一実施例を図
面を参照して説明する。図1は、請求項1に記載の発明
の引出形遮断器の右側面図で、従来の図5に対応する図
である。
【0028】図1において、固定部2の後部の左右に
は、図示しない平面図では前後方向に長い長方形の凹部
2bが形成され、この凹部2bには、前後に環状のばね
座9bが固定されている。これらのばね座9bの内側に
は、巻数の多い圧縮コイルばね9の下端が遊嵌された状
態で立設されている。これらの圧縮コイルばね9の上端
面には、断面が逆U字状で図示しない平面図では円盤状
のばね受9aが載置されている。
【0029】固定部2の後部の左右には、略逆L字形の
シャッタ骨17Aが縦に設けられ、これらのシャッタ骨17
Aの外側は、固定部2の後部左右に立設された横断面U
字状の図示しない案内板に遊嵌している。シャッタ骨17
Aの下端面には、図1のC−C断面拡大図を示す図3
(a)のように、弧状の座ぐり部17bが形成され、この
座ぐり部17bの上端面17aには、前述したばね座9bと
同一品のばね座9aが下方から挿着されている。
【0030】各シャッタ骨17Aの下部には、前後の座ぐ
り部17bの上部に傾斜部17cが形成され、各シャッタ17
Aの背面の間には、上部にシャッタ5Aが図1の紙面直
交方向に固定され、各シャッタ骨17Aの中央部にも、シ
ャッタ5Aと同一品のシャッタ5Bが固定されている。
【0031】一方、固定部2aの上端中央部の後部に
は、図1のA−A断面拡大図を示す図2(a)、及びこ
の図2(a)の右側面図を示す図2(b)と、この図2
(b)のD−D断面図を示す図3(b)に示す操作部固
定側11が後方からボルト10aで固定されている。
【0032】この操作部固定側11は、固定部2に後端が
ボルト10aで固定された断面コ字状で筒状の案内筒10
と、この案内筒10の前端に六角穴付きボルト13aで固定
された環状の蓋13と、案内筒10の内部に挿入され断面が
略E字状の筒形で中央内面にめねじが形成されたナット
15と、このナット15の後方側に形成された環状の溝15a
の底部に前部が遊嵌され、案内筒10の後端に形成された
凹部10bの内側面に後端が遊嵌されて位置決めされた図
2(b)及び図3(b)では圧縮状態の圧縮コイルばね
16で構成されている。
【0033】このうち、案内筒10の図2(a)において
左右には、楕円穴10dが図2(b)に示すように形成さ
れ、案内筒10の凹部10bの中心部には、穴10cが形成さ
れている。また、ナット15の両側面には、駆動棒14A,
14Bの片側が挿入されろう付されている。案内筒10と楕
円穴10dの内面には、潤滑用のグリスが塗布されてい
る。
【0034】固定部2の後部左右には、図1で示すよう
にピン2cが内側に向けて片持梁状に突設されている。
これらのピン2cには、固定部2の左右の内側に立設さ
れた帯状板のレバー7Aの中間部が後述する操作棒3の
操作によって矢印B1,B2に示すように揺動自在に支
持されている。
【0035】このレバー7Aの上端には、楕円穴7aが
形成され、この楕円穴7aには前述した駆動棒14A,14
Bの他側が遊嵌している。レバー7Aの下端には、ピン
7bが固定され、このピン7bには、ローラ12が取り付
けられ、図1においてこのローラ12は、シャッタ骨17A
の下部に形成された傾斜部17cの上面の中央やや前方に
位置している。
【0036】一方、可動部1の下端前後には、車軸1d
1,1d2が従来の引出形遮断器と同様に設けられ、こ
の車軸1d1,1d2には、車輪6A,6Bがそれぞれ
挿着され、後方の車軸1d2の後面は、図1において、
シャッタ骨17Aの下部前端に当接している。
【0037】可動部1の前端左右には、取手1aがそれ
ぞれ固定され、可動部1の前端上部の中央部には、支え
1cが突設され、可動部1の後部上端中央部には、支え
1cが突設されている。これらの支え1b,1cには、
操作棒3が貫設され、この操作棒3の前部には、詳細省
略したピン3bが支え1bを挟むように、この支え1b
の前後部に挿入されている。
【0038】操作棒3の後部に形成されたおねじ部3a
の後端は、図2及び図3(b)に示すように、操作部固
定側11の蓋13を貫通してナット15の軸心に形成された右
ねじのめねじに螺合している。操作棒3の前端には、従
来と同様にハンドル4が着脱自在に挿着されている。
【0039】このように構成された引出形遮断器におい
て、今、断路位置の可動部1を接続位置に挿入して、可
動部1の後部に突設された主回路断路部11A,11Bをそ
の後方の上部主回路断路部8Aと下部主回路断路部8B
の導体8aの前端にそれぞれ嵌合させるときには、従来
と同様に、まず、ハンドル4のつまみ4aを把み右に廻
して、操作棒3を回転させる。
【0040】すると、この操作棒3の後部に形成された
おねじ部3aに螺合されたナット15が前方に移動する
が、このナット15の前方への移動の初期に、このナット
15の左右に片側が固定された駆動棒14A,14Bも前方に
移動し、この移動によってこの駆動棒14A,14Bの他端
に楕円穴7aを介して連結されたレバー7Aも、ピン2
bを軸に図1において反時計方向に揺動する。すると、
レバー7Aの下端のピン7bに取り付けられたローラ12
は、シャッタ骨17Aの傾斜部17cの上面を押圧しながら
後方に転動するので、シャッタ骨17Aはコイルばね9を
圧縮して押し下げられ、傾斜部17cの先端に縦に形成さ
れたストッパ部の上端が車軸1d2の下側まで押し下げ
られる。この状態で更にハンドル4を右に廻すと、おね
じ部3aの後端は、穴10cを経てこの穴10cの後方に突
出して、可動部1は更に後方に移動する。
【0041】可動部1が更に後方に移動すると、この可
動部21の後部の車軸21d2に遊嵌されたローラ12の下面
が、シャッタ骨17Aの前端上部に形成された傾斜部17c
を更に押圧しながら後方に転動して、上下のシャッタ5
A,5Bも同様に更に下方に駆動される。
【0042】ローラ26の位置が、傾斜部27aの上端とな
る位置まで可動部21が挿入されて、図6で示すようにシ
ャッタ27が水平状態になると、シャッタ5A,5Bの上
端面は、その後方の上部主回路断路部8A、下部主回路
断路部8Bの前端の下端面とほぼ同一高さとなる。
【0043】したがって、この状態からハンドル4を更
に右に廻して、可動部1を後方に移動させると、上下の
主回路断路部11A,11Bは、上下のシャッタ5A,5B
の上方を通過し、後方の上部主回路断路部8Aと下部主
回路断路部8Bの導体8aの前端にそれぞれ嵌合して、
可動部2は接続状態となる。
【0044】逆に、この接続状態の可動部1を断路位置
まで引き出すときには、従来と同様にハンドル4を左に
廻して操作棒3を左に回転させる。なお、断路状態の可
動部1を更に引き出すときには、ハンドル4を更に左に
廻して、おねじ部3aの先端をナット15から抜き、図示
しない鎖錠部を外し、取手1aを把んで引き出す。
【0045】したがって、このように構成された引出形
遮断器においては、シャッタ5A、5Bの開閉動作の初
期を、ハンドル4による操作棒3の回転動作と、この操
作棒3の回転動作に伴う操作部固定側のナット15の移動
だけで行い、可動部1の進退動作を行うことなく動作さ
せることができる。
【0046】その結果、シャッタ5A,5Bの初期の開
閉のための操作が容易になるだけでなく、シャッタ5
A,5Bの開閉動作のために可動部1を前後動させなく
てもよいので、可動部1の前後方向の長さを短縮するこ
とができ、この引出形遮断器が収納された金属閉鎖形ス
イッチギヤの奥行を減らすことができる。
【0047】なお、上記実施例において、操作部固定側
11を固定部2の上端中央部に設け、この操作部固定側11
のナット15の両側に固定部2の間口幅の約2分の1の長
さの駆動棒14A,14Bの片側をろう付した側で説明した
が、駆動棒14A,14Bの長さを短くして、その代りに、
レバー7Aの上部を可動部1の内側に略Z字状に90°に
折り曲げて、その先端に楕円穴7aを形成することで、
レバー7Aの駆動力の反力による駆動棒14A,14Bの曲
がりのおそれを解消してもよい。
【0048】さらに、操作部固定側11を、固定部2の右
側後端に設け、同じく、ハンドル4及び操作棒3も可動
部1の右端上部に設け、レバー7Aは右側だけとして上
端をU形とし、代りに、シャッタ骨17Aの側面または、
このシャッタ骨17Aの案内部に剛球が突き出た複数の小
形の軸受を上下に配置してシャッタ骨17Aの上下動作の
摩擦を減らしてもよい。
【0049】次に、図4は、請求項2に記載の発明の引
出形遮断器を示す右側面図である。図4においては、図
5で示したレバー27やナット箱24の代りに、図1及び図
2で示した操作部固定側11とリンク7Bを図1と同様に
設けたものである。また、図2(b)及び図3(b)で
示した圧縮コイルばね16の代りに、後端が後壁2bに固
定された一対の復帰ばね29が用いられ、リンク7Bの上
端には、固定部2の後部の内面に突設されたピン2dを
介して後端がシャッタ取付棒28の中間部に固定されたワ
イヤ18の前端が固定されている。この場合にも、図1と
同様に、ハンドル4の操作によって、可動部1を駆動す
ることなく、シャッタ5A、5Bを始動及び昇降させる
ことができる。
【0050】なお、上記実施例においては、可動部1に
は真空遮断器を搭載した側で説明したが、真空開閉器の
ときでも、また、高圧真空接触器のときでも同様に適用
できる。
【0051】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
固定部の後部にシャッタが設けられ、前方からの回転操
作で固定部に設けられた螺合部に後部が嵌合して可動部
を前後に駆動する操作棒が設けられた引出形遮断器にお
いて、螺合部に駆動棒を突設し、シャッタに他端が係合
し、中間部が固定部に揺動自在に支持されたレバーの片
端を駆動棒に連結することで、シャッタは、回転操作さ
れる操作棒の後端に従って前後に移動する螺合部に上端
が嵌合し、揺動するレバーの下端で上下に昇降させたの
で、奥行きを減らし、金属閉鎖形スイッチギヤの設置面
積を減らすことのできる引出形遮断器を得ることができ
る。
【0052】また、請求項2に記載の発明によれば、固
定部の後部にシャッタが設けられ、前方からの回転操作
で固定部に設けられた螺合部に後部が嵌合して可動部を
前後に駆動する操作棒が設けられた引出形遮断器におい
て、螺合部に駆動棒を突設し、シャッタにワイヤを介し
て他端が接続し、中間部が前記固定部に揺動自在に支持
されたレバーの片端を駆動棒に連結することで、シャッ
タは、回転操作される操作棒の後端に従って前後に移動
する螺合部に上端が嵌合し揺動するレバーに係止された
ワイヤで上下に昇降させたので、奥行きを減らし、金属
閉鎖形スイッチギヤの設置面積を減らすことのできる引
出形遮断器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の引出形遮断器の一実施
例を示す右側面図。
【図2】(a)は、図1のA−A断面拡大詳細図、
(b)は、(a)の右側面図。
【図3】(a)は、図1のC−C断面拡大詳細図、
(b)は、図2(b)のD−D断面図。
【図4】請求項2に記載の発明の引出形遮断器の一実施
例を示す右側面図。
【図5】従来の引出形遮断器の一例を示す右側面図。
【図6】従来の引出形遮断器の作用を示す右側面図。
【符号の説明】
1…引出形遮断器の可動部、2…引出形遮断器の固定
部、3…操作棒、4…ハンドル、5A,5B…シャッ
タ、6A,6B…車輪、7A,7B…レバー、8A…上
部主回路断路部、8B…下部主回路断路部、9,16…圧
縮コイルばね、10…案内筒、11…操作部固定側、12…ロ
ーラ、13…蓋、14A,14B…駆動棒、15…ナット、17
A,17B…シャッタ骨。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部の後部にシャッタが設けられ、前
    方からの回転操作で前記固定部に設けられた螺合部に後
    部が嵌合して可動部を前後に駆動する操作棒が設けられ
    た引出形遮断器において、前記螺合部に駆動棒を突設
    し、前記シャッタに他端が係合し、中間部が前記固定部
    に揺動自在に支持されたレバーの片端を前記駆動棒に連
    結してなる引出形遮断器。
  2. 【請求項2】 固定部の後部にシャッタが設けられ、前
    方からの回転操作で前記固定部に設けられた螺合部に後
    部が嵌合して可動部を前後に駆動する操作棒が設けられ
    た引出形遮断器において、前記螺合部に駆動棒を突設
    し、前記シャッタにワイヤを介して他端が接続し、中間
    部が前記固定部に揺動自在に支持されたレバーの片端を
    前記駆動棒に連結してなる引出形遮断器。
JP4304286A 1992-11-16 1992-11-16 引出形遮断器 Pending JPH06165323A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451372B1 (ko) * 2002-04-10 2004-10-06 엘지산전 주식회사 진공차단기용 크래들의 셔터 구동 장치
JP2011233310A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Toshiba Corp 真空遮断器
CN109524910A (zh) * 2018-11-29 2019-03-26 江苏南瑞帕威尔电气有限公司 一种用于铠装移开式金属开关柜的连锁装置
CN110797785A (zh) * 2019-11-06 2020-02-14 湖北量远电力能源股份有限公司 一种中置式铠装移开式金属封闭开关柜

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