JPH11162038A - 光磁気記録媒体から記録情報を読み取る装置及び方法 - Google Patents

光磁気記録媒体から記録情報を読み取る装置及び方法

Info

Publication number
JPH11162038A
JPH11162038A JP10056531A JP5653198A JPH11162038A JP H11162038 A JPH11162038 A JP H11162038A JP 10056531 A JP10056531 A JP 10056531A JP 5653198 A JP5653198 A JP 5653198A JP H11162038 A JPH11162038 A JP H11162038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
clock
clock signal
read
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10056531A
Other languages
English (en)
Inventor
Dae Young Kim
デ・ヨン・キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Electronics Inc
Original Assignee
LG Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Electronics Inc filed Critical LG Electronics Inc
Publication of JPH11162038A publication Critical patent/JPH11162038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10595Control of operating function
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10502Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing characterised by the transducing operation to be executed
    • G11B11/10515Reproducing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録媒体からエラー無しに記録情報を
読み取ることができる方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 クロック信号に同期する読取りビームを
光磁気記録媒体の書込マークに照射して光磁気記録媒体
から電気信号を検出しているときに、第1レベル値を有
する電気信号から第2レベル値を有する電気信号に移っ
たとき、その第2レベル値を有する電気信号と、その電
気信号に続いて検出される第2レベル値を有する電気信
号との信号のレベルの差を表す差信号を検出する。そし
て、その差信号を利用してクロック信号の位相制御信号
を生成し、その位相制御信号でクロック信号の早遅を調
整し、その調整されたクロック信号に基づいて読取りビ
ームスポットを生成させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体か
ら記録情報を読み取る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、高密度で書換え可能
な情報記録媒体として実用化されている。特に、希土類
と遷移金属との非晶質合金からなる記録層を用いた光磁
気記録媒体は優れた特性を示している。情報を記録する
方法の一例を簡略に説明する。レーザ光を波長程度の小
さなスポットにして光記録媒体面上に集光させ、記録層
の温度を150〜200℃程度に上昇させる。レーザ光
の加熱により記録媒体の温度がキュリー温度(Tc)以
上になると光記録媒体の該当部分では磁化現象が無くな
る。このとき、磁石を用いて一方向に直流バイアス磁界
を印加させておくと、加熱された部分が室温に戻るとき
磁化反転が起こりマーク(又はピット)が記録される。
【0003】以下、図1及び図2に基づきその記録過程
を説明する。図1は光磁気記録媒体に情報を記録する従
来装置の構成を示すブロック図であり、図2は図1の動
作を説明するためのタイミング図である。光ディスク上
にプリフォーマットされた情報に基づいてチャネルクロ
ック信号発生部9がチャネルクロック信号10を発生さ
せる。このチャネルクロック信号10に基づいてレーザ
駆動部11によりレーザダイオド1がパルス発光する。
このパルス状にされたレーザ光2は対物レンズ3により
光スポット4として光ディスク8上に照射される。その
間、データ信号発生装置6からの信号に基づいて光ディ
ス8の近傍に設けられた磁気ヘッド5が変調磁界7を形
成する。
【0004】図2に示すように、チャネルクロック信号
10の周波数を高くして光ディスク8面に光スポット4
を集光してパルス状に照射する。パルス状に発光された
レーザ光による光スポット4はチャネルクロック信号1
0に同期して光ディスク8に照射され、同時にデータ情
報に応じて変調磁界が加えられる。このようにして照射
された光スポットによってマークが光ディスク8に互い
に重畳されて記録される。この方法により、光スポット
4よりも小さなマーク長を有する磁気マークの記録が行
われる。この方法は、特開平1−292603に公開さ
れた、よく知られている技術である。
【0005】一方、このようにして光ディスクに記録さ
れた情報を読み取るための一方法としては、一定出力の
レーザ光をその波長程度まで集光させて光記録媒体の表
面上に照射する方法が知られている。この集光された光
スポットは光磁気記録媒体の表面で反射される。その反
射でレーザ光の偏光状態がカー効果により変化する。こ
の反射光の偏光状態の変化を光学的に検出することによ
り、記録媒体から磁化状態の記録情報を読み出すことが
できる。
【0006】しかし、図3に示すように、情報が光磁気
記録媒体上に高密度で記録されるに従って磁気マークの
長さが小さくなり、光スポットが磁気マークより大きく
なるため、読取り時の分解能力つまり解像度が問題とな
る。
【0007】最近、これを解決するべく超解像度技術が
試みられている。そのための一技術として多層膜間の交
換結合力を用いた磁気超解像(MSR: Magnetically
Induced Super Resolution)方法が紹介されている。磁
気超解像技術の一方法である面内磁化膜を用いた方式を
図4に示す。図4に示すように、光磁気記録媒体は、保
磁力が比較的に小さな読取り層と保磁力が比較的に大き
な書込み層との交換結合構造の2層膜から構成されてい
る。読取り層は室温では面内磁化膜であるが、所定温度
以上では磁化方向が変化して垂直磁化となる。書込み層
は情報を維持している垂直磁化膜からなっている。情報
の読取りのために光ビームが読取り層に照射されると、
光スポットの中心近傍の高温領域(図4でしきい値以上
の温度領域)における読取り層の磁化方向が面内磁化か
ら垂直磁化に変化し、極カー効果が表れる。すなわち、
読取り層の高温領域が書込み層の磁界方向に変わる。こ
れに対して周辺の低温領域では極カー現象が表れないた
め、書込み層の磁化がマスクされる。従って、読取りレ
ーザ光のパワーを適切に選択すると、光スポットの中心
近傍にあたる高温領域のみで記録情報が読み取られるた
め、超解像度の読取り動作が可能になる。
【0008】しかし、このように読取り層をマスクして
小さなマークを読み取る方法は、光スポット内の微妙な
温度分布を利用するため、光ディスクの回転速度の変動
及び読取り光のパワーの変動等の影響を受けて転写が不
充分になる。このため、搬送波対雑音比が充分に確保さ
れない。従って、エラー率が高くなり、ジッタが発生す
ることがあり、良質の読取り信号を確保することができ
ないという問題があった。
【0009】このような問題点を解決するための方法と
して、チャネルクロックに同期して読取り光をパルス状
に照射する方法が特開平4−325948号に開示され
ている。この方法によれば、エラー率を大幅に低くする
ことができる。光記録媒体から記録情報を読み取る装置
の一例を図5に示した。図6は図5に示す装置の動作を
示すタイミング図である。この読取り装置では、読取り
光としてレーザ光をパルス状に照射する方法を採る。ク
ロック発生器58からの読取りクロック信号に基づいて
パルス整形器57はパルス状の整形された信号を出力す
る。レーザ駆動部56は、この整形されたパルス状の信
号に応答してレーザダイオード55を駆動する。レーザ
ダイオード55からパルス状に発光されたレーザビーム
は、集光レンズ54及び対物レンズ52により光記録媒
体51上に集光される。光記録媒体51上に集光された
光スポットは反射され、再び対物レンズ52を介して第
1ビーム分割器53に入射される。第1ビーム分割器で
分割された反射光が第2ビーム分割器59へ入射する。
第2ビーム分割器は反射光のP偏光成分を透過し、S偏
光成分を反射する。
【0010】P偏光成分及びS偏光成分はそれぞれ第1
光検出器61と第2光検出器60に入射し、それぞれが
電気信号に変換される。この光電変換された電気信号は
差動増幅器62に入力し、増幅された後、図6に示す読
取り信号として出力される。読取り信号処理部63は差
動増幅器62の出力信号を処理して検出された記録情報
としてのビット信号、つまり2進信号を出力する。図6
cは図5の光記録媒体51に記録された書込みマークの
例を示す。図6cにおいてハッチングされたマークはハ
イレベルの2進信号を、白のままのマークはローレベル
の2進信号を表している。
【0011】しかし、上述したように、パルス化された
レーザビームを光磁気記録媒体に照射して光磁気記録媒
体から記録情報を読み取る際、光磁気ディスクの揺れ又
は外乱等によりパルス化されたレーザビームスポットが
書込みマークに正確に合わない場合が発生する。光スポ
ットと書込みマークが一致しないと、例えば図6のA領
域のように読取り光のレーザビームスポットが2つの磁
気領域つまり互いに異なるレベルを有する2つの書込み
マークにまたがって照射される。そのため、光磁気記録
媒体から読取り信号が正確に検出されない。図6のB領
域はレーザビームスポットが正確に1つの書込みマーク
のみを照射する場合を示している。したがって、図6d
に示すように、読取り信号がA領域ではハイ信号のレベ
ルとロー信号のレベルとのレベル差が少なくなり、読取
りエラーが発生する原因となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光磁
気記録媒体からエラー無しに記録情報を読み取ることが
できる方法及び装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、クロック信号
に同期する読取りビームを光磁気記録媒体の書込みマー
クに照射して光磁気記録媒体から電気信号を検出してい
るときに、第1レベル値を有する電気信号から第2レベ
ル値を有する電気信号に移ったとき、その第2レベル値
を有する電気信号と、その電気信号に続いて検出される
第2レベル値を有する電気信号との信号のレベルの差を
表す差信号を検出する。そして、その差信号を利用して
クロック信号の位相制御信号を生成し、その位相制御信
号でクロック信号の早遅を調整し、その調整されたクロ
ック信号に基づいて読取りビームスポットを生成させる
ことで光磁気記録媒体の書込みマークにスポットが正確
に照射されるようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図7〜図19に基づき本発
明の実施形態を詳細に説明する。図7は本実施形態の光
磁気記録媒体、つまり光ディスクから記録情報を読み取
る装置のブロック図である。図7において信号検出器7
00は、読取りビームが光磁気記録媒体としての光ディ
スク100へ照射され、ディスクからの反射光による記
録情報に対応する電気信号を検出する。基準信号検出器
1300はチャネルクロック信号を作るための基準信号
として電気信号に含まれている補助信号を検出する。こ
の補助信号はウォッブリング信号に含まれた同期信号又
はプレピット信号に該当する。
【0015】チャネルクロック発生器1400はその基
準信号を用いて書込み及び読取りのためのクロック信号
を作る。このクロック信号は、書込み時に磁界制御器6
00及びパルス整形器900に与えられ、読取り時には
パルス整形器900に入力される。この図7は、読取り
と書込みとを共に実行できる装置として示されており、
チャネルクロック発生器1400は書込み及び読取り時
に共通に使用される。又、図7の構成は、検出された記
録情報つまり検出された電気信号に含まれた補助信号に
基づいてクロック信号を発生するが、この補助信号無し
にチャネルクロック信号発生器1400自体内からチャ
ネルクロック信号を発生してもよい。
【0016】本実施形態は、上記のように読取りと書込
みとが可能な構成として示してあるが、本発明は、光磁
気記録媒体つまり光ディスク100から記録情報を読み
取る方法であるため、以下では読取りのみを説明する。
クロック信号発生器1400からのクロック信号がパル
ス整形器900に印加され、クロック信号に同期してパ
ルス信号が発生され、そのパルス信号が光制御器800
に印加される。光制御器800はそのパルス信号に基づ
いてレーザダイオード1700にパルス状の制御信号を
加え、レーザダイオードでパルス化されたレーザビーム
を発生させる。
【0017】そのパルス信号はサンプルホールド110
0の駆動信号としても入力される。駆動信号が印加され
ると、サンプルホールド1100は信号検出器700か
らの電気信号をサンプルして保持する。サンプルして保
持された電気信号はビット列検出器1200を通って読
取りビット信号に変換された後、読取り信号処理器19
00に印加される。読取り信号処理器1900は、入力
された読取りビット信号のエラー等を検出し且つ訂正す
る役割を果たす。
【0018】図7において、位相制御信号発生部150
0は、サンプルホールド1100からのアナログ電気信
号及びビット列検出部1200からの読取りビット信号
を入力してクロック信号の位相制御信号を作る。すなわ
ち、検出された電気信号が第1レベル値から第2レベル
値に遷移される際、その第2レベル値を有する電気信号
と連続的に検出される第2レベル値を有する電気信号と
を比較してそれら間の差値を検出する。次いで、検出さ
れた差値を用いてクロック信号の位相制御信号を求め
る。このように位相制御信号を求めるため、読取りビッ
ト信号及び電気信号はクロック信号の周期だけ(又は書
込みマークの幅だけ)少なくとも1回遅延させる。次い
で、少なくとも1回遅延された電気信号及び読取りビッ
ト信号と遅延前の信号を適切に処理することにより、レ
ーザビームスポットが光ディスク100の一書込みマー
クに正確に照射されるようにクロック信号又はパルス信
号の位相制御信号を求める。クロック信号発生器140
0は位相制御信号に基づいてクロック信号の周期を速く
又は遅く又は変化無しにクロック信号を発生させる。し
たがって、レーザビームスポットが光ディスク100の
書込みマークに正確に照射されないとき、クロック信号
の位相を制御することによりレーザビームのスポットと
書込みマークとの位置を正確に一致させることができ
る。図7における符号500は光ディスク100に磁界
を印加する磁気ヘッド、200は光ディスク100を回
転させるためのモータである。
【0019】図8は本発明の第1実施形態による読取り
装置の部分詳細回路図であり、図9〜図11は図8の各
部分からの波形を示す図である。図9はレーザビームス
ポットが光ディスクの書込みマークよりも速く発生する
場合を示し、図10はレーザビームスポットが光ディス
クの書込みマークと一致する場合を示し、図11はレー
ザビームスポットが光ディスクの書込みマークよりも遅
く発生する場合を示す。レーザダイオードからのレーザ
ビームが光ディスク100の書込みマークに照射される
と、信号検出器700はその光ディスク100から電気
信号を検出する。基準信号検出器1300は電気信号か
ら補助信号を検出してクロック信号発生器1400に供
給する。
【0020】図8においてクロック信号発生器1400
は入力された補助信号に基づいて一定周期を有するクロ
ック信号を作る。すなわち、補助信号が入力されると、
スライサー1401は補助信号をスライシングし、エッ
ジ検出器1402はそのスライシングされた信号のエッ
ジを検出する。一方、位相差検出器1403はエッジ検
出器1402の出力信号と分周器1407の出力信号と
の位相差を検出し、加算器1404は位相制御信号発生
部1500からの位相制御信号と位相差検出器1403
の出力信号とを加算する。低域通過フィルタ1405は
加算器1404の出力信号をフィルタリングした後出力
する。そのフィルタを通した加算器1404の出力信号
で電圧制御発振器1406が動作し、クロック信号とし
ての発振信号を出力する。分周器1407は、クロック
信号を一定の割合(1/M)に分周して、その分周され
た信号を位相差検出器1043の一方の入力として供給
する。
【0021】パルス整形器900はクロック信号に同期
してその信号をサンプルホールド1100へ駆動信号と
して加える。サンプルホールド1100は駆動信号が入
力されると、信号検出器700からの読取り信号つまり
アナログ電気信号をサンプルして保持する。サンプルホ
ールド1100の出力信号はビット列検出器1200で
読取りビット信号に変換される。ビット列検出器120
0の加算器1201はサンプルホールド1100の出力
信号と後述の他の入力信号とを加算する。加算器120
1の出力信号は比較器1203によりレベルスライシン
グされて読取りビット信号に変換される。読取りビット
信号は低域通過フィルタ1202によりフィルタリング
された後、加算器1201に前記した他の入力信号とし
て加えられる。
【0022】位相制御信号発生部1500は、ビット検
出器1200からの読取りビット信号とサンプルホール
ド1100からの信号をクロック信号の周期だけ遅延さ
せた後、その遅延された信号と遅延前の信号を適切に処
理することにより位相制御信号を生成する。これは、パ
ルス化されたレーザビームスポットが書込みマークに正
確に一致しない場合に、「ハイ」書込みマークに「ロ
ー」書込みマークが続いている箇所で、サンプルホール
ド1100の出力がハイレベルから直ちにローレベル
(最低レベル)に遷移されずに、ハイレベルとローレベ
ル両者の間のレベルが検出されるということと、レベル
差がレーザビームスポットと書込みマークとの不一致の
程度に比例するということを用いたものである。この位
相制御信号はレーザビームスポットと光ディスクの書込
みマークとの位置関係を示し、これらの位置が互いに異
なるときにこれらの位置を互いに一致させてやるための
信号である。言い換えれば、位相制御信号はレーザビー
ムスポットと書込みマークとを正確に一致させるための
信号である。前述したように、読取りビット信号とサン
プルして保持された電気信号とが入力されると、位相制
御信号発生部1500の遅延器1501は読取りビット
信号をクロック信号の一周期だけ遅延させる。
【0023】その後に続く論理演算部は読取りビット信
号と遅延された読取りビット信号を利用して第1駆動信
号と第2駆動信号とを生成する。この論理演算部は、読
取りビット信号と遅延された読取りビット信号の反転信
号を入力して第1駆動信号を出力する第1NORゲート
1503と、読取りビット信号の反転信号と遅延された
読取りビット信号を入力して第2駆動信号を出力する第
2NORゲート1502とから構成される。遅延器15
04は第1駆動信号をクロック信号の周期だけ再び遅延
させる。一方、アナログ遅延器1505はサンプルホー
ルド1100から出力された電気信号をクロック信号の
一周期だけ遅延させる。
【0024】差動増幅器1506は遅延器1505の出
力信号を反転端子(−)に、加算器1201を通ったサ
ンプルホールド1100のアナログ出力信号を非反転端
子(+)に入力する。差動増幅器1506の出力信号
は、アナログ遅延器1507により再びクロック信号の
周期だけ遅延され、サンプルホールド1509に入力さ
れるとともに、サンプルホールド1508に入力され
る。このサンプルホールド1508の駆動信号は第1駆
動信号を遅延させた信号で、サンプルホールド1509
の駆動信号は第2駆動信号である。すなわち、これらの
サンプルホールド1508、1509は第1駆動信号及
び第2駆動信号によって差動増幅器1506の出力信号
及びその遅延された出力信号をそれぞれサンプルして保
持する。演算増幅器1510は2つの非反転入力端子
(+)のみを有し、サンプルホールド1508、150
9の出力信号をそれぞれ非反転入力端子(+)へ入力す
る。演算増幅器1510の出力信号は低域通過フィルタ
1511によりフィルタリングされた後、スイッチ18
00を介してクロック信号発生器1400に入力され
る。位相制御信号発生部1500とクロック信号発生器
1400との間に設けられたスイッチ1800は書込み
端子(W)及び読取り端子(R)を有し、書込み時には
位相制御信号を書込み端子(W)を介して接地させ、読
取り時には位相読取り信号をクロック信号発生器140
0に供給する。
【0025】図9はレーザビームスポットが書込みマー
クよりも速く発生する場合における図8の各部分からの
波形を示す図である。図9では、読取りビームパルスつ
まりパルス化されたレーザビームスポットP0が書込み
マークよりも速く照射されている。信号検出器700に
より検出されたハイ又はローの書込みマークに対応する
読取り信号(つまり、アナログ電気信号)P1は、部分
的にローレベルより大きな値又はハイより小さな値を有
するようになる。信号P2はサンプルホールド1100
の出力信号、信号P3は比較器1203から出力される
読取りビット信号である。信号P4は差動増幅器150
6の出力信号、信号P5は差動増幅器1056の出力信
号P4をアナログ遅延器1507によりクロック信号の
一周期だけ遅延させた信号、信号P6は読取りビット信
号P3をクロック信号の一周期だけ遅延させた信号であ
る。信号P7、信号P8はそれぞれサンプルホールド1
508、1509を駆動させるための第1駆動信号及び
第2駆動信号であり、第1NORゲート1503及び第
2NORゲート1502によりそれぞれ生成される。こ
の際、2つのサンプルホールド1508、1509が同
時に駆動されるように、第1駆動信号は遅延器1504
によりクロック信号の周期だけ遅延された後サンプルホ
ールド1508に印加される。すなわち、図9に示すよ
うに、信号P2において位相差に該当する部分は、第1
駆動信号P7、第2駆動信号P8がそれぞれサンプルホ
ールド1508及びサンプルホールド1509に印加さ
れるに際して、これらサンプルホールド1508、15
09によって信号P4及び信号P5から信号P9のよう
に検出される。この信号P9が演算増幅器1510及び
低域通過フィルタ1511を経て信号P10として表れ
る。信号P10はマイナス値を有する。すなわち、クロ
ック信号が正常よりも速く発生するため、クロック信号
の発生がそれだけ遅くなるように位相制御信号はその遅
くするために必要な大きさのマイナス値を有するように
なる。
【0026】図10は書込みマークとレーザビームスポ
ットとが同期する場合を示す。したがって、信号P2で
は位相差部分がない。これにより、第1駆動信号P7及
び第2駆動信号P8が発生するに際してサンプルホール
ド1508、1509によりそれぞれ信号P4、P5か
ら検出される信号は、信号P9に示すように全てゼロ値
を有する。このため、位相制御信号P10の値はゼロに
なる。
【0027】図11は書込みマークよりもレーザビーム
スポットが遅い場合を示す。信号検出器700により検
出された電気信号P1はやはりハイレベルより小さな部
分又はローレベルより大きな部分を有する。サンプルホ
ールド1100の出力信号P2において位相差に相当す
る部分は、第1駆動信号P7及び第2駆動信号P8が発
生するに際してサンプルホールド1508及びサンプル
ホールド1509により信号P4、P5から信号P9の
ように検出される。ここで、書込みマークよりもクロッ
ク信号に同期するレーザビームスポットが遅く発生する
ため、クロック信号を速くするためにプラス信号が検出
される。信号P9が演算増幅器1510及び低域通過フ
ィルタ1511を順次に経ると、信号P10のようなプ
ラス値の位相制御信号が得られる。図9〜図11を参照
すると、サンプルホールド1100の出力信号がハイレ
ベルからローレベルへ遷移された直後のローレベル値
と、その次のローレベル値とを比較することにより位相
制御信号が求められる。
【0028】図12は本発明の第2実施形態による読取
り装置の部分詳細回路図である。図13〜図15は図1
2の各部分からの波形を示す。図13はレーザビームス
ポットが書込みマークより速く発生する場合を示し、図
14は書込みマークとレーザビームとが互いに同期する
場合を示し、図15はレーザビームが書込みマークより
遅く発生する場合を示す。図12の構成は、位相制御信
号発生部1500を除いては図8の構成と同様である。
このため、第2実施形態による位相制御信号発生部15
00のみを以下に説明する。
【0029】図12の位相制御信号発生部1500にお
いて、ビット列検出器1200から出力された読取りビ
ット信号P3は遅延器1512によりクロック信号の一
周期だけ遅延される。論理演算部は遅延された読取りビ
ット信号P5と遅延されない読取りビット信号P3を用
いて第1駆動信号P6及び第2駆動信号P7を作る。こ
の論理演算部は、読取りビット信号P3を反転させた信
号と遅延された読取りビット信号P5を入力して第1駆
動信号P6を出力する第1NORゲート1514と、遅
延された読取りビット信号P5を反転させた信号と読取
りビット信号P3を入力して第2駆動信号P7を出力す
る第2NORゲート1513とから構成される。遅延器
1515は第2駆動信号P7をクロック信号の一周期だ
け遅延させる。一方、アナログ遅延器1516はサンプ
ルホールド1100から出力される電気信号P2をクロ
ック信号の一周期だけ遅延させる。この遅延器1516
の出力信号P4は2つの経路を介してサンプルし保持さ
れる。すなわち、信号P4はサンプルホールド151
7、1518にそれぞれ入力される。サンプルホールド
1517、サンプルホールド1518は、それぞれ第1
駆動信号P6と遅延器1515により遅延された第2駆
動信号P7によって、遅延されたアナログ電気信号P4
をサンプルして保持する。これらサンプルホールド15
17、1518により検出された値は信号P8として表
れ、これらは差動増幅器1519により差動増幅され
る。このとき、第1駆動信号によりサンプルして保持さ
れた信号は差動増幅器1519の反転入力端子(−)
に、第2駆動信号によりサンプルして保持された信号は
差動増幅器1519の非反転入力端子(+)に入力され
る。増幅された信号は低域通過フィルタ1520により
フィルタリングされる。低域通過フィルタ1520の出
力信号P9は位相制御信号としてスイッチ1800を介
してクロック信号発生器1400に印加される。
【0030】前述したように、図13〜図15において
信号P0はパルス化されたレーザビームを、信号P1は
検出された読取り信号つまり電気信号を、信号P2はサ
ンプルホールド1100の出力信号を、信号P3はビッ
ト列検出器1200で変換された読取りビット信号を、
信号P4はクロック信号の一周期だけ遅延されたサンプ
ルホールド1100の出力信号を、信号P5はクロック
信号の一周期だけ遅延された読取りビット信号を、信号
P6は第1駆動信号を、信号P7は第2駆動信号を、信
号P8はサンプルホールド1517、1518により検
出された位相差信号を、信号P9は低域通過フィルタ1
520から出力される位相制御信号を指示する。
【0031】図13によれば、サンプルホールド110
0の出力信号P2で表れる位相差信号P8は、第1駆動
信号P6及び第2駆動信号P7が発生されるときサンプ
ルホールド1517、1518によりクロック信号の一
周期だけ遅延されたアナログ電気信号P4から検出され
る。この位相差信号P8は差動増幅器1519及び低域
通過フィルタ1520を経てマイナス値を有する位相制
御信号P9となる。これにより、クロック信号の発生が
遅くなるため、書込みマークとレーザビームとの位置を
一致させることができる。
【0032】図13〜図15によれば、光ディスク10
0から検出されたハイレベルの電気信号がローレベルに
遷移された後、その瞬間のローレベルと次のローレベル
値とを比較することにより、それらの差に対応する電気
信号の値をもってクロック信号の位相制御信号値を求め
るようになる。この位相制御信号によりクロック信号の
位相が制御されると、書込みマークとレーザビームとが
一致するようになるため、書込みマークから情報が正確
に検出される。
【0033】第1実施形態では、検出された電気信号が
遅延回路1505と1507とによってクロック信号の
一周期だけ2回遅延された信号から位相制御信号が求め
られる。これに対して第2実施形態では、1回遅延され
た電気信号から位相制御信号が求められる。しかし、基
本的に本発明は、前述したように、電気信号を検出して
いる間に例えば電気信号のレベル値がハイレベルからロ
ーレベルに遷移されると、その時のローレベル値を有す
る電気信号と光磁気媒体から検出される次のローレベル
値を有する電気信号とを比較する。その比較の結果得ら
れた差信号によりクロック信号の位相制御信号が得られ
る。
【0034】図16は本発明の第3実施形態による読取
り装置の部分詳細回路図である。図17〜図19は図1
6の各部分からの波形を示す図である。図16の回路
は、第1NORゲート1522、第2NORゲート15
23、演算増幅器1524を除いては第1実施形態の図
8と同様である。また、図8での演算増幅器1510は
2つの非反転入力端子を有するのに対して、図16の演
算増幅器1530は逆に2つの反転入力端子を有する。
図16の回路は、光ディスク100から検出された信号
のレベルがローレベルからハイレベルに遷移される場合
におけるクロック信号の位相制御信号を求めるために用
いられる。図16においてクロック信号発生器140
0、ビット列検出器1200の構成及び動作は図8と同
様であるため、その説明は省略する。
【0035】図16、図17〜図19において、位相制
御信号発生部1500の遅延器1521はビット列検出
器1200からの読取りビット信号P3をクロック信号
の一周期だけ遅延させる。論理演算部は前記読取りビッ
ト信号及び遅延器1521からの遅延された読取りビッ
ト信号P6を用いて第1駆動信号P7及び第2駆動信号
P8を求める。論理演算部は、読取りビット信号P3及
び遅延された読取りビット信号P6を反転させた信号を
入力して第1駆動信号を出力する第1NORゲート15
23と、読取りビット信号P3を反転させた信号及び遅
延された読取りビット信号P6を入力して第2駆動信号
P8を出力する第2NORゲート1522とから構成さ
れる。論理遅延器1524は第1NORゲート1523
からの出力信号をクロック信号の一周期だけ遅延させて
第1駆動信号P7を作る。
【0036】アナログ遅延器1525はサンプルホール
ド1100の出力信号P2をクロック信号の一周期だけ
遅延させ、差動増幅器1526はサンプルホールド11
00の出力信号P2を非反転入力端子(+)に入力し、
且つ遅延されたサンプルホールド1100の出力信号を
反転端子(−)に入力して差動増幅を行う。
【0037】差動増幅器1526の出力信号P4は遅延
器1527により再びクロック信号の一周期だけ遅延さ
れ、遅延された信号P5はサンプルホールド1529に
入力される。差動増幅器1526の出力信号P4は他の
サンプルホールド1528に入力される。サンプルホー
ルド1528、1529は、それぞれ第1駆動信号P7
及び第2駆動信号P8により入力された信号P4、P5
をサンプルして保持して信号P9のような位相差信号を
出力する。ここで、位相差信号とは、正常なクロック信
号の位相及び歪乱等に因り変更されたクロック信号の位
相間の差を意味する。この位相差信号P9は演算増幅器
1530の2つの反転入力端子(−)に入力される。演
算増幅器1530の出力信号は低域通過フィルタ153
1によりフィルタリングされた後位相制御信号P10と
してクロック信号発生器1400に提供される。
【0038】図17はクロック信号が書込みマークより
速く発生する場合を示す。図17の信号P2に示すよう
に、検出された電気信号がローレベルからハイレベルに
遷移された後、その時のハイレベルとそれに続くハイレ
ベルとを比較すると、これら2つの信号間に位相差信号
が存することが分かる。
【0039】前述したように、信号P0はクロック信号
に同期して発生するレーザビームパルス、信号P1は各
クロック信号毎に光ディスクの書込みマークから検出さ
れるアナログ電気信号、信号P2はアナログ電気信号を
サンプルして保持した信号、信号P3はアナログ電気信
号から得られる読取りビット信号、信号P4はアナログ
電気信号とクロック信号の一周期だけ遅延されたアナロ
グ電気信号との差信号、信号P5は差信号P4をクロッ
ク信号の一周期だけ遅延させた信号、信号P6は読取り
ビット信号P3をクロック信号の一周期だけ遅延させた
信号、信号P7はサンプルホールド1528を駆動させ
るための第1駆動信号、信号P8はサンプルホールド1
529を駆動させるための第2駆動信号、信号P9は信
号P4及び信号P5から得られる位相差信号、信号P1
0は位相差信号P9から得られる位相制御信号である。
上述した信号P2での位相差は、第1駆動信号P7、第
2駆動信号P8が印加されるに際してサンプルホールド
1528、1529によりそれぞれ信号P4、P5から
得られる。このようにして得られた位相差信号P9は演
算増幅器1530及び低域通過フィルタ1531を経な
がら位相制御信号P10となる。位相制御信号発生部1
500の演算増幅器1530の2つの入力端子が全部反
転入力端子(−)である理由は、位相差信号P9がプラ
ス値と表れるから、この値を位相制御信号P10のマイ
ナス値にするためである。
【0040】図17の場合は、クロック信号が該当書込
みマークより速く表れるため、クロック信号の発生を遅
くするべく発生した位相差だけマイナス値を有する位相
制御信号を提供すべきである。
【0041】図18は光ディスク100の書込みマーク
と読取りビームのレーザビームとが互いに一致する場合
を示す図である。信号P2を見ると、ローレベルからハ
イレベルに遷移された後、その時のハイレベルと次のハ
イレベルとを比較すると位相差が存しないことが分か
る。これにより、第1駆動信号P7、第2駆動信号P8
が発生されるに際してサンプルホールド1528、15
29により信号P4、P5からそれぞれ得られる位相差
信号P9はすべてゼロと表れる。ひいては、位相制御信
号P10もゼロである。
【0042】図19は光ディスク100の書込みマーク
にレーザビームスポットが遅く照射する場合を示す図で
ある。この場合は、クロック信号を現在より速く発生さ
せなければならない。従って、プラス値を有する位相制
御信号が要求される。図19の信号P2においてローレ
ベルからハイレベルに遷移された後、そのハイレベルと
次のハイレベルとの間に位相差に該当するレベル差値が
存する。このレベル差値に対応する位相差信号P9は、
第1駆動信号P7及び第2駆動信号P8が発生されるに
際してサンプルホールド1528、1529により信号
P4、P5から得られる。この位相差信号P9は演算増
幅器1530及び低域通過フィルタ1531を経ながら
プラス値を有する位相制御信号P10となる。信号P9
で位相差信号間の差はマイナス値を有するが、図16の
演算増幅器1530が反転入力端子(−)のみを有する
ため、位相制御信号P10はプラス値となる。プラス値
の位相制御信号P10がクロック信号発生器1400に
印加される際、クロック信号は書込みマークと一致する
べく以前より速く発生する。このため、光磁気記録媒体
からより正確に記録情報を読み取ることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光磁気記録媒体から記録情報を読み取る従来
装置を示す構成図。
【図2】 図1に示す装置の動作を説明するためのタイ
ミング図。
【図3】 光磁気記録媒体に高密度で記録された情報を
読み取る際の問題点を説明するための図。
【図4】 面内磁化膜を用いて記録情報を読取るMSR
技術を示す説明図。
【図5】 光磁気記録媒体から記録情報を読取る通常の
装置を示す構成図。
【図6】 図5に示す装置の動作を説明するためのタイ
ミング図。
【図7】 本発明の読取り装置を示す構成図。
【図8】 本発明の第1実施形態による図7の部分詳細
回路図。
【図9】 図8に示す装置の動作を説明するためのタイ
ミング図。
【図10】 図8に示す装置の動作を説明するためのタ
イミング図。
【図11】 図8に示す装置の動作を説明するためのタ
イミング図。
【図12】 本発明の第2実施形態による図7の部分詳
細回路図。
【図13】 図12に示す装置の動作を説明するための
タイミング図。
【図14】 図12に示す装置の動作を説明するための
タイミング図。
【図15】 図12に示す装置の動作を説明するための
タイミング図。
【図16】 本発明の第3実施形態による図7の部分詳
細回路図。
【図17】 図16に示す装置の動作を説明するための
タイミング図。
【図18】 図16に示す装置の動作を説明するための
タイミング図。
【図19】 図16に示す装置の動作を説明するための
タイミング図。
【符号の説明】
100…光ディスク、200…モータ、300…トラッ
クドライバ、400…フォーカスドライバ、500…磁
気ヘッド、600…磁界制御器、700…信号検出器、
800…光制御器、900…パルス整形器、1000…
遅延器、1100…サンプルホールド、1200…ビッ
ト列検出器、1300…基準信号検出器、1400…ク
ロック信号発生器、1500…位相制御信号発生器、1
600…書込み記録信号処理器、1700…レーザダイ
オード、1800…スイッチ、1900…読取り信号処
理器、1203…比較器、1201、1404…加算
器、1202、1511、1405、1520、153
1…低域通過フィルタ、1501、1504、150
5、1507、1512、1515、1516、152
1、1524、1525、1527…遅延器、150
2、1503、1513、1514、1522、152
3…NORゲート、1506、1510、1519、1
526、1530…演算増幅器、1508、1509、
1517、1518、1528、1529…サンプルホ
ールド、1401…スライサー、1402…エッジ検出
器、1403…位相差検出器、1406…電圧制御発振
器、1407…分周器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取られるときに第1レベルの電気信
    号となるマークと第2レベルの電気信号となるマークと
    を書き込まれた光磁気記録媒体から一定周期のクロック
    信号を用いてそこに書き込まれた情報を読み取る方法に
    おいて、 (a)クロック信号に同期する読取りビームスポットを
    光磁気記録媒体の書込みマークに照射して、書き込まれ
    たマークから第1レベル値を有する電気信号を検出する
    ステップと、 (b)第1レベル値の電気信号を出力するマークから第
    2レベル値の電気信号を有するマークにビームスポット
    が移ったときの第2レベル値を有する電気信号とそれに
    続いて検出される次の第2レベル値を有する電気信号と
    を比較してそれら間の差信号を求めるステップと、 (c)差信号を利用してクロック信号の位相制御信号を
    求めるステップと、 (d)読取りビームスポットが書込みマークに正確に照
    射されるよう、位相制御信号に基づいてクロック信号の
    位相を制御するステップと、を備えることを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 クロック信号に同期させてパルス信号を
    作るステップと、 パルス信号に基づいて前記読取りビームをパルス化する
    ステップと、 パルス信号を前記クロック信号の周期だけ遅延させるス
    テップと、 ステップ(c)で位相制御信号を求めるに先立って、遅
    延されたパルス信号に同期して検出された電気信号をサ
    ンプルし保持するステップと、を更に備えることを特徴
    とする請求項1記載の光磁気記録媒体から記録情報を読
    み取る方法。
  3. 【請求項3】 一定周期のクロック信号を発生する読取
    り装置を用いて光磁気記録媒体から記録情報を読み取る
    方法において、 (a)クロック信号に同期する読取りビームスポットを
    光磁気記録媒体の書込みマークに照射して光磁気記録媒
    体から電気信号を検出するステップと、 (b)その電気信号をクロック信号の一周期だけ遅延さ
    せるステップと、 (c)電気信号を非反転端子へ入力させると共に、遅延
    させた電気信号を反転端子へ入力して差動増幅させるス
    テップと、 (d)差動増幅された信号を再びクロック信号の一周期
    だけ遅延させるステップと、 (e)差動増幅された信号とその差動増幅された信号を
    遅延させた信号をそれぞれサンプルして保持するステッ
    プと、 (f)サンプルして保持された2つの信号を加算して増
    幅するステップと、 (g)加算増幅された信号をフィルタリングするステッ
    プと、 (h)フィルタリングされた信号をクロック信号の位相
    制御信号として出力するステップと、 (i)読取りビームスポットが書込みマークに正確に照
    射されるよう、位相制御信号に基づいてクロック信号の
    位相を制御するステップと、を備えることを特徴とする
    方法。
  4. 【請求項4】 クロック信号に同期するパルス信号を作
    るステップと、 パルス信号に基づいて光記録媒体に照射するための読取
    りビームをパルス化するステップと、 パルス信号をクロック信号の周期だけ遅延させるステッ
    プと、 前記ステップ(b)の前に、遅延されたパルス信号に同
    期して検出された電気信号をサンプルして保持させるス
    テップと、 サンプルして保持された信号をレベルスライシングして
    読取りビット信号を求めるステップと、 読取りビット信号をフィルタリングするステップと、 フィルタリングされた信号を前記サンプルして保持され
    た信号と加算するステップと、 加算された信号をレベルスライシングのための信号及び
    ステップ(c)の差動増幅のための信号として提供する
    ステップと、 を更に備えることを特徴とする請求項3記載の光磁気記
    録媒体から記録情報を読み取る方法。
  5. 【請求項5】 記読取りビット信号をクロック信号の周
    期だけ遅延させるステップと、 読取りビット信号と遅延された読取りビット信号とを論
    理演算して第1駆動信号及び第2駆動信号を求めるステ
    ップと、 第1駆動信号をクロック信号の周期だけ再度遅延させる
    ステップと、 遅延された第1駆動信号を前記ステップ(e)の差動増
    幅された信号をサンプルして保持させるための信号とし
    て、第2駆動信号をステップ(e)の遅延された差動増
    幅信号をサンプルして保持させるための信号としてそれ
    ぞれ提供するステップと、を更に備えることを特徴とす
    る請求項3記載の光磁気記録媒体から記録情報を読み取
    る方法。
  6. 【請求項6】 一定周期を有するクロック信号を生成す
    るるクロック信号発生器と、 クロック信号に同期して読取りビームスポットを光磁気
    記録媒体の書込みマークに照射する読取りビーム発生器
    と、 読取りビームが光磁気記録媒体の書込みマークに照射さ
    れて、その光磁気記録媒体から電気信号を検出する信号
    検出器と、 その電気信号を用いて読取りビット信号を求めるビット
    列検出器と、 電気信号を入力し、電気信号が第1レベル値から第2レ
    ベル値に移ったときの第2レベル値とそれに続いて検出
    される第2レベル値との差に対応する位相制御信号を生
    成し、それをクロック信号発生器に与えてクロック発生
    時期を調整し、ビームスポットをマークに一致させる位
    相制御信号発生器と、を備えることを特徴とする光磁気
    記録媒体から記録情報を読み取る装置。
  7. 【請求項7】 一定周期を有するクロック信号を生成す
    るクロック信号発生器と、 クロック信号発生器からのクロック信号に同期してパル
    ス信号を生成するパルス整形器と、 パルス信号に基づいてパルス化された読取りビームスポ
    ットを生成し、パルス化された読取りビームスポットを
    光磁気記録媒体の書込みマークに照射する読取りビーム
    発生器と、 パルス信号をクロック信号の一周期だけ遅延させる遅延
    器と、 読取りビームが光磁気記録媒体の書込みマークに照射さ
    れたときに光磁気記録媒体から電気信号を検出する信号
    検出器と、 遅延器の出力信号に同期して検出された電気信号をサン
    プルして保持するサンプルホールドと、 サンプルホールドの出力信号から読取りビット信号を得
    るビット列検出器と、 サンプルして保持された電気信号を入力し、そのサンプ
    ルして保持された電気信号のレベル値が第1レベル値か
    ら第2レベル値に移ったときの第2レベル値とそれに続
    いて検出される第2レベル値との差を用いてクロック信
    号の位相制御信号を生成し、これをクロック信号発生器
    に供給してクロック発生時期を調整し、ビームスポット
    をマークに一致させる位相制御信号発生器と、を備える
    ことを特徴とする光磁気記録媒体から記録情報を読み取
    る装置。
JP10056531A 1997-11-14 1998-03-09 光磁気記録媒体から記録情報を読み取る装置及び方法 Pending JPH11162038A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR60066/1997 1997-11-14
KR1019970060066A KR100239468B1 (ko) 1997-11-14 1997-11-14 광자기 기록매체로부터 기록 정보를 재생하는 방법 및 장치

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11162038A true JPH11162038A (ja) 1999-06-18

Family

ID=19524754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10056531A Pending JPH11162038A (ja) 1997-11-14 1998-03-09 光磁気記録媒体から記録情報を読み取る装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6014348A (ja)
JP (1) JPH11162038A (ja)
KR (1) KR100239468B1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3778399B2 (ja) * 1998-03-16 2006-05-24 富士通株式会社 光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法
US6653829B1 (en) 1999-09-17 2003-11-25 Delphi Technologies, Inc. Low cost approach to measuring high resolution rotary position of electric machines
WO2001020600A1 (en) * 1999-09-17 2001-03-22 Delphi Technologies, Inc. Method and apparatus for robust generation of an index pulse for an electric power steering system
US6486658B2 (en) 2000-02-16 2002-11-26 Delphi Technologies, Inc. Encoder for a permanent magnet sinusoidal brushless motor in an electric power steering system
US6868053B2 (en) * 2000-04-12 2005-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical information recording apparatus for stable recording
JP3639525B2 (ja) 2000-12-11 2005-04-20 三洋電機株式会社 ディスク装置
US6460649B2 (en) * 2001-02-16 2002-10-08 Delphi Technologies, Inc. Passive starting of a torque-ripple-free electric power steering system
EP1435090A2 (en) 2001-10-01 2004-07-07 Delphi Technologies, Inc. Method and apparatus for calibrating and initializing an electronically commutated motor
KR100938393B1 (ko) * 2002-12-06 2010-01-22 엘지전자 주식회사 고밀도 재생전용 광디스크와, 그에 따른 광디스크 장치 및방법
WO2003094158A1 (en) 2002-05-01 2003-11-13 Lg Electronics Inc. High-density read-only optical disc, and optical disc apparatus and method using the same
BR0305347A (pt) 2002-07-02 2004-10-05 Lg Electronics Inc Disco ótico de alta densidade e método para restrição de reprodução do disco ótico de alta densidade em um aparelho de disco ótico

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2650249B2 (ja) * 1987-01-12 1997-09-03 ソニー株式会社 光磁気ディスク再生装置
NL8800223A (nl) * 1987-04-21 1988-11-16 Philips Nv Systeem voor het registreren van een informatiesignaal, alsmede een registratiedrager en registratieinrichting voor toepassing in het systeem.
JP2669532B2 (ja) * 1988-05-20 1997-10-29 株式会社日立製作所 光ディスク装置
JPH04325948A (ja) * 1991-04-25 1992-11-16 Seiko Epson Corp 光磁気記録再生方法
JPH05303833A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Pioneer Electron Corp 記録媒体のデータ記録方法および再生方法
US5450381A (en) * 1992-07-07 1995-09-12 Sony Corporation Magneto-optical recording utilizing signal phase adjustment
JP3046515B2 (ja) * 1994-12-16 2000-05-29 シャープ株式会社 光情報記録再生装置の再生回路
US5629912A (en) * 1995-01-30 1997-05-13 Sony Corporation Focusing servo controlling apparatus
US5802031A (en) * 1997-01-28 1998-09-01 International Business Machines Corporation Programmable PPM/PWM writing system for optical disk

Also Published As

Publication number Publication date
US6014348A (en) 2000-01-11
KR100239468B1 (ko) 2000-01-15
KR19990039841A (ko) 1999-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2655682B2 (ja) 光磁気情報記録再生装置
US5485433A (en) Information recording method and apparatus for determining whether recording has been correctly performed
EP0552936A1 (en) Optical medium recording apparatus and method
KR960000826B1 (ko) 광 디스크 정보 기록 재생장치의 서보회로
JPH11162038A (ja) 光磁気記録媒体から記録情報を読み取る装置及び方法
JPH11353732A (ja) 光磁気記録再生方法及び装置
JPH10283689A (ja) 情報記録再生装置
JP2841317B1 (ja) 光磁気記録媒体から記録情報を再生する装置並びに方法
JP3286809B2 (ja) 光磁気記録媒体から記録情報を再生する装置及び方法
JP2000200450A (ja) 光磁気記録再生方法及び装置
JP3503764B2 (ja) 光磁気記録方法及び光磁気記録装置
US6205098B1 (en) Optical reproduction method and optical information apparatus
JPS6339138A (ja) レーザーパワー制御方法
US6614737B2 (en) Optical reproduction method and optical information device
JP2899477B2 (ja) 光ディスク装置
JP2998912B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP2935375B2 (ja) 光磁気記録再生装置
JPH08161788A (ja) 光学装置
JPH06176430A (ja) 光磁気記録再生装置
JPH05174502A (ja) 情報記録装置
JPH05225706A (ja) データ検出装置
JPH11306611A (ja) 光磁気記録媒体の判別回路と判別方法、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生装置。
JPH05144111A (ja) 情報記録再生装置
JPH10269644A (ja) 情報記録装置
JP2001056977A (ja) 光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050309

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080129