JPH11306611A - 光磁気記録媒体の判別回路と判別方法、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生装置。 - Google Patents

光磁気記録媒体の判別回路と判別方法、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生装置。

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JPH11306611A
JPH11306611A JP10635398A JP10635398A JPH11306611A JP H11306611 A JPH11306611 A JP H11306611A JP 10635398 A JP10635398 A JP 10635398A JP 10635398 A JP10635398 A JP 10635398A JP H11306611 A JPH11306611 A JP H11306611A
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magneto
signal
recording medium
optical recording
circuit
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JP10635398A
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English (en)
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直之 ▲高▼木
Naoyuki Takagi
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Kenichiro Mitani
健一郎 三谷
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光磁気記録媒体の種類を迅速に判別する光磁
気記録媒体の判別方法と判別回路、および再生装置、記
録装置、記録再生装置。 【解決手段】 光磁気記録媒体10または20に光ピッ
クアップ90によりレーザ光を照射し、磁気ヘッド14
4により交番磁界を印加して微小ドメインを記録する。
その後該状態でレーザ光を照射し光磁気記録媒体から検
出した再生信号を振幅検出回路139へ出力する。該回
路は再生信号の振幅を検出し制御回路140へ出力し、
制御回路は、入力振幅の周期的変化により光磁気記録媒
体の種類を判別し、タイミング設定回路141へ出力
し、該回路は制御信号に基づき、信号の記録再生のため
の磁界、レーザ光を印加照射する信号を生成し、レーザ
駆動回路142と磁気ヘッド駆動回路143へ出力す
る。これにより、光ピックアップ90と磁気ヘッド14
4は、判別した光磁気記録媒体に適したレーザ光を照射
し、磁界を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を垂直磁区に
より記録し、レーザ光もしくはレーザ光と磁界とを用い
て信号を再生する光磁気記録媒体の判別方法と判別回
路、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書き換え可能で、記
憶容量が大きく、且つ、信頼性の高い記録媒体として注
目されており、コンピュータメモリ等として実用化され
始めている。また、最近では、記録容量が6.0Gby
tesの光磁気記録媒体の規格化も進められ、実用化さ
れようとしている。かかる高密度な光磁気記録媒体から
の信号の再生は、レーザ光を照射することにより、光磁
気記録媒体の記録層の磁区を再生層へ転写すると共に、
その転写した磁区だけを検出できるように再生層に検出
窓を形成し、その形成した検出窓から転写した磁区を検
出するMSR(Magnetically Induc
ed Super resolution)法により行
われている。
【0003】また、光磁気記録媒体からの信号再生にお
いて交番磁界を印加し、レーザ光と交番磁界とにより記
録層の磁区を再生層へ拡大転写して信号を再生する磁区
拡大再生技術も開発されており、この技術を用いること
により14Gbytesの信号を記録および/または再
生することができる光磁気記録媒体も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MSR法によ
り信号を再生するときは光磁気記録媒体にレーザ光のみ
を照射し、磁区拡大により信号を再生するときは光磁気
記録媒体にレーザ光と磁界とを照射もしくは印加する。
また、MSR法により再生するときと磁区拡大により再
生するときとでは、光磁気記録媒体に照射するレーザ光
の強度が異なる。従って、装着された光磁気記録媒体が
MSR法により再生を行う光磁気記録媒体か磁区拡大に
より再生を行う光磁気記録媒体かを判別できないとき
は、最適な強度のレーザ光を設定できず、特に磁区拡大
により再生を行う場合は磁界が印加されないこともあ
り、迅速且つ正確な信号再生および信号記録が困難であ
るという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、かかる問題を解決し、
装着された光磁気記録媒体の種類を迅速に判別する光磁
気記録媒体の判別方法と判別回路、およびそれを用いた
再生装置、記録装置、記録再生装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る発明は、回転手段と、光学手段と、磁気手段
と、判別手段とを含む光磁気記録媒体の判別回路であ
る。回転手段は、光磁気記録媒体を回転させる。また、
光学手段は、光磁気記録媒体に、所定の信号を記録し、
また、その記録した信号の再生を行うレーザ光を照射す
る。
【0007】また、磁気手段は、光磁気記録媒体に、所
定の信号を記録し、また、その記録した信号の再生を行
う磁界を印加する。また、判別手段は、記録された所定
の信号を、磁気手段により光磁気記録媒体に磁界が印加
された状態で光学手段が検出した光信号に基づく光磁気
信号の振幅を検出し、その検出した振幅に基づいて光磁
気記録媒体の種類を判別する。
【0008】請求項1に記載された発明によれば、実際
に信号を記録した後、その記録した信号をレーザ光と磁
界とにより再生し、その再生した光磁気信号の振幅に基
づいて装着された光磁気記録媒体の種類を判別するの
で、装置に装着された光磁気記録媒体毎に確実に判別を
行うことができる。また、請求項2に係る発明は、回転
手段と、光学手段と、磁気手段と、判別手段とを含む光
磁気記録媒体の判別回路である。
【0009】回転手段は、所定の信号を記録した光磁気
記録媒体を回転させる。また、光学手段は、光磁気記録
媒体に信号の再生を行うレーザ光を照射する。また、磁
気手段は、光磁気記録媒体に信号の再生を行う磁界を印
加する。また、判別手段は、磁気手段により光磁気記録
媒体に磁界が印加された状態で光学手段が検出した光信
号に基づく光磁気信号の振幅を検出し、その検出した振
幅に基づいて光磁気記録媒体の種類を判別する。
【0010】請求項2に記載された発明によれば、予め
信号が記録された光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
磁界を印加して信号を再生し、その再生した光磁気信号
の振幅に基づいて光磁気記録媒体の種類の判別するの
で、迅速に判別を行うことができる。また、請求項3に
係る発明は、請求項1または請求項2に記載された判別
回路において、所定の信号は、レーザ光のみでは検出で
きない長さの信号である判別回路である。
【0011】請求項3に記載された発明によれば、光磁
気記録媒体の判別のために再生する信号はレーザ光のみ
では再生できない信号であるので、磁区拡大により信号
再生を行う光磁気記録媒体とそれ以外の光磁気記録媒体
とを確実に判別できる。また、請求項4に係る発明は、
請求項3に記載された判別回路において、光学手段が光
信号を検出する際に印加される磁界は、交番磁界である
判別回路である。
【0012】請求項4に記載された発明によれば、交番
磁界を印加した信号を再生するので、再生信号である光
磁気信号の振幅が周期的に変化するか否かにより光磁気
記録媒体の種類を判別できる。また、請求項5に係る発
明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の判
別回路において、判別手段は、演算回路と、振幅検出回
路と、制御回路とを含む。
【0013】演算回路は、光学手段が検出した光信号を
入力し、その光信号から光磁気信号を演算する。また、
振幅検出回路は、演算回路により演算された光磁気信号
を入力し、その光磁気信号の振幅の変化を検出する。ま
た、制御回路は、振幅検出回路が検出した振幅に基づい
て、その検出した振幅が変化しているときは第1の種類
の光磁気記録媒体と判別し、その検出した振幅が変化し
ていないときは第2の種類の光磁気記録媒体と判別する
動作を少なくとも行う。
【0014】請求項5に記載された発明によれば、光磁
気信号の振幅の変化の有無により光磁気記録媒体の種類
を判別できる。また、請求項6に係る発明は、請求項5
に記載された判別回路において、第1の種類の光磁気記
録媒体は、遷移金属リッチな磁性層を再生層に含む判別
回路である。
【0015】請求項6に記載された発明によれば、第1
の種類の光磁気記録媒体は遷移金属リッチな磁性層を再
生層に含むので、外部から印加された交番磁界に追従し
て再生層に転写された磁区が拡大/消去するので、磁区
拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体とそれ以外の
光磁気記録媒体とを確実に判別できる。また、請求項7
に係る発明は、請求項5に記載された判別回路におい
て、第1の種類の光磁気記録媒体は、遷移金属リッチな
磁性層を再生層に含み、第2の種類の光磁気記録媒体
は、希土類金属リッチな磁性層を再生層に含む判別回路
である。
【0016】請求項7に記載された発明によれば、第1
の種類の光磁気記録媒体は遷移金属リッチな磁性層を再
生層に含むので、外部から印加された交番磁界に追従し
て再生層に転写された磁区が拡大/消去し、第2の種類
の光磁気記録媒体は希土類金属リッチな磁性層を再生層
に含むので再生層に転写された磁区は外部から印加され
た交番磁界により磁区拡大が起こらず、再生信号を検出
できないので、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記
録媒体と磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒
体とを判別できる。
【0017】また、請求項8に係る発明は、請求項5に
記載の判別回路を含む光磁気記録媒体の再生装置であっ
て、磁気手段駆動回路と、レーザ駆動回路と、タイミン
グ設定回路とを含み、装着された光磁気記録媒体の判別
を行うと共に、判別した光磁気記録媒体に適した信号再
生を可能とする再生装置である。磁気手段駆動回路は、
磁気手段を駆動する。
【0018】また、レーザ駆動回路は、光学手段中の半
導体レーザを駆動する。また、タイミング設定回路は、
制御回路からの制御に基づいて、磁気手段駆動回路とレ
ーザ駆動回路とへ信号を出力する。また、制御回路は、
装着された光磁気記録媒体を第1の種類の光磁気記録媒
体と判別したとき、タイミング設定回路が、装着された
光磁気記録媒体に交番磁界を印加するための信号を磁気
手段駆動回路へ出力するとともに、装着された光磁気記
録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写されない強度の
レーザ光を生成するための信号をレーザ駆動回路へ出力
し、装着された光磁気記録媒体を第2の種類の光磁気記
録媒体と判別したとき、タイミング設定回路が、装着さ
れた光磁気記録媒体に磁界を印加しないための信号を磁
気手段駆動回路へ出力するとともに、装着された光磁気
記録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写される強度の
レーザ光を生成するための信号をレーザ駆動回路へ出力
するようにタイミング設定回路を制御する。
【0019】請求項8に記載された発明によれば、第1
の種類の光磁気記録媒体と第2の種類の光磁気記録媒体
とを判別し、その判別した光磁気記録媒体に適した信号
再生が可能である。また、請求項9に係る発明は、請求
項5に記載の判別回路を含む光磁気記録媒体の記録装置
であって、磁気手段駆動回路と、レーザ駆動回路とタイ
ミング設定回路とを含み、装着された光磁気記録媒体の
判別を行うと共に、判別した光磁気記録媒体に適した信
号記録を可能とする記録装置である。
【0020】磁区手段駆動回路は、磁気手段を駆動す
る。また、レーザ駆動回路は、光学手段中の半導体レー
ザを駆動する。また、タイミング設定回路は、制御回路
からの制御と記録信号に基づいて、磁気手段駆動回路と
レーザ駆動回路とへ信号を出力する。また、制御回路
は、装着された光磁気記録媒体を第1の種類の光磁気記
録媒体と判別したとき、タイミング設定回路が、記録信
号を重畳した第1の周波数を有する交番磁界を装着され
た光磁気記録媒体に印加するための信号を磁気手段駆動
回路へ出力するとともに、所定強度のレーザ光を生成す
るための信号をレーザ駆動回路へ出力し、装着された光
磁気記録媒体を第2の種類の光磁気記録媒体と判別した
とき、タイミング設定回路が、記録信号を重畳した第1
の周波数より低周波数の第2の周波数を有する交番磁界
を装着された光磁気記録媒体に印加するための信号を磁
気手段駆動回路へ出力するとともに、所定強度のレーザ
光を生成するための信号をレーザ駆動回路へ出力するよ
うにタイミング設定回路を制御する。
【0021】請求項9に記載された発明によれば、第1
の種類の光磁気記録媒体と第2の種類の光磁気記録媒体
とを判別し、その判別した光磁気記録媒体に適した交番
磁界、レーザ光を設定して信号記録ができる。また、請
求項10に係る発明は、請求項5記載の判別回路を含む
光磁気記録媒体の記録再生装置であって、磁気手段駆動
回路と、レーザ駆動回路と、タイミング設定回路とを含
み、装着された光磁気記録媒体を判別し、その判別した
光磁気記録媒体に信号の記録および再生を行うことがで
きる記録再生装置である。
【0022】磁気手段駆動回路は、磁気手段を駆動す
る。また、レーザ駆動回路は、光学手段中の半導体レー
ザを駆動する。また、タイミング設定回路は、制御回路
からの制御に基づいて、磁気手段駆動回路とレーザ駆動
回路とへ信号を出力する。また、制御回路は、記録時
に、装着された光磁気記録媒体を第1の種類の光磁気記
録媒体と判別したとき、タイミング設定回路が、記録信
号を重畳した第1の周波数を有する交番磁界を装着され
た光磁気記録媒体に印加するための信号を磁気手段駆動
回路へ出力するとともに、所定強度のレーザ光を生成す
るための信号をレーザ駆動回路へ出力し、装着された光
磁気記録媒体を第2の種類の光磁気記録媒体と判別した
とき、タイミング設定回路が、記録信号を重畳した前記
第1の周波数より低周波数の第2の周波数を有する交番
磁界を光磁気記録媒体に印加するための信号を磁気手段
駆動回路へ出力するとともに、所定強度のレーザ光を生
成するための信号をレーザ駆動回路へ出力するようにタ
イミング設定回路を制御し、また、再生時に、装着され
た光磁気記録媒体を第1の種類の光磁気記録媒体と判別
したとき、タイミング設定回路が、装着された光磁気記
録媒体に交番磁界を印加するための信号を磁気手段駆動
回路へ出力するとともに、装着された光磁気記録媒体の
記録層から再生層へ磁区が転写されない強度のレーザ光
を生成するための信号をレーザ駆動回路へ出力し、装着
された光磁気記録媒体を第2の種類の光磁気記録媒体と
判別したとき、タイミング設定回路が、装着された光磁
気記録媒体に磁界を印加しないための信号を磁気手段駆
動回路へ出力するとともに、装着された光磁気記録媒体
の記録層から再生層へ磁区が転写される強度のレーザ光
を生成するための信号をレーザ駆動回路へ出力するよう
にタイミング設定回路を制御する。
【0023】請求項10に記載された発明によれば、装
着された光磁気記録媒体の種類を判別し、その判別した
光磁気記録媒体に適した交番磁界の周波数、レーザ光の
強度を設定して信号の記録および再生を行うことができ
る。また、請求項11に係る発明は、光磁気記録媒体に
レーザ光を照射し、磁界を印加して所定の信号を記録し
た後、その記録した信号をレーザ光と磁界とにより再生
し、その再生した光磁気信号の振幅が変化するときは第
1の種類の光磁気記録媒体と判別し、その再生した光磁
気信号の振幅が変化しないときは第2の種類の光磁気記
録媒体と判別する光磁気記録媒体の判別方法である。
【0024】請求項11に記載された発明によれば、装
着された光磁気記録媒体に信号を記録した後、その記録
した信号を磁界とレーザ光とにより再生し、再生した光
磁気信号の振幅が変化するか否かにより光磁気記録媒体
の種類を判別するので、装着された光磁気記録媒体毎に
確実に判別を行うことができる。また、請求項12に係
る発明は、所定の信号を記録した光磁気記録媒体にレー
ザ光を照射し、磁界を印加して前記所定の信号を再生
し、その再生した光磁気信号の振幅が変化するときは第
1の種類の光磁気記録媒体と判別し、その再生した光磁
気信号の振幅が変化しないときは第2の種類の光磁気記
録媒体と判別する光磁気記録媒体の判別方法である。
【0025】請求項12に記載された発明によれば、予
め記録された信号を磁界とレーザ光とにより再生し、そ
の再生した光磁気信号の振幅が変化するか否かにより光
磁気記録媒体の種類を判別するので、より迅速な光磁気
記録媒体の判別が可能である。また、請求項13に係る
発明は、請求項11または請求項12に記載された判別
方法において、所定の信号は、レーザ光のみでは再生す
ることができない信号である判別方法である。
【0026】請求項13に記載された発明によれば、光
磁気記録媒体の判別用に記録される信号はレーザ光のみ
では再生できない信号であるので、磁区拡大により信号
再生を行う光磁気記録媒体とその以外の光磁気記録媒体
とを確実に判別できる。また、請求項14に係る発明
は、光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、磁界を印加し
て信号再生を行った場合に、光磁気信号を検出できるか
否かにより光磁気記録媒体を判別する判別回路である。
【0027】請求項14に記載された発明によれば、光
磁気信号の検出の有無により容易に光磁気記録媒体を判
別できる。また、請求項15に係る発明は、判別回路
と、設定駆動回路とを少なくとも含む光磁気記録媒体の
記録再生装置である。判別回路は、光磁気記録媒体にレ
ーザ光を照射し、磁界を印加して信号再生を行った場合
に、光磁気信号の有無により光磁気記録媒体を判別す
る。
【0028】また、設定駆動回路は、判別回路の判別結
果に基づいて、光磁気記録媒体に適した信号の記録およ
び/または再生を行うための磁界および/またはレーザ
光を設定する。請求項15に記載された発明によれば、
装着された光磁気記録媒体を判別し、その判別した光磁
気記録媒体に適した信号の記録および/または再生が可
能である。
【0029】また、請求項16に係る発明は、判別回路
と、設定駆動回路とを少なくとも含む光磁気記録媒体の
再生装置である。判別回路は、光磁気記録媒体にレーザ
光を照射し、磁界を印加して信号再生を行った場合に、
光磁気信号の有無により光磁気記録媒体を判別する。ま
た、設定駆動回路は、判別回路の判別結果に基づいて、
光磁気記録媒体に適した信号の再生を行うための磁界お
よび/またはレーザ光を設定する。
【0030】請求項16に記載された発明によれば、装
着された光磁気記録媒体を判別し、その判別した光磁気
記録媒体に適した信号の再生が可能である。また、請求
項17に係る発明は、判別回路と、設定駆動回路とを少
なくとも含む光磁気記録媒体の記録装置である。判別回
路は、光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、磁界を印加
して信号再生を行った場合に、光磁気信号の有無により
光磁気記録媒体を判別する。
【0031】また、設定駆動回路は、判別回路の判別結
果に基づいて、光磁気記録媒体に適した信号の記録を行
うための磁界およびレーザ光を設定する。請求項17に
記載された発明によれば、装着された光磁気記録媒体を
判別し、その判別した光磁気記録媒体に適した信号の記
録が可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。本発明が判別の対象とする光磁気記録媒
体は、磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒体
と磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体とであ
る。図1を参照して、磁気超解像により信号再生を行う
光磁気記録媒体10の平面構造を説明する。光磁気記録
媒体10は、グルーブ4とランド5とを交互に形成した
トラック構造を有し、グルーブ4とランド5とには、周
期的に不連続な領域3が存在する。また、アドレス領域
1にはグルーブ4の両側の壁にウォブルでアドレス情報
が記録されており、その結果、ランド5の両側にもウォ
ブルが設けられることになり、レーザ光がグルーブ4、
ランド5のいずれを走行する場合にもアドレス情報を検
出できるようになっている。更に、データ領域2のグル
ーブ4の両側にはウォブルが設けられていない。前記不
連続な領域3は、グルーブ4、ランド5に照射されたレ
ーザ光の反射光を検出することにより、その位置を検出
することができ、この不連続な領域3を検出して光磁気
記録媒体10に信号を記録または再生するときの同期信
号として用いられている。通常、同期信号の周波数は2
0MHz程度である。
【0033】一方、図2を参照して、磁区拡大により信
号再生を行う光磁気記録媒体20の平面構造も、光磁気
記録媒体10と同様に、グルーブ24とランド25とか
ら成るトラック構造を有し、グルーブ24とランド25
とには周期的に不連続な領域23が存在する。また、ア
ドレス領域21にはグルーブ24の両側の壁にウォブル
でアドレス情報が記録されており、その結果、ランド2
5の両側にもウォブルが設けられることになり、レーザ
光がグルーブ24、ランド25のいずれを走行する場合
にもアドレス情報を検出できるようになっている。更
に、データ領域22のグルーブ24の両側の壁にはウォ
ブルが形成されていない。光磁気記録媒体20において
も、不連続な領域23は周期的に設けられているため、
それをレーザ光により検出して、信号の記録または再生
を行う同期信号として用いる。光磁気記録媒体20に設
けられた不連続な領域23の間隔は、光磁気記録媒体1
0に設けられる不連続な領域3の間隔より短いため、不
連続な領域23を基にして生成される同期信号の周波数
は、光磁気記録媒体10の場合よりも高く、その値は、
上記第2の周波数の1.1〜4.0倍の値である。
【0034】図3を参照して、磁気超解像により信号再
生を行う光磁気記録媒体10の再生動作を説明する。光
磁気記録媒体10は、原則として記録層11と再生層1
2とから成り、再生層12側から照射されたレーザ光に
より再生層12に温度分布を持たせ、検出用窓を形成
し、その形成した検出用窓から、記録層11の各磁区を
再生層12に転写させて信号を再生するものである。記
録層11は、TbFeCoから成り、再生層12はGd
FeCoから成る。磁気超解像により信号再生を行う光
磁気記録媒体10の再生層12に用いる磁性材料として
は、希土類金属であるGdの含有量が遷移金属であるF
eCoの含有量より多い組成である。かかる組成の磁性
材料を希土類金属リッチな磁性材料という。
【0035】図4を参照して、磁区拡大により信号再生
を行う光磁気記録媒体20の再生動作を説明する。光磁
気記録媒体20は、原則として記録層27、非磁性層2
8、および再生層29から成り、レーザ光と外部磁界と
により記録層27の磁区を非磁性層28を介して静磁結
合により再生層29に拡大転写させて信号を再生するも
のである。記録層27は、TbFeCoから成り、再生
層29はGdFeCoから成る。磁区拡大により信号再
生を行う光磁気記録媒体20の再生層29に用いる磁性
材料としては、遷移金属であるFeCoの含有量が希土
類金属であるGdの含有量より多い組成である。かかる
組成の磁性材料を遷移金属リッチな磁性材料という。
【0036】上記説明したように、磁気超解像により信
号再生を行う光磁気記録媒体10に用いる再生層12は
希土類金属リッチな磁性材料から成り、磁区拡大により
信号再生を行う光磁気記録媒体20に用いる再生層29
は遷移金属リッチな磁性材料からなる。その結果、光磁
気記録媒体10の再生層12に用いる磁性材料と光磁気
記録媒体20の再生層29に用いる磁性材料とには、図
5に示すような磁性特性の相違が見られる。即ち、遷移
金属リッチな磁性材料は、曲線51で示すように保磁力
が温度上昇と共に小さくなり、希土類金属リッチな磁性
材料は、曲線52で示すように保磁力が温度上昇と共に
大きくなる。従って、光磁気記録媒体から信号再生を行
う150℃程度の温度においては希土類金属リッチな磁
性材料の保磁力は1000Oe程度、遷移金属リッチな
磁性材料の保磁力は500Oe程度であり、希土類金属
リッチな磁性材料の方が保磁力が大きいため、希土類金
属リッチな磁性材料を再生層に含む光磁気記録媒体10
においては、記録層11から再生層12に転写された磁
区が外部磁界により拡大することはない。一方、信号の
再生温度である150℃程度で保磁力が小さくなる遷移
金属リッチな磁性材料を再生層に含む光磁気記録媒体2
0においては、記録層27から再生層29へ非磁性層2
8を介して静磁結合により転写された磁区は外部磁界に
より十分拡大する。
【0037】そこで、本願発明においては、レーザ光と
外部磁界とにより記録層の磁区を再生層に拡大転写しな
ければ再生できない信号を光磁気記録媒体に記録し、そ
の後、その記録した信号をレーザ光と外部磁界とにより
磁区拡大再生できるか否かにより光磁気記録媒体の種類
を判別する。つまり、磁気超解像により信号再生を行う
光磁気記録媒体10は、その再生層12に希土類金属リ
ッチな磁性材料を含むため磁区拡大再生を行うことがで
きず、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体2
0は、その再生層29に遷移金属リッチな磁性材料を含
むため磁区拡大再生を行うことができる。その結果、記
録した信号をレーザ光と外部磁界とにより再生できるか
否かで光磁気記録媒体10と光磁気記録媒体20とを判
別できる。また、本願においては、光磁気記録媒体20
を第1の種類の光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体10
を第2の種類の光磁気記録媒体と言う。
【0038】図6を参照して、本願発明により光磁気記
録媒体を判別するフローチャートを説明する。ステップ
S1で判別動作がスタートすると、ステップS2で微小
ドメインが装着された光磁気記録媒体10または20に
記録される。その後、所定強度のレーザ光と、所定強
度、所定周波数の交番磁界とが光磁気記録媒体10また
は20に照射、印加され(S3、S4)、再生信号が検
出される(S5)。ステップS6で再生信号の振幅が変
化しているか否かが判断され、振幅が変化していれば、
第1の種類の光磁気記録媒体と判別され(S7)、振幅
が変化していなければ第2の種類の光磁気記録媒体と判
別される(S8)。ステップS7またはステップS8の
後に判別動作は終了する(S9)。
【0039】また、本願においては、予め微小ドメイン
が記録された光磁気記録媒体からレーザ光と交番磁界と
により信号再生を行い、再生信号の振幅が変化するか否
かにより装着された光磁気記録媒体の種類を判別しても
よい。この場合は、図6に示すフローチャートにおいて
は、スタート(S1)した後、ステップS3へ飛び、そ
こから上記説明したのと同じ動作により光磁気記録媒体
の判別動作が行われる。
【0040】図7を参照して、図6のフローチャートに
おけるステップS2の微小ドメインの記録について詳細
に説明する。光磁気記録媒体10または20に微小ドメ
インを記録するために必要な交番磁界を生成するため
に、後述するタイミング設定回路から出力されたパルス
信号(7A)に基づいて、交番磁界(7B)が生成さ
れ、光磁気記録媒体10または20に印可される。ま
た、10mW程度の強度を有するレーザ光を生成するた
めの信号(7C)がタイミング設定回路から出力され、
信号(7C)に基づいて10mW程度の強度を有するレ
ーザ光が生成され、光磁気記録媒体10または20に照
射される。そして、レーザ光と交番磁界(7B)とによ
り微小ドメイン70が一定の間隔で光磁気記録媒体10
または20のグルーブ4、24またはランド5、25に
形成される。ドメイン70の長さは、0.05〜0.2
μmの範囲であり、レーザ光を照射して再生層に転写し
ただけでは再生できない長さのドメインである。また、
光磁気記録媒体10または20に印加する交番磁界の強
度は±200Oeであり、周波数は、10〜40MHz
の範囲である。
【0041】図8を参照して、図6のフローチャートに
おけるステップS3からステップS7、S8までの動作
を詳細に説明する。上記記録した微小ドメイン70を再
生するために必要な交番磁界(8B)と・・・mW程度
の強度を有するレーザ光とを、生成するために、後述す
るタイミング設定回路からパルス信号(8A)と信号
(8C)とが出力され、パルス信号(8A)に基づいて
交番磁界(8B)が生成され、信号(8C)に基づいて
1.5mW程度の強度を有するレーザ光が生成される。
そして、装着された光磁気記録媒体が磁区拡大により信
号再生を行う光磁気記録媒体20であるときは、振幅が
周期的に変化する再生信号(8D)が検出され、装着さ
れた光磁気記録媒体が磁気超解像により信号再生を行う
光磁気記録媒体10であるときは、振幅が変化しない再
生信号(8E)が検出される。検出された再生信号の振
幅が周期的に変化するか否かは、同期信号の半周期毎に
タイミングを有するタイミング信号(8F)に基づいて
行われる。即ち、タイミング信号(8F)の各タイミン
グにおける振幅を検出し、それが周期的に変化するか否
かにより行う。光磁気記録媒体20から検出される再生
信号(8D)においては、タイミング80における振幅
が大きく、タイミング81における振幅が小さく、振幅
の大小が交互に繰り返し検出されることから、振幅が周
期的に変化する再生信号であると解る。一方、光磁気記
録媒体10から検出される再生信号(8E)において
は、各タイミングにおける振幅が変化しないので、検出
された信号は振幅が変化しない再生信号であることが解
る。
【0042】図9を参照して、光磁気記録媒体10また
は20にレーザ光を照射し、その反射光を検出して信号
の記録、および再生を行う光ピックアップ90について
説明する。光ピックアップ90は、半導体レーザ91
と、コリメータレンズ92と、ハーフミラー93と、対
物レンズ94と、ウォラストンプリズム95と、集光レ
ンズ96と、光検出器97とを備える。半導体レーザ9
1は、波長650nm(許容誤差±15nm)のレーザ
光を生成する。コリメータレンズ92は、半導体レーザ
91により生成されたレーザ光を平行光にする。ハーフ
ミラー93は、コリメータレンズ92からのレーザ光を
透過し、光磁気記録媒体10または20からの反射光の
半分を90度の方向に反射する。対物レンズ94は、レ
ーザ光を光磁気記録媒体10または20に集光照射す
る。ウォラストンプリズム95は、ハーフミラー93か
らの反射光をP偏光成分、S偏光成分、およびP偏光と
S偏光とが混在した成分に分離する。集光レンズ96
は、ウォラストンプリズム95で分離された3つの成分
を集光する。光検出器97は、3つの成分のレーザ光を
検出する。この3つの成分のレーザ光のうち、P偏光成
分のレーザ光98とS偏光成分のレーザ光99の強度差
が光磁気信号として検出され、P偏光とS偏光とが混在
した成分のレーザ光100の強度は、トラッキングサー
ボとフォーカスサーボ用の信号、および上記不連続な領
域3、23の検出用信号として検出される。
【0043】図10を参照して、光検出器97の平面構
造について詳細に説明する。光検出器97は、矢印10
1で示す方向が光磁気記録媒体10、20のトラッキン
グ方向になり、矢印102で示す方向が光磁気記録媒体
10、20のトラック方向になるように配置されてい
る。また、光検出器97は、6つの光検出領域106
A、106B、106C、106D、106E、106
Fに分割されており、前記レーザ光98は領域106E
で、レーザ光99は領域106Fで、レーザ光100は
領域106A、106B、106C、106Dで、それ
ぞれ、検出される。レーザ光100は、4つの領域10
6A、106B、106C、106Dで検出されるが、
光磁気記録媒体10、20の不連続な領域3、23は、
各領域106A、106B、106C、106Dで検出
された光強度の和を演算することにより検出される。ま
た、領域106Eで検出された光強度と領域106Fで
検出された光強度との差を演算することにより再生信号
としての光磁気信号が得られる。この光磁気信号を得る
ための演算と、不連続な領域3、23を検出するための
演算は後述する再生信号増幅回路133において行われ
る。
【0044】また、レーザ光100を検出する領域は4
つに分割されたものに限らず、矢印102で示すトラッ
ク方向に2分割されたものでもよい。図11を参照し
て、光磁気信号を得るための演算と、不連続な領域3、
23を検出するための演算を行う再生信号増幅回路13
3の構成部分および演算方法について説明する。不連続
な領域3、23を検出するために再生信号増幅回路13
3は、加算器1331、1332、1333と微分回路
1334とを含む。加算器1331は、光検出器97の
領域106Aで検出された光強度I106Aと領域10
6Bで検出された光強度I106Bとを加算し、光強度
I1061を出力する。また、加算器1332は、領域
106Cで検出された光強度I106Cと領域106D
で検出された光強度I106Dとを加算し、光強度I1
062を出力する。そして、加算器1333は、光強度
I1061と光強度I1062とを加算し、信号(a
1)または(a2)を出力する。ここで、光磁気記録媒
体10の場合には、図1に示す信号(a1)を加算器1
333は出力し、光磁気記録媒体20の場合には、図2
に示す信号(a2)を加算器1333は出力する。加算
器1333から出力された信号(a1)または(a2)
は、微分回路1334へ入力され、微分回路1334
は、信号(a1)または(a2)を微分し、それぞれ、
信号(b1)または(b2)を出力する(図1、図2を
参照)。その後、信号(b1)、(b2)は所定の値に
増幅された後に再生信号増幅回路133から出力され
る。4つの領域106A、106B、106C、106
Dで検出された光強度の和を演算し、その演算結果を、
更に、微分することにより光磁気記録媒体10、20に
設けられた不連続な領域3、23の中心位置を明確に検
出でき、後述する外部同期信号の生成が正確になる。
【0045】また、レーザ光100を検出する領域がト
ラック方向に2分割されているときは、各々の領域で検
出された光強度は直接、加算器1333へ入力され信号
(a1)または(a2)が出力される。また、再生信号
増幅回路133は、光磁気信号を得るための演算を行う
ために減算器1335を含む。減算器1335は、光検
出器97の領域106Eで検出された光強度I106E
と領域106Fで検出された光強度I106Fとの差を
演算し、信号(8D)または(8E)を出力する。信号
(8D)または(8E)は、その後、所定の値に増幅さ
れた後、再生信号増幅回路133から出力される。
【0046】本願においては、再生信号増幅回路133
を演算回路とも言う。上記図11で生成された信号(b
1)または信号(b2)は、外部同期信号生成回路13
7へ出力される。図12を参照して、外部同期信号生成
回路137の構成および動作について説明する。外部同
期信号生成回路137は、同期パルス信号発生回路13
71と同期信号発生回路1372とから成る。同期パル
ス信号発生回路1371は、信号(b1)または信号
(b2)を入力し、信号(b1)または信号(b2)の
微分波形の中心に対応してパルス信号(c1)または信
号(c2)を出力する(それぞれ、図1、図2を参
照)。同期信号発生回路1372は、パルス信号(c
1)または(c2)を入力し、パルス信号(c1)の各
パルスの立ち上がり6またはパルス信号(c2)の各パ
ルスの立ち上がり26に同期して外部同期信号(d1)
または(d2)を生成する(それぞれ、図1、図2を参
照)。
【0047】また、再生信号増幅回路133から出力さ
れた再生信号(8D)または(8E)は後述する振幅検
出回路139へ出力され、上記図8において説明した方
法で再生信号の振幅が変化するか否かが判別される。そ
して、振幅検出回路139から検出結果が制御回路14
0へ出力され、制御回路140は、振幅検出回路139
からの信号が、振幅が周期的に変化する信号であれば第
1の種類の光磁気記録媒体と判別し、振幅が変化しない
信号であれば第2の種類の光磁気記録媒体と判別する。
【0048】図13を参照して、光磁気記録媒体10、
20への信号の記録および/または再生を行う記録再生
装置について説明する。記録再生装置は、光ピックアッ
プ90と、スピンドルモータ130と、サーボ機構13
1と、サーボ回路132と、再生信号増幅回路133
と、整形器134と、A/D変換器135と、復号器1
36と、外部同期信号生成回路137と、遅延回路13
8と、振幅検出回路139と、制御回路140と、エン
コーダ145と、タイミング設定回路141と、レーザ
駆動回路142と、磁気ヘッド駆動回路143と、磁気
ヘッド144とを備える。
【0049】光ピックアップ90は、光磁気記録媒体1
0または20にレーザ光を照射し、その反射光を検出す
る。スピンドルモータ130は、光磁気記録媒体10ま
たは20を所定の回転数で回転させる。サーボ機構13
1は、光ピックアップ90中の対物レンズ(図示省略)
のトラッキングサーボ、およびフォーカスサーボを行
う。サーボ回路132は、再生信号増幅回路133から
のトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号に基
づいてサーボ機構131を制御し、外部同期信号生成回
路137からの外部同期信号に基づいてスピンドルモー
タ130を制御する。再生信号増幅回路133は、光ピ
ックアップ90中の光検出器97からの光信号に基づい
てトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、光
磁気信号、および不連続な領域3、23を検出する信号
を演算し、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー
信号とをサーボ回路132へ出力し、光磁気信号を整形
器134と振幅検出回路139とへ出力し、不連続な領
域3、23を検出する信号を外部同期信号生成回路13
7へ出力する。整形器134は、光磁気信号からノイズ
を除去してA/D変換器135へ出力する。A/D変換
器135は、ノイズが除去されたアナログ信号からディ
ジタル信号に変換して復号器136へ出力する。復号器
136は、外部同期信号生成回路137からの外部同期
信号に同期して、所定の方式に変調された光磁気信号を
復調して再生データとして出力する。
【0050】外部同期信号生成回路137は、上述した
方法で外部同期信号を生成し、復号器136、遅延回路
138、振幅検出回路139へ出力する。遅延回路13
8は、外部同期信号を一定時間だけ遅延させたクロック
(同期信号とも言う。)を生成し、エンコーダ145と
タイミング設定回路141へ出力する。振幅検出回路1
39は、再生信号の振幅の変化を、上記説明した方法で
検出し、制御回路140へ出力する。制御回路140
は、振幅検出回路139からの振幅の変化に基づいて上
記説明した方法により、記録再生装置に装着された光磁
気記録媒体10、20を判別し、その判別結果を示す信
号をタイミング設定回路141へ出力する。エンコーダ
145は、信号記録時において、遅延回路138からの
同期信号に同期して記録データを所定の方式で変調す
る。タイミング設定回路141は、制御回路140から
の制御信号に基づいて、光磁気記録媒体10、20に信
号の記録または再生を行うのに必要な磁界を印加し、レ
ーザ光を照射するための信号を磁気ヘッド駆動回路14
3またはレーザ駆動回路142へ出力する。レーザ駆動
回路142は、タイミング設定回路141からの信号に
基づいて光ピックアップ90中の半導体レーザ91を駆
動する。磁気ヘッド駆動回路143は、タイミング設定
回路141からの信号に基づいて磁気ヘッド144を駆
動する。磁気ヘッド144は光磁気記録媒体10、20
に磁界を印加する。
【0051】本願においては、上記説明した記録再生装
置のうち、スピンドルモータ130と、光ピックアップ
90と、再生信号増幅回路133と、振幅検出回路13
9と、制御回路140と、磁気ヘッド144とから光磁
気記録媒体の判別回路が構成される。また、制御回路1
40は、光磁気記録媒体の判別動作においては、上記図
6のステップS6からステップS9の動作を行う。
【0052】図13、14、15を参照して、光磁気記
録媒体10、20を判別し、その判別した光磁気記録媒
体10、20に適した信号再生を行う動作について説明
する。光磁気記録媒体10または20が装着されると上
記説明したように、光磁気記録媒体10または20に前
記微小ドメイン70が記録された後、レーザ光と交番磁
界とを照射し、または印加して光磁気記録媒体10また
は20から再生信号(8E)または(8D)が検出さ
れ、その再生信号の振幅が変化するか否かにより装着さ
れた光磁気記録媒体の種類が判別される。
【0053】光磁気記録媒体の種類が判別されると、制
御回路140は、その判別結果に応じて制御信号をタイ
ミング設定回路141へ出力する。装着された光磁気記
録媒体が光磁気記録媒体10と判別されたときは、図1
3、14を参照して、制御回路140から制御信号(f
1)がタイミング設定回路141へ出力される。制御信
号(f1)が入力されると、タイミング設定回路141
は、信号(g1)と信号(j1)とを生成し、信号(g
1)を磁気ヘッド駆動回路143へ、信号(j1)をレ
ーザ駆動回路142へ、それぞれ、出力する。ここで、
信号(g1)は磁気ヘッド144が磁界を生成しないた
めの信号であり、信号(j1)は、光磁気記録媒体10
の記録層から再生層への磁区の転写が可能な強度のレー
ザ光を生成するための信号である。信号(j1)は、光
ピックアップ90中の半導体レーザ91を駆動する。ま
た、光ピックアップ90は、上記強度のレーザ光を光磁
気記録媒体10に照射する。磁気ヘッド駆動回路143
は、磁気ヘッド144を駆動しないため、光磁気記録媒
体10には磁界が印加されない。従って、光磁気記録媒
体10にはレーザ光のみが照射され、磁気超解像により
記録層の磁区が再生層へ転写されてレーザ光により光磁
気信号が検出される。検出された光磁気信号は上記説明
した動作を経て再生データとして出力される。
【0054】一方、判別された光磁気記録媒体が光磁気
記録媒体20であるとき、制御回路140は制御信号
(f2)(図15を参照)をタイミング設定回路141
へ出力する。また、タイミング設定回路141には、遅
延回路138から外部同期信号(d2)に対し一定時間
tだけ遅延された同期信号(e2)が入力される。ここ
で、遅延時間tは外部同期信号(d2)の一周期より短
い時間であり、外部同期信号(d2)の一周期を100
とした場合、0〜99の範囲に設定される。タイミング
設定回路141は制御信号(f2)が入力されると、装
着された光磁気記録媒体20から磁区拡大による信号再
生を行うための交番磁界(h2)および所定強度のレー
ザ光を印加、もしくは照射するために、パルス信号(g
2)と信号(j2)を生成する。ここで、パルス信号
(g2)は、交番磁界(h2)を生成するための信号で
あり、同期信号(e2)の位相に合わせ、所定のデュー
ティの値に設定して生成され、磁気ヘッド駆動回路14
3へ出力される。設定されるデューティは、光磁気記録
媒体20の記録層から再生層へ磁区を拡大転写するため
の磁界を印加する時間T1と、再生層へ拡大転写された
磁区を消去するための磁界を印加する時間T2との比と
して定義され、通常は、0.1〜1.1の範囲に設定さ
れる。また、信号(j2)は、光磁気記録媒体20に照
射されるレーザ光の強度を、レーザ光のみでは光磁気記
録媒体20の記録層から再生層へ磁区を転写できない強
度に設定するための信号である。磁区拡大による信号再
生においては、レーザ光のみでは記録層から再生へ磁区
が転写されない強度のレーザ光を照射することにより、
再生層には大きな磁区が転写されることが判明している
からである。レーザ駆動回路142は、信号(j2)に
基づいて光ピックアップ90中の半導体レーザ91を駆
動する。また、磁気ヘッド駆動回路143は、パルス信
号(g2)に基づいて磁気ヘッド144を駆動する。光
ピックアップ90は、半導体レーザ91から生成された
上記強度のレーザ光を光磁気記録媒体20に照射する。
磁気ヘッド144は、交番磁界(h2)を光磁気記録媒
体20に印加する。これにより、記録層の磁区が再生層
へ拡大転写されたタイミングでレーザ光により光磁気信
号が検出され、その検出後、拡大転写された磁区が消去
されることが繰り返されて光磁気記録媒体20から信号
が再生される。検出された光磁気信号は、上記説明した
動作により再生データとして出力される。また、交番磁
界(h2)の強度は±200Oeである。
【0055】次に、図13、16、17を参照して、光
磁気記録媒体10、20を判別し、その判別した光磁気
記録媒体10、20に適した信号記録を行う動作につい
て説明する。光磁気記録媒体10または20の判別は上
記説明した動作により行われる。装着された光磁気記録
媒体が光磁気記録媒体10と判別されたときは、図1
3、16を参照して、制御回路140は、タイミング設
定回路141へ制御信号(f3)を出力する。また、タ
イミング設定回路141へは、遅延回路138から外部
同期信号(d1)に対しt2だけ遅延された同期信号
(e1)が入力され、エンコーダ145から同期信号
(e1)のタイミングで所定の方式に変調され、2値化
された記録信号(k1)が入力される。制御信号(f
3)が入力されると、タイミング設定回路141は、同
期信号(e1)の位相に合わせて、記録信号(k1)に
基づいて変調された磁界(h3)を光磁気記録媒体10
に印加するための信号(g3)を生成するとともに、所
定強度のレーザ光を光磁気記録媒体10に照射するため
の信号(j3)を生成する。磁気ヘッド駆動回路143
は、信号(g3)に基づいて磁気ヘッド144を駆動す
る。また、レーザ駆動回路142は、信号(j3)に基
づいて光ピックアップ90中の半導体レーザ91を駆動
する。磁気ヘッド144は記録信号に基づいて変調され
た磁界(h3)を光磁気記録媒体10へ印加する。ま
た、光ピックアップ90は、所定強度、即ち、10mW
程度のレーザ光を光磁気記録媒体10に照射する。これ
により信号が記録される。また、交番磁界(h3)の強
度は±200Oeである。
【0056】一方、装着された光磁気記録媒体が光磁気
記録媒体20と判別されたときは、図13、17を参照
して、制御回路140は、タイミング設定回路141へ
制御信号(f4)を出力する。また、タイミング設定回
路141へは、遅延回路138から同期信号(e2)が
入力され、エンコーダ145から同期信号(e2)のタ
イミングで所定の方式に変調され、2値化された記録信
号(k2)が入力される。制御信号(f4)が入力され
ると、タイミング設定回路141は、同期信号(e2)
の位相に合わせて、記録信号(k2)に基づいて変調さ
れた磁界(h4)を光磁気記録媒体20に印加するため
の信号(g4)を生成するとともに、所定強度のレーザ
光を光磁気記録媒体20に照射するための信号(j3)
を生成する。磁気ヘッド駆動回路143は、信号(g
4)に基づいて磁気ヘッド144を駆動する。また、レ
ーザ駆動回路142は、信号(j3)に基づいて光ピッ
クアップ90中の半導体レーザ91を駆動する。磁気ヘ
ッド144は記録信号に基づいて変調された磁界(h
4)を光磁気記録媒体20へ印加する。また、光ピック
アップ90は、所定強度、即ち、10mW程度のレーザ
光を光磁気記録媒体20に照射する。これにより信号が
記録される。また、交番磁界(h4)の強度は±200
Oeである。
【0057】光磁気記録媒体20に信号を記録するため
の交番磁界(h4)の周波数は、光磁気記録媒体10へ
信号を記録するための交番磁界(h3)の周波数より2
倍高い。磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体
は、高密度な再生が可能であるため信号を記録するため
のドメインを小さくできる。従って、交番磁界(h4)
の周波数も高くなっている。本願発明においては、交番
磁界(h4)の周波数を交番磁界における第1の周波
数、交番磁界(h3)の周波数を交番磁界における第2
の周波数と言い、第1の周波数としては40MHz程
度、第2の周波数としては20MHz程度が用いられ
る。
【0058】また、上記図13から図17を用いて説明
したことを組み合わせれば、装着された光磁気記録媒体
の種類を判別し、その判別した光磁気記録媒体に適した
信号の記録および再生を行うことが可能である。上記説
明したように、本願発明によれば、装着された光磁気記
録媒体の種類が容易に判別でき、その判別した光磁気記
録媒体に適した信号の記録および/または再生が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒
体の平面構造図、それから検出される光信号、および検
出された光信号に基づいて生成される外部同期信号を示
す図である。
【図2】磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体
の平面構造図、それから検出される光信号、および検出
された光信号に基づいて生成される外部同期信号を示す
図である。
【図3】磁気超解像による信号再生を説明する模式図で
ある。
【図4】磁区拡大再生を説明する模式図である。
【図5】遷移金属リッチな磁性材料と希土類金属リッチ
な磁性材料の保磁力の温度依存性を示す図である。
【図6】光磁気記録媒体の判別を行う動作のフローチャ
ートである。
【図7】光磁気記録媒体への微小ドメインの記録を説明
するための図である。
【図8】再生信号の振幅の変化を検出する方法を説明す
る図である。
【図9】光ピックアップの構成図である。
【図10】光検出器の平面構造図である。
【図11】再生信号増幅回路のブロック図である。
【図12】外部同期信号生成回路のブロック図である。
【図13】光磁気記録媒体の判別を行い、その判別した
光磁気記録媒体に適した信号の記録および/または再生
を行う装置のブロック図である。
【図14】磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録
媒体から信号を再生する動作を説明するための図であ
る。
【図15】磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体から信号を再生する動作を説明するための図である。
【図16】磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録
媒体に信号を記録する動作を説明するための図である。
【図17】磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体に信号を記録する動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1、21・・・アドレス領域 2、22・・・データ領域 3、23・・・不連続な領域 4、24・・・グルーブ 5、25・・・ランド 6、26・・・立ち上がり 10、20・・・光磁気記録媒体 90・・・光ピックアップ 91・・・半導体レーザ 92・・・コリメータレンズ 93・・・ハーフミラー 94・・・対物レンズ 95・・・ウォラストンプリズム 96・・・集光レンズ 97・・・光検出器 130・・・スピンドルモータ 131・・・サーボ機構 132・・・サーボ回路 133・・・再生信号増幅回路 134・・・整形器 135・・・A/D変換器 136・・・復号器 137・・・外部同期信号生成回路 138・・・遅延回路 139・・・振幅検出回路 140・・・制御回路 141・・・タイミング設定回路 142・・・レーザ駆動回路 143・・・磁気ヘッド駆動回路 144・・・磁気ヘッド 145・・・エンコーダ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体を回転させる回転手段
    と、 前記光磁気記録媒体に、所定の信号を記録し、また、そ
    の記録した信号の再生を行うレーザ光を照射する光学手
    段と、 前記光磁気記録媒体に、所定の信号を記録し、また、そ
    の記録した信号の再生を行う磁界を印加する磁気手段
    と、 前記記録された所定の信号を、前記磁気手段により前記
    光磁気記録媒体に磁界が印加された状態で前記光学手段
    が検出した光信号に基づく光磁気信号の振幅を検出し、
    その検出した振幅に基づいて光磁気記録媒体の種類を判
    別する判別手段とを含む光磁気記録媒体の判別回路。
  2. 【請求項2】 所定の信号を記録した光磁気記録媒体を
    回転させる回転手段と、 前記光磁気記録媒体に信号の再生を行うレーザ光を照射
    する光学手段と、 前記光磁気記録媒体に信号の再生を行う磁界を印加する
    磁気手段と、 前記磁気手段により前記光磁気記録媒体に磁界が印加さ
    れた状態で前記光学手段が検出した光信号に基づく光磁
    気信号の振幅を検出し、その検出した振幅に基づいて光
    磁気記録媒体の種類を判別する判別手段とを含む光磁気
    記録媒体の判別回路。
  3. 【請求項3】 前記所定の信号は、レーザ光のみでは検
    出できない長さの信号である請求項1または請求項2に
    記載の判別回路。
  4. 【請求項4】 前記光学手段が光信号を検出する際に印
    加される磁界は、交番磁界である請求項3記載の判別回
    路。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、 前記光学手段が検出した光信号を入力し、その光信号か
    ら光磁気信号を演算する演算回路と、 前記演算回路により演算された光磁気信号を入力し、そ
    の光磁気信号の振幅の変化を検出する振幅検出回路と、 前記振幅検出回路が検出した振幅に基づいて、前記振幅
    が変化しているときは第1の種類の光磁気記録媒体と判
    別し、前記振幅が変化していないときは第2の種類の光
    磁気記録媒体と判別する動作を少なくとも行う制御回路
    とを含む請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の
    判別回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の種類の光磁気記録媒体は、遷
    移金属リッチな磁性層を再生層に含む請求項5記載の判
    別回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の種類の光磁気記録媒体は、遷
    移金属リッチな磁性層を再生層に含み、前記第2の種類
    の光磁気記録媒体は、希土類金属リッチな磁性層を再生
    層に含む請求項5記載の判別回路。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の判別回路を含む光磁気
    記録媒体の再生装置であって、 前記磁気手段を駆動する磁気手段駆動回路と、 前記光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回
    路と、 前記制御回路からの制御に基づいて、前記磁気手段駆動
    回路と前記レーザ駆動回路とへ信号を出力するタイミン
    グ設定回路とを含み、 前記制御回路は、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に交番磁界
    を印加するための信号を前記磁気手段駆動回路へ出力す
    るとともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ
    磁区が転写されない強度のレーザ光を生成するための信
    号を前記レーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に磁界を印
    加しないための信号を前記磁気手段駆動回路へ出力する
    とともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁
    区が転写される強度のレーザ光を生成するための信号を
    前記レーザ駆動回路へ出力するように前記タイミング設
    定回路を制御する光磁気記録媒体の再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の判別回路を含む光磁気
    記録媒体の記録装置であって、 前記磁気手段を駆動する磁気手段駆動回路と、 前記光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回
    路と、 前記制御回路からの制御と記録信号に基づいて、前記磁
    気手段駆動回路と前記レーザ駆動回路とへ信号を出力す
    るタイミング設定回路とを含み、 前記制御回路は、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した第1の
    周波数を有する交番磁界を前記光磁気記録媒体に印加す
    るための信号を前記磁気手段駆動回路へ出力するととも
    に、所定強度のレーザ光を生成するための信号を前記レ
    ーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した前記第
    1の周波数より低周波数の第2の周波数を有する交番磁
    界を前記光磁気記録媒体に印加するための信号を前記磁
    気手段駆動回路へ出力するとともに、所定強度のレーザ
    光を生成するための信号を前記レーザ駆動回路へ出力す
    るように前記タイミング設定回路を制御する光磁気記録
    媒体の記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の判別回路を含む光磁気
    記録媒体の記録再生装置であって、 前記磁気手段を駆動する磁気手段駆動回路と、 前記光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回
    路と、 前記制御回路からの制御に基づいて、前記磁気手段駆動
    回路と前記レーザ駆動回路とへ信号を出力するタイミン
    グ設定回路とを含み、 前記制御回路は、 記録時に、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した第1の
    周波数を有する交番磁界を前記光磁気記録媒体に印加す
    るための信号を前記磁気手段駆動回路へ出力するととも
    に、所定強度のレーザ光を生成するための信号を前記レ
    ーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した前記第
    1の周波数より低周波数の第2の周波数を有する交番磁
    界を前記光磁気記録媒体に印加するための信号を前記磁
    気手段駆動回路へ出力するとともに、所定強度のレーザ
    光を生成するための信号を前記レーザ駆動回路へ出力す
    るように前記タイミング設定回路を制御し、 また、再生時に、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に交番磁界
    を印加するための信号を前記磁気手段駆動回路へ出力す
    るとともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ
    磁区が転写されない強度のレーザ光を生成するための信
    号を前記レーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に磁界を印
    加しないための信号を前記磁気手段駆動回路へ出力する
    とともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁
    区が転写される強度のレーザ光を生成するための信号を
    前記レーザ駆動回路へ出力するように前記タイミング設
    定回路を制御する光磁気記録媒体の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    磁界を印加して所定の信号を記録した後、その記録した
    信号をレーザ光と磁界とにより再生し、 その再生した光磁気信号の振幅が変化するときは第1の
    種類の光磁気記録媒体と判別し、 その再生した光磁気信号の振幅が変化しないときは第2
    の種類の光磁気記録媒体と判別する光磁気記録媒体の判
    別方法。
  12. 【請求項12】 所定の信号を記録した光磁気記録媒体
    にレーザ光を照射し、磁界を印加して前記所定の信号を
    再生し、 その再生した光磁気信号の振幅が変化するときは第1の
    種類の光磁気記録媒体と判別し、 その再生した光磁気信号の振幅が変化しないときは第2
    の種類の光磁気記録媒体と判別する光磁気記録媒体の判
    別方法。
  13. 【請求項13】 前記所定の信号は、レーザ光のみでは
    再生することができない信号である請求項11または請
    求項12に記載の判別方法。
  14. 【請求項14】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    磁界を印加して信号再生を行った場合に、光磁気信号を
    検出できるか否かにより光磁気記録媒体を判別する判別
    回路。
  15. 【請求項15】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    磁界を印加して信号再生を行い、光磁気信号の有無によ
    り光磁気記録媒体を判別する判別回路と、 前記判別回路の判別結果に基づいて、光磁気記録媒体に
    適した信号の記録および/または再生を行うための磁界
    および/またはレーザ光を設定する設定駆動回路とを少
    なくとも含む光磁気記録媒体の記録再生装置。
  16. 【請求項16】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    磁界を印加して信号再生を行い、光磁気信号の有無によ
    り光磁気記録媒体を判別する判別回路と、 前記判別回路の判別結果に基づいて、光磁気記録媒体に
    適した信号の再生を行うための磁界および/またはレー
    ザ光を設定する設定駆動回路とを少なくとも含む光磁気
    記録媒体の再生装置。
  17. 【請求項17】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    磁界を印加して信号再生を行い、光磁気信号の有無によ
    り光磁気記録媒体を判別する判別回路と、 前記判別回路の判別結果に基づいて、光磁気記録媒体に
    適した信号の記録を行うための磁界およびレーザ光を設
    定する設定駆動回路とを少なくとも含む光磁気記録媒体
    の記録装置。
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