JP2995031B2 - 光磁気記録媒体の判別回路と判別方法、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生装置。 - Google Patents

光磁気記録媒体の判別回路と判別方法、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生装置。

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JP2995031B2
JP2995031B2 JP10090062A JP9006298A JP2995031B2 JP 2995031 B2 JP2995031 B2 JP 2995031B2 JP 10090062 A JP10090062 A JP 10090062A JP 9006298 A JP9006298 A JP 9006298A JP 2995031 B2 JP2995031 B2 JP 2995031B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を垂直磁区に
より記録し、レーザ光もしくはレーザ光と磁界とを用い
て信号を再生する光磁気記録媒体の判別方法と判別回
路、およびそれを用いた再生装置、記録装置、記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書き換え可能で、記
憶容量が大きく、且つ、信頼性の高い記録媒体として注
目されており、コンピュータメモリ等として実用化され
始めている。また、最近では、記録容量が6.0Gby
tesの光磁気記録媒体の規格化も進められ、実用化さ
れようとしている。かかる高密度な光磁気記録媒体から
の信号の再生は、レーザ光を照射することにより、光磁
気記録媒体の記録層の磁区を再生層へ転写すると共に、
その転写した磁区だけを検出できるように再生層に検出
窓を形成し、その形成した検出窓から転写した磁区を検
出するMSR(Magnetically Induc
ed Super resolution)法により行
われている。
【0003】また、光磁気記録媒体からの信号再生にお
いて交番磁界を印加し、レーザ光と交番磁界とにより記
録層の磁区を再生層へ拡大転写して信号を再生する磁区
拡大再生技術も開発されており、この技術を用いること
により14Gbytesの信号を記録および/または再
生することができる光磁気記録媒体も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MSR法によ
り信号を再生するときは光磁気記録媒体にレーザ光のみ
を照射し、磁区拡大により信号を再生するときは光磁気
記録媒体にレーザ光と磁界とを照射もしくは印加する。
また、MSR法により再生するときと磁区拡大により再
生するときとでは、光磁気記録媒体に照射するレーザ光
の強度が異なる。従って、装着された光磁気記録媒体が
MSR法により再生を行う光磁気記録媒体か磁区拡大に
より再生を行う光磁気記録媒体かを判別できないとき
は、最適な強度のレーザ光を設定できず、特に磁区拡大
により再生を行う場合は磁界が印加されないこともあ
り、迅速且つ正確な信号再生および信号記録が困難であ
るという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、かかる問題を解決し、
装着された光磁気記録媒体の種類を迅速に判別する光磁
気記録媒体の判別方法と判別回路、およびそれを用いた
再生装置、記録装置、記録再生装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る発明は、回転手段と、光学手段と、判別手段と
を含む判別回路である。回転手段は、光磁気記録媒体を
回転させる。また、光学手段は、回転している光磁気記
録媒体にレーザ光を合焦し、その反射光を検出する。
【0007】また、判別回路は、光学手段が検出した光
信号の周波数を検出し、その検出した周波数に基づいて
光磁気記録媒体の種類を判別する。請求項1に記載され
た発明によれば、回転している光磁気記録媒体にレーザ
光を照射して検出した光信号の周波数を計測するだけに
容易に装着された光磁気記録媒体の種類を判別できる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載された判別回路において、光信号は、光磁気記録媒
体に設けられた形状に基づく信号である判別回路であ
る。請求項2に記載された発明によれば、光信号は光磁
気記録媒体に設けられた形状に基づいて光学手段により
検出されるので、光信号が欠落するということはなく、
光磁気記録媒体の判別を確実に行うことができる。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載された判別回路において、判別手段
は、演算回路と、外部同期信号生成回路と、周波数検出
回路と、制御回路とを含む判別回路である。演算回路
は、光学手段が検出した光信号を入力し、その光信号を
演算する。また、外部同期信号生成回路は、演算回路か
らの出力に基づいて外部同期信号を生成する。
【0010】また、周波数検出回路は、外部同期信号生
成回路が生成した外部同期信号を入力し、その外部同期
信号の周波数を検出する。また、制御回路は、周波数検
出回路が検出した周波数に基づいて、検出した周波数が
第1の周波数であるときは第1の種類の光磁気記録媒体
と判別し、検出した周波数が第2の周波数であるときは
第2の種類の光磁気記録媒体と判別する動作を少なくと
も行う。
【0011】請求項3に記載された発明によれば、判別
手段は、記録または再生に用いるクロックである外部同
期信号の周波数により光磁気記録媒体の種類を判別する
ので、確実な判別が可能となる。また、請求項4に係る
発明は、請求項1または請求項2に記載された判別回路
において、判別手段は、演算回路と、周波数検出回路
と、制御回路とを含む判別回路である。
【0012】演算回路は、光学手段が検出した光信号を
入力し、その光信号を演算する。また、周波数検出回路
は、演算回路からの出力を入力し、その入力した信号の
周波数を検出する。また、制御回路は、周波数検出回路
が検出した周波数に基づいて、その周波数が第1の周波
数であるときは第1の種類の光磁気記録媒体と判別し、
その周波数が第2の周波数であるときは第2の種類の光
磁気記録媒体と判別する動作を少なくとも行う。
【0013】請求項4に記載された発明によれば、光検
出部により検出された光信号の周波数を検出して光磁気
記録媒体の種類を判別するので、迅速に光り磁気記録媒
体の種類を判別できる。また、請求項5に係る発明は、
請求項3または請求項4に記載された判別回路におい
て、光学手段は、光検出部を含み、演算回路は光学手段
中の光検出部で検出された光信号強度に基づいて所定の
演算を行い、その演算結果を周波数検出回路または外部
同期信号生成回路に出力する判別回路である。
【0014】そして、光検出部は、第1の領域と第2の
領域、および第3の領域と第4の領域が光磁気記録媒体
のトラック方向に配置され、第1の領域と第4の領域、
および第2の領域と第3の領域が光磁気記録媒体のトラ
ッキング方向に配置された4つの領域から成る。また、
演算回路は、上記光検出部の第1の領域と第4の領域で
検出された光信号強度の和と、第2の領域と第3の領域
で検出された光信号強度の和との差を演算する。
【0015】請求項5に記載された発明によれば、周波
数を検出するための信号を生成する基になる光信号また
は外部同期信号を生成する基になる光信号を、光磁気記
録媒体からの反射光を光磁気記録媒体のトラック方向に
分けて検出するので、周波数を検出するための信号また
は外部同期信号を生成するタイミングが明確になり、そ
の結果、光磁気記録媒体の判別も正確に行える。
【0016】また、請求項6に係る発明は、請求項3ま
たは請求項4に記載された判別回路において、光学手段
は、光検出部を含み、演算回路は光学手段により検出さ
れた光信号強度を微分し、その結果を周波数検出回路ま
たは外部同期信号生成回路に出力する判別回路である。
そして、光検出部は、第1の領域と第2の領域、および
第3の領域と第4の領域が光磁気記録媒体のトラック方
向に配置され、第1の領域と第4の領域、および第2の
領域と第3の領域が光磁気記録媒体のトラッキング方向
に配置された4つの領域から成る。
【0017】また、演算回路は、上記光検出部の第1の
領域、第2の領域、第3の領域、および第4の領域で検
出された光信号強度の和を演算し、その演算結果を更に
微分する。請求項6に記載された発明によれば、光学手
段で検出された光磁気記録媒体からの反射光強度の和を
演算し、その演算結果を更に微分した後に周波数検出回
路または外部同期信号生成回路に出力するので、周波数
を検出するための信号または外部同期信号を生成するタ
イミングが明確になり、その結果、光磁気記録媒体の正
確な判別が可能となる。
【0018】また、請求項7に係る発明は、請求項3ま
たは請求項4に記載された判別回路において、光学手段
は、光検出部を含み、演算回路は光学手段中の光検出部
で検出された光信号強度に基づいて所定の演算を行い、
その結果を周波数検出回路または外部同期信号に出力す
る判別回路である。そして、光検出部は、光磁気記録媒
体のトラック方向に配置された第1の領域と第2の領域
とから成る。
【0019】また、演算回路は、上記光検出部の第1の
領域で検出された光信号強度と、第2の領域で検出され
た光信号強度との差を演算する。請求項7に記載された
発明によれば、周波数を検出するための信号を生成する
基になる光信号または外部同期信号を生成する基になる
光信号を、光磁気記録媒体からの反射光を光磁気記録媒
体のトラック方向に分けて検出するので、周波数を検出
するための信号または外部同期信号を生成するタイミン
グが明確になり、その結果、光磁気記録媒体の判別も正
確に行える。
【0020】また、請求項8に係る発明は、請求項3ま
たは請求項4に記載された判別回路において、光学手段
は、光検出部を含み、演算回路は光学手段中の光検出部
で検出された光信号強度に基づいて所定の演算を行い、
その結果を周波数検出回路または外部同期信号生成回路
に出力する判別回路である。そして、光検出部は、光磁
気記録媒体のトラック方向に配置された第1の領域と第
2の領域とから成る。
【0021】また、演算回路は、上記光検出部の第1の
領域と第2の領域で検出された光信号強度の和を演算
し、その演算結果を更に微分する。請求項8に記載され
た発明によれば、2分割された光検出部で検出された光
信号強度の和を演算し、その和信号を微分して周波数検
出回路または外部同期信号生成回路に出力するので、周
波数を検出するための信号または外部同期信号の生成タ
イミングが明確となり、正確に周波数の検出ができ、ま
たは外部同期信号を生成できる。その結果、装着された
光磁気記録媒体の判別も正確に行える。
【0022】また、請求項9に係る発明は、請求項3か
ら請求項8のいずれか1項に記載された判別回路におい
て、周波数検出回路で検出される第1の周波数は、第2
の周波数より高い判別回路である。請求項9に記載され
た発明によれば、第1の周波数は第2の周波数より高い
ので、周波数が異なる光磁気記録媒体の判別が可能とな
る。
【0023】また、請求項10に係る発明は、請求項9
に記載された判別回路において、第1の種類の光磁気記
録媒体は、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体である判別回路である。請求項10に記載された発明
によれば、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体からは周波数の高い信号が検出されるため、磁区拡大
により信号再生を行う光磁気記録媒体と、その以外の光
磁気記録媒体とを判別できる。
【0024】また、請求項11に係る発明は、請求項9
に記載された判別回路において、第1の種類の光磁気記
録媒体は、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体であり、第2の種類の光磁気記録媒体は、磁気超解像
により信号再生を行う光磁気記録媒体である判別回路で
ある。
【0025】請求項11に記載された発明によれば、磁
区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体から生成さ
れる信号の周波数は、磁気超解像により信号再生を行う
光磁気記録媒体から生成される信号の周波数より高いの
で、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体と磁
気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒体とを判別
できる。
【0026】また、請求項12に係る発明は、請求項3
記載の判別回路を含む光磁気記録媒体の再生装置であっ
て、磁気ヘッドと、磁気ヘッド駆動回路と、レーザ駆動
回路と、タイミング設定回路とを含む。磁気ヘッドは、
光磁気記録媒体に磁界を印加する。また、磁気ヘッド駆
動回路は、磁気ヘッドを駆動する。
【0027】また、レーザ駆動回路は、光学手段中の半
導体レーザを駆動する。また、タイミング設定回路は、
制御回路からの制御に基づいて、磁気ヘッド駆動回路と
レーザ駆動回路とへ信号を出力する。また、制御回路
は、判別された光磁気記録媒体に応じた信号再生を行う
ための磁界を印加し、レーザ光を照射するための信号を
磁気ヘッド駆動回路とレーザ駆動回路へ出力するように
タイミング設定回路を制御する。
【0028】即ち、制御回路が装着された光磁気記録媒
体を第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、タイ
ミング設定回路は、制御回路の制御に基づいて、磁気ヘ
ッドが装着された光磁気記録媒体に交番磁界を印加する
ための信号を磁気ヘッド駆動回路へ出力するとともに、
半導体レーザが装着された光磁気記録媒体の記録層から
再生層へ磁区が転写されない強度のレーザ光を生成する
ための信号をレーザ駆動回路へ出力する。
【0029】また、制御回路が装着された光磁気記録媒
体を第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、タイ
ミング設定回路は、制御回路の制御に基づいて、磁気ヘ
ッドが装着された光磁気記録媒体に磁界を印加しないた
めの信号を磁気ヘッド駆動回路へ出力するとともに、半
導体レーザが装着された光磁気記録媒体の記録層から再
生層へ磁区が転写される強度のレーザ光を生成するため
の信号をレーザ駆動回路へ出力する。
【0030】請求項12に記載された発明によれば、装
着された光磁気記録媒体を判別し、その判別した光磁気
記録媒体に応じて磁界を印加し、必要な強度のレーザ光
を照射するので、装着された光磁気記録媒体に適した信
号再生が可能である。また、請求項13に係る発明は、
請求項3記載の判別回路を含む光磁気記録媒体の記録装
置であって、磁気ヘッドと、磁気ヘッド駆動回路と、レ
ーザ駆動回路と、タイミング設定回路とを含む。
【0031】磁気ヘッドは、光磁気記録媒体に磁界を印
加する。また、磁気ヘッド駆動回路は、磁気ヘッドを駆
動する。また、レーザ駆動回路は、光学手段中の半導体
レーザを駆動する。また、タイミング設定回路は、制御
回路からの制御と記録信号に基づいて、磁気ヘッド駆動
回路とレーザ駆動回路とへ信号を出力する。
【0032】また、制御回路は、判別された光磁気記録
媒体に応じた信号記録を行うための磁界を印加し、レー
ザ光を照射するための信号を磁気ヘッド駆動回路とレー
ザ駆動回路へ出力するようにタイミング設定回路を制御
する。即ち、制御回路が装着された光磁気記録媒体を第
1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、タイミング
設定回路は、制御回路の制御に基づいて、磁気ヘッドが
記録信号を重畳した第1の周波数を有する交番磁界を装
着された光磁気記録媒体に印加するための信号を磁気ヘ
ッド駆動回路へ出力するとともに、半導体レーザが所定
強度のレーザ光を生成するための信号をレーザ駆動回路
へ出力する。
【0033】また、制御回路が装着された光磁気記録媒
体を第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、タイ
ミング設定回路は、制御回路の制御に基づいて、磁気ヘ
ッドが記録信号を重畳した第1の周波数より低周波数の
第2の周波数を有する交番磁界を装着された光磁気記録
媒体に印加するための信号を磁気ヘッド駆動回路へ出力
し、半導体レーザが所定強度のレーザ光を生成するため
の信号をレーザ駆動回路へ出力する。
【0034】請求項13に記載された発明によれば、装
着された光磁気記録媒体を判別し、その判別した光磁気
記録媒体に応じた交番磁界、およびレーザ光を光磁気記
録媒体に印加もしくは照射するので、装着された光磁気
記録媒体に適した信号記録が可能である。また、請求項
14に係る発明は、請求項3記載の判別回路を含む光磁
気記録媒体の記録再生装置であって、磁気ヘッドと、磁
気ヘッド駆動回路と、レーザ駆動回路と、タイミング設
定回路とを含む。
【0035】磁気ヘッドは、光磁気記録媒体に磁界を印
加する。また、磁気ヘッド駆動回路は、磁気ヘッドを駆
動する。また、レーザ駆動回路は、光学手段中の半導体
レーザを駆動する。また、タイミング設定回路は、制御
回路からの制御に基づいて、磁気ヘッド駆動回路とレー
ザ駆動回路とへ信号を出力する。
【0036】また、制御回路は、判別された光磁気記録
媒体に応じた信号記録、および信号再生を行うための磁
界を印加し、レーザ光を照射するための信号を磁気ヘッ
ド駆動回路とレーザ駆動回路へ出力するようにタイミン
グ設定回路を制御する。即ち、記録時に、制御回路が装
着された光磁気記録媒体を第1の種類の光磁気記録媒体
と判別したとき、タイミング設定回路は、制御回路の制
御に基づいて記録信号を重畳した第1の周波数を有する
第1の交番磁界を装着された光磁気記録媒体に印加する
ための信号を磁気ヘッド駆動回路へ出力するとともに、
所定強度のレーザ光を生成するための信号をレーザ駆動
回路へ出力し、装着された光磁気記録媒体を第2の種類
の光磁気記録媒体と判別したとき、タイミング設定回路
は、制御回路の制御に基づいて記録信号を重畳した第1
の周波数より低周波数の第2の周波数を有する第2の交
番磁界を装着された光磁気記録媒体に印加するための信
号を磁気ヘッド駆動回路へ出力するとともに、所定強度
のレーザ光を生成するための信号をレーザ駆動回路へ出
力する。
【0037】また、再生時に、制御回路が装着された光
磁気記録媒体を第1の種類の光磁気記録媒体と判別した
とき、タイミング設定回路は、制御回路の制御に基づい
て装着された光磁気記録媒体に第3の交番磁界を印加す
るための信号を磁気ヘッド駆動回路へ出力するととも
に、装着された光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁
区が転写されない強度のレーザ光を生成するための信号
をレーザ駆動回路へ出力し、装着された光磁気記録媒体
を第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、タイミ
ング設定回路は、装着された光磁気記録媒体に磁界を印
加しないための信号を磁気ヘッド駆動回路へ出力すると
ともに、装着された光磁気記録媒体の記録層から再生層
へ磁区が転写される強度のレーザ光を生成するための信
号をレーザ駆動回路へ出力する。
【0038】請求項14に記載された発明によれば、装
着された光磁気記録媒体を判別し、その判別した光磁気
記録媒体に応じた磁界、およびレーザ光を光磁気記録媒
体に印加もしくは照射するので、装着された光磁気記録
媒体に適した信号記録、および信号再生が可能となる。
また、請求項15に係る発明は、光磁気記録媒体にレー
ザ光を照射し、光磁気記録媒体に設けられた形状に基づ
いて検出した光信号から生成した外部同期信号の周波数
を計測し、その周波数が第1の周波数であるときは第1
の種類の光磁気記録媒体と判別し、その周波数が第2の
周波数であるときは第2の種類の光磁気記録媒体と判別
する光磁気記録媒体の判別方法である。
【0039】請求項15に記載された発明によれば、光
磁気記録媒体に設けられた形状に基づいて検出した光信
号から生成した外部同期信号の周波数を計測し、その周
波数に基づいて光磁気記録媒体を判別するので、容易に
光磁気記録媒体を判別できる。また、請求項16に係る
発明は、請求項15に記載された判別方法において、第
1の周波数は、第2の周波数より高周波数である判別方
法である。
【0040】請求項16に記載された発明によれば、第
1の周波数は第2の周波数より高いので、外部同期信号
の周波数が異なる光磁気記録媒体、即ち、光磁気記録媒
体に設けられた形状の周期が異なる光磁気記録媒体を容
易に判別できる。また、請求項17に係る発明は、請求
項16に記載された判別方法において、第1の種類の光
磁気記録媒体は、磁区拡大により信号再生を行う光磁気
記録媒体である判別方法である。
【0041】請求項17に記載された発明によれば、磁
区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体は、高い周
波数の外部同期信号を生成するので、磁区拡大により信
号再生を行う光磁気記録媒体と、それ以外の光磁気記録
媒体とを容易に判別できる。また、請求項18に係る発
明は、請求項16に記載された判別方法において、第1
の種類の光磁気記録媒体は、磁区拡大により信号再生を
行う光磁気記録媒体であり、第2の種類の光磁気記録媒
体は、磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒体
である判別方法である。
【0042】請求項18に記載された発明によれば、磁
区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体から生成さ
れる外部同期信号の周波数は、磁気超解像により信号再
生を行う光磁気記録媒体から生成される外部同期信号の
周波数より高いので、磁区拡大により信号再生を行う光
磁気記録媒体と磁気超解像により信号再生を行う光磁気
記録媒体とを容易に判別できる。
【0043】また、請求項19に係る発明は、光磁気記
録媒体にレーザ光を照射し、光磁気記録媒体に設けられ
た形状に基づいて検出した光信号の周波数を検出し、そ
の周波数が第1の周波数であるときは第1の種類の光磁
気記録媒体と判別し、その周波数が第2の周波数である
ときは第2の種類の光磁気記録媒体と判別する光磁気記
録媒体の判別方法である。
【0044】請求項19に記載された発明によれば、光
磁気記録媒体から検出した光信号の周波数を検出して光
磁気記録媒体の種類を判別するので、迅速に光磁気記録
媒体の種類を判別できる。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。本発明が判別の対象とする光磁気記録媒
体は、磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒体
と磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体とであ
る。磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒体
は、原則として記録層と再生層とから成り、再生層側か
ら照射されたレーザ光により再生層に温度分布を持た
せ、検出用窓を形成し、その形成した検出用窓から、記
録層の各磁区を再生層に転写させて信号が再生するもの
である。また、磁区拡大により信号再生を行う光磁気記
録媒体は、原則として記録層、非磁性層、および再生層
から成り、レーザ光と外部磁界とにより記録層の磁区を
再生層に拡大転写させて信号を再生するものである。
【0046】図1を参照して、磁気超解像により信号再
生を行う光磁気記録媒体10の平面構造を説明する。光
磁気記録媒体10は、グルーブ4とランド5とを交互に
形成したトラック構造を有し、グルーブ4とランド5と
には、周期的に不連続な領域3が存在する。また、アド
レス領域1にはグルーブ4の両側の壁にウォブルでアド
レス情報が記録されており、その結果、ランド5の両側
にもウォブルが設けられることになり、レーザ光がグル
ーブ4、ランド5のいずれを走行する場合にもアドレス
情報を検出できるようになっている。更に、データ領域
2のグルーブ4の両側にはウォブルが設けられていな
い。前記不連続な領域3は、グルーブ4、ランド5に照
射されたレーザ光の反射光を検出することにより、その
位置を検出することができ、この不連続な領域3を検出
して光磁気記録媒体10に信号を記録または再生すると
きの同期信号として用いられている。通常、同期信号の
周波数は20MHz程度である。光磁気記録媒体10の
不連続な領域3に起因して生成される同期信号の周波数
を第2の周波数とも言う。
【0047】一方、図2を参照して、磁区拡大により信
号再生を行う光磁気記録媒体20の平面構造も、光磁気
記録媒体10と同様に、グルーブ24とランド25とか
ら成るトラック構造を有し、グルーブ24とランド25
とには周期的に不連続な領域23が存在する。また、ア
ドレス領域21にはグルーブ24の両側の壁にウォブル
でアドレス情報が記録されており、その結果、ランド2
5の両側にもウォブルが設けられることになり、レーザ
光がグルーブ24、ランド25のいずれを走行する場合
にもアドレス情報を検出できるようになっている。更
に、データ領域22のグルーブ24の両側の壁にはウォ
ブルが形成されていない。光磁気記録媒体20において
も、不連続な領域23は周期的に設けられているため、
それをレーザ光により検出して、信号の記録または再生
を行う同期信号として用いる。光磁気記録媒体20に設
けられた不連続な領域23の間隔は、光磁気記録媒体1
0に設けられる不連続な領域3の間隔より短いため、不
連続な領域23を基にして生成される同期信号の周波数
は、光磁気記録媒体10の場合よりも高く、その値は、
上記第2の周波数の1.1〜4.0倍の値である。光磁
気記録媒体20の不連続な領域23に起因して生成され
る同期信号の周波数を第1の周波数とも言う。
【0048】上記説明したように、光磁気記録媒体10
と光磁気記録媒体20とでは、各々の光磁気記録媒体の
不連続な領域3、23に起因して生成される同期信号の
周波数が異なるため、本発明は、光磁気記録媒体10、
20に設けられた不連続な領域3、23を検出して生成
される同期信号の周波数を検出することにより光磁気記
録媒体10と光磁気記録媒体20とを判別することを特
徴とする。以下、図3から図9を参照して光磁気記録媒
体の判別方法について説明する。
【0049】図3を参照して、光磁気記録媒体10、2
0にレーザ光を照射し、その反射光を検出する光ピック
アップについて説明する。光ピックアップ30は、半導
体レーザ31と、コリメータレンズ32と、ハーフミラ
ー33と、対物レンズ34と、ウォラストンプリズム3
5と、集光レンズ36と光検出器37とを備える。半導
体レーザ31は、波長650nm(許容誤差±15n
m)のレーザ光を生成する。コリメータレンズ32は、
半導体レーザ31により生成されたレーザ光を平行光に
する。ハーフミラー33は、コリメータレンズ32から
のレーザ光を透過し、光磁気記録媒体10、20からの
反射光の半分を90度の方向に反射する。対物レンズ3
4は、レーザ光を光磁気記録媒体10、20に集光照射
する。ウォラストンプリズム35は、ハーフミラー33
からの反射光をP偏光成分、S偏光成分、およびP偏光
とS偏光とが混在した成分に分離する。集光レンズ36
は、ウォラストンプリズム35で分離された3つの成分
を集光する。光検出器37は、3つの成分のレーザ光を
検出する。この3つの成分のレーザ光のうち、P偏光成
分のレーザ光38とS偏光成分のレーザ光39の強度差
が光磁気信号として検出され、P偏光とS偏光とが混在
した成分のレーザ光40の強度は、トラッキングサーボ
とフォーカスサーボ用の信号、および上記不連続な領域
3、23の検出用信号として検出される。
【0050】図4を参照して、光検出器37の平面構造
について詳細に説明する。光検出器37は、矢印41で
示す方向が光磁気記録媒体10、20のトラッキング方
向になり、矢印42で示す方向が光磁気記録媒体10、
20のトラック方向になるように配置されている。ま
た、光検出器37は、6つの光検出領域37A、37
B、37C、37D、37E、37Fに分割されてお
り、前記レーザ光38は領域37Eで、レーザ光39は
領域37Fで、レーザ光40は領域37A、37B、3
7C、37Dで、それぞれ、検出される。レーザ光40
は、4つの領域37A、37B、37C、37Dで検出
されるが、光磁気記録媒体10、20の不連続な領域
3、23は、各領域37A、37B、37C、37Dで
検出された光強度の和を演算することにより検出され
る。不連続な領域3、23を検出するための演算は再生
信号増幅回路93において行われる。
【0051】また、レーザ光40を検出する領域は4つ
に分割されたものに限らず、矢印42で示すトラック方
向に2分割されたものでもよい。図5を参照して、不連
続な領域3、23を検出するための再生信号増幅回路9
3の構成部分および演算方法について説明する。不連続
な領域3、23を検出するために再生信号増幅回路93
は、加算器931、932、933と微分回路934と
を含む。加算器931は、光検出器37の領域37Aで
検出された光強度I37Aと領域37Bで検出された光
強度I37Bとを加算し、光強度I371を出力する。
また、加算器932は、領域37Cで検出された光強度
I37Cと領域37Dで検出された光強度I37Dとを
加算し、光強度I372を出力する。そして、加算器9
33は、光強度I371と光強度I372とを加算し、
信号(a1)または(a2)を出力する。ここで、光磁
気記録媒体10の場合には、図1に示す信号(a1)を
加算器933は出力し、光磁気記録媒体20の場合に
は、図2に示す信号(a2)を加算器933は出力す
る。加算器933から出力された信号(a1)または
(a2)は、微分回路934へ入力され、微分回路93
4は、信号(a1)または(a2)を微分し、それぞ
れ、信号(b1)または(b2)を出力する(図1、図
2を参照)。その後、信号(b1)、(b2)は所定の
値に増幅された後に再生信号増幅回路93から出力され
る。4つの領域37A、37B、37C、37Dで検出
された光強度の和を演算し、その演算結果を、更に、微
分することにより光磁気記録媒体10、20に設けられ
た不連続な領域3、23の中心位置を明確に検出でき、
後述する外部同期信号の生成が正確になる。
【0052】また、レーザ光40を検出する領域がトラ
ック方向に2分割されているときは、各々の領域で検出
された光強度は直接、加算器933へ入力され信号(a
1)または(a2)が出力される。不連続な領域3、2
3を検出するための構成部分を含む再生信号増幅回路9
3は、図5に示すものに限らず、図6に示す再生信号増
幅回路930でもよい。再生信号増幅回路930は、加
算器931、932と減算器935とを含む。加算器9
31は、光検出器37の領域37Aで検出された光強度
I37Aと領域37Bで検出された光強度I37Bとを
加算し、光強度I371を出力する。また、加算器93
2は、領域37Cで検出された光強度I37Cと領域3
7Dで検出された光強度I37Dとを加算し、光強度I
372を出力する。また、減算器935は、光強度I3
71と光強度I372とを減算し、信号(b1)または
(b2)を出力する。その後、信号(b1)または信号
(b2)は所定の値に増幅された後、再生信号増幅回路
930から出力される。即ち、図6に示す構成において
は、図1、2に示す信号(a1)または(a2)を出力
することなく、直接、不連続な領域3、23の位置が明
確に検出できる信号(b1)または(b2)を出力す
る。また、図6に示す構成においては、光検出器37の
領域37Aと領域37Bとで検出された光強度の和I3
71と、領域37Cと領域37Dとで検出された光強度
の和I372との差を演算するので、不連続な領域3、
23の位置を図5に示す場合よりも更に正確に検出でき
る利点がある。
【0053】また、レーザ光40を検出する領域がトラ
ック方向に2分割されているときは、各々の領域で検出
された光強度は直接、減算器935へ入力され信号(b
1)または(b2)が出力される。本願においては、再
生信号増幅回路93、930を演算回路とも言う。上記
図5または図6で生成された信号(b1)または信号
(b2)は、外部同期信号生成回路97へ出力される。
図7を参照して、外部同期信号生成回路97の構成およ
び動作について説明する。外部同期信号生成回路97
は、同期パルス信号発生回路970と同期信号発生回路
971とから成る。同期パルス信号発生回路970は、
信号(b1)または信号(b2)を入力し、信号(b
1)または信号(b2)の微分波形の中心に対応してパ
ルス信号(c1)または信号(c2)を出力する(それ
ぞれ、図1、図2を参照)。同期信号発生回路971
は、パルス信号(c1)または(c2)を入力し、パル
ス信号(c1)の各パルスの立ち上がり6またはパルス
信号(c2)の各パルスの立ち上がり26に同期して外
部同期信号(d1)または(d2)を生成する(それぞ
れ、図1、図2を参照)。
【0054】そして、生成された外部同期信号(d1)
の周波数または外部同期信号(d2)の周波数が検出さ
れ、光磁気記録媒体が判別される。外部同期信号(d
1)、(d2)の周波数の検出は、図8に示すように、
一定時間Tの間に何周期の同期成分が存在するかにより
行う。検出された外部同期信号の周波数が20MHz程
度であれば第2の周波数であり、第2の種類の光磁気記
録媒体と判別され、検出された外部同期信号の周波数が
第2の周波数の1.1〜4.0倍であれば第1の周波数
であり、第1の種類の光磁気記録媒体と判別される。
【0055】図9を参照して、光磁気記録媒体10、2
0の判別動作のフローチャートについて説明する。ステ
ップS1でスタートした後、光磁気記録媒体が所定の回
転数で回転され(S2)、レーザ光が光ピックアップ3
0により光磁気記録媒体10または20に照射された
(S3)後、フォーカスサーボが掛けられ(S4)、光
磁気記録媒体10または20の不連続な領域3、23に
起因して光信号が検出される(S5)。その後、外部同
期信号生成回路で外部同期信号が生成され(S6)、そ
の生成された外部同期信号の周波数が検出される(S
7)。ステップS8で生成された外部同期信号の周波数
が第1の周波数か第2の周波数かが判断され、第1の周
波数であれば第1の種類の光磁気記録媒体と判別され
(S9)、第2の周波数であれば第2の種類の光磁気記
録媒体と判別される(S10)。第1、第2の種類の光
磁気記録媒体が判別されると、判別動作が終了する(S
11)。ステップS5の動作は、上記説明した光ピック
アップ30の光検出器37と再生信号増幅回路93また
は930で行われ、ステップS6の動作は、外部同期信
号生成回路97で行われ、ステップS7の動作は、後述
する周波数検出回路99で行われ、ステップS8からS
11までの動作は、後述する制御回路100で行われ
る。
【0056】図10を参照して、光磁気記録媒体10、
20への信号の記録および/または再生を行う記録再生
装置について説明する。記録再生装置は、光ピックアッ
プ30と、スピンドルモータ90と、サーボ機構91
と、サーボ回路92と、再生信号増幅回路93と、整形
器94と、A/D変換器95と、復号器96と、外部同
期信号生成回路97と、遅延回路98と、周波数検出回
路99と、制御回路100と、エンコーダ101と、タ
イミング設定回路102と、レーザ駆動回路103と、
磁気ヘッド駆動回路104と、磁気ヘッド105とを備
える。
【0057】光ピックアップ30は、光磁気記録媒体1
0または20にレーザ光を照射し、その反射光を検出す
る。スピンドルモータ90は、光磁気記録媒体10また
は20を所定の回転数で回転させる。サーボ機構91
は、光ピックアップ30中の対物レンズ(図示省略)の
トラッキングサーボ、およびフォーカスサーボを行う。
サーボ回路92は、再生信号増幅回路93からのトラッ
キングエラー信号、フォーカスエラー信号に基づいてサ
ーボ機構91を制御し、外部同期信号生成回路97から
の外部同期信号に基づいてスピンドルモータ90を制御
する。再生信号増幅回路93は、光ピックアップ30中
の光検出器37からの光信号に基づいてトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号、光磁気信号、および
不連続な領域3、23を検出する信号を演算し、トラッ
キングエラー信号とフォーカスエラー信号とをサーボ回
路92へ出力し、光磁気信号を整形器94へ出力し、不
連続な領域3、23を検出する信号を外部同期信号97
へ出力する。整形器94は、光磁気信号からノイズを除
去してA/D変換器95へ出力する。A/D変換器95
は、ノイズが除去されたアナログ信号からディジタル信
号に変換して復号器96へ出力する。復号器96は、外
部同期信号生成回路97からの外部同期信号に同期し
て、所定の方式に変調された光磁気信号を復調して再生
データとして出力する。
【0058】外部同期信号生成回路97は、上述した方
法で外部同期信号を生成し、復号器96、遅延回路9
8、周波数検出回路99へ出力する。遅延回路98は、
外部同期信号を一定時間だけ遅延させたクロック(同期
信号とも言う。)を生成し、エンコーダ101とタイミ
ング設定回路102へ出力する。周波数検出回路99
は、外部同期信号の周波数を、上記説明した方法で検出
し、制御回路100へ出力する。制御回路100は、周
波数検出回路99からの周波数に基づいて上記説明した
方法により、記録再生装置に装着された光磁気記録媒体
10、20を判別し、その判別結果を示す信号をタイミ
ング設定回路102へ出力する。エンコーダ101は、
信号記録時において、遅延回路98からの同期信号に同
期して記録データを所定の方式で変調する。タイミング
設定回路102は、制御回路100からの制御信号に基
づいて、光磁気記録媒体10、20に信号の記録または
再生を行うのに必要な磁界を印加し、レーザ光を照射す
るための信号を磁気ヘッド駆動回路104またはレーザ
駆動回路103へ出力する。レーザ駆動回路103は、
タイミング設定回路102からの信号に基づいて光ピッ
クアップ30中の半導体レーザ31を駆動する。磁気ヘ
ッド駆動回路104は、タイミング設定回路102から
の信号に基づいて磁気ヘッド105を駆動する。磁気ヘ
ッド105は光磁気記録媒体10、20に磁界を印加す
る。
【0059】本願においては、上記説明した記録再生装
置のうち、スピンドルモータ90と、光ピックアップ3
0と、再生信号増幅回路93と、外部同期信号生成回路
97と、周波数検出回路99と、制御回路100とから
光磁気記録媒体の判別回路が構成される。図10、1
1、12を参照して、光磁気記録媒体10、20を判別
し、その判別した光磁気記録媒体10、20に適した信
号再生を行う動作について説明する。光磁気記録媒体1
0または20が装着されると上記説明したように光磁気
記録媒体10または20の不連続な領域3または23に
起因して外部同期信号(d1)または(d2)が生成さ
れ、外部同期信号(d1)または(d2)の周波数に基
づいて装着された光磁気記録媒体の種類が判別される。
光磁気記録媒体の種類が判別されると、制御回路100
は、その判別結果に応じて制御信号をタイミング設定回
路102へ出力する。即ち、判別された光磁気記録媒体
が光磁気記録媒体20であるとき、制御回路100は制
御信号(f2)(図11を参照)をタイミング設定回路
102へ出力する。また、タイミング設定回路102に
は、遅延回路98から外部同期信号(d2)に対し一定
時間tだけ遅延された同期信号(e2)が入力される。
ここで、遅延時間tは外部同期信号(d2)の一周期よ
り短い時間であり、外部同期信号(d2)の一周期を1
00とした場合、0〜99の範囲に設定される。タイミ
ング設定回路102は制御信号(f2)が入力される
と、装着された光磁気記録媒体20から磁区拡大による
信号再生を行うための交番磁界(h2)および所定強度
のレーザ光を印加、もしくは照射するために、パルス信
号(g2)と信号(j2)を生成する。ここで、パルス
信号(g2)は、交番磁界(h2)を生成するための信
号であり、同期信号(e2)の位相に合わせ、所定のデ
ューティの値に設定して生成され、磁気ヘッド駆動回路
104へ出力される。設定されるデューティは、光磁気
記録媒体20の記録層から再生層へ磁区を拡大転写する
ための磁界を印加する時間T1と、再生層へ拡大転写さ
れた磁区を消去するための磁界を印加する時間T2との
比として定義され、通常は、0.1〜1.1の範囲に設
定される。また、信号(j2)は、光磁気記録媒体20
に照射されるレーザ光の強度を、レーザ光のみでは光磁
気記録媒体20の記録層から再生層へ磁区を転写できな
い強度に設定するための信号である。磁区拡大による信
号再生においては、レーザ光のみでは記録層から再生へ
磁区が転写されない強度のレーザ光を照射することによ
り、再生層には大きな磁区が転写されることが判明して
いるからである。レーザ駆動回路103は、信号(j
2)に基づいて光ピックアップ30中の半導体レーザ3
1を駆動する。また、磁気ヘッド駆動回路104は、パ
ルス信号(g2)に基づいて磁気ヘッド105を駆動す
る。光ピックアップ30は、半導体レーザ31から生成
された上記強度のレーザ光を光磁気記録媒体20に照射
する。磁気ヘッド105は、交番磁界(h2)を光磁気
記録媒体20に印加する。これにより、記録層の磁区が
再生層へ拡大転写されたタイミングでレーザ光により光
磁気信号が検出され、その検出後、拡大転写された磁区
が消去されることが繰り返されて光磁気記録媒体20か
ら信号が再生される。検出された光磁気信号は、上記説
明した動作により再生データとして出力される。また、
交番磁界(h2)の強度は±200Oeである。
【0060】装着された光磁気記録媒体が光磁気記録媒
体10と判別されたときは、図10、12を参照して、
制御回路100から制御信号(f1)がタイミング設定
回路102へ出力される。制御信号(f1)が入力され
ると、タイミング設定回路102は、信号(g1)と信
号(j1)とを生成し、信号(g1)を磁気ヘッド駆動
回路104へ、信号(j1)をレーザ駆動回路103
へ、それぞれ、出力する。ここで、信号(g1)は磁気
ヘッド105が磁界を生成しないための信号であり、信
号(j1)は、光磁気記録媒体10の記録層から再生層
への磁区の転写が可能な強度のレーザ光を生成するため
の信号である。信号(j1)は、光ピックアップ30中
の半導体レーザ31を駆動する。また、光ピックアップ
30は、上記強度のレーザ光を光磁気記録媒体10に照
射する。磁気ヘッド駆動回路104は、磁気ヘッド10
5を駆動しないため、光磁気記録媒体10には磁界が印
加されない。従って、光磁気記録媒体10にはレーザ光
のみが照射され、磁気超解像により記録層の磁区が再生
層へ転写されてレーザ光により光磁気信号が検出され
る。検出された光磁気信号は上記説明した動作を経て再
生データとして出力される。
【0061】次に、図10、13、14を参照して、光
磁気記録媒体10、20を判別し、その判別した光磁気
記録媒体10、20に適した信号記録を行う動作につい
て説明する。光磁気記録媒体10または20の判別は上
記説明した動作により行われる。装着された光磁気記録
媒体が光磁気記録媒体20と判別されたときは、図1
0、13を参照して、制御回路100は、タイミング設
定回路102へ制御信号(f3)を出力する。また、タ
イミング設定回路102へは、遅延回路98から同期信
号(e2)が入力され、エンコーダ101から同期信号
(e2)のタイミングで所定の方式に変調され、2値化
された記録信号(k2)が入力される。制御信号(f
3)が入力されると、タイミング設定回路102は、同
期信号(e2)の位相に合わせて、記録信号(k2)に
基づいて変調された磁界(h3)を光磁気記録媒体20
に印加するための信号(g3)を生成するとともに、所
定強度のレーザ光を光磁気記録媒体20に照射するため
の信号(j3)を生成する。磁気ヘッド駆動回路104
は、信号(g3)に基づいて磁気ヘッド105を駆動す
る。また、レーザ駆動回路103は、信号(j3)に基
づいて光ピックアップ30中の半導体レーザ31を駆動
する。磁気ヘッド105は記録信号に基づいて変調され
た磁界(h3)を光磁気記録媒体20へ印加する。ま
た、光ピックアップ30は、所定強度、即ち、10mW
程度のレーザ光を光磁気記録媒体20に照射する。これ
により信号が記録される。また、交番磁界(h3)の強
度は±200Oeである。
【0062】装着された光磁気記録媒体が光磁気記録媒
体10と判別されたときは、図10、14を参照して、
制御回路100は、タイミング設定回路102へ制御信
号(f4)を出力する。また、タイミング設定回路10
2へは、遅延回路98から外部同期信号(d1)に対し
t2だけ遅延された同期信号(e1)が入力され、エン
コーダ101から同期信号(e1)のタイミングで所定
の方式に変調され、2値化された記録信号(k1)が入
力される。制御信号(f4)が入力されると、タイミン
グ設定回路102は、同期信号(e1)の位相に合わせ
て、記録信号(k1)に基づいて変調された磁界(h
4)を光磁気記録媒体10に印加するための信号(g
4)を生成するとともに、所定強度のレーザ光を光磁気
記録媒体10に照射するための信号(j3)を生成す
る。磁気ヘッド駆動回路104は、信号(g4)に基づ
いて磁気ヘッド105を駆動する。また、レーザ駆動回
路103は、信号(j3)に基づいて光ピックアップ3
0中の半導体レーザ31を駆動する。磁気ヘッド105
は記録信号に基づいて変調された磁界(h4)を光磁気
記録媒体10へ印加する。また、光ピックアップ30
は、所定強度、即ち、10mW程度のレーザ光を光磁気
記録媒体10に照射する。これにより信号が記録され
る。また、交番磁界(h4)の強度は±200Oeであ
る。
【0063】光磁気記録媒体20に信号を記録するため
の交番磁界(h3)の周波数は、光磁気記録媒体10へ
信号を記録するための交番磁界(h4)の周波数より2
倍高い。磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体
は、高密度な再生が可能であるため信号を記録するため
のドメインを小さくできる。従って、交番磁界(h3)
の周波数も高くなっている。本願発明においては、交番
磁界(h3)の周波数を第1の周波数、交番磁界(h
4)の周波数を第2の周波数と言い、第1の周波数とし
ては40MHz程度、第2の周波数としては20MHz
程度が用いられる。
【0064】本願発明においては、光磁気記録媒体の種
類を判別するフローチャートは、上記図9に示すものに
限らず図15に示すものでもよい。図15においてステ
ップS1からステップS5までは図9と同じであるの
で、その説明は省略する。ステップS5で光信号が検出
された後、ステップ77で検出された光信号の周波数が
検出される。その後のステップS8からステップS11
までの動作も図9と同じである。即ち、図15に示すフ
ローチャートでは、光磁気記録媒体10、20の不連続
な領域3、23に起因して検出した光信号の周波数を直
接検出することにより装着された光磁気記録媒体の種類
の判別するものである。従って、光信号に基づいて外部
同期信号を生成し、その生成した外部同期信号の周波数
を検出して光り磁気記録媒体の種類の判別する図9の場
合に比べ、迅速に光磁気記録媒体の種類を判別できる。
【0065】図15に示す光磁気記録媒体の種類を判別
動作を実現する記録再生装置のブロック図を図16に示
す。図16に示す記録再生装置の構成要素は、図10に
示す記録再生装置の構成要素と同じであるが、信号の流
れが異なる。即ち、光ピックアップ30中の光検出器3
7で検出された光磁気記録媒体10、20の不連続な領
域3、23に起因して検出された光信号は再生信号増幅
回路93で上記説明した演算がされた後、外部同期信号
生成回路97と周波数検出回路99へ出力される。外部
同期信号生成回路97では、上記説明したのと同じ方法
で外部同期信号(d1)、(d2)が生成され、復号器
96と遅延回路98へ出力される。遅延回路98が行う
動作については、図10の説明と同じである。一方、周
波数検出回路99は、再生信号増幅回路93からの光信
号の周波数を検出する。即ち、上記図1、2に示す信号
(c1)、(c2)を入力して、その周波数を検出す
る。周波数の検出方法は、図17に示すように、一定時
間Tの間にパルス信号が何個存在するかを計測すること
により検出する。周波数検出回路99は、信号(c
1)、(c2)の周波数を検出した後、その結果を制御
回路100へ出力する。制御回路100は、周波数の検
出結果を入力した後、その入力した周波数に基づいて、
上記説明した方法により光磁気記録媒体の種類を判別す
る。図16に示す記録再生装置においては、スピンドル
モータ90と、光ピックアップ30と、再生信号増幅回
路93と、周波数検出回路99と、制御回路100とか
ら光磁気記録媒体の判別回路が構成される。
【0066】図16に示す記録再生装置を用いて、装着
された光磁気記録媒体の種類を判別し、その判別した光
磁気記録媒体に適した信号の記録および/または再生を
行う動作は、上記図10から図14を参照して説明した
のと同じであるので、その説明は省略する。また、光磁
気記録媒体の判別に当たっては、前記不連続な領域3、
23に起因して検出された光信号のみならず、一般的
に、光磁気記録媒体に設けられた形状に基づくものであ
ればよい。例えば、ウォブルで設けられたファインクロ
ックマーク、ピット等でもよい。本願発明においては、
光磁気記録媒体に周期的に設けられた形状に基づいて検
出した光信号の周波数またはその光信号に基づいて生成
した外部同期信号の周波数を検出して光磁気記録媒体の
種類を判別できるものであればよい。
【0067】上記説明したように、本願発明によれば、
装着された光磁気記録媒体の種類が容易に判別でき、そ
の判別した光磁気記録媒体に適した信号の記録および/
または再生が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録媒
体の平面構造図、それから検出される光信号、および検
出された光信号に基づいて生成される外部同期信号を示
す図である。
【図2】磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒体
の平面構造図、それから検出される光信号、および検出
された光信号に基づいて生成される外部同期信号を示す
図である。
【図3】光ピックアップの構成図である。
【図4】光検出器の平面構造図である。
【図5】再生信号増幅回路のブロック図である。
【図6】再生信号増幅回路の他のブロック図である。
【図7】外部同期信号生成回路のブロック図である。
【図8】外部同期信号の周波数を検出する方法を説明す
る図である。
【図9】光磁気記録媒体の判別を行う動作のフローチャ
ートである。
【図10】光磁気記録媒体の判別を行い、その判別した
光磁気記録媒体に適した信号の記録および/または再生
を行う装置のブロック図である。
【図11】磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体から信号を再生する動作を説明するための図である。
【図12】磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録
媒体から信号を再生する動作を説明するための図であ
る。
【図13】磁区拡大により信号再生を行う光磁気記録媒
体に信号を記録する動作を説明するための図である。
【図14】磁気超解像により信号再生を行う光磁気記録
媒体に信号を記録する動作を説明するための図である。
【図15】光磁気記録媒体の判別を行う動作の他のフロ
ーチャートである。
【図16】光磁気記録媒体の判別を行い、その判別した
光磁気記録媒体に適した信号の記録および/または再生
を行う装置の他のブロック図である。
【図17】光信号の周波数を検出する方法を説明する図
である。
【符号の説明】
1、21・・・アドレス領域 2、22・・・データ領域 3、23・・・不連続な領域 4、24・・・グルーブ 5、25・・・ランド 6、26・・・立ち上がり 10、20・・・光磁気記録媒体 30・・・光ピックアップ 31・・・半導体レーザ 32・・・コリメータレンズ 33・・・ハーフミラー 34・・・対物レンズ 35・・・ウォラストンプリズム 36・・・集光レンズ 37・・・光検出器 90・・・スピンドルモータ 91・・・サーボ機構 92・・・サーボ回路 93・・・再生信号増幅回路 94・・・整形器 95・・・A/D変換器 96・・・復号器 97・・・外部同期信号生成回路 98・・・遅延回路 99・・・周波数検出回路 100・・・制御回路 101・・・エンコーダ 102・・・タイミング設定回路 103・・・レーザ駆動回路 104・・・磁気ヘッド駆動回路 105・・・磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体を回転させる回転手段
    と、 前記光磁気記録媒体にレーザ光を合焦し、その反射光を
    検出する光学手段と、前記光学手段が検出した光信号の
    周波数を検出し、その検出した周波数に基づいて光磁気
    記録媒体の種類を判別する判別手段とを含む判別回路
    あって、 前記光信号は、前記光磁気記録媒体に形成された外部同
    期信号を生成する基準となる形状に起因した信号である
    判別回路
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、 前記光学手段が検出した光信号を入力し、その光信号を
    演算する演算回路と、 前記演算回路からの出力信号の周波数を検出する周波数
    検出回路と、 前記周波数検出回路が検出した周波数に基づいて、前記
    周波数が第1の周波数であるときは第1の種類の光磁気
    記録媒体と判別し、前記周波数が第2の周波数であると
    きは第2の種類の光磁気記録媒体と判別する動作を少な
    くとも行う制御回路とを含む請求項1記載 の判別回路。
  3. 【請求項3】 光磁気記録媒体を回転させる回転手段
    と、 前記光磁気記録媒体にレーザ光を合焦し、その反射光を
    検出する光学手段と、 前記光学手段が検出した光信号に基づいて生成した外部
    同期信号の周波数を検出し、その検出した周波数に基づ
    いて光磁気記録媒体の種類を判別する判別手段とを含
    み、 前記判別手段は、 前記光学手段が検出した光信号を入力し、その光信号を
    演算する演算回路と、 前記演算回路からの出力に基づいて外部同期信号を生成
    する外部同期信号生成回路と、 前記外部同期信号生成回路が生成した外部同期信号を入
    力し、その外部同期信号の周波数を検出する周波数検出
    回路と、 前記周波数検出回路が検出した周波数に基づいて、前記
    周波数が第1の周波数であるときは第1の種類の光磁気
    記録媒体と判別し、前記周波数が第2の周波数であると
    きは第2の種類の光磁気記録媒体と判別する動作を少な
    くとも行う制御回路とを含む判別回路。
  4. 【請求項4】 前記光学手段は、 第1の領域と第2の領域、および第3の領域と第4の領
    域が前記光磁気記録媒体のトラック方向に配置され、 前記第1の領域と第4の領域、および前記第2の領域と
    第3の領域が前記光磁気記録媒体のトラッキング方向に
    配置された4つの領域から成る光検出器を含み、 前記演算回路は、前記第1の領域と第4の領域で検出さ
    れた光信号強度の和と、前記第2の領域と第3の領域で
    検出された光信号強度の和との差を演算する請求項2ま
    たは請求項3に記載の判別回路。
  5. 【請求項5】 前記光学手段は、 第1の領域と第2の領域、および第3の領域と第4の領
    域が前記光磁気記録媒体のトラック方向に配置され、 前記第1の領域と第4の領域、および前記第2の領域と
    第3の領域が前記光磁気記録媒体のトラッキング方向に
    配置された4つの領域から成る光検出器を含み、 前記演算回路は、前記第1の領域、第2の領域、第3の
    領域、および第4の領域で検出された光信号強度の和を
    演算し、その演算結果を更に微分する請求項2または請
    求項3に記載の判別回路。
  6. 【請求項6】 前記光学手段は、 前記光磁気記録媒体のトラック方向に配置された第1の
    領域と第2の領域とから成る光検出部を含み、 前記演算回路は、前記第1の領域で検出された光信号強
    度と、前記第2の領域で検出された光信号強度との差を
    演算する請求項2または請求項3に記載の判別回路。
  7. 【請求項7】 前記光学手段は、 前記光磁気記録媒体のトラック方向に配置された第1の
    領域と第2の領域とから成る光検出部を含み、 前記演算回路は、前記第1の領域と第2の領域で検出さ
    れた光信号強度の和を演算し、その演算結果を更に微分
    する請求項2または請求項3に記載の判別回路。
  8. 【請求項8】 請求項2または請求項3に記載の判別回
    路を含む光磁気記録媒体の再生装置であって、 前記制御回路は、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    光磁気記録媒体に交番磁界を印加するように制御すると
    ともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区
    が転写されない強度のレーザ光を生成するように制御
    し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    光磁気記録媒体に磁界を印加しないように制御するとと
    もに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が
    転写される強度のレーザ光を生成するように制御する光
    磁気記録媒体の再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項2または請求項3に記載の判別回
    路を含む光磁気記録媒体の記録装置であって、 前記制御回路は、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、記録
    信号を重畳した第1の周波数を有する交番磁界を前記光
    磁気記録媒体に印加するように制御するとともに、所定
    強度のレーザ光を生成するように制御し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、記録
    信号を重畳した前記第1の周波数より低周波数の第2の
    周波数を有する交番磁界を前記光磁気記録媒体に印加す
    るように制御するとともに、所定強度のレーザ光を生成
    するように制御する光磁気記録媒体の記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項2または請求項3に記載の判別
    回路を含む光磁気記録媒体の記録再生装置であって、 前記制御回路は、 記録時に、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、記録
    信号を重畳した第1の周波数を有する第1の交番磁界を
    前記光磁気記録媒体に印加するように制御するととも
    に、所定強度のレーザ光を生成するように制御し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、記録
    信号を重畳した前記第1の周波数より低周波数の第2の
    周波数を有する第2の交番磁界を前記光磁気記 録媒体に
    印加するように制御するとともに、所定強度のレーザ光
    を生成するように制御し、 また、再生時に、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    光磁気記録媒体に第3の交番磁界を印加するように制御
    するとともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層
    へ磁区が転写されない強度のレーザ光を生成するように
    制御し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    光磁気記録媒体に磁界を印加しないように制御するとと
    もに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が
    転写される強度のレーザ光を生成するように制御する光
    磁気記録媒体の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項2または請求項3に記載の判別
    回路を含む光磁気記録媒体の再生装置であって、 前記光磁気記録媒体に磁界を印加する磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動回路と、 前記光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回
    路と、 前記制御回路からの制御に基づいて、前記磁気ヘッド駆
    動回路と前記レーザ駆動回路とへ信号を出力するタイミ
    ング設定回路とを含み、 前記制御回路は、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に交番磁界
    を印加するための信号を前記磁気ヘッド駆動回路へ出力
    するとともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層
    へ磁区が転写されない強度のレーザ光を生成するための
    信号を前記レーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に磁界を印
    加しないための信号を前記磁気ヘッド駆動回路へ出力す
    るとともに、前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ
    磁区が転写される強度のレーザ光を生成するための信号
    を前記レーザ駆動回路へ出力するように前記タイミング
    設定回路を制御する光磁気記録媒体の再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項2または請求項3に記載の判別
    回路を含む光磁気記録媒体の記録装置であって、 前記光磁気記録媒体に磁界を印加する磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動回路と、 前記光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回
    路と、 前記制御回路からの制御と記録信号に基づいて、前記磁
    気ヘッド駆動回路と前記レーザ駆動回路とへ信号を出力
    するタイミング設定回路とへ含み、 前記制御回路は、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した第1の
    周波数を有する交番磁界を前記光磁気記録媒体に印加す
    るための信号を前記磁気ヘッド駆動回路へ出力するとと
    もに、所定強度のレーザ光を生成するための信号を前記
    レーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した前記第
    1の周波数より低周波数の第2の周波数を有する交番磁
    界を前記光磁気記録媒体に印加するための信号を前記磁
    気ヘッド駆動回路へ出力するとともに、所定強度のレー
    ザ光を生成するための信号を前記レーザ駆動回路へ出力
    するように前記タイミング設定回路を制御する光磁気記
    録媒体の記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項2または請求項3に記載の判別
    回路を含む光磁気記録媒体の記録再生装置であって、 前記光磁気記録媒体に磁界を印加する磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動回路と、 前記光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回
    路と、 前記制御回路からの制御に基づいて、前記磁気ヘッド駆
    動回路とレーザ駆動回路とへ信号を出力するタイミング
    設定回路とを含み、 前記制御回路は、 記録時に、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した第1の
    周波数を有する第1の交番磁界を前記光磁気記録媒体に
    印加するための信号を前記磁気ヘッド駆動回路へ出力す
    るとともに、所定強度のレーザ光を生成するための信号
    を前記レーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したときは、前
    記タイミング設定回路が、前記記録信号を重畳した前記
    第1の周波数より低周波数の第2の周波数を有する第2
    の交番磁界を前記光磁気記録媒体に印加するための信号
    を前記磁気ヘッド駆動回路へ出力するとともに、所定強
    度のレーザ光を生成するための信号を前記レーザ駆動回
    路へ出力するように前記タイミング設定回路を制御し、 また、再生時に、 前記第1の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に第3の交
    番磁界を印加するための信号を前記磁気ヘッド駆動回路
    へ出力するとともに、前記光磁気記録媒体の記録層から
    再生層へ磁区が転写されない強度のレーザ光を生成する
    ための信号を前記レーザ駆動回路へ出力し、 前記第2の種類の光磁気記録媒体と判別したとき、前記
    タイミング設定回路が、前記光磁気記録媒体に磁界を印
    加しないための信号を前記磁気ヘッド駆動回路へ出力す
    るとともに、 前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写さ
    れる強度のレーザ光を生成するための信号を前記レーザ
    駆動回路へ出力するように前記タイミング設定回路を制
    御する光磁気記録媒体の記録再生装置。
  14. 【請求項14】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    前記光磁気記録媒体に設けられた形状に基づいて生成し
    た外部同期信号の周波数を計測し、 その周波数が第1の周波数であるときは第1の種類の光
    磁気記録媒体と判別し、 その周波数が第2の周波数であるときは第2の種類の光
    磁気記録媒体と判別する光磁気記録媒体の判別方法。
  15. 【請求項15】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、
    前記光磁気記録媒体から検出された光信号の周波数を計
    測し、 その周波数が第1の周波数であるときは第1の種類の光
    磁気記録媒体と判別し、 その周波数が第2の周波数であるときは第2の種類の光
    磁気記録媒体と判別する光磁気記録媒体の判別方法であ
    って、 前記光信号は、前記光磁気記録媒体に形成された外部同
    期信号を生成する基準となる形状に起因した信号である
    判別方法。
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