JP2743545B2 - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JP2743545B2
JP2743545B2 JP2015767A JP1576790A JP2743545B2 JP 2743545 B2 JP2743545 B2 JP 2743545B2 JP 2015767 A JP2015767 A JP 2015767A JP 1576790 A JP1576790 A JP 1576790A JP 2743545 B2 JP2743545 B2 JP 2743545B2
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control data
track
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magneto
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば光磁気ディスク,光ディスクに適用
して好適な記録媒体に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、光磁気ディスク,光ディスク等の記録媒体
において、トラックの幅方向変位により制御データ記録
エリアを形成すると共に、制御データ記録エリアのトラ
ック幅よりも広い幅のトラックを案内溝としてデータ記
録可能エリアを形成したことにより、良好なデータの記
録及び再生が行えるようにしたものである。
〔従来の技術〕
光記録媒体、例えば光磁気ディスクにおいて、ディス
ク上にトラッキング用の案内溝を予めスパイラル状或い
は同心円状に形成しておき、この予め形成された案内溝
(所謂グルーブ)や、或いはグルーブ間のランド部を記
録トラックとして、この記録トラック上にトラック方向
に沿って、磁気光学効果を利用したデータの記録、再生
を行うようにしたものが開発されている。このような記
録媒体は、案内溝を光学的に検出してトラッキングサー
ボをかけながら、磁気光学的にデータの記録及び再生を
行う。
この場合、例えば特願平1−247833号に記載のよう
に、記録トラック上に同期信号,アドレス情報等の制御
データと任意の各種データとを交互に記録し、この制御
データに基づいてデータ管理等を行うようにしたものが
提案されており、この制御データによってデータをブロ
ック単位やセクタ単位で記録し、再生するようになって
いる。
この同期信号,アドレス情報等の制御データの記録方
法としては、例えばピットの形成により記録することが
行われている。
また、アドレス情報等の制御データを予め記録する別
の方法として、トラッキングエラーを検出するためのウ
ォブリングトラックを、時間コードでFM変調して記録形
成する技術が提案されている。この場合、例えば22.05k
Hzの正弦波の搬送波信号を、この搬送波に比較して充分
低い周波数の時間コード信号に基づいてFM変調してウォ
ブリングトラックを形成しておき、再生時にトラッキン
グエラー信号を得ると共に、この時間コードを復調し、
位置情報としての時間コードを得るようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、ピットの形成により制御データを記録する
ようにすると、このようなピットの形成箇所はディスク
のデータ記録可能領域と異なるトラッキングサーボをか
ける必要があり、単一のトラッキング方法により連続的
なトラッキングサーボをかけることができず、記録再生
装置としてトラッキングのための構成が複雑化する不都
合があった。また、ディスク上にピットの形成箇所を設
けると、隣接したトラックへのクロストークが発生し、
隣接トラックのデータ記録可能領域の信号再生時に悪影
響を及ぼす虞れがあった。
また、ウォブリングトラックを時間コードでFM変調し
て制御データを記録する場合には、制御データでトラッ
ク位置を細かく指示するのが困難で、精度が高くない不
都合があった。
本発明の目的は、制御データの記録が良好に行える記
録媒体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の記録媒体は、例えば第1図に示す如く、トラ
ックの幅方向変位により所定単位毎に制御データ記録エ
リアを形成すると共に、この制御データ記録エリアのト
ラック幅よりも広い幅のトラックを設け、この幅広のト
ラックを案内溝としてデータ記録可能エリアを形成した
ものである。
〔作用〕
このように構成したことで、制御データ記録エリアと
データ記録可能エリアとの双方が連続したトラックにな
り、単一のトラッキング方法により連続的にトラッキン
グサーボをかけることができると共に、制御データ記録
エリアはデータ記録可能エリアよりもトラック幅が狭い
ので、制御データ記録エリアの記録信号の隣接トラック
へのクロストークが軽減され、さらにデータ記録可能エ
リアのトラック幅が広いので、再生信号のCN比等を改善
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の記録媒体の一実施例を、添付図面を参
照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例により形成された光磁気
ディスクの記録トラックの記録フォーマットを示す。こ
のトラックが形成される本例の光磁気ディスクは、例え
ば磁気光学効果を有する垂直磁化膜が透明基板上に形成
されて成るものであり、この光磁気ディスク上に、トラ
ッキング用の案内溝(所謂グルーブ)がスパイラル状に
或いは同心円状に予め形成されており、このグルーブを
記録トラックとしている。この場合、第0フレーム〜第
99フレームの100フレームを1単位として各種データが
記録され、この100フレーム毎に制御データ記録エリア
aが一箇所設けてある。この制御データ記録エリアa
は、第1図に示す如く、第99フレームの終端部から第0
フレームの始端部にかけて1フレーム分の長さで設けら
れ、ディスク形成時に予め幅方向変位により各種制御デ
ータが記録されている。即ち、第99フレーム側から順に
高速シーク用アドレス,セクタプリアンブル,同期信
号,接続ビット,アドレス,接続ビット,セクタポスト
アンブル,接続ビットが形成される。また、この制御デ
ータ記録エリアaの終端から第0フレームの終端まで
は、光磁気記録用のプリアンブル部となっている。
ここで本例においては、例えば第2図に示す如く、こ
の制御データ記録エリアa以外のデータ記録可能エリア
bのグルーブ幅を1.0μmとし、制御データ記録エリア
aの幅をこれより狭い0.6μmとする。そして、この0.6
μm幅のグルーブを、グルーブの長手方向と直交する方
向に0.2μm振った幅方向変位を行うことで、上述した
各種制御データが記録される。そして、グルーブ幅1.0
μmのデータ記録可能エリアbに、磁気光学効果により
各種データを記録する。なお、第2図は隣接したトラッ
クの形成状態を示し、各トラック(グルーブ)T1,T2,T3
……は、1.6μm間隔で形成される。この第2図におい
ては、中央のトラックT2に制御データ記録エリアが形成
された状態を示す。
次に、このように形成された光磁気ディスクから信号
を再生するための再生装置の構成を第3図を参照して説
明する。なお、この第3図例では、データ記録可能エリ
アbに各種データを記録するための構成については省略
する。
この第3図において、(1)は上述した制御データ記
録エリアaとデータ記録可能エリアbとがグルーブとし
て形成された光磁気ディスクを示し、この光磁気ディス
ク(1)はスピンドルモータ(2)により一定線速度
(CLV)或いは一定角度速(CAV)で回転駆動されるよう
になっている。そして、記録/再生のためのレーザ光源
(3)からのレーザビームは、コリメータレンズ(4)
により平行光ビームとされた後、ビームスプリッタ
(5),フォーカッシング及びトラッキングのための所
謂2軸デバイスの対物レンズ(6)を介して光磁気ディ
スク(1)に照射される。この光磁気ディスク(1)か
らの反射ビームは、ビームスプリッタ(5)で分離さ
れ、1/2波長板,収束レンズ,シリンドリカルレンズ等
の光学系(7)を介して偏光ビームスプリッタ(8)に
入射される。この偏光ビームスプリッタ(8)におい
て、P偏光成分とS偏光成分とに分離され、トラッキン
グエラー信号,フォーカスエラー信号,光磁気信号(MO
信号)を検出するためのフォトディテクタ(9)及び
(10)に入射される。
そして、フォトディテクタ(9)及び(10)の出力を
差動増幅器(11)に供給し、この差動増幅器(11)で両
出力の差をとることで、光磁気記録されたMO信号を抽出
し、この抽出されたデータ信号を光磁気記録データ再生
回路(12)に供給し、この光磁気記録データ再生回路
(12)での処理により、光磁気ディスク(1)のデータ
記録可能エリアbから再生した信号を端子(13)に得
る。
また、フォトディテクタ(9)は、例えば受光部が4
分割された素子を用い、プッシュプル検出回路(14)で
各受光部の差としてプッシュプル信号を検出し、このプ
ッシュプル信号を制御データ再生回路(15)に供給し、
制御データ再生回路(15)での処理により、光磁気ディ
スク(1)の制御データ記録エリアaから再生した信号
を端子(16)に得る。
さらに、プッシュプル検出回路(14)が出力するプッ
シュプル信号をローパスフィルタ(17)に供給して、プ
ッシュプル信号からサーボ情報を抽出し、このサーボ情
報をサーボ制御回路(18)に供給する。そして、このサ
ーボ制御回路(18)がサーボ情報に基づいた対物レンズ
(6)の制御を行い、トラッキング制御及びフォーカス
制御を行う。
このようにして再生されることで、サーボ制御回路
(18)では光磁気ディスク(1)の制御データ記録エリ
アaとデータ記録可能エリアbの双方で、トラックとし
てのグルーブに基づいたトラッキング制御が行われ、制
御データ記録エリアとデータ記録可能エリアとで連続的
にトラッキング制御が行われる。従って、制御データ記
録エリアでトラッキングが外れる虞れがなく、データ記
録可能エリアbへの記録時及びデータ記録可能エリアb
からの再生時に、安定したトラッキング制御が行われ
る。
また本例においては、制御データ記録エリアaのグル
ーブ幅を、データ記録可能エリアbのグルーブ幅よりも
狭くしたので、幅方向変位により制御データを記録した
のにも係わらず、この幅方向変位が隣接したグルーブで
のデータ再生に悪影響を及ぼすクロストークが発生しな
い。即ち、第2図に示す如く、トラックT2の制御データ
記録エリアaは、幅方向に変位する分(0.2μm)を0.6
μmの幅に加えても、データ記録可能エリアbの幅1.0
μmよりも狭く、トラックT2と隣接トラックT1及びT3
の間のランド部が幅方向変位により狭くなることがな
く、クロストークが増大することがない。
また逆に、データ記録可能エリアbの幅を制御データ
記録エリアaよりも広くしたことで、MO信号によりデー
タが記録されるグルーブ幅が広くとれ、記録データ再生
時のCN比やエラーレートを改善することができる。
さらに、100フレーム毎に設けられた制御データ記録
エリアaは、グルーブ幅がデータ記録可能エリアbより
も狭いことを検出することで容易に探すことができ、高
速で制御データ記録エリアaに記録されたアドレス情報
を検出することができ、高速アクセスが容易に行える。
なお、上述実施例においてはデータ記録可能エリアb
をグルーブ内に設定した所謂グルーブ記録を行うように
したが、隣接するグルーブ間のランド部にデータ記録を
行う所謂ランド記録を行うようにしても良い。また、上
述実施例に示した光磁気ディスクの他に、例えば有機色
素系光ディスク,各種追記型ディスク,重ね書き可能デ
ィスク,光カード,光磁気カード等の各種記録媒体に本
発明が適用できる。さらに、本発明は上述実施例に限ら
ず、その他種々の構成が取り得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明の記録媒体によると、制御データ記録エリアは
データ記録可能エリアよりもトラック幅が狭いので、制
御データ記録エリアに予め記録された信号の隣接トラッ
クへのクロストークが軽減されると共に、データ記録エ
リアはトラック幅が広いので、再生信号のCN比,エラー
レート等を改善でき、双方のエリア共に信号の記録信頼
性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による記録フォーマットを示
す構成図、第2図は一実施例によるトラック配列状態を
示す略線図、第3図は一実施例の記録媒体の再生装置の
回路構成を示す構成図である。 (1)は光磁気ディスク、(3)はレーザ光源、(9)
及び(10)はフォトディテクタ、(12)は光磁気記録デ
ータ再生回路、(15)は制御データ再生回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックの幅方向変位により所定単位毎に
    制御データ記録エリアを形成すると共に、上記制御デー
    タ記録エリアのトラック幅よりも広い幅のトラックを設
    け、該幅広のトラックを案内溝としてデータ記録可能エ
    リアを形成した記録媒体。
JP2015767A 1990-01-25 1990-01-25 記録媒体 Expired - Lifetime JP2743545B2 (ja)

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JP2015767A JP2743545B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 記録媒体
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