JPH11161886A - 自動通報装置およびこれを用いた通報システム - Google Patents

自動通報装置およびこれを用いた通報システム

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JPH11161886A
JPH11161886A JP32424697A JP32424697A JPH11161886A JP H11161886 A JPH11161886 A JP H11161886A JP 32424697 A JP32424697 A JP 32424697A JP 32424697 A JP32424697 A JP 32424697A JP H11161886 A JPH11161886 A JP H11161886A
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telephone
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JP32424697A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Shimamori
保 島森
Tsunehisa Nakatani
恒久 中谷
Takayuki Arima
隆幸 有馬
Hidenobu Eto
英伸 江藤
Mitsuhide Goto
光英 後藤
Kiyoaki Shimizu
清明 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動通報装置に併設されている電話機をオフフ
ックするだけで所要の通報先に自動的に電話して通報で
きるようにする。 【解決手段】自動通報装置4に備えたモード設定スイッ
チ26が操作されかつこの装置4に併設されている電話
機6がオフフックされると、その電話機6の電話番号を
知らなくてもその電話機6が自動的に所定の通報先に対
して電話回線8が自動接続される構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設備機器などの状
態を端末装置などの通報先に自動通報する自動通報装置
に関し、より詳しくは電話機の併設が可能な自動通報装
置とこれらを用いた通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような通報システムにおいては、設
備機器ならびにこの設備機器の状態に関するデータを端
末装置側に通報するための通報元としての自動通報装置
が現場に配置付けられる一方、設備機器を集中管理する
管理センタ側の端末装置は通報先としてこの現場から遠
隔に配置付けられているとともに、前記データの送信あ
るいは受信のためにこれらが電話回線を介して接続され
ることで、自動通報装置側では自動ダイヤル送信でもっ
て端末装置側に電話回線を介してデータを送信する一
方、端末装置側でのそのデータを自動受信できるように
している。
【0003】このような設備機器としては、例えば冷凍
設備、ボイラ設備、無人ロボット工場設備、給水設備、
ビルの防災設備、無人契約機、受変電設備、などの現場
に設置されるものがあり、これら各設備機器では、それ
の設備機器の状態を監視するための各種センサが付設さ
れ、自動通報装置は、このセンサからの信号状態からこ
れら設備機器の異常といったイベントの発生の有無を監
視して通報先に自動通報するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した自動通報装置
においては、設備機器に付設されているセンサからの入
力によって設備機器の状態が異常であるか否かのイベン
トの発生の判断を行い、異常入力が有れば電話回線を介
して端末装置に自動通報されるのであるが、センサなど
では検出されない異常が発生した場合とか、その他の事
象について通報先に緊急に通報したい場合もあるから、
そうした場合にはこの自動通報装置に併設されている電
話機で通報が可能となる。
【0005】しかしながら、自動通報装置に電話機が併
設されていても、この電話機の電話番号を知らない場合
では、緊急事態を通報先に通報できない。また、電話番
号を知っていても、慌てているためにその電話番号を思
い出せず、緊急事態を通報先に通報できないこともあ
る。さらに、緊急事態では一刻も早く通報したいが、長
い電話番号ではそれだけ通報が遅れるし、また電話番号
の操作ミスも多々発生し得るので通報がそれだけ遅れ
る。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする主
たる課題は、自動通報装置に併設されている電話機をオ
フフックするだけで所要の通報先に自動的に電話して通
報できるようにすることにある。
【0007】本発明が解決しようとする他の課題は後述
から明らかであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、通報
に関連する入力を電話回線を介して通報先に自動通報す
るもので、かつ、電話機の併設が可能な自動通報装置に
おいて、併設されている電話機がオフフックされると自
動的に所定の通報先に対して電話回線を自動接続するこ
とを特徴とする自動通報装置としたことによって、上述
の課題を解決している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
ついて図1ないし図3を参照して説明する。この実施の
形態1においては、通報に関連する入力を電話回線を介
して通報先に自動通報するもので、かつ、電話機の併設
が可能な自動通報装置において、併設されている電話機
がオフフックされると自動的に所定の通報先に対して電
話回線を自動接続できるようにしたものである。
【0011】図1は本発明の実施の形態1に係る自動通
報装置を用いた通報システムの概略構成を示す図であ
り、同図を参照して、2は設備機器、4は自動通報装
置、6は自動通報装置4に付設されている電話機、8は
電話回線、10は端末装置である。
【0012】設備機器2は、例えば冷凍設備、ボイラ設
備、無人ロボット工場設備、給水設備、ビルの防災設
備、無人契約機、受変電設備などであり、これらには、
それぞれに対応して各種のセンサ例えば温度センサ2
a、湿度センサ2b、圧力センサ2c、などが配備され
ている。なお、11は自動通報装置の各種状態を表示す
る液晶などからなる表示部であり、26は後述のモード
設定スイッチであり、そのパネルに記入された文字
「N」側に操作されると併設電話機6が通常の電話機と
して使用するモードに設定し、文字「E」側に操作され
ると併設電話機6が緊急用の電話機として使用するモー
ドに設定するためのものである。
【0013】自動通報装置4は、設備機器2側の各種セ
ンサ2a,2b,2cからのセンサ信号(接点オンまた
は接点オフの接点信号)を入力データとして取り込み、
この取り込んだ入力データに基づいて設備機器の状態に
関するデータを電話回線8を介して端末装置10側に自
動ダイヤル送信する。端末装置10は、電話機10a、
ポケットベル10b、パーソナルコンピュータ10c、
プログラマブル表示器10dなどであり、これら各端末
装置10は、前記データを自動受信する。この端末装置
10は管理センタでもあり、また、単なる端末側でもあ
り、その意味は狭く解釈されるものではなく、要するに
通報先である。なお、プログラマブル表示器10dは、
パーソナルコンピュータ10cのような端末装置と比較
して安価に済むとともに、専用の操作画面を容易に作れ
て誤操作が少なくなり、セットアップ操作が簡単で、設
置面積も少なくて済み、システムソフトが小さいのでシ
ステムの安定性を高め、耐環境性に優れ、取り扱いも容
易であるなどの利点がある。
【0014】図2は、自動通報装置4の回路ブロック図
である。同図を参照して、この自動通報装置4は、設備
機器2側の各種センサ2a,2b,2cそれぞれからの
センサ信号を入力する入力回路12と、この入力回路1
2の出力に応答して端末装置10との間での通報の制御
を行うなどの中枢機能を司るマイクロコンピュータ14
と、モデム16と、回線インタフェース18と、回線ト
ランス20と、後述の実施の形態で説明されるマイクロ
ホン22と、各端末装置それぞれに対応した電話番号
と、所要例えば緊急モードにおける通報先として指定さ
れた端末装置側の電話番号とが記憶されている電話番号
メモリ24と、操作されると電話機6を所要例えば緊急
モードに設定する信号を出力する設定部としてのモード
設定スイッチ26とを有している。なお、自動通報装置
4の他の内部回路の構成については図示を省略してい
る。
【0015】28は電話回線8に挿入接続されオン状態
でオフフック(回線接続)となり、オフ状態でオンフッ
ク(回線断)となる接点であり、この接点28のオンオ
フはマイクロコンピュータ14によって制御されるもの
であり、通常はオンフック状態つまりオフされている。
マイクロコンピュータ14は入力回路12を介して入力
されるセンサ信号に基づいて設備機器2が異常であると
判断すると、異常入力が与えられたとして通報先の電話
番号を電話番号メモリ24から取り込むとともに、前記
接点28をオンして電話回線8に回線接続しその電話番
号に対応した通報先である端末装置10に通報する。こ
の電話回線8は併設電話機6にも接続されている。30
は併設電話機6の接点であり、オフフックされるとオン
するようになっている。
【0016】図3のフローチャートを参照して、マイク
ロコンピュータ14の制御を中心にして実施の形態1の
自動通報装置4の動作について説明すると、ステップn
1でマイクロコンピュータ14はモード設定スイッチ2
6からの信号に基づいてそのスイッチ30が「N」側の
通常位置か、「E」側の緊急位置かを判断する。また、
ステップn2では、接点30がオンされて併設電話機6
がオフフックされているか否かを判断し、オフフックさ
れたと判断すると、併設電話機を緊急用として用いるも
のとしてステップn3に進む。ステップn3において
は、マイクロコンピュータ14は、電話番号メモリ24
から緊急通報先の電話番号を読み出し、ステップn4で
読み出した電話番号に基づいてその緊急通報先の端末装
置に対して電話回線8を自動接続するように動作制御す
る。
【0017】その結果、自動通報装置4に居る人は、併
設電話機6の電話番号を知らなくても例えば緊急の用件
を所要の通報先に電話することができることになる。
【0018】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2の自動通報装置4であり、この自動通報装置4は
図1の通報システムにおける自動通報装置4に対応して
おり、基本的に同じ構成を有している。なお、実施の形
態2では図1の通報システムの全体の構成の図示は省略
している。また、自動通報装置4の内部回路ブロックの
構成も実施の形態1のモード設定スイッチ26の構成を
除いて図2とほぼ同様であるのでその全体の構成の図示
は省略している。
【0019】実施の形態2においては、実施の形態1と
同様の目的のためのものであるが、実施の形態1とは異
なってモード設定スイッチ26が無く、併設電話機とし
ては、通常用の電話機6とは別に緊急用の電話機6aも
併設が可能とされている。そして、緊急用として併設さ
れている電話機6aがオフフックされると、マイクロコ
ンピュータ14は緊急モードであると判断してその緊急
電話機6aを自動的に所定の緊急通報先の端末装置に対
して電話回線8を介して自動接続する制御を行うように
なっている。
【0020】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3の自動通報装置4であり、この自動通報装置4は
図1の通報システムにおける自動通報装置4に対応して
おり、基本的に同じ構成を有している。なお、実施の形
態3では図1の通報システムの全体の構成の図示は省略
している。また、自動通報装置4の内部回路ブロックの
構成も実施の形態1のモード設定スイッチ26の構成を
除いて図2とほぼ同様であるのでその全体の構成の図示
は省略している。
【0021】図1、図2および図5を参照して、この実
施の形態3では実施の形態1および2と同様の目的のた
めのものであるが、操作されると所要例えば緊急モード
設定の信号を出力する設定部としてのモード設定スイッ
チ32と、マイクロホン22とを有している。なお、こ
のマイクロホン22は実施の形態1の説明のための図2
に図示されているものである。マイクロコンピュータ1
4は、前記信号が入力されると、緊急の通報先に電話回
線8を自動接続してマイクロホン22を介する音声を該
通報先に通報可能とするようになっている。
【0022】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて図6ないし図9を参照して説明する。
【0023】これまでの通報システムにおける自動通報
装置では、設備機器側から接点入力がほとんであった。
この実施の形態4ではこのような従来の接点入力と異な
って音声で異常入力できるようにし、自動通報装置はこ
の音声による異常入力を通報先に自動通報できるように
している。
【0024】図6はこの実施の形態4の通報システムの
概略構成を示し、図7は図6の自動通報装置4の要部の
回路ブロックを示し、図7はその動作説明のためのフロ
ーチャートである。これらの図において図1、図2と対
応する部分には同一の符号を付している。
【0025】図6を参照して、この実施の形態4におけ
る通報システムにおいては、実施の形態1と同様にして
設備機器2、自動通報装置4、電話回線8、端末装置1
0を有している。なお、電話機は併設されていないが、
併設されても構わない。なお、34は通報先に緊急に通
報したい人が自動通報装置4に向けて後述する目的のた
めの音声を発する様子を示している。
【0026】図7を参照して、この実施の形態4におけ
る自動通報装置4においては、いずれもマイクロコンピ
ュータ14に接続されたマイクロホンなどの集音機36
と、音響パターンメモリ38と、音声データメモリ40
とを備えている。集音機36は自動通報装置4周辺の音
を集め、その音のパターンとレベルとに関するデータを
マイクロコンピュータ14に出力する。音響パターンメ
モリ38は、特定の音響パターンのデータを記憶してお
り、マイクロコンピュータ14この音響パターンメモリ
38にアクセスしてそのデータの読み出しが可能となっ
ている。音声データメモリ40は、特定の音声データを
記憶しており、マイクロコンピュータ14この音声デー
タメモリ40にアクセスしてそのデータの読み出しが可
能となっている。
【0027】図8のフローチャートを参照して動作を説
明すると、マイクロコンピュータ14は、集音機36か
らの入力に基づいてステップn5で集音機36に向けて
人34から一定レベル以上の音声が入力されたか、また
は、集音機36に自動通報装置4周辺から一定レベル以
上の音響が入力されたか否かを判断する。一定レベル以
上か否かとしたのは、通常、例えば異常事態として火事
などの場合はそれに気づいて人が大声で叫ぶのが普通で
あるし、また設備機器周辺に崖崩れが発生した場合など
では、その崖崩れで大きな音響が発生するのが普通であ
る。これとは逆に、日常的な事態では、そのレベルは一
定以下であると考えられる。そこで、マイクロコンピュ
ータ14は、集音機36からの入力レベルからステップ
n5のような判断をする。そして、ステップn5でYE
Sと判断すると、マイクロコンピュータ14はステップ
n6で、その音声のパターン(現場音声パターン)また
は音響のパターン(現場音響パターン)が異常であるか
否かを判断する。この異常か否かの判断をするために、
マイクロコンピュータ14は音響パターンメモリ38と
音声データメモリ40それぞれから、記憶音声パター
ン、記憶音響パターンを読み出し、前記両パターンどう
しを比較する。例えば緊急事態として想定されるのは各
設備機器が設置される現場に応じて異なるが、例えばそ
この現場が火事が発生しやすい場所の場合では「火事
だ」という音声のパターンが音声データメモリ40に記
憶されている。したがって、現場音声パターンと、記憶
音声パターンとを比較して両者がほぼ類似している場合
はマイクロコンピュータ14は異常であるとしてステッ
プn7で異常通報する。同様にして、そこの現場が崖崩
れが起こりやすい場所であれば、この崖崩れによる音響
のパターンに対応したデータが音響パターンメモリ38
に記憶されている。したがって、現場音響パターンと、
記憶音響パターンとを比較して両者がほぼ類似している
場合はマイクロコンピュータ14は異常であるとしてス
テップn7で異常通報する。
【0028】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
ついて図9ないし図11を参照して説明する。
【0029】自動通報装置に入力側に接続される設備機
器としてマンションなどの集合住宅における各住宅それ
ぞれにセンサを配置し、それぞれのセンサからの信号に
基づいてセンター側に自動通報することで各住宅におけ
る異常状態の監視を行う通報システムが考えられる。と
ころで、このようなマンションでは普通、それを管理す
る管理人があるが、その管理人によってはその集合住宅
における管理体制が大きく左右されるものとなる。しか
しながら、センター側ではこのような管理人の挙動に関
するデータが無かったために、たとえ、自動通報装置が
配置されているとしても、その管理を十分にすることは
不足することがある。
【0030】そこで、この実施の形態5においては、こ
のような管理人に関するデータを自動通報できるように
している。
【0031】図9はこの実施の形態5の通報システムの
概略構成を示し、図10はマンションの管理人の部屋に
配置された図9の自動通報装置4と、それの管理データ
のためのスイッチとを示している。図11は、自動通報
装置の要部の回路ブロックを示している。これらの図に
おいて図1、図2などと対応する部分には同一の符号を
付している。
【0032】図9を参照して、この実施の形態5におけ
る通報システムにおいては、実施の形態1と同様にして
設備機器2、自動通報装置4、電話回線8、端末装置1
0を有しているのであるが、この実施の形態5では、設
備機器2がマンションの各戸を示し、各戸それぞれにセ
ンサ2a,2b…が設置されている。
【0033】図10を参照して、図9の自動通報装置4
はマンションの管理人の部屋42に設置され、その部屋
42のドア44とそのドア44に対応する部屋42側と
に接点46a,46bからなるドア開閉スイッチ46が
設置されている。このスイッチ46は両接点46a,4
6bが開閉することでその部屋42に管理人が出入りし
たことを示す接点開閉信号を自動通報装置4に入力する
ようになっている。
【0034】このような機械的なスイッチに代えて光電
式のスイッチでもよく、その他のスイッチでも構わない
ことはもちろんである。
【0035】図11を参照して、自動通報装置4は前記
各実施の形態と同様の動作を有する入力回路12、マイ
クロコンピュータ14を備えている。これらの動作は既
に説明しているので省略する。この実施の形態5ではさ
らに、カウンタ48、タイマ50、データメモリ52を
具備している。もちろん、カウンタ48とかタイマ50
とかはマイクロコンピュータ14でも実行可能な機能で
あるが、説明のために図示している。カウンタ48に前
記ドア開閉信号が入力されるようになっている。
【0036】上述の構成を備えた実施の形態5の自動通
報装置4では、管理人がマンションに出勤してきてドア
44をあけて部屋42に入ると、ドア開閉スイッチ46
からのドア開閉信号が自動通報装置4のカウンタ48に
与えられる。これによって、カウンタ48が+1カウン
トする。このカウントデータはマイクロコンピュータ1
4に入力される。このときマイクロコンピュータ14は
そのカウント時における時刻をタイマ50から入力する
とともに、これらカウントデータと時刻データとをデー
タメモリ52に記憶する。こうして、管理人がマンショ
ンから退勤するまでの間に部屋42から出入りするごと
にカウントデータと時刻データとがデータメモリ52に
その都度記憶されることになる。マイクロコンピュータ
14はこのようなデータをセンター側の端末装置10に
自動通報する。
【0037】したがって、この実施の形態5によれば、
マンションなどの集合住宅における管理人に関するデー
タを得て、適切な対処をとることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明第1の自動通報装置
によれば、通報に関連する入力を電話回線を介して通報
先に自動通報するもので、かつ、電話機の併設が可能な
自動通報装置において、併設されている電話機がオフフ
ックされると自動的に所定の通報先に対して電話回線を
自動接続するようにしたので、自動通報装置に併設され
ている電話機をオフフックするだけで所要の通報先に自
動的に電話して通報でき、その結果、電話機の電話番号
を知らない場合でも、その併設電話機でもって例えば緊
急事態を通報先に通報できる。そのうえ、電話番号を知
っていても、慌てているためにその電話番号を思い出せ
ない場合でも緊急事態を通報先に通報できるし、さら
に、長い電話番号であっても通報が遅れることなく、ま
た電話番号の操作ミスを心配するおそれもなく、通報先
に通報できる。
【0039】また、前記自動接続を制御するマイクロコ
ンピュータを有し、前記マイクロコンピュータは所要モ
ードに設定されているか否かを判断し、所要モードにあ
ると判断したときに前記自動接続の制御を行うようにし
た場合は、併設電話機を通常用と緊急用とに使い分けで
きることになり便利である。
【0040】また、操作されると前記所要モード設定の
信号を出力する設定部を有し、前記マイクロコンピュー
タは、前記信号が入力され、かつ、前記電話機がオフフ
ック状態であると判断すると、前記所定の通報先に電話
回線を自動接続するようにした場合は、当該自動通報装
置を使用する人はその設定部を操作すれば、その後は、
単に併設電話機をオフフックするだけで緊急事態を通報
先に通報できるので都合がよい。
【0041】また、操作されると前記所要モード設定の
信号を出力する設定部と、マイクロホンとを有し、前記
マイクロコンピュータは、前記信号が入力されると、前
記所定の通報先に電話回線を自動接続して前記マイクロ
ホンを介する音声を該通報先に通報可能とするようにし
た場合は、当該自動通報装置を使用する人は単に音声を
発するだけで緊急事態を通報先に通報できるので都合が
よい。
【0042】本発明第2の自動通報装置は、通報に関連
する入力を電話回線を介して通報先に自動通報するもの
で、かつ、電話機の併設が可能な自動通報装置におい
て、通常用の電話機とは別に緊急用の電話機の併設が可
能で、前記緊急用として併設されている電話機がオフフ
ックされると、自動的に所定の通報先に対して電話回線
を自動接続する制御を行うマイクロコンピュータを備え
たので、緊急用の電話機をオフフックするだけで、緊急
通報先に通報できるので、上述の本発明第1の作用効果
と同様の作用効果を得られる。
【0043】本発明第3の自動通報装置はまた、通報に
関連する入力を電話回線を介して通報先に自動通報する
もので、かつ、電話機の併設が可能な自動通報装置にお
いて、少なくとも所要モードにおける通報先の電話番号
が記憶されている電話番号メモリと、前記所要モードに
おいて前記電話番号メモリから通報先電話番号を読み出
し、読み出した電話番号に基づいて前記通報先に対して
電話回線を自動接続するマイクロコンピュータとを具備
したので、電話番号メモリに緊急の通報先の電話番号を
複数あらかじめ記憶させられるので、一度に複数の緊急
通報先に緊急事態を通報できて便利である。
【0044】本発明の通報システムは、通報元としての
前記請求項1ないし6いずれかに記載の自動通報装置
と、通報先としての前記自動通報装置に電話回線を介し
て接続されている端末装置とを具備したので、上述の作
用効果を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る通報システムの概略
構成図
【図2】図1の自動通報装置の内部回路ブロック図
【図3】図2の自動通報装置の動作説明に供するフロー
チャート
【図4】他の変形例に係る自動通報装置の概略構成図
【図5】他の変形例に係る自動通報装置の概略構成図
【図6】本発明の実施形態2に係る通報システムの概略
構成図
【図7】図6の自動通報装置の内部回路ブロック図
【図8】図7の自動通報装置の動作説明に供するフロー
チャート
【図9】本発明の実施形態3に係る通報システムの概略
構成図
【図10】図9の自動通報装置が設置される部屋の平面
【図11】図9の自動通報装置の内部回路ブロック図
【符号の説明】
2 設備機器 4 自動通報装置 6 電話機 8 電話回線 10 端末装置 12 入力回路 14 マイクロコンピュータ 16 モデム 18 回線インタフェース 20 回線トランス 26 モード設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江藤 英伸 熊本県阿蘇郡一宮町大字宮地字南油町4429 番地 オムロン阿蘇株式会社内 (72)発明者 後藤 光英 熊本県阿蘇郡一宮町大字宮地字南油町4429 番地 オムロン阿蘇株式会社内 (72)発明者 志水 清明 熊本県阿蘇郡一宮町大字宮地字南油町4429 番地 オムロン阿蘇株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通報に関連する入力を電話回線を介して通
    報先に自動通報するもので、かつ、電話機の併設が可能
    な自動通報装置において、 併設されている電話機がオフフックされると自動的に所
    定の通報先に対して電話回線を自動接続することを特徴
    とする自動通報装置。
  2. 【請求項2】前記自動接続を制御するマイクロコンピュ
    ータを有し、前記マイクロコンピュータは所要モードに
    設定されているか否かを判断し、所要モードにあると判
    断したときに前記自動接続の制御を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動通報装置。
  3. 【請求項3】操作されると前記所要モード設定の信号を
    出力する設定部を有し、前記マイクロコンピュータは、
    前記信号が入力され、かつ、前記電話機がオフフック状
    態であると判断すると、前記所定の通報先に電話回線を
    自動接続することを特徴とする請求項2に記載の自動通
    報装置。
  4. 【請求項4】操作されると前記所要モード設定の信号を
    出力する設定部と、マイクロホンとを有し、前記マイク
    ロコンピュータは、前記信号が入力されると、前記所定
    の通報先に電話回線を自動接続して前記マイクロホンを
    介する音声を該通報先に通報可能とすることを特徴とす
    る請求項2に記載の自動通報装置。
  5. 【請求項5】通報に関連する入力を電話回線を介して通
    報先に自動通報するもので、かつ、電話機の併設が可能
    な自動通報装置において、 通常用の電話機とは別に緊急用の電話機の併設が可能
    で、前記緊急用として併設されている電話機がオフフッ
    クされると、自動的に所定の通報先に対して電話回線を
    自動接続する制御を行うマイクロコンピュータを備えた
    ことを特徴とする自動通報装置。
  6. 【請求項6】通報に関連する入力を電話回線を介して通
    報先に自動通報するもので、かつ、電話機の併設が可能
    な自動通報装置において、 少なくとも所要モードにおける通報先の電話番号が記憶
    されている電話番号メモリと、前記所要モードにおいて
    前記電話番号メモリから通報先電話番号を読み出し、読
    み出した電話番号に基づいて前記通報先に対して電話回
    線を自動接続するマイクロコンピュータとを具備したこ
    とを特徴とする自動通報装置。
  7. 【請求項7】通報元としての前記請求項1ないし6いず
    れかに記載の自動通報装置と、通報先としての前記自動
    通報装置に電話回線を介して接続されている端末装置と
    を具備したことを特徴とする通報システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020071794A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 国際航業株式会社 異常自然現象検知システム、及び異常自然現象検知方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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