JPH05143872A - 住宅用防犯システム - Google Patents

住宅用防犯システム

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JPH05143872A
JPH05143872A JP14077991A JP14077991A JPH05143872A JP H05143872 A JPH05143872 A JP H05143872A JP 14077991 A JP14077991 A JP 14077991A JP 14077991 A JP14077991 A JP 14077991A JP H05143872 A JPH05143872 A JP H05143872A
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JP
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signal
telephone
security
switch
unit
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JP14077991A
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Kaoru Tanabe
薫 田辺
Motoharu Mitsuse
元治 満瀬
Chiaki Yoshikawa
千秋 吉川
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構内交換(PBX)機能をもつ住宅用防犯シ
ステムにおいて、追加スイッチを増設配置する必要なし
に内線電話で監視状態のセット/リセットを切換え可能
とする。 【構成】 防犯監視状態のセット/リセットを切換える
スイッチ(16)を持つと共に防犯センサの異常検出により
発報するセキュリティユニット(10)と、外線電話と内線
電話およびドアホン相互間の通話機能を持つと共にセキ
ュリティユニットの異常信号出力系と内線電話との相互
接続をなす構内交換部を有するテレホンコントローラ(2
0)とからなり、テレホンコントローラ(20)に、スイッチ
(16)操作によるスイッチ信号又は内線電話からの所定の
ダイヤル信号を受けたときに監視状態のセットとリセッ
トを切換える制御手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、侵入者や戸締まり等を
監視するセキュリティユニットと構内交換器としての機
能を備えたテレホンコントローラとを組合わせた住宅用
防犯システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】親子電話機、コードレス電話機、更には
ファクシミリの普及に伴ない、住戸の部屋毎に電話機を
設置することが一般的になりつつある。このように複数
の電話装置を設置した場合には、住宅用に構内交換機
(PBX)を設置し、電話回線を増設することなく複数
の電話装置を効率良く使用できるようにしている。この
ような住戸内における電話装置の利用形態をセキュリテ
ィの面から見ると、例えば各部屋に設置された内線電話
機は、異常発生時に警報を伝える手段として利用できる
ことが考えられる。
【0003】このような状況に鑑みて、従来のセキュリ
ティ機能を有する防犯システムに構内交換機(PBX)
としての機能を追加することにより、電話システムとセ
キュリティシステムとの融合を図った住宅用防犯システ
ムが検討されている。例えば侵入者の動きや戸締まり状
態を防犯センサによって監視するセキュリティユニット
には、前記センサの異常検出により異常内容を視覚或い
は聴覚情報として出力させる機能をもたせ、住宅内の構
内交換器(PBX)としての機能を備えたテレホンコン
トローラには、外線電話と内線電話およびドアホン相互
間の通話機能に加えて、前記セキュリティユニットの異
常信号出力系と前記内線電話との相互接続を行う機能を
もたせることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の住
宅用防犯システムには、防犯センサによる監視状態のセ
ットとリセットとをスイッチ操作に基づいて切換える切
換手段をセキュリティユニットに設ける必要があり、通
常は外出時または就寝時のみセット状態にしてそれ以外
のときの家人の動きや戸の開閉で警報が発生しないよう
にする。
【0005】しかしながら、セキュリティユニットはリ
ビングルームなどの特定位置に設置されるのが通常であ
るので、システムをセット状態に切換えてから就寝した
家人が、遅く帰宅する家族を迎えるために監視状態をリ
セットする場合、いちいち寝室からリビングルームへ出
向いてスイッチ操作を行うか、或いは別のスイッチをセ
キュリティユニットから寝室等へ分岐配線して設置して
おかなければならないという問題が生じる。
【0006】本発明の主目的は、セキュリティユニット
と構内交換機(PBX)としての機能もつテレホンコン
トローラとの組合せからなる住宅用防犯システムにおい
て、追加のスイッチを増設配置する必要なしに内線電話
で監視状態のセット/リセットを切換えることができる
住宅用防犯システムを提供することであり、また別の目
的は、係る住宅用防犯システムにおいて前記監視状態の
切換操作の確認を内線電話の受話器から音声メッセージ
で出力させることができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の住宅用防犯シ
ステムはセキュリティユニットとテレホンコントローラ
との組合せからなり、セキュリティユニットは防犯セン
サによる監視状態のセットとリセットとを切換えるスイ
ッチを有すると共にセット状態における前記センサの異
常検出により異常内容を視覚および/または聴覚情報と
して出力する機能をもつものである。またテレホンコン
トローラは、外線電話と内線電話およびドアホン相互間
の通話機能を持つと共に前記セキュリティユニットの異
常信号出力系と前記内線電話との相互接続をなす構内交
換部を有している。このような住宅用防犯システムにお
いて、請求項1に記載の発明に係る住宅用防犯システム
では、前記主目的を達成するために、前記セキュリティ
ユニットに、前記スイッチの操作によるスイッチ信号ま
たは前記内線電話から予め定められたダイヤル信号を受
けたときに防犯センサによる監視状態のセットとリセッ
トを切換える制御手段を設けたものである。
【0008】また請求項2に記載の発明に係る住宅用防
犯システムでは、請求項1によるシステムにおいて、前
記別の目的を達成するために、前記制御手段の内線電話
からダイヤル信号による監視状態の切換え後に前記セキ
ュリティユニットにおける監視状態の変化内容の音声メ
ッセージ信号をオフフックした前記内線電話に出力する
手段を更に備えている。
【0009】更に請求項3に記載の発明に係る住宅用防
犯システムでは、請求項1によるシステムにおいて、前
記別の目的を達成するために、内線電話から監視状態を
セット状態とする予め定められたダイヤル信号を受けた
ときに、前記防犯センサが作動していた場合には監視状
態をセット状態に切換られない旨の音声メッセージをオ
フフックした前記内線電話に出力する手段を更に備えて
いる。
【0010】
【作用】本発明の住宅用防犯システムにおいては、戸締
まりや外部侵入者を監視するセキュリティユニット機能
を備えた住宅用防犯装置と内線交換機能を有するPBX
電話システムとを融合した住宅用防犯システムを構築し
ており、例えば防犯センサあるいは必要に応じて付設さ
れる火災感知機やガス検知器などの各種セキュリティセ
ンサによる異常検出及び緊急押釦スイッチの作動も、セ
キュリティユニットの発報動作に基づいて内線電話を通
常とは異なる呼出音で呼出すと共にオフフックされた内
線電話の受話器から異常内容に応じた音声メッセージを
出力させるように融合させ、この場合、内線電話が通話
中であれば、異常検出を示す音声メッセージを通話回線
に割り込ませることも可能である。
【0011】本発明の住宅用防犯システムでは、セキュ
リティユニットが防犯センサによる監視状態のセットと
リセットとを切換えるスイッチを有しており、テレホン
コントローラに設けられた制御手段は、このスイッチの
操作によるスイッチ信号或は前記内線電話から与えられ
る予め定められたダイヤル信号を受けとって、防犯セン
サによる監視状態のセットとリセットを切換える。
【0012】具体的には、前記制御手段は前記テレホン
コントローラおよびセキュリティユニットの作動を制御
する内部マイクロコンピュータの中央処理ユニットを含
む制御回路で構成することができ、セキュリティユニッ
トのスイッチ操作により防犯センサによる監視状態をセ
ット状態からリセット状態へ、或は逆にリセット状態か
らセット状態へ切換えると共に、セット状態のときに内
線電話から特定のダイヤル信号が与えられたときに監視
状態をリセットし、またリセット状態のときに内線電話
から別の特定のダイヤル信号が与えられたときに監視状
態をセット状態にする。これら特定のダイヤル信号は、
例えば前記防犯センサがその種類または設置位置に応じ
て2回線に別れて設置されているとすれば、第1回線に
対してはセット信号として例えば「70」を、またリセ
ット信号として「71」を夫々割当て、第2回線に対し
てはセット信号として例えば「80」を、またリセット
信号として「81」を夫々割当て、更には必要に応じて
全回線共通のセット信号として例えば「90」を、また
リセット信号「91」を割当てればよい。
【0013】本発明の住宅用防犯システムにおいては、
セキュリティユニットがリビングルームに設置されてい
ても、例えば寝室の内線電話から前述のような特定のダ
イヤル信号を与えることにより防犯センサによる監視状
態をセット状態からリセット状態へ、或いは逆にリセッ
ト状態からセット状態へ切換えることが可能である。例
えばシステムの監視状態をセットしないまま寝室に入っ
た場合に、セット操作のために寝室の内線電話をオフフ
ックして例えばダイヤル信号「90」をダイヤルする
と、制御手段がそれを識別して先ず全ての防犯センサが
作動していないか否かをチェックする。どれか一つの防
犯センサが作動して異常を検出していれば対応する個所
の戸締まりが不良であることを音声メッセージで内線電
話の受話器に伝え、それによって家人が戸締まりを完全
に行うことができるようにする。全ての防犯センサが作
動していなければ、制御手段はシステムの防犯センサに
よる監視をセット状態にし、システムが監視状態に入っ
たことをセキュリティユニットの表示器に表示させると
共に同様に音声メッセージで内線電話の受話器に伝え
る。またセキュリティユニットのスイッチ等によって一
度セット状態にした後に遅く帰宅した家族を迎え入れる
場合などには、寝室の内線電話をオフフックしてダイヤ
ル信号「91」を与える。この場合、制御装置はリセッ
ト信号を生じてシステムの監視状態を解除し、セキュリ
ティユニットの表示器にリセットされたことを表示する
と共に音声メッセージで内線電話の受話器に伝える。
【0014】
【実施例】図1は本発明のシステム構成の一実施例を示
した実施例構成図である。図1において、10はセキュ
リティユニットであり、セキュリティセンサとして煙感
知器11、ガス検知器12及び非常押釦スイッチ13を
接続している。16は監視状態のセット/リセット切換
用のスイッチであり、このスイッチ16はセキュリティ
ユニット10の表示部17に設けられている。
【0015】表示部17は図2に拡大して示す表示内容
を備えており、これには、夫々シンボルマークを使用し
た火災表示部101、ガス検知表示部102、非常表示
部103、セット確認表示部104、および発報表示部
105が含まれている。
【0016】表示部17の上部には火災障害灯106と
ガス障害灯107とが設けられ、それぞれ煙感知器1
1、ガス検知器12との信号線の断線等の異常を検知し
た際に点灯される。さらに表示部17の下側には、電源
表示灯108と警報を停止させる警報停止スイッチ10
9が設けられている。更にまた表示部17の上部には非
常押釦110が設けられ、セキュリティユニット10自
体で非常押釦操作ができるようにしている。更にセキュ
リティユニット10の音響スリット18の内側にはスピ
ーカが内蔵され、警報音及び警報の音声メッセージを出
力できるようにしている。
【0017】この警報の音声メッセージの主要なものの
例は例えば次のようになる。 (1) 火災 :ウーウー 火災発生 (2) ガス洩れ :ピピピ ピピピ ガス漏れ発生 (3) 障害 :ピロピロ ピロピロ (4) 非常 :ピーポーピーポー 緊急事態発生 (5) 防犯 :ピー ピー ピー 異常発生 勿論、警報音及び警報の音声メッセージは後述する音声
合成部により必要に応じて適宜に定めることができる。
【0018】図1において、この実施例ではセキュリテ
ィユニット10の下側にテレホンコントローラ20が一
体的に設けられ、全体でひとつのPBX内蔵ホームセキ
ュリティシステムを構成している。テレホンコントロー
ラ20は、外線電話と内線電話、内線電話同士、および
内線電話とドアホン相互間の通話機能を持つと共に、セ
キュリティユニット10からの異常検出信号を受信した
際に、内線電話を通常の呼出音とは異なる警報呼出音で
呼出す構内交換部を備える。また構内交換部は例えば警
報呼出音に応じた家人の操作等によって内線電話のオフ
フックが行われたことを検出すると、セキュリティユニ
ット10から送られてくる音声メッセージ信号をオフフ
ックされた内線電話に出力するように回線を接続する。
更に内線電話が通話中の時は、セキュリティユニット1
0から送られてくる音声メッセージ信号を通話中の回線
に割り込ませることができる。
【0019】テレホンコントローラ20には、外部から
の電話回線(外線)22が接続されると共に内線23を
介して1又は複数の内線電話機24a,24bが接続さ
れている。ここでマスタ電話機21は、内線23に接続
される内線電話機のひとつであり、また内線電話機24
bとしてはコードレス電話機を接続している。またこの
実施例では、テレホンコントローラ20に防犯センサと
して戸窓の開閉を検出するマグネットスイッチ26と侵
入者を検出する熱線式検出器27が接続されている。
【0020】またセキュリティユニット10の隣りには
モニタテレビ15が設けられ、モニタテレビ15は同軸
ケーブルによりカメラ付ドアホン子機14と接続され、
ドアホン子機14からの呼出し時にカメラの映像をモニ
タに映し出すようになる。
【0021】図3にセキュリティユニット10の構成ブ
ロックの一実施例を示す。図3において、111は制御
部としてのCPUであり、CPU111に対しては、火
災感知器11の検出信号を受ける火災受信部112、ガ
ス検知器12の検知出力を受けるガス受信部113、非
常押釦スイッチ13の出力信号を受ける非常受信部11
4、および防犯センサによる監視状態のセット/リセッ
ト切換用のスイッチ16の各出力が与えられるようにな
っている。CPU111は、セキュリティユニット10
のスイッチ16の操作によるセット/リセット信号をテ
レホンコントローラ20へ送出する。またテレホンコン
トローラ20との間の制御信号の伝送のためにテレホン
コントローラ用インタフェース115もCPU111に
接続されている。
【0022】CPU111に接続された表示部17は図
2に示した表示内容をもつものであり、更に、CPU1
11に対しては警報等の各種の音声メッセージを発生す
るための音声合成部116及び増幅部117及びスピー
カ118が設けられる。音声合成部は先に述べたような
各種警報音および音声メッセージを合成し、また監視状
態のセット/リセットの切換に対しても例えば「警戒を
始めます」「警戒が解除されました」「戸締まりを確認
してください」などの各種音声メッセージを合成し、そ
れぞれ所定の呼出し信号に応じて増幅部117へ選択的
に出力する。増幅部117からの音声信号は、更に図1
のドアホン子機14に接続される戸外警報用インタフェ
ース119及びテレホンコントローラ20に音声信号を
送る音響用インタフェース120に与えられる。なお、
121は電源部である。ここで、通常時においてはドア
ホン子機14からの信号線はリレーAの接点aによって
テレホンコントローラ10側に直接接続され、ドアホン
子機または内線電話機からの呼出しにより相互間の通話
ができるようになっており、また異常検出時においては
CPU111によってリレーAを作動させることにより
接点aを強制的に切り換えて、増幅部117から出力さ
れる音声メッセージをドアホン子機のスピーカから出力
させるようになっている。
【0023】図4は図1のテレホンコントローラ20の
一実施例を示した実施例ブロック図である。図4におい
て、200は制御部としてのCPUてあり、セキュリテ
ィユニット10のCPU111と共に本発明の制御手段
の主要部を構成する。このCPU200は、構内交換機
としての制御を含むテレホンコントローラ全体の制御を
プログラムに従って実行するマスターCPUであり、こ
れに対してセキュリティユニット10のCPU111
は、マスターCPU200の制御下でセキュリティユニ
ット各部の制御を行うスレーブCPUである。
【0024】マスターCPU200について、まず電話
回線側の構成を説明すると、端子接続された外線22に
対しては結合トランス201を介して保留回路202及
び外線PB信号検出部203が設けられる。外線PB検
出回路203の検出信号、即ち外線プッシュボタン信号
PBはCPU200に与えられ、外線側からの暗証番号
を判別して例えばセキュリティユニット情報を外出先か
らモニターする際に用いられる。206は回線使用検出
部であり、例えば電話回線の一方に2つのフォトカプラ
の発光ダイオードを逆向きに並列接続し、CPU200
ではどちらか一方の発光ダイオードの点灯検出によって
電話回線の「使用中」を検出し、両方の発光ダイオード
の消灯検出によって外線使用終了を検出する。
【0025】外線22に対してはマスタ電話機21及び
複数の内線電話機が接点204a〜204nを介して並
列接続される。接点204a〜204nは定常時に各電
話機を通話制御・検出部205に接続しており、この通
話制御・検出部205では、フックスイッチ信号検出機
能と、通話切替機能と、内線ダイヤルパルス検出機能と
を備えている。すなわち、通話制御・検出部205によ
って電話機のオフフックとダイヤル信号パルスが検出さ
れると、CPU200の制御によって、内線相互接続又
は外線接続、又はドアホンとの接続の交換動作が行われ
る。また、通話制御・検出部205によって電話機のオ
フフックと監視状態のセット/リセット用に設定された
特定のダイヤル信号、又はセキュリティユニット10か
らのセット/リセットスイッチ信号が検出されると、C
PU200では、防犯センサによる監視状態をセット状
態からリセット状態へ、或いは逆にリセット状態からセ
ット状態へ切換える。また、CPU200からインター
フェース211および115(図3)を介してスレーブ
CPU111に監視状態のセット信号またはリセット信
号を送る動作が行われる。これに従ってセキュリティユ
ニット10側では、テレホンコントローラ20から送ら
れてくるセット信号またはリセットスイッチ信号に応じ
た所定の音声メッセージを音声合成部116から出力さ
せると共に、セット確認表示部104を点灯または消灯
させる。
【0026】前記通話制御・検出部205には、内線電
話機のプッシュボタン信号PBを検出してCPU200
へ伝える内線PB検出部207と、呼出音,警報呼出
音,話中音,及びドアホン呼出音等の音響信号を発生す
ると共にセキュリティユニット10の音声合成部116
からインターフェース120およびテレホンコントロー
ラ20の音響用インターフェース218を介して送られ
てくる警報等の各種音声メッセージを電話器側へ伝える
音響信号発生部208が接続される。
【0027】音響信号発生部208によって発生される
呼出音及び警報呼出音などの音響信号は、例えば図5に
示すように定められる。図5は、内線が4回線の場合を
例にとっており、外線着信時、内線着信時及びドアホン
着信時の呼出音を区別すると共に、これらの呼出音に対
し区別できるように警報時の呼出音を定めている。また
内線No.1,3とNo.2,4とにグループ分けし、
グループ毎に呼出音の鳴動周期を反転させている。また
音響信号発生部208は、警報時などにおいて音響イン
タフェース218を介してセキュリティユニット10か
ら受取った音声メッセージ信号を通話制御・検出部20
5を介して電話機側へ送出する。
【0028】CPU200に対する他の機器との接続の
ため、セキュリティユニット用インタフェース211、
テレビモニタ用インタフェース212、ドアホン呼出検
出部インターフェース215a、ドアホン通話部インタ
ーフェース215b、防犯センサ用インターフェース2
16、セキュリティユニット10からの音声メッセージ
信号を受ける音響インタフェース218などが設けられ
る。尚、210は例えば集合住宅などの場合の集中管理
用の図示しない中央制御装置との接続のための予備イン
タフェース、220は電源部である。
【0029】次に上記の実施例の動作を説明すると、図
6は火災センサとしての煙感知器11で火災が検出され
た時のシステム動作を示したフローチャートであり、ド
アホン子機14、セキュリティユニット10、およびテ
レホンコントローラ20に分けて相互の処理を示してい
る。
【0030】まず煙感知器11で火災検出が行われる
と、セキュリティユニット10の火災受信部112で火
災検出信号が受信され、火災灯、即ち図2の表示部17
の火災表示灯101が点灯する。続いて火災を示す「ウ
ーウー 火災発生」がスピーカ118から出力され、同
時にセキュリティユニット10はテレホンコントローラ
20に対し火災信号及び警報音声メッセージ信号を送出
する。更にセキュリティユニット10はリレーAを作動
させ、その接点aを切り換えることにより、ドアホン子
機14のスピーカから音声メッセージを出力させる。
【0031】セキュリティユニット10からの火災信号
及び警報音声メッセージ信号をインターフェース211
及び音響インターフェース218から受信したテレホン
コントローラ20は、受取った火災信号に基づいてCP
U200の制御のもとに内線電話が使用中か否かをチェ
ックし、使用中でなければ図5に示したような火災を示
す警報時の呼出音による呼出しを行う。内線電話が使用
中か否かは通話制御・検出部205における内線電話機
のオフフック信号の有無から判別する。
【0032】内線電話が使用中、即ちオフフックである
ことを通話制御・検出部205が検出すると、セキュリ
ティユニット10から受信した警報音声メッセージ信号
をオフフックしている内線電話に割り込ませ、使用者に
強制的に警報音声メッセージ「ウーウー 火災発生」を
伝える。また、内線電話がその警報呼出音を受けてオフ
フックされた場合には、使用中の場合と同様に、警報音
声メッセージをオフフックされた内線電話に出力する。
この場合、各ユニットにおける火災表示及び警報音声メ
ッセージの出力は、セキュリティユニット10で警報停
止が行われるまで繰り返し行われる。
【0033】セキュリティユニット10からテレホンコ
ントローラ20に対する火災信号の伝送にはアンサーバ
ックによる確認方式が採用される。即ち、テレホンコン
トローラ20は、火災信号を正常に受信すると、確認応
答信号をセキュリティユニット10に返送する。もしテ
レホンコントローラ20から確認応答信号が得られなけ
れば、セキュリティユニット10は火災信号を再度送信
する。
【0034】尚、異常の動作例はセキュリティユニット
10に接続した煙感知器11による火災検出を例にとる
ものであったが、ガス検知器12及び非常押釦スイッチ
13の検出信号についても、警報音声メッセージの内容
が異なる以外は同様にして行われる。
【0035】図7は、テレホンコントローラ20に接続
された戸締まり検出用の防犯センサとなるマグネットス
イッチ26の検出信号が得られた時の処理動作を示した
フローチャートであり、セキュリティユニット10とテ
レホンコントローラ20とに分けて示してある。
【0036】マグネットスイッチ26を取り付けた戸窓
が開かれてマグネットスイッチ26がオンになると、テ
レホンコントローラ20のCPU200は監視状態がセ
ットされているか否かを判別し、セット状態であればイ
ンターフェース211を介して発報信号をセキュリティ
ユニット10のCPU111に送る。テレホンコントロ
ーラ20からの発報信号を受けとったセキュリティユニ
ット10のCPU111は、図2の表示部17に示した
発報表示部105を点滅すると共に、警報音声メッセー
ジ「ピーピーピー 異常発生」を出力する。
【0037】このような警報動作の起動処理が済むと、
セキュリティユニット10は警報音声メッセージ信号を
音響インターフェース120からテレホンコントローラ
20に送出し、図6に示した火災信号の場合と同様に、
テレホンコントローラ20において内線電話が使用中で
なければ、警報呼出音による警報、使用中であれば使用
回線に対する音声メッセージ信号の割り込みを行う。
【0038】このようなマグネットスイッチ26からの
スイッチ信号による動作は、侵入者警戒用の熱線式検出
器27からのスイッチ信号についても警報音声メッセー
ジの内容が異なる以外は同じである。
【0039】図8は、セキュリティユニット10のスイ
ッチ16またはテレホンコントローラ20に接続された
内線電話からの操作で防犯センサ26および27による
監視状態をセット/リセットする場合の処理動作を示し
たフローチャートであり、セキュリティユニット10と
テレホンコントローラ20とに分けて示してある。
【0040】まず、セキュリティユニット10のスイッ
チ16の操作による監視状態の切換えについては、スイ
ッチ16を操作するとセット/リセットスイッチ信号が
CPU111に与えられ、これによってCPU111が
テレホンコントローラ20のCPU200にスイチ16
が操作されたことを示すセット/リセットスイッチ信号
を送る。テレホンコントローラ20のCPU200で
は、現在の監視状態がセット状態にあることを判断した
場合はこれをリセット状態に切換えると共に、リセット
状態に切換ったことを示すリセット信号をセキュリティ
ユニット10へ送って、CPU111に表示器17のセ
ット確認表示部104の消灯を行わせ、また音声合成部
116から「警戒が解除されました」の音声メッセージ
を出力させる。この音声メッセージはスピーカ118か
ら音声となって出力される。
【0041】一方、現在の監視状態がリセット状態にあ
ることを判断した場合は、CPU200は防犯センサ2
6,27の出力信号をチェックする。いずれかの防犯セ
ンサが出力を生じていれば、CPU200は戸締まり不
良信号をセキュリティユニット10へ送ってCPU11
1に音声合成部116から「戸締まりを確認してくださ
い」の音声メッセージを出力させる。この音声メッセー
ジはスピーカ118から音声となって出力される。いず
れの防犯センサも出力を生じていなければ、CPU20
0は監視状態をセット状態に切換えると共に、セット状
態に切換ったことを示すセット信号をセキュリティユニ
ット10へ送ってCPU111に表示器17のセット確
認表示部104の点灯を行わせ、また音声合成部116
から「警戒をはじめます」の音声メッセージを出力させ
る。この音声メッセージはスピーカ118から音声とな
って出力される。
【0042】次に内線電話による監視状態の切換につい
ては、例えば寝室の内線電話から前述したような特定の
ダイヤル信号を与えることによってCPU200はこの
信号を判断し、防犯センサによる監視状態をセット状態
からリセット状態へ、或いは逆にリセット状態からセッ
ト状態へ切換える。これら特定のダイヤル信号は、例え
ば防犯センサ26を第1回線、防犯センサ27を第2回
線として2回線に別けて設置されているとすれば、第1
回線に対してはセット信号として「70」およびリセッ
ト信号として「71」のダイヤルパルス信号を割当て、
第2回線に対してはセット信号として「80」およびリ
セット信号として「81」のダイヤルパルス信号を割当
て、更には全回線共通のセット信号として「90」およ
びリセット信号として「91」のダイヤルパルス信号を
割当ててある。
【0043】システムの監視状態をセットしないまま寝
室に入った場合、寝室の内線電話をオフフックして例え
ばダイヤル信号「90」をダイヤルすると、テレホンコ
ントローラ20内の通信制御・検出部205がそれを識
別して対応する制御信号をCPU200に与える。CP
U200はこれらダイヤルパルス信号に基づく制御信号
が入力されると、ダイヤルパルス信号「90」に応じて
全回線の防犯センサが作動しているか否かをチェックす
る。このとき防犯センサが出力を生じていれば、CPU
200は戸締まり不良信号をセキュリティユニット10
へ送ってCPU111に音声合成部116から「戸締ま
りを確認してください」の音声メッセージを出力させ
る。この音声メッセージはインターフェース120から
テレホンコントローラ20へ送られてオフフックされて
いる内線電話の受話器から音声となって出力される。ま
た防犯センサが出力を生じていなければ、CPU200
はセット指令信号を出力してダイヤルパルス信号「9
0」に応じて全回線の防犯センサについてシステムを監
視セット状態に切換えると共に、このセット信号をセキ
ュリティユニット10へ送ってCPU111に表示器1
7のセット確認表示部104の点灯を行わせ、また音声
合成部116から「警戒をはじめます」の音声メッセー
ジを出力させる。この音声メッセージは同様にインター
フェース120からテレホンコントローラ20へ送られ
てオフフックされている内線電話の受話器から音声とな
って出力される。
【0044】またセキュリティユニットのスイッチ等に
よって一度セット状態にした後に遅く帰宅した家族を迎
え入れる場合などには、寝室の内線電話をオフフックし
て例えば玄関の防犯センサの回線に割当てられたダイヤ
ル信号「71」をダイヤルする。この場合、CPU20
0はダイヤルパルス信号「71」に応じた回線個所の防
犯センサについてシステムをリセット状態に切換えると
共に、このリセット信号をセキュリティユニット10へ
送ってCPU111に表示器17のセット確認表示部1
04の消灯を行わせ、また音声合成部116から「警戒
が解除されました」の音声メッセージを出力させる。こ
の音声メッセージは同様にインターフェース120から
テレホンコントローラ20へ送られてオフフックされて
いる内線電話の受話器から音声となって出力される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
キュリティ機能と構内交換機能を一体化した住宅用防犯
システムにおいて追加のスイッチを増設配置する必要な
しに内線電話で監視状態のセット/リセットを切換える
ことができ、またこの住宅用防犯システムにおいて前記
監視状態の切換操作の確認を内線電話の受話器から音声
メッセージで出力させるようにすることも可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシステム構成を示した
構成図である。
【図2】図1のセキュリティユニットの表示部を拡大し
て示した説明図である。
【図3】図1のセキュリティユニットの構成例を示した
ブロック図である。
【図4】図1のテレホンコントローラの構成例を示した
ブロック図である。
【図5】本発明のテレホンコントローラにおける呼出音
の説明図である。
【図6】煙感知器で火災を検出した時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】防犯センサがオンした時の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】監視状態のセット/リセットの切換動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10:セキュリティユニット 16:セット/リセット切換スイッチ 17:表示部 20:テレホンコントローラ 21:マスタ電話機 24a,24b:内線電話機 26:戸締まり検出用防犯センサ(マグネットスイッ
チ) 27:侵入者用防犯センサ(熱線式検出器) 104:セット確認表示部 111:スレーブCPU 200:マスタCPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防犯センサによる監視状態のセットとリ
    セットとを切換えるスイッチを有し、セット状態におけ
    る前記センサの異常検出により異常内容を視覚および/
    または聴覚情報として出力するセキュリティユニット
    と、外線電話と内線電話およびドアホン相互間の通話機
    能を持つと共に前記セキュリティユニットの異常信号出
    力系と前記内線電話との相互接続をなす構内交換部を有
    するテレホンコントローラとを備えた住宅用防犯システ
    ムにおいて、前記テレホンコントローラに、前記スイッ
    チの操作によるスイッチ信号または前記内線電話から予
    め定められたダイヤル信号を受けたときに防犯センサに
    よる監視状態のセットとリセットを切換える制御手段を
    備えたことを特徴とする住宅用防犯システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段の内線電話からのダイヤル
    信号による監視状態の切換え後、前記セキュリティユニ
    ットにおける監視状態の変化内容の音声メッセージ信号
    をオフフックした前記内線電話に出力する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の住宅用防犯システ
    ム。
  3. 【請求項3】 内線電話から監視状態をセット状態とす
    る予め定められたダイヤル信号を受けたときに、前記防
    犯センサが作動していた場合には監視状態をセット状態
    に切換られない旨の音声メッセージをオフフックした前
    記内線電話に出力する手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の住宅用防犯システム。
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