JPH0562087A - 住宅情報システム - Google Patents

住宅情報システム

Info

Publication number
JPH0562087A
JPH0562087A JP24680491A JP24680491A JPH0562087A JP H0562087 A JPH0562087 A JP H0562087A JP 24680491 A JP24680491 A JP 24680491A JP 24680491 A JP24680491 A JP 24680491A JP H0562087 A JPH0562087 A JP H0562087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
unit
security
telephone
security unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24680491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Tanabe
薫 田辺
Motoharu Mitsuse
元治 満瀬
Chiaki Yoshikawa
千秋 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP24680491A priority Critical patent/JPH0562087A/ja
Publication of JPH0562087A publication Critical patent/JPH0562087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアホンへの接続線の本数を増やさずに、不
在宅時に管理人等が外部から警報の停止操作を行なえる
ようにした住宅情報システムを提供する。 【構成】 セキュリティセンサにより発報するセキュリ
ティユニットと、発報したセキュリティユニットの異常
信号出力系と接続されるように付設されたドアホンとを
有する住宅情報システムにおいて、ドアホンと異常信号
出力系との接続ラインの電位を異常信号の基準電圧レベ
ルとは異なる電位にする操作スイッチをドアホンに設
け、セキュリティユニットには操作スイッチにより接続
ラインが前記電位になったときにセキュリティユニット
の異常信号出力を停止させる警報停止制御手段を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅情報システムに関す
るものであり、火災、ガス漏れ、盗難等を監視するセキ
ュリティユニットにドアホンを接続し、平常時は構内交
換機としての機能を備えたテレホンコントローラにより
ドアホンと内線電話とを接続状態とすると共に、異常発
生時にはセキュリティユニットによる異常警報をドアホ
ンからも発するようにした住宅情報システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】親子電話機、コードレス電話機、更には
ファクシミリの普及に伴ない、住戸の部屋毎に電話機を
設置することが一般的になりつつある。このように複数
の電話装置を設置した場合には、住宅用に構内交換機
(PBX)を設置し、電話回線を増設することなく複数
の電話装置およびドアホンを効率良く使用できるように
している。このような住戸内における電話装置の利用形
態をセキュリティの面から見ると、例えば各部屋に設置
された内線電話機やドアホンは、異常発生時に警報を伝
える手段として利用できることが考えられる。
【0003】このような状況に鑑みて、従来のセキュリ
ティ機能を有するシステムに、構内交換機(PBX)と
しての機能を追加することにより、電話およびドアホン
システムとセキュリティシステムとの融合を図った住宅
情報システムが検討されている。火災、ガス漏れ、盗難
等をセキュリティセンサによって監視するセキュリティ
ユニットには、前記センサの異常検出により異常内容を
視覚或いは聴覚情報として出力させる機能をもたせ、住
宅内の構内交換機(PBX)としての機能を備えたテレ
ホンコントローラには、外線と内線電話およびドアホン
相互間の通話機能に加えて、前記セキュリティユニット
の異常信号出力系と前記内線電話およびドアホンとの相
互接続を行う機能をもたせることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の住
宅情報システムでは、セキュリティセンサが異常を検出
したときにセキュリティユニットの発報動作によって内
線電話が警報呼出音を発すると共にドアホンからも警報
音が発せられ、それが真の異常でない場合等で警報を止
めたい場合に、家人が在宅していれば確認行動の後にセ
キュリティユニットに設けられている警報停止スイッチ
を操作することにより警報を止めることができるが、例
えば外出等により家人が不在宅の場合、通常はこの警報
停止スイッチが設けられているセキュリティユニットは
リビングルームなどの屋内の特定位置に設置されるのが
通常であるので、警報が発せられても警報を外部から停
止する手だてがなく、特にドアホンからの警報音の長時
間の鳴動が近隣に迷惑を与えることとなっていた。
【0005】このような場合の警報の停止のために、例
えばドアホンやその近傍に所謂隠しスイッチを設けて警
報を停止させることも考えらえるが、そのためには警報
停止スイッチ用に別の接続線を敷線する必要があり、こ
れは余分な配線とその工事を必要とするので、特に集合
住宅等では設備費用が無視できないほど増加するという
問題を含んでいる。
【0006】本発明の目的は、このような場合の警報の
停止のために、前述のようなセキュリティユニットを備
えた住宅情報システムにおいて、余分な配線を増設する
必要なしにドアホンに警報停止機能を持たせた住宅情報
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の住宅情報シス
テムはセキュリティユニットとそれに付設されたドアホ
ンとを備えており、セキュリティユニットはセキュリテ
ィセンサの異常検出により異常内容を視覚および/また
は聴覚情報として出力する機能をもつものである。また
ドアホンは、セキュリティユニットが異常信号を生じた
ときに前記セキュリティユニットの機能によってその異
常信号出力系と接続されるように付設されている。
【0008】このような住宅情報システムにおいて、請
求項1に記載の発明に係る住宅情報システムでは、前記
主目的を達成するために、前記ドアホンが前記異常信号
出力系と接続された状態において前記異常信号出力系と
の接続ラインを前記異常信号の基準電圧レベルと異なる
予め定められた電位にするために前記ドアホンに設けら
れた操作スイッチ手段と、操作スイッチ手段の操作によ
って前記接続ラインが前記電位になったときに前記セキ
ュリティユニットの異常信号出力を停止させる警報停止
制御手段とを設けたものである。
【0009】また請求項2に記載の発明に係る住宅情報
システムでは、請求項1によるシステムにおいて、前記
操作スイッチ手段が、前記ドアホンの呼出スイッチとは
別のスイッチ操作部を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】また請求項3に記載の発明に係る住宅情報
システムでは、請求項1によるシステムにおいて、前記
操作スイッチ手段が、前記ドアホンの呼出スイッチを兼
ねていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の住宅情報システムにおいては、火災、
ガス漏れ、盗難等を監視するセキュリティユニットに内
線交換機能を有するPBX電話システムを融合したシス
テムを構築することができ、火災感知器やガス検知器な
どの各種セキュリティセンサによる異常検出及び緊急押
釦スイッチの作動も、セキュリティユニットの発報動作
に基づいてドアホンからの警報音の鳴動の他に、内線電
話を通常とは異なる呼出音で呼出すと共にオフフックさ
れた内線電話の受話器から異常内容に応じた音声メッセ
ージを出力させるように融合させ、この場合、内線電話
が通話中であれば、異常検出を示す音声メッセージを通
話回線に割り込ませることも可能である。
【0012】本発明の住宅情報システムでは、前記ドア
ホンが前記異常信号出力系と接続された状態において前
記異常信号出力系との接続ラインを前記異常信号の基準
電圧レベルと異なる予め定められた電位にするための操
作スイッチ手段を前記ドアホンに備えており、また前記
セキュリティユニットには、前記操作スイッチ手段の操
作によって前記接続ラインが前記電位になったときに前
記セキュリティユニットの異常信号出力を停止させる警
報停止制御手段が設けられている。
【0013】即ち、前記セキュリティユニットは、監視
センサが異常を検出したときに異常内容に応じた視覚お
よび/または聴覚情報を含む異常信号を出力し、自身の
視覚表示手段および/または音響手段から警報を視覚表
示および/または聴覚出力(警報音や警報メッセージ)
すると共に、異常信号出力系をドアホンに接続してドア
ホンからも少なくとも警報音を含む警報出力を行なわせ
る。
【0014】前記操作スイッチ手段は、前記セキュリテ
ィユニットが異常信号を出力している状態、即ちその異
常信号出力系をドアホンに接続している状態において、
例えば管理人によって操作されることにより、前記異常
信号出力系とドアホンとを接続している接続ライン、即
ち一般にはドアホンとセキュリティユニット間を接続す
る二線ラインの電位を、前記異常信号の基準電圧レベル
と異なる電位に変化させる。具体的に述べると、図6に
示すように、異常信号が生じているときの前記接続ライ
ンの電位は、或る直流電圧レベルV3 を基準レベルとし
てその上下に所定の最大振幅VPP内で変化する音声周波
信号の警報信号に応じて変化しており、したがって前記
操作スイッチ手段は、操作されたときに前記接続ライン
の電位をV3 −VPP/2より低い警報停止電位V1 に変
化させる。
【0015】セキュリティユニット側では、この接続ラ
インの電位がV1になったことを警報停止制御手段の例
えばコンパレータにより検出し、この検出出力によって
セキュリティユニットの異常信号出力を停止させる。
【0016】ところでドアホンには、内線電話に対する
呼出しのための呼出スイッチが一般に設けられており、
平常時にテレホンコントローラのPBX機能によって内
線電話と接続されている状態においてこの呼出スイッチ
を操作すると、ドアホンからの前記接続ラインがV2
3 −VPP/2の呼出電位となり、これによってテレホ
ンコントローラがドアホンからの呼出しを内線電話に伝
えるが、好ましくは前記警報停止電位V1 を前記V2
満とし、V3 >V2 >V1 で且つこれら電位の間隔がV
PPより大きい電位差となるように設定する。この場合、
前記警報停止制御手段はドアホンの呼出スイッチの操作
によっては警報停止動作を行なわず、前記操作スイッチ
手段の操作によってのみ警報停止動作を行なうようにな
り、従って操作スイッチ手段を不特定の者が操作できな
いような隠しスイッチ又は特定治具のみで操作可能な構
成とすることにより、警報停止操作に一定の制限を与え
ることができる。
【0017】一方、前記操作スイッチ手段をドアホンの
呼出スイッチに兼ねさせることもでき、この場合は前記
警報停止制御手段は前記接続ラインが例えばV2 以下に
なったときに警報停止動作を行なうように構成される。
この場合は警報停止制御手段を簡単な電位検出回路で構
成できると共にドアホン側には呼出スイッチ以外の操作
スイッチを設ける必要がなく、また警報発生時に呼出ス
イッチを操作すると警報が停止する結果としてセキュリ
ティユニットの復帰動作によってドアホンがテレホンコ
ントローラを介して内線電話に接続され、内線電話の呼
出が引続いて行なわれることとなるので、住戸内に対す
る外部からの呼びかけが直ちに可能となり、管理人等に
よる異常の確認行動に多大な便宜を与えることができる
ようになる。
【0018】一般に不在住宅でシステムが警報を生じた
場合、集合住宅では管理人がこれを確認し、真の異常で
あれば消防所や警察へ通報して対応処置をとるが、真の
異常でない場合は鳴動し続けるドアホン等の警報を断つ
ための行動をとる。本発明によれば、これは管理人が現
場の異常の不存在を確認したのちにドアホンの前記操作
スイッチを操作することにより警報停止操作を行なうこ
とで対応できる。
【0019】このように本発明の住宅情報システムにお
いては、警報停止スイッチがリビングルーム等の宅内に
設置されたセキュリティユニットにしか存在しなくて
も、真の異常によらない警報の発生を宅内に侵入するこ
となく外部のドアホンからの操作で停止することがで
き、誤報等による不要な警報音の鳴動を早期に停止操作
することができるので近隣への迷惑も最小限に済ませる
ことができると共に、しかもこの操作のための信号はド
アホンとセキュリティユニットとの接続ラインの電位変
化を利用するのでドアホンの接続線を利用することがで
き、余分な配線の増設は不要である。
【0020】
【実施例】図1は本発明のシステム構成の一実施例を示
した実施例構成図である。図1において、10はセキュ
リティユニットであり、セキュリティセンサとして煙感
知器11、ガス検知器12及び非常押釦スイッチ13を
接続すると共にテレビカメラ付きのドアホン子機14を
接続してある。16はテレホンコントローラに接続され
る防犯センサの監視状態のセット/リセット切換用のス
イッチであり、このスイッチ16はセキュリティユニッ
ト10の表示部17に設けられている。
【0021】表示部17は図2に拡大して示す表示内容
を備えており、これには、夫々シンボルマークを使用し
た火災表示部101、ガス検知表示部102、非常表示
部103および防犯発報表示部105と、監視状態がセ
ット状態のとき点灯するセット確認表示部104とが含
まれている。
【0022】表示部17の上部には火災障害灯106と
ガス障害灯107とが設けられ、それぞれ煙感知器1
1、ガス検知器12との信号線の断線等の異常を検知し
た際に点灯される。さらに表示部17の下側には、電源
表示灯108と警報を停止させる警報停止スイッチ10
9が設けられている。更にまた表示部17の上部には非
常押釦110が設けられ、セキュリティユニット10自
体で非常押釦操作ができるようにしている。更にセキュ
リティユニット10の音響スリット18の内側にはスピ
ーカが内蔵され、ドアホン子機14の内蔵スピーカと共
に警報音及び警報の音声メッセージを出力できるように
している。
【0023】この警報の音声メッセージの主要なものの
例は例えば次のようになる。 (1) 火災 :ウーウー 火災発生 (2) ガス洩れ :ピピピ ピピピ ガス漏れ発生 (3) 障害 :ピロピロ ピロピロ (4) 非常 :ピーポーピーポー 緊急事態発生 (5) 防犯 :ピー ピー ピー 異常発生 勿論、警報音及び警報の音声メッセージは後述する音声
合成部により必要に応じて適宜に定めることができる。
【0024】図1において、この実施例ではセキュリテ
ィユニット10の下側にテレホンコントローラ20が一
体的に設けられ、全体でひとつのPBX内蔵ホームセキ
ュリティシステムを構成している。テレホンコントロー
ラ20は、外線と内線電話、内線電話同士、および内線
電話とドアホン子機14相互間の通話機能を持つと共
に、セキュリティユニット10からの異常検出信号を受
信した際に、内線電話を通常の呼出音とは異なる警報呼
出音で呼出す構内交換部を備える。また構内交換部は例
えば警報呼出音に応じた家人の操作等によって内線電話
のオフフックが行われたことを検出すると、セキュリテ
ィユニット10から送られてくる音声メッセージ信号を
オフフックされた内線電話に出力するように回線を接続
する。更に内線電話が通話中の時は、セキュリティユニ
ット10から送られてくる音声メッセージ信号を通話中
の回線に割り込ませることができる。
【0025】テレホンコントローラ20には、外部から
の電話回線(外線)22が接続されると共に内線23を
介して1又は複数の内線電話機24a,24bが接続さ
れている。ここでマスタ電話機21は、内線23に接続
される内線電話機のひとつであり、また内線電話機24
bとしてはコードレス電話機を接続している。またこの
実施例におけるテレホンコントローラ20には、セキュ
リティユニット10からの異常検出信号及び警報信号を
受けて警報音および警報の音声メッセージを出力する外
設スピーカ25と、防犯センサとして戸窓の開閉を検出
するマグネットスイッチ26および侵入者を検出する熱
線式検出器27とが接続されている。
【0026】テレホンコントローラ20に対しては、中
央制御装置40を介して管理室に設置された管理室親機
50と共同玄関に設置された共同玄関子機60が接続さ
れている。すなわち、テレホンコントローラ20はイン
ターホン機能を有することから、マスタ電話機21と管
理室親機50及び共同玄関子機60との間でインターホ
ン通話ができる。勿論、マスタ電話機21とカメラ付き
のドアホン子機14との間でのインターホン通話もでき
る。更に、管理室親機50にはセキュリティユニット1
0からの異常検出信号及び警報音声メッセージ信号が送
られ、セキュリティユニット10の異常内容に応じた警
報表示及び警報出力ができるようになっている。
【0027】またセキュリティユニット10の隣りには
モニタテレビ15が設けられ、モニタテレビ15は同軸
ケーブルによりカメラ付ドアホン子機14と接続され、
ドアホン子機14からの呼出し時にカメラの映像をモニ
タに映し出すようになる。
【0028】図3にドアホン子機14の音声回路の構成
例を示す。この音声回路は、セキュリティユニット10
に対して例えばモニタテレビ用の同軸ケーブルを利用し
て二線式の接続ラインで接続される。このライン間には
二次側にスピーカ140を接続したスピーカトランス1
41の中間タップ付き一次コイルが音声信号バイパス用
のコンデンサ142を介して接続され、スピーカトラン
ス141の一次側の中間タップには無極性化ダイオード
ブリッジ143を介してマイクアンプ144の出力が供
給されるようになされている。このマイクアンプ144
の入力にはマイクロフォン145が接続され、ドアホン
子機14の音声入力部を構成している。また前記コンデ
ンサ142の両端間には抵抗146を介して呼出スイッ
チ147が接続されると共に、抵抗148を介して警報
停止操作スイッチ149が接続されている。
【0029】図4にセキュリティユニット10の構成ブ
ロックの一実施例を示す。図4において、111は制御
部としてのCPUであり、CPU111に対しては、火
災感知器11の検出信号を受ける火災受信部112、ガ
ス検知器12の検知出力を受けるガス受信部113、非
常押釦スイッチ13の出力信号を受ける非常受信部11
4、および防犯センサによる監視状態のセット/リセッ
ト切換用のスイッチ16の各出力が与えられるようにな
っている。またセキュリティユニット10のパネル表面
に設けられた前記警報停止スイッチ109もこのCPU
111に接続されている。CPU111は、セキュリテ
ィユニット10のスイッチ16の操作によるセット/リ
セット信号をテレホンコントローラ20へ送出し、この
テレホンコントローラ20との間の制御用信号の伝送の
ためにテレホンコントローラ用インタフェース115も
CPU111に接続されている。
【0030】CPU111に接続された表示部17は図
2に示した表示内容をもつものであり、更に、CPU1
11に対しては警報等の各種の音声メッセージを発生す
るための音声合成部116及び増幅部117及びスピー
カ118が設けられる。音声合成部は先に述べたような
各種警報音および音声メッセージを合成し、また監視状
態のセット/リセットの切換に対しても例えば「警戒を
始めます」「警戒が解除されました」「戸締まりを確認
してください」などの各種音声メッセージを合成し、そ
れぞれ所定の呼出し信号に応じて増幅部117へ選択的
に出力する。
【0031】増幅部117からの音声信号は、更に図3
の音声回路を備えたドアホン子機14に接続される戸外
警報用インタフェース119及びテレホンコントローラ
20に音声信号を送る音響用インタフェース120に与
えられる。なお、121は電源部である。ここで、通常
時においてはドアホン子機14からの信号線はリレーA
の接点aによってテレホンコントローラ20側に直接接
続され、ドアホン子機または内線電話機からの呼出しに
より相互間の通話ができるようになっており、また異常
検出時においてはCPU111によってリレーAを作動
させることにより接点aを強制的に切り換えて、増幅部
117から出力される音声メッセージをドアホン子機1
4のスピーカからも出力させるようになっている。
【0032】図6に示すように、戸外警報用インターフ
ェース119の出力ラインは前述した直流基準電位V3
を有しており、増幅部117からの音声信号はこの基準
電位を中心にして最大振幅VPPの範囲内で変化する。ま
たこのラインはセキュリティユニット10が異常を検出
したときにはリレー接点aによってドアホン子機14と
接続され、その状態でドアホン子機14の警報停止操作
スイッチ149が閉成されると抵抗148の挿入により
電位がV1 (<V2 <V3 )に低下する。この戸外警報
用インターフェース119の出力ラインの電位は比較回
路部19によってレベル検出され、比較回路19はライ
ンの電位がV1 になるとCPU111に警報停止信号を
与える。CPU111は比較回路19または警報停止ス
イッチ109から警報停止信号が与えられるとその異常
信号出力を停止し、これによって表示部17の警報表示
とスピーカ118およびドアホン子機14のスピーカ1
40からの警報が停止され、またリレーAも復帰してそ
の接点aがテレホンコントローラ20側へ切換られる。
【0033】図5は図1のテレホンコントローラ20の
一実施例を示した実施例ブロック図である。図5におい
て、200は制御部としてのCPUであり、セキュリテ
ィユニット10のCPU111と共に本システムの制御
系の主要部を構成する。このCPU200は、構内交換
機としての制御を含むテレホンコントローラ全体の制御
をプログラムに従って実行するマスターCPUであり、
これに対してセキュリティユニット10のCPU111
は、マスターCPU200の制御下でセキュリティユニ
ット各部の制御を行うスレーブCPUである。
【0034】マスターCPU200について、まず電話
回線側の構成を説明すると、端子接続された外線22に
対しては結合トランス201を介して保留回路202及
び外線PB信号検出部203が設けられ、この外線PB
検出回路203の検出信号、即ち外線プッシュボタン信
号PBはCPU200に与えられ、外線側からの暗証番
号を判別して例えばセキュリティ情報を外出先からモニ
ターする際に用いられる。206は外線使用検出部であ
り、例えば電話回線の一方に2つのフォトカプラの発光
ダイオードを逆向きに並列接続し、CPU200ではど
ちらか一方の発光ダイオードの点灯検出によって電話回
線の「使用中」を検出し、両方の発光ダイオードの消灯
検出によって外線使用終了を検出する。
【0035】外線22に対してはマスタ電話機21及び
複数の内線電話機が接点204a〜204nを介して並
列接続される。接点204a〜204nは定常時に各電
話機を通話制御・検出部205に接続しており、この通
話制御・検出部205では、フックスイッチ信号検出機
能と、通話切替機能と、内線ダイヤルパルス検出機能と
を備えている。すなわち、通話制御・検出部205によ
って電話機のオフフックとダイヤル信号パルスが検出さ
れると、CPU200の制御によって、内線相互接続又
は外線接続、又はドアホンとの接続の交換動作が行われ
る。
【0036】また、通話制御・検出部205によって電
話機のオフフックと監視状態のセット/リセット用に設
定された特定のダイヤル信号、又はセキュリティユニッ
ト10からのセット/リセットスイッチ信号が検出され
ると、CPU200では、防犯センサによる監視状態を
セット状態からリセット状態へ、或いは逆にリセット状
態からセット状態へ切換える。また、CPU200から
インターフェース211および115(図4)を介して
スレーブCPU111に監視状態のセット信号またはリ
セット信号を送る動作が行われる。これに従ってセキュ
リティユニット10側では、テレホンコントローラ20
から送られてくるセット信号またはリセットスイッチ信
号に応じた所定の音声メッセージを音声合成部116か
ら出力させると共に、セット確認表示部104を点灯ま
たは消灯させる。
【0037】前記通話制御・検出部205には、内線電
話機のプッシュボタン信号PBを検出してCPU200
へ伝える内線PB検出部207と、呼出音,警報呼出
音,話中音,及びドアホン呼出音等の音響信号を発生す
ると共にセキュリティユニット10の音声合成部116
からインターフェース120およびテレホンコントロー
ラ20の音響用インターフェース218を介して送られ
てくる警報等の各種音声メッセージを電話機側へ伝える
音響信号発生部208が接続される。
【0038】音響信号発生部208によって発生される
呼出音及び警報呼出音などの音響信号は、例えば図7に
示すように定められる。図7は、内線が4回線の場合を
例にとっており、外線着信時、内線着信時及びドアホン
着信時の呼出音を区別すると共に、これらの呼出音に対
し区別できるように警報時の呼出音を定めている。また
内線No.1,3とNo.2,4とにグループ分けし、
グループ毎に呼出音の鳴動周期を反転させている。また
音響信号発生部208は、警報時などにおいて音響イン
タフェース218を介してセキュリティユニット10か
ら受取った音声メッセージ信号を通話制御・検出部20
5を介して電話機側へ送出する。
【0039】CPU200に対する他の機器との接続の
ため、中央制御装置用インターフェース210、セキュ
リティユニット用インタフェース211、テレビモニタ
用インタフェース212、音響出力部214、ドアホン
呼出検出部215a、ドアホン通話部215b、防犯セ
ンサ用インターフェース216、セキュリティユニット
10からの音声メッセージ信号を受ける音響インタフェ
ース218などが設けられる。尚、220は電源部であ
る。
【0040】次に上記の実施例の動作を説明すると、図
8は火災センサとしての煙感知器11で火災が検出され
た時のシステム動作を示したフローチャートであり、ド
アホン子機14、セキュリティユニット10、テレホン
コントローラ20および管理室親機50に分けて相互の
処理を示している。
【0041】まず煙感知器11で火災検出が行われる
と、セキュリティユニット10の火災受信部112で火
災検出信号が受信され、火災灯、即ち図2の表示部17
の火災表示灯101が点灯する。続いて火災を示す「ウ
ーウー 火災発生」がスピーカ118から出力され、同
時にセキュリティユニット10はテレホンコントローラ
20に対し火災信号及び警報音声メッセージ信号を送出
する。更にセキュリティユニット10はリレーAを作動
させ、その接点aを切り換えることにより、ドアホン子
機14のスピーカから音声メッセージを出力させる。
【0042】セキュリティユニット10からの火災信号
及び警報音声メッセージ信号をインターフェース211
及び音響インターフェース218から受信したテレホン
コントローラ20は、受取った火災信号をインターフェ
ース210を介して管理室親機50に送る。
【0043】管理室親機50では、テレホンコントロー
ラ20から火災信号を受信すると発報した住戸に対応し
た火災灯を点灯し、火災警報音の鳴動および音声メッセ
ージの出力を行なう。
【0044】この場合、発報した住戸ではセキュリティ
ユニット10の警報動作によりそのスピーカ118とド
アホン子機14および外設スピーカ25が警報音および
音声メッセージを出力しており、また管理室親機50で
も警報が生じている。従って管理人はこれを確認して発
報住戸へ出向き、異常の有無をチェックする。管理人は
異常がないことを確認した後に外部のドアホン子機14
の警報停止操作スイッチ149を操作して警報を停止さ
せる。
【0045】即ち、警報停止操作スイッチ149が管理
人の操作によって閉成されると、比較回路部19の入力
電位が図6のV1 となり、比較回路部19がこれを検出
してCPU111に警報停止信号を与える。これにより
発報住戸、即ちスピーカ118,140での警報が停止
され、またドアホン子機14もテレホンコントローラ2
0側に接続されると共に管理室親機50での警報も停止
することになる。
【0046】尚、以上の動作において、比較回路部19
の検出電位レベルを図6に示すV2(>V1 )に設定し
ておけば呼出スイッチ147の閉成操作で警報停止を行
なうことができ、この場合はドアホン子機14の警報停
止操作スイッチ149を省略して呼出スイッチ147に
その機能を兼ねさせることもできる。そしてこの場合
は、呼出スイッチ147の閉成操作によってセキュリテ
ィユニト10が警報を停止するとそのリレーAが復帰す
るので、呼出スイッチ147の呼出信号がそのままテレ
ホンコントローラ20側へ送られ、発報住戸のマスタ電
話機または内線電話機に呼出しを掛けることができる。
【0047】また、以上の動作において、セキュリティ
ユニット10からテレホンコントローラ20に対する火
災信号の伝送にはアンサーバックによる確認方式が採用
される。即ち、テレホンコントローラ20は、火災信号
を正常に受信すると、確認応答信号をセキュリティユニ
ット10に返送する。もしテレホンコントローラ20か
ら確認応答信号が得られなければ、セキュリティユニッ
ト10は火災信号を再度送信する。
【0048】以上の動作例はセキュリティユニット10
に接続した煙感知器11による火災検出を例にとるもの
であったが、ガス検知器12、非常押釦スイッチ13及
び防犯センサの検出信号についても、警報音声メッセー
ジの内容が異なる以外は同様にして行われる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
キュリティ機能と構内交換機能を一体化した住宅情報シ
ステムにおいて住戸外部のドアホン子機に対する接続線
の本数を増加することなく警報停止操作スイッチをドア
ホン子機に付設することができ、発報住戸が留守の場合
に管理人による誤警報の停止が外部のドアホン子機にお
ける操作で可能となり、警報が鳴動し続けることによる
近隣の迷惑を最小限で抑えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシステム構成を示した
構成図である。
【図2】図1のセキュリティユニットの表示部を拡大し
て示した説明図である。
【図3】図1のドアホン子機の音声回路の構成例を示す
回路図である。
【図4】図1のセキュリティユニットの構成例を示した
ブロック図である。
【図5】図1のテレホンコントローラの構成例を示した
ブロック図である。
【図6】ドアホン接続ラインの電位を説明するための線
図である。
【図7】本発明のテレホンコントローラにおける呼出音
の説明図である。
【図8】煙感知器で火災を検出した時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10:セキュリティユニット 14:ドアホン子機 16:セット/リセット切換スイッチ 17:表示部 19:比較回路部 20:テレホンコントローラ 21:マスタ電話機 24a,24b:内線電話機 26:戸締まり検出情報センサ(マグネットスイッチ) 27:侵入者情報センサ(熱線式検出器) 40:中央制御装置 50:管理室親機 111:スレーブCPU 147:呼出しスイッチ 149:警報停止操作スイッチ 200:マスタCPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セキュリティセンサの異常検出により異
    常内容に応じた視覚および/または聴覚情報を異常信号
    として出力するセキュリティユニットと、該セキュリテ
    ィユニットが異常信号を生じたときに前記セキュリティ
    ユニットの異常信号出力系と接続されるように付設され
    たドアホンとを備えた住宅情報システムにおいて、前記
    ドアホンが前記異常信号出力系と接続された状態におい
    て前記異常信号出力系との接続ラインを前記異常信号の
    基準電圧レベルと異なる予め定められた電位にするため
    に前記ドアホンに設けられた操作スイッチ手段と、操作
    スイッチ手段の操作によって前記接続ラインが前記電位
    になったときに前記セキュリティユニットの異常信号出
    力を停止させる警報停止制御手段とを備えたことを特徴
    とする住宅情報システム。
  2. 【請求項2】 前記操作スイッチ手段が、前記ドアホン
    の呼出スイッチとは別のスイッチ操作部を有することを
    特徴とする請求項1に記載の住宅情報システム。
  3. 【請求項3】 前記操作スイッチ手段が、前記ドアホン
    の呼出スイッチを兼ねていることを特徴とする請求項1
    に記載の住宅情報システム。
JP24680491A 1991-08-31 1991-08-31 住宅情報システム Pending JPH0562087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24680491A JPH0562087A (ja) 1991-08-31 1991-08-31 住宅情報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24680491A JPH0562087A (ja) 1991-08-31 1991-08-31 住宅情報システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0562087A true JPH0562087A (ja) 1993-03-12

Family

ID=17153934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24680491A Pending JPH0562087A (ja) 1991-08-31 1991-08-31 住宅情報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0562087A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20040096579A (ko) 감시 시스템
JP3661620B2 (ja) 地震報知機能付き集合住宅管理システム
JPH1040485A (ja) 留守宅監視装置
JP3463234B2 (ja) 集合住宅警報監視統合システム
JP4590726B2 (ja) 遠隔監視装置
JP4789528B2 (ja) 共同住宅用火災報知システム
JP2004265254A (ja) 侵入者通報装置
JPH05143872A (ja) 住宅用防犯システム
JP4955857B2 (ja) 集合住宅セキュリティシステム
JPH0562087A (ja) 住宅情報システム
JPH0562088A (ja) 住宅情報システム
KR19990053611A (ko) 가정자동화시스템의경보장치및방법
JP4006963B2 (ja) 住宅情報盤親機、住宅情報盤副親機、集合住宅用ハンズフリー通話システム
JP4258233B2 (ja) 遠隔制御装置
JP4010295B2 (ja) 自動通報装置
KR20000074038A (ko) 무인경비 및 경보 시스템겸 전화기
JP2818912B2 (ja) 集合住宅用監視通話システム
JP3418433B2 (ja) 宅内交換機
JPH04220054A (ja) 住宅情報システム
JP2004171383A (ja) 共同住宅警報監視用複合盤
JPS6336497A (ja) 住宅情報システムの試験装置
JP2004171385A (ja) 共同住宅警報監視システム
JP2004046350A (ja) セキュリティインターホンシステム
JPH08293926A (ja) 留守監視通信警備システム
JP2586146Y2 (ja) 非常通報システム