JPH11160966A - 帯電ローラクリーニング機構 - Google Patents
帯電ローラクリーニング機構Info
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- JPH11160966A JPH11160966A JP32482597A JP32482597A JPH11160966A JP H11160966 A JPH11160966 A JP H11160966A JP 32482597 A JP32482597 A JP 32482597A JP 32482597 A JP32482597 A JP 32482597A JP H11160966 A JPH11160966 A JP H11160966A
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- JP
- Japan
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- cleaning
- roller
- cam
- charging roller
- charging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 帯電ローラと感光体との当接不良を防止し、
感光体上の電位ムラに起因して生じる左右の濃度ムラや
片側異常画像の発生を防止する。 【解決手段】 カム15のカム面15aに接するコロ部
材12の外周面12aをテーパ状に形成する。カム15
が回転してコロ部材12に、それを押す方向に力が加わ
ると、コロ部材12にはテーパ状の外周面12aの作用
によりクリーニング保持部材14を感光体1に近づける
方向に分力が働く。したがって、クリーニング保持部材
14が、カム15から受ける力により感光体1から離れ
る方向に移動しないので、帯電ローラ3が感光体1から
離れるのを防止することができる。
感光体上の電位ムラに起因して生じる左右の濃度ムラや
片側異常画像の発生を防止する。 【解決手段】 カム15のカム面15aに接するコロ部
材12の外周面12aをテーパ状に形成する。カム15
が回転してコロ部材12に、それを押す方向に力が加わ
ると、コロ部材12にはテーパ状の外周面12aの作用
によりクリーニング保持部材14を感光体1に近づける
方向に分力が働く。したがって、クリーニング保持部材
14が、カム15から受ける力により感光体1から離れ
る方向に移動しないので、帯電ローラ3が感光体1から
離れるのを防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長手方向の両端
部が一対のアーム部材により回転可能に支持されて所定
の加圧力で感光体の表面に接触する帯電ローラの表面を
クリーニング部材によりクリーニングする帯電ローラク
リーニング機構に関する。
部が一対のアーム部材により回転可能に支持されて所定
の加圧力で感光体の表面に接触する帯電ローラの表面を
クリーニング部材によりクリーニングする帯電ローラク
リーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置には、感光
体の表面を帯電する帯電装置が設けられているが、近年
この帯電装置として、コロナ放電方式のものから帯電ロ
ーラを感光体の表面に接触させた状態で帯電を行なう接
触帯電方式の帯電装置が、オゾンの発生が少ない等の利
点があることから、多く使用されるようになってきてい
る。このような接触帯電方式の帯電装置は、帯電ローラ
が感光体に接触した状態で帯電が行なわれるため、感光
体上の画像を転写紙に転写した後に感光体上に残った残
留トナーが帯電ローラに付着することによって帯電不良
を起こす恐れがある。
体の表面を帯電する帯電装置が設けられているが、近年
この帯電装置として、コロナ放電方式のものから帯電ロ
ーラを感光体の表面に接触させた状態で帯電を行なう接
触帯電方式の帯電装置が、オゾンの発生が少ない等の利
点があることから、多く使用されるようになってきてい
る。このような接触帯電方式の帯電装置は、帯電ローラ
が感光体に接触した状態で帯電が行なわれるため、感光
体上の画像を転写紙に転写した後に感光体上に残った残
留トナーが帯電ローラに付着することによって帯電不良
を起こす恐れがある。
【0003】そこで、このように帯電ローラを感光体に
接触させた状態で帯電を行なう接触帯電方式の帯電装置
では、例えばスポンジ等からなるクリーニング部材を帯
電ローラの表面に適量食い込ませるように接触させ、そ
れによって帯電ローラが回転したときにその表面をクリ
ーニング部材で摺擦して、その表面に付着したトナーや
紙粉等の付着物(異物)を除去する帯電ローラクリーニ
ング機構を設けている(例えば特開平2−272594
号公報参照)。
接触させた状態で帯電を行なう接触帯電方式の帯電装置
では、例えばスポンジ等からなるクリーニング部材を帯
電ローラの表面に適量食い込ませるように接触させ、そ
れによって帯電ローラが回転したときにその表面をクリ
ーニング部材で摺擦して、その表面に付着したトナーや
紙粉等の付着物(異物)を除去する帯電ローラクリーニ
ング機構を設けている(例えば特開平2−272594
号公報参照)。
【0004】ところが、このように帯電ローラの表面を
クリーニングするクリーニング部材を備えていても、例
えば同じ画像のものを多数枚画像形成した場合には、感
光体の表面には何回も同じ処にトナーが付着されるよう
になる。したがって、通常は感光体の表面に形成した画
像を転写紙に転写した後は、その感光体の表面はクリー
ニングブレード等によりクリーニングされるが、それで
も残留トナーが残ることがあるので、その感光体の表面
に接触しながら回転する帯電ローラには、その残留トナ
ーがローラの長手方向で常に同じ場所に付着しやすい。
クリーニングするクリーニング部材を備えていても、例
えば同じ画像のものを多数枚画像形成した場合には、感
光体の表面には何回も同じ処にトナーが付着されるよう
になる。したがって、通常は感光体の表面に形成した画
像を転写紙に転写した後は、その感光体の表面はクリー
ニングブレード等によりクリーニングされるが、それで
も残留トナーが残ることがあるので、その感光体の表面
に接触しながら回転する帯電ローラには、その残留トナ
ーがローラの長手方向で常に同じ場所に付着しやすい。
【0005】このように、同じ場所が残留トナーで汚れ
た帯電ローラは、その表面がクリーニング部材によりク
リーニングされるため、今度はそのクリーニング部材の
特定の部分が他の部分に比べて次第に汚れていくように
なる。したがって、クリーニング性能が次第に低下して
いく。このようになると、帯電ローラの表面には、ある
特定の部分だけについて特にトナーで汚れた部分ができ
てしまうので、帯電を行った際にその汚れた部分に対応
して感光体上に帯電不良の部分ができてしまうので、画
像を形成すると画像上に黒スジや白スジが発生するよう
になる。
た帯電ローラは、その表面がクリーニング部材によりク
リーニングされるため、今度はそのクリーニング部材の
特定の部分が他の部分に比べて次第に汚れていくように
なる。したがって、クリーニング性能が次第に低下して
いく。このようになると、帯電ローラの表面には、ある
特定の部分だけについて特にトナーで汚れた部分ができ
てしまうので、帯電を行った際にその汚れた部分に対応
して感光体上に帯電不良の部分ができてしまうので、画
像を形成すると画像上に黒スジや白スジが発生するよう
になる。
【0006】そこで、このようなクリーニング部材を使
用して帯電ローラをクリーニングするクリーニング装置
では、そのクリーニング部材を帯電ローラの長手方向に
往復移動させることにより、トナー等による汚れが帯電
ローラの表面の一部の箇所に集中しないようにしている
(例えば特開平7−110618号公報参照)。
用して帯電ローラをクリーニングするクリーニング装置
では、そのクリーニング部材を帯電ローラの長手方向に
往復移動させることにより、トナー等による汚れが帯電
ローラの表面の一部の箇所に集中しないようにしている
(例えば特開平7−110618号公報参照)。
【0007】このようなクリーニング部材を往復移動さ
せる機構には、例えば帯電ローラの長手方向の両端部を
一対の揺動可能に支持されたアーム部材でそれぞれ回転
可能に支持すると共に、その一対のアーム部材を付勢部
材により帯電ローラが感光体に接する方向にそれぞれ付
勢し、その一対のアーム部材に帯電ローラの表面をクリ
ーニングするクリーニング部材を保持するクリーニング
保持部材を、帯電ローラの長手方向に往復移動可能に取
り付けたものがある。
せる機構には、例えば帯電ローラの長手方向の両端部を
一対の揺動可能に支持されたアーム部材でそれぞれ回転
可能に支持すると共に、その一対のアーム部材を付勢部
材により帯電ローラが感光体に接する方向にそれぞれ付
勢し、その一対のアーム部材に帯電ローラの表面をクリ
ーニングするクリーニング部材を保持するクリーニング
保持部材を、帯電ローラの長手方向に往復移動可能に取
り付けたものがある。
【0008】この機構は、クリーニング保持部材の往復
移動方向の一端部にコロ部材を回転自在に取り付け、そ
のコロ部材の外周面にカム面を接触させるカムを設け、
そのカムをモータ等により回転させてコロ部材を帯電ロ
ーラの長手方向に移動させ、クリーニング部材をクリー
ニング保持部材を介して同方向に移動させるようにして
いる。
移動方向の一端部にコロ部材を回転自在に取り付け、そ
のコロ部材の外周面にカム面を接触させるカムを設け、
そのカムをモータ等により回転させてコロ部材を帯電ロ
ーラの長手方向に移動させ、クリーニング部材をクリー
ニング保持部材を介して同方向に移動させるようにして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにカムを使用してクリーニング保持部材の一端部に設
けたコロ部材を帯電ローラの長手方向に移動させ、それ
によってクリーニング部材を同方向に移動させるように
している帯電ローラクリーニング機構では、カムをモー
タ等により回転させることによりコロ部材がカムから力
を受けると、その際にコロ部材にはそれを感光体から離
れる方向に移動させようとする力が作用して、クリーニ
ング保持部材のコロ部材に近い側のアーム部材が揺動
し、それによって帯電ローラが感光体の表面から離れて
しまうことがある。
うにカムを使用してクリーニング保持部材の一端部に設
けたコロ部材を帯電ローラの長手方向に移動させ、それ
によってクリーニング部材を同方向に移動させるように
している帯電ローラクリーニング機構では、カムをモー
タ等により回転させることによりコロ部材がカムから力
を受けると、その際にコロ部材にはそれを感光体から離
れる方向に移動させようとする力が作用して、クリーニ
ング保持部材のコロ部材に近い側のアーム部材が揺動
し、それによって帯電ローラが感光体の表面から離れて
しまうことがある。
【0010】特に、クリーニング保持部材が何らかの衝
撃等により往復方向の動きが悪くなっているときには、
カムからコロ部材に作用する力がより大きくなるため、
帯電ローラが感光体から離れやすくなる。このように、
帯電ローラが、その長手方向の一方だけ(コロ部材側)
が感光体の表面から離れるようになると、その離れた部
分に対応する感光体の表面は所定の電位に帯電されなく
なるため、感光体の表面が長手方向で電位ムラができ
て、帯電不良になったりするため、形成した画像に帯電
ローラの長手方向の左右で濃度ムラができたり、その一
方の片側が異常画像になったりしてしまうことがあると
いう問題点があった。
撃等により往復方向の動きが悪くなっているときには、
カムからコロ部材に作用する力がより大きくなるため、
帯電ローラが感光体から離れやすくなる。このように、
帯電ローラが、その長手方向の一方だけ(コロ部材側)
が感光体の表面から離れるようになると、その離れた部
分に対応する感光体の表面は所定の電位に帯電されなく
なるため、感光体の表面が長手方向で電位ムラができ
て、帯電不良になったりするため、形成した画像に帯電
ローラの長手方向の左右で濃度ムラができたり、その一
方の片側が異常画像になったりしてしまうことがあると
いう問題点があった。
【0011】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、帯電ローラと感光体との当接不良を防止
し、感光体上の電位ムラに起因して生じる左右の濃度ム
ラや片側異常画像の発生を防止することができる帯電ロ
ーラクリーニング機構を提供することを目的とする。
たものであり、帯電ローラと感光体との当接不良を防止
し、感光体上の電位ムラに起因して生じる左右の濃度ム
ラや片側異常画像の発生を防止することができる帯電ロ
ーラクリーニング機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、感光体を帯電する帯電ローラの長手方向
の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部材でそ
れぞれ回転可能に支持すると共に、その一対のアーム部
材をそれぞれ付勢部材により帯電ローラが感光体に接す
る方向に付勢し、上記一対のアーム部材に帯電ローラの
表面をクリーニングするクリーニング部材を保持するク
リーニング保持部材を帯電ローラの長手方向に往復移動
可能に取り付け、そのクリーニング保持部材の往復移動
方向の一端部に、外周面に力が加えられたときにクリー
ニング保持部材を感光体に近づける方向に分力が働く方
向に傾斜させたテーパ状の外周面を有するコロ部材を回
転自在に取り付け、そのコロ部材の外周面にカム面を接
触させながら回転することによりコロ部材を上記往復移
動方向に移動させてクリーニング部材をクリーニング保
持部材を介して上記往復移動方向に移動させるカムを設
けた帯電ローラクリーニング機構を提供する。
達成するため、感光体を帯電する帯電ローラの長手方向
の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部材でそ
れぞれ回転可能に支持すると共に、その一対のアーム部
材をそれぞれ付勢部材により帯電ローラが感光体に接す
る方向に付勢し、上記一対のアーム部材に帯電ローラの
表面をクリーニングするクリーニング部材を保持するク
リーニング保持部材を帯電ローラの長手方向に往復移動
可能に取り付け、そのクリーニング保持部材の往復移動
方向の一端部に、外周面に力が加えられたときにクリー
ニング保持部材を感光体に近づける方向に分力が働く方
向に傾斜させたテーパ状の外周面を有するコロ部材を回
転自在に取り付け、そのコロ部材の外周面にカム面を接
触させながら回転することによりコロ部材を上記往復移
動方向に移動させてクリーニング部材をクリーニング保
持部材を介して上記往復移動方向に移動させるカムを設
けた帯電ローラクリーニング機構を提供する。
【0013】この帯電ローラクリーニング機構によれ
ば、カムのカム面に接するコロ部材の外周面を上記のよ
うなテーパ状に形成しているので、カムが回転すること
によりコロ部材にカムからの力が加わると、コロ部材の
外周面はテーパ状に形成されているため、そのコロ部材
にはクリーニング保持部材を感光体に近づける方向に分
力が働く。したがって、クリーニング保持部材は、コロ
部材がカムから受ける力により発生する上記分力により
感光体から離れる方向に移動しないので、帯電ローラが
感光体から離れるのを防止することができる。
ば、カムのカム面に接するコロ部材の外周面を上記のよ
うなテーパ状に形成しているので、カムが回転すること
によりコロ部材にカムからの力が加わると、コロ部材の
外周面はテーパ状に形成されているため、そのコロ部材
にはクリーニング保持部材を感光体に近づける方向に分
力が働く。したがって、クリーニング保持部材は、コロ
部材がカムから受ける力により発生する上記分力により
感光体から離れる方向に移動しないので、帯電ローラが
感光体から離れるのを防止することができる。
【0014】そして、上記カムは、そのカム面をコロ部
材のテーパ状に形成された外周面に略密着する角度に傾
斜させるとよい。そうすれば、コロ部材にカムから力が
加えられた際に、コロ部材にはクリーニング保持部材を
感光体に近づける方向に、より大きな分力が働くように
なるので、帯電ローラと感光体との当接不良に対する余
裕度が向上する。
材のテーパ状に形成された外周面に略密着する角度に傾
斜させるとよい。そうすれば、コロ部材にカムから力が
加えられた際に、コロ部材にはクリーニング保持部材を
感光体に近づける方向に、より大きな分力が働くように
なるので、帯電ローラと感光体との当接不良に対する余
裕度が向上する。
【0015】さらに、感光体を帯電する帯電ローラの長
手方向の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部
材でそれぞれ回転可能に支持すると共に、その一対のア
ーム部材をそれぞれ付勢部材により帯電ローラが感光体
に接する方向に付勢し、上記一対のアーム部材に帯電ロ
ーラの表面をクリーニングするクリーニング部材を保持
するクリーニング保持部材を帯電ローラの長手方向に往
復移動可能に取り付け、そのクリーニング保持部材の往
復移動方向の一端部にコロ部材を回転自在に取り付け、
そのコロ部材の外周面にカム面を接触させながら回転す
ることによりコロ部材を上記往復移動方向に移動させて
クリーニング部材をクリーニング保持部材を介して上記
往復移動方向に移動させるカムを設け、上記付勢部材を
カムに近い側のアーム部材を付勢する側の付勢力を反対
側のアーム部材を付勢する側の付勢力よりも大きくした
帯電ローラクリーニング機構も提供する。
手方向の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部
材でそれぞれ回転可能に支持すると共に、その一対のア
ーム部材をそれぞれ付勢部材により帯電ローラが感光体
に接する方向に付勢し、上記一対のアーム部材に帯電ロ
ーラの表面をクリーニングするクリーニング部材を保持
するクリーニング保持部材を帯電ローラの長手方向に往
復移動可能に取り付け、そのクリーニング保持部材の往
復移動方向の一端部にコロ部材を回転自在に取り付け、
そのコロ部材の外周面にカム面を接触させながら回転す
ることによりコロ部材を上記往復移動方向に移動させて
クリーニング部材をクリーニング保持部材を介して上記
往復移動方向に移動させるカムを設け、上記付勢部材を
カムに近い側のアーム部材を付勢する側の付勢力を反対
側のアーム部材を付勢する側の付勢力よりも大きくした
帯電ローラクリーニング機構も提供する。
【0016】この帯電ローラクリーニング機構によれ
ば、コロ部材にカムから力が加えられた際に、コロ部材
にそれを感光体から離す方向の分力が作用しても、その
カムに近い側のアーム部材を付勢する付勢部材の付勢力
は、反対側のアーム部材を付勢する付勢部材の付勢力よ
りも大きくしてあるので、帯電ローラが感光体から離れ
るのを防止することができる。
ば、コロ部材にカムから力が加えられた際に、コロ部材
にそれを感光体から離す方向の分力が作用しても、その
カムに近い側のアーム部材を付勢する付勢部材の付勢力
は、反対側のアーム部材を付勢する付勢部材の付勢力よ
りも大きくしてあるので、帯電ローラが感光体から離れ
るのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による帯電ロー
ラクリーニング機構の一実施形態例を示す斜視図、図2
は同じくその帯電ローラクリーニング機構に使用してい
るカム機構の付近を示す正面図、図3は同じくそのカム
機構のコロ部材を示す斜視図、図4は同じくそのコロ部
材に当接してそれを移動させるカムを示す斜視図であ
る。
面に基づいて説明する。図1はこの発明による帯電ロー
ラクリーニング機構の一実施形態例を示す斜視図、図2
は同じくその帯電ローラクリーニング機構に使用してい
るカム機構の付近を示す正面図、図3は同じくそのカム
機構のコロ部材を示す斜視図、図4は同じくそのコロ部
材に当接してそれを移動させるカムを示す斜視図であ
る。
【0018】図1に示す帯電ローラクリーニング機構
は、感光体1を帯電する帯電ローラ3の芯金6の長手方
向の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部材3
1A,31Bでそれぞれ回転可能に支持すると共に、そ
の一対のアーム部材31A,31Bを付勢部材である加
圧スプリング33A,33Bにより帯電ローラ3が感光
体1に接する矢示B方向にそれぞれ付勢している。
は、感光体1を帯電する帯電ローラ3の芯金6の長手方
向の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部材3
1A,31Bでそれぞれ回転可能に支持すると共に、そ
の一対のアーム部材31A,31Bを付勢部材である加
圧スプリング33A,33Bにより帯電ローラ3が感光
体1に接する矢示B方向にそれぞれ付勢している。
【0019】また、その一対のアーム部材31A,31
Bに、帯電ローラ3の表面をクリーニングするクリーニ
ング部材(クリーニングパッド)4を保持するクリーニン
グ保持部材14を帯電ローラの長手方向(矢示A方向)
に往復移動可能に取り付け、そのクリーニング保持部材
14の往復移動方向の図1で左方側の一端部に、外周面
に力が加えられたときにクリーニング保持部材14を感
光体1に近づける矢示C方向に分力が働く方向に傾斜さ
せたテーパ状(下方に向けての末広がり)の外周面12
aを有するコロ部材12(図3も参照)を回転自在に取
り付けている。
Bに、帯電ローラ3の表面をクリーニングするクリーニ
ング部材(クリーニングパッド)4を保持するクリーニン
グ保持部材14を帯電ローラの長手方向(矢示A方向)
に往復移動可能に取り付け、そのクリーニング保持部材
14の往復移動方向の図1で左方側の一端部に、外周面
に力が加えられたときにクリーニング保持部材14を感
光体1に近づける矢示C方向に分力が働く方向に傾斜さ
せたテーパ状(下方に向けての末広がり)の外周面12
aを有するコロ部材12(図3も参照)を回転自在に取
り付けている。
【0020】さらに、この帯電ローラクリーニング機構
は、そのコロ部材12の外周面12aにカム面15aを
接触させながら支軸17を中心にして回転することによ
り、そのコロ部材12をカム面15aの高さに応じて矢
示A方向に移動させてクリーニング部材4をクリーニン
グ保持部材14を介して矢示A方向に移動させるカム1
5を設けている。
は、そのコロ部材12の外周面12aにカム面15aを
接触させながら支軸17を中心にして回転することによ
り、そのコロ部材12をカム面15aの高さに応じて矢
示A方向に移動させてクリーニング部材4をクリーニン
グ保持部材14を介して矢示A方向に移動させるカム1
5を設けている。
【0021】そのカム15は、図4に示すように円板状
に形成した基部の外周面に形成したギヤ部15bに図示
しないモータの回転軸に固定された駆動ギヤが噛み合っ
ており、そのモータが回転することにより図1に示した
支軸17を中心にして回転される。なお、このカム15
とコロ部材12とによってカム機構10を構成してい
る。
に形成した基部の外周面に形成したギヤ部15bに図示
しないモータの回転軸に固定された駆動ギヤが噛み合っ
ており、そのモータが回転することにより図1に示した
支軸17を中心にして回転される。なお、このカム15
とコロ部材12とによってカム機構10を構成してい
る。
【0022】帯電ローラ3は、金属性の芯金6の両端部
を除く外周に、吸湿性が小さく、抵抗値が安定している
導電性ゴム7を装着したものであり、その導電性ゴム7
の表面を感光体1の表面に常時圧接させて従動回転可能
な状態にあって、芯金6に高電圧が印加されることによ
って感光体1の表面を一様に帯電する。
を除く外周に、吸湿性が小さく、抵抗値が安定している
導電性ゴム7を装着したものであり、その導電性ゴム7
の表面を感光体1の表面に常時圧接させて従動回転可能
な状態にあって、芯金6に高電圧が印加されることによ
って感光体1の表面を一様に帯電する。
【0023】その帯電ローラ3は、前述したように芯金
6の両端部が前後に間隔を置いて配設されたアーム部材
31A,31Bのそれぞれ一端部に回転可能に支持され
ていて、その各アーム部材31A,31Bは略中央部が
ピン32により、図示しない両側の側板にそれぞれ揺動
可能に支持されている。その両側のアーム部材31A,
31Bは、それぞれ加圧スプリング33A,33Bによ
り押圧されて、矢示B方向に回動付勢されている。した
がって、その加圧スプリング33A,33Bの付勢力に
より、帯電ローラ3が感光体1の表面に帯電に適した所
定の加圧力で接している。
6の両端部が前後に間隔を置いて配設されたアーム部材
31A,31Bのそれぞれ一端部に回転可能に支持され
ていて、その各アーム部材31A,31Bは略中央部が
ピン32により、図示しない両側の側板にそれぞれ揺動
可能に支持されている。その両側のアーム部材31A,
31Bは、それぞれ加圧スプリング33A,33Bによ
り押圧されて、矢示B方向に回動付勢されている。した
がって、その加圧スプリング33A,33Bの付勢力に
より、帯電ローラ3が感光体1の表面に帯電に適した所
定の加圧力で接している。
【0024】その両側のアーム部材31A,31Bに
は、板状の部材で形成したクリーニング保持部材14を
矢示A方向に往復移動可能に取り付けているが、そのク
リーニング保持部材14は両端部にそれぞれ形成した平
面状の支持部14a,14bに、そのクリーニング保持
部材14の移動方向である矢示A方向に沿う長孔34,
34を形成している。そして、その各長孔34,34内
に段付きネジ35,35を挿入し、その各段付きネジ3
5をアーム部材31A,31Bの上面にそれぞれ形成し
ている各ネジ孔に螺着している。
は、板状の部材で形成したクリーニング保持部材14を
矢示A方向に往復移動可能に取り付けているが、そのク
リーニング保持部材14は両端部にそれぞれ形成した平
面状の支持部14a,14bに、そのクリーニング保持
部材14の移動方向である矢示A方向に沿う長孔34,
34を形成している。そして、その各長孔34,34内
に段付きネジ35,35を挿入し、その各段付きネジ3
5をアーム部材31A,31Bの上面にそれぞれ形成し
ている各ネジ孔に螺着している。
【0025】また、各支持部14a,14bの端縁を、
アーム部材31A,31Bの一端に形成した係合爪部3
1a,31aに緩く係合させている。したがって、クリ
ーニング保持部材14は、長孔34内を段付きネジ35
の移動が許容される範囲内において矢示A方向に往復移
動可能になっている。そのクリーニング保持部材14
は、バネ21によりカム15側に常に引っ張り付勢され
ており、それによってクリーニング保持部材14の左端
部に回転自在に取り付けられているコロ部材12が、カ
ム15のカム面15aに常に押し当てられている。
アーム部材31A,31Bの一端に形成した係合爪部3
1a,31aに緩く係合させている。したがって、クリ
ーニング保持部材14は、長孔34内を段付きネジ35
の移動が許容される範囲内において矢示A方向に往復移
動可能になっている。そのクリーニング保持部材14
は、バネ21によりカム15側に常に引っ張り付勢され
ており、それによってクリーニング保持部材14の左端
部に回転自在に取り付けられているコロ部材12が、カ
ム15のカム面15aに常に押し当てられている。
【0026】そのクリーニング保持部材14の内面に
は、クリーニング部材4が例えば両面テープ等の接着剤
により貼り付けてある。そのクリーニング部材4は、例
えばスポンジであり、それが図示のように常に帯電ロー
ラ3の表面に圧接した状態にある。したがって、帯電ロ
ーラ3が回転すると、その表面がクリーニング部材4に
よりクリーニングされる。
は、クリーニング部材4が例えば両面テープ等の接着剤
により貼り付けてある。そのクリーニング部材4は、例
えばスポンジであり、それが図示のように常に帯電ロー
ラ3の表面に圧接した状態にある。したがって、帯電ロ
ーラ3が回転すると、その表面がクリーニング部材4に
よりクリーニングされる。
【0027】ところで、このようにカム15を使用して
クリーニング保持部材14の一端部に設けたコロ部材1
2を帯電ローラ3の長手方向(矢示A方向)に移動さ
せ、それによってクリーニング部材4を同方向に往復移
動させるようにしている帯電ローラクリーニング機構で
は、カム15をモータ等により回転させることによりコ
ロ部材12がカム15から力を受けると、そのとき、ク
リーニング保持部材14のコロ部材12に近い側(図1
で左方側)に感光体1から離れる方向(矢示Cと反対方
向)の力が作用したときには、その力によってコロ部材
12に近い側のアーム部材31Aが矢示Bと反対方向に
揺動するため、帯電ローラ3が感光体1の表面から離れ
てしまうようになる。
クリーニング保持部材14の一端部に設けたコロ部材1
2を帯電ローラ3の長手方向(矢示A方向)に移動さ
せ、それによってクリーニング部材4を同方向に往復移
動させるようにしている帯電ローラクリーニング機構で
は、カム15をモータ等により回転させることによりコ
ロ部材12がカム15から力を受けると、そのとき、ク
リーニング保持部材14のコロ部材12に近い側(図1
で左方側)に感光体1から離れる方向(矢示Cと反対方
向)の力が作用したときには、その力によってコロ部材
12に近い側のアーム部材31Aが矢示Bと反対方向に
揺動するため、帯電ローラ3が感光体1の表面から離れ
てしまうようになる。
【0028】しかしながら、図1で説明した帯電ローラ
クリーニング機構によれば、前述したようにカム15の
カム面15aに接するコロ部材12の外周面12aを、
図2に明示するように下方に向けて末広がりとなるテー
パ状に形成しているので、そのコロ部材12がカム15
から力を受けてもクリーニング保持部材14が帯電ロー
ラ3と共に感光体1から離れるようなことがない。
クリーニング機構によれば、前述したようにカム15の
カム面15aに接するコロ部材12の外周面12aを、
図2に明示するように下方に向けて末広がりとなるテー
パ状に形成しているので、そのコロ部材12がカム15
から力を受けてもクリーニング保持部材14が帯電ロー
ラ3と共に感光体1から離れるようなことがない。
【0029】すなわち、図2でカム15が支軸17を中
心にして回転し、そのカム15のカム面15aのコロ部
材12と接する部位が、カム面15aの最も低い谷部か
ら高い山部に向けて変位したときには、それによってコ
ロ部材12が同図で右方に押圧される。今、そのときの
力をFとする。その力Fが、コロ部材12の末広がりの
テーパ状に形成された外周面12aに作用すると、コロ
部材12には分力F1 が作用する。その分力F1 の方向
は、図示のようにクリーニング保持部材14を帯電ロー
ラ3と共に感光体1に押し付ける方向であるため、それ
によって帯電ローラ3が感光体1の表面から離れるのを
防止することができる。
心にして回転し、そのカム15のカム面15aのコロ部
材12と接する部位が、カム面15aの最も低い谷部か
ら高い山部に向けて変位したときには、それによってコ
ロ部材12が同図で右方に押圧される。今、そのときの
力をFとする。その力Fが、コロ部材12の末広がりの
テーパ状に形成された外周面12aに作用すると、コロ
部材12には分力F1 が作用する。その分力F1 の方向
は、図示のようにクリーニング保持部材14を帯電ロー
ラ3と共に感光体1に押し付ける方向であるため、それ
によって帯電ローラ3が感光体1の表面から離れるのを
防止することができる。
【0030】それによって、帯電ローラ3が、その長手
方向の一方(コロ部材12側)だけが感光体1の表面か
ら離れてしまうようなことがないので、それが離れたと
きにはその部分に対応して感光体1の表面が所定の電位
にならなくなって、感光体1の表面が長手方向で電位ム
ラになったり、帯電不良になったりして、形成した画像
に帯電ローラ3の長手方向に沿う左右の濃度ムラができ
たり、片側異常画像になったりしやすいが、それを防止
することができる。
方向の一方(コロ部材12側)だけが感光体1の表面か
ら離れてしまうようなことがないので、それが離れたと
きにはその部分に対応して感光体1の表面が所定の電位
にならなくなって、感光体1の表面が長手方向で電位ム
ラになったり、帯電不良になったりして、形成した画像
に帯電ローラ3の長手方向に沿う左右の濃度ムラができ
たり、片側異常画像になったりしやすいが、それを防止
することができる。
【0031】図5は異なるカム面のカムを使用した帯電
ローラクリーニング機構のカム機構を一部断面状態にし
て示す概略図である。このカム機構は、カム45のカム
面45aを、コロ部材12のテーパ状に形成された外周
面12aに略密着する角度に図示のように傾斜させてい
る。このようにすれば、コロ部材12にカム45から力
が加えられた際に、コロ部材12にはクリーニング保持
部材14を感光体1(図1を参照)に近づける矢示C方
向に、より大きな分力が働くようになるので、帯電ロー
ラ3と感光体1との当接不良に対する余裕度が向上す
る。
ローラクリーニング機構のカム機構を一部断面状態にし
て示す概略図である。このカム機構は、カム45のカム
面45aを、コロ部材12のテーパ状に形成された外周
面12aに略密着する角度に図示のように傾斜させてい
る。このようにすれば、コロ部材12にカム45から力
が加えられた際に、コロ部材12にはクリーニング保持
部材14を感光体1(図1を参照)に近づける矢示C方
向に、より大きな分力が働くようになるので、帯電ロー
ラ3と感光体1との当接不良に対する余裕度が向上す
る。
【0032】ところで、図6に示すコロ部材12′のよ
うに、その外周面12a′をテーパ状とせずに、単なる
外径が一定の円柱状に形成した場合には、図7に示すよ
うにコロ部材12′にカム15から同図で右方に力が加
えられると、クリーニング保持部材14と帯電ローラ3
とを感光体1から離す方向への力が加わって、帯電ロー
ラ3が感光体1から離れやすい。
うに、その外周面12a′をテーパ状とせずに、単なる
外径が一定の円柱状に形成した場合には、図7に示すよ
うにコロ部材12′にカム15から同図で右方に力が加
えられると、クリーニング保持部材14と帯電ローラ3
とを感光体1から離す方向への力が加わって、帯電ロー
ラ3が感光体1から離れやすい。
【0033】しかしながら、このような円柱状のコロ部
材12′を使用しても、一対のアーム部材31A,31
Bをそれぞれ付勢する加圧スプリング33A,33B
を、カム15に近い側のアーム部材31Aを付勢する側
の加圧スプリング33Aの付勢力を反対側のアーム部材
31Bを付勢する加圧スプリング33Bの付勢力よりも
大きくすれば、図1乃至図5で説明した帯電ローラクリ
ーニング機構の場合と同様に、帯電ローラ3が感光体1
の表面から離れるのを防止することができる。
材12′を使用しても、一対のアーム部材31A,31
Bをそれぞれ付勢する加圧スプリング33A,33B
を、カム15に近い側のアーム部材31Aを付勢する側
の加圧スプリング33Aの付勢力を反対側のアーム部材
31Bを付勢する加圧スプリング33Bの付勢力よりも
大きくすれば、図1乃至図5で説明した帯電ローラクリ
ーニング機構の場合と同様に、帯電ローラ3が感光体1
の表面から離れるのを防止することができる。
【0034】すなわち、上記のように加圧スプリング3
3Aと33Bの付勢力を異ならせば、コロ部材12′に
カム15から力Fが加えられた際に、コロ部材12′に
それを感光体1から離す方向の力F2 が作用したとして
も、そのカム15に近い側のアーム部材31Aを付勢す
る加圧スプリング33Aの付勢力は、反対側のアーム部
材33Bを付勢する加圧スプリング33Bの付勢力より
も大きくしてあるので、その加圧スプリング33Aの付
勢力が上記分力F2 に打ち勝って、帯電ローラ3が感光
体1から離れるのを防止することができる。
3Aと33Bの付勢力を異ならせば、コロ部材12′に
カム15から力Fが加えられた際に、コロ部材12′に
それを感光体1から離す方向の力F2 が作用したとして
も、そのカム15に近い側のアーム部材31Aを付勢す
る加圧スプリング33Aの付勢力は、反対側のアーム部
材33Bを付勢する加圧スプリング33Bの付勢力より
も大きくしてあるので、その加圧スプリング33Aの付
勢力が上記分力F2 に打ち勝って、帯電ローラ3が感光
体1から離れるのを防止することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カムがコロ部材を移動させることによりクリーニン
グ部材をクリーニング保持部材と共に帯電ローラの長手
方向に往復移動させても、帯電ローラは感光体の表面か
ら離れないので、帯電ローラのカムに近い側の端部が感
光体の表面から離れることによって感光体上の長手方向
に生じる電位ムラに起因して発生する左右濃度ムラや片
側異常画像等を防止することができる。したがって、良
好な画像が得られる。
ば、カムがコロ部材を移動させることによりクリーニン
グ部材をクリーニング保持部材と共に帯電ローラの長手
方向に往復移動させても、帯電ローラは感光体の表面か
ら離れないので、帯電ローラのカムに近い側の端部が感
光体の表面から離れることによって感光体上の長手方向
に生じる電位ムラに起因して発生する左右濃度ムラや片
側異常画像等を防止することができる。したがって、良
好な画像が得られる。
【0036】また、カムのカム面をコロ部材のテーパ状
の外周面に略密着する角度に傾斜させるようにすれば、
コロ部材にはクリーニング保持部材を感光体に近づける
方向に、より大きな分力が働くようになるので、帯電ロ
ーラと感光体との当接不良に対する余裕度が向上する。
の外周面に略密着する角度に傾斜させるようにすれば、
コロ部材にはクリーニング保持部材を感光体に近づける
方向に、より大きな分力が働くようになるので、帯電ロ
ーラと感光体との当接不良に対する余裕度が向上する。
【0037】さらに、上記一対のアーム部材をそれぞれ
付勢する付勢部材を、カムに近い側のアーム部材を付勢
する側の付勢力を反対側のアーム部材を付勢する側の付
勢力よりも大きくすれば、コロ部材にカムから力が加え
られた際に、コロ部材にそれを感光体から離す方向の力
が作用しても、その力に打ち勝ってカムに近い側のアー
ム部材を付勢する付勢部材が帯電ローラを感光体に押し
付けるので、同様に左右濃度ムラや片側異常画像の発生
を防止することができる。
付勢する付勢部材を、カムに近い側のアーム部材を付勢
する側の付勢力を反対側のアーム部材を付勢する側の付
勢力よりも大きくすれば、コロ部材にカムから力が加え
られた際に、コロ部材にそれを感光体から離す方向の力
が作用しても、その力に打ち勝ってカムに近い側のアー
ム部材を付勢する付勢部材が帯電ローラを感光体に押し
付けるので、同様に左右濃度ムラや片側異常画像の発生
を防止することができる。
【図1】この発明による帯電ローラクリーニング機構の
一実施形態例を示す斜視図である。
一実施形態例を示す斜視図である。
【図2】同じくその帯電ローラクリーニング機構に使用
しているカム機構の付近を示す正面図である。
しているカム機構の付近を示す正面図である。
【図3】同じくそのカム機構のコロ部材を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】同じくそのコロ部材に当接してそれを移動させ
るカムを示す斜視図である。
るカムを示す斜視図である。
【図5】異なるカム面のカムを使用した帯電ローラクリ
ーニング機構のカム機構を一部断面状態にして示す概略
図である。
ーニング機構のカム機構を一部断面状態にして示す概略
図である。
【図6】外周面を単なる外径が一定の円柱状に形成した
コロ部材の例を示す図3と同様な斜視図である。
コロ部材の例を示す図3と同様な斜視図である。
【図7】一対のアーム部材をそれぞれ付勢する加圧スプ
リングの付勢力を異ならせた実施の形態を示す正面図で
ある。
リングの付勢力を異ならせた実施の形態を示す正面図で
ある。
1:感光体 3:帯電ローラ 4:クリーニング部材 12,12′:コロ部材 12a,12a′:外周面 14:クリーニング保持部材 15,45:カム 15a,45a:カム面 31A,31B:アーム部材 33A,33B:加圧スプリング(付勢部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 感光体を帯電する帯電ローラの長手方向
の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部材でそ
れぞれ回転可能に支持すると共に、その一対のアーム部
材をそれぞれ付勢部材により前記帯電ローラが前記感光
体に接する方向に付勢し、前記一対のアーム部材に前記
帯電ローラの表面をクリーニングするクリーニング部材
を保持するクリーニング保持部材を前記帯電ローラの長
手方向に往復移動可能に取り付け、該クリーニング保持
部材の往復移動方向の一端部に、外周面に力が加えられ
たときに前記クリーニング保持部材を前記感光体に近づ
ける方向に分力が働く方向に傾斜させたテーパ状の外周
面を有するコロ部材を回転自在に取り付け、該コロ部材
の外周面にカム面を接触させながら回転することにより
前記コロ部材を前記往復移動方向に移動させて前記クリ
ーニング部材を前記クリーニング保持部材を介して前記
往復移動方向に移動させるカムを設けたことを特徴とす
る帯電ローラクリーニング機構。 - 【請求項2】 前記カムは、そのカム面が前記コロ部材
のテーパ状に形成された外周面に略密着する角度に傾斜
していることを特徴とする請求項1記載の帯電ローラク
リーニング機構。 - 【請求項3】 感光体を帯電する帯電ローラの長手方向
の両端部を一対の揺動可能に支持されたアーム部材でそ
れぞれ回転可能に支持すると共に、その一対のアーム部
材をそれぞれ付勢部材により前記帯電ローラが前記感光
体に接する方向に付勢し、前記一対のアーム部材に前記
帯電ローラの表面をクリーニングするクリーニング部材
を保持するクリーニング保持部材を前記帯電ローラの長
手方向に往復移動可能に取り付け、該クリーニング保持
部材の往復移動方向の一端部にコロ部材を回転自在に取
り付け、該コロ部材の外周面にカム面を接触させながら
回転することにより前記コロ部材を前記往復移動方向に
移動させて前記クリーニング部材を前記クリーニング保
持部材を介して前記往復移動方向に移動させるカムを設
け、前記付勢部材を前記カムに近い側のアーム部材を付
勢する側の付勢力を反対側のアーム部材を付勢する側の
付勢力よりも大きくしたことを特徴とする帯電ローラク
リーニング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32482597A JPH11160966A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 帯電ローラクリーニング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32482597A JPH11160966A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 帯電ローラクリーニング機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11160966A true JPH11160966A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18170108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32482597A Pending JPH11160966A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 帯電ローラクリーニング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11160966A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6389255B1 (en) | 1999-07-29 | 2002-05-14 | Ricoh Company, Ltd. | Charging device including a charging roller, a charging roller cleaning member with a preselected length, an image forming apparatus using the charging device, and a method of operating the device |
JP2007212823A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2013140193A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Nikon Corp | ミラーユニットおよび撮像装置 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP32482597A patent/JPH11160966A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6389255B1 (en) | 1999-07-29 | 2002-05-14 | Ricoh Company, Ltd. | Charging device including a charging roller, a charging roller cleaning member with a preselected length, an image forming apparatus using the charging device, and a method of operating the device |
JP2007212823A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2013140193A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Nikon Corp | ミラーユニットおよび撮像装置 |
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