JPH11160882A - 印刷版体ないしレリーフ版体を製造するための多層単位体 - Google Patents

印刷版体ないしレリーフ版体を製造するための多層単位体

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JPH11160882A
JPH11160882A JP10280183A JP28018398A JPH11160882A JP H11160882 A JPH11160882 A JP H11160882A JP 10280183 A JP10280183 A JP 10280183A JP 28018398 A JP28018398 A JP 28018398A JP H11160882 A JPH11160882 A JP H11160882A
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JP10280183A
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Rainer Blum
ライナー、ブルム
Sabine Dr Philipp
ザビーネ、フィリップ
Alfred Leinenbach
アルフレト、ライネンバッハ
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Flint Group Germany GmbH
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BASF Drucksysteme GmbH
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/11Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非粘着性であるが、レリーフ形成層の積層後
には、生起する相互作用により粘着性化する、積層中に
おいて改善された接着性を有する中間層を含有する、印
刷版体、レリーフ版体製造用の多層単位体を提供するこ
と。 【解決手段】 基体層、中間層および光重合可能ないし
光架橋可能層をこの順序で含有する、印刷版体ないしレ
リーフ版体製造のための多層単位体であって、上記中間
層が、下式(I)または(II) 【化1】 で表され、かつ式中のR1 がビニル、2−プロペニル、
1−ブテニル−2、スチリルまたは基R2 −O−CO−
CH=CH−を意味し、R2 がアルキル、アリール、ア
リールアルキルまたは炭素原子数10までのシクロアル
キルを意味し、R3 がH、メチルまたはエチルを意味
し、nが0から5の数値を意味する場合の単量体(A)
と、共重合可能単量体(B)との共重合体を含有するこ
とを特徴とする多層単位体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体層、接着促進
中間層および光重合可能ないし光架橋可能層をこの順序
で含有する、印刷版体ないしレリーフ版体製造のための
多層単位体に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷版体ないしレリーフ版体製造用の多
層単位体は、一般的に、金属箔またはプラスチックフィ
ルムから成る寸法安定性基体層上に強固に接着された光
重合可能ないし光架橋可能層を有する。光重合可能層
は、一般的にポリマー結合剤、重合可能のエチレン性不
飽和化合物および化学線露出に際してこのエチレン性不
飽和化合物の重合を開始させる開始剤、および必要に応
じて、別個の層中に含有されていてもよいハレーション
防止剤を含有する。光重合可能層にネガチブが当接さ
れ、露光される。この層の露光部分は適当な溶媒に不溶
性化され、非露光部分はこの溶媒により洗除される。こ
のようにしてレリーフ印刷版体が製造される。このよう
な印刷版体は公知であり、ことに西独特願公開2138
582号公報、米国特許4459348号明細書に記載
されている。
【0003】例えば、この米国特許明細書には、基体層
と光重合可能層との間に、接着促進中間層を有する多層
単位体が記載されている。この光重合可能層は、例えば
熱可塑性スチレンポリマーブロックAと、エラストマー
ブタジエンもしくはイソプレンポリマーブロックBを有
する、A−Bタイプの2ブロック共重合体、A−B−A
タイプの3ブロック共重合体、あるいは、上記西独公報
にも記載されているようなA−B−Cタイプのエラスト
マー3ブロック共重合体と、エラストマー結合剤と相容
性の光重合可能エチレン性不飽和化合物、例えば一価も
しくは多価アルコールとアクリル酸のエステルと、適当
な重合開始剤とを含有するエラストマー結合剤の混合物
から成る。さらに、熱重合禁止剤のような添加剤も含有
され得る。基体層と、この光重合可能層との間にある接
着促進中間層は、ポリイソシアナート−硬化、架橋ヒド
ロキシル基含有ポリウレタン樹脂もしくはポリエステル
樹脂、ポリエーテル樹脂、ヒドロキシル基含有エポキシ
樹脂、またはことにヒドロキシル基含有フェノキシ樹脂
から構成されている。この多層単位体における接着は、
上述の接着促進中間層により実質的に改善されるが、実
際上、貯蔵の間に接着性が失われる。
【0004】西独特願公開2212090号公報には、
同様にレリーフ版体製造用の多層単位体が記載されてい
るが、これに使用されている感光性材料は、表面粘性を
有する。別個の接着促進中間層についての記述は存在し
ない。
【0005】同国同2942183号公報は、結合剤と
してA−B−C3ブロック共重合体を含有する、フレキ
ソグラフ印刷用レリーフ版体を製造するための光重合性
混合物に関する。アクリル酸ないしメタクリル酸エステ
ルを含有するこの光重合性印刷版体が露光されると、酸
素の進入と共に表面粘性をもたらし、これが接着促進に
利用され得る。この粘性は、炭化水素樹脂、ポリテルペ
ン、クマロン/インデン樹脂などの粘着剤により促進さ
れ得る。光重合可能層下方のエラストマー下層は、有益
であるとされており、上記光重合可能層と同じ材料から
成るが、添加された可塑剤により、印刷処理に適する硬
度になされ得る。
【0006】公知文献ではないが、本願に対して先願の
西独特願公開19600155号公報には、ジヒドロジ
シクロペンタジエンまたはそのオリゴマーの構造単位を
含有する多官能性高分子物質が記載されている。この構
造単位は、例えばエーテル、エステル、ウレタン、アミ
ド、ケトンまたはC−C結合を介して、ポリマー主鎖に
結合されている。この重合体は、種々の用途用結合剤と
して適している。
【0007】同じく公知ではないが、先願の西独特願公
開19707478号公報には、ジヒドロジシクロペン
タジエンの基を有する構造単位を含有する不飽和ポリエ
ステルが記載されている。この不飽和ポリエステルは、
含浸溶液、コーティング溶液として使用される。
【0008】同じく公知ではないが、先願の同国同19
707492号公報には、ジヒドロジシクロペンタジエ
ンの基を有する構造単位を含有する不飽和もしくは飽和
ポリエステル樹脂材料ないし溶液が記載されている。こ
れは成形体のコーティングに使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この技術分野
における課題ないし本発明の目的は、非粘着性である
が、レリーフ形成層の積層後には、生起する相互作用に
より粘着性化する、積層中において改善された接着性を
有する中間層を含有する、印刷版体、レリーフ版体製造
用の多層単位体を提供することである。この積層中にお
ける改善された接着性は、当然のことではあるが、貯蔵
後、製造された印刷版体の反覆使用後にも維持されねば
ならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかるに、この課題ない
し目的は、基体層、中間層および光重合可能ないし光架
橋可能層をこの順序で含有する、印刷版体ないしレリー
フ版体製造のための多層単位体であって、上記中間層
が、下式(I)または(II)
【0011】
【化2】 で表され、かつ式中のR1 がビニル、2−プロペニル、
1−ブテニル−2、スチリルまたは基R2 −O−CO−
CH=CH−を意味し、R2 がアルキル、アリール、ア
リールアルキルまたは炭素原子数10までのシクロアル
キルを意味し、R3 がH、メチルまたはエチルを意味
し、nが0から5、ことに0または1の数値を意味する
場合の単量体(A)と、共重合可能単量体(B)との共
重合体を含有することを特徴とする多層単位体により解
決ないし達成され得ることが本発明者らにより見出され
た。
【0012】使用される単量体(A)は、式(I)のジ
ヒドロジシクロペンタジエニル誘導体、ことにジヒドロ
ジシクロペンタジエニルアクリラート、ジヒドロジシク
ロペンタジエニルメタクリラート、ジヒドロジシクロペ
ンタジエニルエタクリラート、ジヒドロジシクロペンタ
ジエニルシナマート、ジヒドロジシクロペンタジエニル
モノマレアート、ジヒドロジシクロペンタジエニルモノ
フマラート、ビス(ジヒドロジシクロペンタジエニル)
マレアート、またはビス(ジヒドロジシクロペンタジエ
ニル)フマラート、なかんずく、ジヒドロジシクロペン
タジエニルアクリラート、ジヒドロジシクロペンタジエ
ニルメタアクリラートが好ましい。
【0013】nが0から5の式(1)のジヒドロジシク
ロペンタジエニルエステルはジシクロペンタジエンと不
飽和酸R1 −COOHとの付加反応により製造される。
例えばジヒドロジシクロペンタジエニルアクリラート
は、対応するジシクロペンタジエンとアクリル酸との付
加反応により得られる。
【0014】nが0から5である場合のジヒドロジシク
ロペンタジエニルは、130℃、ことに170℃より高
い温度で、シクロペンタジエンもしくはジシクロペンタ
ジエンから、グラフト反応により、その場で製造するの
が好ましい。
【0015】式(II)のアクリラートも、単量体
(A)として有利に使用され得る。この場合のアクリラ
ートとして好ましいのは、30℃より低いガラス転移温
度Tgを有する単独重合体を形成するアクリラートであ
る。このようなアクリラートを重合含有する共重合体
は、室温より高い温度においてのみ、あるいは本発明に
より他層との相互作用により粘着性を示す。
【0016】中間層に含有される共重合体は、下式(I
II)または(IV) で表され、式中のR4 がH、炭素原子数1から30の非
置換もしくは置換アルキル、または脂環式、芳香脂肪族
もしくは複素環式基を意味し、R5 、R6 が相互に同じ
でも異なってもよく、それぞれH、炭素原子数1から3
0のアルキルもしくはヒドロキシアルキル、または炭素
原子数12までのアルコキシメチルを意味する場合のコ
モノマー(B)を重合含有する。R4 が置換アルキルで
ある場合には、これは重合可能もしくは架橋可能の基を
包含する。式(III)のコモノマー(B)の単位は、
ことにメチルメタクリラートもしくはブチルアクリラー
トの場合、有利に使用され得る。
【0017】共重合体の硬さを調整するために、これは
その目的に適合するTg値を有する単量体(B)の単位
を含有することができ、0から10%の量で重合含有さ
れ得る。ことに、ビニル芳香族化合物、例えばスチレン
が硬化用化合物として、またエチルヘキシルアクリラー
ト、n−ブチルアクリラート、ドデシルアクリラートま
たはトリデシルアクリラートが可塑剤化合物として使用
され得る。
【0018】本発明による多層単位体用の中間層は、5
から30%の単量体(A)、60から95%単量体
(B)および0から10%の、共重合体硬度調整用の重
合可能エチレン性不飽和基を有するさらに他の化合物を
含有する共重合体を使用して、有利に形成される。
【0019】ことに好ましい実施態様において、この共
重合体は、10から25%のコモノマー(A)単位、6
5から90%のコモノマー単位(B)、および0から1
0%の硬化もしくは可塑化化合物単位を含有する。
【0020】上述した中間層形成用の共重合体は、それ
自体公知の態様で、フリーラジカル溶液重合反応により
得られる。共重合体の分子量は、この分野の技術者に周
知の反応条件により、例えば適当な溶媒の選定、フリー
ラジカル開始剤の種類、量および付随的に使用され得る
重合制御剤の種類、量の選定により、制御され得る。重
合度は、10から80、ことに15から30のK値をも
たらすように調整するのが好ましい。
【0021】本発明による新規の多単位体における中間
層をポリアクリラート樹脂から形成するために、上記層
は、その溶液もしくは分散液を基体層上に施し、次いで
乾燥することにより非粘着性層にするのが好ましい。レ
リーフ形成層を積層した後、非粘着性共重合体中間層
は、レリーフ形成層との相互作用の結果として、接着性
かつ粘着性になされ、安定な積層体を形成する。この非
粘着性から粘着性の変化により、中間層で担体層材料を
コーティングし、両層相互が粘着しない状態でロール状
に巻き上げて貯蔵し、後にレリーフ形成層を施すことが
可能になされる。
【0022】上述した中間層を包含する多層単位体は、
また剛性もしくは可撓性基体層および硬質から高弾性に
至る光重合可能もしくは光架橋可能層と合体され得る。
中間層の可撓性を、多層単位体の全体的可撓性に適合さ
れ得る利点がある。
【0023】さらに、硬さを調整するために、硬化用化
合物として、不飽和炭化水素樹脂(例えばエッソ社のE
scopol(登録商標)、Escorez(登録商
標))を、可塑化用化合物として、不飽和油脂、脂肪酸
またはそのエステルを、それぞれ共重合に混合し得る。
【0024】多層単位体の少なくとも1層に、ハレーシ
ョン防止剤を含有させ得る。適当なハレーション防止剤
は、UV吸収剤、例えばミヒラーケトンおよびその誘導
体である。
【0025】光重合性層または光架橋性層は、それ自体
公知の方法で形成され得る。この層はエラストマー性で
も、硬質でもよい。これらの層は、周知のように、光開
始剤、重合禁止剤、染料、フォトクロミック物質、酸化
防止剤、界面活性剤、粘度制御剤、可塑剤などの助剤を
含有し得る。光重合可能層もしくは光架橋可能層は、ポ
リエステル、アルミニウム、スチール製の慣用の基体層
上に施される。これらの基体層は、例えばコロナ放電、
化学的エッチング、機械的粗面表面処理してもよい。
【0026】公知の層形成法としては、例えば中間層お
よび光重合性または光架橋性層の溶液の、基体層上への
連続的注型法、あるいは基体層の、溶液形態または押出
可能形態における中間層材料による、次いで、光重合性
もしくは光架橋性材料によるコーティング法がある。
【0027】中間層の好ましい形成法は、溶液からの注
型法である。中間層の厚さは、2から50μm、ことに
5から20μm、なかんずく5から10μmが好まし
い。
【0028】以下の実施例により、本発明による新規の
接着性増進中間層を形成する溶液についてさらに具体的
に説明する。ここで使用される量数値は、重量部
(p)、重量%である。
【0029】
【実施例】実施例1 まず240pのエチルアセタートおよびイソプロパノー
ルを、撹拌器、温度計、環流冷却器および2個の給送容
器を具備するフラスコに装填した。
【0030】第1給送容器には以下の混合物を装填し
た。
【0031】190pのブチルアクリラート、100p
のジヒドロジシクロペンタジエニルアクリラート、19
0pのスチレン、20pのアクリル酸。
【0032】第2給送容器には以下の溶液。
【0033】120pのメチルイソプロピルケトン、3
0pの過酸化ベンゾイル。
【0034】まず混合物を約80℃まで加熱し、この温
度に達したならば、2個の給送容器の内容物の添加を同
時に開始し、第1給送分の添加を2時間にわたり、第2
給送分の添加を2.5時間にわたって行った。次いで混
合物の温度を80℃に1時間維持した。次いで溶媒を蒸
留、除去し、残渣を10%濃度溶液が得られるまでテト
ラヒドロフラン中に投入した。
【0035】実施例2 第1給送容器中の混合物組成を以下のようにした他は、
実施例1における処理と同じ処理を反覆した。190p
のブチルアクリラート、50pのメチルメタクリラー
ト、240pのスチレン、20pのアクリル酸。
【0036】実施例3 第1給送容器中の混合物組成を以下のようにした他は、
実施例1における処理と同じ処理を反覆した。190p
のブチルアクリラート、50pのt−ブチルアクリラー
ト、240pのスチレン、20pのアクリル酸。
【0037】対比例 対比実験のため欧州特願公告55807号公報に記載さ
れており、以下の組成を有する混合液を調製した。
【0038】75pのフェノキシ樹脂(ユニオンカーバ
イド社のPKHH(登録商標))と、25pのポリカル
ボナート(バイエル社のMakrolon2800(登
録商標))を900pのテトラヒドロフランに溶解さ
せ、使用の直前、この溶液に35pのポリイソシアナー
ト(バイエル社のDesmodur L(登録商標))
を混合した。
【0039】実施例4 実施例1の溶液40pを、対比例の溶液60pと混合し
た。この生成溶液は、中間層の形成に適したものであ
り、実施例1の場合よりも高い溶媒耐性を示した。
【0040】西独特願公開2942183号公報に記載
されている光重合可能層を、混練機 により以下の組成を有する均質混合物として調製した。
85pのABCブロック共重合体(A=ポリスチレン、
B=ポリイソプレン、C=ポリ(スチレン/ブタジエ
ン)) 5pのヘキサンジオールジアクリラート、2pのトリメ
チロールプロパントリアクリラート、1pのベンジルジ
メチルケタール、1pの2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール、5pの軽鉱油(ホワイトオイル)
【0041】テスト試料の調製 実施例1から4および対比例1の溶液を、テトラヒドロ
フラン中の10%濃度接着力増進組成分溶液とした。中
間層形成用のこれら実験例溶液を、連続稼働パイロット
プラントにおける連続コーター装置により、20μmか
ら125μm厚さのポリエチレンテレフタラートフィル
ム上に施し、このように層形成されたフィルムを熱空気
流中で130℃において2分間乾燥した。これによりコ
ーティング層厚さは約5μmとなり、非粘着性であっ
て、ロール状に巻き上げ可能であった。2ヶ月間にわた
る貯蔵後においても、この2層フィルムが粘着すること
なくロール状態から巻き戻し可能であった。
【0042】1週間貯蔵後、上述の光重合性混合物を、
130℃でシート押出機から押し出し後、直ちに上述の
接着増進組成物でコーティングされているフィルム上に
載置し、積層体をカレンダーにより圧縮処理した。
【0043】接着力テスト この積層体を、UV−A灯(40ワット、波長360n
m波長で最大輝度)に約15分間露出し、露光済積層テ
ープを25cm幅に裁断し、一方端においてレリーフ形
成層をフィルムから剥離し、この剥離端部を引張り試験
機に挟持させ、接着力増進層と光重合性層間の接着力
(N/cm)を90°の角度で測定した。
【0044】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ザビーネ、フィリップ ドイツ、64546、メールフェルデン−ヴァ ルドルフ、ズーデンテンシュトラーセ、23 (72)発明者 アルフレト、ライネンバッハ ドイツ、67161、ゲンハイム、ガルテンヴ ェーク、3

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体層、中間層および光重合可能ないし
    光架橋可能層をこの順序で含有する、印刷版体ないしレ
    リーフ版体製造のための多層単位体であって、上記中間
    層が、下式(I)または(II) 【化1】 で表され、かつ式中のR1 がビニル、2−プロペニル、
    1−ブテニル−2、スチリルまたは基R2 −O−CO−
    CH=CH−を意味し、R2 がアルキル、アリール、ア
    リールアルキルまたは炭素原子数10までのシクロアル
    キルを意味し、R3 がH、メチルまたはエチルを意味
    し、nが0から5の数値を意味する場合の単量体(A)
    と、共重合可能単量体(B)との共重合体を含有するこ
    とを特徴とする多層単位体。
  2. 【請求項2】 上記式(II)の単量体が、30℃より
    高いガラス転移温度Tgを有する単独重合体を形成して
    いることを特徴とする、請求項(1)の多層単位体。
  3. 【請求項3】 上記式(I)中のnが0または1を意味
    することを特徴とする、請求項(1)または(2)の多
    層単位体。
  4. 【請求項4】 上記単量体(B)が、下式(III)ま
    たは(IV) R1 −CO−OR41 −CO−NR56 (III) (IV) で表され、かつ式中のR4 がH、炭素原子数1から30
    の非置換もしくは置換アルキル、または脂環式、芳香脂
    肪族もしくは複素環式基を意味し、R5 、R6 が、相互
    に同じであっても異なっていてもよく、それぞれH、炭
    素原子数1から30のアルキルまたは炭素原子数12ま
    でのアルコキシメチルを意味する場合の化合物であるこ
    とを特徴とする、請求項(1)の多層単位体。
  5. 【請求項5】 上記式中のR4 が、重合可能ないし架橋
    可能のエチレン性不飽和基を有する置換アルキルである
    ことを特徴とする、請求項(4)の多層単位体。
  6. 【請求項6】 共重合可能単量体(B)が、硬度調整基
    を含有することを特徴とする、請求項(1)の多層単位
    体。
  7. 【請求項7】 上記中間層が、共重合体硬度を調整する
    化合物を追加的に含有することを特徴とする、請求項
    (1)の多層単位体。
  8. 【請求項8】 上記中間層が、2から50μm、ことに
    5から20μmの厚さを有することを特徴とする、請求
    項(1)の多層単位体。
  9. 【請求項9】 上記光重合可能層が、ポリマー結合剤、
    重合可能エチレン性不飽和化合物、および化学線露出に
    際してエチレン性不飽和化合物の重合を開始させ得る光
    開始剤を含有することを特徴とする、請求項(1)の多
    層単位体。
JP10280183A 1997-10-01 1998-10-01 印刷版体ないしレリーフ版体を製造するための多層単位体 Pending JPH11160882A (ja)

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DE19743507A DE19743507A1 (de) 1997-10-01 1997-10-01 Mehrschichtelement zur Herstellung von Druck- oder Reliefformen
DE19743507.6 1997-10-01

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US (1) US6103451A (ja)
EP (1) EP0907110A3 (ja)
JP (1) JPH11160882A (ja)
DE (1) DE19743507A1 (ja)

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