JPH11160817A - 放射線画像読取装置 - Google Patents

放射線画像読取装置

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JPH11160817A
JPH11160817A JP9321178A JP32117897A JPH11160817A JP H11160817 A JPH11160817 A JP H11160817A JP 9321178 A JP9321178 A JP 9321178A JP 32117897 A JP32117897 A JP 32117897A JP H11160817 A JPH11160817 A JP H11160817A
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JP
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stimulable phosphor
phosphor plate
plate
cassette
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Kazuyuki Hayakawa
和志 早川
Yoshiyuki Ishimitsu
義幸 石光
Takao Tsuda
隆夫 津田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数のセットされたいずれのカセッテから
も、蓄積性蛍光体プレートを取り出して、記録された放
射線画像を読み取れるようにした場合に、設置面積が大
きなものにせず、さらに、放射線画像を読み取るのに必
要なトータルの時間を短くする。 【解決手段】 カセッテを並べて複数セットできるカセ
ッテスタッカ3と、いずれのカセッテからも、蓄積性蛍
光体プレート12を取り出して保持することが可能なプ
レート保持部4と、レーザ光をX方向に対して略垂直な
方向に走査させて、プレート保持部に保持されている蓄
積性蛍光体プレートに記録された放射線画像をレーザ走
査により読み取る画像読取部5と、を有し、画像読取部
を少なくともX方向に移動させて、画像読取部を前記プ
レート保持部に対して所定のX方向の相対位置にセット
してから、画像読取部が蓄積性蛍光体プレートに記録さ
れている放射線画像を読み取るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線撮影された平
板状の蓄積性蛍光体プレートを収容したカセッテから、
蓄積性蛍光体プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレー
トに記録された放射線画像を読み取る放射線画像読取装
置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】特開平9−68765号公報に、X線撮
影された蓄積性蛍光体シートを収容した可搬性のカセッ
テから、蓄積性蛍光体シートを取り出し、蓄積性蛍光体
シートに記録された放射線画像を読み取る放射線画像読
取装置において、複数のカセッテを水平にセットできる
ようにし、セットされたいずれの前記カセッテからも、
前記蓄積性蛍光体シートを取り出して、画像読取部で蓄
積性蛍光体シートに記録された放射線画像を読み取れる
ように、取り出された蓄積性蛍光体シートを曲げて1つ
の画像読取部に搬送するようにすることが提案されてい
る。
【0003】また、特開平8−122946号公報に
は、X線撮影された平板状の蓄積性蛍光体プレートを収
容したカセッテを、前記蓄積性蛍光体プレートが鉛直に
なるように、複数セットでき、順次取出位置に送るカセ
ッテスタッカと、前記カセッテスタッカの取出位置に送
られた前記カセッテから、前記蓄積性蛍光体プレートを
略鉛直方向に取り出して保持することが可能なプレート
保持部と、前記蓄積性蛍光体プレートに記録された放射
線画像をレーザ走査により読み取る画像読取部と、を有
し、前記蓄積性蛍光体プレートを保持している前記プレ
ート保持部を鉛直方向に移動させて、前記画像読取部が
前記プレート保持部に保持されている前記蓄積性蛍光体
プレートに記録されている放射線画像を読み取ることが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−6
8765号公報に記載のものでは、搬送路が曲面にな
り、蓄積性蛍光体プレートのジャムが発生しやすくな
り、高価な蓄積性蛍光体プレートのロスが発生しやすく
なる問題があることが判った。また、剛性の高い平板状
の蓄積性蛍光体プレートを収容した可搬性のカセッテか
ら蓄積性蛍光体プレートを曲面の搬送路に沿って搬送す
ることは困難である。また、複数のカセッテを水平にし
て、鉛直方向に複数段にセットするものであるから、設
置位置の水平方向周辺にカセッテをセットする動作のた
めの大きな空間が必要で、また、面積の大きな蓄積性蛍
光体プレートも読み取れるようにすると、設置面積が大
きなものになる。
【0005】また、特開平8−122946号公報に記
載のものでは、カセッテが取出位置に送られるまで、そ
のカセッテから蓄積性蛍光体プレートを取り出して、こ
の蓄積性蛍光体プレートに記録されている放射線画像を
読み取ることができず、割り込み処理ができない問題が
ある。また、カセッテスタッカが、複数セットされたカ
セッテを同時に間欠的に送ることで、順次取出位置に送
るものなので、構造が複雑で、高価なものになってしま
う。
【0006】請求項1及び請求項1を引用する請求項に
記載の発明の目的は、これらの課題を解決するもので、
蓄積性蛍光体プレートのジャムが発生しやい曲面の搬送
路を設けなくても、割り込み処理を可能にしつつ、設置
位置の水平方向周辺に空間が必要でなく、面積の大きな
蓄積性蛍光体プレートも読み取れるようにしても、設置
面積が大きなものにならないようにしつつ、カセッテス
タッカの構造を簡単なものにし、安価なものにすること
である。
【0007】また、請求項3及び請求項3を引用する請
求項に記載の発明の目的は、蓄積性蛍光体プレートのジ
ャムが発生しやい曲面の搬送路を設けなくても、割り込
み処理を可能にしつつ、カセッテスタッカの構造を簡単
なものにし、安価なものにしつつ、さらに、長期間安定
して、精度の高い画像読取ができるようにすることが容
易にすることである。
【0008】また、請求項4及び請求項4を引用する請
求項に記載の発明の目的は、複数のカセッテをセットで
きるようにし、セットされたいずれの前記カセッテから
も、前記蓄積性蛍光体プレートを取り出して、蓄積性蛍
光体プレートに記録された放射線画像を読み取れるよう
にした場合に、設置面積が大きなものにせず、さらに、
1つの前記蓄積性蛍光体プレートに記録されている放射
線画像を読み取るのに必要なトータルの時間を短くする
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、特
許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するための
事項の全てにより達成される。以下、各請求項について
説明する。但し引用項の説明と重複する事項は省略する
ことがある。
【0010】〔請求項1〕『X線撮影された平板状の蓄
積性蛍光体プレートを収容した可搬性のカセッテから、
蓄積性蛍光体プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレー
トに記録された放射線画像を読み取る放射線画像読取装
置において、水平面内の1つの方向をX方向と呼ぶとき
に、前記蓄積性蛍光体プレートが、X方向に対して略垂
直になり、X方向の位置が互いに異なるように、前記カ
セッテを並べて複数セットできるカセッテスタッカと、
少なくともX方向に移動可能なことにより、前記カセッ
テスタッカにセットされたいずれの前記カセッテから
も、前記蓄積性蛍光体プレートを略鉛直方向に取り出し
て保持することが可能なプレート保持部と、前記プレー
ト保持部に保持されている前記蓄積性蛍光体プレートに
記録された放射線画像を読み取る画像読取部と、を有す
ることを特徴とする放射線画像読取装置。』 請求項1に記載の発明により、前記カセッテスタッカ
は、前記蓄積性蛍光体プレートがX方向に対して略垂直
になり、X方向の位置が互いに異なるように、前記カセ
ッテを並べて複数セットできるものであり、プレート保
持部が、少なくともX方向に移動可能なことにより、前
記カセッテスタッカにセットされたいずれの前記カセッ
テからも、前記蓄積性蛍光体プレートを略鉛直方向に取
り出して保持することが可能であるから、面積の大きな
蓄積性蛍光体プレートも読み取れるようにしても、設置
面積が大きなものにならず、また、設置位置の水平方向
周辺にカセッテをセットする動作のための大きな空間が
必要でなく、また、カセッテスタッカ及びプレート保持
部の構造を簡単なものにし、安価なものにでき、さら
に、画像読取部が、前記プレート保持部に保持されてい
る前記蓄積性蛍光体プレートに記録された放射線画像を
読み取るから、蓄積性蛍光体プレートのジャムが発生し
やい曲面の搬送路を設けなくても、既に幾つかの画像読
取が未だのカセッテがセットされていても、新たにセッ
トされたカセッテから蓄積性蛍光体プレートを取り出し
て、この蓄積性蛍光体プレートから画像読取する割り込
み処理が可能である。
【0011】〔請求項2〕『前記画像読取部が、レーザ
光をX方向に対して略垂直な方向に走査させて前記蓄積
性蛍光体プレートに記録された放射線画像を読み取るも
のであり、前記蓄積性蛍光体プレートを保持している前
記プレート保持部と前記画像読取部とを、少なくともX
方向に相対的に移動させて、所定のX方向の相対位置に
セットしてから、前記画像読取部が、前記蓄積性蛍光体
プレートに記録されている放射線画像を読み取るもので
あることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像読取
装置。』 請求項2に記載の発明により、レーザ走査に要求される
所定の相対位置にセットすることが容易となる。
【0012】〔請求項3〕『X線撮影された平板状の蓄
積性蛍光体プレートを収容した可搬性のカセッテから、
蓄積性蛍光体プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレー
トに記録された放射線画像を読み取る放射線画像読取装
置において、水平面内の1つの方向をX方向と呼ぶとき
に、前記カセッテを複数セットできるカセッテスタッカ
と、少なくともX方向に移動可能なことにより、前記カ
セッテスタッカにセットされたいずれの前記カセッテか
らも、前記蓄積性蛍光体プレートを取り出して保持する
ことが可能なプレート保持部と、レーザ光をX方向に対
して略垂直な方向に走査させて、前記プレート保持部に
保持されている前記蓄積性蛍光体プレートに記録された
放射線画像を読み取るX方向に固定された画像読取部
と、を有し、前記蓄積性蛍光体プレートを保持している
前記プレート保持部を少なくともX方向に移動させて、
所定のX方向の位置にセットしてから、前記画像読取部
が、前記蓄積性蛍光体プレートに記録されている放射線
画像を読み取るものであることを特徴とする放射線画像
読取装置。』 請求項3に記載の発明により、前記カセッテスタッカ
は、前記カセッテを並べて複数セットできるものであ
り、プレート保持部が、少なくともX方向に移動可能な
ことにより、前記カセッテスタッカにセットされたいず
れの前記カセッテからも、前記蓄積性蛍光体プレートを
取り出して保持することが可能なので、カセッテスタッ
カの構造を簡単なものにし、安価なものにでき、さら
に、前記蓄積性蛍光体プレートを保持している前記プレ
ート保持部を、X方向に移動させて、所定のX方向の位
置にセットしてから、前記画像読取部が前記プレート保
持部に保持されている前記蓄積性蛍光体プレートに記録
されている放射線画像を読み取るものであるから、蓄積
性蛍光体プレートのジャムが発生しやい曲面の搬送路を
設けなくても、既に幾つかの画像読取が未だのカセッテ
がセットされていても、新たにセットされたカセッテか
ら蓄積性蛍光体プレートを取り出して、この蓄積性蛍光
体プレートから画像読取する割り込み処理を可能であ
る。また、画像読取部はX方向に固定されているので、
長期間安定して、精度の高い画像読取ができるようにす
ることが容易である。
【0013】また、プレート保持部は、前記カセッテス
タッカにセットされた前記カセッテから前記蓄積性蛍光
体プレートを取り出して保持するために少なくともX方
向に移動させるための移動機構と、X方向に固定された
画像読取部が放射線画像を読み取るための前記蓄積性蛍
光体プレートを保持して所定のX方向の位置にセットす
るために、少なくともX方向に移動させるための移動機
構とを兼用することができる。これにより、構造を簡単
にできる。
【0014】〔請求項4〕『X線撮影された平板状の蓄
積性蛍光体プレートを収容した可搬性のカセッテから、
蓄積性蛍光体プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレー
トに記録された放射線画像を読み取る放射線画像読取装
置において、水平面内の1つの方向をX方向と呼ぶとき
に、前記蓄積性蛍光体プレートがX方向に対して略垂直
になり、X方向の位置が互いに異なるように、前記カセ
ッテを並べて複数セットできるカセッテスタッカと、少
なくともX方向に移動可能なことにより、前記カセッテ
スタッカにセットされたいずれの前記カセッテからも、
前記蓄積性蛍光体プレートを取り出して保持することが
可能なプレート保持部と、レーザ光をX方向に対して略
垂直な方向に走査させて、前記プレート保持部に保持さ
れている前記蓄積性蛍光体プレートに記録された放射線
画像をレーザ走査により読み取る画像読取部と、を有
し、前記画像読取部を少なくともX方向に移動させて、
前記画像読取部を前記プレート保持部に対して所定のX
方向の相対位置にセットしてから、前記画像読取部が前
記蓄積性蛍光体プレートに記録されている放射線画像を
読み取るものであることを特徴とする放射線画像読取装
置。』 請求項4に記載の発明により、前記カセッテスタッカ
は、前記カセッテを、前記蓄積性蛍光体プレートがX方
向に対して略垂直になり、X方向の位置が互いに異なる
ように、並べて、複数セットできるものであり、プレー
ト保持部が、少なくともX方向に移動可能なことによ
り、前記カセッテスタッカにセットされたいずれの前記
カセッテからも、前記蓄積性蛍光体プレートを取り出し
て保持することが可能なので、面積の大きな蓄積性蛍光
体プレートも読み取れるようにしても、設置面積が大き
なものにならず、また、カセッテスタッカの構造を簡単
なものにし、安価なものにでき、さらに、前記画像読取
部を、X方向に移動させて、前記プレート保持部に対し
て所定のX方向の相対位置にセットしてから、前記画像
読取部が前記プレート保持部に保持されている前記蓄積
性蛍光体プレートに記録されている放射線画像を読み取
るものであるから、前記プレート保持部が前記蓄積性蛍
光体プレートを取り出している間に、前記画像読取部を
X方向に移動させることにより、1つの前記蓄積性蛍光
体プレートに記録されている放射線画像を読み取るのに
必要なトータルの時間を短くすることができる。
【0015】〔請求項5〕『前記プレート保持部が、前
記画像読取部により放射線画像を読み取られた保持して
いる前記蓄積性蛍光体プレートを、前記カセッテスタッ
カにセットされたいずれかの前記カセッテに収容するも
のであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
に記載の放射線画像読取装置。』 請求項5に記載の発明により、1つのプレート保持部に
より、前記カセッテスタッカにセットされたいずれの前
記カセッテからも蓄積性蛍光体プレートを取り出し、前
記カセッテスタッカにセットされたいずれかの前記カセ
ッテに収容させることができ、構造を簡単にできる。
【0016】〔用語などの説明〕蓄積性蛍光体プレート
は、蓄積性蛍光体の層を有するプレートである。そし
て、蓄積性蛍光体プレートは、剛性の高い平板状のプレ
ートであることが好ましい。特に、プレートの基板が金
属、セラミックス、繊維強化樹脂などであることが好ま
しい。そして、蓄積性蛍光体は、放射線発生源からの照
射放射線量に対する被写体の放射線透過率分布にしたが
ったエネルギーを蓄積して潜像を形成するものである。
そして、蓄積性蛍光体としては、輝尽性蛍光体であるこ
とが好ましい。
【0017】蓄積性蛍光体プレートは、支持体上に、気
相堆積或いは塗布などによって蓄積性蛍光体の層を設け
たものであることが好ましい。そして、蓄積性蛍光体の
層は環境による悪影響や損傷を防止するために、保護部
材によって遮蔽されていたり、被覆されていたりするこ
とが好ましい。
【0018】本発明において、X方向とは、水平面内の
1つの方向のことである。また、本明細書中において、
Y方向とは、水平面内のX方向に直交する方向のことで
あり、X方向及びY方向及び鉛直方向の各々の間の角度
は全て直角である。
【0019】また、前記画像読取部及び前記プレート保
持部を少なくともX方向に相対的に移動させることや、
前記画像読取部を少なくともX方向に移動させること
や、前記プレート保持部を少なくともX方向に移動させ
ることは、X方向への移動成分を有する移動であればよ
く、例えば、X方向への移動成分を有する斜め上方への
移動や、X方向への移動成分を有する斜め下方への移動
であってもよい。
【0020】画像読取部が、前記蓄積性蛍光体プレート
に記録された放射線画像をレーザ走査により読み取る形
態としては、レーザ光による主走査を鉛直方向に行い、
画像読取部と蓄積性蛍光体プレートとをY方向に相対的
に移動させることにより副走査する形態や、レーザ光に
よる主走査をY方向に行い、画像読取部と蓄積性蛍光体
プレートとを鉛直方向に相対的に移動させることにより
副走査する形態などが挙げられるが、本発明はこれらに
限られない。
【0021】そして、レーザ光による主走査を鉛直方向
に行い、画像読取部と蓄積性蛍光体プレートとをY方向
に相対的に移動させることにより副走査する形態は、副
走査のために重力負荷を伴う移動が不要なので、安定し
た副走査ができ、読み取った画像を良好なものにしやす
いので好ましい。そして、画像読取部と蓄積性蛍光体プ
レートとをY方向に相対的に移動させることにより副走
査する形態としては、図20に示すように、プレート保
持部4を固定させ、画像読取部5をY方向に移動させる
ことにより副走査する形態(実施形態にも示す)や、図
21に示すように、画像読取部5を固定させ、蓄積性蛍
光体プレート12を保持しているプレート保持部4をY
方向に移動させることにより副走査する形態が挙げられ
るが、これらに限られない。
【0022】また、レーザ光による主走査をY方向に行
い、画像読取部と蓄積性蛍光体プレートとを鉛直方向に
相対的に移動させることにより副走査する形態として
は、図22に示すように、画像読取部5を固定させ、プ
レート保持部4により保持されている蓄積性蛍光体プレ
ート12を鉛直方向に移動させることにより副走査する
形態と、図23に示すように、蓄積性蛍光体プレートを
保持しているプレート保持部4を固定させ、画像読取部
5を鉛直方向に移動させることにより副走査する形態と
が挙げられるが、これらに限られない。
【0023】ここで、図20〜図23に示す形態を説明
する。
【0024】先ず、図20に示す、プレート保持部4を
固定させ、画像読取部5をY方向に移動させることによ
り副走査する形態(実施形態にも示す)では、画像読取
部5は、レーザ光による主走査MSを鉛直方向に行うも
ので、先ず、第一(S1)に、プレート保持部4が、少
なくともX方向に移動して、所定のX方向の位置で蓄積
性蛍光体プレート12を取り出して保持し、第二(S
2)に、プレート保持部4を、少なくともX方向に移動
させて、所定のX方向の位置に停止させ、第三(S3)
に、蓄積性蛍光体プレート12を保持しているプレート
保持部4を固定させ、画像読取部5をY方向に移動させ
ることにより、蓄積性蛍光体プレート12を副走査す
る。
【0025】また、図21に示す、画像読取部5を固定
させ、プレート保持部4をY方向に移動させることによ
り副走査する形態では、画像読取部5は、レーザ光によ
る主走査MSを鉛直方向に行うもので固定されており、
先ず、第一(S11)に、プレート保持部4を、少なく
ともX方向に移動させて、所定のX方向の位置で蓄積性
蛍光体プレート12を取り出して保持し、第二(S1
2)に、プレート保持部4が、少なくともX方向に移動
して、所定のX方向の位置に停止させ、第三(S13)
に、プレート保持部4をY方向に移動させることによ
り、蓄積性蛍光体プレート12を副走査する。
【0026】また、図22に示す、画像読取部5を固定
させ、プレート保持部4により保持されている蓄積性蛍
光体プレート12を鉛直方向に移動させることにより副
走査する形態では、画像読取部5は、レーザ光による主
走査MSをY方向に行うもので固定されており、先ず、
第一(S21)に、プレート保持部4が、少なくともX
方向に移動して、所定のX方向の位置で蓄積性蛍光体プ
レート12を取り出して保持し、第二(S22)に、プ
レート保持部4を、少なくともX方向に移動させて、所
定のX方向の位置に停止させ、第三(S13)に、プレ
ート保持部4が蓄積性蛍光体プレート12を鉛直方向に
移動させることにより、蓄積性蛍光体プレート12を副
走査する。
【0027】図23に示す、蓄積性蛍光体プレート12
を保持しているプレート保持部4を固定させ、画像読取
部5を鉛直方向に移動させることにより副走査する形態
では、画像読取部5は、レーザ光による主走査MSをY
方向に行うもので、先ず、第一(S31)に、プレート
保持部4が、少なくともX方向に移動して、所定のX方
向の位置で蓄積性蛍光体プレート12を取り出して保持
し、第二(S32)に、プレート保持部4を、少なくと
もX方向に移動させて、所定のX方向の位置に停止さ
せ、第三(S33)に、蓄積性蛍光体プレート12を保
持しているプレート保持部4を固定させ、画像読取部5
を鉛直方向に移動させることにより、蓄積性蛍光体プレ
ート12を副走査する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0029】実施形態1 本実施形態の放射線画像読取装置の概略構成図である図
1及び制御ブロック図である図2及び(遠近法を用い
た)概略斜視図である図11及び図20に基づいて、本
実施形態の放射線画像読取装置について説明する。
【0030】なお、本実施形態では、放射線画像読取装
置1の装置本体2の横方向をX方向と呼び、放射線画像
読取装置1の装置本体2の奥行き方向をY方向と呼ぶ。
従って、X方向及びY方向は、水平面内の互いに直交す
る2つの方向であり、X方向及びY方向の間の角度は直
角である。
【0031】本実施形態の放射線画像読取装置1は、X
線撮影された平板状の蓄積性蛍光体プレート12を収容
した可搬性のカセッテ9から、蓄積性蛍光体プレート1
2を取り出し、蓄積性蛍光体プレート12に記録された
放射線画像を読み取る放射線画像読取装置1である。本
実施形態の放射線画像読取装置1の装置本体2には、カ
セッテスタッカ3、プレート保持部4、画像読取部5、
システム制御部6、操作部7及び電源部8が備えられて
いる。
【0032】カセッテスタッカ3は、X線撮影された平
板状の蓄積性蛍光体プレート12を収容したカセッテ9
を、収容した蓄積性蛍光体プレート12がX方向に対し
て垂直になるように、即ち、鉛直方向及びY方向が形成
する面と平行になるように、かつ、X方向の位置が互い
に異なるように、並べて複数セットできる。
【0033】また、カセッテスタッカ3は、カセッテス
タッカ機構・駆動部30およびカセッテスタッカ制御部
31を有し、カセッテスタッカ制御部31は、システム
制御部6からの制御信号に基づいて、カセッテスタッカ
機構・駆動部30が、カセッテスタッカ3にセットされ
たカセッテ9から蓄積性蛍光体プレート12を取り出し
たり、カセッテスタッカ3にセットされたカセッテ9に
蓄積性蛍光体プレート12を収容させたりできるように
駆動するように制御する。
【0034】プレート保持部4は、カセッテスタッカ3
にセットされたいずれのカセッテ9からも、蓄積性蛍光
体プレート12を略鉛直方向に取り出して保持すること
が可能である。
【0035】また、プレート保持部4は、プレート保持
部機構・駆動部40およびプレート保持部制御部41を
有し、プレート保持部制御部41は、システム制御部6
からの制御信号に基づいて、プレート保持部機構・駆動
部40が、カセッテスタッカ3にセットされたカセッテ
9から蓄積性蛍光体プレート12を取り出したり、カセ
ッテスタッカ3にセットされたカセッテ9に蓄積性蛍光
体プレート12を収容させたり、X方向に移動したりす
るように駆動するように、制御する。
【0036】画像読取部5は、副走査部50及び主走査
部51を有する。そして、主走査部51は、レーザ光に
よる主走査MSを鉛直方向に行うもので、蓄積性蛍光体
プレート12に記録された放射線画像をレーザ走査によ
り読み取るものである。また、副走査部50は、主走査
部51をY方向に移動させて副走査させるものである。
【0037】システム制御部6は、メインCPU60、
読取制御部61、システム用ディスク62、画像用ディ
スク63及びインターフェイス用ボード(以下、I/F
ボードと略す。)65を有する。そして、メインCPU
60には、操作部7のCRT70及びタッチパネル71
と、システム制御部6の読取制御部61、システム用デ
ィスク62、画像用ディスク63及びI/Fボード65
とが接続されている。
【0038】システム用ディスク62には、メインCP
U60が、全体制御、画像処理、画像送信制御及び画像
管理を行うためのシステムプログラムが記憶されてい
る。また、画像用ディスク63には、読取制御部61か
ら送られた画像を記憶したり、画像処理された画像を記
憶したりする。
【0039】そして、メインCPU60は、システム用
ディスク62に記憶されているシステムプログラムを内
部のメモリに展開しながら、読取制御部61から送られ
た画像や画像処理した画像を画像用ディスク63に記憶
させたり、画像用ディスク63に記憶された画像を読み
出したりしつつ、全体制御、画像処理、画像送信及び画
像管理を行う。
【0040】また、読取制御部61は、カセッテスタッ
カ制御部31、プレート保持部制御部41、副走査部5
0及び主走査部51を制御して、蓄積性蛍光体プレート
12に記録された放射線画像をレーザ走査により読み取
らせ、主走査部51から画像信号を受け取り、読み取っ
た画像をメインCPU50に送る。
【0041】また、メインCPU60は、I/Fボード
65を介して、本体装置2の外部にあるホストコンピュ
ータ66、診断装置67及び患者登録ターミナル68と
接続されている。そして、メインCPU60は、I/F
ボード65を介して、ホストコンピュータ66、診断装
置67及び患者登録ターミナル68に画像を送信する。
【0042】また、操作部7は、CRT70及びタッチ
パネル71を有し、CRT70は、メインCPU60か
ら送信されてくる表示画像を表示し、タッチパネル71
は、操作者によりタッチされることにより入力された指
示入力に関する情報をメインCPU60に送る。
【0043】また、メインCPU60は、操作部7のタ
ッチパネル71から送られた指示入力に関する情報に基
づいて、全体制御、画像処理、画像送信及び画像管理を
行い、適宜必要な情報をCRT70に表示させるため
に、表示画像をCRT70に送信する。
【0044】そして、カセッテスタッカ3にセットされ
たカセッテ9のいずれかを指定する指示内容を含む指示
入力が操作部7からされると、システム制御部6は、プ
レート保持部4が操作部7からの指示入力で指定された
カセッテ9から蓄積性蛍光体プレート12を略鉛直方向
に取り出して保持し、画像読取部5が蓄積性蛍光体プレ
ート12に記録された放射線画像をレーザ走査により読
み取るように、蓄積性蛍光体プレート12を保持してい
るプレート保持部4と画像読取部5とを制御する。
【0045】すなわち、図20に示すように、画像読取
部5は、先ず、第一(S1)に、プレート保持部4が、
操作部7からの指示入力で指定されたカセッテ9から蓄
積性蛍光体プレート12を略鉛直方向に取り出せる所定
のX方向の位置まで、X方向に移動して、この所定のX
方向の位置で、操作部7からの指示入力で指定されたカ
セッテ9から蓄積性蛍光体プレート12を略鉛直方向に
取り出して保持し、第二(S2)に、プレート保持部4
を、少なくともX方向に移動させて、所定のX方向の位
置に停止させ、第三(S3)に、蓄積性蛍光体プレート
12を保持しているプレート保持部4を固定させ、画像
読取部5をY方向に移動させることにより、蓄積性蛍光
体プレート12を副走査することにより、画像読取部5
がプレート保持部4に保持されている蓄積性蛍光体プレ
ート12に記録されている放射線画像を読み取るもので
ある。
【0046】これにより、カセッテスタッカ3は、蓄積
性蛍光体プレート12がX方向に対して略垂直になり、
X方向の位置が互いに異なるように、カセッテ9を並べ
て複数セットできるものであるから、1つのカセッテ9
から蓄積性蛍光体プレート12を取り出す間に、他のセ
ット位置に他のカセッテをセットでき、これにより作業
性が向上する。
【0047】また、これに加えて、プレート保持部4
が、カセッテスタッカ3にセットされたいずれのカセッ
テ9からも、蓄積性蛍光体プレート12を略鉛直方向に
取り出して保持することが可能なので、面積の大きな蓄
積性蛍光体プレート12も読み取れるようにしても、設
置面積が大きなものにならず、また、設置位置の水平方
向周辺に空間が必要でなく、また、誤ってセットされて
いるカセッテ9にぶつかったり、物をぶつけたりしにく
い。
【0048】さらに、蓄積性蛍光体プレート12を保持
しているプレート保持部4と画像読取部5とを、X方向
に移動させて、所定のX方向の相対位置にセットすれば
よいので、レーザ走査に要求される所定の相対位置にセ
ットすることが技術的に容易である。
【0049】また、画像読取部5は固定されているの
で、長期間安定して、精度の高い画像読取ができるよう
にすることが容易である。そして、画像読取時に、画像
読取部5は固定されていて、プレート保持部4をY方向
に相対的に移動させることにより副走査するので、副走
査のために重力負荷を伴う移動が不要なので、安定した
副走査ができ、読み取った画像を良好なものにしやす
い。
【0050】また、蓄積性蛍光体プレート12を曲げて
搬送する必要がなく、また、画像読取部5も1つあれば
よい。
【0051】そして、第四(S4)に、画像読取部5が
プレート保持部4に保持されている蓄積性蛍光体プレー
ト12に記録されている放射線画像を読み取り終わる
と、プレート保持部4が、保持している蓄積性蛍光体プ
レート12が収容されていたカセッテスタッカ3にセッ
トされているカセッテ9に蓄積性蛍光体プレート12を
略鉛直方向に搬送して収容させることができる所定のX
方向の位置まで、X方向に移動し、画像読取部5により
放射線画像を読み取られた保持している蓄積性蛍光体プ
レート12を、この蓄積性蛍光体プレート12が収容さ
れていたカセッテ9に略鉛直方向に搬送して収容させ
る。
【0052】これにより、1つのプレート保持部4によ
り、カセッテスタッカ3にセットされたいずれのカセッ
テ9にも、取り出された蓄積性蛍光体プレート12を収
容させることができ、構造を簡単にできる。
【0053】そして、プレート保持部4の上端部には、
消去部13が設けられている。そして、プレート保持部
4が、画像読取部5により放射線画像を読み取られた保
持している蓄積性蛍光体プレート12を、この蓄積性蛍
光体プレート12が収容されていたカセッテ9に略鉛直
方向に搬送して収容させる際に、消去部13が、蓄積性
蛍光体プレート12に消去光を照射することにより、画
像読取部5により放射線画像を読み取られた蓄積性蛍光
体プレート12に残っている残像を消去する。これによ
り、蓄積性蛍光体プレート12をカセッテ9に収容させ
ることと、蓄積性蛍光体プレート12に残っている残像
を消去することが同時にできるので、画像読取のための
サイクルタイムを短くすることができる。
【0054】次に、放射線画像読取装置1で使用される
カセッテ9について詳細に説明する。
【0055】蓄積性蛍光体プレート2を収納したカセッ
ト9は、図3乃至図10に示すように構成され、図3は
カセッテ9に蓄積性蛍光体プレート12を収納した状態
を示す斜視図、図4はカセッテ9から蓄積性蛍光体プレ
ート12を引き出した状態を示す斜視図、図5はカセッ
テ9の平面図、図6はカセッテ9に蓄積性蛍光体プレー
ト12を収納した状態を示す平面図、図7はカセッテ9
の側面図、図8は図5のA−A断面図、図9は図5のB
−B断面図、図10は図5のC−C断面図である。
【0056】カセッテ9は、ケース半体900,901
を合わせて周囲をビス902により締め付けて一体化し
ている。カセッテ9の一辺部に開口903が形成され、
この開口903から蓄積性蛍光体プレート12を引き出
し可能になっている。
【0057】蓄積性蛍光体プレート12は、輝尽性蛍光
体層を有し、輝尽性蛍光体は、放射線発生源からの照射
放射線量に対する被写体の放射線透過率分布にしたがっ
たエネルギーを蓄積して潜像を形成する蓄積性蛍光体の
一種である輝尽性蛍光体の層である。蓄積性蛍光体プレ
ート12は気相堆積或いは塗布によって輝尽性蛍光体層
を設けてある。輝尽性蛍光体層は環境による悪影響或い
は損傷を遮断するために保護部材によって遮蔽若しくは
被覆されている。輝尽性蛍光体としては、例えば、 M′X・aM″X2・bM′″X5:cA (但し、M′はLi,Na,K,Rb及びCsから選ば
れる少なくとも一種類のアルカリ金属である。M″はB
e,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Cu及びN
iから選ばれる少なくとも一種類の二価金属である。
M′″はSc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,S
m,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Y
b,Lu,Al,Ga及びInから選ばれる少なくとも
一種類のハロゲンである。AはEu,Tb,Ce,T
m,Dy,Pr,Ho,Nd,Yb,Er,Gd,S
c,Lu,Sm,Y,Tl,Na,Ag,Cu及びMg
から選ばれる少なくとも一種類の金属である。また、a
は0<a<0.5の範囲の数値であり、bは0≦a<
0.5の範囲の数値であり、cは0<a<0.2の範囲
の数値である。) また、他に例えば、 (Ba1-x-yMgxCay)FX:eEu2 (但し、XはBr及びClの中の少なくとも1つであ
り、x,y及びeはそれぞれ0<x+y<0.6,xy
≠0,10-6≦e≦5×10-2なる条件を満たす数であ
る。)で表されるアルカリ土類弗化ハロゲン化物蛍光
体、又は例えば、 BaFX:xCe,yA (但し、XはClBr及びIの少なくとも1つであり、
Aはln,Tl,Gd,Sm及びZnの内の少なくとも
一つであり、x及びyはそれぞれ0<x≦2×10-1
び0<y<5×10-2である。)等が使われる。
【0058】蓄積性蛍光体プレート12はカセッテ9内
部のリジッドなトレイ904に固定され、画像が記録さ
れる領域以外の部分に対応して一対の係止ピン905が
トレイ904に設けられ、この一対の係止ピン905は
蓄積性蛍光体プレート12に貫通している。一対の係止
ピン905には、ガイドプレート906の案内孔906
aが摺動可能に設けられ、ガイドプレート906に開口
を覆うキャップ907が取り付けられている。
【0059】キャップ907にはロック機構908が内
蔵され、ロック孔909からロック機構908のロック
解除が可能になっている。また、キャップ907には、
一対のレバー910が設けられ、この一対のレバー91
0によりキャップ907を開閉してカセッテ9からトレ
イ904ごと蓄積性蛍光体プレート12が引き出され、
或いは収納される。
【0060】カセッテ9の種類とサイズの一例を表1に
示す。
【0061】
【表1】
【0062】カセッテ9には、識別シール911が貼り
付けられており、識別シール911には白と黒とによる
識別情報が記録され、この識別シール911の識別情報
の検出によりカセッテ9の種類とサイズの検出と、カセ
ッテスタッカ3への誤投入の検出を行う。
【0063】また、カセッテ9の上下グリッド方向の指
示は、上下方向の指示マーク912によるが、キャップ
907を下側にしてカセッテ9をカセッテスタッカ3へ
投入することで上下方向を指定するようにしてもよい。
【0064】また、カセッテ9には、ケース半体900
に診療録クリップ913が設けられ、この診療録クリッ
プ913の周囲にはケース半体900に凹部900aが
形成され、この凹部900aと診療録クリップ913と
で診療録等が保持される。
【0065】次に、放射線画像読取装置1の装置本体2
に備えられるカセッテスタッカ、プレート保持部4、画
像読取部5、システム制御部6、操作部7及び電源部8
について詳細に説明する。
【0066】図11は放射線画像読取装置の斜視図、図
12は放射線画像読取装置の正面図、図13は放射線画
像読取装置の左側面図、図14は放射線画像読取装置の
右側面図、図15はプレート保持部の正面図、図16は
カセッテクリンチの側面図、図17はカセッテクリンチ
の平面図、図18は副走査部の側面図、図19は主走査
部の光学系を示す正面図である。
【0067】先ず、カセッテスタッカ3は、図11に示
すように放射線画像読取装置1の上部右側に配置され、
5個のスロット毎に設けられたセット部300を有して
いるる。放射線画像読取装置1の上部左側には、操作部
7が配置され、操作部7による操作を行いながらカセッ
テスタッカ3にカセッテ9を投入することでセットで
き、操作が容易である。
【0068】セット部300は、ガイド部301及び収
納部302から構成されている。ガイド部301は溝状
で収納部302に向かって延び、カセッテ9を収納部3
02に導くように形成されている。収納部302は、カ
セッテ9を互いに所定の隙間を持って収納保持する。
【0069】遮光シャッタ303は、操作者がカセッテ
9をセットするとき及びカセッテ9を取り出すときを除
いて閉じることにより内部を遮光する。
【0070】カセッテスタッカ3は、操作者がカセッテ
9の長辺方向を水平にした鉛直方向に立たせた状態で、
手前から挿入してセットするものであり、カセッテ9の
セット完了と同時にスロット毎に収納部302の開口に
設けられた遮光シャッタ303が閉じ、カセッテ周辺か
ら漏れ光を防ぐ。
【0071】カセッテ9は、識別シール911が操作者
がカセッテ9の投入方向、表裏判別を行えるように、貼
り付けられている。
【0072】読取時以外は、各スロット毎にカセッテ9
の抜き取りが可能であり、誤ってカセット9が抜き取ら
れることがないように読取中を示すLEDランプ304
を装備する。
【0073】さて、プレート保持部4に備えられるプレ
ート保持部機構・駆動部40は、図12、図15乃至図
17に示すように構成される。
【0074】即ち、プレード保持部機構・駆動部40に
は、支持フレーム400が上下に配置されたガイドレー
ル401,402に支持されている。このガイドレール
401,402は、カセッテスタッカ3に収納されたカ
セッテ9に対して直交する方向に配置されている。支持
フレーム400の下端部は、下方に配置された搬送ベル
ト403に固定され、この搬送ベルト403は搬送モー
タ404により駆動され、これにより支持フレーム40
0がガイドレール401,402に沿って移動する。
【0075】支持フレーム400の上部には、消去部1
3から取り付けられている。消去部13の消去光源は、
例えば300Wハロゲンランプ2本(駆動電圧90V)
が用いられ、消去時の蓄積性蛍光体プレート12の移動
速度は、10.5mm/secであるが、蓄積性蛍光体
プレート12の画像記録に応じて可変可能である。ハロ
ゲンランプは消去光源であり、点灯して消去光を蓄積性
蛍光体プレート12に照射して残像の消去を行う。この
残像の消去とは、蓄積性蛍光体プレート12を消去光に
よって照射することで、レーザビームによる走査と読み
取り後の蓄積性蛍光体プレート12における残留放射線
エネルギーを放出させることである。
【0076】支持フレーム400には、上下方向にガイ
ド軸410が設けられ、このガイド軸410にはカセッ
テクリンチ411が上下方向へ移動可能に取り付けられ
ている。カセッテクリンチ411は、上下方向に配置さ
れた搬送ベルト405に取り付けられ、この搬送ベルト
405は支持フレーム400の下方位置に配置した搬送
モータ406により駆動され、これによりカセッテクリ
ンチ411がガイド軸410に沿って上下動する。ま
た、支持フレーム400には、蓄積性蛍光体プレート1
2の倒れ防止を行う保持ローラ407が設けられ、蓄積
性蛍光体プレート12の画像記録領域外の端部を保持す
る。
【0077】カセッテクリンチ411には、図16に示
すように支持体412の内部に一対のアーム413が支
持ピン414を支点に回動可能に設けらてれいる。一対
のアーム413の先端に設けられた爪部413aは、カ
セッテ9のキャップ907に設けられた一対のレバー9
10に係合可能になっており、一対のアーム413はそ
れぞれスプリング417により基部413bが常にカム
415のピン415aに当接するように付勢されてい
る。
【0078】カム415は駆動モータ416により回転
する。このカム415の回転によりピン415aが基部
413bを押動し一対のアーム413が開閉する。
【0079】駆動モータ416の回転軸420には、回
転円盤421が設けられ、回転円盤421に形成した切
欠き421aがフォトカプラ422横切るタイミングで
駆動モータ416の回転数を検出して一対のアーム41
3の開閉を制御する。
【0080】また、カセッテクリンチ411の支持体4
12には、キャップ907のロック機構908のロック
を解除する一対のロック解除ロッド430が設けられて
いる。この一対のロック解除ロッド430は、支持体4
12にプレート431により摺動可能に支持され、一方
のロック解除ロッド430にソレノイド432が連結さ
れ、このロック解除ロッド430は連結レバー433に
より他方のロック解除ロッド430と連結されて連動し
て作動する。
【0081】一対のロック解除ロッド430は、スプリ
ング434により常に初期位置に付勢されており、カセ
ッテクリンチ411が上方に移動した位置で支持体41
2をカセッテ9のキャップ907に当てがい、ソレノノ
イド432を移動させると一対のロックを解除ロッド4
30が突出してキャップ907のロック孔909に入り
ロック機構908のロックを解除する。
【0082】このロック機構908のロック解除により
一対のアーム413が閉じて爪部413aがキャップ9
07の一対のレバー910に係合し、この状態でカセッ
テクリンチ411を下方へ移動させてカセッテ9から蓄
積性蛍光体プレート12を引き出し、カセッテクリンチ
411に引き出された蓄積性蛍光体プレート12保持し
たまま支持フレーム400を移動して副走査部50へ搬
送する。
【0083】蓄積性蛍光体プレート12の画像読取が終
了すると、反対方向へ支持フレーム400を移動して所
定位置に戻り、カセッテクリンチ411を上方へ移動さ
せて蓄積性蛍光体プレート12をカセッテ9に収納させ
る。このときは、一対のロック解除ロッド430は作動
させないで、カセッテ9に蓄積性蛍光体プレート12を
収納してキャップ907を閉じると自動的にロック機構
がキャップ907をロックする。
【0084】また、画像読取部5は、放射線画像読取装
置1の装置本体2に内蔵され、操作部7の下方位置に配
置されている。画像読取部5に備えられる副走査部50
が、主走査部51を副走査方向へ搬送する。
【0085】副走査部50は、図12、図13、図18
及び図19に示すように、蓄積性蛍光体プレート12に
対面する方向のガイド軸500とボールネジ501が平
行に配置されている。ガイド軸500が上方に位置し、
ボールネジ501が下方に位置し、このガイド軸500
とボールネジ501により主走査部51が縦に保持さ
れ、水平に移動可能になっている。
【0086】ボールネジ501にはダイレクトドライブ
モータ502が設けられ、ダイレクトドライブモータ5
02の駆動によりボールネジ501が回転して主走査部
51を副走査方向へ移動させる。
【0087】主走査部51は図19に示すように、レー
ザビーム発生部510、ポリゴンミラー511、集光体
512を構成するfθレンズ、反射鏡513、受光部5
14等を一体的に構成してある。レーザビーム発生部5
10は、光源としてガスレーザ固体レーザ、半導体レー
ザ等を有する。レーザビーム発生部510は励起光とし
て射出強度が強制されたレーザビームを発生する。
【0088】レーザビームは光学系を経由してポリゴン
ミラー511に到達して、そこで偏向を受けて、集光体
512を構成するfθレンズで集光させて、反射鏡51
3で光路を偏向させて蓄積性蛍光体プレート12に輝尽
励起用の走査光として導かれる。上記レーザビームで走
査された畜積性蛍光体プレート12が発する輝尽発光を
受光部514で受光して画像の読取を行う。受光部51
4には、長尺フォトマルチプライヤ514aと平板集光
板514bを用いて構成されている。
【0089】長尺フォトマルチプライヤ514aに入射
して、その入射光に対応した電気信号に光電変換され
る。即ち輝尽発光は、平板集光体514bを経て長尺フ
ォトマルチプライヤ514aに入射して光電変換される
ので、放射線画像に対応した出力電流が得られる。長尺
フォトマルチプライヤ514aからの出力電流は、読取
制御部61内部の図示しない電流/電圧変換器で電圧信
号に変換され、図示しない増幅器で増幅された後、A/
D変換器でデジタル画像信号に変換される。そして、デ
ジタル画像信号は、メインCPU60に順次出力され、
ここで階調処理等の各種画像処理を施されたのちに、画
像用ディスク63にそのまま記憶されたり、又は、CR
T70に表示されたりする。
【0090】読取制御部61には、ポリゴンミラー51
1からの各種同期信号、及び副走査の開始位置を検出す
るフォトセンサ(図示せず)からの原点位置検出信号な
どが入力されるようになっており、ポリゴンミラー51
1による主走査に同期させつつ開始位置から主走査部5
1を副走査方向に所定速度で移動させる。
【0091】この実施の形態では、畜積性蛍光体プレー
ト12へ照射する入射角は、畜積性蛍光体プレート12
のプレート面に対して5度の略垂直入射方式を採用して
いる。
【0092】この放射線画像読取装置1のフィード/ロ
ードタイムは、カセッテ9をセテッテスタッカ3に投入
し、読取開始から抜き取り可能となるまでの時間で定義
する(175μm読取)。スリープモード時は、約10
秒が加算される。また、畜積性蛍光体プレート12上の
最大到達線量が20mRを超える場合には最大18秒加
算される。
【0093】この放射線画像読取装置1の処理能力は、
投入部300の1番から順番にカセッテ9を連続して投
入する場合の1時間当たりの処理枚数で定義する。
【0094】
【表2】
【0095】この放射線画像読取装置1の画像読取部5
での画像読取について詳細に説明する。
【0096】先ず、各カセッテにおける読取り領域とマ
トリクスサイズを以下の表に示す。
【0097】
【表3】
【0098】画像読取部5での撮影感度は、以上の3段
階の撮影感度を各部位毎に設定可能である。
【0099】即ち、撮影感度は、低感度(s=50〜2
00相当)、標準(s=200〜1000相当)、高感
度(s=1000〜5000相当)であり、s値の定義
は、2.58×10-7C/kg(1mR)のX線照射に
対して1535のディジタル値が出力されるときのPM
T感度をs=200とし、それを基準としたフォトマル
チチューブ(PMT)感度を相対的に表した値である。
【0100】カセッテ上下マークにより指定された方向
にグリッドを配置した場合モアレを除去することが可能
であり、使用グリッドとして、例えば34,40,6
0,80本/cmを用いる。
【0101】画像読取部5での補正内容としては、装置
主走査方向ムラ(S)、縦方向ムラ(F)、ポリゴンム
ラ(P)があり、これらの補正を行う。
【0102】補正データとしては、各補正内容について
のパラメータを87.5/175μmの2通りにてデー
タを保持する。
【0103】システム制御部6には、メインCPU60
及び読取制御部61が備えられ、以下のように構成され
る。
【0104】システム制御ユニットでは、モアレ除去・
各種補正を行う。また、画像制御基板(ICU)との画
像転送に用いる。XGA−24ビットカラー画像表示が
可能である。
【0105】ハードディスクとして、システムプログラ
ムを記憶したシステム用ディスク62、画像情報を記憶
する画像用ディスク63が接続される。
【0106】画像データ出力は、ユーザ設定によりホス
トコンピュータ出力優先かハードコピー優先かを切り替
え可能である。
【0107】システム制御部6はソフトウェアで以下の
画像処理を行う。階調処理として、撮影メニューに基づ
き、部位毎のアルゴリズムを設定する。自動では、RO
I設定及びヒストグラム解析によりLUT回転・シフト
を行う。また、手動としては、固定LUTによる階調処
理を行う。
【0108】周波数処理は、周波数強調を行う。また、
イコライゼーションは、画像信号のダイナミックレンジ
を圧縮する。分割撮影対応としては、2分割(縦・
横)、4分割撮影に対応している。アルゴリズムとして
は、所定の1分割に対して処理条件を決定し、画像全体
に適用する。画像の扱いとしては、1画像として扱う。
【0109】照射の確認は、任意の多角形の照射のを自
動確認する。ただし、胸部正面、胸部側面、腹部単純、
骨盤正面等は画像端に平行な矩形に限定する。
【0110】画像方向判定は、人体の頭尾方向が画像の
縦/横のいずれに相当するか自動判定する。ただし、胸
部正面、小児胸部正面、腹部単純、骨盤正面のみ適用可
能であるが、これらに限定されない。
【0111】そして、画像処理された画像データは、ハ
ードディスクである画像ディスク63に保存される。
【0112】患者のID情報としては、CRT70上に
表示された50音表により患者の氏名などを入力可能で
あり、使用可能な文字種は、例えばカタカナ及び英数字
である。また、ID番号により自動入力することもでき
る。さらに、患者登録ターミナルから漢字入力も可能で
ある。
【0113】患者のID情報の登録の単位は、検査単位
で行う。例えば1検査24撮影まで可能である。また、
予約検査数は、例えば最大100検査まで可能である。
【0114】操作部7には、CRT70及びタッチパネ
ル71が備えられ、CRT70上に検査予約、患者登録
等の操作及び装置各部の状態表示・設定、及び読み取ら
れた画像の表示を行う。
【0115】CRT70は、例えば15インチCRT
(24ビットカラー、モノクロ256階調・解像度10
24×768)が用いられ、操作入力は、CRT70上
のタッチパネル71による。
【0116】実施形態2 本実施形態の放射線画像読取装置1は、実施形態1の放
射線画像読取装置の一部を変更した装置である。以下、
実施形態1の放射線画像読取装置からの変更点の全てを
説明する。
【0117】本実施形態の放射線画像読取装置1は、実
施形態1の放射線画像読取装置が図20に基づいて説明
したように制御されるのに対して、本実施形態2の放射
線画像読取装置1は、図24に示すように、画像読取部
5は、レーザ光による主走査MSを鉛直方向に行うもの
で固定されており、先ず、第一(S41)に、プレート
保持部4を、プレート保持部4が操作部7からの指示入
力で指定されたカセッテ9から蓄積性蛍光体プレート1
2を略鉛直方向に取り出せる所定のX方向の位置まで、
X方向に移動させて、この位置で蓄積性蛍光体プレート
12を取り出して保持すると同時に、画像読取部5が、
この位置で取り出された蓄積性蛍光体プレート12に対
して良好に画像読取できる所定のX方向の位置まで、X
方向に移動して、この所定のX方向の位置に停止させ、
第二(S42)に、画像読取部5をY方向に移動させる
ことにより、画像読取部5がプレート保持部4に保持さ
れている蓄積性蛍光体プレート12に記録されている放
射線画像を読み取る。
【0118】これにより、プレート保持部4が蓄積性蛍
光体プレート12を取り出している間に、画像読取部5
をX方向に移動させることにより、1つの前記蓄積性蛍
光体プレートに記録されている放射線画像を読み取るの
に必要なトータルの時間を短くすることができる。
【0119】
【発明の効果】請求項1に記載の発明により、(1)面
積の大きな蓄積性蛍光体プレートも読み取れるようにし
ても、設置面積が大きなものにならず、また、(2)設
置位置の水平方向周辺にカセッテをセットする動作のた
めの大きな空間が必要でなく、また、(3)カセッテス
タッカ及びプレート保持部の構造を簡単なものにし、安
価なものにでき、さらに、(4)蓄積性蛍光体プレート
のジャムが発生しやい曲面の搬送路を設けなくても、割
り込み処理が可能である。
【0120】請求項2に記載の発明により、レーザ走査
に要求される所定の相対位置にセットすることが容易と
なる。
【0121】請求項3に記載の発明により、(1)カセ
ッテスタッカの構造を簡単なものにし、安価なものにで
き、さらに、(2)蓄積性蛍光体プレートのジャムが発
生しやい曲面の搬送路を設けなくても、割り込み処理を
可能である。また、(3)画像読取部はX方向に固定さ
れているので、長期間安定して、精度の高い画像読取が
できるようにすることが容易である。
【0122】請求項4に記載の発明により、(1)面積
の大きな蓄積性蛍光体プレートも読み取れるようにして
も、設置面積が大きなものにならず、また、(2)カセ
ッテスタッカの構造を簡単なものにし、安価なものにで
き、さらに、(3)前記プレート保持部が前記蓄積性蛍
光体プレートを取り出している間に、前記画像読取部を
X方向に移動させることにより、1つの前記蓄積性蛍光
体プレートに記録されている放射線画像を読み取るのに
必要なトータルの時間を短くすることができる。
【0123】請求項5に記載の発明により、1つのプレ
ート保持部により、前記カセッテスタッカにセットされ
たいずれの前記カセッテからも蓄積性蛍光体プレートを
取り出し、前記カセッテスタッカにセットされたいずれ
かの前記カセッテに収容させることができ、構造を簡単
にできる。
【0124】なお、本発明における割り込み処理とは、
既に幾つかの画像読取が未だのカセッテがセットされて
いても、新たにセットされたカセッテから蓄積性蛍光体
プレートを取り出して、この蓄積性蛍光体プレートから
画像読取することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の放射線画像読取装置の概略構成図。
【図2】実施形態の放射線画像読取装置の制御ブロック
図。
【図3】実施形態のカセッテ9に蓄積性蛍光体プレート
12を収納した状態を示す斜視図。
【図4】実施形態のカセッテ9から蓄積性蛍光体プレー
ト12を引き出した状態を示す斜視図。
【図5】実施形態のカセッテ9の平面図。
【図6】実施形態のカセッテ9に蓄積性蛍光体プレート
12を収納した状態を示す平面図。
【図7】実施形態のカセッテ9の側面図。
【図8】図5のA−A断面図。
【図9】図5のB−B断面図。
【図10】図5のC−C断面図。
【図11】実施形態の放射線画像読取装置の斜視図。
【図12】実施形態の放射線画像読取装置の正面図。
【図13】実施形態の放射線画像読取装置の左側面図。
【図14】実施形態の放射線画像読取装置の右側面図。
【図15】実施形態の放射線画像読取装置のプレート保
持部の正面図。
【図16】実施形態の放射線画像読取装置のカセッテク
リンチの側面図。
【図17】実施形態の放射線画像読取装置のカセッテク
リンチの平面図。
【図18】実施形態の放射線画像読取装置の副走査部の
側面図。
【図19】実施形態の放射線画像読取装置の主走査部の
光学系を示す正面図。
【図20】プレート保持部4を固定させ、画像読取部5
をY方向に移動させることにより副走査する形態を示す
図。
【図21】画像読取部5を固定させ、蓄積性蛍光体プレ
ート12を保持しているプレート保持部4をY方向に移
動させることにより副走査する形態を示す図。
【図22】画像読取部5を固定させ、プレート保持部4
により保持されている蓄積性蛍光体プレート12を鉛直
方向に移動させることにより副走査する形態を示す図。
【図23】蓄積性蛍光体プレートを保持しているプレー
ト保持部4を固定させ、画像読取部5を鉛直方向に移動
させることにより副走査する形態を示す図。
【図24】実施形態2の放射線画像読取装置の動作を説
明するための図。
【符号の説明】
1 放射線画像読取装置 2 装置本体 3 カセッテスタッカ 4 プレート保持部 5 画像読取部 6 システム制御部 7 操作部 8 電源部 9 カセッテ 12 蓄積性蛍光体プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線撮影された平板状の蓄積性蛍光体プ
    レートを収容した可搬性のカセッテから、蓄積性蛍光体
    プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレートに記録され
    た放射線画像を読み取る放射線画像読取装置において、
    水平面内の1つの方向をX方向と呼ぶときに、前記蓄積
    性蛍光体プレートが、X方向に対して略垂直になり、X
    方向の位置が互いに異なるように、前記カセッテを並べ
    て複数セットできるカセッテスタッカと、少なくともX
    方向に移動可能なことにより、前記カセッテスタッカに
    セットされたいずれの前記カセッテからも、前記蓄積性
    蛍光体プレートを略鉛直方向に取り出して保持すること
    が可能なプレート保持部と、前記プレート保持部に保持
    されている前記蓄積性蛍光体プレートに記録された放射
    線画像を読み取る画像読取部と、を有することを特徴と
    する放射線画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取部が、レーザ光をX方向に
    対して略垂直な方向に走査させて前記蓄積性蛍光体プレ
    ートに記録された放射線画像を読み取るものであり、前
    記蓄積性蛍光体プレートを保持している前記プレート保
    持部と前記画像読取部とを、少なくともX方向に相対的
    に移動させて、所定のX方向の相対位置にセットしてか
    ら、前記画像読取部が、前記蓄積性蛍光体プレートに記
    録されている放射線画像を読み取るものであることを特
    徴とする請求項1に記載の放射線画像読取装置。
  3. 【請求項3】 X線撮影された平板状の蓄積性蛍光体プ
    レートを収容した可搬性のカセッテから、蓄積性蛍光体
    プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレートに記録され
    た放射線画像を読み取る放射線画像読取装置において、
    水平面内の1つの方向をX方向と呼ぶときに、前記カセ
    ッテを複数セットできるカセッテスタッカと、少なくと
    もX方向に移動可能なことにより、前記カセッテスタッ
    カにセットされたいずれの前記カセッテからも、前記蓄
    積性蛍光体プレートを取り出して保持することが可能な
    プレート保持部と、レーザ光をX方向に対して略垂直な
    方向に走査させて、前記プレート保持部に保持されてい
    る前記蓄積性蛍光体プレートに記録された放射線画像を
    読み取るX方向に固定された画像読取部と、を有し、前
    記蓄積性蛍光体プレートを保持している前記プレート保
    持部を少なくともX方向に移動させて、所定のX方向の
    位置にセットしてから、前記画像読取部が、前記蓄積性
    蛍光体プレートに記録されている放射線画像を読み取る
    ものであることを特徴とする放射線画像読取装置。
  4. 【請求項4】 X線撮影された平板状の蓄積性蛍光体プ
    レートを収容した可搬性のカセッテから、蓄積性蛍光体
    プレートを取り出し、蓄積性蛍光体プレートに記録され
    た放射線画像を読み取る放射線画像読取装置において、
    水平面内の1つの方向をX方向と呼ぶときに、前記蓄積
    性蛍光体プレートがX方向に対して略垂直になり、X方
    向の位置が互いに異なるように、前記カセッテを並べて
    複数セットできるカセッテスタッカと、少なくともX方
    向に移動可能なことにより、前記カセッテスタッカにセ
    ットされたいずれの前記カセッテからも、前記蓄積性蛍
    光体プレートを取り出して保持することが可能なプレー
    ト保持部と、レーザ光をX方向に対して略垂直な方向に
    走査させて、前記プレート保持部に保持されている前記
    蓄積性蛍光体プレートに記録された放射線画像をレーザ
    走査により読み取る画像読取部と、を有し、前記画像読
    取部を少なくともX方向に移動させて、前記画像読取部
    を前記プレート保持部に対して所定のX方向の相対位置
    にセットしてから、前記画像読取部が前記蓄積性蛍光体
    プレートに記録されている放射線画像を読み取るもので
    あることを特徴とする放射線画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記プレート保持部が、前記画像読取部
    により放射線画像を読み取られた保持している前記蓄積
    性蛍光体プレートを、前記カセッテスタッカにセットさ
    れたいずれかの前記カセッテに収容するものであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射
    線画像読取装置。
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