JPH11160532A - 電磁波シールド付き光学フィルタ - Google Patents
電磁波シールド付き光学フィルタInfo
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- JPH11160532A JPH11160532A JP9328951A JP32895197A JPH11160532A JP H11160532 A JPH11160532 A JP H11160532A JP 9328951 A JP9328951 A JP 9328951A JP 32895197 A JP32895197 A JP 32895197A JP H11160532 A JPH11160532 A JP H11160532A
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- JP
- Japan
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- glass substrate
- layer
- electromagnetic wave
- infrared
- optical filter
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透過率が高く、近赤外領域を含めた電磁波シ
ールド性の高い低表面反射率を有する電磁波シールド付
き光学フィルタを提供する。 【解決手段】 ガラス基板1上に有機系近赤外線吸収剤
含有樹脂層2を形成し、その上面にITO層3及び金属
メッシュ4を形成し、さらに金属メッシュの上面、及び
ガラス基板の下面に反射防止層5を設ける、またはガラ
ス基板1上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層2を形成
し、その上面に金属メッシュ4を形成し、有機系近赤外
線吸収剤含有樹脂層及び金属メッシュの上面にITO層
3を設け、ITO層の上面、及びガラス基板の下面に反
射防止層を設けることにより有機系近赤外線吸収剤が空
気と反応して近赤外線の吸収率を低下させることがなく
なる。また反射率の異なるITO層及び反射防止層を積
層したことにより電磁波の遮断率を向上させることがで
きる。
ールド性の高い低表面反射率を有する電磁波シールド付
き光学フィルタを提供する。 【解決手段】 ガラス基板1上に有機系近赤外線吸収剤
含有樹脂層2を形成し、その上面にITO層3及び金属
メッシュ4を形成し、さらに金属メッシュの上面、及び
ガラス基板の下面に反射防止層5を設ける、またはガラ
ス基板1上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層2を形成
し、その上面に金属メッシュ4を形成し、有機系近赤外
線吸収剤含有樹脂層及び金属メッシュの上面にITO層
3を設け、ITO層の上面、及びガラス基板の下面に反
射防止層を設けることにより有機系近赤外線吸収剤が空
気と反応して近赤外線の吸収率を低下させることがなく
なる。また反射率の異なるITO層及び反射防止層を積
層したことにより電磁波の遮断率を向上させることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDPにより発生
する近赤外線及び電磁波を遮断することができる電磁波
シールド付き光学フィルタに関する。
する近赤外線及び電磁波を遮断することができる電磁波
シールド付き光学フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PDP(プラズマディスプレイパ
ネル)を用いた映像表示装置では、PDPの表示画面が
平面であるため、外光が差し込んだ場合に広い範囲で反
射した光が同時に目に入り、画面が見にくくなることが
ある。またPDPは青色を発光する蛍光体が青色以外に
僅かではあるが赤色を発光するという特性を有している
ため、青色に表示されるべき部分が紫がかった色で表示
されるという問題がある。
ネル)を用いた映像表示装置では、PDPの表示画面が
平面であるため、外光が差し込んだ場合に広い範囲で反
射した光が同時に目に入り、画面が見にくくなることが
ある。またPDPは青色を発光する蛍光体が青色以外に
僅かではあるが赤色を発光するという特性を有している
ため、青色に表示されるべき部分が紫がかった色で表示
されるという問題がある。
【0003】また、PDPの管内に封入されているキセ
ノンガスの分子が放電によって励起し、紫外領域から近
赤外領域に至る広い波長範囲の線スペクトルを発生す
る。このうちの紫外線により管内に塗布されている蛍光
体を励起して可視領域の光を発生するが、近赤外領域の
線スペクトルの一部は表面ガラスを通って管外へ放出さ
れる。この線スペクトルはリモートコントロール装置あ
るいは光通信機器等で使用する発光ダイオードの発光ス
ペクトルの中心波長に近い波長であるため、装置の近傍
でリモートコントロール装置を使用した場合にこれらの
機器の動作に支障を生じる恐れがある。
ノンガスの分子が放電によって励起し、紫外領域から近
赤外領域に至る広い波長範囲の線スペクトルを発生す
る。このうちの紫外線により管内に塗布されている蛍光
体を励起して可視領域の光を発生するが、近赤外領域の
線スペクトルの一部は表面ガラスを通って管外へ放出さ
れる。この線スペクトルはリモートコントロール装置あ
るいは光通信機器等で使用する発光ダイオードの発光ス
ペクトルの中心波長に近い波長であるため、装置の近傍
でリモートコントロール装置を使用した場合にこれらの
機器の動作に支障を生じる恐れがある。
【0004】さらにPDPの駆動に伴って電磁波が発生
し、僅かではあるが外部に漏洩する。情報処理装置等に
は装置外部への電磁波の漏洩についての規制値が設けら
れているので電磁波の漏洩レベルを規制値以下に抑える
必要がある。
し、僅かではあるが外部に漏洩する。情報処理装置等に
は装置外部への電磁波の漏洩についての規制値が設けら
れているので電磁波の漏洩レベルを規制値以下に抑える
必要がある。
【0005】上記のPDPの特性による問題点を解決す
るために、カラーPDP用光学フィルタに要求される機
能の主なものとして、濃度調整機能、画面反射防止機
能、電磁波シールド機能、近赤外線吸収機能、画面保護
機能等が挙げられる。
るために、カラーPDP用光学フィルタに要求される機
能の主なものとして、濃度調整機能、画面反射防止機
能、電磁波シールド機能、近赤外線吸収機能、画面保護
機能等が挙げられる。
【0006】また、電磁波のシールド性の付加と同時に
画質を劣化させずに光の透過率を大きくし、モアレをで
きるだけ発生させないことも必要となる。さらに透明基
板にプラスチック基板を用いた場合、PDPの発熱によ
りプラスティック基板に熱伸縮とソリが発生する。この
PDPの発熱に耐えることができる基板も必要となる。
またアースを取りやすくすることも必要である。
画質を劣化させずに光の透過率を大きくし、モアレをで
きるだけ発生させないことも必要となる。さらに透明基
板にプラスチック基板を用いた場合、PDPの発熱によ
りプラスティック基板に熱伸縮とソリが発生する。この
PDPの発熱に耐えることができる基板も必要となる。
またアースを取りやすくすることも必要である。
【0007】光学的フィルタが電磁波シールド機能を果
たすために、従来より提案されてきた方法としては、 基板全面にITO層を形成する方法 金属メッシュパターンを基板上に形成する方法 ワイヤーメッシュを基板上に形成する方法 銀の蒸着膜と誘電膜を交互に重ねたものを基板上に
重ねる方法 等がある。
たすために、従来より提案されてきた方法としては、 基板全面にITO層を形成する方法 金属メッシュパターンを基板上に形成する方法 ワイヤーメッシュを基板上に形成する方法 銀の蒸着膜と誘電膜を交互に重ねたものを基板上に
重ねる方法 等がある。
【0008】本発明と技術分野が類似する従来例1とし
ての特開平9−145918号公報の「フィルタ装置」
は、PDPの全面にフィルタ装置を設け、外光の反射、
発光色の補正、近赤外線の放出防止、電磁波の漏洩防止
を行うことを目的とし、フィルタの全面に微細な凹凸を
形成して外光の反射方向を散らして反射を目立たなく
し、あるいはARコート層を設けてフィルタ体内に入っ
た光を複雑に屈折させて前方に殆ど戻らないようにし、
これらによって映像のコントラストが下がるのを防止
し、フィルタ基材に選択吸収フィルタ用の顔料を混合し
てPDPの発する赤色成分を適宜に吸収し、青色が紫が
かって見えるのを防止し、赤外線吸収用のフィルタ層を
設けて近赤外領域の線スペクトルが外部に放出されるの
を防止し、電磁波遮断層を設けて情報処理等で規制され
ている電磁波の漏洩量の規制をクリアしやすくすること
を目的としている。
ての特開平9−145918号公報の「フィルタ装置」
は、PDPの全面にフィルタ装置を設け、外光の反射、
発光色の補正、近赤外線の放出防止、電磁波の漏洩防止
を行うことを目的とし、フィルタの全面に微細な凹凸を
形成して外光の反射方向を散らして反射を目立たなく
し、あるいはARコート層を設けてフィルタ体内に入っ
た光を複雑に屈折させて前方に殆ど戻らないようにし、
これらによって映像のコントラストが下がるのを防止
し、フィルタ基材に選択吸収フィルタ用の顔料を混合し
てPDPの発する赤色成分を適宜に吸収し、青色が紫が
かって見えるのを防止し、赤外線吸収用のフィルタ層を
設けて近赤外領域の線スペクトルが外部に放出されるの
を防止し、電磁波遮断層を設けて情報処理等で規制され
ている電磁波の漏洩量の規制をクリアしやすくすること
を目的としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
何れの電磁波シールド方法においても一つの方法だけで
電磁波防止の機能を充分に果たすことができる訳ではな
く、複数の電磁波シールド材料を重ねて用いることが必
要となる。
何れの電磁波シールド方法においても一つの方法だけで
電磁波防止の機能を充分に果たすことができる訳ではな
く、複数の電磁波シールド材料を重ねて用いることが必
要となる。
【0010】また上記の従来例1の光学的フィルタにお
いては、有機系近赤外線吸収材料を基板表面に施してい
るが、有機系近赤外線吸収材料を基板表面に施すと、空
気中の酸素と反応して吸収機能が低下し、適度な吸収効
果を長期間持続させることができないでいた。
いては、有機系近赤外線吸収材料を基板表面に施してい
るが、有機系近赤外線吸収材料を基板表面に施すと、空
気中の酸素と反応して吸収機能が低下し、適度な吸収効
果を長期間持続させることができないでいた。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、透過率が高く、近赤外領域を含め電磁波シ
ールド性の高い低表面反射率を有する電磁波シールド付
き光学フィルタを提供することを目的とする。
ものであり、透過率が高く、近赤外領域を含め電磁波シ
ールド性の高い低表面反射率を有する電磁波シールド付
き光学フィルタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の電磁波シールド付き光学フィルタは、ガラ
ス基板上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層を形成し、
その上面にITO層及び金属メッシュを形成し、さらに
金属メッシュの上面、及びガラス基板の下面に反射防止
層を設ける、またはガラス基板上に有機系近赤外線吸収
剤含有樹脂層を形成し、その上面に金属メッシュを形成
し、有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層及び金属メッシュ
の上面にITO層を形成し、さらにITO層の上面、及
びガラス基板の下面に反射防止層を設けたことを特徴と
している。
めに本発明の電磁波シールド付き光学フィルタは、ガラ
ス基板上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層を形成し、
その上面にITO層及び金属メッシュを形成し、さらに
金属メッシュの上面、及びガラス基板の下面に反射防止
層を設ける、またはガラス基板上に有機系近赤外線吸収
剤含有樹脂層を形成し、その上面に金属メッシュを形成
し、有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層及び金属メッシュ
の上面にITO層を形成し、さらにITO層の上面、及
びガラス基板の下面に反射防止層を設けたことを特徴と
している。
【0013】上記の有機系近赤外線吸収剤含有樹脂は、
構造式
構造式
【0014】
【化1】
【0015】で表される有機系近赤外線吸収剤を含んだ
樹脂であるとよい。
樹脂であるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
電磁波シールド付き光学フィルタの実施の形態を詳細に
説明する。図1〜図3を参照すると本発明の電磁波シー
ルド付き光学フィルタの実施形態が示されている。尚、
図1は本発明の電磁波シールド付き光学フィルタの第1
の実施形態の構成を表す断面構成図、図2は本発明の電
磁波シールド付き光学フィルタの第2の実施形態を表す
断面構成図、図3は製造工程を説明するためのフローチ
ャートである。
電磁波シールド付き光学フィルタの実施の形態を詳細に
説明する。図1〜図3を参照すると本発明の電磁波シー
ルド付き光学フィルタの実施形態が示されている。尚、
図1は本発明の電磁波シールド付き光学フィルタの第1
の実施形態の構成を表す断面構成図、図2は本発明の電
磁波シールド付き光学フィルタの第2の実施形態を表す
断面構成図、図3は製造工程を説明するためのフローチ
ャートである。
【0017】まず、図1を用いて本発明の電磁波シール
ド付き光学フィルタの第1の実施形態の構成を説明す
る。図1において、1はPDPをカバーするためのガラ
ス基板、2はガラス基板1上に塗布される有機系近赤外
線吸収剤含有樹脂、3はPDPにより発生する電磁波の
漏洩を防止するために塗布されるITO層〔酸化インジ
ウム(In2O3)と二酸化錫(SnO2) の固溶体〕、4も3と
同様にPDPにより発生する電磁波の漏洩を防止するた
めに設けられる金属メッシュ、5は屈折率の異なる膜を
複数重ねて表面反射率を低下させる働き、及びフィルタ
に入射した光を複雑に屈折させて前方に戻りにくくして
外光の反射による映像のコントラストの低下を防止する
働きをする反射防止層である。尚、反射防止層の形成方
法にはフィルムを貼る方法と反射防止剤を塗布する方法
等があり、それらいずれの方法で形成してもよい。
ド付き光学フィルタの第1の実施形態の構成を説明す
る。図1において、1はPDPをカバーするためのガラ
ス基板、2はガラス基板1上に塗布される有機系近赤外
線吸収剤含有樹脂、3はPDPにより発生する電磁波の
漏洩を防止するために塗布されるITO層〔酸化インジ
ウム(In2O3)と二酸化錫(SnO2) の固溶体〕、4も3と
同様にPDPにより発生する電磁波の漏洩を防止するた
めに設けられる金属メッシュ、5は屈折率の異なる膜を
複数重ねて表面反射率を低下させる働き、及びフィルタ
に入射した光を複雑に屈折させて前方に戻りにくくして
外光の反射による映像のコントラストの低下を防止する
働きをする反射防止層である。尚、反射防止層の形成方
法にはフィルムを貼る方法と反射防止剤を塗布する方法
等があり、それらいずれの方法で形成してもよい。
【0018】本第1の実施形態は、ガラス基板1上に有
機系近赤外線吸収剤含有樹脂を塗布し、さらにその樹脂
を覆うようにITO層を形成する。そしてITO層の上
部に電磁波の漏洩を防ぐための金属メッシュを形成し、
上部の金属メッシュ及びITO層と下部のガラス基板を
覆うように反射防止層を形成している。
機系近赤外線吸収剤含有樹脂を塗布し、さらにその樹脂
を覆うようにITO層を形成する。そしてITO層の上
部に電磁波の漏洩を防ぐための金属メッシュを形成し、
上部の金属メッシュ及びITO層と下部のガラス基板を
覆うように反射防止層を形成している。
【0019】これによりPDPの画面に差し込んだ外光
は反射防止層により複雑に屈折され、前方に戻る率が下
がるので外光の反射による映像のコントラストの低下を
防ぐことができる。またPDPにより放出される近赤外
線領域の線スペクトルは有機系近赤外線含有樹脂により
吸収され、PDPの近傍でリモートコントロール装置ま
たは光通信機器等を使用しても動作に支障をきたすこと
がなくなる。さらにPDPにより漏洩される電磁波は金
属メッシュ及びITO層により遮断することができる。
は反射防止層により複雑に屈折され、前方に戻る率が下
がるので外光の反射による映像のコントラストの低下を
防ぐことができる。またPDPにより放出される近赤外
線領域の線スペクトルは有機系近赤外線含有樹脂により
吸収され、PDPの近傍でリモートコントロール装置ま
たは光通信機器等を使用しても動作に支障をきたすこと
がなくなる。さらにPDPにより漏洩される電磁波は金
属メッシュ及びITO層により遮断することができる。
【0020】次に本実施形態に適用される有機系近赤外
線吸収剤について説明する。以下に本実施形態に適用さ
れる有機系近赤外線吸収剤の構造式を示す。
線吸収剤について説明する。以下に本実施形態に適用さ
れる有機系近赤外線吸収剤の構造式を示す。
【0021】
【化2】
【0022】上記の有機系近赤外線吸収剤は、一般的な
有機系近赤外線吸収材料と同じく空気中では酸素と反応
して近赤外線の吸収率を低下させるという特性を有して
いる。しかしこの有機系近赤外線吸収剤は(株)日本感
光性色素研究所の研究結果により酸素遮断下ではPDP
により放出される近赤外線領域の線スペクトルを最もよ
く吸収することが知られている。またXは、
有機系近赤外線吸収材料と同じく空気中では酸素と反応
して近赤外線の吸収率を低下させるという特性を有して
いる。しかしこの有機系近赤外線吸収剤は(株)日本感
光性色素研究所の研究結果により酸素遮断下ではPDP
により放出される近赤外線領域の線スペクトルを最もよ
く吸収することが知られている。またXは、
【0023】
【化3】
【0024】で表され、nは1〜7の値が好ましい。
【0025】そこで本実施形態では、酸素遮断性の高い
ITO層によりこの有機系近赤外線吸収剤含有樹脂を被
覆して空気と触れないようにした。これにより有機系近
赤外線吸収剤が酸素と反応して近赤外線吸収率を低下さ
せるという不具合を防止することができる。尚、有機系
近赤外線吸収剤は上記のものに限定されるものではな
く、その他一般的な有機系近赤外線吸収剤を用いても良
い。
ITO層によりこの有機系近赤外線吸収剤含有樹脂を被
覆して空気と触れないようにした。これにより有機系近
赤外線吸収剤が酸素と反応して近赤外線吸収率を低下さ
せるという不具合を防止することができる。尚、有機系
近赤外線吸収剤は上記のものに限定されるものではな
く、その他一般的な有機系近赤外線吸収剤を用いても良
い。
【0026】また、有機系近赤外線吸収材料を覆うIT
O層の屈折率は1.8から1.9と大きいので、その上
に屈折率1.35から1.45の反射防止層を形成する
ことによりフィルタ内部に入射した光を複雑に屈折させ
て入射方向に戻りにくくすることができる。よって外光
の反射による映像のコントラストの低下を防止すること
ができる。
O層の屈折率は1.8から1.9と大きいので、その上
に屈折率1.35から1.45の反射防止層を形成する
ことによりフィルタ内部に入射した光を複雑に屈折させ
て入射方向に戻りにくくすることができる。よって外光
の反射による映像のコントラストの低下を防止すること
ができる。
【0027】さらにPDPの駆動等により発生する電磁
波を金属メッシュ及び有機系近赤外線吸収材料を覆った
ITO層により吸収して外部への漏洩を防ぐことができ
る。
波を金属メッシュ及び有機系近赤外線吸収材料を覆った
ITO層により吸収して外部への漏洩を防ぐことができ
る。
【0028】次に図2を用いて本発明の電磁波シールド
付き光学フィルタの第2の実施形態の構成を説明する。
図2に示された本第2の実施形態はガラス基板1上に有
機系近赤外線吸収剤含有樹脂2を塗布し、有機系近赤外
線吸収剤含有樹脂の上部にまず金属メッシュ4を形成し
てから、それらをITO層3により被覆し、基板両面に
反射防止層を形成している。
付き光学フィルタの第2の実施形態の構成を説明する。
図2に示された本第2の実施形態はガラス基板1上に有
機系近赤外線吸収剤含有樹脂2を塗布し、有機系近赤外
線吸収剤含有樹脂の上部にまず金属メッシュ4を形成し
てから、それらをITO層3により被覆し、基板両面に
反射防止層を形成している。
【0029】上記構成においても有機系近赤外線吸収剤
含有樹脂をITO層によりコートして空気との接触を絶
つことができ、近赤外線の高吸収率を長期間に渡って維
持することができる。また屈折率の異なる材料を屈折率
の高い順に積層することにより外光の表面での反射率を
低下させることができる。
含有樹脂をITO層によりコートして空気との接触を絶
つことができ、近赤外線の高吸収率を長期間に渡って維
持することができる。また屈折率の異なる材料を屈折率
の高い順に積層することにより外光の表面での反射率を
低下させることができる。
【0030】次に図3を用いて上記の第1の実施形態の
電磁波シールド付き光学フィルタの製造工程を説明す
る。まずガラス基板上に(SP−970:メチルセロソ
ルプ:NK−2014=20:40:0.3)を塗布す
る(ステップS1)。尚、NK−2014は(株)日本
感光性色素研究所の商品名である。本実施例ではスピン
ナー上に固定されたガラス基板に上記の有機系近赤外線
吸収材料を滴下後、800rpmで10秒間、回転させ
る。
電磁波シールド付き光学フィルタの製造工程を説明す
る。まずガラス基板上に(SP−970:メチルセロソ
ルプ:NK−2014=20:40:0.3)を塗布す
る(ステップS1)。尚、NK−2014は(株)日本
感光性色素研究所の商品名である。本実施例ではスピン
ナー上に固定されたガラス基板に上記の有機系近赤外線
吸収材料を滴下後、800rpmで10秒間、回転させ
る。
【0031】次に有機系近赤外線吸収材料を塗布された
ガラス基板にITO層を形成する(ステップS2)。本
実施例ではITO層〔酸化インジウム(In2O3)と二酸化
錫(SnO2) の固溶体〕をスパッタリングにより形成す
る。次にこのITO層を形成したガラス基板を浸漬脱脂
する(ステップS3)。本実施例では脱脂剤として
(株)メルテックスのメルクリーナ170を適用してい
る。メルクリーナ170、15g/lにガラス基板を7
5℃で5分間浸漬させる。
ガラス基板にITO層を形成する(ステップS2)。本
実施例ではITO層〔酸化インジウム(In2O3)と二酸化
錫(SnO2) の固溶体〕をスパッタリングにより形成す
る。次にこのITO層を形成したガラス基板を浸漬脱脂
する(ステップS3)。本実施例では脱脂剤として
(株)メルテックスのメルクリーナ170を適用してい
る。メルクリーナ170、15g/lにガラス基板を7
5℃で5分間浸漬させる。
【0032】次にステップS3にて浸漬脱脂されたガラ
ス基板を水洗いし(ステップS4)、ガラス表面のコン
ディショニングを行う(ステップS5)。本実施例にお
いては、(株)メルテックスのメルプレートコンディシ
ョナー480を適用している。メルプレートコンディシ
ョナー480を用いて25℃で5分間、ガラス基板のコ
ンディショニングを行う。
ス基板を水洗いし(ステップS4)、ガラス表面のコン
ディショニングを行う(ステップS5)。本実施例にお
いては、(株)メルテックスのメルプレートコンディシ
ョナー480を適用している。メルプレートコンディシ
ョナー480を用いて25℃で5分間、ガラス基板のコ
ンディショニングを行う。
【0033】次に表面のコンディショニングをしたガラ
ス基板を水洗いし(ステップS6)、ガラス表面にアク
チベイティングを行う(ステップ7)。本実施例では
(株)メルテックスのエンプレートアクチベータ440
を適用している。エンプレートアクチベータ440を用
いて25℃で5分間アクチベーティング処理を行う。
ス基板を水洗いし(ステップS6)、ガラス表面にアク
チベイティングを行う(ステップ7)。本実施例では
(株)メルテックスのエンプレートアクチベータ440
を適用している。エンプレートアクチベータ440を用
いて25℃で5分間アクチベーティング処理を行う。
【0034】次にアクチベーティング処理したガラス基
板を水洗いし(ステップS8)、ニッケルめっきを塗布
する(ステップS9)。本実施例では(株)メルテック
スのメルプレート Ni−1402を適用している。メ
ルプレート Ni−1402を用いて70℃で5分間、
ガラス基板上にニッケルのめっきを施す。
板を水洗いし(ステップS8)、ニッケルめっきを塗布
する(ステップS9)。本実施例では(株)メルテック
スのメルプレート Ni−1402を適用している。メ
ルプレート Ni−1402を用いて70℃で5分間、
ガラス基板上にニッケルのめっきを施す。
【0035】次にニッケルのめっきを施したガラス基板
を水洗いし(ステップS10)、さらに乾燥させる(ス
テップS11)。
を水洗いし(ステップS10)、さらに乾燥させる(ス
テップS11)。
【0036】次にガラス基板の表面にレジストを塗布す
る(ステップS12)。本実施例ではレジスト剤として
(株)東京応化工業のTLCR−P8008を適用して
いる。スピンナー上に固定された基板にレジスト剤を滴
下し、1500rpmで1分間、回転させる。これによ
りガラス基板上にμmオーダの薄いレジスト膜ができ
る。
る(ステップS12)。本実施例ではレジスト剤として
(株)東京応化工業のTLCR−P8008を適用して
いる。スピンナー上に固定された基板にレジスト剤を滴
下し、1500rpmで1分間、回転させる。これによ
りガラス基板上にμmオーダの薄いレジスト膜ができ
る。
【0037】そして レジスト剤を塗布したガラス基板
をプレベークする(ステップS13)。このプレベーク
は110℃で2分間行う。ベークされたガラス基板は露
光(ステップS14)、現像され(ステップS15)、
水洗いされる(ステップS16)。尚、本実施例では露
光は100mj/cm2 で、また現像は0.8%濃度のK
OHに25℃で1分間、浸漬することにより行う。
をプレベークする(ステップS13)。このプレベーク
は110℃で2分間行う。ベークされたガラス基板は露
光(ステップS14)、現像され(ステップS15)、
水洗いされる(ステップS16)。尚、本実施例では露
光は100mj/cm2 で、また現像は0.8%濃度のK
OHに25℃で1分間、浸漬することにより行う。
【0038】水洗いされたガラス基板はエッチング液に
よりエッチングを行う(ステップS17)。本実施例で
は(株)メルテックスのメリルストリープMN−957
を適用している。40℃のエッチング液にガラス基板を
150秒間浸漬する。
よりエッチングを行う(ステップS17)。本実施例で
は(株)メルテックスのメリルストリープMN−957
を適用している。40℃のエッチング液にガラス基板を
150秒間浸漬する。
【0039】次にエッチングされたガラス基板上に設け
られたレジスト膜を剥離する(ステップS18)。本実
施例では(株)長瀬産業のN303を適用している。ガ
ラス基板をN303に60秒間浸漬する。
られたレジスト膜を剥離する(ステップS18)。本実
施例では(株)長瀬産業のN303を適用している。ガ
ラス基板をN303に60秒間浸漬する。
【0040】レジストを剥離したガラス基板を水洗いし
(ステップS19)、乾燥させる(ステップS20)。
そして反射防止フィルムをガラス基板両面にラミネート
する(ステップS21)。本実施例では(株)旭硝子の
ARCTOP−UR201を用いている。これにより、
ガラス基板上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂が塗布さ
れその上部にITO層と金属メッシュとが設けられ、反
射防止フィルムにて両面をラミネートした電磁波シール
ド板が完成する。
(ステップS19)、乾燥させる(ステップS20)。
そして反射防止フィルムをガラス基板両面にラミネート
する(ステップS21)。本実施例では(株)旭硝子の
ARCTOP−UR201を用いている。これにより、
ガラス基板上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂が塗布さ
れその上部にITO層と金属メッシュとが設けられ、反
射防止フィルムにて両面をラミネートした電磁波シール
ド板が完成する。
【0041】上記の第1の実施形態及び第2の実施形態
の構成によりPDPの画面に差し込んだ外光は反射防止
フィルムにより複雑に屈折され、前方に戻る率が下がる
ので外光の反射による映像のコントラストの低下を防ぐ
ことができ、さらにPDPにより放出される近赤外領域
の線スペクトルは有機系近赤外線吸収剤含有樹脂により
吸収され、この装置の近傍でリモートコントロール装置
または光通信機器等を使用しても動作支障を生じること
がなく、さらにPDPにより漏洩される電磁波は金属メ
ッシュ及びITO層により遮断されることとなる。
の構成によりPDPの画面に差し込んだ外光は反射防止
フィルムにより複雑に屈折され、前方に戻る率が下がる
ので外光の反射による映像のコントラストの低下を防ぐ
ことができ、さらにPDPにより放出される近赤外領域
の線スペクトルは有機系近赤外線吸収剤含有樹脂により
吸収され、この装置の近傍でリモートコントロール装置
または光通信機器等を使用しても動作支障を生じること
がなく、さらにPDPにより漏洩される電磁波は金属メ
ッシュ及びITO層により遮断されることとなる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
電磁波シールド付き光学フィルタによれば、ガラス基板
上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層を形成し、その上
面にITO層を形成し、ITO層の上面に金属メッシュ
を形成し、金属メッシュ上面及びガラス基板の下面に反
射防止層を形成する、またはガラス基板上に有機系近赤
外線吸収剤含有樹脂層を形成し、その上面に金属メッシ
ュを形成し、有機系近赤外線吸収剤及び金属メッシュを
ITO層により被覆し、基板の上下両面に反射防止層を
形成したことにより、PDPの画面に差し込んだ外光は
反射防止層により複雑に屈折され、前方に戻る率が下が
るので外光の反射による映像のコントラストの低下を防
ぐことができ、さらにPDPにより放出される近赤外領
域の線スペクトルは有機系近赤外線吸収剤含有樹脂によ
り吸収され、PDPの近傍でリモートコントロール装置
または光通信機器等を使用しても動作支障を生じること
がなく、さらにPDPにより漏洩される電磁波は金属メ
ッシュ及びITO層により遮断することができる。
電磁波シールド付き光学フィルタによれば、ガラス基板
上に有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層を形成し、その上
面にITO層を形成し、ITO層の上面に金属メッシュ
を形成し、金属メッシュ上面及びガラス基板の下面に反
射防止層を形成する、またはガラス基板上に有機系近赤
外線吸収剤含有樹脂層を形成し、その上面に金属メッシ
ュを形成し、有機系近赤外線吸収剤及び金属メッシュを
ITO層により被覆し、基板の上下両面に反射防止層を
形成したことにより、PDPの画面に差し込んだ外光は
反射防止層により複雑に屈折され、前方に戻る率が下が
るので外光の反射による映像のコントラストの低下を防
ぐことができ、さらにPDPにより放出される近赤外領
域の線スペクトルは有機系近赤外線吸収剤含有樹脂によ
り吸収され、PDPの近傍でリモートコントロール装置
または光通信機器等を使用しても動作支障を生じること
がなく、さらにPDPにより漏洩される電磁波は金属メ
ッシュ及びITO層により遮断することができる。
【0043】また有機系近赤外線吸収剤含有樹脂をIT
O層で被覆して有機系近赤外線吸収剤が空気と触れない
ようにしたことにより有機系近赤外線吸収剤が酸素と反
応して近赤外線吸収率を低下させるという不具合を防止
することができる。
O層で被覆して有機系近赤外線吸収剤が空気と触れない
ようにしたことにより有機系近赤外線吸収剤が酸素と反
応して近赤外線吸収率を低下させるという不具合を防止
することができる。
【0044】さらに有機系近赤外線吸収剤含有樹脂を覆
うITO層の上部にITO層よりも屈折率の低い反射防
止層を形成したことによりフィルタ内部に入射した光を
複雑に屈折させて入射方向に戻りにくくし、外光の反射
による映像のコントラストの低下を防止することができ
る。
うITO層の上部にITO層よりも屈折率の低い反射防
止層を形成したことによりフィルタ内部に入射した光を
複雑に屈折させて入射方向に戻りにくくし、外光の反射
による映像のコントラストの低下を防止することができ
る。
【図1】本発明の電磁波シールド付き光学フィルタの第
1の実施形態の構成を表す断面構成図である。
1の実施形態の構成を表す断面構成図である。
【図2】本発明の電磁波シールド付き光学的フィルタの
第2の実施形態の構成を表す断面構成図である。
第2の実施形態の構成を表す断面構成図である。
【図3】製造方法を説明するためのフローチャートであ
る。
る。
1 ガラス基板 2 有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層 3 ITO層 4 金属メッシュ 5 反射防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 17/49 C09B 23/00 L H05K 9/00 G02B 1/10 A // C09B 23/00 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス基板上に有機系近赤外線吸収剤含
有樹脂層を形成し、その上面にITO層及び金属メッシ
ュを形成し、さらに前記金属メッシュの上面、及び前記
ガラス基板の下面に反射防止層を設ける、または前記ガ
ラス基板上に前記有機系近赤外線吸収剤含有樹脂層を形
成し、その上面に前記金属メッシュを形成し、前記有機
系近赤外線吸収剤含有樹脂層及び前記金属メッシュの上
面に前記ITO層を形成し、さらに前記ITO層の上
面、及び前記ガラス基板の下面に反射防止層を設けたこ
とを特徴とする電磁波シールド付き光学フィルタ。 - 【請求項2】 前記有機系近赤外線吸収剤含有樹脂は、
構造式 【化1】 で表される有機系近赤外線吸収剤を含んだ樹脂であるこ
とを特徴とする請求項1記載の電磁波シールド付き光学
フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328951A JPH11160532A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 電磁波シールド付き光学フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328951A JPH11160532A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 電磁波シールド付き光学フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11160532A true JPH11160532A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18215937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9328951A Pending JPH11160532A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 電磁波シールド付き光学フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11160532A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007266312A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 導電薄膜付導電性メッシュ、電磁波シールド性フィルム及びその製造方法 |
KR100946559B1 (ko) | 2006-08-02 | 2010-03-12 | 삼성코닝정밀유리 주식회사 | 기능성 디스플레이용 필름 조성물 |
JP2011095773A (ja) * | 2011-01-21 | 2011-05-12 | Kyodo Printing Co Ltd | シールド材 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9328951A patent/JPH11160532A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007266312A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 導電薄膜付導電性メッシュ、電磁波シールド性フィルム及びその製造方法 |
KR100946559B1 (ko) | 2006-08-02 | 2010-03-12 | 삼성코닝정밀유리 주식회사 | 기능성 디스플레이용 필름 조성물 |
JP2011095773A (ja) * | 2011-01-21 | 2011-05-12 | Kyodo Printing Co Ltd | シールド材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040715 |
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