JPH09145918A - フィルタ装置 - Google Patents
フィルタ装置Info
- Publication number
- JPH09145918A JPH09145918A JP7304600A JP30460095A JPH09145918A JP H09145918 A JPH09145918 A JP H09145918A JP 7304600 A JP7304600 A JP 7304600A JP 30460095 A JP30460095 A JP 30460095A JP H09145918 A JPH09145918 A JP H09145918A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- function
- filter device
- electromagnetic wave
- pdp
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- Pending
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- Optical Filters (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＰＤＰの前面に設け、外光の反射、発光色の
補正、近赤外線の放出防止、電磁波の漏洩防止を行う。 【解決手段】 ＰＤＰ１の前面にフィルタ２を設ける。
フィルタ２は、前面に微細な凹凸を形成して外光の反射
方向を散らして反射を目立たなくし、あるいはＡＲコー
ト層を設けてフィルタ体内に入った光を複雑に屈折させ
て前方に殆ど戻らないようにし、これらによって映像の
コントラストが下がるのを防止し、フィルタ基材に選択
吸収フィルタ用の顔料を混合してＰＤＰの発する赤色成
分を適宜に吸収し、青色が紫がかって見えるのを防止
し、赤外線吸収用のフィルタ層を設けて近赤外領域の線
スペクトルが外部に放出されるのを防止し、電磁波遮断
層を設けて情報処理装置等で規制されている電磁波の漏
洩量の規制をクリアし易くする。
補正、近赤外線の放出防止、電磁波の漏洩防止を行う。 【解決手段】 ＰＤＰ１の前面にフィルタ２を設ける。
フィルタ２は、前面に微細な凹凸を形成して外光の反射
方向を散らして反射を目立たなくし、あるいはＡＲコー
ト層を設けてフィルタ体内に入った光を複雑に屈折させ
て前方に殆ど戻らないようにし、これらによって映像の
コントラストが下がるのを防止し、フィルタ基材に選択
吸収フィルタ用の顔料を混合してＰＤＰの発する赤色成
分を適宜に吸収し、青色が紫がかって見えるのを防止
し、赤外線吸収用のフィルタ層を設けて近赤外領域の線
スペクトルが外部に放出されるのを防止し、電磁波遮断
層を設けて情報処理装置等で規制されている電磁波の漏
洩量の規制をクリアし易くする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフィルタ装置に係り、プ
ラズマディスプレイパネル（ＰＤＰ）の漏洩する電磁波
および近赤外線を遮断するものに関する。
ラズマディスプレイパネル（ＰＤＰ）の漏洩する電磁波
および近赤外線を遮断するものに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＰＤＰを用いた映像表示装置では、ＰＤ
Ｐは表示面が平面であるため外光が差込んだ場合に広い
範囲で反射した光が同時に目に入り、画面が見にくくな
る場合があり、また、ＰＤＰは、青色を発光する蛍光体
が青色以外に僅かではあるが赤色を発光する特性を有し
ているため、青色に表示されるべき部分が紫がかった色
で表示されるという問題があり、これらの対策としてＰ
ＤＰの前面に光学フィルタを設け、外光の反射防止およ
び発光色の補正を行っている。
Ｐは表示面が平面であるため外光が差込んだ場合に広い
範囲で反射した光が同時に目に入り、画面が見にくくな
る場合があり、また、ＰＤＰは、青色を発光する蛍光体
が青色以外に僅かではあるが赤色を発光する特性を有し
ているため、青色に表示されるべき部分が紫がかった色
で表示されるという問題があり、これらの対策としてＰ
ＤＰの前面に光学フィルタを設け、外光の反射防止およ
び発光色の補正を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ＰＤＰは、
管内に封入されているＸe （キセノン）ガスの分子を放
電によって励起し、紫外領域から近赤外領域に至る広い
波長範囲の線スペクトルを発生するもので、このうちの
紫外線で管内に塗布されている蛍光体を励起して可視領
域の光を発生するが、近赤外領域の線スペクトルの一部
は表面ガラスを通って管外へ放出される。また、ＰＤＰ
の駆動に伴って電磁波が発生し、僅かではあるが外部に
漏洩する。情報処理装置等には装置外への電磁波の漏洩
についての規制値が設けられているので電磁波の漏洩レ
ベルを規制値以下に抑える必要があり、また、近赤外線
の波長はリモートコントロール装置あるいは光通信等で
使用される赤外線の波長領域（800nm 〜1000nm）に近い
ため、これらの機器・装置をＰＤＰの近傍で動作させた
場合に正常な動作を阻害する恐れがある。本発明はこの
ような点に鑑み、上述の光学フィルタに電磁波の漏洩抑
止の機能、および近赤外線の放出を抑止する機能を設
け、この光学フィルタ一枚をＰＤＰの前面に設けること
により、外光の反射防止、発光色の補正、近赤外線のカ
ット、および電磁波の漏洩抑止を行えるようにすること
にある。
管内に封入されているＸe （キセノン）ガスの分子を放
電によって励起し、紫外領域から近赤外領域に至る広い
波長範囲の線スペクトルを発生するもので、このうちの
紫外線で管内に塗布されている蛍光体を励起して可視領
域の光を発生するが、近赤外領域の線スペクトルの一部
は表面ガラスを通って管外へ放出される。また、ＰＤＰ
の駆動に伴って電磁波が発生し、僅かではあるが外部に
漏洩する。情報処理装置等には装置外への電磁波の漏洩
についての規制値が設けられているので電磁波の漏洩レ
ベルを規制値以下に抑える必要があり、また、近赤外線
の波長はリモートコントロール装置あるいは光通信等で
使用される赤外線の波長領域（800nm 〜1000nm）に近い
ため、これらの機器・装置をＰＤＰの近傍で動作させた
場合に正常な動作を阻害する恐れがある。本発明はこの
ような点に鑑み、上述の光学フィルタに電磁波の漏洩抑
止の機能、および近赤外線の放出を抑止する機能を設
け、この光学フィルタ一枚をＰＤＰの前面に設けること
により、外光の反射防止、発光色の補正、近赤外線のカ
ット、および電磁波の漏洩抑止を行えるようにすること
にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、ＰＤＰの前面に設けられ、外光の反射を防
止する機能と、ＰＤＰの発光色を補正する機能と、ＰＤ
Ｐより放出される近赤外領域の線スペクトを遮断する機
能と、ＰＤＰより漏洩される電磁波を遮断する機能とを
有してなるフィルタ装置を提供するものである。
決するため、ＰＤＰの前面に設けられ、外光の反射を防
止する機能と、ＰＤＰの発光色を補正する機能と、ＰＤ
Ｐより放出される近赤外領域の線スペクトを遮断する機
能と、ＰＤＰより漏洩される電磁波を遮断する機能とを
有してなるフィルタ装置を提供するものである。
【０００５】
【作用】以上のように構成したので、本発明によるフィ
ルタ装置においては、フィルタに差込む外光は表面に形
成した微細な凹凸で乱反射し、あるいはフィルタ体内に
入射する光はフィルタ面に蒸着した反射防止のためのＡ
Ｒ（anti-reflection ）コート層により反射量を低減
し、ＰＤＰの発する光は選択吸収フィルタ層によって赤
色成分を適宜に吸収し、ＰＤＰより放出される近赤外領
域の線スペクトルは赤外線吸収用のフィルタ層で吸収す
ることによって放出レベルを低減し、ＰＤＰより漏洩す
る電磁波はＸ字状に交叉させて形成した導電性のメッシ
ュで吸収し、ＰＤＰ外への漏洩レベルを低下させる。
ルタ装置においては、フィルタに差込む外光は表面に形
成した微細な凹凸で乱反射し、あるいはフィルタ体内に
入射する光はフィルタ面に蒸着した反射防止のためのＡ
Ｒ（anti-reflection ）コート層により反射量を低減
し、ＰＤＰの発する光は選択吸収フィルタ層によって赤
色成分を適宜に吸収し、ＰＤＰより放出される近赤外領
域の線スペクトルは赤外線吸収用のフィルタ層で吸収す
ることによって放出レベルを低減し、ＰＤＰより漏洩す
る電磁波はＸ字状に交叉させて形成した導電性のメッシ
ュで吸収し、ＰＤＰ外への漏洩レベルを低下させる。
【０００６】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるフィルタ
装置の実施例を詳細に説明する。図１は本発明によるフ
ィルタ装置の構成の一実施例を示す要部断面図、図２は
フィルタの概要を示す側断面図である。図１において、
１はＰＤＰ、２はフィルタ、３は筺体前部、４は筺体後
部である。フィルタ２は、筺体前部３の取付ボス５にネ
ジ６で取付けた取付金具７で周縁部を押さえるようにし
て筺体前部３に取付ける。ＰＤＰ１は、取付ボス８を介
してネジ９により筺体後部４に固定する。そして、筺体
後部４を筺体前部３に取付けることにより、ＰＤＰ１の
周縁部を取付金具７に当接させ、取付金具７がフィルタ
２に接触するようにし、後述するフィルタ２の背面側に
導出された電磁波遮断層（導電性を有する）の引出端と
密に接続されるようにする。
装置の実施例を詳細に説明する。図１は本発明によるフ
ィルタ装置の構成の一実施例を示す要部断面図、図２は
フィルタの概要を示す側断面図である。図１において、
１はＰＤＰ、２はフィルタ、３は筺体前部、４は筺体後
部である。フィルタ２は、筺体前部３の取付ボス５にネ
ジ６で取付けた取付金具７で周縁部を押さえるようにし
て筺体前部３に取付ける。ＰＤＰ１は、取付ボス８を介
してネジ９により筺体後部４に固定する。そして、筺体
後部４を筺体前部３に取付けることにより、ＰＤＰ１の
周縁部を取付金具７に当接させ、取付金具７がフィルタ
２に接触するようにし、後述するフィルタ２の背面側に
導出された電磁波遮断層（導電性を有する）の引出端と
密に接続されるようにする。
【０００７】フィルタ２は、例えば、図２に示す要部断
面図のように構成する。すなわち、無色透明で耐衝撃性
を有する合成樹脂部材、例えば、アクリルあるいはポリ
カーボネートに選択吸収フィルタ用の顔料を適宜に混合
し、所要の板厚に形成してフィルタ基材12および16と
し、表面にＡＲコート層11を設け、フィルタ基材12およ
び16の間に近赤外線フィルタ層13および15を配設し、こ
の間に電磁波遮断層14を配設する。そして、表面17に微
細な凹凸を形成し、この面17をＰＤＰ１側に配置してＰ
ＤＰ１の前面ガラスに密着しないようにする。また、Ａ
Ｒコート層11の表面をハードコート処理し、少々の摩擦
等では傷が付かないようにする。あるいは、凹凸を形成
した面17をＰＤＰ１の反対側に配設するようにし、背後
からの照明器具等の光を乱反射させ、背後からの光の反
射光が重なって映像が見にくくなるのを防止するように
してもよい。
面図のように構成する。すなわち、無色透明で耐衝撃性
を有する合成樹脂部材、例えば、アクリルあるいはポリ
カーボネートに選択吸収フィルタ用の顔料を適宜に混合
し、所要の板厚に形成してフィルタ基材12および16と
し、表面にＡＲコート層11を設け、フィルタ基材12およ
び16の間に近赤外線フィルタ層13および15を配設し、こ
の間に電磁波遮断層14を配設する。そして、表面17に微
細な凹凸を形成し、この面17をＰＤＰ１側に配置してＰ
ＤＰ１の前面ガラスに密着しないようにする。また、Ａ
Ｒコート層11の表面をハードコート処理し、少々の摩擦
等では傷が付かないようにする。あるいは、凹凸を形成
した面17をＰＤＰ１の反対側に配設するようにし、背後
からの照明器具等の光を乱反射させ、背後からの光の反
射光が重なって映像が見にくくなるのを防止するように
してもよい。
【０００８】ＡＲコート層11は、フィルタ基材12の表面
に屈折率の異なる材料からなる膜を複数重ねて蒸着し、
このＡＲコート層でフィルタ体内に入射した光を複雑に
屈折させて前方に戻りにくくし、外光の反射による映像
のコントラストの低下を防止する。
に屈折率の異なる材料からなる膜を複数重ねて蒸着し、
このＡＲコート層でフィルタ体内に入射した光を複雑に
屈折させて前方に戻りにくくし、外光の反射による映像
のコントラストの低下を防止する。
【０００９】ＰＤＰ１は、青色発光用の蛍光体が青色の
他に僅かではあるが赤色を発光する特性を有しており、
例えば、青色である筈の表示色が紫がかった色に見える
という問題がある。このため、フィルタ基材12および14
に赤色成分を吸収する選択吸収フィルタ用の顔料を混合
し、ＰＤＰ１の発光する赤色成分を適宜に吸収し、発光
色をバランスさせるようにする。
他に僅かではあるが赤色を発光する特性を有しており、
例えば、青色である筈の表示色が紫がかった色に見える
という問題がある。このため、フィルタ基材12および14
に赤色成分を吸収する選択吸収フィルタ用の顔料を混合
し、ＰＤＰ１の発光する赤色成分を適宜に吸収し、発光
色をバランスさせるようにする。
【００１０】ＰＤＰ１は、管内のＸe ガスの励起で紫外
領域から近赤外領域に至る広い波長範囲の線スペクトル
を発生し、紫外線で蛍光体を励起して可視領域の光を発
生させるが、近赤外領域（800nm 〜1000nm）の光の一部
は管外に放出される。この線スペクトルはリモートコン
トロール装置あるいは光通信機器等で使用する発光ダイ
オード（ＬＥＤ）の発光スペクトルの中心波長に近い波
長であるため、装置の近傍でリモートコントロール装置
を使用した場合、光通信機器の近くに設置した場合にこ
れらの機器の動作に支障を生じる場合がある。このた
め、800nm 〜1000nmの波長領域の光の通過を阻止するた
めの近赤外線フィルタ層13および15を設け、外部に近赤
外線が放出されないようにし、リモートコントロール装
置あるいは光通信機器等の動作に支障を生じないように
する。
領域から近赤外領域に至る広い波長範囲の線スペクトル
を発生し、紫外線で蛍光体を励起して可視領域の光を発
生させるが、近赤外領域（800nm 〜1000nm）の光の一部
は管外に放出される。この線スペクトルはリモートコン
トロール装置あるいは光通信機器等で使用する発光ダイ
オード（ＬＥＤ）の発光スペクトルの中心波長に近い波
長であるため、装置の近傍でリモートコントロール装置
を使用した場合、光通信機器の近くに設置した場合にこ
れらの機器の動作に支障を生じる場合がある。このた
め、800nm 〜1000nmの波長領域の光の通過を阻止するた
めの近赤外線フィルタ層13および15を設け、外部に近赤
外線が放出されないようにし、リモートコントロール装
置あるいは光通信機器等の動作に支障を生じないように
する。
【００１１】ＰＤＰ１はＰＤＰの駆動等に伴って電磁波
が発生する。情報処理装置等では、30MHz 〜130MHzの周
波数範囲の電磁波の装置外への漏洩レベルが規制されて
いる。このため、この周波数領域の電磁波を通過させな
いための電磁波遮断層14を設ける。電磁波遮断層14は、
可視光線をよく透過し、かつ、上記周波数範囲の電磁波
を通過させない機能が必要である。このため、例えば、
合成樹脂製のメッシュ織物に高導電率の金属である銅ま
たは銅ニッケル等を無電解メッキしたものを使用するよ
うにする。なお、メッシュが縦横方向に交叉するものは
ＰＤＰ１の画素の配列（縦横）にメッシュが重なり、映
像がメッシュで邪魔されて見にくくなる要因になるの
で、メッシュが×字状に交叉するようにして配設する。
そして、この電磁波遮断層14の引出端をフィルタ２の背
面側に導出し、筺体前部３への取付けにてこの引出端と
取付金具７とを接触させ、取付金具７より、表面に導電
処理を施した取付ボス５→筺体前部３の内面→筺体後部
４の内面→取付ボス８を経てＰＤＰ１の背面のアースに
接続されるようにする。
が発生する。情報処理装置等では、30MHz 〜130MHzの周
波数範囲の電磁波の装置外への漏洩レベルが規制されて
いる。このため、この周波数領域の電磁波を通過させな
いための電磁波遮断層14を設ける。電磁波遮断層14は、
可視光線をよく透過し、かつ、上記周波数範囲の電磁波
を通過させない機能が必要である。このため、例えば、
合成樹脂製のメッシュ織物に高導電率の金属である銅ま
たは銅ニッケル等を無電解メッキしたものを使用するよ
うにする。なお、メッシュが縦横方向に交叉するものは
ＰＤＰ１の画素の配列（縦横）にメッシュが重なり、映
像がメッシュで邪魔されて見にくくなる要因になるの
で、メッシュが×字状に交叉するようにして配設する。
そして、この電磁波遮断層14の引出端をフィルタ２の背
面側に導出し、筺体前部３への取付けにてこの引出端と
取付金具７とを接触させ、取付金具７より、表面に導電
処理を施した取付ボス５→筺体前部３の内面→筺体後部
４の内面→取付ボス８を経てＰＤＰ１の背面のアースに
接続されるようにする。
【００１２】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるフ
ィルタ装置によれば、ＰＤＰの画面に差込んだ外光はＡ
Ｒコート層で複雑に屈折され、前方に戻る率が下がるの
で外光の反射による映像のコントラスト低下が改善さ
れ、ＰＤＰの発する赤色成分は選択吸収フィルタ層で適
宜に吸収されるので青色が紫がかって見える現象が改善
され、ＰＤＰより放出される近赤外領域の線スペクトル
は赤外線吸収用のフィルタ層で吸収されるのでこの装置
の近傍でリモートコントロール装置あるいは光通信機器
等を使用しても動作支障を生じることがなく、また、Ｐ
ＤＰより漏洩する電磁波は電磁波遮断層で遮断されるの
で外部への漏洩量が低下し、情報処理装置等で規制され
ている電磁波の漏洩レベルをクリアし易くなるもので、
これらの機能の全てを一枚のフィルタに持たせたので、
このフィルタを装着することにより従来の問題点を解決
することができる。
ィルタ装置によれば、ＰＤＰの画面に差込んだ外光はＡ
Ｒコート層で複雑に屈折され、前方に戻る率が下がるの
で外光の反射による映像のコントラスト低下が改善さ
れ、ＰＤＰの発する赤色成分は選択吸収フィルタ層で適
宜に吸収されるので青色が紫がかって見える現象が改善
され、ＰＤＰより放出される近赤外領域の線スペクトル
は赤外線吸収用のフィルタ層で吸収されるのでこの装置
の近傍でリモートコントロール装置あるいは光通信機器
等を使用しても動作支障を生じることがなく、また、Ｐ
ＤＰより漏洩する電磁波は電磁波遮断層で遮断されるの
で外部への漏洩量が低下し、情報処理装置等で規制され
ている電磁波の漏洩レベルをクリアし易くなるもので、
これらの機能の全てを一枚のフィルタに持たせたので、
このフィルタを装着することにより従来の問題点を解決
することができる。
【図１】本発明によるフィルタ装置の一実施例の要部側
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明によるフィルタの一実施例の概要を示す
側断面図である。
側断面図である。
１ ＰＤＰ ２ フィルタ ３ 筺体前部 ４ 筺体後部 ７ 取付金具 11 ＡＲコート層 12、16 フィルタ基材 13、15 赤外線フィルタ層 14 電磁波遮断層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｊ 17/16 Ｈ０４Ｎ 5/66 １０１Ｚ Ｈ０４Ｎ 5/66 １０１ Ｇ０２Ｂ 1/10 Ａ
Claims (8)
- 【請求項１】 プラズマディスプレイパネルの前面に設
けられ、外光の反射を防止する機能と、プラズマディス
プレイパネルの発光色を補正する機能と、プラズマディ
スプレイパネルより放出される近赤外領域の線スペクト
ルを遮断する機能と、プラズマディスプレイパネルより
漏洩される電磁波を遮断する機能とを有してなるフィル
タ装置。 - 【請求項２】 前記フィルタ装置は、無色透明な合成樹
脂に発光色補正用の顔料を混合し、表面に外光の反射を
防止する機能を設け、他の面に近赤外領域の線スペクト
ルを遮断する機能、および電磁波を遮断する機能を設け
たものでなる請求項１記載のフィルタ装置。 - 【請求項３】 前記外光の反射を防止する機能は、フィ
ルタ面に屈折率の異なる材料からなる膜を複数重ねて蒸
着して構成したものでなる請求項１または請求項２記載
のフィルタ装置。 - 【請求項４】 前記外光の反射を防止する機能は、フィ
ルタの表面を微細な凹凸状に形成して構成したものでな
る請求項１または請求項２記載のフィルタ装置。 - 【請求項５】 前記発光色を補正する機能は、無色透明
な合成樹脂に赤色成分を吸収するための選択吸収フィル
タ用の顔料を適宜に混合して構成したものでなる請求項
１または請求項２記載のフィルタ装置。 - 【請求項６】 前記近赤外領域の線スペクトルを遮断す
る機能は、フィルタ面に800nm 〜1000nmの波長の光の透
過を阻止するためのフィルタ層を設けて構成したもので
なる請求項１または請求項２記載のフィルタ装置。 - 【請求項７】 前記電磁波を遮断する機能は、フィルタ
面に、少なくとも30MHz 〜130MHzの周波数範囲の電磁波
の通過を阻止するための電磁波遮断層を設けて構成した
ものでなる請求項１または請求項２記載のフィルタ装
置。 - 【請求項８】 前記電磁波遮断層は、導電性を有する部
材を×字状に交叉させて形成した略透明なメッシュによ
り構成したものでなる請求項８記載のフィルタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7304600A JPH09145918A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7304600A JPH09145918A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | フィルタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145918A true JPH09145918A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17934963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7304600A Pending JPH09145918A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | フィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145918A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO1998013850A1 (fr) * | 1996-09-26 | 1998-04-02 | Asahi Glass Company Ltd. | Plaque de protection d'ecran a plasma et son procede de fabrication |
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| EP0992032A1 (en) * | 1997-06-25 | 2000-04-12 | Viratec Thin Films, Inc. | Display panel filter and method of making the same |
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| US6853125B1 (en) | 1998-06-18 | 2005-02-08 | Fujitsu Limited | Gas discharge display device with particular filter characteristics |
| US7196471B2 (en) | 1996-06-12 | 2007-03-27 | Fujitsu Limited | Flat display device |
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-
1995
- 1995-11-22 JP JP7304600A patent/JPH09145918A/ja active Pending
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