JPH11159138A - コンクリート型枠用補助部材 - Google Patents
コンクリート型枠用補助部材Info
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- JPH11159138A JPH11159138A JP9327585A JP32758597A JPH11159138A JP H11159138 A JPH11159138 A JP H11159138A JP 9327585 A JP9327585 A JP 9327585A JP 32758597 A JP32758597 A JP 32758597A JP H11159138 A JPH11159138 A JP H11159138A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コンクリート打設用パネルと鋼製または樹脂製
コンクリート打設用型枠とを容易にかつ強固に連結する
ためのコンクリート型枠用補助部材を提供する。 【解決手段】コンクリート打設用パネルと、せき板の全
外周に外周板状リブを有する金属製または樹脂製コンク
リート打設用型枠とを連結するための治具6であって、
治具6は四角形状の連結用板7、連結用板面上にその長
尺方向の一辺に沿って板面に対してほぼ直角状に設けら
れた第1起立板8、および第1起立板8と同一板面上に
連結用板の長尺方向に沿って板面に対してほぼ直角状に
設けられた第2起立板9から構成され、第1起立板8と
第2起立板9との連結用板面取り付け位置における両起
立板8,9の相対する板面間距離(L1)が連結される
コンクリート打設用パネル厚み(H)以上であってかつ
長尺方向にほぼ一定であることを特徴とするコンクリー
ト型枠用補助部材。
コンクリート打設用型枠とを容易にかつ強固に連結する
ためのコンクリート型枠用補助部材を提供する。 【解決手段】コンクリート打設用パネルと、せき板の全
外周に外周板状リブを有する金属製または樹脂製コンク
リート打設用型枠とを連結するための治具6であって、
治具6は四角形状の連結用板7、連結用板面上にその長
尺方向の一辺に沿って板面に対してほぼ直角状に設けら
れた第1起立板8、および第1起立板8と同一板面上に
連結用板の長尺方向に沿って板面に対してほぼ直角状に
設けられた第2起立板9から構成され、第1起立板8と
第2起立板9との連結用板面取り付け位置における両起
立板8,9の相対する板面間距離(L1)が連結される
コンクリート打設用パネル厚み(H)以上であってかつ
長尺方向にほぼ一定であることを特徴とするコンクリー
ト型枠用補助部材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート打設
用パネルとコンクリート打設用型枠とを接合するコンク
リート型枠用補助部材および該補助部材を用いたコンク
リート打設の施工方法に関する。
用パネルとコンクリート打設用型枠とを接合するコンク
リート型枠用補助部材および該補助部材を用いたコンク
リート打設の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建設現場等のコンクリート打設に
は、従来よりコンクリート打設用型枠が使用されてお
り、その材質としては木製や金属製等が知られている。
しかしながら木製の型枠は、使用を重ねるうちに表面状
態が悪くなって数回の転用しかできなかったり、近年の
地球環境問題から木製品の代替が強く要望されているた
め、樹脂製のコンクリート打設用型枠が開発・実用化さ
れ、広く使用されている。
は、従来よりコンクリート打設用型枠が使用されてお
り、その材質としては木製や金属製等が知られている。
しかしながら木製の型枠は、使用を重ねるうちに表面状
態が悪くなって数回の転用しかできなかったり、近年の
地球環境問題から木製品の代替が強く要望されているた
め、樹脂製のコンクリート打設用型枠が開発・実用化さ
れ、広く使用されている。
【0003】樹脂製コンクリート打設用型枠は、例えば
特開平6−129094号公報に記載されているよう
に、通常、木製コンクリート打設用型枠の合板に相当す
るせき板(図1における2)と呼ばれる平板部分と、該
せき板の全外周に設けられた板状リブ(外周板状リブ、
図1における3)並びにせき板の縦および/または横の
辺に平行でかつ両端を結ぶ複数の板状リブ(補強用板状
リブ、図1における4)とから構成されている。さら
に、立て込み時に型枠同士を結合させる目的で、外周板
状リブには連結用の孔(連結孔、図1における5)が設
けられていることが多い。
特開平6−129094号公報に記載されているよう
に、通常、木製コンクリート打設用型枠の合板に相当す
るせき板(図1における2)と呼ばれる平板部分と、該
せき板の全外周に設けられた板状リブ(外周板状リブ、
図1における3)並びにせき板の縦および/または横の
辺に平行でかつ両端を結ぶ複数の板状リブ(補強用板状
リブ、図1における4)とから構成されている。さら
に、立て込み時に型枠同士を結合させる目的で、外周板
状リブには連結用の孔(連結孔、図1における5)が設
けられていることが多い。
【0004】しかしながら、コンクリート打設面の形状
及び寸法は様々であるため、コンクリート打設用型枠の
形状をコンクリート打設面の形状等に合わせるためには
種々の形状及び寸法を有するコンクリート打設用型枠が
必要となるが、種々の形状および寸法を有するコンクリ
ート打設用型枠を製造することは不経済であるばかり
か、施工時の取り扱いも煩雑になり非効率的である。
及び寸法は様々であるため、コンクリート打設用型枠の
形状をコンクリート打設面の形状等に合わせるためには
種々の形状及び寸法を有するコンクリート打設用型枠が
必要となるが、種々の形状および寸法を有するコンクリ
ート打設用型枠を製造することは不経済であるばかり
か、施工時の取り扱いも煩雑になり非効率的である。
【0005】そこで、コンクリート打設用型枠と木製等
のコンクリート打設用パネルを組み合わせ、該コンクリ
ート打設用パネルを所望の形状に切断し、桟木を取り付
けてコンクリート打設用型枠と接合して用いることが経
済的、作業効率的にも一番好適であるが、該接合は通
常、釘打ちによらなければならず、樹脂製コンクリート
打設用型枠の外周に設けられた外周板状リブを痛め、該
型枠の転用回数が低下してしまうという問題があった。
また鋼製型枠とコンクリート打設用パネルとの接合は非
常に困難であった。
のコンクリート打設用パネルを組み合わせ、該コンクリ
ート打設用パネルを所望の形状に切断し、桟木を取り付
けてコンクリート打設用型枠と接合して用いることが経
済的、作業効率的にも一番好適であるが、該接合は通
常、釘打ちによらなければならず、樹脂製コンクリート
打設用型枠の外周に設けられた外周板状リブを痛め、該
型枠の転用回数が低下してしまうという問題があった。
また鋼製型枠とコンクリート打設用パネルとの接合は非
常に困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、コンクリート打設用パネルと鋼製または樹脂
製コンクリート打設用型枠とを容易にかつ強固に連結す
るためのコンクリート型枠用補助部材を開発すべく検討
の結果、本発明に至った。
を解決し、コンクリート打設用パネルと鋼製または樹脂
製コンクリート打設用型枠とを容易にかつ強固に連結す
るためのコンクリート型枠用補助部材を開発すべく検討
の結果、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、コン
クリート打設用パネルと、せき板の全外周に外周板状リ
ブを有する金属製または樹脂製コンクリート打設用型枠
とを連結するための治具であって、該治具は四角形状の
連結用板、該連結用板面上にその長尺方向の一辺に沿っ
て該板面に対してほぼ直角状に設けられた第1起立板、
および該第1起立板と同一板面上に連結用板の長尺方向
に沿って該板面に対してほぼ直角状に設けられた第2起
立板から構成され、第1起立板と第2起立板との連結用
板面取り付け位置における両起立板の相対する板面間距
離(L1)が連結されるコンクリート打設用パネル厚み
(H)以上であってかつ長尺方向にほぼ一定であること
を特徴とするコンクリート型枠用補助部材、および該補
助部材を用いたコンクリート打設の施工方法を提供する
ものである。
クリート打設用パネルと、せき板の全外周に外周板状リ
ブを有する金属製または樹脂製コンクリート打設用型枠
とを連結するための治具であって、該治具は四角形状の
連結用板、該連結用板面上にその長尺方向の一辺に沿っ
て該板面に対してほぼ直角状に設けられた第1起立板、
および該第1起立板と同一板面上に連結用板の長尺方向
に沿って該板面に対してほぼ直角状に設けられた第2起
立板から構成され、第1起立板と第2起立板との連結用
板面取り付け位置における両起立板の相対する板面間距
離(L1)が連結されるコンクリート打設用パネル厚み
(H)以上であってかつ長尺方向にほぼ一定であること
を特徴とするコンクリート型枠用補助部材、および該補
助部材を用いたコンクリート打設の施工方法を提供する
ものである。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明のコ
ンクリート型枠用補助部材は、例えば図2に示すよう
に、四角形状の連結用板(7)、該連結用板(7)上に
その長尺方向の一辺に沿って、該連結用板(7)に対し
てほぼ直角状に設けられた第1起立板(8)と、該第1
起立板(8)とは別に第1起立板が設けられたと同じ連
結用板面上にその長尺方向に沿って、ほぼ直角状に設け
られた第2起立板(9)とを有する。上記第1起立板お
よび第2起立板は、両起立板が取り付けられた連結用板
面上における両起立板の相対する板面間距離(以下L1
と略する場合もある)が、連結されるコンクリート打設
用パネルの厚み(以下Hと略する場合もある)と同じか
それ以上であり、かつL1が連結用板の長尺方向にほぼ
一定となるように連結用板面上に設けられている。
ンクリート型枠用補助部材は、例えば図2に示すよう
に、四角形状の連結用板(7)、該連結用板(7)上に
その長尺方向の一辺に沿って、該連結用板(7)に対し
てほぼ直角状に設けられた第1起立板(8)と、該第1
起立板(8)とは別に第1起立板が設けられたと同じ連
結用板面上にその長尺方向に沿って、ほぼ直角状に設け
られた第2起立板(9)とを有する。上記第1起立板お
よび第2起立板は、両起立板が取り付けられた連結用板
面上における両起立板の相対する板面間距離(以下L1
と略する場合もある)が、連結されるコンクリート打設
用パネルの厚み(以下Hと略する場合もある)と同じか
それ以上であり、かつL1が連結用板の長尺方向にほぼ
一定となるように連結用板面上に設けられている。
【0009】ここで、ほぼ直角状とは二枚の板のなす角
度が90°±5°の範囲内であることであり、好ましく
は90°±2°の範囲内である。また、連結用板と第2
起立板とのなす角度が90°±1°程度の範囲となるよ
うな、直角状に第2起立板を設けることがより好まし
い。なお、二枚の板のなす角度は各板の厚み方向を法線
とする各仮想平面がなす角度であればよく、各板の板面
同士がなす角度である必要はない。
度が90°±5°の範囲内であることであり、好ましく
は90°±2°の範囲内である。また、連結用板と第2
起立板とのなす角度が90°±1°程度の範囲となるよ
うな、直角状に第2起立板を設けることがより好まし
い。なお、二枚の板のなす角度は各板の厚み方向を法線
とする各仮想平面がなす角度であればよく、各板の板面
同士がなす角度である必要はない。
【0010】第1起立板と第2起立板との相対する板面
は、挟み込むコンクリート打設用パネルが比較的容易に
挿入でき、また挿入後は両起立板間に該パネルが固定さ
れるように配置すればよく、第1起立板と第2起立板と
の相対する板面は平行である必要はなく、連結用板面に
対して垂直方向に、第1起立板と第2起立板の相対する
板面間距離が連続的にまたは不連続的に変化していても
よい。
は、挟み込むコンクリート打設用パネルが比較的容易に
挿入でき、また挿入後は両起立板間に該パネルが固定さ
れるように配置すればよく、第1起立板と第2起立板と
の相対する板面は平行である必要はなく、連結用板面に
対して垂直方向に、第1起立板と第2起立板の相対する
板面間距離が連続的にまたは不連続的に変化していても
よい。
【0011】コンクリート打設用パネルを両起立板間へ
挿入する際の容易さと挿入後、該パネルがより強固に固
定されるという観点から、連結用板面に対して垂直方向
に沿って両起立板の相対する板面間距離が一定である
か、少なくとも該板面間距離がL1より短くなる部分を
有するように両起立板を設けることが好ましい。さらに
第1起立板または第2起立板の頂部における両起立板の
相対する板面間距離(以下L2と略する場合もある)は
上記Hと同じかそれ以下であることがより好ましい。な
お、後述するように第1起立板と第2起立板の高さが異
なる場合は、L2はいずれか低い方の起立板の頂部にお
ける両起立板の相対する板面間距離である。
挿入する際の容易さと挿入後、該パネルがより強固に固
定されるという観点から、連結用板面に対して垂直方向
に沿って両起立板の相対する板面間距離が一定である
か、少なくとも該板面間距離がL1より短くなる部分を
有するように両起立板を設けることが好ましい。さらに
第1起立板または第2起立板の頂部における両起立板の
相対する板面間距離(以下L2と略する場合もある)は
上記Hと同じかそれ以下であることがより好ましい。な
お、後述するように第1起立板と第2起立板の高さが異
なる場合は、L2はいずれか低い方の起立板の頂部にお
ける両起立板の相対する板面間距離である。
【0012】挟み込むコンクリート打設用パネルがより
容易に挿入でき、また該コンクリート打設用パネルがよ
り強固に固定されるという観点から、L1とHとの比
(L1/H)が1以上4/3以下が好ましく、特に好ま
しくは1以上7/6以下である。一方、L2とHとの比
(L2/H)は5/6以上1以下が好ましく、9/10
以上1未満がより好ましい。
容易に挿入でき、また該コンクリート打設用パネルがよ
り強固に固定されるという観点から、L1とHとの比
(L1/H)が1以上4/3以下が好ましく、特に好ま
しくは1以上7/6以下である。一方、L2とHとの比
(L2/H)は5/6以上1以下が好ましく、9/10
以上1未満がより好ましい。
【0013】連結用板面に対して垂直方向に測定した第
1起立板の高さは、コンクリート打設用パネルとコンク
リート打設用型枠との解体時に両者を容易に分離するこ
とができるという観点から、同様に測定した第2起立板
の高さ以下であることが好ましい。また、上記第1起立
板の高さは、コンクリート打設用パネルがより強固に固
定されるという観点から、Hの1倍以上が好ましく、コ
ンクリート打設後のコンクリート表面の補修を最小限に
とどめることができる等コンクリート施工の作業効率ア
ップに寄与するという観点から、該高さはHの4倍以下
が好ましい。
1起立板の高さは、コンクリート打設用パネルとコンク
リート打設用型枠との解体時に両者を容易に分離するこ
とができるという観点から、同様に測定した第2起立板
の高さ以下であることが好ましい。また、上記第1起立
板の高さは、コンクリート打設用パネルがより強固に固
定されるという観点から、Hの1倍以上が好ましく、コ
ンクリート打設後のコンクリート表面の補修を最小限に
とどめることができる等コンクリート施工の作業効率ア
ップに寄与するという観点から、該高さはHの4倍以下
が好ましい。
【0014】また、第2起立板の高さは、コンクリート
打設用パネルがより強固に固定されるという観点から、
上述したHの3倍以上が好ましく、また、経済性の観点
から、Hの10倍以下が好ましい。
打設用パネルがより強固に固定されるという観点から、
上述したHの3倍以上が好ましく、また、経済性の観点
から、Hの10倍以下が好ましい。
【0015】第1および第2起立板の連結用板の長尺方
向に沿った長さは、互いに同じであっても異なっていて
もよいが、挟み込まれたコンクリート打設用パネルの安
定性の観点から、両者の長さは同じであることが好まし
く、両者の長さは連結用板の長尺方向の長さと同じであ
ることがより好ましい。連結用板の長尺方向の長さは、
コンクリート打設用パネルをコンクリート打設用型枠の
いずれの辺と連結するかにより、または本発明の連結用
補助部材を使用してコンクリート打設を施行する場所等
の条件を考慮して適宜設定すればよい。
向に沿った長さは、互いに同じであっても異なっていて
もよいが、挟み込まれたコンクリート打設用パネルの安
定性の観点から、両者の長さは同じであることが好まし
く、両者の長さは連結用板の長尺方向の長さと同じであ
ることがより好ましい。連結用板の長尺方向の長さは、
コンクリート打設用パネルをコンクリート打設用型枠の
いずれの辺と連結するかにより、または本発明の連結用
補助部材を使用してコンクリート打設を施行する場所等
の条件を考慮して適宜設定すればよい。
【0016】連結用板の短尺方向の長さは、接合する鋼
製または樹脂製のコンクリート打設用型枠のせき板の厚
みと外周板状リブの高さとの合計(成り)とほぼ同じで
あることが、接合時にコンクリート打設面に目違いが起
こらないという観点から好ましい。通常使用される鋼製
コンクリート打設用型枠の成りは55mmであり、一
方、合板製コンクリート打設用型枠が関東地域で61m
m、関西地域で72mm程度が通常用いられているた
め、樹脂製型枠もこの基準に準拠しているものが多い。
従って、連結用板の短尺方向の長さはこれら成りの長さ
に第1起立板の厚みを加えた長さとほぼ同じ長さである
ことが好ましく、50mm以上100mm以下が種々の
型枠に対応可能であり、かつ種々の型枠を併用すること
ができ作業効率の観点から好ましく、60mm以上80mm
以下がより好ましい。
製または樹脂製のコンクリート打設用型枠のせき板の厚
みと外周板状リブの高さとの合計(成り)とほぼ同じで
あることが、接合時にコンクリート打設面に目違いが起
こらないという観点から好ましい。通常使用される鋼製
コンクリート打設用型枠の成りは55mmであり、一
方、合板製コンクリート打設用型枠が関東地域で61m
m、関西地域で72mm程度が通常用いられているた
め、樹脂製型枠もこの基準に準拠しているものが多い。
従って、連結用板の短尺方向の長さはこれら成りの長さ
に第1起立板の厚みを加えた長さとほぼ同じ長さである
ことが好ましく、50mm以上100mm以下が種々の
型枠に対応可能であり、かつ種々の型枠を併用すること
ができ作業効率の観点から好ましく、60mm以上80mm
以下がより好ましい。
【0017】コンクリート打設用パネルと鋼製または樹
脂製コンクリート打設用型枠との連結は、本発明のコン
クリート型枠用補助部材を用いることにより、コンクリ
ート打設用パネルに桟木を取り付けることなくまた、ク
リップ等を用いることでコンクリート打設用型枠に釘等
を打ち付けることなく両者を連結することが可能である
が、さらに外周板状リブにコンクリート打設用型枠同士
を連結するための連結孔が設けられている場合、該連結
孔と接合可能な貫通孔が連結用板に設けられていること
が、コンクリート打設用型枠とコンクリート打設用パネ
ルとがより強固に接合されるという観点から好ましい。
脂製コンクリート打設用型枠との連結は、本発明のコン
クリート型枠用補助部材を用いることにより、コンクリ
ート打設用パネルに桟木を取り付けることなくまた、ク
リップ等を用いることでコンクリート打設用型枠に釘等
を打ち付けることなく両者を連結することが可能である
が、さらに外周板状リブにコンクリート打設用型枠同士
を連結するための連結孔が設けられている場合、該連結
孔と接合可能な貫通孔が連結用板に設けられていること
が、コンクリート打設用型枠とコンクリート打設用パネ
ルとがより強固に接合されるという観点から好ましい。
【0018】かかる貫通孔は、通常、連結用板面の第1
起立板が設けられたと反対の端面から第2起立板の第1
起立板と反対の板面までの間に収まるように設けられ、
その形状、大きさ、数等に関しては、コンクリート打設
圧に耐え得る範囲であれば特に制限はない。
起立板が設けられたと反対の端面から第2起立板の第1
起立板と反対の板面までの間に収まるように設けられ、
その形状、大きさ、数等に関しては、コンクリート打設
圧に耐え得る範囲であれば特に制限はない。
【0019】貫通孔の形状としては、例えば、円形状ま
たは長円形状等が例示できるが、連結孔とほぼ同様な形
状であることが接合時の作業性の観点から好ましい。ま
た貫通孔の大きさは、外周板状リブに設けられた連結孔
との連結をより容易にするため、連結孔の大きさ以上と
するかまたは、コンクリート打設用型枠と連結用補助部
材の連結に使用するクリップの直径よりやや大きくする
ことが好ましく、例えば貫通孔および連結孔がいずれも
円形状の場合、貫通孔の直径は大きくとも連結孔の直径
より2mm程度大きいか、またはクリップを使用する場
合は、大きくともクリップの直径より3mm程度大きい
ことがより好ましい。
たは長円形状等が例示できるが、連結孔とほぼ同様な形
状であることが接合時の作業性の観点から好ましい。ま
た貫通孔の大きさは、外周板状リブに設けられた連結孔
との連結をより容易にするため、連結孔の大きさ以上と
するかまたは、コンクリート打設用型枠と連結用補助部
材の連結に使用するクリップの直径よりやや大きくする
ことが好ましく、例えば貫通孔および連結孔がいずれも
円形状の場合、貫通孔の直径は大きくとも連結孔の直径
より2mm程度大きいか、またはクリップを使用する場
合は、大きくともクリップの直径より3mm程度大きい
ことがより好ましい。
【0020】連結用板の第1起立板が設けられたと反対
の端面から第1起立板の第2起立板に相対する板面まで
の連結用板面上での距離が上記成りとほぼ同じ場合、外
周板状リブに設けられた連結孔の中心からコンクリート
打設用型枠のせき板外面までの垂直距離と、連結用板に
設けられた貫通孔の中心から連結用板の第1起立板が設
けられたと反対の端面までの垂直距離が等しい方が両孔
にクリップ等を介する時に、両孔の中心位置がより合わ
せやすく好ましい。さらに連結用板の長尺方向の長さ
と、該連結用板に接合するコンクリート打設用型枠の外
周板状リブの短辺または長辺の長さとが同じ場合、連結
孔の中心位置の間隔またはその整数倍(1倍を含む)と
ほぼ同じ中心位置の間隔を有する貫通孔を2以上有する
ように連結用板に貫通孔を設けることがより好ましい。
の端面から第1起立板の第2起立板に相対する板面まで
の連結用板面上での距離が上記成りとほぼ同じ場合、外
周板状リブに設けられた連結孔の中心からコンクリート
打設用型枠のせき板外面までの垂直距離と、連結用板に
設けられた貫通孔の中心から連結用板の第1起立板が設
けられたと反対の端面までの垂直距離が等しい方が両孔
にクリップ等を介する時に、両孔の中心位置がより合わ
せやすく好ましい。さらに連結用板の長尺方向の長さ
と、該連結用板に接合するコンクリート打設用型枠の外
周板状リブの短辺または長辺の長さとが同じ場合、連結
孔の中心位置の間隔またはその整数倍(1倍を含む)と
ほぼ同じ中心位置の間隔を有する貫通孔を2以上有する
ように連結用板に貫通孔を設けることがより好ましい。
【0021】本発明のコンクリート型枠用補助部材に用
いられる材質は特に制限はないが、剛性(例えば縦弾性
率)と軽量性および成形性の観点から、アルミニウムま
たは繊維強化樹脂が好ましく、特に軽量化を考慮して樹
脂製コンクリート打設用型枠を使用する場合は、該型枠
を傷つけにくいという観点から樹脂製が好ましい。樹脂
の例としては、例えば、ポリエチレン系樹脂やポリプロ
ピレン系樹脂(PP)などのポリオレフィン系樹脂、ポ
リアミド樹脂(PA)、塩化ビニル系樹脂、ABS系樹
脂などの各種熱可塑性樹脂、PPA/ポリアミド(P
A)、ポリフェニレンエーテル(PPE)/PP、PP
E/ポリスチレン(PST)などのポリマーアロイ、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレ
ート樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂などの熱硬化性樹
脂が使用可能である。
いられる材質は特に制限はないが、剛性(例えば縦弾性
率)と軽量性および成形性の観点から、アルミニウムま
たは繊維強化樹脂が好ましく、特に軽量化を考慮して樹
脂製コンクリート打設用型枠を使用する場合は、該型枠
を傷つけにくいという観点から樹脂製が好ましい。樹脂
の例としては、例えば、ポリエチレン系樹脂やポリプロ
ピレン系樹脂(PP)などのポリオレフィン系樹脂、ポ
リアミド樹脂(PA)、塩化ビニル系樹脂、ABS系樹
脂などの各種熱可塑性樹脂、PPA/ポリアミド(P
A)、ポリフェニレンエーテル(PPE)/PP、PP
E/ポリスチレン(PST)などのポリマーアロイ、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレ
ート樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂などの熱硬化性樹
脂が使用可能である。
【0022】本発明のコンクリート型枠用補助部材によ
り接合したコンクリート打設用パネルと樹脂製または金
属製コンクリート打設用型枠とを用いてコンクリートを
打設した際、コンクリート打設圧によるコンクリート型
枠用補助部材の連結用板の長尺方向の撓みが少なく、滑
らかなコンクリート打設表面が得られるという観点か
ら、連結用板の長尺方向に対する該補助部材の剛性は50
0,000kgf・cm2以上が好ましく、1,000,000kgf
・cm2以上であることがより好ましい。なお、ここで
連結用板の長尺方向に対するコンクリート型枠用補助部
材の剛性とは、JIS K7203に準拠して図5に示
したように支点間に該補助部材を配置し、連結用板の短
尺方向に荷重をかけて測定される剛性である。
り接合したコンクリート打設用パネルと樹脂製または金
属製コンクリート打設用型枠とを用いてコンクリートを
打設した際、コンクリート打設圧によるコンクリート型
枠用補助部材の連結用板の長尺方向の撓みが少なく、滑
らかなコンクリート打設表面が得られるという観点か
ら、連結用板の長尺方向に対する該補助部材の剛性は50
0,000kgf・cm2以上が好ましく、1,000,000kgf
・cm2以上であることがより好ましい。なお、ここで
連結用板の長尺方向に対するコンクリート型枠用補助部
材の剛性とは、JIS K7203に準拠して図5に示
したように支点間に該補助部材を配置し、連結用板の短
尺方向に荷重をかけて測定される剛性である。
【0023】連結用板の厚みは、用いる材料等にもよる
が、一般に薄すぎると剛性が過小すぎて変形し易くな
り、また厚すぎると軽量性が損なわれる等により扱いに
くくなる。通常使用される材料の物性等を考慮すれば、
連結用板の厚みは1〜10mmの範囲であることが好ま
しく、2〜5mmがさらに好ましく、通常はこの程度の
厚みの範囲内であれば上述した剛性を満足する場合が多
い。なお、局部的な剛性の低下を避けることから、厚み
はほぼ一定であることが好ましい。連結用板、第1およ
び第2起立板の厚みはそれぞれ同じであっても異なって
いてもよいが、第1起立板と第2起立板の厚みも上記範
囲内であることが好ましく、成形性の観点からいずれも
ほぼ同じ厚みでかつほぼ一定であることがより好まし
い。
が、一般に薄すぎると剛性が過小すぎて変形し易くな
り、また厚すぎると軽量性が損なわれる等により扱いに
くくなる。通常使用される材料の物性等を考慮すれば、
連結用板の厚みは1〜10mmの範囲であることが好ま
しく、2〜5mmがさらに好ましく、通常はこの程度の
厚みの範囲内であれば上述した剛性を満足する場合が多
い。なお、局部的な剛性の低下を避けることから、厚み
はほぼ一定であることが好ましい。連結用板、第1およ
び第2起立板の厚みはそれぞれ同じであっても異なって
いてもよいが、第1起立板と第2起立板の厚みも上記範
囲内であることが好ましく、成形性の観点からいずれも
ほぼ同じ厚みでかつほぼ一定であることがより好まし
い。
【0024】本発明のコンクリート型枠用補助部材にお
いて、連結用板と第1および第2起立板は一体成形され
たものであってもよく、また各板をそれぞれ別途作成し
た後接着剤や融着等により接合して一体としたものであ
ってもよいが、強度等の観点から一体成形品が好まし
い。その製造方法は、例えば、異型押し出し成形、引き
抜き成形方法などの成形方法や、金属塊、樹脂塊からの
削りだしやプレス成形方法等が例示できる。
いて、連結用板と第1および第2起立板は一体成形され
たものであってもよく、また各板をそれぞれ別途作成し
た後接着剤や融着等により接合して一体としたものであ
ってもよいが、強度等の観点から一体成形品が好まし
い。その製造方法は、例えば、異型押し出し成形、引き
抜き成形方法などの成形方法や、金属塊、樹脂塊からの
削りだしやプレス成形方法等が例示できる。
【0025】なお、本発明のコンクリート型枠用補助部
材には面取りや、第1起立板または第2起立板の板面と
連結用板面との間にアールを付ける等が施されていても
よい。
材には面取りや、第1起立板または第2起立板の板面と
連結用板面との間にアールを付ける等が施されていても
よい。
【0026】コンクリート打設用パネルを本発明のコン
クリート型枠用補助部材の第1起立板と第2起立板の相
対する板面間に挿入して挟み込み、さらに両起立板が設
けられたと反対の連結用板面と、鋼製または樹脂製のコ
ンクリート打設用型枠の外周板状リブの外面とを接合す
ることによりコンクリート打設用パネルとコンクリート
打設用型枠とを連結し、コンクリート打設の施工をする
ことができる。連結の際、第2起立板に対してコンクリ
ート打設用パネルとコンクリート打設用型枠のせき板と
が同じ側となる。
クリート型枠用補助部材の第1起立板と第2起立板の相
対する板面間に挿入して挟み込み、さらに両起立板が設
けられたと反対の連結用板面と、鋼製または樹脂製のコ
ンクリート打設用型枠の外周板状リブの外面とを接合す
ることによりコンクリート打設用パネルとコンクリート
打設用型枠とを連結し、コンクリート打設の施工をする
ことができる。連結の際、第2起立板に対してコンクリ
ート打設用パネルとコンクリート打設用型枠のせき板と
が同じ側となる。
【0027】コンクリート打設後の表面補修が最小限に
なるという観点から、コンクリート打設用パネルとコン
クリート打設用型枠のせき板外面とがほぼ同一平面とな
るように本発明のコンクリート型枠用補助部材を用いて
コンクリート打設用パネルとコンクリート打設用型枠と
を接合することが好ましい。
なるという観点から、コンクリート打設用パネルとコン
クリート打設用型枠のせき板外面とがほぼ同一平面とな
るように本発明のコンクリート型枠用補助部材を用いて
コンクリート打設用パネルとコンクリート打設用型枠と
を接合することが好ましい。
【0028】さらに上記方法において、コンクリート打
設の施工能率の観点から、外周板状リブに連結孔が設け
られた金属製または樹脂製コンクリート打設用型枠を使
用することが好ましく、該連結孔とコンクリート型枠用
補助部材に設けられた貫通孔とを介してコンクリート打
設用型枠とコンクリート型枠用補助部材とをクリップ等
にて接合することが好ましい。
設の施工能率の観点から、外周板状リブに連結孔が設け
られた金属製または樹脂製コンクリート打設用型枠を使
用することが好ましく、該連結孔とコンクリート型枠用
補助部材に設けられた貫通孔とを介してコンクリート打
設用型枠とコンクリート型枠用補助部材とをクリップ等
にて接合することが好ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明のコンクリート型枠用補助部材に
より、コンクリート打設用パネルと鋼製または樹脂製コ
ンクリート打設用型枠とが容易にかつ強固に連結され
る。さらに本発明のコンクリート型枠用補助部材を使用
することにより、寸法的に半端な部分の施工や施工高さ
を確保するための型枠の継ぎ足し時に、コンクリート打
設用パネルと樹脂製コンクリート打設用型枠とを釘など
を使うことなく両者を連結することができるため、その
外周に設けられた板状リブを痛めることもなく、樹脂製
コンクリート打設用型枠の転用回数の低下を抑制するこ
とができる。また、コンクリート打設後にコンクリート
打設用パネルと本発明のコンクリート型枠用補助部材は
容易に分解することができ、解体時に樹脂製コンクリー
ト打設用型枠を傷めることも少なく、該型枠の転用回数
の低下をさらに抑制することができる。
より、コンクリート打設用パネルと鋼製または樹脂製コ
ンクリート打設用型枠とが容易にかつ強固に連結され
る。さらに本発明のコンクリート型枠用補助部材を使用
することにより、寸法的に半端な部分の施工や施工高さ
を確保するための型枠の継ぎ足し時に、コンクリート打
設用パネルと樹脂製コンクリート打設用型枠とを釘など
を使うことなく両者を連結することができるため、その
外周に設けられた板状リブを痛めることもなく、樹脂製
コンクリート打設用型枠の転用回数の低下を抑制するこ
とができる。また、コンクリート打設後にコンクリート
打設用パネルと本発明のコンクリート型枠用補助部材は
容易に分解することができ、解体時に樹脂製コンクリー
ト打設用型枠を傷めることも少なく、該型枠の転用回数
の低下をさらに抑制することができる。
【0030】
【実施例】本発明の一実施の形態について図3および4
に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実
施の形態において、図1に示したせき板の全外周に設け
られた外周板状リブと、せき板の縦および横の辺に平行
な複数の補強用板状リブを有し、かつ外周板状リブに連
結孔が設けられた樹脂製のコンクリート打設用型枠への
適用例を示す。 (実施の形態)図3に示すように、コンクリート型枠用
補助部材(6)の第1起立板(8)と第2起立板(9)
との間にコンクリート打設用パネル(11)を挟み込
み、図4に示したようにコンクリート型枠用補助部材
(6)に設けられた貫通孔(10)と上記樹脂製コンク
リート打設用型枠(1)の外周板状リブに設けられた連
結孔(5)にクリップ(12)を挿入し、固定すること
によりコンクリート打設用パネルと樹脂製コンクリート
打設用型枠とを釘等を用いずに強固に連結可能となっ
た。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実
施の形態において、図1に示したせき板の全外周に設け
られた外周板状リブと、せき板の縦および横の辺に平行
な複数の補強用板状リブを有し、かつ外周板状リブに連
結孔が設けられた樹脂製のコンクリート打設用型枠への
適用例を示す。 (実施の形態)図3に示すように、コンクリート型枠用
補助部材(6)の第1起立板(8)と第2起立板(9)
との間にコンクリート打設用パネル(11)を挟み込
み、図4に示したようにコンクリート型枠用補助部材
(6)に設けられた貫通孔(10)と上記樹脂製コンク
リート打設用型枠(1)の外周板状リブに設けられた連
結孔(5)にクリップ(12)を挿入し、固定すること
によりコンクリート打設用パネルと樹脂製コンクリート
打設用型枠とを釘等を用いずに強固に連結可能となっ
た。
【図1】従来の樹脂製コンクリート打設用型枠の一例を
示す。
示す。
【図2】本発明のコンクリート型枠用補助部材の一例を
示す。
示す。
【図3】本発明のコンクリート型枠用補助部材にコンク
リート打設用パネル類を挟み込んだ一形態を示す。
リート打設用パネル類を挟み込んだ一形態を示す。
【図4】本発明のコンクリート型枠用補助部材を用い
て、コンクリート打設用パネルと樹脂製コンクリート打
設用型枠とを連結し、組み立てた一形態を示す。
て、コンクリート打設用パネルと樹脂製コンクリート打
設用型枠とを連結し、組み立てた一形態を示す。
【図5】本発明のコンクリート型枠用補助部材の長尺方
向の剛性の測定方法の模式図を示す。
向の剛性の測定方法の模式図を示す。
1:樹脂製コンクリート打設用型枠 2:せき板(図示せず) 3:外周板状リブ 4:補強用リブ 5:連結孔 6:本発明のコンクリート型枠用補助部材の一部。 7:連結用板 8:第1起立板 9:第2起立板 10:貫通孔 11:コンクリート打設用パネル 12:クリップ L1:第1およぶ第2起立板が取り付けられた連結用板
面上における両起立板の相対する板面間距離 L2:第1起立板または第2起立板の頂部における両起
立板の相対する板面間距離
面上における両起立板の相対する板面間距離 L2:第1起立板または第2起立板の頂部における両起
立板の相対する板面間距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山蔦 浩治 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住化プ ラステック株式会社内 (72)発明者 大村 吉典 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住化プ ラステック株式会社内 (72)発明者 相馬 敏雄 神奈川県横浜市緑区霧ヶ丘3−22−8− 407 有限会社 丸相・相馬建設興業内 (72)発明者 押味 至一 神奈川県横浜市中区太田町四丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内
Claims (18)
- 【請求項1】コンクリート打設用パネルと、せき板の全
外周に外周板状リブを有する金属製または樹脂製コンク
リート打設用型枠とを連結するための治具であって、該
治具は四角形状の連結用板、該連結用板面上にその長尺
方向の一辺に沿って該板面に対してほぼ直角状に設けら
れた第1起立板、および該第1起立板と同一板面上に連
結用板の長尺方向に沿って該板面に対してほぼ直角状に
設けられた第2起立板から構成され、第1起立板と第2
起立板との連結用板面取り付け位置における両起立板の
相対する板面間距離(L1)が連結されるコンクリート
打設用パネル厚み(H)以上であってかつ長尺方向にほ
ぼ一定であることを特徴とするコンクリート型枠用補助
部材。 - 【請求項2】連結用板面に対して第2起立板が直角状に
設けられたことを特徴とする請求項1記載のコンクリー
ト型枠用補助部材。 - 【請求項3】第1起立板または第2起立板の頂部におけ
る両起立板の相対する板面間距離(L 2)がH以下であ
ることを特徴とする請求項1または2記載のコンクリー
ト型枠用補助部材。 - 【請求項4】第1および第2起立板が設けられた連結用
板面に対して垂直方向に測定した第1起立板の高さが、
同様にして測定した第2起立板の高さ以下である請求項
1〜3いずれか1項記載のコンクリート型枠用補助部
材。 - 【請求項5】上記L1とHとの比(L1/H)が1以上4
/3以下であって、かつ請求項3記載のL2とHとの比
(L2/H)が5/6以上1以下である請求項1〜4い
ずれか1項記載のコンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項6】L1/Hが1以上7/6以下であって、か
つL2/Hが9/10以上1未満である請求項5記載の
コンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項7】第1および第2起立板が設けられた連結用
板面に対して垂直方向に測定した第1起立板の高さが、
上記Hの1倍以上4倍以下である請求項1〜6いずれか
1項記載のコンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項8】第1および第2起立板が設けられた連結用
板面に対して垂直方向に測定した第2起立板の高さが、
Hの厚みの3倍以上10倍以下であることを特徴とする
請求項1〜7いずれか1項記載のコンクリート型枠用補
助部材。 - 【請求項9】連結用板の短尺方向の長さが、50mm以
上100mm以下である請求項1〜8のいずれか1項記
載のコンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項10】連結用板面に貫通孔を設けてなる請求項
1〜9いずれか1項記載のコンクリート型枠用補助部
材。 - 【請求項11】貫通孔を、その中心から連結用板の第1
起立板が設けられたと反対の端面までの垂直距離が、連
結されるコンクリート打設用型枠の外周板状リブに設け
られた連結孔の中心から外周板状リブの先端までの垂直
距離と等しくなるように設けてなる請求項10記載のコ
ンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項12】貫通孔を、その中心位置の間隔が、連結
されるコンクリート打設用型枠の外周板状リブに設けら
れた連結孔の中心位置の間隔の整数倍と同じとなるよう
に設けてなる請求項11記載のコンクリート型枠用補助
部材。 - 【請求項13】アルミニウムまたは繊維強化樹脂からな
ることを特徴とする請求項1〜12いずれか1項記載の
コンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項14】連結用板面の長尺方向の剛性が500,000
kgf・cm2以上である請求項1〜13いずれか1項
記載のコンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項15】第1起立板と第2起立板との長尺方向の
長さが等しいことを特徴とする請求項1〜14いずれか
1項記載のコンクリート型枠用補助部材。 - 【請求項16】第1起立板および第2起立板の長尺方向
の長さが、いずれも連結用板の長尺方向の長さと等しい
ことを特徴とする請求項15記載のコンクリート型枠用
補助部材。 - 【請求項17】コンクリート打設用パネルを請求項1記
載のコンクリート型枠用補助部材の第1起立板と第2起
立板の間に挟み込み、該コンクリート型枠用補助部材の
連結用板の両起立板が設けられたと反対の連結用板面
と、金属製または樹脂製コンクリート打設用型枠の外周
板状リブの外面とを接合することにより建て込むことを
特徴とするコンクリート打設の施工方法。 - 【請求項18】コンクリート打設用パネルを請求項10
〜12いずれか1項記載のコンクリート型枠用補助部材
の第1起立板と第2起立板の間に挟み込み、該コンクリ
ート型枠用補助部材の連結用板面に設けられた貫通孔
と、金属製または樹脂製コンクリート打設用型枠の外周
板状リブに設けられた連結孔とをクリップを介して接合
することにより建て込むことを特徴とするコンクリート
打設の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9327585A JPH11159138A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | コンクリート型枠用補助部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9327585A JPH11159138A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | コンクリート型枠用補助部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159138A true JPH11159138A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18200707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9327585A Pending JPH11159138A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | コンクリート型枠用補助部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11159138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103899083A (zh) * | 2012-12-28 | 2014-07-02 | 深圳市特辰科技股份有限公司 | 一种建筑框架模板 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9327585A patent/JPH11159138A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103899083A (zh) * | 2012-12-28 | 2014-07-02 | 深圳市特辰科技股份有限公司 | 一种建筑框架模板 |
CN103899083B (zh) * | 2012-12-28 | 2016-08-10 | 深圳市特辰科技股份有限公司 | 一种建筑框架模板 |
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