JPH11159058A - 異形鉄筋用継手 - Google Patents

異形鉄筋用継手

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JPH11159058A
JPH11159058A JP32414197A JP32414197A JPH11159058A JP H11159058 A JPH11159058 A JP H11159058A JP 32414197 A JP32414197 A JP 32414197A JP 32414197 A JP32414197 A JP 32414197A JP H11159058 A JPH11159058 A JP H11159058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
sleeve
hole
head
joined
Prior art date
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Pending
Application number
JP32414197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Masuda
智實 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tekko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tekko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Tekko Co Ltd filed Critical Tokyo Tekko Co Ltd
Priority to JP32414197A priority Critical patent/JPH11159058A/ja
Publication of JPH11159058A publication Critical patent/JPH11159058A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの異形鉄筋同士を直接結合する継手であっ
て、施工現場に圧接装置も溶接装置も持ち込む必要のな
いものを提供する。 【解決手段】結合する2つの異形鉄筋(1、2)の一方
の端面部(11)に同軸に接合された鋼製のヘッド
(3)と、他方の端面部(21)に同軸に接合された鋼
製のソケット(4)と、そのソケットに外嵌可能な鋼製
のスリーブ(5)とからなる継手において、ヘッド
(3)の先端側に大径の膨大部(33)を設け、ソケッ
トの先端側にその膨大部(33)を挿入する穴(43)
を備えた受容部(42)を設け、その受容部に先端から
軸方向に複数のスリット(45)を切り込んで受容部
(42)を花弁状に弾性変形可能に形成した。膨大部
(33)を穴(43)に挿入し、スリーブ(5)をソケ
ット(4)に外嵌して受容部(42)を締め付けると、
穴(43)の入口(47)が膨大部(33)の大径部分
よりも小さくなるように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異形鉄筋を直接突き
合わせて結合する方式の継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の2つの異形鉄筋の端面を直接突き
合わせて結合する方式には、突き合わせた異形鉄筋の端
面部同士を圧接して結合する圧接方式と、溶接して結合
する溶接方式とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧接又は溶接方式は、
鉄筋の端部を加熱して接圧するための圧接装置又は突き
合わせた端部同士を溶接する溶接装置を現場に持ち込む
必要があるだけでなく、現場の作業者が圧接又は溶接の
技術に習熟していなくてはならないから、限られた現場
でしか実施することができないという問題があった。
【0004】本発明はこの問題を解決することを課題と
するものであり、その目的とするところは、異形鉄筋の
端部を直接突き合わせて結合する継手であって、施工現
場に加熱機器も溶接機器も持ち込む必要がなく、又、作
業者が特別な技術を習得していなくても容易に施工でき
るものを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明が採用する手段は、結合する2つの異形鉄筋
の一方の端面部に根元部を同軸に接合した棒状のヘッド
と、他方の端面部に根元部を同軸に接合した壺状のソケ
ットと、そのソケットを締め付けるスリーブとからなる
継手において、ヘッドの先端側に大径の膨大部を、ソケ
ットの先端側にその膨大部が挿入される穴を備えた受容
部をそれぞれ形成し、受容部に先端から軸方向に複数の
スリットを切り込んで受容部を花弁状にかつ弾性的に開
閉可能とし、スリーブをソケットの受容部に外嵌して締
め付けたとき、受容部の穴の入口が膨大部の最大外径よ
りも小さくなるようにしたことにある。ヘッドとソケッ
トはあらかじめ結合する異形鉄筋の端面部に摩擦圧接、
ガス圧接又は溶接してそれぞれの異形鉄筋の延長部分と
なる。
【0006】ヘッド、ソケット、スリーブは熱処理によ
り強度を向上することが可能な鋼製とし、機械加工又は
鍛造可能により製作することが望ましい。ソケットの受
容部の外周面を先細りの滑らかなテーパー状に、スリー
ブの内周面をソケットの外周面に嵌合する滑らかなテー
パ状にそれぞれ形成して、スリーブをソケットに外嵌固
定することが好ましいが、ソケット外周面とスリーブ内
周面にテーパーネジを設けてねじ嵌合することも可能で
ある。ヘッドの膨大部は根元側の軸部よりも大径又は広
幅の円柱形、円錐形、球形又はこれらを組み合わせた形
状とすることができる。
【0007】ヘッドの根元部と膨大部の間に小径の軸部
を設け、スリーブを受容部に外嵌固定したとき、受容部
の穴の内奥に膨大部が、穴の入口に軸部がそれぞれきっ
ちりはまるようにすることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の継手を図面に示す実施例
に基づいて説明する。図1に示すように、結合する2つ
の異形鉄筋1、2の一方の端面部11にあらかじめ棒状
のヘッド3の根元部31を、他方の端面部21に壺状の
ソケット4の根元部41をそれぞれ摩擦圧接により接合
する。根元部31、41には熱処理による強度向上効果
が及ばないから、根元側端面部31、41の外径は異形
鉄筋1、2と同等の引張り強さを有する大きさに設定す
る。図において、根元部31、41の外径は異形鉄筋
1、2のふしを含む外径に略等しい。
【0009】ヘッド3は根元部31から先端側へ異形鉄
筋1と同軸に延長する軸部32と、それからさらに延長
する膨大部33とを有する。軸部32は円柱形であり、
図において、その外径は異形鉄筋1のふしのない部分の
外径に略等しい。軸部32は熱処理により強度を増大さ
せることができるから、必要であれば、さらに小径にす
ることも可能である。膨大部33は、軸部32の外径よ
りも大きな円柱を2つの円錐台が軸方向に挟む円柱状の
形状である。
【0010】ソケット4は根元部41から先端側へ異形
鉄筋2と同軸に延長する受容部42を有する。受容部4
2はヘッド3の膨大部33をきっちり包み込む形状の穴
43を有する。穴43は内奥46が入口47よりも大き
い形状である。受容部42には先端側から軸方向に切り
込むスリット45が等円周間隔に4つ設けられているか
ら、受容部42は花弁状に弾性変形して開閉することが
できる。
【0011】異形鉄筋1にはあらかじめスリーブ5を遊
嵌しておく。スリーブ5はテーパーを有し、ソケット4
の先端側が細い円錐状の外周面44にしまりばめで外嵌
することができる。図2に示すように、異形鉄筋1、2
を突合せ、ヘッド3の膨大部33をソケット4の受容部
42の穴43に挿入すると、受容部42にはスリット4
5が切り込まれているため、受容部42は矢印で示すよ
うに花弁状に弾性変形して穴43の入口47が拡大する
から膨大部33は容易に穴43の内奥46に深く入り込
む。膨大部33が穴43の内奥46に入ると、受容部4
2の弾性変形は元に戻る。穴43の入口47の内径は膨
大部33の外径よりも小さい軸部32にきっちり嵌合す
る。
【0012】図3に矢印で示すように、異形鉄筋1に遊
嵌していたスリーブ5をソケット4の外周面44に端か
らはめ込む。このとき、図外のハンマーでスリーブ5を
その根元側端面がソケット4の受容部42の先端側端面
と面一になるまで打ち込む。又は、受容部の外周面にス
リーブの固定位置の範囲をあらかじめマークしておき、
スリーブがその範囲内に位置するようにスリーブを打ち
込む。
【0013】受容部42に外嵌固定したスリーブ5はソ
ケット4の受容部42を強く締め付けるから、ヘッド3
の膨大部33は穴43の内奥46に軸部32は入口47
にそれぞれ緊密に嵌合する。スリーブ5は入口47の内
径が拡大することを阻止するから、ヘッド3の膨大部3
3はソケット4の穴43から抜けることはできない。こ
のようにして、突き合わせた2つの異形鉄筋1、2はヘ
ッド3とソケット4とスリーブ5からなる継手により強
固に結合する。
【0014】継手の引張応力は、図4に示す受容部42
の横断面において最大となる。このスリーブ5と膨大部
33に挟まれ、スリット45で4分割た部分は継手の中
で横断面積が最小である。この部分に作用する引張応力
が許容限度以下となるように、受容部42の形状寸法を
設定する。必要であれば、熱処理を施して強度を高め
る。
【0015】
【発明の効果】本発明の継手は、突き合わせる異形鉄筋
の一方に接合したヘッドの膨大部を、他方に接合したソ
ケットの花弁状に開閉する受容部の穴に挿入し、そのソ
ケットにスリーブを外嵌して受容部を締め付けることに
より、2つの異形鉄筋を結合する方式であるから、従来
の圧接又は溶接により異形鉄筋を結合する方式のよう
に、圧接装置も溶接装置も施工現場へ持ち込む必要がな
く、又、圧接又は溶接に熟練した作業者も必要としない
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の継手を備えた異形鉄筋の結
合前の状態を示す部分断面正面図、
【図2】図1の異形鉄筋の結合途中の状態を示す部分断
面正面図、
【図3】図1の異形鉄筋の結合後の状態を示す部分断面
正面図、
【図4】図3のIV−IV線矢視図、
【符号の説明】
1、2:異形鉄筋 3:ヘッド 4:ソケット 5:スリーブ 11、21:端面部 31:根元部 32:軸部 33:膨大部 41:根元部 42:受容部 43:穴 44:外周面 45:スリット 46:入口 47:内奥

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合する2つの異形鉄筋(1、2)の一
    方の端面部(11)に同軸に接合された鋼製のヘッド
    (3)と、他方の端面部(21)に同軸に接合された鋼
    製のソケット(4)と、前記ソケットに外嵌固定可能な
    鋼製のスリーブ(5)とからなる継手であって、前記ヘ
    ッドは前記端面部に接合した根元部(31)から軸方向
    に延長する膨大部(33)を有し、前記ソケットは前記
    端面部に接合した根元部(41)から軸方向に延長する
    受容部(42)を有し、前記受容部は前記膨大部が挿入
    される穴(43)を有し、前記受容部(42)はその先
    端から軸方向に切り込む複数のスリット(45)により
    花弁状に弾性変形可能であり、前記穴の入口(47)
    は、前記スリーブが前記受容部に外嵌固定したとき、前
    記膨大部(33)よりも小さくなるように設定されたこ
    とを特徴とする異形鉄筋用継手。
  2. 【請求項2】 前記膨大部(33)は円柱状又は球状で
    あることを特徴とする請求項1記載の異形鉄筋用継手。
  3. 【請求項3】 ヘッド(3)の根元部(31)と膨大部
    (33)の間に小径の軸部(32)が形成され、スリー
    ブ(5)が受容部(42)に外嵌固定したとき、ソケッ
    ト(4)の穴(43)の入口(47)は前記軸部と嵌合
    することを特徴とする請求項1又は2記載の異形鉄筋用
    継手。
JP32414197A 1997-11-26 1997-11-26 異形鉄筋用継手 Pending JPH11159058A (ja)

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JP32414197A JPH11159058A (ja) 1997-11-26 1997-11-26 異形鉄筋用継手

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JP32414197A JPH11159058A (ja) 1997-11-26 1997-11-26 異形鉄筋用継手

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JPH11159058A true JPH11159058A (ja) 1999-06-15

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ID=18162597

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199887A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社大林組 セグメント用継手金具の製造方法およびセグメント用継手金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199887A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社大林組 セグメント用継手金具の製造方法およびセグメント用継手金具

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