JPH11158395A - メチン化合物 - Google Patents
メチン化合物Info
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- JPH11158395A JPH11158395A JP9326771A JP32677197A JPH11158395A JP H11158395 A JPH11158395 A JP H11158395A JP 9326771 A JP9326771 A JP 9326771A JP 32677197 A JP32677197 A JP 32677197A JP H11158395 A JPH11158395 A JP H11158395A
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B23/00—Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
- C09B23/10—The polymethine chain containing an even number of >CH- groups
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
メチン化合物を提供する。 【解決手段】 一般式(I)で表される化合物。 一般式(I) 【化1】 X1 はヘテロ環を形成する原子群。L1 、L2 、L3 、
L4 はメチン基。n1、n3 は0または1、R1 は芳香
族基または脂肪族基。n2 は0から4、X2 は含窒素ヘ
テロ環を形成する原子群。Lは連結基、Yは酸素原子ま
たはNR2 で、R2 は水素原子、芳香族基または脂肪族
基。W1 は対イオン。Aは酸素原子、硫黄原子、セレン
原子または一般式(II)または一般式(III) で表される
置換基。 一般式(II) 【化2】 L5 、L6 、L7 、L8 およびL9 はL1 と、n4 はn
2 と、n5 はn1 と、X3 はX1 と、R3 はR1 と同
義。 一般式(III) 【化3】 L10、L11はL1 と、n6 はn2 と同義、D1 、D1 ′
は酸性核を形成する原子群。
Description
料、機能性材料用色素、顔料、医薬品あるいは光電変換
素子用増感色素等に用いられる新規なメチン化合物に関
する。
機能性材料用色素、顔料、医薬品あるいは光電変換素子
用増感色素として重要である。このようなメチン化合物
の利用の際の性能向上を図る際、親疎水性や無機化合物
層との親和性などの調整のために親水性基を置換する試
みがこれまでにも行われているが、さらなる新規構造の
メチン化合物の要望は依然多いものである。特に光電変
換素子として有用な二酸化チタンとの親和性の高いホス
ホン酸基を有するメロシアニン色素は必要性が高かった
ものの、これまでには知られていなかった。
用増感色素、染料、機能性材料用色素、顔料、医薬品あ
るいは光電変換素子用増感色素等に用いられる新規なメ
チン化合物を提供することである。
解決された。 1.下記一般式(I)で表される化合物。 一般式(I)
は6員ヘテロ環を完成するために必要な原子群を表し、
X1 はさらに置換基を有していてもよい。L1 、L2 、
L3およびL4 はそれぞれ独立に置換基を有していても
よいメチン基を表す。n1 は0または1を表し、R1 は
置換基を有していてもよい芳香族基または置換基を有し
ていてもよい脂肪族基を表す。n2 は0から4までの整
数であり、X2 は5員もしくは6員の含窒素ヘテロ環を
完成するために必要な原子群を表す。Lは連結基を表
し、Yは酸素原子またはNR2 であり、R2 は水素原子
または置換基を有していてもよい芳香族基または置換基
を有していてもよい脂肪族基である。n3は0または1
を表す。ただしLがフェニル基の場合Yは酸素原子では
ない。W1は電荷を中和させるのに対イオンが必要な場
合の対イオンを表す。Aは酸素原子、硫黄原子、セレン
原子または一般式(II)または一般式(III)で表される
置換基である。 一般式(II)
はL1 と同義である。n4 はn2 と同義であり、n5 は
n1 と同義である。X3 はX1 と同義で、R3 はR1 と
同義である。 一般式(III)
6 はn2 と同義である。D1 およびD1 ′は酸性核を形
成するのに必要な原子群を表す。
ることを特徴とする、一般式(I)で表される化合物。
りかつX2 で形成される含窒素へテロ環が3−アルキル
ローダニンまたは2−チオバルビツール酸であることを
特徴とする、一般式(I)で表される化合物。
(I)について詳細に説明する。式中、X1 は、縮環し
てもよい5員もしくは6員ヘテロ環を完成するために必
要な原子群を表し、X1 はさらに置換基を有していても
よい。X1 で完成されるヘテロ環の好ましい例として
は、ベンゾチアゾール核、ベンゾオキサゾール核、ベン
ゾセレナゾール核、ベンゾテルラゾール核、キノリン
核、ベンゾイミダゾール核、チアゾリン核、インドレニ
ン核、オキサジアゾール核、チアゾール核、イミダゾー
ル核が挙げられるが、さらに好ましくはベンゾチアゾー
ル核、ベンゾオキサゾール核、ベンズイミダゾール核、
ベンゾセレナゾール核、キノリン核、インドレニン核で
あり、特に好ましくはインドレニン核、ベンゾチアゾー
ル核、キノリン核である。環上の置換基としては、ハロ
ゲン(F、Cl、Br、I)、シアノ、アルコキシ(メ
トキシ、エトキシ、メトキシエトキシなど)、アリーロ
キシ(フェノキシなど)、アルキル(メチル、エチル、
シクロプロピル、シクロへキシル、トリフルオロメチ
ル、メトキシエチル、アリル、ベンジルなど)、アルキ
ルチオ(メチルチオ、エチルチオなど)、アルケニル
(ビニル、1−プロペニルなど)、アリール(フェニ
ル、チエニル、トルイル、クロロフェニルなど)などが
挙げられる。
立に置換基を有していてもよいメチン基を表す。置換基
としては、置換もしくは無置換のアルキル基(好ましく
は炭素原子数1ないし12、さらに好ましくは1ないし
7のものであり、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、シクロプロピル、ブチル、2−カルボキシ
エチル、ベンジルなど)、置換もしくは無置換のアリー
ル基(好ましくは炭素原子数6ないし10、さらに好ま
しくは6ないし8のものであり、例えば、フェニル、ト
ルイル、クロロフェニル、o−カルボキシフェニル)、
複素環基(例えば、ピリジル、チエニル、フラニル、ピ
リジル、バルビツール酸)、ハロゲン原子(例えば、塩
素、臭素)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ)、アミノ基(好ましくは炭素原子数1ないし12、
さらに好ましくは6ないし12のものであり、例えば、
ジフェニルアミノ、メチルフェニルアミノ、4−アセチ
ルピペラジン−1−イル)、オキソ基などが挙げられ
る。これらのメチン基上の基は互いに連結してシクロペ
ンテン環、シクロヘキセン環などの環を形成してもよ
く、あるいは助色団と環を形成することもできる。n1
は0または1を表す。
または置換基を有していてもよい脂肪族基を表す。芳香
族基の炭素原子数は好ましくは1ないし16、さらに好
ましくは5ないし6である。脂肪族基の炭素原子数は好
ましくは1ないし10、さらに好ましくは1ないし6で
ある。無置換の脂肪族基、芳香族基としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、フェニ
ル基、ナフチル基等が挙げられる。n2 は0から4まで
の整数であり、好ましくは1から4までの整数である。
を完成するために必要な原子群を表す。好ましくは次の
核が挙げられる。2−ピラゾリン−5−オン、ピラゾリ
ジン−3,5−ジオン、イミダゾリン−5−オン、ヒダ
ントイン、2または4−チオヒダントイン、2−イミノ
オキサゾリジン−4−オン、2−オキサゾリン−5−オ
ン、2−チオオキサゾリジン−2,4−ジオン、イソオ
キサゾリン−5−オン、2−チアゾリン−4−オン、チ
アゾリジン−4−オン、チアゾリジン−2,4−ジオ
ン、ローダニン、チアゾリジン−2,4−ジチオン、イ
ソローダニン、インダン−1,3−ジオン、チオフェン
−3−オン、チオフェン−3−オン−1,1−ジオキシ
ド、インドリン−2−オン、インドリン−3−オン、イ
ンダゾリン−3−オン、2−オキソインダゾリニウム、
3−オキソインダゾリニウム、5,7−ジオキソ−6,
7−ジヒドロチアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン、シク
ロヘキサン−1,3−ジオン、3,4−ジヒドロイソキ
ノリン−4−オン、1,3−ジオキサン−4,4−ジオ
ン、バルビツール酸、2−チオバルビツール酸、クロマ
ン−2,4−ジオン、インダゾリン−2−オン、または
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−1,3−ジオン、ピ
ラゾロ〔1,5−b〕キナゾロン、ピラゾロ〔1,5−
b〕ベンズイミダゾール、1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン−2,4−ジオン、3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロベンゾ〔d〕チオフェン−1,1−ジオキシド、
3−ジシアノメチン−2,3−ジヒドロベンゾ〔d〕チ
オフェン−1,1−ジオキシドの核。さらに好ましく
は、3−アルキルローダニン、3−アルキル−2−チオ
オキサゾリジン−2,4−ジオン、3−アルキル−2−
チオヒダントイン、2−チオバルビツール酸、特に好ま
しくは3−アルキルローダニン、2−チオバルビツール
酸である。
原子分の長さの二価の連結基であり、更に置換基を有し
ていてもよい。Yは酸素原子またはNR2 であり、R2
は水素原子または置換基を有していてもよい芳香族基ま
たは置換基を有していてもよい脂肪族基である。ただし
Lがフェニル基の場合Yは酸素原子ではない。n3 は0
または1を表す。n3 として好ましくは0である。
要な場合の対イオンを表す。ある色素が陽イオン、陰イ
オンであるか、あるいは正味のイオン電荷を持つかどう
かは、その助色団及び、置換基に依存する。置換基が解
離性基を有する場合、解離して負電荷を持っても良く、
この場合にも分子全体の電荷はW1 によって中和され
る。典型的な陽イオンは無機または有機のアンモニウム
イオン(例えばテトラアルキルアンモニウムイオン、ピ
リジニウムイオン)およびアルカリ金属イオンであり、
一方、陰イオンは具体的に無機陰イオンあるいは有機陰
イオンのいずれであってもよく、例えば、ハロゲン陰イ
オン、(例えば、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化
物イオン、ヨウ化物イオン)、置換アリールスルホン酸
イオン(例えば、p−トルエンスルホン酸イオン、p−
クロロベンゼンスルホン酸イオン)、アリールジスルホ
ン酸イオン(例えば、1,3−ベンゼンジスルホン酸イ
オン、1,5−ナフタレンジスルホン酸イオン、2,6
−ナフタレンジスルホン酸イオン)、アルキル硫酸イオ
ン(例えば、メチル硫酸イオン)、硫酸イオン、チオシ
アン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロホウ酸
イオン、ピクリン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ
メタンスルホン酸イオンが挙げられる。さらに電荷均衡
対イオンとしてイオン性ポリマーあるいは、色素と逆電
荷を有する他の色素を用いてもよいし、金属錯イオン
(例えば、ビスベンゼン−1,2−ジチオラトニッケル
(III) )も可能である。
は一般式(II)または一般式(III)で表される置換基
である。一般式(II)、(III) 中、L5 、L6 、L7 、
L8、L9 、L10およびL11はL1 と同義である。
n4 、n6 はn2 と同義であり、n5 はn1 と同義であ
る。X3 はX1 と同義で、R3 はR1 と同義である。
必要な原子群を表すが、ここでいう酸性核とは、例えば
ジェイムス(James)編「ザ・セオリー・オブ・ザ・フォ
トグラフィック・プロセス」(The Theory of the Phot
ographic Process) 第4版、マクミラン出版社、197
7年、198頁により定義される。好ましい形におい
て、D1 およびD2 の共鳴に関与する置換基としては、
例えばカルボニル基、シアノ基、スルホニル基、スルフ
ェニル基である。D1 ′およびD2 ′は酸性核を形成す
るために必要な残りの原子群を表わす。具体的には、米
国特許3,567,719号、3,575,869号、
3,804,634号、3,837,862号、4,0
02,480号、4,925,777号、特開平3−1
67546号などに記載されているものが挙げられる。
D1 とD1 ′、およびD2 とD2 ′が非環式の酸性核を
形成するとき、メチン結合の末端はマロノニトリル、ア
ルカンスルフォニルアセトニトリル、シアノメチルベン
ゾフラニルケトン、またはシアノメチルフェニルケトン
のような基である。D1 とD1 ′が環式の酸性核を形成
するとき、炭素、窒素、及びカルコゲン(典型的には酸
素、イオウ、セレン、及びテルル)原子から成る5員ま
たは6員の複素環を形成する。以下に本発明の一般式
(I)で表される化合物の具体例を示すが、本発明がこ
れに限定されるものではない。
は、エフ・エム・ハーマー(F.M.Harmer)著「ヘテロサイ
クリック・コンパウンズーシアニンダイズ・アンド・リ
レィティド・コンパウンズ(Heterocyclic Compounds-Cy
anine Dyes and Related Compounds) 」、ジョン・ウィ
リー・アンド・サンズ(John Wiley & Sons) 社−ニュー
ヨーク、ロンドン、1964年刊、デー・エム・スター
マー(D.M.Sturmer) 著「ヘテロサイクリック・コンパウ
ンズースペシャル・トピックス・イン・ヘテロサイクリ
ック・ケミストリー(Heterocyclic Compounds-Special
topics in heterocyclic chemistry) 」、第18章、第
14節、第482から515項、ジョン・ウィリー・ア
ンド・サンズ(John Wiley & Sons) 社−ニューヨーク、
ロンドン、1977年刊、「ロッズ・ケミストリー・オ
ブ・カーボン・コンパウンズ(Rodd's Chemistry of Car
bon Compounds)」2nd.Ed.vol.IV,partB,1977刊、第
15章、第369から422項、エルセビア・サイエン
ス・パブリック・カンパニー・インク(Elsevier Scienc
e Publishing Company Inc.)社刊、ニューヨーク、英国
特許第1,077,611号などに記載の方法に基づい
て合成することができる。以下に合成例を示す。
することができる。
g、アセトニトリル10ml中で混合し、トリエチルアミ
ン0.55mlを加え、3時間室温で攪拌する。得られた
結晶を吸引ろ過によりろ別して、メタノール−アセトニ
トリル混合溶媒より再結晶して(S−1)を0.10g
得た。 (λmax=605nm(ε=124000)(メタノール中))
成することができる。
g、アセトニトリル10ml中で混合し、トリエチルアミ
ン0.55mlを加え、4時間室温で攪拌する。得られた
結晶を吸引ろ過によりろ別して、メタノール−アセトニ
トリル混合溶媒より再結晶して(S−13)を0.30
g得た。 (λmax=625nm(ε=108000)(メタノール中))
成することができる。
g、アセトニトリル20ml中で混合し、トリエチルアミ
ン2.0mlを加え、10分間加熱環流した後さらに1時
間室温で攪拌する。得られた結晶を吸引ろ過によりろ別
して、メタノール−アセトニトリル混合溶媒より再結晶
して(S−21)を0.40g得た。 (λmax=615nm(ε=46500)(メタノール中))
子および光化学電池の作成方法について実施例によって
具体的に説明するが本発明の色素の応用はこれらに限定
されない。
ンレス製ベッセルに二酸化チタン(日本アエロジル社
Degussa P-25)15g、水45g、分散剤(アルドリッ
チ社製、Triton X-100)1g、直径0.5mmのジルコニ
アビーズ(ニッカトー社製)30gを入れ、サンドグラ
インダーミル(アイメックス社製)を用いて1500rp
m にて2時間分散した。分散物からジルコニアビーズを
ろ過して除いた。
ガラス(旭硝子製 TCOガラスを20mm×20mmの大
きさに切断加工したもの)の導電面側にガラス棒を用い
て上記の分散液を塗布した。この際導電面側の一部(端
から3mm)に粘着テープを張ってスペーサーとし、粘着
テープが両端に来るようにガラスを並べて一度に8枚づ
つ塗布した。塗布後、室温にて1日間風乾し、粘着テー
プを剥した。(粘着テープのついていた部分は光電変換
測定の際、計測器と電気的な接触をとるために利用され
る)次に、このガラスを電気炉(ヤマト科学製マッフル
炉FP−32型)に入れ、450℃にて30分間焼成し
た。ガラスを取り出し冷却した後、表1に示す本発明の
色素のエタノール溶液(3×10-4モル/リットル)に3時
間浸漬した。色素の染着したガラスを4−tert−ブチル
ピリジンの10%エタノール溶液に30分間浸漬した
後、エタノールで洗浄し自然乾燥させた。
スと重ねあわせた。次に、両ガラスの隙間に毛細管現象
を利用して電解液(アセトニトリルとN−メチル−2−
オキサゾリジノンの体積比90対10の混合物を溶媒と
した沃素0.05モル/リットル、沃化リチウム0.5モル
/リットルの溶液)を染み込ませた。 光電変換効率の測定 500Wのキセノンランプ(ウシオ製)の光をAM1.
5Gフィルター(Oriel 社製)およびシャープカットフ
ィルター(Kenko L-42)を通す事により紫外線を含まな
い模擬太陽光を発生させた。この光の強度は100mW/
cm2 であった。本発明の光電変換素子にこの光を照射
し、発生した電気を電流電圧測定装置(ケースレー23
8型)にて測定した。これにより求められた光化学電池
の開放電圧、短絡電流、形状因子、および変換効率を表
1にまとめた。
がら高い光電変換特性が認められる。
感色素として用いた場合に高い光電変換特性を有するな
どの特性を有する有機色素が提供された。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物。 一般式(I) 【化1】 式中、X1 は、縮環してもよい5員もしくは6員ヘテロ
環を完成するために必要な原子群を表し、X1 はさらに
置換基を有していてもよい。L1 、L2 、L3およびL
4 はそれぞれ独立に置換基を有していてもよいメチン基
を表す。n1 は0または1を表し、R1 は置換基を有し
ていてもよい芳香族基または置換基を有していてもよい
脂肪族基を表す。n2 は0から4までの整数であり、X
2 は5員もしくは6員の含窒素ヘテロ環を完成するため
に必要な原子群を表す。Lは連結基を表し、Yは酸素原
子またはNR2 であり、R2 は水素原子または置換基を
有していてもよい芳香族基または置換基を有していても
よい脂肪族基である。n3は0または1を表す。ただし
Lがフェニル基の場合Yは酸素原子ではない。W1は電
荷を中和させるのに対イオンが必要な場合の対イオンを
表す。Aは酸素原子、硫黄原子、セレン原子または一般
式(II)または一般式(III) で表される置換基である。 一般式(II) 【化2】 式中、L5 、L6 、L7 、L8 およびL9 はL1 と同義
である。n4 はn2 と同義であり、n5 はn1 と同義で
ある。X3 はX1 と同義で、R3 はR1 と同義である。 一般式(III) 【化3】 式中、L10、L11はL1 と同義である。n6 はn2 と同
義である。D1 およびD1 ′は酸性核を形成するのに必
要な原子群を表す。 - 【請求項2】 一般式(I)において、n3 が0である
ことを特徴とする、一般式(I)で表される化合物。 - 【請求項3】 一般式(I)において、n3 が0であり
かつn1 とn2 の和が2以上5以下の整数であることを
特徴とする、一般式(I)で表される化合物。 - 【請求項4】 一般式(I)において、n3 が0であり
かつn1 とn2 の和が2以上5以下の整数で、かつまた
X2 で形成される含窒素へテロ環が3−アルキルローダ
ニンまたは2−チオバルビツール酸であることを特徴と
する、一般式(I)で表される化合物。
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