JPH11158227A - ポリオレフィンを製造するための懸濁重合 - Google Patents

ポリオレフィンを製造するための懸濁重合

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JPH11158227A
JPH11158227A JP10271747A JP27174798A JPH11158227A JP H11158227 A JPH11158227 A JP H11158227A JP 10271747 A JP10271747 A JP 10271747A JP 27174798 A JP27174798 A JP 27174798A JP H11158227 A JPH11158227 A JP H11158227A
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reactor
dispersion medium
polymerization
polymer
evaporation
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JP10271747A
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Joachim Berthold
ヨハヒム・ベルトホルト
Ludwig Boehm
ルートウイッヒ・ベーム
Johannes Friedrich Dr Enderle
ヨハネス・フリードリッヒ・エンデルレ
Rainer Muennig
ライナー・ミユンニッヒ
Paul-Richard Schoeneborn
リヒアルト・シエーネボルン パウル−
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Hostalen Polyethylen GmbH
Original Assignee
Hostalen Polyethylen GmbH
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/16Copolymers of ethene with alpha-alkenes, e.g. EP rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
    • C08F6/14Treatment of polymer emulsions
    • C08F6/20Concentration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレンを全モノマー量を基準として10重
量%までの式 R−CH=CH2 [式中、Rは炭素原子数1〜4の直鎖状のまたは枝分か
れしたアルキル残基である。]で表されるコモノマーと
しての1−オレフィンと一緒に重合用反応器中で分散媒
との懸濁状態で20〜100℃の温度および2〜20b
arの圧力において触媒の存在下に重合し、次いで分散
媒をポリマーから分離することによってエチレンコポリ
マーを製造する方法において、炭素原子数24までの鎖
長のこれらオリゴマーを除く方法の提供。 【解決手段】 この方法は、重合の実施後でかつポリマ
ーからの分散媒を分離する前に、懸濁流を部分蒸発さ
せ、重合で生じたワックスの一部をそれによってポリマ
ーに吸着させそして得られる蒸気流を凝縮後に反応器に
直接供給するかまたはコモノマーの蒸発除去後にプロセ
スに戻すことによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、エチレンを全モノマー量
を基準として10重量%までの式 R−CH=CH2 [式中、Rは炭素原子数1〜4の直鎖状のまたは枝分か
れしたアルキル残基である。]で表されるコモノマーと
しての1−オレフィンと一緒に重合用反応器中で分散媒
との懸濁状態で20〜100℃の温度および2〜20b
arの圧力において触媒の存在下に重合し、次いで分散
媒をポリマーから分離することによって、ワックスの生
成を減らしそしてポリマー上にワックスを選択的に沈殿
させて改善された収率をもたらすエチレンコポリマーの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン重合は、───モノマーから
出発してオリゴマー化合物を経て──最終的に高分子量
のポリオレフィンを生成する構造増成反応である。反応
の性質のために、この反応は少ない量とはいえ低分子量
の成分、即ち、炭素原子数60までの鎖長を有するオリ
ゴマー化合物を含む分子量分布を常にもたらす。
【0003】この“ワックス状成分”は気相で実施され
る重合法では顆粒状のポリマー生成物の上に残留してい
ることは公知である。しかしながら反対に分散媒中で行
なわれる重合法の場合には低分子量の重合体化合物が分
散媒にある程度溶解される。懸濁重合法は分散媒として
いわゆる“高沸点成分”を用いて実施される。一般に使
用される分散媒はヘキサン、イソオクテン、ノナン等の
様な60℃以上(1bar)の沸点を有する石油留分で
ある。懸濁重合法では、重合体は重合反応の後に分散媒
から機械的に除かれる。使用される分散媒の一部または
全部は再び重合反応器に導入される。場合によっては反
応器に再導入されない分散媒の一部は、一般に蒸留によ
って再生される。この場合、溶解したワックス成分は廃
棄すべきペースト状乃至固体残留物として見なされる。
【0004】しかしながら、分散媒の蒸留で分離される
ワックスを方法の次の工程の間に、例えば生成物の上に
噴霧しそしてこの生成物と一緒に利用する変法もある。
しかしながら特に高い品質の製品の場合には、この手段
は加工性および品質にマイナスの影響を及ぼす。連続的
に重合を実施する場合には特定の種類のポリオレフィン
生成物は、色々な反応条件を受け入れられる様に連結さ
れた二つの反応器を使用してしか製造できないという別
の問題がある。二番目の反応器では一般にコモノマーの
多い反応が実施される。装置の連結のやり方および混合
処方の要求がある以上、重合工程からの分散媒の多くの
部分を流し出しそして蒸留によってそれを再生せざるを
得ない。これの結果の一つはワックスが出発物質の3重
量%までの程度の著しく多量に生成され得ることであ
る。
【0005】排出されるワックスは、炭素原子数24以
上、好ましくは炭素原子数30以上、特に炭素原子数4
0以上の鎖長を有するポリマー分子を含んでおり、この
ポリマー分子は品質を損なうことなく後続の用途分野で
高分子量のポリマーと一緒に加工することができる。し
かしながら炭素原子数24までの鎖長のオリゴマー化合
物は加工段階に欠点があることがわかっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は炭素原
子数24までの鎖長のこれらオリゴマーを除く方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、冒頭に記載し
た種類の方法において、重合の実施後でかつポリマーか
ら分散媒を分離する前に、懸濁流を部分蒸発させ、それ
によって重合で生じたワックスの一部をポリマーに吸着
させそして得られる蒸気流を凝縮後に反応器に直接供給
するかまたはコモノマーの蒸発除去後にポリマー製造工
程に戻すことを特徴とする、上記方法に関する。
【0008】驚くべきことに本発明者等は、この新規の
方法では、分散媒で溶解されるにもかかわらず品質の低
下をもらすことがなく、ポリマーの上に吸着されるワッ
クス留分が生じ、方法収率を向上させそして廃棄する必
要のあるワックスの量が減少することを見出した。吸着
されるワックス留分は一般に炭素原子数24以上、好ま
しくは炭素原子数30以上、特に炭素原子数40以上の
オリゴマーよりなる。
【0009】部分蒸発の間にこの方法で使用される分散
媒の1/5〜1/2、好ましくは分散媒の1/4〜1/
3が蒸気として蒸気流の状態で抜き取られる。蒸発は好
ましくは減圧下で行い、蒸発の間の圧力は0.1〜0.
8bar、特に0.3〜0.5barである。新規の重
合法ではコモノマーとして、モノマー全量を基準として
10重量%までの割合で式 R−CH=CH2 [式中、Rは炭素原子数1〜4の直鎖状のまたは枝分か
れしたアルキル残基である。]で表される1−オレフィ
ンを使用する。非常に適するモノマーはブテン、ペンテ
ン、ヘキセンおよび4−メチル−1−ペンテンである。
【0010】最終生成物の性質に悪影響を及ぼさないよ
うに、重合の開始時に、即ち最初の反応器で、再生され
る分散媒によって場合によっては反応器で認められる可
能なコモノマー濃度が8barの圧力および80℃の温
度で0.04重量%を超えない様に注意するべきであ
る。コモノマー濃度は一般に0〜0.04重量%、好ま
しくは0〜0.03重量%である。
【0011】新規の方法はポリオレフィンの重合法のコ
スト効率を向上させそして廃棄されるべきワックスの量
を減らすことによって環境汚染を減らすことに寄与す
る。廃棄には多大な費用がかかるので、ワックスを比較
的僅かな量にすることによってコスト効率は更に向上す
る。新規の方法で使用される分散媒は60℃以上の沸点
(1bar)の飽和炭化水素の留分である。これらの例
にはヘキサン、イソオクタン、ノナンおよびその他があ
る。
【0012】本発明の方法を以下において図1および2
を用いて更に詳細に説明する。図1は高沸点分散媒とし
てヘキサンおよびコモノマーとしてブテンを使用する新
規の懸濁重合法のフローシートを示している。図2は分
散媒としてイソオクタンを使用する懸濁重合法のフロー
シートを示している。
【0013】モノマーのエチレンおよび水素は導管2を
通して第一反応器20に供給されそして分散媒は導管1
を通して供給される。最終生成物の耐応力亀裂性(stres
s cracking resistance)の低下を避けるために、8ba
rの圧力および80℃の温度でのブテン濃度は0.04
重量%の限界を超えてはいけない。一般に0〜0.04
重量%、好ましくは0〜0.03重量%である。最初の
反応器(20)におけるブテン濃度についての、混合処
方から導き出されるこの制限に従うことができる様に、
再生される分散媒(DD)を最初の反応器(20)に導
入する。受け器(23)での部分蒸発の間に分散媒(D
D)中のブテンが減少することが、ワックス含有母液が
収集容器(24)から最初の反応器(20)に直接的に
導かれることを可能とする。
【0014】最初の反応器(20)から反応混合物は導
管(3)を通して第二の反応器(21)に通し、そこで
別の重合がブテンの豊富な分散媒中で実施される。ブテ
ンは導管(4)を経て新鮮な材料としておよび/または
ブテンおよびワックスを含有する収集容器(24)から
の再循環母液の状態で供給され、その際に混合処方から
誘導されるブテン濃度を考慮するべきである。
【0015】最初の反応器(20)中の使用される分散
媒も、場合によってはブテンを含有していてもよい再循
環ヘキサンであってもよい。ここでも最初の反応器(2
0)に移動する間のブテン含有量に注意を払うべきであ
る。第二反応器(21)中での重合に必要なブテンは、
収集容器(24)からの母液またはデカンター用受け器
(23)からの蒸気(V)からのワックス不含のブテン
高含有量の分散媒凝縮液の状態でまたは導管(4)を通
して供給される新鮮なものである。固体ポリマー、分散
媒に溶解している未転化モノマーを含有するその分散媒
およびワックスより成る懸濁液流(Z)を導管(5)に
通し、1.5barの圧力および60℃の温度に達して
いる後反応器(22)、ポンプ(25)および熱交換器
(26)を経てデカンター用受け器(23)に導き、そ
こでポリマー上へのワックスの選択的沈殿を0.32b
arの減圧および35℃の温度で部分蒸発することによ
って行なう。
【0016】これは懸濁液流の潜熱を利用しながら断熱
的に実施する。その際に“低沸点”モノマーおよび分散
媒の一部は蒸発される。得られる蒸気流(V)はワック
スを含有しておらず、コモノマーが豊富である。デカン
ター用受け器(23)において冷却しながら分散媒を同
時に濃縮することによって、溶解したワックス成分が沈
殿し、この間に炭素原子数24以上、好ましくは炭素原
子数30以上、特に好ましくは炭素原子数40以上の長
鎖の炭化水素が固体ポリマーに吸着される。
【0017】懸濁液流をデカンター用受け器(23)か
ら導管(6)を通してデカンター(28)に導き、そし
て母液とポリマーに分離する。母液を除いた後の20〜
30重量%の残留湿分を未だ含有する、デカンターから
の湿ったポリマーを図面に記載していない乾燥器(T)
に導管(7)を通して導き、そして安定化した後にペレ
ット化する。
【0018】除かれた分散媒(母液)はコモノマーが少
なく、導管(8)を通して重合用容器に再循環する。流
れ(Z)を基準として5〜12%程度の量の、ワックス
含有分散媒の小さな流れ(D)を蒸発器(30)中で蒸
発処理し、その際に溶解したワックス化合物(WA)の
全てが除かれる。これによって分散媒中の低分子量ワッ
クス留分(例えば炭素原子数24以上の鎖長を有する分
子)の水準が制限される。プロセスに戻す流れ(流れ
V)の一部または全部を第二の反応器(21)に戻す
(流れVR )。一部を戻す場合には、流れVR の残りは
ブタン除去用分散媒蒸留塔(27)に供給する。
【0019】この方法では、二つのモードのあるポリエ
チレンコポリマーを連続的に製造するのに必要な反応条
件を同時に守りながら重合用反応器(20)および(2
1)へのワックス含有分散媒の高い戻し率が達成され
る。図2において反応器(20)、(21)および(2
2)での重合条件は図1におけるそれに相応する。分散
媒としてのイソオクタンに関する懸濁液流(Z)の濃縮
は、攪拌式容器(2)において約0.32barの減圧
下に、分散媒としてのヘキサンの反応温度と僅かだけ異
なり、しかもそれより僅かに高い、熱交換器で得られ約
70℃の温度で実施する。凝縮されるワックス不含のブ
タン含有蒸気流(流れV)は第二反応器(21)に導か
れる。デカンター受け器(23)で35℃に冷却されそ
してデカンター(28)中で機械的に液体分離を実施し
た後の分散媒流は、後反応器(22)の流れ(Z)を基
準として5〜12重量%の割合で最初の反応器および第
二の反応器(20および21)に再導入される。更なる
分離は図1における様に行なう。
【0020】適当な蒸気流(V)を得るために、熱交換
器(26)の熱を蒸発工程に供給する。
【0021】
【実施例】表1は50kg/時の生産量で連続運転する
重合系の運転データを示してる。分散媒はヘキサンであ
る。この系を減圧せずに実施する場合には(例2)、部
分蒸発は行わない(流れV=0)。即ち、これは本発明
の実施例(例1)に対しての比較例である。
【0022】 表1: 例1 例2(比較例) C2 4 ガス供給(kg/ 時) 50 50 H2 ガス供給 (NL/時) 465 450 C4 8 ガス供給(kg/ 時) 1500 1950 分散媒 (L/時)(流れZ) 250 250 デカンター用受け器(23): 圧力(mbar) 340 1030 温度( ℃) 34 62 凝縮された蒸気(L/ 時) 102 0 相比[kg(PE)/L(分散媒)]( デカンター用受け器からの流れ)1:3 1:5 C4 8 濃縮蒸気 [重量%] 2.3 - C4 8 濃縮流(6) [ 重量%] 0.2 0.75 流し出されるワックスの量 [g/時] 469 675 分散媒中のワックス含有量 1.0 1.4 表2は例1および例2(比較例)で得られるポリマーの
性質を示している。
【0023】 表2: 例1 例2(比較例) メルトインデックス MFR 190/5 g/10 分(ISO 1133) 0.42 0.47 メルトインデックス比(190/21.6g/10 分:190/5g/10分) 25.8 23.5 粘度 (ISO 1191)(mL/g) 320 314 密度 (DIN 53479, ASTM D1505)[g/cm3] 0.950 0.951 切欠きシャルピー強度(ISO 179/1eA)[kJ/mm2] 17.4 15.7 ワックス含有量: C7-抽出量 [重量%] 7.5 4.5 C6-抽出量 [重量%] 1.3 1.0 熱重量分析 (ISO 11358: 150℃、1 時間)(ppm) 4030 5370 揮発成分 [mg/8 kg] 29 30 表3はワックス付着の選択性およびそれに伴う加工上の
長所を示している。
【0024】例3は、本発明の対象である手段によっ
て、分散媒に溶解するワックスの比較的多い割合がデカ
ンター受け器(23)において固体ポリエチレンコポリ
マーに吸着される場合のエチレンポリマーの性質を示し
ている。例4は、重合プロセスで生じそして分散媒に溶
解するワックスの全量を生成物の上に噴霧した場合のエ
チレンコポリマーの性質を明らかにしている。
【0025】 表3: 例3 例4(比較例) デカンター用受け器(23) 圧力(mbar) 340 1030 凝縮された蒸気(L/ 時) 102 0 相比[kg(PE)/L(分散媒)]( 流れ6) 1:3 1:5 揮発成分 [mg/8 kg] 29 56 加工性 発煙なし 発煙あり 揮発性成分の測定装置:揮発性成分を測定するための標
準的な処方は存在しにので、試験法を以下に示す。
【0026】8kgのポリエチレンペレットを押出成形
し、約45mmの直径の管状物を得る。これを冷却され
たベース板の開口部に通す(外径184mm、内径50
mm、冷却面246cm2 )。このベース板の側面は2
50mmの円筒状案内板によってスクリーンオフされて
おり、その結果ベース板および案内板は部分的に開放空
間を形成している。押出成形された管から放出される煙
はベース板に固定された冷却された写真板(photograhic
plate) の上で凝縮される。取り外し可能な写真板の上
に析出する物質の重量を測定し、発生する煙の定量的目
安として利用する。
【0027】 冷却水温度 7〜10℃ 押出溶融物温度 225〜229℃
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は高沸点分散媒としてヘキサンおよびコモ
ノマーとしてブテンを使用する新規の懸濁重合法のフロ
ーシートを示している。
【図2】図2は分散媒としてイソオクタンを使用する懸
濁重合法のフローシートを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハネス・フリードリッヒ・エンデルレ ドイツ連邦共和国、60318 フランクフル ト、シユポールストラーセ、26 (72)発明者 ライナー・ミユンニッヒ ドイツ連邦共和国、65510 イトシユタイ ン、ベルンバッヒエル・ウエーク、2 (72)発明者 パウル− リヒアルト・シエーネボルン ドイツ連邦共和国、65830 クリフテル、 ライプニッリング、14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンを全モノマー量を基準として1
    0重量%までの式 R−CH=CH2 [式中、Rは炭素原子数1〜4の直鎖状のまたは枝分か
    れしたアルキル残基である。]で表されるコモノマーと
    しての1−オレフィンと一緒に重合用反応器中で分散媒
    との懸濁状態で20〜100℃の温度および2〜20b
    arの圧力において触媒の存在下に重合し、次いで分散
    媒をポリマーから分離することによってエチレンコポリ
    マーを製造する方法において、重合の実施後でかつポリ
    マーから分散媒を分離する前に、懸濁流を部分蒸発さ
    せ、重合で生じたワックスの一部をそれによってポリマ
    ーに吸着させそして得られる蒸気流を凝縮後に反応器に
    直接供給するかまたはコモノマーの蒸発除去後に製造工
    程に戻すことを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 方法を連続的に実施しそして少なくとも
    2つの反応段階においてそれぞれ少なくとも1つの反応
    器を用いて実施する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 吸着されたワックスは炭素原子数24以
    上、好ましくは30以上、特に好ましくは40以上のオ
    リゴマーよりなる請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 部分蒸発の際に分散媒の1/5〜1/
    2、好ましくは分散媒の1/4〜1/3を蒸気として取
    り出す、請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 蒸発を好ましくは減圧下で実施し、そし
    てその蒸発の間の圧力が0.1〜0.8bar、好まし
    くは0.3〜0.5barである請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 部分蒸発を懸濁液流の潜熱を利用しなが
    ら断熱的にまたは熱を加えて実施する請求項1〜5のい
    ずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 蒸気流の全部または一部をその中に存在
    するモノマーおよびコモノマーと一緒に第二の反応段階
    を構成する工程の第二の反応器に供給する請求項1〜6
    のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 一部戻す場合に蒸気流の残りを分散媒の
    蒸発処理に付す請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つの反応段階で構成される
    系の第一の反応器中のコモノマー濃度を0〜0.04重
    量%、好ましくは0〜0.03重量%とし、好ましくは
    コモノマーとして1−ブテンを使用する、請求項1〜8
    のいずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 使用する分散媒が60℃以上の沸点
    (1bar)の飽和炭化水素、好ましくはヘキサン、イ
    ソオクタンまたはノナンである請求項1〜9のいずれか
    一つに記載の方法。
JP10271747A 1997-09-26 1998-09-25 ポリオレフィンを製造するための懸濁重合 Pending JPH11158227A (ja)

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KR (1) KR19990030175A (ja)
CN (1) CN1116322C (ja)
DE (2) DE19742507A1 (ja)

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