JPH11157635A - キャップの選択整列搬送装置及びキャップの選択整列搬送方法 - Google Patents
キャップの選択整列搬送装置及びキャップの選択整列搬送方法Info
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- JPH11157635A JPH11157635A JP9340840A JP34084097A JPH11157635A JP H11157635 A JPH11157635 A JP H11157635A JP 9340840 A JP9340840 A JP 9340840A JP 34084097 A JP34084097 A JP 34084097A JP H11157635 A JPH11157635 A JP H11157635A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不正姿勢のキャップを確実にかつ円滑に排除
する一方、正姿勢のキャップ、特に不安定な特殊形状の
キャップを安定的に搬送する。 【解決手段】 振動によってキャップ1を搬送するキャ
ップ送路14は、その側壁14Aから横方向に延びるよ
うにして形成された横向き突出部26を有する。この横
向き突出部26は、正姿勢のキャップ1Aのキャップ本
体2と識別体3との間であって、かつ、その上下方向の
中央部がキャップ1の上下方向の中央から外れた部分に
位置するように、キャップ1の全周にわたって形成され
た環状凹部4に入り込んでキャップ送路14の搬送面1
4Aとの間でキャップ1の識別体3を部分的に挟み込む
等して保持して正姿勢のキャップ1Aの搬送を補助する
一方、不正姿勢のキャップ1Bのキャップ本体2に衝突
してこの不正姿勢のキャップ1Bを落下させる。横向き
突出部26の始端26Aは、キャップ送路14の側壁1
4Aに向けて傾いたテーパ状に形成されている。
する一方、正姿勢のキャップ、特に不安定な特殊形状の
キャップを安定的に搬送する。 【解決手段】 振動によってキャップ1を搬送するキャ
ップ送路14は、その側壁14Aから横方向に延びるよ
うにして形成された横向き突出部26を有する。この横
向き突出部26は、正姿勢のキャップ1Aのキャップ本
体2と識別体3との間であって、かつ、その上下方向の
中央部がキャップ1の上下方向の中央から外れた部分に
位置するように、キャップ1の全周にわたって形成され
た環状凹部4に入り込んでキャップ送路14の搬送面1
4Aとの間でキャップ1の識別体3を部分的に挟み込む
等して保持して正姿勢のキャップ1Aの搬送を補助する
一方、不正姿勢のキャップ1Bのキャップ本体2に衝突
してこの不正姿勢のキャップ1Bを落下させる。横向き
突出部26の始端26Aは、キャップ送路14の側壁1
4Aに向けて傾いたテーパ状に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、目薬等を
収容する容器に用いられるキャップを選択整列させなが
ら搬送するキャップの選択整列搬送装置及び選択整列搬
送方法の改良に関し、特に、不安定な特殊形状のキャッ
プを安定的に搬送すると共に不正姿勢のキャップを確実
にかつ円滑に排除することに関するものである。
収容する容器に用いられるキャップを選択整列させなが
ら搬送するキャップの選択整列搬送装置及び選択整列搬
送方法の改良に関し、特に、不安定な特殊形状のキャッ
プを安定的に搬送すると共に不正姿勢のキャップを確実
にかつ円滑に排除することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、目薬等の容器に用いられるキャ
ップは、製造後、図9に示すキャップ選択整列搬送装置
10により、次の処理工程に搬送される。この場合、一
般に、キャップ1は、直接に又はホッパー等を介してボ
ウル12内にランダムに投入され、振動発生手段16に
よりボウル12に与えられた螺旋状ないしは円弧状の振
動により、図9及び図10に示すように、ボウル12の
側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14上を搬
送される(振動フィーダー)。
ップは、製造後、図9に示すキャップ選択整列搬送装置
10により、次の処理工程に搬送される。この場合、一
般に、キャップ1は、直接に又はホッパー等を介してボ
ウル12内にランダムに投入され、振動発生手段16に
よりボウル12に与えられた螺旋状ないしは円弧状の振
動により、図9及び図10に示すように、ボウル12の
側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14上を搬
送される(振動フィーダー)。
【0003】この搬送に際し、従来は、目薬等の容器に
用いられるキャップ1は、通常、略カップ状の形状を有
するために重心位置が高く、キャップ1の頂面を上方に
向けて搬送すると不安定になることから、また、搬送の
最終行程等において開口5を下方に向けて反転させて次
の工程で容器への取付を行う必要があることから、例え
ば、容器に取付ける前の段階では、図10(A)に示す
ように、容器の注出首部に取付けるための開口5が上方
に向いた姿勢を正姿勢として搬送される。しかし、一方
で、キャップ1は、ボウル12内にランダムに投入され
るため、図10(B)に示すように、頂面を上方に向け
た不正姿勢の状態で、キャップ送路14上を搬送されて
くるキャップ1Bもある。
用いられるキャップ1は、通常、略カップ状の形状を有
するために重心位置が高く、キャップ1の頂面を上方に
向けて搬送すると不安定になることから、また、搬送の
最終行程等において開口5を下方に向けて反転させて次
の工程で容器への取付を行う必要があることから、例え
ば、容器に取付ける前の段階では、図10(A)に示す
ように、容器の注出首部に取付けるための開口5が上方
に向いた姿勢を正姿勢として搬送される。しかし、一方
で、キャップ1は、ボウル12内にランダムに投入され
るため、図10(B)に示すように、頂面を上方に向け
た不正姿勢の状態で、キャップ送路14上を搬送されて
くるキャップ1Bもある。
【0004】このため、従来の選択整列搬送装置10に
おいても、正姿勢のキャップ1Aのみを選択的に通過さ
せ、不正姿勢のキャップ1Bをボウル12の中に還流さ
せる選択整列手段18を設けることが行われている。従
来、キャップ1等の略カップ状の部品を選択整列させる
選択整列手段18としては、図10に示すように、キャ
ップ送路14の一部を波状に切り欠いて形成された舌部
50を有するキャップ送路14が使用されていた。具体
的には、図10(A)に示すように、正姿勢のキャップ
1Aにあっては、その頂面が下方を向いているため、こ
の舌部50にさしかかっても、舌部50がキャップ1A
の頂面を支持するので、舌部50を通過することができ
る一方、不正姿勢のキャップ1Bにあっては、図10
(B)に示すように、舌部50にさしかかると、キャッ
プ1Bの開口5の周縁が舌部50より外側にはみ出し、
この開口5の周縁を支持するものがなくなるため、バラ
ンスを崩して下方に落下し搬送工程から排除される。
おいても、正姿勢のキャップ1Aのみを選択的に通過さ
せ、不正姿勢のキャップ1Bをボウル12の中に還流さ
せる選択整列手段18を設けることが行われている。従
来、キャップ1等の略カップ状の部品を選択整列させる
選択整列手段18としては、図10に示すように、キャ
ップ送路14の一部を波状に切り欠いて形成された舌部
50を有するキャップ送路14が使用されていた。具体
的には、図10(A)に示すように、正姿勢のキャップ
1Aにあっては、その頂面が下方を向いているため、こ
の舌部50にさしかかっても、舌部50がキャップ1A
の頂面を支持するので、舌部50を通過することができ
る一方、不正姿勢のキャップ1Bにあっては、図10
(B)に示すように、舌部50にさしかかると、キャッ
プ1Bの開口5の周縁が舌部50より外側にはみ出し、
この開口5の周縁を支持するものがなくなるため、バラ
ンスを崩して下方に落下し搬送工程から排除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の舌部50を有する波状切り欠きキャップ送路14で
は、約20,000個に1個の割合で、不正姿勢のキャ
ップ1Bがそのまま通過してしまうことがあり、この不
正姿勢のまま搬送されたキャップ1Bは、容器に適切に
取付けることができないため、次の処理工程に影響を与
えたり、また、場合によっては、キャップ1及びキャッ
プ1を使用する製品の製造から容器への取付、出荷まで
の一連の工程又はその一部を停止しなければならず、作
業の円滑性に多大なる影響を及ぼす問題が生じていた。
の舌部50を有する波状切り欠きキャップ送路14で
は、約20,000個に1個の割合で、不正姿勢のキャ
ップ1Bがそのまま通過してしまうことがあり、この不
正姿勢のまま搬送されたキャップ1Bは、容器に適切に
取付けることができないため、次の処理工程に影響を与
えたり、また、場合によっては、キャップ1及びキャッ
プ1を使用する製品の製造から容器への取付、出荷まで
の一連の工程又はその一部を停止しなければならず、作
業の円滑性に多大なる影響を及ぼす問題が生じていた。
【0006】一方、この従来技術では、正姿勢のキャッ
プ1Aについても、特に舌部50間の切り欠き部52等
を通過する際に、バランスを崩して、約100個に1個
の割合(1%)でキャップ送路14から落下することが
あり、正姿勢のキャップ1Aの搬送効率が低下する問題
も同時に有していた。
プ1Aについても、特に舌部50間の切り欠き部52等
を通過する際に、バランスを崩して、約100個に1個
の割合(1%)でキャップ送路14から落下することが
あり、正姿勢のキャップ1Aの搬送効率が低下する問題
も同時に有していた。
【0007】特に、本出願人は、触感による識別や開栓
等を容易にして作業性を向上するため、図7に示すよう
に、キャップ本体2と、このキャップ本体2に取付けら
れた識別体3とから成り、この識別体3がキャップ本体
2の外周面2a及び他のキャップ1の識別体3とは異な
る輪郭形状の外面3aを有するキャップ1を提案してい
るが(特願平9−154357号)、この識別体3の頂
面は一般的なキャップ1の比較的広い面積を有する円形
の頂面と異なり、例えば、図7に示すように、星形形
状、ハート形状、三角形状、花柄形状等を有するため、
このキャップ1を、識別体3の頂面を下方に向けた姿勢
を正姿勢として搬送すると、星形形状等の影響を受けて
不安定となる。このため、この識別体3を有するキャッ
プ1を、図11に示すように、従来の舌部50を有する
波状切り欠きキャップ送路14により搬送すると、正姿
勢にて搬送されるキャップ1Aまでもが、キャップ送路
14から落下し、搬送効率が著しく低下する傾向があっ
た。
等を容易にして作業性を向上するため、図7に示すよう
に、キャップ本体2と、このキャップ本体2に取付けら
れた識別体3とから成り、この識別体3がキャップ本体
2の外周面2a及び他のキャップ1の識別体3とは異な
る輪郭形状の外面3aを有するキャップ1を提案してい
るが(特願平9−154357号)、この識別体3の頂
面は一般的なキャップ1の比較的広い面積を有する円形
の頂面と異なり、例えば、図7に示すように、星形形
状、ハート形状、三角形状、花柄形状等を有するため、
このキャップ1を、識別体3の頂面を下方に向けた姿勢
を正姿勢として搬送すると、星形形状等の影響を受けて
不安定となる。このため、この識別体3を有するキャッ
プ1を、図11に示すように、従来の舌部50を有する
波状切り欠きキャップ送路14により搬送すると、正姿
勢にて搬送されるキャップ1Aまでもが、キャップ送路
14から落下し、搬送効率が著しく低下する傾向があっ
た。
【0008】なお、従来技術の他の選択整列の手段とし
て、図12に示すように、キャップ送路14の途中に設
けられた渡し板54から成っているものもあるが、この
渡し板54も、略カップ状の形状を有するキャップ1に
適用すると、舌部50を有する波状切り欠きキャップ送
路14と同様に、不正姿勢のキャップ1Bが誤って通過
することがある一方、正姿勢のキャップ1Aまで渡し板
54を通過する際等にバランスを崩して落下する問題が
ある。
て、図12に示すように、キャップ送路14の途中に設
けられた渡し板54から成っているものもあるが、この
渡し板54も、略カップ状の形状を有するキャップ1に
適用すると、舌部50を有する波状切り欠きキャップ送
路14と同様に、不正姿勢のキャップ1Bが誤って通過
することがある一方、正姿勢のキャップ1Aまで渡し板
54を通過する際等にバランスを崩して落下する問題が
ある。
【0009】また、更に他の従来技術として、図13に
示すように、キャップ送路14の搬送面14Bに設けら
れたレール56もあるが、このレール56は、逆U字又
はコの字状の部品の選択整列にしか用いることができな
いため、略カップ状のキャップ1等に適用することはで
きず、また、不正姿勢の部品が、レール56の端部56
Aに当接して引っ掛ったり、レール56に乗り上げたり
して、後続の正姿勢の部品の流れを止めたり、また、正
姿勢の部品を巻き込んで落下する等の問題があった。
示すように、キャップ送路14の搬送面14Bに設けら
れたレール56もあるが、このレール56は、逆U字又
はコの字状の部品の選択整列にしか用いることができな
いため、略カップ状のキャップ1等に適用することはで
きず、また、不正姿勢の部品が、レール56の端部56
Aに当接して引っ掛ったり、レール56に乗り上げたり
して、後続の正姿勢の部品の流れを止めたり、また、正
姿勢の部品を巻き込んで落下する等の問題があった。
【0010】その他、ピンや棒状部材等を部品の凹み等
に当接させて部品を反転させる等の選択整列又は強制整
列の手段も多数存在するが(特開昭48−77564号
公報、特開昭49−36055号公報、特開昭49−1
12362号公報、特開昭50−73366号公報、特
開昭50−117168号公報、特開昭50−1490
54号公報、特開昭53−73769号公報、実開昭5
3−106978号公報等参照)、いずれも、一度の処
理ではピンや棒状部材等の設置数に応じた個数しか処理
することができないため、連続処理、多量処理が要求さ
れるキャップの整列搬送には適さないと共に、これらの
ピン等には正姿勢の部品を安定的に供給する役割はな
く、また、必ずしも、キャップ等の略カップ状の部品の
整列に適用できるとは限らないものが多い。
に当接させて部品を反転させる等の選択整列又は強制整
列の手段も多数存在するが(特開昭48−77564号
公報、特開昭49−36055号公報、特開昭49−1
12362号公報、特開昭50−73366号公報、特
開昭50−117168号公報、特開昭50−1490
54号公報、特開昭53−73769号公報、実開昭5
3−106978号公報等参照)、いずれも、一度の処
理ではピンや棒状部材等の設置数に応じた個数しか処理
することができないため、連続処理、多量処理が要求さ
れるキャップの整列搬送には適さないと共に、これらの
ピン等には正姿勢の部品を安定的に供給する役割はな
く、また、必ずしも、キャップ等の略カップ状の部品の
整列に適用できるとは限らないものが多い。
【0011】更に、従来技術では、図10や図12に示
すように、舌部50や渡し板54により選択整列する関
係上、必然的に、キャップ1は、その開口5を上方に向
けた姿勢を正姿勢と、また、開口5を下方に向けた姿勢
を不正姿勢とする必要があったが、開口5を上方へ向け
た姿勢を正姿勢とすると、開口5内に塵や埃等の不純物
が入り込んだり、また、容器1への取付に際しキャップ
1を反転させることが必要となる問題がある。
すように、舌部50や渡し板54により選択整列する関
係上、必然的に、キャップ1は、その開口5を上方に向
けた姿勢を正姿勢と、また、開口5を下方に向けた姿勢
を不正姿勢とする必要があったが、開口5を上方へ向け
た姿勢を正姿勢とすると、開口5内に塵や埃等の不純物
が入り込んだり、また、容器1への取付に際しキャップ
1を反転させることが必要となる問題がある。
【0012】本発明の課題は、上記の問題を解決するた
め、不正姿勢のキャップを確実に排除することができる
一方、正姿勢のキャップ、特に識別体を有する不安定な
キャップの落下を防止して安定的にキャップを搬送する
と共に、不正姿勢のキャップを円滑に排除することがで
きるキャップの選択整列搬送装置及び選択整列搬送方法
を提供することにある。
め、不正姿勢のキャップを確実に排除することができる
一方、正姿勢のキャップ、特に識別体を有する不安定な
キャップの落下を防止して安定的にキャップを搬送する
と共に、不正姿勢のキャップを円滑に排除することがで
きるキャップの選択整列搬送装置及び選択整列搬送方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための第1の手段として、ボウルの側壁に添っ
て形成されたキャップ送路と、このキャップ送路に振動
を付与してこの振動によりキャップ送路上のキャップを
搬送する振動発生手段と、キャップ送路上を搬送される
キャップのうち正姿勢のキャップのみを通過させてキャ
ップを選択整列させる選択整列手段とを備えたキャップ
の選択整列搬送装置において、選択整列手段は、キャッ
プ送路の側壁から横方向に延びるようにして形成された
横向き突出部から成り、この横向き突出部は、正姿勢の
キャップの上下方向の途中部分であって、かつ、その上
下方向の中央部がキャップの上下方向の中央から外れた
部分に位置するように、キャップの全周にわたって形成
されたキャップの環状凹部に入り込んでキャップ送路の
搬送面との間でキャップの環状凹部を境にした一方部分
を部分的に保持して正姿勢のキャップの搬送を補助する
一方、不正姿勢のキャップの環状凹部を除いた部分に衝
突して不正姿勢のキャップを落下させることを特徴とす
るキャップの選択整列搬送装置を提供するものである。
解決するための第1の手段として、ボウルの側壁に添っ
て形成されたキャップ送路と、このキャップ送路に振動
を付与してこの振動によりキャップ送路上のキャップを
搬送する振動発生手段と、キャップ送路上を搬送される
キャップのうち正姿勢のキャップのみを通過させてキャ
ップを選択整列させる選択整列手段とを備えたキャップ
の選択整列搬送装置において、選択整列手段は、キャッ
プ送路の側壁から横方向に延びるようにして形成された
横向き突出部から成り、この横向き突出部は、正姿勢の
キャップの上下方向の途中部分であって、かつ、その上
下方向の中央部がキャップの上下方向の中央から外れた
部分に位置するように、キャップの全周にわたって形成
されたキャップの環状凹部に入り込んでキャップ送路の
搬送面との間でキャップの環状凹部を境にした一方部分
を部分的に保持して正姿勢のキャップの搬送を補助する
一方、不正姿勢のキャップの環状凹部を除いた部分に衝
突して不正姿勢のキャップを落下させることを特徴とす
るキャップの選択整列搬送装置を提供するものである。
【0014】このように、選択整列手段が、正姿勢のキ
ャップの上下方向の中央から外れた途中部分の全周にわ
たって形成された環状凹部に入り込む横向き突出部から
成っていると、この横向き突出部は、必ず不正姿勢のキ
ャップの環状凹部を除いた部分に衝突すると共にキャッ
プを落下させるべき横方向に突出しているため、不正姿
勢のキャップを押し出してキャップ送路から確実に落下
させて排除することができる一方、キャップ送路との間
で正姿勢のキャップを部分的に挟み込む等して保持する
ため、搬送すべきキャップの落下方向への傾き等の変位
を抑制して正姿勢のキャップの落下を確実に防止するこ
とができ、正姿勢のキャップを安定的にかつ次の工程へ
確実に搬送して搬送効率を高めることができる。
ャップの上下方向の中央から外れた途中部分の全周にわ
たって形成された環状凹部に入り込む横向き突出部から
成っていると、この横向き突出部は、必ず不正姿勢のキ
ャップの環状凹部を除いた部分に衝突すると共にキャッ
プを落下させるべき横方向に突出しているため、不正姿
勢のキャップを押し出してキャップ送路から確実に落下
させて排除することができる一方、キャップ送路との間
で正姿勢のキャップを部分的に挟み込む等して保持する
ため、搬送すべきキャップの落下方向への傾き等の変位
を抑制して正姿勢のキャップの落下を確実に防止するこ
とができ、正姿勢のキャップを安定的にかつ次の工程へ
確実に搬送して搬送効率を高めることができる。
【0015】また、この場合、横向き突出部により、不
正姿勢のキャップを排除する一方、正姿勢のキャップを
安定的に搬送することができるため、開口を下方に向け
た姿勢を正姿勢としてキャップを選択整列しながら搬送
することもでき、キャップの開口内に不純物が混入する
のを防止することができると共に、容器への取付のため
にキャップを反転させる必要がなくなる。
正姿勢のキャップを排除する一方、正姿勢のキャップを
安定的に搬送することができるため、開口を下方に向け
た姿勢を正姿勢としてキャップを選択整列しながら搬送
することもでき、キャップの開口内に不純物が混入する
のを防止することができると共に、容器への取付のため
にキャップを反転させる必要がなくなる。
【0016】この第1の課題解決手段においては、横向
き突出部の始端をキャップ送路の側壁に向けて傾いたテ
ーパ状に形成することが望ましい。このように、横向き
突出部の始端をキャップ送路の側壁に向けて傾いたテー
パ状に形成すると、不正姿勢のキャップが、横向き突出
部につかえたり、乗り上げたりすることなく、落下方向
であるキャップ送路の横方向へ導かれて円滑に落下する
ため、後続の正姿勢のキャップの搬送に影響を与えた
り、正姿勢のキャップを巻き込んで落下することがな
く、キャップの搬送効率が低下することがない。
き突出部の始端をキャップ送路の側壁に向けて傾いたテ
ーパ状に形成することが望ましい。このように、横向き
突出部の始端をキャップ送路の側壁に向けて傾いたテー
パ状に形成すると、不正姿勢のキャップが、横向き突出
部につかえたり、乗り上げたりすることなく、落下方向
であるキャップ送路の横方向へ導かれて円滑に落下する
ため、後続の正姿勢のキャップの搬送に影響を与えた
り、正姿勢のキャップを巻き込んで落下することがな
く、キャップの搬送効率が低下することがない。
【0017】同様に、上記の第1の課題解決手段におい
て、横向き突出部を、キャップ送路の側壁に添って連続
して形成すると、正姿勢のキャップの落下を搬送行程の
最後まで防止してより安定的に搬送することができ、搬
送効率をより一層高めることができる。
て、横向き突出部を、キャップ送路の側壁に添って連続
して形成すると、正姿勢のキャップの落下を搬送行程の
最後まで防止してより安定的に搬送することができ、搬
送効率をより一層高めることができる。
【0018】また、上記の第1の課題解決手段におい
て、キャップ送路の搬送面から横向き突出部の下面まで
の高さを、選択整列されるべき正姿勢のキャップの環状
凹部を境にした横向き突出部とキャップ送路との間に保
持される一方部分の高さに合わせて設定すると、クリア
ランスが少なくなるため、キャップのうち横向き突出部
とキャップ送路との間に保持される正姿勢のキャップの
一部が搬送中にぐらつくことがなく、正姿勢のキャップ
の落下を確実に防止して、より安定的に正姿勢のキャッ
プを搬送することができる。
て、キャップ送路の搬送面から横向き突出部の下面まで
の高さを、選択整列されるべき正姿勢のキャップの環状
凹部を境にした横向き突出部とキャップ送路との間に保
持される一方部分の高さに合わせて設定すると、クリア
ランスが少なくなるため、キャップのうち横向き突出部
とキャップ送路との間に保持される正姿勢のキャップの
一部が搬送中にぐらつくことがなく、正姿勢のキャップ
の落下を確実に防止して、より安定的に正姿勢のキャッ
プを搬送することができる。
【0019】更に、上記の第1の課題解決手段におい
て、横向き突出部の厚みを、環状凹部の上下方向の寸法
に合わせて設定すると、正姿勢のキャップの落下をより
一層確実に防止して、正姿勢のキャップを更に安定的に
搬送することができる。
て、横向き突出部の厚みを、環状凹部の上下方向の寸法
に合わせて設定すると、正姿勢のキャップの落下をより
一層確実に防止して、正姿勢のキャップを更に安定的に
搬送することができる。
【0020】加えて、上記の第1の課題解決手段におい
て、横向き突出部を、ボウルの側壁の適宜の高さ位置に
着脱自在に取付けることができるようにすると、選択整
列すべきキャップの正姿勢における環状凹部の高さに合
わせて、横向き突出部の取付位置を適宜変更することが
できるため、種々の形状のキャップに対応することがで
きる。
て、横向き突出部を、ボウルの側壁の適宜の高さ位置に
着脱自在に取付けることができるようにすると、選択整
列すべきキャップの正姿勢における環状凹部の高さに合
わせて、横向き突出部の取付位置を適宜変更することが
できるため、種々の形状のキャップに対応することがで
きる。
【0021】また、上記の第1の課題解決手段において
は、キャップ送路の横方向の幅を、選択整列させながら
搬送すべきキャップの最下端における直径よりも短くす
ることができる。これは、この第1の課題解決手段にお
いては、正姿勢のキャップは、上記の通り、その環状凹
部が横向き突出部に係合する等して保持されながら非常
に安定的に搬送されるため、キャップ送路の幅が短くて
も、適切に搬送される一方、このように、キャップ送路
の幅を、不正姿勢時にキャップ送路に面するキャップの
最下端における直径よりも短くすることにより、不正姿
勢のキャップは、この幅狭のキャップ送路によってバラ
ンスを崩して落下するか又はキャップ送路上に乗ること
ができず、不正姿勢のキャップをより確実に排除するこ
とができ、正姿勢のキャップのみが搬送される確率がよ
り一層高くなる。
は、キャップ送路の横方向の幅を、選択整列させながら
搬送すべきキャップの最下端における直径よりも短くす
ることができる。これは、この第1の課題解決手段にお
いては、正姿勢のキャップは、上記の通り、その環状凹
部が横向き突出部に係合する等して保持されながら非常
に安定的に搬送されるため、キャップ送路の幅が短くて
も、適切に搬送される一方、このように、キャップ送路
の幅を、不正姿勢時にキャップ送路に面するキャップの
最下端における直径よりも短くすることにより、不正姿
勢のキャップは、この幅狭のキャップ送路によってバラ
ンスを崩して落下するか又はキャップ送路上に乗ること
ができず、不正姿勢のキャップをより確実に排除するこ
とができ、正姿勢のキャップのみが搬送される確率がよ
り一層高くなる。
【0022】以上の第1の課題解決手段は、キャップの
上下方向の途中であって、かつ、環状凹部の上下方向の
中央部がキャップの上下方向の中央から外れた部分に位
置するように、キャップの全周にわたって形成された環
状凹部を有するキャップであればその種類を問わず適用
することができるが、特に、キャップ送路上を搬送され
るべきキャップとして、図7に示すキャップ本体2とこ
のキャップ本体2の上方に設けられた識別体3、特に、
例えば図7に示すように、円形のキャップ本体2の外周
面2aとは異なる星形形状、三角形状、ハート形状、花
柄形状等の輪郭形状の外面3aを有する識別体3とから
成るキャップ1に適用すると、開口5を上に向けた正姿
勢とすると不安定となるキャップ1を適切に搬送するこ
とができ、その作用を非常に効果的に発揮することがで
きる。
上下方向の途中であって、かつ、環状凹部の上下方向の
中央部がキャップの上下方向の中央から外れた部分に位
置するように、キャップの全周にわたって形成された環
状凹部を有するキャップであればその種類を問わず適用
することができるが、特に、キャップ送路上を搬送され
るべきキャップとして、図7に示すキャップ本体2とこ
のキャップ本体2の上方に設けられた識別体3、特に、
例えば図7に示すように、円形のキャップ本体2の外周
面2aとは異なる星形形状、三角形状、ハート形状、花
柄形状等の輪郭形状の外面3aを有する識別体3とから
成るキャップ1に適用すると、開口5を上に向けた正姿
勢とすると不安定となるキャップ1を適切に搬送するこ
とができ、その作用を非常に効果的に発揮することがで
きる。
【0023】なお、少なくとも、キャップの環状凹部の
上下方向の中央部がキャップの上下方向の中央から外れ
ていれば、環状凹部の上下方向の中央部を除いた他の一
部分がキャップの上下方向の中央にかかっていても、キ
ャップを正姿勢とした場合と不正姿勢とした場合とで、
環状凹部の全体の高さ位置を異ならせることができるた
め、キャップの上下の向きを判別することできるが、こ
の場合、キャップを上下いずれの向きとしても環状凹部
が存在する高さ位置が存在し得るため、特に、横向き突
出部の厚みが環状凹部の上下方向の寸法に対して薄い場
合には、横向き突出部の取付高さ、環状凹部への挿入位
置如何によっては、横向き突出部が正姿勢、不正姿勢の
いずれのキャップの環状凹部にも入り込んで、キャップ
の上下の向きを判別することができなくなるおそれがあ
るため、これらの点を考慮することなく、また、より確
実に、キャップの上下の向きを確実に判別するために
は、望ましくは、環状凹部の全体がキャップの上下方向
の中央から外れた位置に存在するように設定した方がよ
い。
上下方向の中央部がキャップの上下方向の中央から外れ
ていれば、環状凹部の上下方向の中央部を除いた他の一
部分がキャップの上下方向の中央にかかっていても、キ
ャップを正姿勢とした場合と不正姿勢とした場合とで、
環状凹部の全体の高さ位置を異ならせることができるた
め、キャップの上下の向きを判別することできるが、こ
の場合、キャップを上下いずれの向きとしても環状凹部
が存在する高さ位置が存在し得るため、特に、横向き突
出部の厚みが環状凹部の上下方向の寸法に対して薄い場
合には、横向き突出部の取付高さ、環状凹部への挿入位
置如何によっては、横向き突出部が正姿勢、不正姿勢の
いずれのキャップの環状凹部にも入り込んで、キャップ
の上下の向きを判別することができなくなるおそれがあ
るため、これらの点を考慮することなく、また、より確
実に、キャップの上下の向きを確実に判別するために
は、望ましくは、環状凹部の全体がキャップの上下方向
の中央から外れた位置に存在するように設定した方がよ
い。
【0024】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めの第2の手段として、ボウルの側壁に添って形成され
たキャップ送路に振動を付与してキャップを搬送しつ
つ、キャップ送路上を搬送されるキャップのうち正姿勢
のキャップのみを通過させてキャップを選択整列させる
キャップの選択整列搬送方法において、正姿勢のキャッ
プの上下方向の途中部分であって、かつ、その上下方向
の中央部がキャップの上下方向の中央から外れた部分に
位置するように、キャップの全周にわたって形成された
キャップの環状凹部にキャップ送路の側壁から横方向に
延びるようにして形成された横向き突出部を入り込ませ
てキャップ送路の搬送面と横向き突出部の下面との間で
キャップの環状凹部を境にした一方部分を部分的に保持
して正姿勢のキャップの搬送を補助する一方、横向き突
出部を不正姿勢のキャップの環状凹部を除いた部分に衝
突させて不正姿勢のキャップを落下させることを特徴と
するキャップの選択整列搬送方法を提供するものであ
る。
めの第2の手段として、ボウルの側壁に添って形成され
たキャップ送路に振動を付与してキャップを搬送しつ
つ、キャップ送路上を搬送されるキャップのうち正姿勢
のキャップのみを通過させてキャップを選択整列させる
キャップの選択整列搬送方法において、正姿勢のキャッ
プの上下方向の途中部分であって、かつ、その上下方向
の中央部がキャップの上下方向の中央から外れた部分に
位置するように、キャップの全周にわたって形成された
キャップの環状凹部にキャップ送路の側壁から横方向に
延びるようにして形成された横向き突出部を入り込ませ
てキャップ送路の搬送面と横向き突出部の下面との間で
キャップの環状凹部を境にした一方部分を部分的に保持
して正姿勢のキャップの搬送を補助する一方、横向き突
出部を不正姿勢のキャップの環状凹部を除いた部分に衝
突させて不正姿勢のキャップを落下させることを特徴と
するキャップの選択整列搬送方法を提供するものであ
る。
【0025】この第2の課題解決手段によっても、第1
の課題解決手段と同様にして、不正姿勢のキャップを押
し出してキャップ送路から確実に落下させて排除するこ
とができる一方、搬送すべきキャップの落下方向への傾
き等の変位を抑制して正姿勢のキャップの落下を確実に
防止することができ、正姿勢のキャップを安定的にかつ
次の工程へ確実に搬送して搬送効率を高めることができ
る。
の課題解決手段と同様にして、不正姿勢のキャップを押
し出してキャップ送路から確実に落下させて排除するこ
とができる一方、搬送すべきキャップの落下方向への傾
き等の変位を抑制して正姿勢のキャップの落下を確実に
防止することができ、正姿勢のキャップを安定的にかつ
次の工程へ確実に搬送して搬送効率を高めることができ
る。
【0026】また、開口を下方に向けた姿勢を正姿勢と
してキャップを選択整列しながら搬送することもでき、
開口内に不純物が混入するのを防止することができると
共に、容器への取付のために反転させる必要がなくな
る。
してキャップを選択整列しながら搬送することもでき、
開口内に不純物が混入するのを防止することができると
共に、容器への取付のために反転させる必要がなくな
る。
【0027】また、この第2の課題解決手段において
も、同様に、横向き突出部の始端をキャップ送路の側壁
に向けて傾いたテーパ状に形成すると、不正姿勢のキャ
ップを円滑に排除することができる。
も、同様に、横向き突出部の始端をキャップ送路の側壁
に向けて傾いたテーパ状に形成すると、不正姿勢のキャ
ップを円滑に排除することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明すると、図1及び図2は本発明に係るキ
ャップ1の選択整列搬送装置10及びこの選択整列搬送
装置10によりキャップ1を選択整列させながら搬送す
る方法を示し、この選択整列搬送装置10は、ボウル1
2の側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14
と、このボウル12に振動を付与して振動によりキャッ
プ送路14上のキャップ1を搬送する振動発生手段16
と、キャップ送路14上を搬送されるキャップ1のうち
正姿勢のキャップ1Aのみを通過させてキャップ1を選
択整列させる選択整列手段18とを備えている。
して詳細に説明すると、図1及び図2は本発明に係るキ
ャップ1の選択整列搬送装置10及びこの選択整列搬送
装置10によりキャップ1を選択整列させながら搬送す
る方法を示し、この選択整列搬送装置10は、ボウル1
2の側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14
と、このボウル12に振動を付与して振動によりキャッ
プ送路14上のキャップ1を搬送する振動発生手段16
と、キャップ送路14上を搬送されるキャップ1のうち
正姿勢のキャップ1Aのみを通過させてキャップ1を選
択整列させる選択整列手段18とを備えている。
【0029】ボウル12は、図1に示すように、その内
周面が階段状に形成され、キャップ送路14は、このボ
ウル12の階段状の内周面の段差によりボウル12の内
側に形成される。この場合、キャップ送路14は、図1
及び図2に示すように、ボウル12の側壁12Aに添っ
て下方から次第に螺旋状に上昇していくように形成され
る。したがって、図示の実施の形態では、ボウル12の
内周面の側壁12Aが、そのままキャップ送路14の側
壁14Aとなる。
周面が階段状に形成され、キャップ送路14は、このボ
ウル12の階段状の内周面の段差によりボウル12の内
側に形成される。この場合、キャップ送路14は、図1
及び図2に示すように、ボウル12の側壁12Aに添っ
て下方から次第に螺旋状に上昇していくように形成され
る。したがって、図示の実施の形態では、ボウル12の
内周面の側壁12Aが、そのままキャップ送路14の側
壁14Aとなる。
【0030】振動発生手段16は、図1に示すように、
基盤20の上に取付けられ、ボウル12は、この振動発
生手段16の上に取付けられている。選択整列搬送装置
10は、この振動発生手段16により、その上に取付け
られたボウル12を振動させることにより、ボウル12
の側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14に振
動を付与して、図1及び図2に示すように、そのキャッ
プ送路14によりキャップ1を搬送する。
基盤20の上に取付けられ、ボウル12は、この振動発
生手段16の上に取付けられている。選択整列搬送装置
10は、この振動発生手段16により、その上に取付け
られたボウル12を振動させることにより、ボウル12
の側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14に振
動を付与して、図1及び図2に示すように、そのキャッ
プ送路14によりキャップ1を搬送する。
【0031】振動発生手段16は、図示の実施の形態で
は、基盤20の上に斜めに取付けられた板ばね22と、
基盤20とボウル12との間に設置された電磁石24と
から成っている。この振動発生手段16は、その電磁石
24を交流で励磁して電磁石24によりボウル12と基
盤20とを吸引することにより、水平方向の成分と垂直
方向の成分をもつ螺旋状ないしは円弧状の振動を板ばね
22を介してボウル12に付与する。この振動により、
キャップ1は、図1及び図2に示すように、ボウル12
の側壁12Aに添って螺旋状に形成されたキャップ送路
14上を微妙な跳躍等をしながら搬送されていく。な
お、振動発生手段16は、図示の実施の形態と異なり、
リンク等の機械要素をモーター等で揺動させる方式であ
ってもよい。
は、基盤20の上に斜めに取付けられた板ばね22と、
基盤20とボウル12との間に設置された電磁石24と
から成っている。この振動発生手段16は、その電磁石
24を交流で励磁して電磁石24によりボウル12と基
盤20とを吸引することにより、水平方向の成分と垂直
方向の成分をもつ螺旋状ないしは円弧状の振動を板ばね
22を介してボウル12に付与する。この振動により、
キャップ1は、図1及び図2に示すように、ボウル12
の側壁12Aに添って螺旋状に形成されたキャップ送路
14上を微妙な跳躍等をしながら搬送されていく。な
お、振動発生手段16は、図示の実施の形態と異なり、
リンク等の機械要素をモーター等で揺動させる方式であ
ってもよい。
【0032】選択整列手段18は、本発明では特に図2
に示すように、キャップ送路14の側壁14A(即ち、
ボウル12の側壁12A)から横方向(ボウル12の内
側方向)に延びるようにして形成された横向き突出部2
6から成っている。
に示すように、キャップ送路14の側壁14A(即ち、
ボウル12の側壁12A)から横方向(ボウル12の内
側方向)に延びるようにして形成された横向き突出部2
6から成っている。
【0033】この横向き突出部26は、板状の金属スト
リップ等をプレス加工により打ち抜く等適宜な方法で形
成することができ、この際、図2に示すように、ボウル
12の側壁12Aに添った湾曲形状に加工される。この
ようにして形成された横向き突出部26は、図2に示す
実施の形態では、ネジ止め又は熔接等により、キャップ
送路14の側壁14Aに固定して取付けられる。なお、
キャップ1の搬送中における損傷を防止するため、横向
き突出部26は、プラスチック等から形成することもで
きる。
リップ等をプレス加工により打ち抜く等適宜な方法で形
成することができ、この際、図2に示すように、ボウル
12の側壁12Aに添った湾曲形状に加工される。この
ようにして形成された横向き突出部26は、図2に示す
実施の形態では、ネジ止め又は熔接等により、キャップ
送路14の側壁14Aに固定して取付けられる。なお、
キャップ1の搬送中における損傷を防止するため、横向
き突出部26は、プラスチック等から形成することもで
きる。
【0034】この横向き突出部26の設置に際しては、
横向き突出部26のキャップ送路14の側壁14Aへの
取付高さhや、大きさ(厚みt)、横方向の幅w(図2
参照)等を、図2(A)に示すように、搬送されるべき
キャップ1Aの正姿勢における環状凹部4に合わせて設
定する。この場合、キャップ1の環状凹部4は、その上
下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中央から外れ
た部分に位置するように形成されているため、キャップ
1を正姿勢とした場合と不正姿勢とした場合とでは、必
ずキャップ送路14の搬送面14Bから環状凹部4まで
の高さが異なり、横向き突出部26は、正姿勢のキャッ
プ1Aに対しては、その環状凹部4に必ず入り込むこと
ができる一方、不正姿勢のキャップ1Bに対しては、必
ずその環状凹部4を除いた部分に衝突する。
横向き突出部26のキャップ送路14の側壁14Aへの
取付高さhや、大きさ(厚みt)、横方向の幅w(図2
参照)等を、図2(A)に示すように、搬送されるべき
キャップ1Aの正姿勢における環状凹部4に合わせて設
定する。この場合、キャップ1の環状凹部4は、その上
下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中央から外れ
た部分に位置するように形成されているため、キャップ
1を正姿勢とした場合と不正姿勢とした場合とでは、必
ずキャップ送路14の搬送面14Bから環状凹部4まで
の高さが異なり、横向き突出部26は、正姿勢のキャッ
プ1Aに対しては、その環状凹部4に必ず入り込むこと
ができる一方、不正姿勢のキャップ1Bに対しては、必
ずその環状凹部4を除いた部分に衝突する。
【0035】このため、横向き突出部26は、図2
(A)に示すように、正姿勢のキャップ1Aの上下方向
の中央から外れた途中部分の全周にわたって形成された
環状凹部4に入り込んで、キャップ送路14の搬送面1
4Bとの間でキャップ1Aの環状凹部4を境にした一方
部分(図示の場合には、後に述べるように識別体3)を
部分的に挟み込む等して保持してキャップ1Aの搬送を
補助する一方、図2(B)に示すように、不正姿勢のキ
ャップ1Bの環状凹部4を除いた部分(キャップ送路1
4と横向き突出部26との間に保持されるキャップ1の
一方部分(図示の場合には、識別体3)に対する環状凹
部4を境にした他方部分)に衝突して不正姿勢のキャッ
プ1Bをキャップ送路14から落下させて、キャップ1
を選択整列させることができる。
(A)に示すように、正姿勢のキャップ1Aの上下方向
の中央から外れた途中部分の全周にわたって形成された
環状凹部4に入り込んで、キャップ送路14の搬送面1
4Bとの間でキャップ1Aの環状凹部4を境にした一方
部分(図示の場合には、後に述べるように識別体3)を
部分的に挟み込む等して保持してキャップ1Aの搬送を
補助する一方、図2(B)に示すように、不正姿勢のキ
ャップ1Bの環状凹部4を除いた部分(キャップ送路1
4と横向き突出部26との間に保持されるキャップ1の
一方部分(図示の場合には、識別体3)に対する環状凹
部4を境にした他方部分)に衝突して不正姿勢のキャッ
プ1Bをキャップ送路14から落下させて、キャップ1
を選択整列させることができる。
【0036】この手段による選択整列においては、横向
き突出部26は、不正姿勢のキャップ1Bの環状凹部4
を除いた部分に必ず衝突すると共にキャップ1を落下さ
せるべき方向である横方向(ボウル12の内側方向)に
突出しているため、図2(B)に示すように、不正姿勢
のキャップ1Bを押し出してキャップ送路14から確実
に落下させて排除することができる(換言すれば、正姿
勢のキャップ1Aのみを確実に選択して通過させること
ができる)一方、図2(A)に示すように、キャップ送
路14との間で正姿勢のキャップ1Aを部分的に挟み込
む等して保持するため、搬送すべきキャップ1の落下方
向への傾き等の変位を抑制して正姿勢のキャップ1Aの
落下を確実に防止することができ、正姿勢のキャップ1
Aを容器への取付け等の次の工程へ安定的にかつ確実に
搬送して搬送効率を高めることができる。
き突出部26は、不正姿勢のキャップ1Bの環状凹部4
を除いた部分に必ず衝突すると共にキャップ1を落下さ
せるべき方向である横方向(ボウル12の内側方向)に
突出しているため、図2(B)に示すように、不正姿勢
のキャップ1Bを押し出してキャップ送路14から確実
に落下させて排除することができる(換言すれば、正姿
勢のキャップ1Aのみを確実に選択して通過させること
ができる)一方、図2(A)に示すように、キャップ送
路14との間で正姿勢のキャップ1Aを部分的に挟み込
む等して保持するため、搬送すべきキャップ1の落下方
向への傾き等の変位を抑制して正姿勢のキャップ1Aの
落下を確実に防止することができ、正姿勢のキャップ1
Aを容器への取付け等の次の工程へ安定的にかつ確実に
搬送して搬送効率を高めることができる。
【0037】なお、横向き突出部26により、キャップ
送路14から落下した不正姿勢のキャップ1Bは、ボウ
ル12の中に還流されてキャップ送路14の入口に戻さ
れ、再び、キャップ送路14により搬送されて、再度、
横向き突出部26による選択整列にかけられ、最終的に
は、全てのキャップ1が正姿勢のキャップ1Aとして、
容器への取付け等の次の処理工程へ搬送される。
送路14から落下した不正姿勢のキャップ1Bは、ボウ
ル12の中に還流されてキャップ送路14の入口に戻さ
れ、再び、キャップ送路14により搬送されて、再度、
横向き突出部26による選択整列にかけられ、最終的に
は、全てのキャップ1が正姿勢のキャップ1Aとして、
容器への取付け等の次の処理工程へ搬送される。
【0038】また、キャップ1は、図2に示すように、
予め、キャップ1の上下方向の途中部分であって、か
つ、その上下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中
央から外れた部分に位置するように、キャップ1の全周
にわたって、この横向き突出部26が入り込む環状凹部
4を有する。具体的には、図2に示す実施の形態におい
ては、搬送すべきキャップ1は、図7に示すように、容
器に取付けるための開口5を有するキャップ本体2と、
このキャップ本体2の上方に設けられた識別体3とから
成り、このキャップ本体2と識別体3との間であってキ
ャップ1の上下方向の中央から外れた途中部分の全周に
わたって環状凹部4が形成されている。したがって、こ
のようなキャップ1を搬送する場合には、横向き突出部
26は、図2(A)に示すように、キャップ送路14の
搬送面14Bとの間で正姿勢のキャップ1Aの識別体3
を挟み込む等して保持して正姿勢のキャップ1Aの搬送
を補助する一方、図2(B)に示すように、不正姿勢の
キャップ1Bの環状凹部4を除いた部分であるキャップ
本体2に衝突して不正姿勢のキャップ1Bを落下させ
る。
予め、キャップ1の上下方向の途中部分であって、か
つ、その上下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中
央から外れた部分に位置するように、キャップ1の全周
にわたって、この横向き突出部26が入り込む環状凹部
4を有する。具体的には、図2に示す実施の形態におい
ては、搬送すべきキャップ1は、図7に示すように、容
器に取付けるための開口5を有するキャップ本体2と、
このキャップ本体2の上方に設けられた識別体3とから
成り、このキャップ本体2と識別体3との間であってキ
ャップ1の上下方向の中央から外れた途中部分の全周に
わたって環状凹部4が形成されている。したがって、こ
のようなキャップ1を搬送する場合には、横向き突出部
26は、図2(A)に示すように、キャップ送路14の
搬送面14Bとの間で正姿勢のキャップ1Aの識別体3
を挟み込む等して保持して正姿勢のキャップ1Aの搬送
を補助する一方、図2(B)に示すように、不正姿勢の
キャップ1Bの環状凹部4を除いた部分であるキャップ
本体2に衝突して不正姿勢のキャップ1Bを落下させ
る。
【0039】特に、この識別体3を有するキャップ1
は、触感や視覚による他のキャップ1との識別を容易に
するため、その識別体3が、図7に示すように、星形形
状、三角形状、ハート形状、花柄形状、また図示以外に
も楕円形状やアルファベットのDの字形状等のキャップ
本体2の外周面2aや他のキャップ1の識別体3とは異
なる輪郭形状の外面3aを有することから、開口5を上
に向けた正姿勢とすると、不安定となりキャップ送路1
4から落下する傾向があるが、この横向き突出部26
は、このような不安定となる傾向があるキャップ1であ
っても適切かつ確実に搬送することができる。
は、触感や視覚による他のキャップ1との識別を容易に
するため、その識別体3が、図7に示すように、星形形
状、三角形状、ハート形状、花柄形状、また図示以外に
も楕円形状やアルファベットのDの字形状等のキャップ
本体2の外周面2aや他のキャップ1の識別体3とは異
なる輪郭形状の外面3aを有することから、開口5を上
に向けた正姿勢とすると、不安定となりキャップ送路1
4から落下する傾向があるが、この横向き突出部26
は、このような不安定となる傾向があるキャップ1であ
っても適切かつ確実に搬送することができる。
【0040】なお、図示の実施の形態では、キャップ1
の姿勢について、従来技術におけるキャップ1の選択整
列装置10と同様に、キャップ1の開口5を上方に向け
た姿勢を「正姿勢」と、開口5を下方に向けた姿勢を
「不正姿勢」として説明しているが、本発明において
は、必ずしもこれに限定されるものではなく、逆に、開
口5が下方を向いた姿勢を「正姿勢」と、開口5が上方
を向いた姿勢を「不正姿勢」と位置付けることもでき、
また、この点において、従来技術と比べて利点を有して
いる。
の姿勢について、従来技術におけるキャップ1の選択整
列装置10と同様に、キャップ1の開口5を上方に向け
た姿勢を「正姿勢」と、開口5を下方に向けた姿勢を
「不正姿勢」として説明しているが、本発明において
は、必ずしもこれに限定されるものではなく、逆に、開
口5が下方を向いた姿勢を「正姿勢」と、開口5が上方
を向いた姿勢を「不正姿勢」と位置付けることもでき、
また、この点において、従来技術と比べて利点を有して
いる。
【0041】即ち、従来技術では、キャップ1が比較的
高い箇所にその重心があることを考慮してこれを安定的
に搬送する必要から、また、図10及び図12に示すよ
うに、キャップ送路14に形成された舌部50や渡し板
54にキャップ1の開口5を入り込ませて下方に落下さ
せる必要があったことから、キャップ1を選択整列しつ
つ安定的に搬送するためには、必然的にあえて開口5を
上方に向けた姿勢を正姿勢とする必要があり、このよう
に開口5を上方に向けると、開口5内に塵や埃等の不純
物が入り込むおそれがあると共に、容器への取付の際に
反転させる必要が生じていた。しかし、本発明において
は、横向き突出部26により、不正姿勢のキャップ1B
を排除しつつ、正姿勢のキャップ1Aを安定的に搬送し
ているため、キャップ1の開口5を上下どちらに向けた
姿勢を正姿勢としても、安定的に搬送することができる
と同時に、特に、開口5を下方に向けた姿勢を正姿勢と
すると、上述した不純物の混入の問題を回避することが
できると共に、キャップ1の反転工程が不要となる利点
がある。
高い箇所にその重心があることを考慮してこれを安定的
に搬送する必要から、また、図10及び図12に示すよ
うに、キャップ送路14に形成された舌部50や渡し板
54にキャップ1の開口5を入り込ませて下方に落下さ
せる必要があったことから、キャップ1を選択整列しつ
つ安定的に搬送するためには、必然的にあえて開口5を
上方に向けた姿勢を正姿勢とする必要があり、このよう
に開口5を上方に向けると、開口5内に塵や埃等の不純
物が入り込むおそれがあると共に、容器への取付の際に
反転させる必要が生じていた。しかし、本発明において
は、横向き突出部26により、不正姿勢のキャップ1B
を排除しつつ、正姿勢のキャップ1Aを安定的に搬送し
ているため、キャップ1の開口5を上下どちらに向けた
姿勢を正姿勢としても、安定的に搬送することができる
と同時に、特に、開口5を下方に向けた姿勢を正姿勢と
すると、上述した不純物の混入の問題を回避することが
できると共に、キャップ1の反転工程が不要となる利点
がある。
【0042】この場合、本発明の選択整列搬送装置10
及び選択整列搬送方法は、図7に示すように、星形形状
等の特殊形状の識別体3を有するキャップ1において
は、図2に示すようにキャップ1の頂面の形状に由来し
て不安定となる開口5が上方を向いた姿勢を正姿勢とし
た場合でも正姿勢のキャップ1Aを安定的に搬送するこ
とができる点で、効果的に作用を発揮するが、勿論、こ
の図7に示すキャップ1においても、図2とは逆に、開
口5が下方を向いた重心が不安定になった姿勢を正姿勢
として、横向き突出部26を、不正姿勢のキャップ1B
の環状凹部4を除いた部分に衝突させて、不正姿勢のキ
ャップ1Bを排除することもできる。
及び選択整列搬送方法は、図7に示すように、星形形状
等の特殊形状の識別体3を有するキャップ1において
は、図2に示すようにキャップ1の頂面の形状に由来し
て不安定となる開口5が上方を向いた姿勢を正姿勢とし
た場合でも正姿勢のキャップ1Aを安定的に搬送するこ
とができる点で、効果的に作用を発揮するが、勿論、こ
の図7に示すキャップ1においても、図2とは逆に、開
口5が下方を向いた重心が不安定になった姿勢を正姿勢
として、横向き突出部26を、不正姿勢のキャップ1B
の環状凹部4を除いた部分に衝突させて、不正姿勢のキ
ャップ1Bを排除することもできる。
【0043】また、この横向き突出部26は、その始端
26Aが、図2(C)に示すように、キャップ送路14
の側壁14Aに向けて傾いたテーパ状に形成されてい
る。このため、図2(C)に示すように、このテーパ状
の始端26Aにより、不正姿勢のキャップ1Bが、横向
き突出部26の始端26Aにつかえたり、横向き突出部
26に乗り上げたりすることなく、落下方向であるキャ
ップ送路の横方向(ボウル12の内側方向:図2(B)
の矢印A参照))へ導かれて円滑に落下するため、後続
の正姿勢のキャップ1Aの搬送に影響を与えたり、正姿
勢のキャップ1Aを巻き込んで落下することがなく、キ
ャップ1の搬送効率が低下することがない。
26Aが、図2(C)に示すように、キャップ送路14
の側壁14Aに向けて傾いたテーパ状に形成されてい
る。このため、図2(C)に示すように、このテーパ状
の始端26Aにより、不正姿勢のキャップ1Bが、横向
き突出部26の始端26Aにつかえたり、横向き突出部
26に乗り上げたりすることなく、落下方向であるキャ
ップ送路の横方向(ボウル12の内側方向:図2(B)
の矢印A参照))へ導かれて円滑に落下するため、後続
の正姿勢のキャップ1Aの搬送に影響を与えたり、正姿
勢のキャップ1Aを巻き込んで落下することがなく、キ
ャップ1の搬送効率が低下することがない。
【0044】なお、このテーパ状の始端26Aのキャッ
プ送路14の側壁14A(の接線)に対する傾斜角度α
(図2(C)参照)は、図示の実施の形態では、約35
°に設定してある。これは、この角度αが、余りに大き
いと、不正姿勢のキャップ1Bが引っ掛かって止まるお
それがある一方、余りに小さいと、不正姿勢のキャップ
1Bが正姿勢のキャップ1Aをも巻き込んで落下するお
それが高まるためである。したがって、この角度αは、
必ずしも、35°に限定されるものではないが、不正姿
勢のキャップ1Bを落下方向へ円滑に導ける範囲内で、
具体的には、30°から45°の範囲内で、適切に設定
することが望ましい。
プ送路14の側壁14A(の接線)に対する傾斜角度α
(図2(C)参照)は、図示の実施の形態では、約35
°に設定してある。これは、この角度αが、余りに大き
いと、不正姿勢のキャップ1Bが引っ掛かって止まるお
それがある一方、余りに小さいと、不正姿勢のキャップ
1Bが正姿勢のキャップ1Aをも巻き込んで落下するお
それが高まるためである。したがって、この角度αは、
必ずしも、35°に限定されるものではないが、不正姿
勢のキャップ1Bを落下方向へ円滑に導ける範囲内で、
具体的には、30°から45°の範囲内で、適切に設定
することが望ましい。
【0045】横向き突出部26のより具体的な形態につ
いて、図2を参照しながら説明すると、キャップ送路1
4の搬送面14Bから横向き突出部26の下面26aま
での高さh(図2(A)参照)は、選択整列されるべき
正姿勢のキャップ1Aの環状凹部4を境にした横向き突
出部26とキャップ送路14との間に保持される一方部
分(図2の形態では、識別体3)の高さに合わせて設定
されている。
いて、図2を参照しながら説明すると、キャップ送路1
4の搬送面14Bから横向き突出部26の下面26aま
での高さh(図2(A)参照)は、選択整列されるべき
正姿勢のキャップ1Aの環状凹部4を境にした横向き突
出部26とキャップ送路14との間に保持される一方部
分(図2の形態では、識別体3)の高さに合わせて設定
されている。
【0046】これにより、図2(A)に示すように、キ
ャップ1のうちの保持される一方部分(識別体3)と、
横向き突出部26の下面26a及びキャップ送路14の
搬送面14Bとの間のクリアランスが少なくなり、正姿
勢のキャップ1Aが図2(A)に示すように、落下方向
に傾こうとしても識別体3が横向き突出部26の下面2
6aに係合してその傾きが抑制されるため、正姿勢のキ
ャップ1Aの識別体3が確実に挟み込まれて搬送中にぐ
らつくことがなく、正姿勢のキャップ1Aの落下を確実
に防止して、より安定的に正姿勢のキャップ1Aを搬送
することができる。
ャップ1のうちの保持される一方部分(識別体3)と、
横向き突出部26の下面26a及びキャップ送路14の
搬送面14Bとの間のクリアランスが少なくなり、正姿
勢のキャップ1Aが図2(A)に示すように、落下方向
に傾こうとしても識別体3が横向き突出部26の下面2
6aに係合してその傾きが抑制されるため、正姿勢のキ
ャップ1Aの識別体3が確実に挟み込まれて搬送中にぐ
らつくことがなく、正姿勢のキャップ1Aの落下を確実
に防止して、より安定的に正姿勢のキャップ1Aを搬送
することができる。
【0047】また、横向き突出部の厚みt(図2(A)
参照)は、図2に示すように、キャップ1の環状凹部4
の上下方向の寸法S(図2参照及び図7参照)に合わせ
て設定されている。このため、横向き突出部26は、キ
ャップ1の環状凹部4に係合しながら入り込むため、正
姿勢のキャップ1Aの落下をより一層確実に防止して、
正姿勢のキャップ1Aを更に安定的に搬送することがで
きる。
参照)は、図2に示すように、キャップ1の環状凹部4
の上下方向の寸法S(図2参照及び図7参照)に合わせ
て設定されている。このため、横向き突出部26は、キ
ャップ1の環状凹部4に係合しながら入り込むため、正
姿勢のキャップ1Aの落下をより一層確実に防止して、
正姿勢のキャップ1Aを更に安定的に搬送することがで
きる。
【0048】更に、横向き突出部26の幅w(図2参
照)は、図2に示すように、キャップ1の環状凹部4の
深さD(図2参照及び図7参照)とほぼ同様に形成され
ている。これにより、正姿勢のキャップ1Aまでもが横
向き突出部26により誤って落下方向へ押し出されるこ
とがない一方、不正姿勢のキャップ1Bを確実に落下さ
せることができる。
照)は、図2に示すように、キャップ1の環状凹部4の
深さD(図2参照及び図7参照)とほぼ同様に形成され
ている。これにより、正姿勢のキャップ1Aまでもが横
向き突出部26により誤って落下方向へ押し出されるこ
とがない一方、不正姿勢のキャップ1Bを確実に落下さ
せることができる。
【0049】なお、横向き突出部26の厚みtや取付高
さh等は、必ずしも、上記の図2に示す形態に限定され
るものではなく、正姿勢のキャップ1Aの安定的な搬送
と不正姿勢のキャップ1Bの確実な排除に影響を与えな
ければ、他の形態とすることもできる。例えば、図3に
示すように、キャップ送路14の搬送面14Bから横向
き突出部26の下面26aまでの高さh(図3参照)
を、識別体3の高さに合わせて設定すれば、横向き突出
部26の厚みt(図3参照)を環状凹部4の上下方向の
寸法S(図3参照)よりも薄く設定しても、図2に示す
形態の横向き突出部26と同様に、不正姿勢のキャップ
1Bを確実に排除することができる一方(図3(A)参
照)、正姿勢のキャップ1Aを安定的にかつ確実に搬送
することができる(図3(B)参照)と同時に、コスト
の削減や横向き突出部26の容易な成形も達成すること
ができる。
さh等は、必ずしも、上記の図2に示す形態に限定され
るものではなく、正姿勢のキャップ1Aの安定的な搬送
と不正姿勢のキャップ1Bの確実な排除に影響を与えな
ければ、他の形態とすることもできる。例えば、図3に
示すように、キャップ送路14の搬送面14Bから横向
き突出部26の下面26aまでの高さh(図3参照)
を、識別体3の高さに合わせて設定すれば、横向き突出
部26の厚みt(図3参照)を環状凹部4の上下方向の
寸法S(図3参照)よりも薄く設定しても、図2に示す
形態の横向き突出部26と同様に、不正姿勢のキャップ
1Bを確実に排除することができる一方(図3(A)参
照)、正姿勢のキャップ1Aを安定的にかつ確実に搬送
することができる(図3(B)参照)と同時に、コスト
の削減や横向き突出部26の容易な成形も達成すること
ができる。
【0050】また、図4に示すように、正姿勢のキャッ
プ1Aの環状凹部4に入り込むことができると同時に不
正姿勢のキャップ1Bの環状凹部4以外の部分に衝突す
ることができれば、横向き突出部26の厚みt(図4
(B)参照)を図3と同様に、環状凹部4の上下方向の
寸法S(図4参照)よりも薄く設定した上で、更に、キ
ャップ送路14の搬送面14Bから横向き突出部26の
下面26aまでの高さh(図4参照)も、上記の図2及
び図3に示す形態と異なり、識別体3の高さよりも高く
設定することもできる。即ち、この形態の横向き突出部
26は、図4(B)に示すように、キャップ1が安定し
た正姿勢の状態である時は、環状凹部4の上下の端面4
a、4bに当接するのではなく、それ以外の適宜の箇所
に入り込んで、キャップ1の選択整列を行う。
プ1Aの環状凹部4に入り込むことができると同時に不
正姿勢のキャップ1Bの環状凹部4以外の部分に衝突す
ることができれば、横向き突出部26の厚みt(図4
(B)参照)を図3と同様に、環状凹部4の上下方向の
寸法S(図4参照)よりも薄く設定した上で、更に、キ
ャップ送路14の搬送面14Bから横向き突出部26の
下面26aまでの高さh(図4参照)も、上記の図2及
び図3に示す形態と異なり、識別体3の高さよりも高く
設定することもできる。即ち、この形態の横向き突出部
26は、図4(B)に示すように、キャップ1が安定し
た正姿勢の状態である時は、環状凹部4の上下の端面4
a、4bに当接するのではなく、それ以外の適宜の箇所
に入り込んで、キャップ1の選択整列を行う。
【0051】この図4に示す形態の横向き突出部26に
よっても、図4(A)に示すように、不正姿勢のキャッ
プ1Bのキャップ本体2に衝突して不正姿勢のキャップ
1Bを確実に排除することができる一方、図4(B)に
示すように、正姿勢のキャップ1Aを通過させることが
できると同時に、特に、図4(C)に示すように、正姿
勢のキャップ1Aが、落下方向に傾きかけても、横向き
突出部26の下面26aが識別体3に係合して落下する
程度まで傾くのを抑制してキャップ送路14の搬送面1
4Bとの間で識別体3を挟み込み、正姿勢のキャップ1
Aの搬送を有効に補助するため、正姿勢のキャップ1A
を安定的にかつ確実に搬送することができる。
よっても、図4(A)に示すように、不正姿勢のキャッ
プ1Bのキャップ本体2に衝突して不正姿勢のキャップ
1Bを確実に排除することができる一方、図4(B)に
示すように、正姿勢のキャップ1Aを通過させることが
できると同時に、特に、図4(C)に示すように、正姿
勢のキャップ1Aが、落下方向に傾きかけても、横向き
突出部26の下面26aが識別体3に係合して落下する
程度まで傾くのを抑制してキャップ送路14の搬送面1
4Bとの間で識別体3を挟み込み、正姿勢のキャップ1
Aの搬送を有効に補助するため、正姿勢のキャップ1A
を安定的にかつ確実に搬送することができる。
【0052】このことから、本発明における横向き突出
部26は、図2(A)及び図3(B)に示すように、キ
ャップ1の環状凹部4に接触しながら入り込んでもよい
し(即ち、環状凹部4に係合しながら入り込む状態)、
図4(B)に示すように、環状凹部4に接触することな
く、単に入り込むだけでもよい。但し、いずれの場合に
も、正姿勢のキャップ1Aがキャップ送路14から落下
するのを防止できることが前提となる。
部26は、図2(A)及び図3(B)に示すように、キ
ャップ1の環状凹部4に接触しながら入り込んでもよい
し(即ち、環状凹部4に係合しながら入り込む状態)、
図4(B)に示すように、環状凹部4に接触することな
く、単に入り込むだけでもよい。但し、いずれの場合に
も、正姿勢のキャップ1Aがキャップ送路14から落下
するのを防止できることが前提となる。
【0053】同様に、横向き突出部26は、下面26a
とキャップ送路14の搬送面14Bとの間で、図2
(A)及び図3(B)に示すように、識別体3に接触し
て識別体3を挟み込んで保持してもよいし、また、図4
(B)に示すように、安定した正姿勢では識別体3に接
触することなく、識別体3を単にキャップ送路14上に
載置するようにして保持してもよい。もっとも、後者の
場合でも、横向き突出部26は、図4(C)に示すよう
に、キャップ1が落下方向に傾いた時には、その下面2
6aが識別体3に係合して、キャップ1の落下を防止で
きることが条件となる。
とキャップ送路14の搬送面14Bとの間で、図2
(A)及び図3(B)に示すように、識別体3に接触し
て識別体3を挟み込んで保持してもよいし、また、図4
(B)に示すように、安定した正姿勢では識別体3に接
触することなく、識別体3を単にキャップ送路14上に
載置するようにして保持してもよい。もっとも、後者の
場合でも、横向き突出部26は、図4(C)に示すよう
に、キャップ1が落下方向に傾いた時には、その下面2
6aが識別体3に係合して、キャップ1の落下を防止で
きることが条件となる。
【0054】また、この図4に示す実施の形態では、キ
ャップ1の識別体3を保持してキャップ1の落下を防止
するため、環状凹部4の上下方向の寸法S(図4参照)
や環状凹部の深さD(図2参照)、また、横向き突出部
26の横方向の幅w(図2参照)の大きさとも関係する
が、キャップ送路14の搬送面14Bから横向き突出部
26の下面26aまでの高さh(図4参照)を識別体3
の高さに対して余りに高く設定すると、識別体3が横向
き突出部26の下方で落下方向に反転して、正姿勢のキ
ャップ1Aが落下してしまうので、識別体3と横向き突
出部26の下面26aとの間のクリアランスが識別体3
が反転できない程度となるように、キャップ送路14の
搬送面14Bから横向き突出部26の下面26aまでの
高さh(図4参照)を適切に設定する(図4参照)。あ
いるは、所々に、正姿勢のキャップ1Aが落下方向に傾
きかけた場合に、その識別体3に係合してそれ以上の傾
きを抑制することができる係合突起等を形成しておくこ
とにより、正姿勢のキャップ1Aの落下を防止すること
もできる。なお、この意味で、正姿勢のキャップ1Aの
落下を防止して安定的に搬送することができると同時に
不正姿勢のキャップ1Bを排除することができれば、図
示はしないが、横向き突出部26を環状凹部4の下方の
端面4b(開口5が上方を向いた正姿勢において下方に
位置する識別体3側の端面)のみに当接させる図3の実
施の形態とは逆に、横向き突出部26を環状凹部4の上
方の端面4a(開口5が上方を向いた正姿勢で上方に位
置するキャップ本体2側の端面)にのみ当接するように
設定することもできる。
ャップ1の識別体3を保持してキャップ1の落下を防止
するため、環状凹部4の上下方向の寸法S(図4参照)
や環状凹部の深さD(図2参照)、また、横向き突出部
26の横方向の幅w(図2参照)の大きさとも関係する
が、キャップ送路14の搬送面14Bから横向き突出部
26の下面26aまでの高さh(図4参照)を識別体3
の高さに対して余りに高く設定すると、識別体3が横向
き突出部26の下方で落下方向に反転して、正姿勢のキ
ャップ1Aが落下してしまうので、識別体3と横向き突
出部26の下面26aとの間のクリアランスが識別体3
が反転できない程度となるように、キャップ送路14の
搬送面14Bから横向き突出部26の下面26aまでの
高さh(図4参照)を適切に設定する(図4参照)。あ
いるは、所々に、正姿勢のキャップ1Aが落下方向に傾
きかけた場合に、その識別体3に係合してそれ以上の傾
きを抑制することができる係合突起等を形成しておくこ
とにより、正姿勢のキャップ1Aの落下を防止すること
もできる。なお、この意味で、正姿勢のキャップ1Aの
落下を防止して安定的に搬送することができると同時に
不正姿勢のキャップ1Bを排除することができれば、図
示はしないが、横向き突出部26を環状凹部4の下方の
端面4b(開口5が上方を向いた正姿勢において下方に
位置する識別体3側の端面)のみに当接させる図3の実
施の形態とは逆に、横向き突出部26を環状凹部4の上
方の端面4a(開口5が上方を向いた正姿勢で上方に位
置するキャップ本体2側の端面)にのみ当接するように
設定することもできる。
【0055】なお、キャップ1は、少なくとも、その環
状凹部4の上下方向の中央部が、キャップ1の上下方向
の中央から外れた位置に形成されていれば、キャップ1
を正姿勢とした場合と不正姿勢とした場合とで、環状凹
部4の全体の高さ位置を異ならせることができ、したが
って、環状凹部4は、その上下方向の中央部がキャップ
1の上下方向の中央から外れていれば、他の一部分はキ
ャップ1の上下方向の中央にかかっていてもよいし、図
2乃至図4に示すように、環状凹部4の全体がキャップ
1が上下方向の中央から外れていてもよいが、少なくと
も、前者の場合には、キャップ1を上下いずれの向きと
しても環状凹部4が存在する高さ位置が存在し得るた
め、図4の実施の形態のように、横向き突出部26の厚
みt(図4参照)が環状凹部4の上下方向の寸法S(図
4参照)に対して薄いと同時にキャップ送路14の搬送
面14Bから横向き突出部26の下面26aまでの高さ
h(図4参照)が保持すべき識別体3の高さよりも高い
場合には、横向き突出部26を、正姿勢におけるキャッ
プ1の環状凹部4のうち、このキャップ1を上下いずれ
の向きとしても環状凹部が存在する高さ位置から外れた
位置に入り込むように設定するか、又は、横向き突出部
26の厚みt(図4参照)と環状凹部4の上下方向の寸
法S(図4参照)との差を余り大きくしないように設定
することが望ましい。
状凹部4の上下方向の中央部が、キャップ1の上下方向
の中央から外れた位置に形成されていれば、キャップ1
を正姿勢とした場合と不正姿勢とした場合とで、環状凹
部4の全体の高さ位置を異ならせることができ、したが
って、環状凹部4は、その上下方向の中央部がキャップ
1の上下方向の中央から外れていれば、他の一部分はキ
ャップ1の上下方向の中央にかかっていてもよいし、図
2乃至図4に示すように、環状凹部4の全体がキャップ
1が上下方向の中央から外れていてもよいが、少なくと
も、前者の場合には、キャップ1を上下いずれの向きと
しても環状凹部4が存在する高さ位置が存在し得るた
め、図4の実施の形態のように、横向き突出部26の厚
みt(図4参照)が環状凹部4の上下方向の寸法S(図
4参照)に対して薄いと同時にキャップ送路14の搬送
面14Bから横向き突出部26の下面26aまでの高さ
h(図4参照)が保持すべき識別体3の高さよりも高い
場合には、横向き突出部26を、正姿勢におけるキャッ
プ1の環状凹部4のうち、このキャップ1を上下いずれ
の向きとしても環状凹部が存在する高さ位置から外れた
位置に入り込むように設定するか、又は、横向き突出部
26の厚みt(図4参照)と環状凹部4の上下方向の寸
法S(図4参照)との差を余り大きくしないように設定
することが望ましい。
【0056】これにより、正姿勢、不正姿勢のいずれの
状態でも、横向き突出部26が環状凹部4に入り込み、
キャップ1の上下の向きを適正に判別することができな
くなるのを防止することができる。したがって、図4に
示す実施の形態は、これらの点に対する配慮を回避する
ため、図2乃至図4に示すように、環状凹部4の全体が
キャップ1の上下方向の中央から外れた位置に形成され
ているキャップ1に適用することが望ましいといえる。
状態でも、横向き突出部26が環状凹部4に入り込み、
キャップ1の上下の向きを適正に判別することができな
くなるのを防止することができる。したがって、図4に
示す実施の形態は、これらの点に対する配慮を回避する
ため、図2乃至図4に示すように、環状凹部4の全体が
キャップ1の上下方向の中央から外れた位置に形成され
ているキャップ1に適用することが望ましいといえる。
【0057】更に、図1乃至図6に示す実施の形態で
は、横向き突出部26は、キャップ送路14の搬送面1
4Bと平行に形成されているのが示されているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、正姿勢のキャップ
1Aの場合のみ、その環状凹部4に入り込むことができ
れば、必ずしもキャップ送路14の搬送面14Bと平行
ではなくてもよく、キャップ1の環状凹部4の形状に合
わせる等して、例えば、図8(A)及び(B)に示すよ
うに、上方又は下方に傾斜するように形成してもよい
し、また、図8(C)及び(D)に示すように、横向き
突出部26の下面26aと上面26bも相互に平行では
なくてもよい。これらの実施の形態にあっては、正姿勢
のキャップ1Aを、より安定的に搬送することができ
る。
は、横向き突出部26は、キャップ送路14の搬送面1
4Bと平行に形成されているのが示されているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、正姿勢のキャップ
1Aの場合のみ、その環状凹部4に入り込むことができ
れば、必ずしもキャップ送路14の搬送面14Bと平行
ではなくてもよく、キャップ1の環状凹部4の形状に合
わせる等して、例えば、図8(A)及び(B)に示すよ
うに、上方又は下方に傾斜するように形成してもよい
し、また、図8(C)及び(D)に示すように、横向き
突出部26の下面26aと上面26bも相互に平行では
なくてもよい。これらの実施の形態にあっては、正姿勢
のキャップ1Aを、より安定的に搬送することができ
る。
【0058】また、この横向き突出部26は、螺旋状に
形成されたキャップ送路14の側壁14Aに添って連続
して形成することができる。これにより、横向き突出部
26で不正姿勢のキャップ1Bを確実に排除することが
できると共に、特に、図2に示すように、横向き突出部
26により正姿勢のキャップ1Aの識別体3をキャップ
送路14の搬送面14Bとの間で挟み込む等して保持し
ながら正姿勢のキャップ1Aの落下を搬送行程の最後ま
で防止してより安定的に搬送することができ、搬送効率
をより一層高めることができる。
形成されたキャップ送路14の側壁14Aに添って連続
して形成することができる。これにより、横向き突出部
26で不正姿勢のキャップ1Bを確実に排除することが
できると共に、特に、図2に示すように、横向き突出部
26により正姿勢のキャップ1Aの識別体3をキャップ
送路14の搬送面14Bとの間で挟み込む等して保持し
ながら正姿勢のキャップ1Aの落下を搬送行程の最後ま
で防止してより安定的に搬送することができ、搬送効率
をより一層高めることができる。
【0059】この場合には、横向き突出部26を、キャ
ップ送路14に合わせて、上方に行くにつれ次第に拡径
する渦巻コイル状に形成して、キャップ送路14の側壁
14Aに取付けていく。なお、横向き突出部26は、キ
ャップ送路14へ取付られた状態で連続すればよく、例
えば、当初からすべて一体的に形成された横向き突出部
26を形成して、これをキャップ送路14の側壁14A
に取付けてもよいし、また、横向き突出部26の製造及
びキャップ送路14の側壁14Aへの取付を容易とする
ため、部分的に形成された複数の部分環状の横向き突出
部26を、連続するように配置して、更に必要に応じて
隣り合う横向き突出部26と溶接等により接続して、キ
ャップ送路14に連続して形成してもよい。
ップ送路14に合わせて、上方に行くにつれ次第に拡径
する渦巻コイル状に形成して、キャップ送路14の側壁
14Aに取付けていく。なお、横向き突出部26は、キ
ャップ送路14へ取付られた状態で連続すればよく、例
えば、当初からすべて一体的に形成された横向き突出部
26を形成して、これをキャップ送路14の側壁14A
に取付けてもよいし、また、横向き突出部26の製造及
びキャップ送路14の側壁14Aへの取付を容易とする
ため、部分的に形成された複数の部分環状の横向き突出
部26を、連続するように配置して、更に必要に応じて
隣り合う横向き突出部26と溶接等により接続して、キ
ャップ送路14に連続して形成してもよい。
【0060】一方、上記とは異なり、横向き突出部26
は、図2(C)に示すように、キャップ送路14の側壁
14Aに添って部分的に形成してもよい。この場合に
は、横向き突出部26を部分環状に形成して、これをキ
ャップ送路14の側壁14Aに取付けることができる。
は、図2(C)に示すように、キャップ送路14の側壁
14Aに添って部分的に形成してもよい。この場合に
は、横向き突出部26を部分環状に形成して、これをキ
ャップ送路14の側壁14Aに取付けることができる。
【0061】この場合、この横向き突出部26は、不正
姿勢のキャップ1Bをほぼ確実に排除することができる
ため、キャップ送路14の単一の箇所にのみ形成しても
よい。具体的には、螺旋状に上昇していくキャップ送路
14のうち、ボウル12の底部に最も近い段階に形成す
ることが望ましい。これにより、不正姿勢のキャップ1
Bを早い段階でボウル12内に還流させてキャップ1の
搬送効率を高めることができると共に、横向き突出26
により落下させられた不正姿勢のキャップ1がより下方
のキャップ送路14上を移動中の正姿勢のキャップ1A
を巻き込んで落下する可能性がなくなる上に、コストダ
ウン、簡易な構成による組付の容易性を確保することが
できる。
姿勢のキャップ1Bをほぼ確実に排除することができる
ため、キャップ送路14の単一の箇所にのみ形成しても
よい。具体的には、螺旋状に上昇していくキャップ送路
14のうち、ボウル12の底部に最も近い段階に形成す
ることが望ましい。これにより、不正姿勢のキャップ1
Bを早い段階でボウル12内に還流させてキャップ1の
搬送効率を高めることができると共に、横向き突出26
により落下させられた不正姿勢のキャップ1がより下方
のキャップ送路14上を移動中の正姿勢のキャップ1A
を巻き込んで落下する可能性がなくなる上に、コストダ
ウン、簡易な構成による組付の容易性を確保することが
できる。
【0062】また、横向き突出部26は、キャップ送路
14の複数の箇所に間欠的に形成することもできる。上
記のように、横向き突出部26によれば、不正姿勢のキ
ャップ1Bをほぼ確実に排除することができるため、比
較的早い段階で単一の箇所に設置すれば不正姿勢のキャ
ップ1Bの排除を充分に達成することはできるが、この
ように間欠的に複数の箇所に設けて、キャップ1を繰り
返し選択整列にかけてその姿勢をチェックすることによ
り、それだけ、不正姿勢のキャップ1Bを排除する機会
及び確率が高まり、より一層確実に不正姿勢のキャップ
1Bを排除することができると共に、正姿勢のキャップ
1Aを安定的に搬送することができる。この場合、隣合
う複数の横向き突出部26間の間隔をキャップ1の最大
外径における直径よりも長くして、キャップ送路14上
にキャップ1が完全に横向き突出部26に係らない部分
ができるようにしてもよいし、キャップ1の環状凹部4
が隣り合う2つの横向き突出部26に跨って係るように
隣合う複数の横向き突出部26間の間隔を狭く設定して
もよい。なお、万が一、不正姿勢のキャップ1Bがより
上方のキャップ送路14まで搬送されそこから落下して
も、より下方のキャップ送路14を移動中の正姿勢のキ
ャップ1Aは横向き突出部26により落下を抑制されな
がら搬送されているため、複数の横向き突出部26間の
間隔を狭めておいたり、また、キャップ送路14の各階
層毎に横向き突出部26の切れ目(不正姿勢のキャップ
1Bを排除する始端26Aと直前の横向き突出部26の
終端との間の間隔)をずらして設定しておくことによ
り、より下方の正姿勢のキャップ1Aを巻き込んで落下
するのを防止することができる。
14の複数の箇所に間欠的に形成することもできる。上
記のように、横向き突出部26によれば、不正姿勢のキ
ャップ1Bをほぼ確実に排除することができるため、比
較的早い段階で単一の箇所に設置すれば不正姿勢のキャ
ップ1Bの排除を充分に達成することはできるが、この
ように間欠的に複数の箇所に設けて、キャップ1を繰り
返し選択整列にかけてその姿勢をチェックすることによ
り、それだけ、不正姿勢のキャップ1Bを排除する機会
及び確率が高まり、より一層確実に不正姿勢のキャップ
1Bを排除することができると共に、正姿勢のキャップ
1Aを安定的に搬送することができる。この場合、隣合
う複数の横向き突出部26間の間隔をキャップ1の最大
外径における直径よりも長くして、キャップ送路14上
にキャップ1が完全に横向き突出部26に係らない部分
ができるようにしてもよいし、キャップ1の環状凹部4
が隣り合う2つの横向き突出部26に跨って係るように
隣合う複数の横向き突出部26間の間隔を狭く設定して
もよい。なお、万が一、不正姿勢のキャップ1Bがより
上方のキャップ送路14まで搬送されそこから落下して
も、より下方のキャップ送路14を移動中の正姿勢のキ
ャップ1Aは横向き突出部26により落下を抑制されな
がら搬送されているため、複数の横向き突出部26間の
間隔を狭めておいたり、また、キャップ送路14の各階
層毎に横向き突出部26の切れ目(不正姿勢のキャップ
1Bを排除する始端26Aと直前の横向き突出部26の
終端との間の間隔)をずらして設定しておくことによ
り、より下方の正姿勢のキャップ1Aを巻き込んで落下
するのを防止することができる。
【0063】更に、図2に示す実施の形態では、横向き
突出部26を、キャップ送路14の側壁14Aに固定し
て取付けたが、ボウル12の複数の適宜の高さ位置に着
脱自在に取付けることもできる。具体的には、図5に示
すように、横向き突出部26に、キャップ送路14の側
壁14Aに形成された係止孔14aに着脱自在に係止す
るフック28等を形成して、キャップ送路14の側壁1
4Aに着脱自在に取付けることができる。
突出部26を、キャップ送路14の側壁14Aに固定し
て取付けたが、ボウル12の複数の適宜の高さ位置に着
脱自在に取付けることもできる。具体的には、図5に示
すように、横向き突出部26に、キャップ送路14の側
壁14Aに形成された係止孔14aに着脱自在に係止す
るフック28等を形成して、キャップ送路14の側壁1
4Aに着脱自在に取付けることができる。
【0064】この場合、キャップ送路14の側壁14A
に、高さ位置が異なる複数の係止孔14aを形成して、
選択整列すべきキャップ1の正姿勢における環状凹部4
の高さ位置に応じて、いずれの係止孔14aに横向き突
出部26を取付けるかを適宜選択することにより、横向
き突出部26の取付高さを選択整列すべきキャップ1の
正姿勢における環状凹部4の高さに合わせて変更するこ
とができ、種々の形状のキャップ1に対応することがで
きる。
に、高さ位置が異なる複数の係止孔14aを形成して、
選択整列すべきキャップ1の正姿勢における環状凹部4
の高さ位置に応じて、いずれの係止孔14aに横向き突
出部26を取付けるかを適宜選択することにより、横向
き突出部26の取付高さを選択整列すべきキャップ1の
正姿勢における環状凹部4の高さに合わせて変更するこ
とができ、種々の形状のキャップ1に対応することがで
きる。
【0065】なお、図2に示すように、横向き突出部2
6をキャップ送路14の側壁14Aを固定的に取付ける
場合においても、前述したように、キャップ送路14と
は別体の横向き突出部26をキャップ送路14の側壁1
4Aに後付けするのではなく、キャップ送路14を形成
するボウル12の内周面を加工する際に、当初から横向
き突出部26をキャップ送路14の側壁14Aに一体的
に形成してもよい。
6をキャップ送路14の側壁14Aを固定的に取付ける
場合においても、前述したように、キャップ送路14と
は別体の横向き突出部26をキャップ送路14の側壁1
4Aに後付けするのではなく、キャップ送路14を形成
するボウル12の内周面を加工する際に、当初から横向
き突出部26をキャップ送路14の側壁14Aに一体的
に形成してもよい。
【0066】また、キャップ送路14は、その横方向の
幅w14(図2参照)が、図2に示すように、不正姿勢の
時にキャップ送路14に面することになるキャップ1の
最下端における直径d(図2及び図7参照)よりも短く
形成されている。これにより、不正姿勢のキャップ1B
は、この幅狭のキャップ送路14によってバランスを崩
して落下するため、不正姿勢のキャップ1Bを、より一
層確実に排除することができる。一方、正姿勢のキャッ
プ1Aは、横向き突出部26により安定的に搬送される
ため、キャップ送路14の横方向の幅w14が狭くても落
下することなく適切に搬送される。
幅w14(図2参照)が、図2に示すように、不正姿勢の
時にキャップ送路14に面することになるキャップ1の
最下端における直径d(図2及び図7参照)よりも短く
形成されている。これにより、不正姿勢のキャップ1B
は、この幅狭のキャップ送路14によってバランスを崩
して落下するため、不正姿勢のキャップ1Bを、より一
層確実に排除することができる。一方、正姿勢のキャッ
プ1Aは、横向き突出部26により安定的に搬送される
ため、キャップ送路14の横方向の幅w14が狭くても落
下することなく適切に搬送される。
【0067】この場合、キャップ送路14の横方向の幅
w14は、横向き突出部26が形成されている部分のみに
対応して幅狭としてもよいし、それ以外の部分のみ、又
はそれ以外の部分も含めて幅狭としてもよい。具体的に
は、例えば、前述したように、横向き突出部26を連続
して形成する場合において、キャップ送路14の出発点
から終了点までのすべてに横向き突出部26を形成する
時には、すべてのキャップ送路14の横方向の幅w14を
幅狭とすることができるし、また、キャップ送路14の
途中から横向き突出部26を形成する時には、横向き突
出部26が形成されている部分のみ、又は、横向き突出
部26が形成されている部分に加えてキャップ送路14
の出発点から横向き突出部26の始端26Aまでの間
も、幅狭とすることもできる。特に、キャップ送路14
の出発点から横向き突出部26の始端26Aまでの間を
幅狭とすると、不正姿勢のキャップ1Bは、そもそもキ
ャップ送路14に乗り上げることが困難となり、不正姿
勢のキャップ1Bをより一層確実に排除することができ
る。
w14は、横向き突出部26が形成されている部分のみに
対応して幅狭としてもよいし、それ以外の部分のみ、又
はそれ以外の部分も含めて幅狭としてもよい。具体的に
は、例えば、前述したように、横向き突出部26を連続
して形成する場合において、キャップ送路14の出発点
から終了点までのすべてに横向き突出部26を形成する
時には、すべてのキャップ送路14の横方向の幅w14を
幅狭とすることができるし、また、キャップ送路14の
途中から横向き突出部26を形成する時には、横向き突
出部26が形成されている部分のみ、又は、横向き突出
部26が形成されている部分に加えてキャップ送路14
の出発点から横向き突出部26の始端26Aまでの間
も、幅狭とすることもできる。特に、キャップ送路14
の出発点から横向き突出部26の始端26Aまでの間を
幅狭とすると、不正姿勢のキャップ1Bは、そもそもキ
ャップ送路14に乗り上げることが困難となり、不正姿
勢のキャップ1Bをより一層確実に排除することができ
る。
【0068】一方、横向き突出部26をキャップ送路1
4に部分的に形成する場合にも、同様に、横向き突出部
26に対応する部分のみか、又は、それに加えてキャッ
プ送路14の出発点から横向き突出部26の始端26ま
での間、あるいはすべてのキャップ送路14等、適宜に
幅狭の部分を設定することができる。もっとも、いずれ
にしろ、横向き突出部26により、不正姿勢のキャップ
1Bは充分に排除することができるので、このキャップ
送路14の横方向の幅w14は、正姿勢のキャップ1Aの
安定性等を考慮して、幅狭としなくてもよいし、又は、
横向き突出部26に対応部分にのみ設ければ、不正姿勢
のキャップ1Bを充分に排除することができる。
4に部分的に形成する場合にも、同様に、横向き突出部
26に対応する部分のみか、又は、それに加えてキャッ
プ送路14の出発点から横向き突出部26の始端26ま
での間、あるいはすべてのキャップ送路14等、適宜に
幅狭の部分を設定することができる。もっとも、いずれ
にしろ、横向き突出部26により、不正姿勢のキャップ
1Bは充分に排除することができるので、このキャップ
送路14の横方向の幅w14は、正姿勢のキャップ1Aの
安定性等を考慮して、幅狭としなくてもよいし、又は、
横向き突出部26に対応部分にのみ設ければ、不正姿勢
のキャップ1Bを充分に排除することができる。
【0069】また、図2では、図7に示す識別体3を有
するキャップ1を搬送する形態を示したが、必ずしもこ
のキャップ1にのみに限定されるものではなく、少なく
ともキャップ1の上下方向の途中であって、かつ、その
上下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中央から外
れた部分に位置するように、キャップ1の全周にわたっ
て形成された環状凹部4を有するキャップ1であれば、
特にその種類を問うことなく、選択整列させることがで
きる。したがって、例えば、図6に示すように、星形形
状等を有しない通常のキャップ14(即ち、環状凹部4
より上方の部分もその他の部分と同様の円形状のキャッ
プ1)であって、キャップ1の上下方向の中央から外れ
た途中部分の全周にわたって環状凹部4が形成されてい
るものを選択整列させることもできる。また、識別体3
を有するキャップ1であっても、図7と異なりキャップ
本体2と識別体3とを連続して形成し、キャップ本体2
と識別体3との間以外の部分、例えば、キャップ本体2
や識別体3自体に環状凹部4を形成することもできる。
するキャップ1を搬送する形態を示したが、必ずしもこ
のキャップ1にのみに限定されるものではなく、少なく
ともキャップ1の上下方向の途中であって、かつ、その
上下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中央から外
れた部分に位置するように、キャップ1の全周にわたっ
て形成された環状凹部4を有するキャップ1であれば、
特にその種類を問うことなく、選択整列させることがで
きる。したがって、例えば、図6に示すように、星形形
状等を有しない通常のキャップ14(即ち、環状凹部4
より上方の部分もその他の部分と同様の円形状のキャッ
プ1)であって、キャップ1の上下方向の中央から外れ
た途中部分の全周にわたって環状凹部4が形成されてい
るものを選択整列させることもできる。また、識別体3
を有するキャップ1であっても、図7と異なりキャップ
本体2と識別体3とを連続して形成し、キャップ本体2
と識別体3との間以外の部分、例えば、キャップ本体2
や識別体3自体に環状凹部4を形成することもできる。
【0070】なお、キャップ1は、手で回して開栓する
関係上、例えば、円柱、角柱等の形状をした略円筒形状
のものが好ましく、ほぼ円筒形状以外の、例えば、段差
を有する形状にはしにくいが、環状凹部4を設けること
により、全体としてほぼ円筒形状とすることができ、そ
の開栓に影響を与えることもなく、特に、スリット状の
環状凹部4とすれば外観上もほぼ気にならない。また、
この開栓の容易性を考慮して、図7に示す識別体3を有
するキャップ1においても、いずれも、図7に示すよう
に、識別体3の最外側面部6がキャップ本体2の外周面
2aよりも突出しないようにほぼ一致して形成されてい
ると同時に、このキャップ本体2の外周面2aよりも若
干凹んで形成された指当部7を有している。
関係上、例えば、円柱、角柱等の形状をした略円筒形状
のものが好ましく、ほぼ円筒形状以外の、例えば、段差
を有する形状にはしにくいが、環状凹部4を設けること
により、全体としてほぼ円筒形状とすることができ、そ
の開栓に影響を与えることもなく、特に、スリット状の
環状凹部4とすれば外観上もほぼ気にならない。また、
この開栓の容易性を考慮して、図7に示す識別体3を有
するキャップ1においても、いずれも、図7に示すよう
に、識別体3の最外側面部6がキャップ本体2の外周面
2aよりも突出しないようにほぼ一致して形成されてい
ると同時に、このキャップ本体2の外周面2aよりも若
干凹んで形成された指当部7を有している。
【0071】また、図示の実施の形態では、略カップ状
のキャップ1の内周に容器の注出首部へ取付けるための
取付部を形成する関係上、環状凹部4を上方に、即ち、
搬送における不正姿勢の状態でキャップ1の上下方向の
中央より上方で、かつ正姿勢の状態でキャップ1の上下
方向の中央より下方に形成したが、環状凹部4は、環状
凹部4の上下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中
央から外れた途中部分に位置すれば、特にその形成位置
は問わず、例えば、取付部が浅い場合や、また、取付部
に対応する部分のキャップ1の肉厚が厚い場合等には、
搬送における不正姿勢の状態でキャップ1の上下方向の
中央より下方に環状凹部4を形成してもよい。
のキャップ1の内周に容器の注出首部へ取付けるための
取付部を形成する関係上、環状凹部4を上方に、即ち、
搬送における不正姿勢の状態でキャップ1の上下方向の
中央より上方で、かつ正姿勢の状態でキャップ1の上下
方向の中央より下方に形成したが、環状凹部4は、環状
凹部4の上下方向の中央部がキャップ1の上下方向の中
央から外れた途中部分に位置すれば、特にその形成位置
は問わず、例えば、取付部が浅い場合や、また、取付部
に対応する部分のキャップ1の肉厚が厚い場合等には、
搬送における不正姿勢の状態でキャップ1の上下方向の
中央より下方に環状凹部4を形成してもよい。
【0072】なお、このように、環状凹部4をキャップ
1の上下方向の中央より下方に形成する場合には勿論の
こと、中央より上方に形成する場合も含めて、不正姿勢
のキャップ1Bを排除することができる一方、正姿勢の
キャップ1を安定的に搬送することができれば、横向き
突出部26の横方向の幅w(図2参照)及び環状凹部4
の深さD(図2参照)は、図2に示す状態よりも、それ
ぞれ、狭く及び浅く、又は、広く及び深くすることもで
き、前者の場合には、特に図6に示す星形形状等を有し
ない円筒形状のキャップ1において、外観や開栓に与え
る影響も少なくなる。但し、前者の場合には、横向き突
出部26の横方向の幅w(図2参照)が余りにも狭く、
また、これに対応する環状凹部4の深さD(図2参照)
も余りにも浅いと、不正姿勢のキャップ1Bのキャップ
本体2が横向き突出部26に衝突しても充分に押し出さ
れずにキャップ送路14から確実には落下しないおそれ
があるため、これらの横向き突出部26の横方向の幅w
や環状凹部4の深さDは、少なくとも、キャップ1の最
下端における直径d(図2参照)とキャップ送路14の
横方向の幅w14(図2参照)との差(d−w14)よりも
大きく設定することが望ましい。
1の上下方向の中央より下方に形成する場合には勿論の
こと、中央より上方に形成する場合も含めて、不正姿勢
のキャップ1Bを排除することができる一方、正姿勢の
キャップ1を安定的に搬送することができれば、横向き
突出部26の横方向の幅w(図2参照)及び環状凹部4
の深さD(図2参照)は、図2に示す状態よりも、それ
ぞれ、狭く及び浅く、又は、広く及び深くすることもで
き、前者の場合には、特に図6に示す星形形状等を有し
ない円筒形状のキャップ1において、外観や開栓に与え
る影響も少なくなる。但し、前者の場合には、横向き突
出部26の横方向の幅w(図2参照)が余りにも狭く、
また、これに対応する環状凹部4の深さD(図2参照)
も余りにも浅いと、不正姿勢のキャップ1Bのキャップ
本体2が横向き突出部26に衝突しても充分に押し出さ
れずにキャップ送路14から確実には落下しないおそれ
があるため、これらの横向き突出部26の横方向の幅w
や環状凹部4の深さDは、少なくとも、キャップ1の最
下端における直径d(図2参照)とキャップ送路14の
横方向の幅w14(図2参照)との差(d−w14)よりも
大きく設定することが望ましい。
【0073】また、図示の実施の形態では、ボウル12
は、図1に示すように、その内周面(側壁12A)が円
筒形である、いわゆる円筒形ボウル12であるのが示さ
れているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
いわゆる円錐形ボウル12の形態等とすることもでき
る。また、図示の実施の形態では、ボウル12全体に振
動を付与してそのキャップ送路14上のキャップ1を搬
送したが、ボウル12の周辺部、すなわち、少なくとも
キャップ送路14にのみ振動を付与するものであっても
よい。
は、図1に示すように、その内周面(側壁12A)が円
筒形である、いわゆる円筒形ボウル12であるのが示さ
れているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
いわゆる円錐形ボウル12の形態等とすることもでき
る。また、図示の実施の形態では、ボウル12全体に振
動を付与してそのキャップ送路14上のキャップ1を搬
送したが、ボウル12の周辺部、すなわち、少なくとも
キャップ送路14にのみ振動を付与するものであっても
よい。
【0074】更に、キャップ送路14についても、図示
の実施の形態では、ボウル12の内側の側壁12A(内
周面)に添って設けられているが、ボウル12の外側の
側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14とする
こともできる。
の実施の形態では、ボウル12の内側の側壁12A(内
周面)に添って設けられているが、ボウル12の外側の
側壁12Aに添って形成されたキャップ送路14とする
こともできる。
【0075】
【実施例】次に、本発明に係るキャップ1の選択整列搬
送装置10によりキャップ1を選択整列させながら搬送
する方法の実施例について述べる。具体的には、図1及
び図2に示す本発明の選択整列装置10により、図2に
示すように、図7に示す識別体3がそれぞれ星形形状、
三角形状、ハート形状、花柄形状を有する4種類のキャ
ップ1を、各20,000個づつ、選択整列させながら
搬送し、この場合の不正姿勢のまま搬送されたキャップ
1Bの個数を計測した。なお、この実施例においては、
図2に示すように、開口5が上方を向いた姿勢を正姿勢
として、キャップ1を搬送した。
送装置10によりキャップ1を選択整列させながら搬送
する方法の実施例について述べる。具体的には、図1及
び図2に示す本発明の選択整列装置10により、図2に
示すように、図7に示す識別体3がそれぞれ星形形状、
三角形状、ハート形状、花柄形状を有する4種類のキャ
ップ1を、各20,000個づつ、選択整列させながら
搬送し、この場合の不正姿勢のまま搬送されたキャップ
1Bの個数を計測した。なお、この実施例においては、
図2に示すように、開口5が上方を向いた姿勢を正姿勢
として、キャップ1を搬送した。
【0076】なお、従来技術の効果と比較して本発明が
有利な効果を有することを実証するため、併せて、従来
技術のキャップ1の選択整列搬送装置10によりキャッ
プ1を選択整列させながら搬送する方法も実施した。具
体的には、図9乃至図11に示すように、選択整列手段
18としてキャップ送路14の一部を切り欠いて形成さ
れた舌部50及び切り欠き部52を有する選択整列搬送
装置10により、上記の本発明の実施例と同様の条件で
キャップ1を選択整列させながら搬送した。即ち、図1
1に示すように、図7に示す識別体3がそれぞれ星形形
状、三角形状、ハート形状、花柄形状を有するキャップ
1を各20,000個づつ、選択整列させながら搬送し
て(同様に、開口5が上方を向いた姿勢を正姿勢とす
る)、この場合の不正姿勢のまま搬送されたキャップ1
Bの個数を計測した。そして、この場合の計測結果、即
ち、本発明及び従来技術においてキャップ1を搬送した
場合に計測された不正姿勢のキャップ1Bの個数は、そ
れぞれ、下記の表1に示す通りであった。
有利な効果を有することを実証するため、併せて、従来
技術のキャップ1の選択整列搬送装置10によりキャッ
プ1を選択整列させながら搬送する方法も実施した。具
体的には、図9乃至図11に示すように、選択整列手段
18としてキャップ送路14の一部を切り欠いて形成さ
れた舌部50及び切り欠き部52を有する選択整列搬送
装置10により、上記の本発明の実施例と同様の条件で
キャップ1を選択整列させながら搬送した。即ち、図1
1に示すように、図7に示す識別体3がそれぞれ星形形
状、三角形状、ハート形状、花柄形状を有するキャップ
1を各20,000個づつ、選択整列させながら搬送し
て(同様に、開口5が上方を向いた姿勢を正姿勢とす
る)、この場合の不正姿勢のまま搬送されたキャップ1
Bの個数を計測した。そして、この場合の計測結果、即
ち、本発明及び従来技術においてキャップ1を搬送した
場合に計測された不正姿勢のキャップ1Bの個数は、そ
れぞれ、下記の表1に示す通りであった。
【0077】
【表1】
【0078】この表1に示す通り、選択整列手段18と
して横向き突出部26を有する本発明の選択整列搬送装
置10及び選択整列搬送方法においては、不正姿勢のキ
ャップ1Bは、いずれの形状の識別体3を有するキャッ
プ1についても、1個も通過することなく、不正姿勢の
キャップ1Bを確実に排除できることが判った。この場
合、特に、少なくとも約20,000個という総数の中
では、不正姿勢のキャップ1Bを完全に排除できるとい
え、ボウル12のキャップ収容能力から考えても、約2
0,000個程度の処理でほぼ完全に不正姿勢のキャッ
プ1Bを排除できれば、実際の実施に際しても、ほぼ完
全に全く問題なく、不正姿勢のキャップ1Bを排除する
ことができるといえる。
して横向き突出部26を有する本発明の選択整列搬送装
置10及び選択整列搬送方法においては、不正姿勢のキ
ャップ1Bは、いずれの形状の識別体3を有するキャッ
プ1についても、1個も通過することなく、不正姿勢の
キャップ1Bを確実に排除できることが判った。この場
合、特に、少なくとも約20,000個という総数の中
では、不正姿勢のキャップ1Bを完全に排除できるとい
え、ボウル12のキャップ収容能力から考えても、約2
0,000個程度の処理でほぼ完全に不正姿勢のキャッ
プ1Bを排除できれば、実際の実施に際しても、ほぼ完
全に全く問題なく、不正姿勢のキャップ1Bを排除する
ことができるといえる。
【0079】この点、従来技術の選択整列搬送装置10
及び選択整列搬送方法に着目すると、表1に示す通り、
いずれの形状の識別体3を有するキャップ1Bについて
も、約20,000個に約10個前後の割合で、不正姿
勢のキャップ1Bがそのまま通過してしまうことが判っ
た。従って、従来技術では、不正姿勢のキャップ1Bが
誤って通過する度に、その都度、キャップ1の容器への
取付工程等を停止し、不正姿勢のキャップ1Bを作業員
が手作業で除去しなければならない手間を考えると、そ
のような必要が全く生じない本発明の効果は非常に際立
って有利なものであるといえることが判る。
及び選択整列搬送方法に着目すると、表1に示す通り、
いずれの形状の識別体3を有するキャップ1Bについて
も、約20,000個に約10個前後の割合で、不正姿
勢のキャップ1Bがそのまま通過してしまうことが判っ
た。従って、従来技術では、不正姿勢のキャップ1Bが
誤って通過する度に、その都度、キャップ1の容器への
取付工程等を停止し、不正姿勢のキャップ1Bを作業員
が手作業で除去しなければならない手間を考えると、そ
のような必要が全く生じない本発明の効果は非常に際立
って有利なものであるといえることが判る。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、正姿勢
のキャップの上下方向の中央から外れた途中部分の全周
にわたって形成された環状凹部に入り込む横向き突出部
によりキャップの選択整列を行っているため、この横向
き突出部が、不正姿勢のキャップの環状凹部を除いた部
分に必ず衝突すると共にキャップを落下させるべき横方
向に突出しているので、不正姿勢のキャップを押し出し
てキャップ送路から確実に落下させて排除することがで
きる一方、キャップ送路との間で正姿勢のキャップを部
分的に挟み込む等して保持するので、搬送すべきキャッ
プの落下方向への傾き等の変位を抑制して正姿勢のキャ
ップの落下を確実に防止することができ、正姿勢のキャ
ップを安定的にかつ次の工程へ確実に搬送して搬送効率
を高めることができる実益がある。
のキャップの上下方向の中央から外れた途中部分の全周
にわたって形成された環状凹部に入り込む横向き突出部
によりキャップの選択整列を行っているため、この横向
き突出部が、不正姿勢のキャップの環状凹部を除いた部
分に必ず衝突すると共にキャップを落下させるべき横方
向に突出しているので、不正姿勢のキャップを押し出し
てキャップ送路から確実に落下させて排除することがで
きる一方、キャップ送路との間で正姿勢のキャップを部
分的に挟み込む等して保持するので、搬送すべきキャッ
プの落下方向への傾き等の変位を抑制して正姿勢のキャ
ップの落下を確実に防止することができ、正姿勢のキャ
ップを安定的にかつ次の工程へ確実に搬送して搬送効率
を高めることができる実益がある。
【0081】また、本発明によれば、上記のように、横
向き突出部により、不正姿勢のキャップを排除する一
方、正姿勢のキャップを安定的に搬送することができる
ため、開口を下方に向けた姿勢を正姿勢としてキャップ
を選択整列しながら搬送することもできるので、キャッ
プの開口内に不純物が混入するのを防止することができ
ると共に容器への取付のためにキャップを反転させる必
要がなくなる実益がある。
向き突出部により、不正姿勢のキャップを排除する一
方、正姿勢のキャップを安定的に搬送することができる
ため、開口を下方に向けた姿勢を正姿勢としてキャップ
を選択整列しながら搬送することもできるので、キャッ
プの開口内に不純物が混入するのを防止することができ
ると共に容器への取付のためにキャップを反転させる必
要がなくなる実益がある。
【0082】この場合、特に、本発明によれば、横向き
突出部の始端をキャップ送路の側壁に向けて傾いたテー
パ状に形成しているため、不正姿勢のキャップが、横向
き突出部につかえたり、乗り上げたりすることなく、落
下方向であるキャップ送路の横方向へ導かれて円滑に落
下するので、後続の正姿勢のキャップの搬送に影響を与
えたり、正姿勢のキャップを巻き込んで落下することが
なく、キャップの搬送効率が低下することがない実益が
ある。
突出部の始端をキャップ送路の側壁に向けて傾いたテー
パ状に形成しているため、不正姿勢のキャップが、横向
き突出部につかえたり、乗り上げたりすることなく、落
下方向であるキャップ送路の横方向へ導かれて円滑に落
下するので、後続の正姿勢のキャップの搬送に影響を与
えたり、正姿勢のキャップを巻き込んで落下することが
なく、キャップの搬送効率が低下することがない実益が
ある。
【0083】また、本発明によれば、上記のように、横
向き突出部をキャップ送路の側壁に添って連続して形成
しているため、正姿勢のキャップの落下を搬送行程の最
後まで防止して正姿勢のキャップをより安定的に搬送す
ることができ、キャップの搬送効率をより一層高めるこ
とができる実益がある。
向き突出部をキャップ送路の側壁に添って連続して形成
しているため、正姿勢のキャップの落下を搬送行程の最
後まで防止して正姿勢のキャップをより安定的に搬送す
ることができ、キャップの搬送効率をより一層高めるこ
とができる実益がある。
【0084】また、本発明によれば、上記のように、キ
ャップ送路の搬送面から横向き突出部の下面までの高さ
を、選択整列されるべき正姿勢のキャップの環状凹部を
境にした横向き突出部とキャップ送路との間に挟み込ま
れる一方部分の高さに合わせて設定しているため、クリ
アランスが少なくなり、キャップのうち横向き突出部と
キャップ送路との間に保持される正姿勢のキャップの一
部が搬送中にぐらつくことがなく、正姿勢のキャップの
落下を確実に防止して、より安定的に正姿勢のキャップ
を搬送することができる実益がある。
ャップ送路の搬送面から横向き突出部の下面までの高さ
を、選択整列されるべき正姿勢のキャップの環状凹部を
境にした横向き突出部とキャップ送路との間に挟み込ま
れる一方部分の高さに合わせて設定しているため、クリ
アランスが少なくなり、キャップのうち横向き突出部と
キャップ送路との間に保持される正姿勢のキャップの一
部が搬送中にぐらつくことがなく、正姿勢のキャップの
落下を確実に防止して、より安定的に正姿勢のキャップ
を搬送することができる実益がある。
【0085】更に、本発明によれば、上記のように、横
向き突出部の厚みを、環状凹部の上下方向の寸法に合わ
せて設定しているため、正姿勢のキャップの落下をより
一層確実に防止して、正姿勢のキャップを更に安定的に
搬送することができる実益がある。
向き突出部の厚みを、環状凹部の上下方向の寸法に合わ
せて設定しているため、正姿勢のキャップの落下をより
一層確実に防止して、正姿勢のキャップを更に安定的に
搬送することができる実益がある。
【0086】加えて、本発明によれば、上記のように、
横向き突出部は、ボウルの側壁の適宜の高さ位置に着脱
自在に取付けることができるため、選択整列すべきキャ
ップの正姿勢における環状凹部の高さに合わせて、横向
き突出部の取付位置を適宜変更することができるので、
環状凹部の高さ位置が異なる種々の形状のキャップに対
応することができる実益がある。
横向き突出部は、ボウルの側壁の適宜の高さ位置に着脱
自在に取付けることができるため、選択整列すべきキャ
ップの正姿勢における環状凹部の高さに合わせて、横向
き突出部の取付位置を適宜変更することができるので、
環状凹部の高さ位置が異なる種々の形状のキャップに対
応することができる実益がある。
【0087】また、本発明によれば、上記のように、キ
ャップ送路の横方向の幅を、不正姿勢の時にキャップ送
路に面することになるキャップの最下端における直径よ
りも短くしているため、不正姿勢のキャップが、この幅
狭のキャップ送路によってバランスを崩して落下するか
又はキャップ送路上に乗ることができず、不正姿勢のキ
ャップをより確実に排除することができ、正姿勢のキャ
ップのみが搬送される確率がより一層高くなる実益があ
る。
ャップ送路の横方向の幅を、不正姿勢の時にキャップ送
路に面することになるキャップの最下端における直径よ
りも短くしているため、不正姿勢のキャップが、この幅
狭のキャップ送路によってバランスを崩して落下するか
又はキャップ送路上に乗ることができず、不正姿勢のキ
ャップをより確実に排除することができ、正姿勢のキャ
ップのみが搬送される確率がより一層高くなる実益があ
る。
【0088】特に、本発明によれば、上記のように、キ
ャップ本体と、星形形状、三角形状、ハート形状、花柄
形状等の輪郭形状の外面を有する識別体とから成り、開
口を上に向けた正姿勢とすると識別体の輪郭形状の影響
を受けて不安定となるキャップを適切にかつ確実に搬送
することができる実益がある。
ャップ本体と、星形形状、三角形状、ハート形状、花柄
形状等の輪郭形状の外面を有する識別体とから成り、開
口を上に向けた正姿勢とすると識別体の輪郭形状の影響
を受けて不安定となるキャップを適切にかつ確実に搬送
することができる実益がある。
【図1】図1は、本発明のキャップの選択整列搬送装置
の一部破断概略側面図である。
の一部破断概略側面図である。
【図2】図2は、本発明に用いられる横向き突出部を有
するキャップ送路を示し、同図(A)は正姿勢のキャッ
プを搬送する状態の側面図、同図(B)は不正姿勢のキ
ャップを排除する状態の側面図、同図(C)はその平面
図である。
するキャップ送路を示し、同図(A)は正姿勢のキャッ
プを搬送する状態の側面図、同図(B)は不正姿勢のキ
ャップを排除する状態の側面図、同図(C)はその平面
図である。
【図3】図3は、本発明に用いられる横向き突出部の他
の実施の形態の概略側面図である。
の実施の形態の概略側面図である。
【図4】図4は、本発明に用いられる横向き突出部の更
に他の実施の形態の概略側面図である。
に他の実施の形態の概略側面図である。
【図5】図5は、本発明に用いられる横向き突出部をキ
ャップ送路の側壁に着脱自在に取付ける状態を示す概略
断面図である。
ャップ送路の側壁に着脱自在に取付ける状態を示す概略
断面図である。
【図6】図6は、本発明の選択整列装置によりキャップ
を搬送する方法の他の実施の形態を示し、同図(A)は
正姿勢のキャップを搬送する状態の側面図、同図(B)
は不正姿勢のキャップを排除する状態の側面図である。
を搬送する方法の他の実施の形態を示し、同図(A)は
正姿勢のキャップを搬送する状態の側面図、同図(B)
は不正姿勢のキャップを排除する状態の側面図である。
【図7】図7は、本発明の選択整列搬送装置により選択
整列されるキャップを示し、同図(A)はその平面図、
同図(B)はその側面図である。
整列されるキャップを示し、同図(A)はその平面図、
同図(B)はその側面図である。
【図8】図8は、本発明に用いられる横向き突出部の更
に他の実施の形態の概略側面図である。
に他の実施の形態の概略側面図である。
【図9】図9は、一般的なキャップの選択整列装置の一
部破断概略側面図である。
部破断概略側面図である。
【図10】図10は、従来技術の選択整列手段を有する
キャップ送路により一般的なキャップを搬送する状態を
示し、同図(A)は正姿勢のキャップを搬送する状態の
側面図、同図(B)は不正姿勢のキャップを排除する状
態の側面図、同図(C)はその平面図である。
キャップ送路により一般的なキャップを搬送する状態を
示し、同図(A)は正姿勢のキャップを搬送する状態の
側面図、同図(B)は不正姿勢のキャップを排除する状
態の側面図、同図(C)はその平面図である。
【図11】図11は、従来技術の選択整列手段を有する
キャップ送路により識別体を有するキャップを搬送する
状態を示し、同図(A)は正姿勢のキャップを搬送する
状態の側面図、同図(B)は不正姿勢のキャップを排除
する状態の側面図、同図(C)はその平面図である。
キャップ送路により識別体を有するキャップを搬送する
状態を示し、同図(A)は正姿勢のキャップを搬送する
状態の側面図、同図(B)は不正姿勢のキャップを排除
する状態の側面図、同図(C)はその平面図である。
【図12】図12は、他の従来技術の選択整列手段の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図13】図13は、更に他の従来技術の選択整列手段
の概略斜視図である。
の概略斜視図である。
1 キャップ 1A 正姿勢のキャップ 1B 不正姿勢のキャップ 2 キャップ本体 2a キャップ本体の外周面 3 識別体 3a 識別体の外面 4 環状凹部 4a、4b 環状凹部の上下の端面 5 開口 6 識別体の最外側面部 7 指当部 10 選択整列搬送装置 12 ボウル 12A ボウルの側壁 14 キャップ送路 14A キャップ送路の側壁 14B キャップ送路の搬送面 14a 係止孔 16 振動発生手段 18 選択整列手段 20 基盤 22 板ばね 24 電磁石 26 横向き突出部 26A 横向き突出部の始端 26a 横向き突出部の下面 26b 横向き突出部の上面 28 フック 50 舌部 52 切り欠き部 54 渡し板 56 レール 56A レールの端部 h キャップ送路の搬送面から横向き突出部の下面まで
の高さ t 横向き突出部の厚み w 横向き突出部の横方向の幅 S 環状凹部の上下方向の寸法 D 環状凹部の深さ d キャップの最下端における直径 w14 キャップ送路の横方向の幅 α 横向き突出部のテーパ状の端部のキャップ送路の側
壁(の接線)に対する傾斜角度
の高さ t 横向き突出部の厚み w 横向き突出部の横方向の幅 S 環状凹部の上下方向の寸法 D 環状凹部の深さ d キャップの最下端における直径 w14 キャップ送路の横方向の幅 α 横向き突出部のテーパ状の端部のキャップ送路の側
壁(の接線)に対する傾斜角度
Claims (10)
- 【請求項1】 ボウルの側壁に添って形成されたキャッ
プ送路と、前記キャップ送路に振動を付与して前記振動
により前記キャップ送路上のキャップを搬送する振動発
生手段と、前記キャップ送路上を搬送されるキャップの
うち正姿勢のキャップのみを通過させて前記キャップを
選択整列させる選択整列手段とを備えたキャップの選択
整列搬送装置において、前記選択整列手段は、前記キャ
ップ送路の側壁から横方向に延びるようにして形成され
た横向き突出部から成り、前記横向き突出部は、前記正
姿勢のキャップの上下方向の途中部分であって、かつ、
その上下方向の中央部が前記キャップの上下方向の中央
から外れた部分に位置するように、前記キャップの全周
にわたって形成された前記キャップの環状凹部に入り込
んで、前記キャップ送路の搬送面との間で前記キャップ
の環状凹部を境にした一方部分を部分的に保持して前記
正姿勢のキャップの搬送を補助する一方、不正姿勢の前
記キャップの前記環状凹部を除いた部分に衝突して前記
不正姿勢のキャップを落下させることを特徴とするキャ
ップの選択整列搬送装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のキャップの選択整列搬
送装置であって、前記横向き突出部の始端は前記キャッ
プ送路の側壁に向けて傾いたテーパ状に形成されている
ことを特徴とするキャップの選択整列搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
のキャップの選択整列搬送装置であって、前記横向き突
出部は、前記キャップ送路の側壁に添って連続して形成
されていることを特徴とするキャップの選択整列搬送装
置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のキャップの選択整列搬送装置であって、前記キャップ
送路の搬送面から前記横向き突出部の下面までの高さ
は、前記選択整列されるべき正姿勢のキャップの前記環
状凹部を境にした前記横向き突出部と前記キャップ送路
との間に保持される一方部分の高さに合わせて設定され
ていることを特徴とするキャップの選択整列搬送装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
のキャップの選択整列搬送装置であって、前記横向き突
出部の厚みは、前記環状凹部の上下方向の寸法に合わせ
て設定されていることを特徴とするキャップの選択整列
搬送装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
のキャップの選択整列搬送装置であって、前記横向き突
出部は、前記ボウルの側壁の適宜の高さ位置に着脱自在
に取付けることができることを特徴とするキャップの選
択整列搬送装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
のキャップの選択整列搬送装置であって、前記キャップ
送路の横方向の幅は、前記選択整列させながら搬送すべ
きキャップの最下端における直径よりも短いことを特徴
とするキャップの選択整列搬送装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
のキャップの選択整列搬送装置であって、前記キャップ
送路上を搬送されるべきキャップは、キャップ本体と前
記キャップ本体の上方に設けられた識別体とから成り、
前記横向き突出部は、前記キャップ本体と前記識別体と
の間であって、かつ、その上下方向の中央部が前記キャ
ップの上下方向の中央から外れた部分に位置するよう
に、前記キャップの全周にわたって形成された前記キャ
ップの環状凹部に入り込んで前記キャップ送路の搬送面
との間で前記識別体を部分的に保持して前記正姿勢のキ
ャップの搬送を補助する一方、不正姿勢の前記キャップ
の前記キャップ本体に衝突して前記不正姿勢のキャップ
を落下させることを特徴とするキャップの選択整列搬送
装置。 - 【請求項9】 ボウルの側壁に添って形成されたキャッ
プ送路に振動を付与してキャップを搬送しつつ、前記キ
ャップ送路上を搬送されるキャップのうち正姿勢のキャ
ップのみを通過させて前記キャップを選択整列させるキ
ャップの選択整列搬送方法において、前記正姿勢のキャ
ップの上下方向の途中部分であって、かつ、その上下方
向の中央部が前記キャップの上下方向の中央から外れた
部分に位置するように、前記キャップの全周にわたって
形成された前記キャップの環状凹部に前記キャップ送路
の側壁から横方向に延びるようにして形成された横向き
突出部を入り込ませて前記キャップ送路の搬送面と前記
横向き突出部の下面との間で前記キャップの環状凹部を
境にした一方部分を部分的に保持して前記キャップの搬
送を補助する一方、前記横向き突出部を不正姿勢の前記
キャップの前記環状凹部を除いた部分に衝突させて前記
不正姿勢のキャップを落下させることを特徴とするキャ
ップの選択整列搬送方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載のキャップの選択整列
搬送方法であって、前記横向き突出部の始端は前記キャ
ップ送路の側壁に向けて傾いたテーパ状に形成されてい
ることを特徴とするキャップの選択整列搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9340840A JPH11157635A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | キャップの選択整列搬送装置及びキャップの選択整列搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9340840A JPH11157635A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | キャップの選択整列搬送装置及びキャップの選択整列搬送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11157635A true JPH11157635A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18340797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9340840A Pending JPH11157635A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | キャップの選択整列搬送装置及びキャップの選択整列搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11157635A (ja) |
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-
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- 1997-11-27 JP JP9340840A patent/JPH11157635A/ja active Pending
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