JPH11157316A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents
車両用サスペンション装置Info
- Publication number
- JPH11157316A JPH11157316A JP32865397A JP32865397A JPH11157316A JP H11157316 A JPH11157316 A JP H11157316A JP 32865397 A JP32865397 A JP 32865397A JP 32865397 A JP32865397 A JP 32865397A JP H11157316 A JPH11157316 A JP H11157316A
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- Japan
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- vehicle
- trailing arm
- suspension device
- control link
- vehicle body
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/10—Independent suspensions
- B60G2200/13—Independent suspensions with longitudinal arms only
- B60G2200/132—Independent suspensions with longitudinal arms only with a single trailing arm
- B60G2200/1322—Independent suspensions with longitudinal arms only with a single trailing arm with a wishbone or triangular arm
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2200/40—Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
- B60G2200/422—Driving wheels or live axles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2200/40—Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
- B60G2200/445—Self-steered wheels
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- B60G2200/40—Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
- B60G2200/462—Toe-in/out
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- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/14—Mounting of suspension arms
- B60G2204/143—Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/422—Links for mounting suspension elements
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小突起乗越え時の乗り心地向上と、車両旋回
時のトーアウト傾向の抑制を可能とする。 【解決手段】 アクスル7と、トレーリングアーム1
と、コントロールリンク11とを備えたサスペンション
装置であって、コントロールリンク11の長さを、トレ
ーリングアーム1の長さよりも短く設定し、コントロー
ルリンク11の車体側取付点の結合体25aをトレーリ
ングアーム1の車体側取付点の支持体17の弾性中心よ
り車両外側に配置し、コントロールリンク11両端の両
結合体25a,25bのばね定数をトレーリングアーム
1の一端1aの支持体17のばね定数よりも大きく設定
したことを特徴とする。
時のトーアウト傾向の抑制を可能とする。 【解決手段】 アクスル7と、トレーリングアーム1
と、コントロールリンク11とを備えたサスペンション
装置であって、コントロールリンク11の長さを、トレ
ーリングアーム1の長さよりも短く設定し、コントロー
ルリンク11の車体側取付点の結合体25aをトレーリ
ングアーム1の車体側取付点の支持体17の弾性中心よ
り車両外側に配置し、コントロールリンク11両端の両
結合体25a,25bのばね定数をトレーリングアーム
1の一端1aの支持体17のばね定数よりも大きく設定
したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトレーリングアーム
を用いた車両用サスペンション装置に関する。
を用いた車両用サスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトレーリングアームを用いたサス
ペンション装置としては、例えば図11に概略的に示す
ものがある。この図11はトレーリングアーム1の一端
が車体3側に揺動自在に支持され、他端が車輪5を回転
可能に支持するアクスル7側に支持されたものである。
ペンション装置としては、例えば図11に概略的に示す
ものがある。この図11はトレーリングアーム1の一端
が車体3側に揺動自在に支持され、他端が車輪5を回転
可能に支持するアクスル7側に支持されたものである。
【0003】この種のサスペンション装置の場合、車輪
5の上下ストロークに伴なう車両側面から見た車輪中心
軌跡が車輪前方数百ミリ程度に中心を持つ円弧を描くこ
とになる。そして同図(a)の非積載時において、路面
の小突起9を乗越える時には、車輪5の中心は略鉛直方
向となるため、乗越え時の乗り心地が悪くなるという問
題はないが、同図(b)の積載時には車輪中心が前方上
方へ移動するようになるため乗り心地が低下するという
問題があった。
5の上下ストロークに伴なう車両側面から見た車輪中心
軌跡が車輪前方数百ミリ程度に中心を持つ円弧を描くこ
とになる。そして同図(a)の非積載時において、路面
の小突起9を乗越える時には、車輪5の中心は略鉛直方
向となるため、乗越え時の乗り心地が悪くなるという問
題はないが、同図(b)の積載時には車輪中心が前方上
方へ移動するようになるため乗り心地が低下するという
問題があった。
【0004】ところで、車両の積載、非積載といった車
両状態にかかわらず、乗り心地を改善とする方法として
は、車輪中心軌跡を直線的に特に車両後方へ傾くように
すると良いことがわかっている。
両状態にかかわらず、乗り心地を改善とする方法として
は、車輪中心軌跡を直線的に特に車両後方へ傾くように
すると良いことがわかっている。
【0005】この車輪中心軌跡の前上り傾向(図11
(b))を抑制し、車両直線軌跡を直線に近付けるため
には、トレーリングアーム1の車体側取付点を車輪中心
からなるべく離れた位置に設定するとよいが、通常、ト
レーリングアーム1の車体側取付点は後席のシートスペ
ース等に制限され、望ましい位置に設定することが困難
となっている。
(b))を抑制し、車両直線軌跡を直線に近付けるため
には、トレーリングアーム1の車体側取付点を車輪中心
からなるべく離れた位置に設定するとよいが、通常、ト
レーリングアーム1の車体側取付点は後席のシートスペ
ース等に制限され、望ましい位置に設定することが困難
となっている。
【0006】また、サスペンション装置の形式として、
ダブルウイッシュボーン、マルチリンク等を採用するこ
とで車輪中心軌跡の直線化は可能であるが、この場合、
重量増、コスト増を招くという問題がある。
ダブルウイッシュボーン、マルチリンク等を採用するこ
とで車輪中心軌跡の直線化は可能であるが、この場合、
重量増、コスト増を招くという問題がある。
【0007】さらに、いわゆるワットリンクを用いた例
もあるが、通常リーデングアームは車両後方に延在する
ため、荷室が狭くなったり、重量増、コスト増を招く等
の問題を生ずる。
もあるが、通常リーデングアームは車両後方に延在する
ため、荷室が狭くなったり、重量増、コスト増を招く等
の問題を生ずる。
【0008】一方、車両中心軌跡をリンク機構を利用し
て直線化した従来例としては、特開昭57−12191
0号公報に記載された図12に示すようなものがある。
このサスペンション装置では、トレーリングアーム1の
中間部が前方上方へ傾斜したコントロールリンク11で
車体3側に結合され、トレーリングアーム1の前端が継
目板ジョイント13によって車体3側に結合され、車体
前後方向に変位可能となっている。
て直線化した従来例としては、特開昭57−12191
0号公報に記載された図12に示すようなものがある。
このサスペンション装置では、トレーリングアーム1の
中間部が前方上方へ傾斜したコントロールリンク11で
車体3側に結合され、トレーリングアーム1の前端が継
目板ジョイント13によって車体3側に結合され、車体
前後方向に変位可能となっている。
【0009】かかる装置では、トレーリングアーム1の
前後方向の変位をコントロールリンク11で制御するこ
とによって車輪中心軌跡を鉛直方向に略直線化すること
ができる。
前後方向の変位をコントロールリンク11で制御するこ
とによって車輪中心軌跡を鉛直方向に略直線化すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トレー
リングアーム1の必要な前後方向の変位は、継目板ジョ
イント13によって保証される構成となっているため、
以下のような問題があった。
リングアーム1の必要な前後方向の変位は、継目板ジョ
イント13によって保証される構成となっているため、
以下のような問題があった。
【0011】すなわち、継目板ジョイント13は、その
機能上トレーリングアーム1の車両前後方向への変位を
自由に許すため、例えば車両旋回中のように車輪5に横
方向入力が入る場合、車輪5が車輪外側へ向こうとする
が、継目板ジョイント13やトレーリングアーム1の支
持点のバネ定数及びトレーリングアーム1の平面視での
方向が規定されていないため、トーアウト傾向をうまく
抑制できないという問題があった。
機能上トレーリングアーム1の車両前後方向への変位を
自由に許すため、例えば車両旋回中のように車輪5に横
方向入力が入る場合、車輪5が車輪外側へ向こうとする
が、継目板ジョイント13やトレーリングアーム1の支
持点のバネ定数及びトレーリングアーム1の平面視での
方向が規定されていないため、トーアウト傾向をうまく
抑制できないという問題があった。
【0012】また、走行時の音や振動が継目板ジョイン
ト13では十分減衰されないまま車体3へ伝達されてし
まうため、車室内に対する音や振動の十分な抑制が困難
となっていた。さらに継目板ジョイント13を用いるこ
とで部品点数が多くなり、コスト増にもなっていた。
ト13では十分減衰されないまま車体3へ伝達されてし
まうため、車室内に対する音や振動の十分な抑制が困難
となっていた。さらに継目板ジョイント13を用いるこ
とで部品点数が多くなり、コスト増にもなっていた。
【0013】本発明は、車輪中心軌跡の前傾傾向を抑制
すること、車両旋回時のトーアウト傾向を抑制すること
を課題とし、さらに車室内への音や振動の伝達を抑制す
ること、部品点数の増加を抑制することを課題とする。
すること、車両旋回時のトーアウト傾向を抑制すること
を課題とし、さらに車室内への音や振動の伝達を抑制す
ること、部品点数の増加を抑制することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車輪
を回転可能に支持するアクスルと、−端が車体側に支持
体を介して揺動自在に弾性支持され他端がアクスル側に
支持されたトレーリングアームと、一端が車体側に結合
体を介して揺勤自在に弾性結合され他端がトレーリング
アームに結合体を介して揺動自在に弾性結合されたコン
トロールリンクとを備えたサスペンション装置であっ
て、前記コントロールリンクの長さを、前記トレーリン
グアームの長さよりも短く設定し、前記コントロールリ
ンクの車体側取付点の結合体をトレーリングアームの車
体側取付点の支持体の弾性中心より車両外側に配置し、
前記コントロールリンク両端の両結合体のばね定数を前
記トレーリングアームの一端の支持体のばね定数よりも
大きく設定したことを特徴とする。
を回転可能に支持するアクスルと、−端が車体側に支持
体を介して揺動自在に弾性支持され他端がアクスル側に
支持されたトレーリングアームと、一端が車体側に結合
体を介して揺勤自在に弾性結合され他端がトレーリング
アームに結合体を介して揺動自在に弾性結合されたコン
トロールリンクとを備えたサスペンション装置であっ
て、前記コントロールリンクの長さを、前記トレーリン
グアームの長さよりも短く設定し、前記コントロールリ
ンクの車体側取付点の結合体をトレーリングアームの車
体側取付点の支持体の弾性中心より車両外側に配置し、
前記コントロールリンク両端の両結合体のばね定数を前
記トレーリングアームの一端の支持体のばね定数よりも
大きく設定したことを特徴とする。
【0015】従って、コントロールリンクの長さをトレ
ーリングアームの長さよりも短く設定したので、トレー
リングアームの回転をコントロールリンクで制御するこ
とにより、車輪軌跡を略直線化することができる。
ーリングアームの長さよりも短く設定したので、トレー
リングアームの回転をコントロールリンクで制御するこ
とにより、車輪軌跡を略直線化することができる。
【0016】また、車両旋回時にトレーリングアームは
車体側取付点の弾性中心回りに車両内側に向こうとする
モーメントを受けることになるため、トーアウト傾向に
なろうとするが、コントロールリンクの車体側取付点の
結合体をトレーリングアームの車体側取付点の支持体の
弾性中心より車両外側に配置し、コントロールリンク両
端の両結合体のバネ定数をトレーリングアームの一端の
支持体のバネ定数よりも大きく設定しているため、コン
トロールリンクによりトーアウトを打ち消す方向にトレ
ーリングアームを制御することになる。また、車輪側か
らの振動等はトレーリングアームの支持体及びコントロ
ールリンクの結合体による車体側への弾性支持、弾性結
合によって規制されることになる。
車体側取付点の弾性中心回りに車両内側に向こうとする
モーメントを受けることになるため、トーアウト傾向に
なろうとするが、コントロールリンクの車体側取付点の
結合体をトレーリングアームの車体側取付点の支持体の
弾性中心より車両外側に配置し、コントロールリンク両
端の両結合体のバネ定数をトレーリングアームの一端の
支持体のバネ定数よりも大きく設定しているため、コン
トロールリンクによりトーアウトを打ち消す方向にトレ
ーリングアームを制御することになる。また、車輪側か
らの振動等はトレーリングアームの支持体及びコントロ
ールリンクの結合体による車体側への弾性支持、弾性結
合によって規制されることになる。
【0017】請求項2の発明は、車輪を回転可能に支持
するアクスルと、−端が車体側に支持体を介して揺動自
在に弾性支持され他端がアクスル側に支持されたトレー
リングアームと、一端が車体側に結合体を介して揺動自
在に弾性結合され他端がトレーリングアーム結合体を介
して揺動自在に弾性結合されたコントロールリンクとを
備えたサスペンション装置であって、前記コントロール
リンクの長さを、前記トレーリングアームの長さよりも
短く設定し、前記コントロールリンクの一端の結合体
を、前記トレーリングアームによる前記アクスルの瞬間
回転中心よりも車体後方側に配置したことを特徴とす
る。
するアクスルと、−端が車体側に支持体を介して揺動自
在に弾性支持され他端がアクスル側に支持されたトレー
リングアームと、一端が車体側に結合体を介して揺動自
在に弾性結合され他端がトレーリングアーム結合体を介
して揺動自在に弾性結合されたコントロールリンクとを
備えたサスペンション装置であって、前記コントロール
リンクの長さを、前記トレーリングアームの長さよりも
短く設定し、前記コントロールリンクの一端の結合体
を、前記トレーリングアームによる前記アクスルの瞬間
回転中心よりも車体後方側に配置したことを特徴とす
る。
【0018】従って、トレーリングアームがその瞬間回
転中心を中心に回転しようとする時、その動きをコント
ロールリンクによって確実に制御することができ、車輪
中心軌跡を略直線化することができる。
転中心を中心に回転しようとする時、その動きをコント
ロールリンクによって確実に制御することができ、車輪
中心軌跡を略直線化することができる。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
車両用サスペンション装置であって、前記コントロール
リンクの他端の結合体を、前記トレーリングアームの一
端の支持体に対して距離をもって該トレーリングアーム
に結合したことを特徴とする。
車両用サスペンション装置であって、前記コントロール
リンクの他端の結合体を、前記トレーリングアームの一
端の支持体に対して距離をもって該トレーリングアーム
に結合したことを特徴とする。
【0020】従って、請求項1又は2の発明の最後に加
え、コントロールリンクによるトレーリングアームの制
御をより確実に行なうことができる。
え、コントロールリンクによるトレーリングアームの制
御をより確実に行なうことができる。
【0021】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の車両用サスペンション装置であって、前記コ
ントロールリンクは、車両後方へ下降傾斜していること
を特徴とする。
かに記載の車両用サスペンション装置であって、前記コ
ントロールリンクは、車両後方へ下降傾斜していること
を特徴とする。
【0022】従って、請求項1〜3のいずれかの発明の
作用に加え、コントロールリンクによるトレーリングア
ームの制御により車輪中心軌跡を略直線化すると共に、
後傾状態にすることができる。
作用に加え、コントロールリンクによるトレーリングア
ームの制御により車輪中心軌跡を略直線化すると共に、
後傾状態にすることができる。
【0023】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の車両用サスペンション装置であって、前記コ
ントロールリンクは、車体平面から見て車幅方向内側後
方へ傾斜配置されていることを特徴とする。
かに記載の車両用サスペンション装置であって、前記コ
ントロールリンクは、車体平面から見て車幅方向内側後
方へ傾斜配置されていることを特徴とする。
【0024】従って、請求項1〜4のいずれかの発明の
作用に加え、コントロールリンクによるトレーリングア
ームの制御により、より確実にトーアウトを打ち消す方
向にトレーリングアームを制御することができる。
作用に加え、コントロールリンクによるトレーリングア
ームの制御により、より確実にトーアウトを打ち消す方
向にトレーリングアームを制御することができる。
【0025】請求項6の発明は、請求項5記載の車両用
サスペンション装置であって、前記トレーリングアーム
の一端は、車体側のサブフレームに支持されて車体平面
からみて車幅方向外側後方へ傾斜配置され、前記コント
ロールリンクの一端を前記サブフレームに支持したこと
を特徴とする。
サスペンション装置であって、前記トレーリングアーム
の一端は、車体側のサブフレームに支持されて車体平面
からみて車幅方向外側後方へ傾斜配置され、前記コント
ロールリンクの一端を前記サブフレームに支持したこと
を特徴とする。
【0026】従って、トレーリングアームの一端が車体
側のサブフレームに支持され、車体平面から見て車幅方
向外側後方へ傾斜配置されたものに対してコントロール
リンクによりトーアウトを打ち消す方向により確実に制
御することができる。
側のサブフレームに支持され、車体平面から見て車幅方
向外側後方へ傾斜配置されたものに対してコントロール
リンクによりトーアウトを打ち消す方向により確実に制
御することができる。
【0027】請求項7の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の車両用サスペンション装置であって、前記コ
ントロールリンクは、車体平面から見て車両前後方向に
平行に配置されていることを特徴とする。
かに記載の車両用サスペンション装置であって、前記コ
ントロールリンクは、車体平面から見て車両前後方向に
平行に配置されていることを特徴とする。
【0028】従って、請求項1〜4のいずれかの発明の
作用に加え、コントロールリンクを車体平面から見て車
両前後方向に平行に配置したものによって、請求項1〜
4の作用を奏することができる。
作用に加え、コントロールリンクを車体平面から見て車
両前後方向に平行に配置したものによって、請求項1〜
4の作用を奏することができる。
【0029】請求項8の発明は、請求項7記載の車両用
サスペンション装置であって、前記トレーリングアーム
の一端は、車体側のサイドメンバーに支持されて車体平
面から見て車両前後方向に平行に配置され、前記コント
ロールリンクの一端を前記サイドメンバーに支持したこ
とを特徴とする。
サスペンション装置であって、前記トレーリングアーム
の一端は、車体側のサイドメンバーに支持されて車体平
面から見て車両前後方向に平行に配置され、前記コント
ロールリンクの一端を前記サイドメンバーに支持したこ
とを特徴とする。
【0030】従って、トレーリングアーム及びコントロ
ールリンクを車両前後方向に平行に配置したものに対
し、請求項7の発明の作用を奏することができる。
ールリンクを車両前後方向に平行に配置したものに対
し、請求項7の発明の作用を奏することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明では車輪中心軌跡を略直
線的にすることができ、小突起の乗越え時等の乗り心地
を向上することができる。また、車両旋回時にトーアウ
トを抑制し、操縦性を向上させることができる。さら
に、車輪側からの振動伝達を支持体及び結合体で抑制す
ることによって車室内への音、振動の伝達を抑制するこ
とができる。また、部品点数が少なく、コスト低減を図
ることもできる。
線的にすることができ、小突起の乗越え時等の乗り心地
を向上することができる。また、車両旋回時にトーアウ
トを抑制し、操縦性を向上させることができる。さら
に、車輪側からの振動伝達を支持体及び結合体で抑制す
ることによって車室内への音、振動の伝達を抑制するこ
とができる。また、部品点数が少なく、コスト低減を図
ることもできる。
【0032】請求項2の発明では、車輪中心軌跡を略直
線化することができ小突起乗越え時等の乗り心地を向上
させることができる。また、車輪側からの振動伝達を支
持体及び結合体で抑制することによって車室内への音、
振動の伝達を抑制することができる。また、部品点数が
少なく、コスト低減を図ることもできる。
線化することができ小突起乗越え時等の乗り心地を向上
させることができる。また、車輪側からの振動伝達を支
持体及び結合体で抑制することによって車室内への音、
振動の伝達を抑制することができる。また、部品点数が
少なく、コスト低減を図ることもできる。
【0033】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、トレーリングアームの確実な制御によ
って車輪中心軌跡の直線化を確実に行なうことができ、
より確実に乗り心地を向上させることができる。
明の効果に加え、トレーリングアームの確実な制御によ
って車輪中心軌跡の直線化を確実に行なうことができ、
より確実に乗り心地を向上させることができる。
【0034】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明の効果に加え略直線化した車輪中心軌跡を後
傾状態にすることができ、より確実に乗り心地を向上さ
せることができる。
れかの発明の効果に加え略直線化した車輪中心軌跡を後
傾状態にすることができ、より確実に乗り心地を向上さ
せることができる。
【0035】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明の効果に加え、トーアウト傾向をより確実に
抑制し、操縦性をより向上させることができる。
れかの発明の効果に加え、トーアウト傾向をより確実に
抑制し、操縦性をより向上させることができる。
【0036】請求項6の発明では、トレーリングアーム
の傾斜配置とコントロールリンクの傾斜配置とによって
トーアウトの抑制をより確実に行なうことができ、操縦
性をより確実に向上させることができる。
の傾斜配置とコントロールリンクの傾斜配置とによって
トーアウトの抑制をより確実に行なうことができ、操縦
性をより確実に向上させることができる。
【0037】請求項7の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明の効果に加え、コントロールリンクの配置設
定を容易に行なうことができる。
れかの発明の効果に加え、コントロールリンクの配置設
定を容易に行なうことができる。
【0038】請求項8の発明では、請求項7の発明の効
果に加え、トレーリングアーム及びコントロールリンク
の配置設定を容易に行なうことができる。
果に加え、トレーリングアーム及びコントロールリンク
の配置設定を容易に行なうことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1、図2は本
発明の第1実施形態に係り、図1は概略平面図、図2は
概略側面図である。図1、図2に示すものはいわゆるセ
ミトレーリング式サスペンション装置であり、トレーリ
ングアーム1は車体平面から見て車幅方向外側後方へ傾
斜するように配置され、一端1aが、車体側であるサブ
フレーム15に支持体17を介して上下方向へ揺動自在
に弾性支持されている。トレーリングアーム1の他端1
bは、車輪5を回転可能に支持するアクスル7側に支持
されている。
発明の第1実施形態に係り、図1は概略平面図、図2は
概略側面図である。図1、図2に示すものはいわゆるセ
ミトレーリング式サスペンション装置であり、トレーリ
ングアーム1は車体平面から見て車幅方向外側後方へ傾
斜するように配置され、一端1aが、車体側であるサブ
フレーム15に支持体17を介して上下方向へ揺動自在
に弾性支持されている。トレーリングアーム1の他端1
bは、車輪5を回転可能に支持するアクスル7側に支持
されている。
【0040】なお、前記支持体17は、例えばトレーリ
ングアーム1の一端1a側に取付けた内筒及び外筒間に
ゴムを加硫成形したブッシュであり、内筒側がサブフレ
ーム15から突設されたブラケット16間にボルトナッ
ト等によって支持されたものである。
ングアーム1の一端1a側に取付けた内筒及び外筒間に
ゴムを加硫成形したブッシュであり、内筒側がサブフレ
ーム15から突設されたブラケット16間にボルトナッ
ト等によって支持されたものである。
【0041】前記サブフレーム15は、車体側の骨格部
材21にマウント部材23を介して弾性支持されてい
る。前記サブフレーム15には、マウント部材23より
も車幅方向外側後方へ突出する結合部15aが突設され
ている。該結合部15aと前記トレーリングアーム1と
にコントロールリンク11が結合されている。
材21にマウント部材23を介して弾性支持されてい
る。前記サブフレーム15には、マウント部材23より
も車幅方向外側後方へ突出する結合部15aが突設され
ている。該結合部15aと前記トレーリングアーム1と
にコントロールリンク11が結合されている。
【0042】前記コントロールリンク11は前記トレー
リングアーム1の長さよりも短く設定され、車体平面か
ら見て車幅方向内側後方へ傾斜配置され、又、車体側面
から見て車両後方へ下降傾斜して配置されている。
リングアーム1の長さよりも短く設定され、車体平面か
ら見て車幅方向内側後方へ傾斜配置され、又、車体側面
から見て車両後方へ下降傾斜して配置されている。
【0043】該コントロールリンク11の一端は、前記
サブフレーム15の結合部15aに結合体25aを介し
て揺動自在に弾性支持され、他端はトレーリングアーム
1に結合体25bをを介して揺動自在に弾性結合されて
いる。結合体25a,25bは、例えば外筒及び内筒間
にゴムを加硫成形したブッシュであり、内筒側が結合部
15a及びトレーリングアーム1の図示しないブラケッ
トにボルトナット等を介して結合されたものである。
サブフレーム15の結合部15aに結合体25aを介し
て揺動自在に弾性支持され、他端はトレーリングアーム
1に結合体25bをを介して揺動自在に弾性結合されて
いる。結合体25a,25bは、例えば外筒及び内筒間
にゴムを加硫成形したブッシュであり、内筒側が結合部
15a及びトレーリングアーム1の図示しないブラケッ
トにボルトナット等を介して結合されたものである。
【0044】そしてコントロールリンク11の車体側取
付点の結合体25aは、トレーリングアーム1の車体側
取付点の支持体17の弾性中心29(図4、図5)より
車両外側に配置されている。
付点の結合体25aは、トレーリングアーム1の車体側
取付点の支持体17の弾性中心29(図4、図5)より
車両外側に配置されている。
【0045】前記コントロールリンク11の両端の両結
合体25a,25bのばね定数は、前記トレーリングア
ーム1の一端1aの支持体17のばね定数よりも大きく
設定されている。なお、26はスペアタイヤパンであ
る。
合体25a,25bのばね定数は、前記トレーリングア
ーム1の一端1aの支持体17のばね定数よりも大きく
設定されている。なお、26はスペアタイヤパンであ
る。
【0046】さらに、図3で示すようにコントロールリ
ンク11の一端の結合体25aは、前記トレーリングア
ーム1の前記アクスル7の瞬間回転中心27よりも車体
後方側に配置されている。また、前記コントロールリン
ク11は、図3(a)のように車両平面から見て車両前
後方向の中心線と平行な線に対して角度θを持つように
車幅方向後方内側へ傾斜配置されている。
ンク11の一端の結合体25aは、前記トレーリングア
ーム1の前記アクスル7の瞬間回転中心27よりも車体
後方側に配置されている。また、前記コントロールリン
ク11は、図3(a)のように車両平面から見て車両前
後方向の中心線と平行な線に対して角度θを持つように
車幅方向後方内側へ傾斜配置されている。
【0047】さらに、図3(b)のように車両側面から
見て結合体25a,25b間の長さをL1、瞬間回転中
心27と結合体25bとの間の長さをL2、瞬間回転中
心27と車輪中心WCとの間の長さをL3とするとL
1:L2=L2:L3のように設定されている。
見て結合体25a,25b間の長さをL1、瞬間回転中
心27と結合体25bとの間の長さをL2、瞬間回転中
心27と車輪中心WCとの間の長さをL3とするとL
1:L2=L2:L3のように設定されている。
【0048】次に、作用を説明する。
【0049】まず、車両側面視の動作を説明する。図1
〜図3において、車両が小突起を通過する時、車輪5は
上方へストロークするが車輪中心WCが瞬間回転中心2
7を中心に回転しようとする時、コントロールリンク1
1がこの回転を制御し車輪中心WCの軌跡を略直線化す
ることができる。特に前記のように長さ関係をL1:L
2=L2:L3とすることで車輪中心WCの軌跡をより
確実に直線化することができる。
〜図3において、車両が小突起を通過する時、車輪5は
上方へストロークするが車輪中心WCが瞬間回転中心2
7を中心に回転しようとする時、コントロールリンク1
1がこの回転を制御し車輪中心WCの軌跡を略直線化す
ることができる。特に前記のように長さ関係をL1:L
2=L2:L3とすることで車輪中心WCの軌跡をより
確実に直線化することができる。
【0050】また、コントロールリンク11の車両後方
への下降傾斜の角度設定によって車輪中心軌跡の直線の
後方への傾斜角を調整することができる。従って、かか
る車輪中心軌跡の直線状態が後方傾斜することで小突起
を乗越える時の乗り心地をより向上させることができ
る。
への下降傾斜の角度設定によって車輪中心軌跡の直線の
後方への傾斜角を調整することができる。従って、かか
る車輪中心軌跡の直線状態が後方傾斜することで小突起
を乗越える時の乗り心地をより向上させることができ
る。
【0051】なお、車輪中心軌跡は必ずしも後方傾斜さ
せる必要もなく鉛直方向に略直線化することができるも
のであれば、小突起乗越え時の乗り心地低下を防止する
ことができるものである。
せる必要もなく鉛直方向に略直線化することができるも
のであれば、小突起乗越え時の乗り心地低下を防止する
ことができるものである。
【0052】車輪ストロークによって生じるトレーリン
グアーム1の前後方向への変位は前記支持体17による
弾性支持によって吸収することができ前記動作が保証さ
れるものである。
グアーム1の前後方向への変位は前記支持体17による
弾性支持によって吸収することができ前記動作が保証さ
れるものである。
【0053】次に、車両平面視の動作を説明する。
【0054】かかる動作を図4と図5との比較において
説明する。図4はコントロールリンクを有さない構造で
あり、図5は本発明第1実施形態の構造である。
説明する。図4はコントロールリンクを有さない構造で
あり、図5は本発明第1実施形態の構造である。
【0055】まず、コントロールリンクを有さない場
合、図4のように車両旋回走行時に車輪5に横力SFが
入力されると車輪5はトレーリングアーム1のサブフレ
ーム15に対する取付点の弾性中心29周りに車両内側
に向こうとするモーメントMを受けることになるため、
車輪5は実線図示の状態から破線図示の状態になり、ト
ーアウト傾向となる。
合、図4のように車両旋回走行時に車輪5に横力SFが
入力されると車輪5はトレーリングアーム1のサブフレ
ーム15に対する取付点の弾性中心29周りに車両内側
に向こうとするモーメントMを受けることになるため、
車輪5は実線図示の状態から破線図示の状態になり、ト
ーアウト傾向となる。
【0056】これに対し、図5のように第1実施形態で
はコントロールリンク11のサブフレーム15に対する
取付点の結合体25aが、トレーリングアーム1のサブ
フレーム15に対する支持点の支持体17の弾性中心2
9より車両外側に配置され、かつ結合体25a,25b
のばね定数が支持体17のばね定数よりも高いため、車
輪5に横力SFが入りトレーリングアーム1がモーメン
トMによって変位し車輪5がトーアウト傾向になろうと
する時、コントロールリンク11によってトーアウト傾
向を打ち消すようにトレーリングアーム1を制御する力
Fが生じる。従って、車輪5のトーアウト傾向を抑制
し、操縦性を向上させることができる。
はコントロールリンク11のサブフレーム15に対する
取付点の結合体25aが、トレーリングアーム1のサブ
フレーム15に対する支持点の支持体17の弾性中心2
9より車両外側に配置され、かつ結合体25a,25b
のばね定数が支持体17のばね定数よりも高いため、車
輪5に横力SFが入りトレーリングアーム1がモーメン
トMによって変位し車輪5がトーアウト傾向になろうと
する時、コントロールリンク11によってトーアウト傾
向を打ち消すようにトレーリングアーム1を制御する力
Fが生じる。従って、車輪5のトーアウト傾向を抑制
し、操縦性を向上させることができる。
【0057】(第2実施形態)図6、図7は本発明の第
2実施形態を示し、図6は概略平面図、図7は概略側面
図である。なお、第1実施形態と同一構成部分には同符
号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
2実施形態を示し、図6は概略平面図、図7は概略側面
図である。なお、第1実施形態と同一構成部分には同符
号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0058】この第2実施形態は、いわゆるアクスルビ
ーム式サスペンション装置を示し、トレーリングアーム
1及びコントロールリンク11共に車体平面から見て車
両前後方向に平行に配置されている。トレーリングアー
ム1の一端は、支持体17を介して車体側である骨格部
材21に弾性支持され、他端はアクスル7側であるアク
スルビーム31に結合されている。
ーム式サスペンション装置を示し、トレーリングアーム
1及びコントロールリンク11共に車体平面から見て車
両前後方向に平行に配置されている。トレーリングアー
ム1の一端は、支持体17を介して車体側である骨格部
材21に弾性支持され、他端はアクスル7側であるアク
スルビーム31に結合されている。
【0059】前記トレーリングアーム1の中間部には支
持軸33が突設され、前記コントロールリンク11の一
端が、結合体25aを介して前記骨格部材21に揺動自
在に弾性結合されると共に、同他端が、結合体25bを
介して支持軸33に揺動自在に弾性結合されている。
持軸33が突設され、前記コントロールリンク11の一
端が、結合体25aを介して前記骨格部材21に揺動自
在に弾性結合されると共に、同他端が、結合体25bを
介して支持軸33に揺動自在に弾性結合されている。
【0060】なお、35は一端がアクスルビーム31に
揺動自在に支持され、他端が車体側に揺動自在に支持さ
れたラテラルリンク、37はガソリンタンク、26はス
ペアタイヤパンである。
揺動自在に支持され、他端が車体側に揺動自在に支持さ
れたラテラルリンク、37はガソリンタンク、26はス
ペアタイヤパンである。
【0061】そして、第2実施形態においても側面から
見た寸法関係は第1実施形態と略同様に設定されてい
る。すなわち、第2実施形態では図8のように車輪中心
WCの瞬間回転中心は常に車体側取付点である支持体1
7の部分であり、支持体17と結合体25bとの間の長
さをL2とし、L1、L3は第1実施形態と同様である
とするとL1:L2=L2:L3のように設定されてい
る。
見た寸法関係は第1実施形態と略同様に設定されてい
る。すなわち、第2実施形態では図8のように車輪中心
WCの瞬間回転中心は常に車体側取付点である支持体1
7の部分であり、支持体17と結合体25bとの間の長
さをL2とし、L1、L3は第1実施形態と同様である
とするとL1:L2=L2:L3のように設定されてい
る。
【0062】従って、第2実施形態においても車両側面
視の動作は第1実施形態と略同様に行なわせることがで
き、車輪中心軌跡を直線化、後傾化することができる。
視の動作は第1実施形態と略同様に行なわせることがで
き、車輪中心軌跡を直線化、後傾化することができる。
【0063】次に第2実施形態において車両平面視の動
作を説明する。
作を説明する。
【0064】この場合、図9においてコントロールリン
クを有さない構造、図10においてコントロールリンク
を有した第2実施形態の構造を平面視で示し説明する。
クを有さない構造、図10においてコントロールリンク
を有した第2実施形態の構造を平面視で示し説明する。
【0065】まず、図9において車両旋回時に車輪5に
横力SFが入力されて車輪5がラテラルリンク35の車
体側の取付点を中心に車両外側に向こうとするモーメン
トMを受けてトーアウトαを生じた状態を示している。
逆方向に旋回した場合にはラテラルリンク35のアクス
ルビーム31側取付点を中心にして逆方向にトーアウト
αを生じることになる。
横力SFが入力されて車輪5がラテラルリンク35の車
体側の取付点を中心に車両外側に向こうとするモーメン
トMを受けてトーアウトαを生じた状態を示している。
逆方向に旋回した場合にはラテラルリンク35のアクス
ルビーム31側取付点を中心にして逆方向にトーアウト
αを生じることになる。
【0066】図9においてラテラルリンク35の車体側
取付点と一方のトレーリングアーム1までの距離をa、
他方のトレーリングアーム1までの距離をb、ラテラル
リンク35とアクスルビーム31との間隔をcとし、ト
レーリングアーム1のスパンをL、車体側取付点の支持
体17のばね定数をkt とする。この場合、モーメント
MはM=SF×cで示され、トーアウトαは
取付点と一方のトレーリングアーム1までの距離をa、
他方のトレーリングアーム1までの距離をb、ラテラル
リンク35とアクスルビーム31との間隔をcとし、ト
レーリングアーム1のスパンをL、車体側取付点の支持
体17のばね定数をkt とする。この場合、モーメント
MはM=SF×cで示され、トーアウトαは
【数1】 となる。
【0067】すなわち、トーアウトαの量は左右のトレ
ーリングアーム1間のスパンL及びトレーリングアーム
1の車体側取付点の支持体17のばね定数kt で決定さ
れることになる。従って、図10のように左右のコント
ロールリンク11のスパンL′をトレーリングアーム1
のスパンLよりも大きくし、なおかつコントロールリン
ク11の結合体25a,25bのばね定数kc を支持体
17のばね定数kt よりも大きくすることによって、横
力SFを受けた時のトーアウトα′を
ーリングアーム1間のスパンL及びトレーリングアーム
1の車体側取付点の支持体17のばね定数kt で決定さ
れることになる。従って、図10のように左右のコント
ロールリンク11のスパンL′をトレーリングアーム1
のスパンLよりも大きくし、なおかつコントロールリン
ク11の結合体25a,25bのばね定数kc を支持体
17のばね定数kt よりも大きくすることによって、横
力SFを受けた時のトーアウトα′を
【数2】 とすることができ、図9のαに比較して第2実施形態の
トーアウトα′をより小さくすることができる。従って
この場合も車両旋回時の操縦性を向上させることができ
る。
トーアウトα′をより小さくすることができる。従って
この場合も車両旋回時の操縦性を向上させることができ
る。
【0068】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば第1実施形態においてコントロー
ルリンクを車体前後方向に平行に配置することができ、
第2実施形態においてコントロールリンクを車体前後方
向に対し斜めに配置することもできる。
ものではない。例えば第1実施形態においてコントロー
ルリンクを車体前後方向に平行に配置することができ、
第2実施形態においてコントロールリンクを車体前後方
向に対し斜めに配置することもできる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る概略平面図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係る概略側面図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1実施形態に係るスケルトンを示
し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態との比較において示すサ
スペンション装置のスケルトンを示す平面図である。
スペンション装置のスケルトンを示す平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態のサスペンション装置の
スケルトンを示す平面図である。
スケルトンを示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る概略平面図であ
る。
る。
【図7】本発明の第2実施形態に係る概略側面図であ
る。
る。
【図8】本発明の第2実施形態に係るスケルトンを示す
側面図である。
側面図である。
【図9】本発明の第2実施形態との比較において示すサ
スペンション装置の他の例のスケルトンを示す平面図で
ある。
スペンション装置の他の例のスケルトンを示す平面図で
ある。
【図10】本発明の第2実施形態に係るサスペンション
装置のスケルトンを示す平面図である。
装置のスケルトンを示す平面図である。
【図11】従来例を示すスケルトンであり、(a)は非
積載時、(b)は積載時を示す側面図である。
積載時、(b)は積載時を示す側面図である。
【図12】他の従来例に係るサスペンション装置の側面
図である。
図である。
1 トレーリングアーム 3 車体 5 車輪 7 アクスル 11 コントロールリンク 15 サブフレーム(車体側) 17 支持体 21 骨格部材(車体側) 25a,25b 結合体 27 瞬間回転中心 29 弾性中心 31 アクスルビーム(アクセル側)
Claims (8)
- 【請求項1】 車輪を回転可能に支持するアクスルと、 −端が車体側に支持体を介して揺動自在に弾性支持され
他端がアクスル側に支持されたトレーリングアームと、 一端が車体側に結合体を介して揺勤自在に弾性結合され
他端がトレーリングアームに結合体を介して揺動自在に
弾性結合されたコントロールリンクとを備えた車両用サ
スペンション装置であって、 前記コントロールリンクの長さを、前記トレーリングア
ームの長さよりも短く設定し、 前記コントロールリンクの車体側取付点の結合体をトレ
ーリングアームの車体側取付点の支持体の弾性中心より
車両外側に配置し、 前記コントロールリンク両端の両結合体のばね定数を前
記トレーリングアームの一端の支持体のばね定数よりも
大きく設定したことを特徴とする車両用サスペンション
装置。 - 【請求項2】 車輪を回転可能に支持するアクスルと、 −端が車体側に支持体を介して揺動自在に弾性支持され
他端がアクスル側に支持されたトレーリングアームと、 一端が車体側に結合体を介して揺動自在に弾性結合され
他端がトレーリングアームに結合体を介して揺動自在に
弾性結合されたコントロールリンクとを備えた車両用サ
スペンション装置であって、 前記コントロールリンクの長さを、前記トレーリングア
ームの長さよりも短く設定し、 前記コントロールリンクの一端の結合体を、前記トレー
リングアームによる前記アクスルの瞬間回転中心よりも
車体後方側に配置したことを特徴とする車両用サスペン
ション装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両用サスペンシ
ョン装置であって、前記コントロールリンクの他端の結
合体を、前記トレーリングアームの一端の支持体に対し
て距離をもって該トレーリングアームに結合したことを
特徴とする車両用サスペンション装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用
サスペンション装置であって、 前記コントロールリンクは、車両後方へ下降傾斜してい
ることを特徴とする車両用サスペンション装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用
サスペンション装置であって、 前記コントロールリンクは、車体平面から見て車幅方向
内側後方へ傾斜配置されていることを特徴とする車両用
サスペンション装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の車両用サスペンション装
置であって、 前記トレーリングアームの一端は、車体側のサブフレー
ムに支持されて車体平面からみて車幅方向外側後方へ傾
斜配置され、前記コントロールリンクの一端を前記サブ
フレームに支持したことを特徴とする車両用サスペンシ
ョン装置。 - 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用
サスペンション装置であって、 前記コントロールリンクは、車体平面から見て車両前後
方向に平行に配置されていることを特徴とする車両用サ
スペンション装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の車両用サスペンション装
置であって、 前記トレーリングアームの一端は、車体側のサイドメン
バーに支持されて車体平面から見て車両前後方向に平行
に配置され、前記コントロールリンクの一端を前記サイ
ドメンバーに支持したことを特徴とする車両用サスペン
ション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32865397A JPH11157316A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 車両用サスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32865397A JPH11157316A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 車両用サスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11157316A true JPH11157316A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18212672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32865397A Pending JPH11157316A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 車両用サスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11157316A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030018913A (ko) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 후륜 현가장치 |
KR100394637B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-08-14 | 현대자동차주식회사 | 트레일링 암 장착 구조 |
JP2006001544A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Bose Corp | アクティブ車輪サスペンション |
CN108556916A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-09-21 | 长沙行深智能科技有限公司 | 一种车辆底盘 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32865397A patent/JPH11157316A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100394637B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-08-14 | 현대자동차주식회사 | 트레일링 암 장착 구조 |
KR20030018913A (ko) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 후륜 현가장치 |
JP2006001544A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Bose Corp | アクティブ車輪サスペンション |
CN108556916A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-09-21 | 长沙行深智能科技有限公司 | 一种车辆底盘 |
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