JPH11157208A - 感圧記録用マイクロカプセル分散液及びその製造方法 - Google Patents

感圧記録用マイクロカプセル分散液及びその製造方法

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JPH11157208A JP9323424A JP32342497A JPH11157208A JP H11157208 A JPH11157208 A JP H11157208A JP 9323424 A JP9323424 A JP 9323424A JP 32342497 A JP32342497 A JP 32342497A JP H11157208 A JPH11157208 A JP H11157208A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロカプセル膜の耐熱性に優れ、記録性
を損なわずに高温保存時の耐汚染性を改善した感圧記録
用マイクロカプセルの分散液及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 1分子内に少なくとも2個のアミノ基を
有する有機化合物、及びホルムアルデヒドの重縮合樹脂
を膜材とするマイクロカプセル分散液において、残留ホ
ルムアルデヒド処理における中和に際しpKa3.5〜
4.7(25℃)のモノカルボン酸を使用する。該マイ
クロカプセル分散液は、低分子の酸の陰イオンの主成分
としてpKa3.5〜4.7(25℃)のモノカルボン
酸の陰イオンを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感圧記録用マイクロ
カプセル分散液及びその製造方法に関し、特に記録性を
損なわずに高温保存時の耐汚染性に優れた感圧記録用マ
イクロカプセル分散液及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロカプセルは、主に液体、固体等
の芯物質をゼラチン、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ウレタン樹脂等の膜物
質で覆った微小な容器で、1μ〜0.2mm程度の大き
さである。マイクロカプセルの製造方法としては、コア
セルベーション法、界面重合法、in−situ法等が
知られている。
【0003】マイクロカプセルの一般的な用途の1つと
して、感圧記録紙への応用がある。感圧記録紙は、電子
供与性の殆ど無色の有機化合物(以下発色剤という)等
を溶解した油状物質を内包するマイクロカプセルを主成
分とする発色剤マイクロカプセル組成物を基紙の片面に
塗布した上用紙と、基紙の片面に前記発色剤と接触した
ときに発色剤を呈色させる電子受容性化合物(以下顕色
剤という)を主成分とする顕色剤組成物を塗布し、かつ
もう一方の面に発色剤マイクロカプセル組成物を塗布し
た中用紙と、基紙の片面に顕色剤組成物を塗布した下用
紙からなる。一般に上用紙−下用紙あるいは上用紙−中
用紙−下用紙の順に、発色剤マイクロカプセル組成物塗
布面と顕色剤組成物塗布面とが接するように組み合わせ
て使用され、筆圧、プリンター等の圧力によりマイクロ
カプセルが破壊され、発色剤を溶解した油が顕色剤層に
転移し、顕色剤と反応することによって発色するように
なっている。このように感圧記録紙においては、必要な
時にカプセルを破壊しその機能を発現できるように設計
されている。
【0004】感圧記録紙におけるin−situ法のア
ミノ化合物−ホルムアルデヒド樹脂膜形成によるマイク
ロカプセル化は従来より広く知られており、例えば製造
方法は特開昭53−84882号公報に詳しく記述され
ている。アミノ化合物−ホルムアルデヒド樹脂膜形成に
よるマイクロカプセル化法においては、反応後に残留ホ
ルムアルデヒドの除去が必要になり、特開昭54−58
74号公報、特開昭55−145524号公報にはその
除去方法が開示されている。
【0005】特開昭54−5874号公報では、硫酸ヒ
ドロキシルアミンを添加してマイクロカプセル分散液を
アルカリ性に調整し、過剰のホルムアルデヒドと反応さ
せることが記載されており、特開昭55−145524
号公報には、分散液のpHを3以上に維持しながら水溶
性ヒドロキシルアミン塩を添加してホルムアルデヒドを
除去することが記載されている。しかし、これらの方法
では処理生成物の取り扱いが作業環境衛生上好ましくな
いという問題があった。
【0006】また、特開昭55−18218号公報に
は、残留ホルムアルデヒドの除去方法として、糖存在下
で系のpHを11.0〜12.5にしホルムアルデヒド
同士を重合させる方法が開示されている。この反応はp
Hを中性付近に戻すことで終了し、中和のため使用され
る酸としては硫酸が使用されている。しかしこの方法で
は、マイクロカプセル膜の耐熱性が悪影響を受け、例え
ば夏場に自動車内に置かれたり船舶で長時間運搬される
など、特に高温保存時に耐汚染性が低下して顕色剤層が
発色し、商品価値が損ねられ問題となっていた。
【0007】マイクロカプセル膜の耐熱性を改善するた
めに、従来いくつかの方法が提案されている。カプセル
の膜厚を厚くしたり径を小さくすることにより、カプセ
ル全体の強度を高め耐汚染性の向上を図ることが行われ
ていたが、この方法では記録性の低下が発生した。一
方、ステー材と呼ばれるカプセル塗工層に配合されるカ
プセル保護材を増配することで同様の効果が期待できる
が、やはり記録性の低下は避けられなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来十分と
はいえなかった感圧記録用のアミノ化合物−ホルムアル
デヒド樹脂系のマイクロカプセル膜の耐熱性を改善し、
特に記録性を損なわずに高温保存時の耐汚染性に優れた
感圧記録用マイクロカプセルの分散液及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
を解決すべく鋭意検討の結果、膜化終了時の残留ホルム
アルデヒド処理における中和に際しpKa3.5〜4.
7(25℃)のモノカルボン酸を使用することにより、
膜の耐熱性に優れたマイクロカプセルが得られることを
見出し本発明に到達した。即ち、本発明は、1分子内に
少なくとも2個のアミノ基を有する有機化合物、及びホ
ルムアルデヒドの重縮合樹脂を膜材とするマイクロカプ
セル分散液において、該マイクロカプセル分散液が、低
分子の酸の陰イオンの主成分としてpKa3.5〜4.
7(25℃)のモノカルボン酸の陰イオンを含有するこ
とを特徴とする感圧記録用マイクロカプセル分散液、及
びその製造方法に関するものである。
【0010】前述の特開昭55−18218号公報に開
示されている、残留ホルムアルデヒド除去のため糖存在
下で系のpHを11.0〜12.5にしホルムアルデヒ
ド同士を重合させる方法においては、カプセルが比較的
強いアルカリに晒されるためか、あるいはその後の中和
処理によるためか、高温保存時に耐汚染性が低下すると
いう問題があった。本発明は、アミノ化合物−ホルムア
ルデヒド樹脂系のマイクロカプセル膜の耐熱性、特に高
温保存時の感圧記録紙の耐汚染性の問題を、マイクロカ
プセルを製造する際の残留ホルムアルデヒド処理時の中
和に使用する酸に着目することにより、感圧記録紙の記
録性を損なうことなく改善しようとするものである。
【0011】なお、本発明でいう低分子の酸とは、分子
量1万以下の酸であって、マイクロカプセル分散液の製
造の際に乳化前などpH調整に一般的に使用される酸、
および残留ホルムアルデヒド処理時の中和に使用される
pKa3.5〜4.7(25℃)のモノカルボン酸を意
味している。pH調整に使用される酸は通常少量であ
り、本発明においては前記モノカルボン酸が酸の成分中
50%以上を占める。また、中和後の分散液中では前記
モノカルボン酸の殆どは陰イオンの状態で存在する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のマイクロカプセルにおけ
る芯物質としては、疎水性の油状物質を用いることがで
きる。油状物質としては感圧記録紙においては、通常電
子供与性発色剤を溶解したアルキル置換芳香属化合物等
の合成油等が使用される。また、この油状物質には発色
剤の他、油溶性の助剤等を必要に応じて添加することが
できる。
【0013】本発明で使用される1分子内に少なくとも
2個のアミノ基を有する有機化合物としては、例えば尿
素、チオ尿素、メラミン、グアニジン、ジシアンジアミ
ドがあるが、なかでも尿素、メラミンが好ましい。これ
らのアミノ化合物−ホルムアルデヒドの比率としては、
アミノ基2個当たりホルムアルデヒド1〜4モル、好ま
しくは1.5〜3.0モルである。
【0014】膜物質を生成する水相に存在する物質とし
ては、アミノ化合物−ホルムアルデヒドの他、乳化剤、
膜物質として重合するフェノール類や、pH調整のため
に加えられる酸またはアルカリ等がある。乳化剤として
は、例えばエチレン−無水マレイン酸共重合体、メチル
ビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリ
ル酸、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリスチレ
ンスルホン酸等の高分子が使用できる。
【0015】水相のpHとして好ましくは2〜6、更に
好ましくは3〜5である。重合反応を行う温度として好
ましくは40〜90℃、更に好ましくは50〜80℃で
ある。また、感圧記録紙用のマイクロカプセルの粒径は
1〜10μ、好ましくは2〜8μである。
【0016】本発明においては、残留ホルムアルデヒド
の処理方法として、特開昭55−18218号公報に記
載されている糖存在下に水酸化ナトリウム等のアルカリ
を用いて系のpH11.0〜12.5とし、ホルムアル
デヒドを縮合糖化させる方法を用いる。糖としてはグル
コース、フルクトース、ソルボース、ラクトースおよび
グリセリンアルデヒドから選ばれる1種または2種以上
が好ましく用いられる。この反応はpHを中性付近に戻
すことで終了する。
【0017】本発明においては、前記中和に際してpK
a3.5〜4.7(25℃)のモノカルボン酸を使用す
ることを特徴とする。上記のpKaのモノカルボン酸に
ついては、化学便覧基礎編改訂4版(平成5年9月30
日発行、社団法人日本化学会編、丸善株式会社発行)の
II−317〜321頁に詳しく記載されている。また本
発明でいうpKaは、水溶液中での解離定数のことであ
る。pKaが3.5より小さい場合、いわゆる比較的強
い酸では、高温保存時の感圧記録紙の耐汚染性が改善さ
れないだけでなく、中和時にマイクロカプセルが凝集し
たり着色することがある。一方pKaが4.7より大き
い場合、いわゆる比較的弱い酸では、中和に際して酸と
して弱い分だけ添加量が多くなり、結果的にマイクロカ
プセル分散液の濃度低下を招くことになる。
【0018】モノカルボン酸系の場合、脂肪族のような
同族においては炭素数が多くなるほどpKaが大きくな
る傾向があるが、同時に水に対する溶解度が低下する。
また、水酸基等の官能基を有するものであってもpKa
3.5〜4.7(25℃)のモノカルボン酸であれば使
用することができる。使用されるモノカルボン酸として
は例えば、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪
酸、吉草酸、イソ吉草酸、乳酸、グルコン酸、アクリル
酸、ビニル酢酸、クロトン酸、安息香酸等を挙げること
ができる。中でも特に、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、乳酸、グルコン酸は取り扱い性に優れ好ましく用い
られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。ま
た、特に断らない限り、以下に記載する部及び%は、そ
れぞれ重量部及び重量%を示す。
【0020】[実施例1]エチレン−無水マレイン酸共
重合体の10%溶液100部、尿素10部、レゾルシン
1部、水60部を添加し攪拌溶解した後、3.5%塩酸
にて系のpHを3.6とした。3.5%のクリスタルバ
イオレットラクトンを溶解したジイソプロピレンナフタ
レン80部を前記水溶液に加え激しく攪拌し乳化し、油
滴の平均粒径5μのO/Wタイプエマルションを得た。
この乳化物に、37%ホルムアルデヒド水溶液22部を
攪拌下添加した後、系の温度を55℃に加熱し、攪拌下
2時間この温度を保持した。次いでグルコース2部を添
加し、20%水酸化ナトリウムにて系のpHを12.5
とし残留ホルムアルデヒドを処理した。20分後pHを
20%蟻酸にて中性付近に戻した後、室温まで冷却しマ
イクロカプセル分散液を得た。
【0021】[実施例2]実施例1における蟻酸の代わ
りに酢酸を使用すること以外は実施例1と全く同様にし
てマイクロカプセル分散液を得た。
【0022】[実施例3]実施例1における蟻酸の代わ
りにプロピオン酸を使用すること以外は実施例1と全く
同様にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0023】[実施例4]実施例1における蟻酸の代わ
りに酪酸を使用すること以外は実施例1と全く同様にし
てマイクロカプセル分散液を得た。
【0024】[実施例5]実施例1における蟻酸の代わ
りに乳酸を使用すること以外は実施例1と全く同様にし
てマイクロカプセル分散液を得た。
【0025】[実施例6]実施例1における蟻酸の代わ
りにグルコン酸を使用すること以外は実施例1と全く同
様にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0026】[比較例1]実施例1における蟻酸の代わ
りにマレイン酸を使用すること以外は実施例1と全く同
様にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0027】[比較例2]実施例1における蟻酸の代わ
りにクエン酸を使用すること以外は実施例1と全く同様
にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0028】[比較例3]実施例1における蟻酸の代わ
りにオクタン酸を使用すること以外は実施例1と全く同
様にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0029】[比較例4]実施例1における蟻酸の代わ
りに硫酸を使用すること以外は実施例1と全く同様にし
てマイクロカプセル分散液を得た。
【0030】[比較例5]実施例1における蟻酸の代わ
りにポリアクリル酸を使用すること以外は実施例1と全
く同様にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0031】[比較例6]実施例1における蟻酸の代わ
りにリンゴ酸を使用すること以外は実施例1と全く同様
にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0032】[比較例7]実施例1における20%蟻酸
の代わりに10%コハク酸を使用すること以外は実施例
1と全く同様にしてマイクロカプセル分散液を得た。
【0033】以上の実施例及び比較例で得られたカプセ
ルスラリーを25%濃度に調整後、400部を採取し、
水200部、澱粉粒20部、40%のラテックス7.5
部、10%のポリビニルアルコール110部を順次攪拌
しながら混合し、更に水を加えて18%の発色剤層用塗
料を調製した。この塗料を50g/m2の原紙に、固形
分塗布量で3.5g/m2になるように塗布し乾燥して
カプセル塗布シートを得た。
【0034】一方、顕色剤塗布シートとして、3,5−
ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛の20%分散
液50部、軽質炭酸カルシウムの50%分散液200
部、酸化澱粉20%溶液25部、ポリビニルアルコール
10%溶液50部、40%ラテックス25部、及び水を
加えて25%の塗料を、50g/m2の原紙に固形分塗
布量6g/m2になるように塗布し乾燥して顕色剤塗布
シートを得た。
【0035】カプセル物性の評価は次のようにして行っ
た。評価結果を表1に示す。 (1)カプセルの凝集 アルカリで残留ホルムアルデヒド処理後、酸で中和した
スラリーを一部取り出し、カプセルの凝集の有無を目視
で判断した。 (2)高温保存時の耐汚染性 上用紙(マイクロカプセル塗布シート)と下用紙(顕色
剤塗布シート)とを組合せ30g/cm2の荷重下、高
温(100℃、24時間)での下用紙の耐汚染性を、処
理後の発色で評価した。 ○:殆ど発色していない △:やや発色している ×:発色が著しい
【0036】
【表1】表1
【0037】
【発明の効果】本発明の感圧記録用マイクロカプセル分
散液は、残留ホルムアルデヒド処理における中和の際に
特定のモノカルボン酸を用いることにより、マイクロカ
プセル膜の耐熱性に優れ、感圧記録紙としたときの記録
性を損なうことなく高温保存時の耐汚染性を改善したも
のである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子内に少なくとも2個のアミノ基を
    有する有機化合物、及びホルムアルデヒドの重縮合樹脂
    を膜材とするマイクロカプセル分散液において、該マイ
    クロカプセル分散液が、低分子の酸の陰イオンの主成分
    としてpKa3.5〜4.7(25℃)のモノカルボン
    酸の陰イオンを含有することを特徴とする感圧記録用マ
    イクロカプセル分散液。
  2. 【請求項2】 該モノカルボン酸が、蟻酸、酢酸、プロ
    ピオン酸、酪酸、乳酸、グルコン酸のいずれかである請
    求項1記載の感圧記録用マイクロカプセル分散液。
  3. 【請求項3】 酸性水系中で、1分子内に少なくとも2
    個のアミノ基を有する有機化合物とホルムアルデヒドと
    を重合させて疎水性芯物質の周囲に生成樹脂膜を形成し
    た後、糖存在下pHを11.0〜12.5として残留ホ
    ルムアルデヒドを処理し更に中和するマイクロカプセル
    分散液の製造方法において、該中和に際しpKa3.5
    〜4.7(25℃)のモノカルボン酸を使用することを
    特徴とする感圧記録用マイクロカプセル分散液の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 該モノカルボン酸が、蟻酸、酢酸、プロ
    ピオン酸、酪酸、乳酸、グルコン酸のいずれかである請
    求項3記載の感圧記録用マイクロカプセル分散液の製造
    方法。
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