JP3194768B2 - マイクロカプセル及びその製造方法 - Google Patents

マイクロカプセル及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた性質を有するマ
イクロカプセル及びその製造方法、さらに詳しくいえば
インサイチュ(in situ)法により、耐圧性、耐
溶剤性に優れたち密なマイクロカプセルを製造するため
の新規な方法及びそれによって得られるマイクロカプセ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロカプセルは芯物質の周囲を壁膜
で被覆した構造を有する直径が1μmないし数百μm程
度の微小球であって、機能性をもつ物質をカプセルで被
覆することにより、その機能を必要なときに取り出した
り、該機能の放出をコントロールしうるなどの特徴を有
している。
【0003】前記マイクロカプセルは、このような性質
を利用して、例えば感圧複写紙の塗被剤をはじめとし
て、医薬品、農薬、香料、接着剤、酵素、顔料、染料、
溶剤などの封入材として広く応用されている。
【0004】このマイクロカプセルの一般的な製造方法
としては、例えばコアセルベーション法、界面重合法、
インサイチュ(in situ)重合法などがよく知ら
れている。
【0005】該コアセルベーション法は芯物質を微細分
散させた水溶性ポリマーの水溶液から、なんらかの方法
でポリマーの濃厚相を分離させ、芯物質の表面にポリマ
ー被覆を形成させる方法であるが、高濃度のカプセルス
ラリーを得ることが困難な上、カプセル化工程が煩雑で
あるなどの欠点を有している。
【0006】また、界面重合法は、疎水性モノマーを含
有する非水混和性溶媒を、親水性モノマーを含有する水
中に微細分散させて、非水混和性溶媒と水との界面で重
合反応させることにより壁膜を形成させる方法である。
しかしながら、この界面重合法においては重合反応のコ
ントロールがむずかしく、かつ活性水素を有する芯物質
を使用しにくいなどの問題がある。
【0007】一方、インサイチュ重合法は、芯物質を媒
体中に微細分散状態で導入し、芯物質又は媒体のいずれ
か一方に含有させたモノマーを重合させて壁膜を形成さ
せる方法であって、封入する芯物質に制限がなく、比較
的簡単な操作で、しかも低コストで製造しうるという利
点を有し、注目されている。
【0008】ところで、近年マイクロカプセルの物性に
ついての要求が高まり、温度、湿度、溶剤に対する耐性
が優れ、かつ耐久性、耐圧性を有するものが要求される
ようになってきた。そして、この要求を満たすものとし
て、インサイチュ法によりアミノ樹脂から成る壁膜を形
成させる方法であるが、従来の方法ではち密性の高い被
覆を得ることは困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐圧性、耐
溶剤性に優れ、かつち密性の高い壁膜を有するマイクロ
カプセル及びそれをインサイチュ重合法により、簡単に
製造しうる方法を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インサイ
チュ重合法により、物性の優れた壁膜を有するマイクロ
カプセルを形成させる条件について種々研究を重ねた結
果、加水分解されたスチレン‐無水マレイン酸共重合体
のアルカリ水溶液に2以上のカルボキシル基をもつカル
ボン酸を加えて酸性にし、この水溶液中に疎水性芯物質
を微分散させたのち、メラミン、尿素又は尿素とレゾル
シンとから成る混合物とホルマリンとの初期縮合物を加
えて壁膜を形成させ、次いでこの壁膜の表面を水溶性ポ
リエステルで処理することにより、耐圧性、耐溶剤性に
優れ、かつち密な壁膜をもつマイクロカプセルが得られ
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
【0011】すなわち、本発明は、疎水性芯物質と壁膜
から成るマイクロカプセルにおいて、壁膜の少なくとも
表面が、メラミン又は尿素若しくは尿素及びレゾルシン
から成る混合物とホルマリンとの初期縮合物を水溶性ポ
リエステルで架橋反応させたもので構成されているマイ
クロカプセル及び加水分解されたスチレン‐無水マレイ
ン酸共重合体の水溶液に多価カルボン酸を加えてpH6
以下に調製し、この水溶液中に、疎水性芯物質を微小粒
子となるように分散又は乳化させたのち、メラミン又は
尿素若しくは尿素及びレゾルシンから成る混合物とホル
マリンとの初期縮合物を加え、酸性条件下に加熱して、
該微小粒子の周囲に壁膜を形成させ、次いで、これに水
溶性ポリエステルを加えて反応させ、該壁膜の表面を改
質することを特徴とするマイクロカプセルの製造方法を
提供するものである。
【0012】本発明方法において、マイクロカプセル内
に封入させる疎水性芯物質としては、従来マイクロカプ
セルの芯物質として用いられている液体又は固体の疎水
性物質を用いることができ、特に制限はない。このよう
なものの例としては、インク、医薬、農薬、香料、接着
剤、染料、溶剤、触媒、酵素などを挙げることができ
る。
【0013】本発明方法においては、まず加水分解され
たスチレン‐無水マレイン酸共重合体の水溶液を調製す
る。この水溶液の調製については、スチレン‐無水マレ
イン酸共重合体として粉末のものを用いる場合には、水
性媒体中に粉末のスチレン‐無水マレイン酸共重合体を
分散させ、これに所要量のアルカリを加えて、20〜1
00℃の温度に保って実質上完全に加水分解したのち、
0.5〜20重量%程度の濃度に調製する。また、溶液
状のスチレン‐無水マレイン酸共重合体(実質上完全に
加水分解されたもの)を用いる場合には、0.5〜20
重量%程度の濃度に調製する。
【0014】この際使用するスチレン‐無水マレイン酸
共重合体におけるスチレン単位と無水マレイン酸単位と
の含有割合については特に制限はないが、実質上モル比
が1:1のものが好適である。このようなスチレン‐無
水マレイン酸共重合体としては、例えば粉末状のスクリ
プセット520(モンサント社製)やSMA1000
(アトケム社製)、溶液状のポリマロン[荒川化学
(株)製]やマロン[大同工業(株)製]などが市販さ
れている。
【0015】次に、このようにして加水分解されたスチ
レン‐無水マレイン酸共重合体の水溶液に多価カルボン
酸を加えてpH6以下に調製する。この際、該多価カル
ボン酸は適当な濃度の水溶液とし、スチレン‐無水マレ
イン酸共重合体の水溶液をかきまぜながら、これに少し
ずつ添加するのが望ましい。
【0016】多価カルボン酸を添加することにより、ス
チレン‐無水マレイン酸共重合体の水溶液は徐々に増粘
し、pHが3.0〜5.5の範囲で粘度が最も高くな
り、乳化力が最大となるので、pHが前記範囲になるよ
うに多価カルボン酸を添加するのが有利である。
【0017】このようにして得られたpH6以下の実質
上完全に加水分解されたスチレン‐無水マレイン酸共重
合体の水溶液は、壁膜形成時の乳化剤や触媒としての役
割を果たすとともに、該共重合体は壁膜形成用の1成分
として寄与する。
【0018】前記多価カルボン酸としては、例えばシュ
ウ酸、クエン酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、トリメリト
酸、ベンゼンテトラカルボン酸などが挙げられる。
【0019】次に、このようにして得られたpH6以下
に加水分解されたスチレン‐無水マレイン酸共重合体の
水溶液に、疎水性芯物質を加え、高速かきまぜや超音波
印加などにより乳化又は分散させる。この際の芯物質の
量は、重量に基づき該スチレン‐無水マレイン酸共重合
体の5〜50倍程度が適当である。
【0020】一方、尿素及びその30〜50重量%量の
レゾルシンから成る混合物とホルマリンとを縮合させて
初期縮合物を調製する。この際、酸性条件下で初期縮合
させるとメチレン尿素及びメチレンレゾルシンの混合物
から成る初期縮合物が形成し、アルカリ条件下で初期縮
合させるとメチロール化尿素及びメチロール化レゾルシ
ンの混合物から成る初期縮合物が得られる。また、メラ
ミンとホルマリンとの初期縮合物の場合は、メラミンと
ホルマリンとをアルカリ条件下で反応させる。
【0021】この初期縮合物は、例えばホルマリンにア
ルカリを加えてpH8〜10に調製したのち、これに前
記割合の尿素単独又は尿素とレゾルシンを加え、50〜
100℃程度の温度に加温することにより調製すること
ができる。この際、尿素又はそれとレゾルシンの合計量
に対するホルムアルデヒドの割合は、通常モル比1.5
〜2の範囲で選ばれる。また、メラミンとホルムアルデ
ヒドの割合は、通常モル比2〜6の範囲で選ばれる。
【0022】次に、このようにして調製された初期縮合
物を、前記の疎水性芯物質を乳化又は分散させて成るp
H6以下の実質上完全に加水分解されたスチレン‐無水
マレイン酸共重合体の水溶液に加え、pH3〜7の酸性
条件下、通常40〜90℃の範囲の温度において、30
〜120分間程度かきまぜながら反応させることによ
り、疎水性芯物質から成る微小粒子の周囲に、実質上完
全に加水分解されたスチレン‐無水マレイン酸共重合体
と前記初期縮合物との反応生成物から成る壁膜が形成さ
れ、マイクロカプセル分散液が得られる。
【0023】この際、使用する初期縮合物の量は、固形
分換算で、スチレン‐無水マレイン酸共重合体100重
量部当り、10〜100重量部の範囲で選ばれる。
【0024】このようにして形成されたマイクロカプセ
ルの壁物質には、スチレン‐無水マレイン酸共重合体の
加水分解物から由来するカルボキシル基及びpH調製用
の多価カルボン酸のカルボキシル基、該初期縮合物から
由来するアミノ基や水酸基などの官能基が存在するの
で、本発明においては、さらに前記マイクロカプセル分
散液に水溶性ポリエステルを加えて反応させ、該壁膜の
表面を改質することにより、壁膜をより、耐圧性、耐溶
剤性に優れ、かつち密性の高いものとする。
【0025】前記水溶性ポリエステルとは、ジカルボン
酸成分とジオール成分と親水性基を有する単量体とを重
縮合させてなり分子末端にヒドロキシル基、カルボキ
シル基、スルホン酸基などの親水性官能基を有するもの
であって、前記壁物質中に存在する官能基と反応して、
これと結合し、ち密な被覆層を形成する。
【0026】該ジカルボン酸成分としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸などの芳香族ジカル
ボン酸、アジピン酸、コハク酸、セバチン酸、ドデカン
二酸などの脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ、ジオー
ル成分としては、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4‐ブタンジオール、1,6‐ヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ビスフェノールAなどが挙げられる。
【0027】また、親水性単量体としては、例えば5‐
スルホイソフタル酸ジメチルナトリウムやポリエチレン
グリコールなどが挙げられる。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、インサイチュ法によ
り、耐圧性、耐溶剤性に優れ、かつち密性の高い壁膜を
有するマイクロカプセルが容易に得られる。
【0029】このマイクロカプセルは、例えば記録材
料、医薬品、農薬、香料、化成品、接着剤、食品、染
料、溶剤、触媒、酵素などを安全かつ確実に保護するの
に好適である。
【0030】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0031】なお、マイクロカプセルの耐溶剤性及び耐
圧性は次の方法により求めた。
【0032】(1)耐溶剤性 ドライカプセル0.1gに各溶剤20ccを加え、超音
波洗浄器(40℃)で60分間処理したのち、メンブラ
ンフィルターで処理し、ろ液1mlを正確に秤取し、こ
れを蒸発乾固し、水2mlを加えて試料溶液とした。次
にこの試料溶液について芯物質の溶出%を液体クロマト
グラフィーにより定量して、耐溶剤性を求めた。
【0033】(2)耐圧性 荷重装置として、理研精機(株)製(フルスケール10
0kg)ラム・ポンプを、荷重容器として直径10m
m、深さ7mmのステンレス鋼製容器を用いた。サンプ
ル(マイクロカプセル一次粒子)0.05gをステンレ
ス鋼製容器に正確に秤取し、加圧蓋をして荷重装置で2
0分間6.4kg、12.7kg、19.1kg又は2
5.5kgの荷重をかけたのち、20ccのサンプルび
んに容器と加圧蓋を入れる。次いでテトラヒドロフラン
10mlを加え、5分間超音波をかけたのち、メンブラ
ンフィルターでろ過し、破壊されたカプセルよりテトラ
ヒドロフランに容出した芯物質を液体クロマトグラフィ
ーにより定量し、破壊率(テスト3回の平均値)を求
め、耐圧性を評価した。
【0034】実施例1 スチレン‐無水マレイン酸共重合体の100%加水分解
物4重量%濃度の水溶液を調製し、この水溶液をかきま
ぜながら、30重量%濃度のクエン酸水溶液16gを静
かに加えたのち、この水溶液250g中に、フタル酸ジ
メチル250gを加えて乳化し、O/Wエマルジョンを
調製した。
【0035】一方、pH9.0に調製したホルマリン溶
液57.3gに尿素22.9g及びレゾルシン9.2g
の混合物を一度に加え、60℃で溶解させて、淡いオレ
ンジ色のB液を調製した。次に、このB液を、前記O/
Wエマルジョンにかきまぜながら徐々に加え、80℃に
て2時間反応を行い、尿素‐レゾルシン‐ホルムアルデ
ヒド樹脂から成る壁膜を有する内包マイクロカプセル分
散液を得た。
【0036】次に、この分散液に、水溶性ポリエステル
(25%重量%品)水溶液12.5gを分散させ、スプ
レードライヤーにより乾燥して、マイクロカプセルを製
造した。
【0037】このものの耐用剤性及び耐圧性を求め、そ
れぞれ表1及び表2に示す。
【0038】実施例2 実施例1において、ホルマリンをアルカリ性に調製しな
かったこと以外は、実施例1と同様にして防鼡剤マイク
ロカプセルを製造し、耐溶剤性及び耐圧性を求め、それ
ぞれ表1及び表2に示す。
【0039】実施例3 スチレン‐無水マレイン酸共重合体の部分加水分解物5
重量%濃度の水溶液を調製し、この水溶液250g中
に、フタル酸ジメチル250gを乳化し、O/Wエマル
ジョンを調製した。
【0040】一方、pH9.0に調製したホルマリン溶
液72.9gにメラミン28.0gを一度に加え、70
℃で溶解させて、B液を調製した。次に、このB液を前
記O/Wエマルジョンにかきまぜながら徐々に加え、8
0℃にて2時間反応を行い、メラミン‐ホルムアルデヒ
ド樹脂から成る壁膜を有する内包マイクロカプセル分散
液を得た。
【0041】次に、この分散液に、水溶性ポリエステル
(25%重量%品)水溶液12.5gを分散させ、スプ
レードライヤーにより乾燥して、マイクロカプセルを製
造した。
【0042】このものの耐溶剤性及び耐圧性を求め、そ
れぞれを表1及び表2に示す。
【0043】比較例1〜3 実施例1〜3において、水溶性ポリエステルを用いず、
実施例1〜3と封入物を同じにして、実施例1と同様に
操作してマイクロカプセルを製造し、耐溶剤性及び耐圧
性を求め、それぞれ表1及び表2に示す。
【0044】比較例4〜6 実施例1〜3において、水溶性ポリエステルを用いず、
実施例1〜3の封入物を10%減らしたこと以外は、実
施例1〜3と同様操作にしてマイクロカプセルを製造
し、耐溶剤性及び耐圧性を求め、それぞれ表1及び表2
に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性芯物質と壁膜から成るマイクロカ
    プセルにおいて、壁膜の少なくとも表面が、メラミン又
    は尿素若しくは尿素及びレゾルシンから成る混合物とホ
    ルマリンとの初期縮合物を、ジカルボン酸成分とジオー
    ル成分と親水性基を有する単量体とを重縮合させてな
    り、分子末端に親水性官能基を有する水溶性ポリエステ
    で架橋反応させたもので構成されているマイクロカプ
    セル。
  2. 【請求項2】 加水分解されたスチレン‐無水マレイン
    酸共重合体の水溶液に多価カルボン酸を加えてpH6以
    下に調製し、次いでこの水溶液中に、疎水性芯物質を微
    小粒子となるように分散させたのち、メラミン又は尿素
    若しくは尿素及びレゾルシンから成る混合物とホルマリ
    ンとの初期縮合物を加え、酸性条件下に加熱して、該微
    小粒子の周囲に壁膜を形成させたのち、これにジカルボ
    ン酸成分とジオール成分と親水性基を有する単量体とを
    重縮合させてなり、分子末端に親水性官能基を有する水
    溶性ポリエステルを加えて架橋反応させ、該壁膜の表面
    を改質することを特徴とするマイクロカプセルの製造方
    法。
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