JPH11156852A - 炭素繊維プリプレグの製造装置および製造方法 - Google Patents
炭素繊維プリプレグの製造装置および製造方法Info
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- JPH11156852A JPH11156852A JP33029997A JP33029997A JPH11156852A JP H11156852 A JPH11156852 A JP H11156852A JP 33029997 A JP33029997 A JP 33029997A JP 33029997 A JP33029997 A JP 33029997A JP H11156852 A JPH11156852 A JP H11156852A
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Abstract
いプリプレグについて、そのワレ、平滑性などの表面品
位を改善することができる炭素繊維プリプレグの装置と
製造方法を提供し、特に太もののプリプレグ、あるいは
樹脂含有率が低い太ものプリプレグのワレ、平滑性など
の表面品位を改善することができる炭素繊維プリプレグ
の製造装置と製造方法を提供する。 【解決手段】複数本の炭素繊維糸を案内するガイド部
と、該ガイド部を介して搬送されてくる炭素繊維糸を所
定間隔に整列させる整列部と、該整列部により整列させ
た炭素繊維束に樹脂を含浸させる含浸部とを備える炭素
繊維プリプレグの製造装置において、前記整列部と含浸
部との間に炭素繊維束の反転防止装置を設けたことを特
徴とする炭素繊維プリプレグの製造装置。
Description
材料用の素材として好適なプリプレグを製造する装置並
びに製造方法に関する。特に、本発明は複数本の太糸条
の炭素繊維を中厚ものプリプレグに加工する場合や、比
較的細糸条の炭素繊維を薄ものプリプレグに加工する場
合に適当な炭素繊維プリプレグの製造装置および製造方
法に関する。
繊維強化複合材料は、力学特性、耐蝕性などが優れてい
ることから、航空・宇宙、スポーツ、土木・建築などの
一般産業用分野で広く用いられており、これまでにも様
々な樹脂、特に炭素繊維と種々な樹脂との組み合わせに
よるプリプレグ、中間素材、複合材料が提案されてい
る。
素材として、マトリックス樹脂が硬化していない状態
の、いわゆるプリプレグとして提供される。炭素繊維プ
リプレグを製造するには、一般にチーズ状に巻かれた炭
素繊維や、キャンなどに整列して収納された炭素繊維を
撚りの入らないように解舒し、ガイドを通じて整経し
て、一定幅、ピッチでシート状に形成し、樹脂と含浸さ
せてプリプレグを製造する。
は、繊維の強度利用率が良好で、取り扱い性も良いた
め、プリプレグの主要な用途に幅広く使われており、ま
た要求される品質も多様に亘っている。
付が500g/m2 に至るものから、10g/m2 を切
るもの、樹脂含有率も25%以下から2.5%程度のも
のが開発され、高度な表面均一性が要求されるようにな
ってきた。また、使用する炭素繊維束のフィラメント数
についても1000から100,000と幅が広くなっ
ている。この様な新規な性能を要求するプリプレグに関
して、特にフィラメント数が大きい炭素繊維を使用する
プリプレグや、低目付、低樹脂含有率プリプレグについ
て、表面のワレや平滑性などの品位が従来のプリプレグ
に対して劣る問題があった。
数本の繊維をシート状に成形する必要があり、通常一定
ピッチの溝を切ったローラーや櫛形の針を所定のピッチ
に並べたコーム型ガイドを用いて整経される。このよう
なガイドには炭素繊維を傷つける問題があり、特開平7
−227840号公報のようにそれらを防ぐため繊維と
直角方向にガイドを揺動させる工夫なども見られる。ま
た、平滑性などの品位が良好なプリプレグを得るために
例えば特開平3−146735号公報などのように50
〜200℃に加熱した丸棒を接触させ、繊維束を開繊さ
せる工夫が提出されている。しかしながら、これらの方
法でも、特に本発明が対象とするようなプリプレグに関
して表面の品位を解決する工夫については未だ十分では
なかった。
有率が低いか、プリプレグ目付が低いプリプレグについ
て、そのワレ、平滑性などの表面品位を改善することが
できる炭素繊維プリプレグの装置と製造方法を提供する
ことにある。また本発明は、特に太もののプリプレグ、
あるいは樹脂含有率が低い太ものプリプレグのワレ、平
滑性などの表面品位を改善することができる炭素繊維プ
リプレグの製造装置と製造方法を提供することにある。
は、複数本の炭素繊維糸を案内するガイド部と、該ガイ
ド部を介して搬送されてくる多数本の炭素繊維糸を所定
間隔に整列させる整列部と、該整列部により整列させた
炭素繊維束に樹脂を含浸させる含浸部とを備える炭素繊
維プリプレグの製造装置において、前記整列部と含浸部
との間に炭素繊維束の反転防止装置を設けたことを特徴
とする炭素繊維プリプレグの製造装置、および、複数本
の炭素繊維糸を解舒し、ガイド部を介して糸条を搬送
し、整列部によって所定間隔に整列させ、および整列さ
せた炭素繊維束に樹脂を含浸させる炭素繊維プリプレグ
の製造方法において、前記整列部と含浸部との間に設け
られた反転防止装置に炭素繊維束を通し、炭素繊維束の
反転を防止することを特徴とする炭素繊維プリプレグの
製造方法によって達成できる。
置は、複数本の炭素繊維糸を案内するガイド部、該ガイ
ド部を介して搬送されてくる複数本の炭素繊維糸を所定
間隔に整列させる整列部、該整列部から導出された糸条
の反転を防止し、糸条を平面上に整列させる反転防止装
置、該反転防止装置から導出され、整列した糸条に樹脂
を含浸させる含浸部を備えることを特徴とする。
が入ることなく、一定の低張力で糸条が解舒できるガイ
ド群からなり、特にその仕様が限定されるものではな
い。
たローラーや櫛形の針を所定のピッチに並べたコーム型
ガイドを用いて整経される。このガイドは、梨地メッキ
やセラミックス製であることが好ましい。特に整列部が
各糸条毎に1対のガイドをなすコーム状のガイドであ
り、炭素繊維のフィラメント数が10,000以上の時
には、ガイドの間隔が糸条の幅の1/2以下、更に好ま
しくは1/3以下であることが好ましい。
は、少なくとも一対のローラーまたはガイドからなり、
それらが間隔を置いて配置されており、整経された補強
用繊維束が、上下からローラーまたはガイドによってそ
の接触角が合計して20°以上、好ましくは30°以
上、180°以下、好ましくは100°以下で把持され
る構造である。ローラーまたはガイドの形態は、円筒
形、または他の形であるものを用いることができる。反
転防止装置のうち、糸条の入り口側は、より好ましくは
表面に突起を有するローラーまたはガイドからなる。表
面に突起を有するローラーまたはガイドは、糸条との接
触長が短く、糸条張力によって変形することも少ないの
で、撚り止め、把持効果に優れる利点がある。またロー
ラーの場合、糸速に比べて低速で糸条と同方向又は逆方
向に回転することが、サイジング剤や毛羽などの脱落物
の蓄積防止や耐久性の面で好適である。整列部に導入す
る糸張力は5〜80g/1000フィラメント・炭素繊
維本(以下Kと略する)の範囲が好ましく、5gより低
い場合は糸条の糸道が安定せず、反転防止の効果が低下
し、80gより高い場合は、単繊維糸条の切断による製
品品位の低下をもたらすので好ましくない。
有するローラーの突起高さ(t)を、ローラー半径
(r)に対して、r{[1/COS(θ/2)]−1}
を越える高さとし、隣接する突起間とローラー軸とのな
す角度(θ)を10〜50°になるように設定すること
が好ましい。さらに、該ローラー軸方向に突起をもつ回
転ローラーを複数本を備えたものであることが好まし
く、このようにすることにより、撚り、反転のない炭素
繊維束を得ることができる。
−1)を越える高さとすることによって、炭素繊維束を
ローラー表面に接触させないようにし、糸条の損傷を防
ぐことができる。また隣接する突起間とローラー軸との
なす角度(θ)は5〜50°とすることが好ましく、1
0〜40°とすることがより好ましい。5゜未満では突
起のピッチが狭すぎて撚りを止める力が弱くなり、ま
た、50゜を越えると突起部の曲率が大きくなり、炭素
繊維束の単糸切れ、および毛羽が発生する問題が生じ
る。
は、その後方に各々回転ローラー設置し、それらを一対
として、複数対間隔を置いて設けることが好ましい。
ローラーとは、硬質クロムメッキ、セラミックス、ポリ
フッ化エチレン処理した金属などからなり、その表面粗
さは3S〜20Sの梨地表面とすることが好ましく、6
S〜16Sの表面粗さとすることがより好ましい。表面
粗さが3S未満となると炭素繊維束のローラー表面への
接触面積が多くなり、サイジング剤がローラー表面に転
写し、汚れて炭素繊維束の単糸が巻き付き糸切れするた
め好ましくない。20Sを越えるとローラー表面の凹凸
で炭素繊維束が傷つきやすくなり、毛羽が発生する原因
となるので好ましくない。
置との間隔は、0.3〜1.5mとすることが好まし
く、より好ましくは0.5〜1mとし、反転防止装置に
導入する炭素繊維束張力を3〜80g/K(1000フ
ィラメント)・本とする。整列部との距離が0.3m未
満では、撚り止めした撚りが反転防止装置を超えて含浸
部に導入され易くなり、1.5mを超えると糸道の乱れ
などが増大し、プリプレグの品位に悪影響を及ぼす。
る場合、撚り止め効果が小さくなり、また80g/K・
本を超えると糸条の損傷を起こし好ましくない。より好
ましい張力の範囲は5〜50g/K・本である。
炭素繊維束を予め加温できる加熱手段を設置することに
より、炭素繊維束に付与されているサイジング剤を軟化
させた後、反転防止できるので、さらに反転防止効果を
高めることができる。この際の糸条の温度は50〜18
0℃とすることが好ましく、より好ましくは70〜15
0℃である。温度が50℃より低いと軟化の効果が無
く、180℃より高いとサイジング剤の変質などが生
じ、摩擦係数が高くなり毛羽を発生したりするため好ま
しくない。
に接触させる、ヒーターによって輻射加熱する等の装置
があるが、炭素繊維束を効率的に加温するには近赤外、
中赤外、遠赤外ヒーターによる輻射による装置が好まし
い。
常、工程で糸条に撚りを入れていないいわゆる非加撚・
無撚炭素繊維束でも、巻き上げ、あるいはキャン収納、
解舒時などに糸道の作用によって炭素繊維束自身に部分
的な撚りが入っている。このような撚りがプリプレグの
含浸部に混入すると炭素繊維束の開繊が阻害されるとと
もに、撚りにより、炭素繊維束が左右に移動し、炭素繊
維束間のピッチがずれ、この炭素繊維束シートを用いて
プリプレグを作成すると、ワレが発生する問題がある。
本発明者らは、反転防止装置、特に表面に突起がある回
転ローラーを用い突起部で炭素繊維束を屈曲して、炭素
繊維束を扁平にすることにより、撚りを止め、上流側に
設けたフリーゾーンで撚りを緩和することによって、撚
り、反転のない状態の炭素繊維束を作ることができるた
め、ピッチを一定に保持でき、開繊状態の良好な炭素繊
維束を供給することを見出した。
設置すると、プリプレグ品位が向上する。開繊装置は糸
条のサイジングによる拘束を弱め、糸幅を拡幅する機能
を有し、例えば特願平9−92101号の機構を用いる
ことができる。
ように、導入フリー回転ローラ7aを介して供給された
炭素繊維束を複数のローラ群上を所定角度に屈曲させな
がら通過させて開繊し、開繊装置出フリー回転ローラー
7dを経て送り出す開繊装置において、ロールの軸方向
に振動する振動フリー回転ローラー7bと無振動フリー
回転ローラー7cとを1組とするロール組を、2〜10
組配列させてなるとともに、前記した振動フリー回転ロ
ーラー7b径を50〜120mmとし、かつ上記それぞ
れのローラー間の、炭素繊維束がローラーに接触してい
ない距離を、10〜100mmになるように設定したも
のである。なお、前記振動フリー回転ローラー7bの上
流側に加熱手段7eを設けることは好ましい態様であ
る。
いる含浸部を使用することができる。特に含浸効果を上
げるため予熱部分と多段の含浸ローラー、冷却部分を備
えた含浸部が好ましい。
ムなどと共に紙管などに巻いたローラー形態で提供さ
れ、糸条撚り等による反転がないため表面が平滑で糸割
れなどが無い、表面品位が良好なものが得られる。
ては、ポリアクリロニトリル系やピッチ系などのフィラ
メント数1000〜100,000本の炭素繊維束を用
いることができる。特に、フィラメント数が12,00
0〜100,000本の炭素繊維束に適用することで通
常の方法では得ることが難しい均一な薄い炭素繊維束シ
ートが得られ、有効である。1,000未満のフィラメ
ントでは、反転防止装置の効果が得られにくく、10
0,000以上のフィラメントでは、得られるプリプレ
グの品位が良好なものが得られにくい。
熱硬化性いずれでも良いが、特に熱硬化性エポキシ樹脂
を用いることが好ましい。熱硬化性エポキシ樹脂は、常
温硬化タイプのエポキシ樹脂組成物の硬化剤を実質的に
含まないものを、樹脂重量含有率15%以下、好ましく
は10%以下としたものや、70〜130℃で硬化する
エポキシ樹脂を樹脂含有率10〜50%としたもの、あ
るいは150〜180℃で硬化するエポキシ樹脂をやは
り樹脂含有率10〜50%含有したものが好ましい。
は、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂環
式エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、ブロム化
ビスフェノールA型エポキシ樹脂などを使用することが
できる。これらのエポキシ樹脂は、単独または2種類以
上を併用して使用することができ、さらには液状のもの
から固体状のものまで使用することができる。通常、エ
ポキシ樹脂には硬化剤が加えられて用いられるが、目的
によって実質的に硬化剤を含まず、エポキシ樹脂をバイ
ンダーとして用い、後で使用に際して硬化剤入りのエポ
キシ樹脂を付加することも好ましい実施態様である。
をさらに詳細に説明する。
いた場合の炭素繊維束の反転防止装置を備えた、プリプ
レグ製造装置の一例を示す側面概略図である。
ッケージ1をガイド部(引き揃えフリー回転ローラー
2)で炭素繊維束Yを揃え、整列部(分繊コーム3)を
通して整列させ、反転防止装置5に供給する。ここでは
反転防止装置5の上流側に加熱手段4を設置し、炭素繊
維束Yを加温し、その後、表面に突起を有するローラー
からなる反転防止装置5およびフリー回転ローラー6を
通過させることで炭素繊維束Yの反転防止を行い、その
後、開繊装置7を通過させ、含浸装置11に導入するも
のである。
(強度320kgf/mm2 、弾性率23×103 kg
f/mm2 )を使用し、炭素繊維目付120g/m2 、
樹脂含有率30%、幅1mのプリプレグを作製した。こ
の際、標準条件として、糸張力500g、糸を整列させ
るコームのガイド間隔3mm(糸条の幅約10mm)、
反転防止装置として、30φの梨地硬質クロムメッキロ
ーラー(表面粗度6S)3ヶを直列で用い、糸を上下に
通して反転を防止した。反転防止装置の突起の高さtは
1mm、隣接する突起間とローラー軸のなす角度θを3
0°とした。糸とローラーの接触角はローラーの位置を
上下させ変更した。その後、糸拡げ処理(開繊処理)
し、130℃硬化タイプのエポキシ樹脂フィルムを離型
紙を用いて炭素繊維に接触させ加熱加圧して含浸させプ
リプレグを作製した。得られたプリプレグの品位を下記
表1に示す。
逆方向に糸速度の1/10で回転させたところ、ローラ
ー上への脱落物の減少が認められ、操業性が向上した。
ターを使用し、炭素繊維束のフリーな距離を0.5mに
なるように表面に突起を有するローラーからなる反転防
止装置を1組セットし、ローラー半径15mm、突起間
の角度45゜、突起高さ1.5mmのローラー軸方向に
突起のある回転ローラー5を設置した炭素繊維束反転防
止装置を準備した。
録商標)T700SC−12K(フィラメント数120
00本)を40本使用し、15m/分で走行させ、12
0℃に加熱した後、反転防止装置に導入した。
1(ビスフェノールAグリシジルエーテル(エポキシ当
量189):油化シェル・エポキシ(株)製100重量
部とジシアンジアミド4重量部および3(3、4−ジク
ロロフェニル)−1、1−ジメチル尿素4重量部とを均
一に混合した一液硬化エポキシ樹脂組成を用いた樹脂フ
ィルムを離型紙上に作製し、得られた均一で薄い炭素繊
維シートとを合わせてホットローラー間に通して含浸さ
せ、繊維含有率70%、繊維目付50g/m2のプリプ
レグを作成した。
変更した。
止め効果が小さくなり、また80g/K・本を超えると
糸条の損傷を起こし好ましくないことが分かる。
することができる。
転防止方法を用いた後、開繊することにより、炭素繊維
束自身に撚りが残っている場合でも、安定にかつ、毛羽
発生がほとんどなく開繊ができ均一な薄い炭素繊維シー
トが得られる。
ことにより、ワレのない品位良好なプリプレグが得られ
る。
示す側面概略図である。
る回転ローラーの一例を示す側面概略図である。
Claims (11)
- 【請求項1】複数本の炭素繊維糸を案内するガイド部
と、該ガイド部を介して搬送されてくる炭素繊維糸を所
定間隔に整列させる整列部と、該整列部により整列させ
た炭素繊維束に樹脂を含浸させる含浸部とを備える炭素
繊維プリプレグの製造装置において、前記整列部と含浸
部との間に炭素繊維束の反転防止装置を設けたことを特
徴とする炭素繊維プリプレグの製造装置。 - 【請求項2】反転防止装置が、少なくとも一対のローラ
ーまたはガイドからなり、それらが間隔を置いて配置さ
れており、整経された補強用繊維束が、上下からローラ
ーまたはガイドによってその接触角が合計して20〜1
80°で把持される構造からなるものであることを特徴
とする請求項1記載の炭素繊維プリプレグの製造装置。 - 【請求項3】反転防止装置が、表面に突起を有するロー
ラーからなり、該ローラーが炭素繊維束の走行速度に比
べて低速でかつ炭素繊維束と同一方向または逆方向に回
転するものであることを特徴とする請求項1または2に
記載の炭素繊維用プリプレグ製造装置。 - 【請求項4】表面に突起を有するローラーの突起高さ
(t)を、ローラー半径(r)に対して、r{[1/c
os(θ/2)]−1}を越える高さとし、隣接する突
起間とローラー軸とのなす角度(θ)を10〜50°に
なるように設定したことを特徴とする請求項3に記載の
炭素繊維プリプレグの製造装置。 - 【請求項5】反転防止装置が、表面に突起を有するロー
ラーとフリー回転ローラーからなり、これらのローラー
の表面粗さが3S〜20Sの梨地表面であることを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の炭素繊維プリプ
レグの製造装置。 - 【請求項6】反転防止装置と含浸装置との間に炭素繊維
束の開繊装置を有することを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の炭素繊維プリプレグの製造装置。 - 【請求項7】反転防止装置の上流側に加熱手段を設けた
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の炭素
繊維プリプレグの製造装置。 - 【請求項8】複数本の炭素繊維糸を解舒し、ガイド部を
介して糸条を搬送し、整列部によって所定間隔に整列さ
せ、および整列させた炭素繊維束に樹脂を含浸させる炭
素繊維プリプレグの製造方法において、前記整列部から
含浸部との間に設けられた反転防止装置に炭素繊維束を
通し、該炭素繊維束の反転を防止することを特徴とする
炭素繊維プリプレグの製造方法。 - 【請求項9】炭素繊維束を予め50〜180℃に加温さ
せたのち反転防止させることを特徴とする請求項8記載
の炭素繊維プリプレグの製造方法。 - 【請求項10】前記整列部と反転防止装置との間隔を
0.3〜1.5mとし、反転防止装置に導入する炭素繊
維束張力を5〜80g/K(1000フィラメント)・
本とすることを特徴とする請求項8または9に記載の炭
素繊維プリプレグの製造方法。 - 【請求項11】前記整列部が各糸条毎に1対のコーム状
のガイドからなり、該ガイドの間隔が糸条の幅の1/2
以下であり、炭素繊維のフィラメント数が10,000
〜100,000フィラメントであることを特徴とする
請求項8〜10のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ
の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP33029997A JP3814999B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 炭素繊維プリプレグの製造装置および製造方法 |
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JPH11156852A true JPH11156852A (ja) | 1999-06-15 |
JP3814999B2 JP3814999B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=18231102
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-
1997
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