JPH11156495A - 金属ストリップ連続鋳造装置及び金属ストリップ連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法 - Google Patents

金属ストリップ連続鋳造装置及び金属ストリップ連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法

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JPH11156495A
JPH11156495A JP10259912A JP25991298A JPH11156495A JP H11156495 A JPH11156495 A JP H11156495A JP 10259912 A JP10259912 A JP 10259912A JP 25991298 A JP25991298 A JP 25991298A JP H11156495 A JPH11156495 A JP H11156495A
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casting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予熱が必要な金属供給・溜め囲込み手段等の
補助的な設備又は部品を動かすことなく、鋳造ロールを
早急に交換して鋳造を速やかに再開し得るようにする。 【解決手段】 鋳造ロール16を取付けたロールカセッ
ト13(ロールモジュール)を鋳造装置に対し着脱可能
に据え付けると共に、所定の待機位置からロール鋳造位
置下方の中間位置へと水平に移動し且つ該中間位置から
鋳造位置へとホイスト71(リフト手段)により持ち上
げ得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップ連
続鋳造装置及び金属ストリップ連続鋳造装置の鋳造ロー
ル位置決め方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】双ロール鋳造装置では、冷却されて相互
方向に回転する一対の水平鋳造ロール間に溶融金属を導
入し、動いているロール表面上で金属殻を凝固させ、ロ
ール間隙にてそれら金属殻を合体させ、凝固したストリ
ップ品としてロール間隙から下方ヘ送給する。本明細書
では、「ロール間隙」という語はロール同士が最接近す
る領域全般を指すものとする。溶融金属は取鍋から1つ
又は一連の小容器へと注がれ、更にはそこからロール間
隙上方に位置した金属供給ノズルに流れてロール間隙へ
と向かい、その結果、ロール間隙直上のロール鋳造表面
に支持されてロール間隙長手方向に延びる溶融金属の鋳
造溜めを形成することができる。通常、この鋳造溜めの
端は、ロール端面に摺動係合して保持されて鋳造溜めの
両端からの溢流を防ぐ側部堰又は側部プレートで構成さ
れるが、電磁バリヤ等の代替手段も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】双ロール鋳造装置の鋳
造ロールの交換は重大な問題である。鋳造と鋳造の間に
鋳造ロールを交換して異なる幅のストリップを鋳造でき
るようにする必要があるし、鋳造表面が鋳造時に何らか
の原因で傷ついたり劣化したりした場合には鋳造ロール
を交換する必要がある。鋳造ロールをその場で交換しな
ければならないなら、鋳造部品とそれらを取り巻く環境
が冷えるまで待たねばならないので鋳造可能時間がかな
り失われる。しかも、新たな組の鋳造ロールはいったん
定位置に配したらロール間隙幅をプリセットできるよう
調整しなければならない。
【0004】また、鉄系金属の鋳造時には、鋳造開始前
に金属供給・溜め囲込み手段の耐火部品を非常な高温へ
と予熱する必要がある。このため、双ロール鋳造装置を
分解可能な構成部品で組立てて鋳造ロールと予熱した耐
火部品を急速に作動アセンブリへと組立てて、予熱した
構成部品が大きく冷却する前に鋳造を開始することが提
案されている。可動の鋳造ロールと耐火構成部品を備え
た鋳造装置の例が本出願人のオーストラリア特許第63
1728号及び第637548号及び対応するアメリカ
特許第5,184,668号及び第5,277,243
号に開示されている。
【0005】また、鋳造ロールを可動のモジュールに取
付けている従来技術は三菱重工業株式会社の特公平5−
9185号に開示されている。この従来技術では、鋳造
ロールと溜め囲込み手段を成す側部堰板とが、レールに
沿って鋳造装置に水平に出入り動可能なホイール付きカ
ーに担持されたフレーム上に一緒に取付けられている。
【0006】しかしながら、従来においては、予熱が必
要な金属供給・溜め囲込み手段の耐火部品を動かすこと
なく、これらが大きく冷却する前に鋳造ロールを早急に
交換して鋳造を開始し得るようにする技術について提案
が成されていないのが実情である。
【0007】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、予熱が必要な金属供給・溜め囲込み手段等の補助的
な設備又は部品を動かすことなく、鋳造ロールを早急に
交換して鋳造を速やかに再開し得るようにすることを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互間にロー
ル間隙を形成する一対の平行な鋳造ロールと、溶融金属
をロール間隙に供給して該ロール間隙直上の鋳造ロール
表面に支持された溶融金属鋳造溜めを形成する金属供給
手段と、ロール間隙端から流出しないよう溶融金属を鋳
造溜め内に囲込む溜め囲込み手段と、鋳造ロールを相互
方向に回転駆動してロール間隙から下方に供給される凝
固金属ストリップを製造するロール駆動手段とから構成
した金属ストリップ連続鋳造装置において、鋳造ロール
を取付けたロールモジュールを鋳造装置に対し着脱可能
に据え付けると共に、所定の待機位置からロール鋳造位
置下方の中間位置へと水平に移動し且つ該中間位置から
鋳造位置へとリフト手段により持ち上げ得るように構成
したことを特徴とするものである。
【0009】好ましくは、リフト手段が流体シリンダに
より作動されるホイストを含む。
【0010】好ましくは、ロールモジュールが中間位置
にあるときにロール駆動手段を鋳造ロールに自動的に接
続する駆動接続手段が設けられる。
【0011】好ましくは、ロールモジュールが中間位置
にあるときに水冷手段を鋳造ロールに自動接続する給水
接続手段が設けられる。
【0012】好ましくは、ロールモジュールが更にモジ
ュールフレームと該モジュールフレーム上を可動なロー
ルキャリアとを含み、鋳造ロール相互の全体的な接近・
離反動を許してロール間隙を変えることができる。
【0013】好ましくは、ロールモジュールが鋳造位置
にある時に鋳造ロールを開放位置から相互に向かって動
かしてロール間隙の幅を変えることができるよう操作可
能なロール偏寄手段が更に設けられる。
【0014】好ましくは、ロールモジュールを待機位置
から中間位置へ、更には中間位置へと動かす前に溜め囲
込み手段が鋳造位置にある。ロールモジュールを鋳造位
置の下の中間位置へと動かして鋳造ロールを開放位置に
保持することにより、鋳造ロール据付け時に鋳造ロール
と溜め囲込み手段との間の接触を確実になくすことがで
きる。
【0015】好ましくは、ロール偏寄手段は鋳造ロール
を相互に離反動させるよう操作可能である。
【0016】好ましくは、ロールモジュールが更に調節
可能な止め手段を含み、該止め手段がロール間隙下方且
つロールキャリア間に配されてロールキャリアと係合す
るスペーサ止めとして働き、鋳造ロール間のロール間隙
の最小幅をプリセットして、ロール間隙最小幅を変える
よう幅方向に調節可能である。
【0017】好ましくは、ロール偏寄手段は、鋳造ロー
ルを開放位置から止め手段へと動かし、それから、鋳造
ロールを止め手段に対し偏寄させるよう作動可能であ
る。
【0018】好ましくは、ロールモジュールはロールキ
ャリアを開放位置で保持する手段を更に含む。
【0019】好ましくは、保持手段が、ロールキャリア
内の開口に入れることのできるモジュールフレームに担
持された施錠ピンを有する施錠ピンアセンブリを含む。
【0020】好ましくは、施錠ピンがロールキャリアに
対し固定されているのでロールキャリアとその上の鋳造
ロールが中間位置から鋳造位置へと持ち上げられる時に
ロールキャリアが施錠ピンから外れて施錠ピンから保持
されなくなる。
【0021】ロールキャリアは、対応する鋳造ロールの
ほぼ下に配された、鋳造ロール各々に対する一対のロー
ル端支持構造からなることができる。
【0022】各対のロール端支持構造が、対応するロー
ル端を中央ロール軸線まわりに回転するよう取付けるジ
ャーナル軸受を担持することができる。
【0023】鋳造ロールがほぼ水平に相互接近・離反動
するようロール端支持構造がモジュールフレームに取付
けられることができる。
【0024】モジュールフレームはリニア軸受上を水平
に可動として、鋳造装置の中間位置へと出入りできるよ
うにすることができる。
【0025】ロールモジュールを持ち上げるリフト手段
の作動によりロールモジュールは上下方向に堅くクラン
プされてロールモジュール上の止め表面が鋳造装置の固
定止め表面に接触するようにできる。
【0026】モジュールフレームを持ち上げた時に鋳造
ロールの長手方向にモジュールフレームを正確に位置決
めするよう主機械フレームに対するモジュールフレーム
のインデキシングのための適宜のインデキシング手段を
設けることができる。
【0027】ロール偏寄手段は各ロールのための一対の
偏寄装置を含み、偏寄装置はロールキャリアに接続可能
とすることができる。
【0028】偏寄装置は鋳造装置の可動取付具に担持さ
れて、ロールキャリアと容易に作動的に相互係合し、相
互係合から外れるよう動くことができる。
【0029】また、本発明は、相互間にロール間隙を形
成する一対の平行な鋳造ロールと、溶融金属をロール間
隙に供給して該ロール間隙直上の鋳造ロール表面に支持
された溶融金属鋳造溜めを形成する金属供給手段と、ロ
ール間隙端から流出しないよう溶融金属を鋳造溜め内に
囲込む溜め囲込み手段と、鋳造ロールを相互方向に回転
駆動してロール間隙から下方に供給される凝固金属スト
リップを製造するロール駆動手段とから構成した金属ス
トリップ連続鋳造装置において、鋳造ロールを取付けた
ロールモジュールを鋳造装置に対し着脱可能に据え付け
ると共に、前記ロールモジュールを、モジュールフレー
ムと、該モジュールフレーム上を移動可能で且つ鋳造ロ
ール相互を互いに接近・離反動させてロール間隙を変更
し得るように担持したロールキャリアと、ロール間隙下
方のロールキャリア間に配置されてロールキャリアと係
合するスペーサとして働くことによりロール間隙の最小
幅をプリセットし且つ該ロール間隙の最小幅を変更し得
るよう調整可能な止め手段とにより構成したことを特徴
とするものでもある。
【0030】また、本発明によれば、一対の平行な鋳造
ロールを担持するロールモジュールを待機位置から中間
位置へと鋳造方向の横方向に水平に動かし、中間位置で
鋳造ロールをロール駆動手段と水冷装置とに接続し、ロ
ールモジュールを鋳造位置へと持ち上げることを含む金
属ストリップ連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法も
提供される。
【0031】好ましくは、ロールモジュールが中間位置
へと動かされた時にロール駆動手段と水冷装置が鋳造ロ
ールに自動的に接続される。
【0032】好ましくは、ロールモジュールを鋳造位置
へと持ち上げた後に、鋳造ロールをプリセットロール間
隙位置へと内方に動かす。
【0033】好ましくは、鋳造位置へと持ち上げられる
前は鋳造ロールは離れて保持され、持ち上げ動によって
鋳造ロールが開放されて内方へと動く。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明を更に充分に説明するた
め、添付図面を参照して特定の実施の形態への適用を詳
細に説明する。
【0035】図1〜図8は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図示する鋳造装置は、鋳造ロールモジュ
ールを支持する主機械フレーム11を有する。鋳造ロー
ルモジュールは、鋳造装置内の所要位置に一体で入れる
ことができ、鋳造ロール交換時には容易に取外し得るロ
ールカセット13になっている。ロールカセット13が
担持する一対の平行な鋳造ロール16には、鋳造作業時
に取鍋(図示せず)から、取鍋出口ノズル46、タンデ
ィッシュ17、分配器18及び金属供給ノズル19を介
して溶融金属が供給されて、鋳造ロール16と該鋳造ロ
ール16端の一対の側部堰板15とで囲込まれる鋳造溜
め30を創る。鋳造ロール16は水冷されているので、
動いているロール表面に金属殻が形成されロール間隙に
て合わされて、ロール出口で凝固金属ストリップ20が
造られる。この金属ストリップ20を標準コイラに送る
ことができる。
【0036】ここまで示してきた双ロール鋳造装置はオ
ーストラリア特許第664670号及びアメリカ特許第
5,488,988号に幾分詳細に示され、記述されて
いる種類のものであり、本発明の一部を構成しない適宜
の構造的詳細についてはこれらの特許を参照することが
できる。
【0037】また、特に図6〜図8に示されているよう
に、鋳造ロール16は電動モータのロール駆動軸41
と、主機械フレーム11に取付けられた駆動スピンドル
128を含むトランスミッションとを介して相互方向に
回転される。ロールカセット13を取出すときにロール
駆動軸41はトランスミッションから切離すことができ
る。鋳造ロール16の銅製周壁に形成され縦方向に延び
周方向に離間した一連の水冷通路(図示せず)には、回
転グランド43を介して給水ホース42に接続されたロ
ール駆動軸41内の水冷導管(図示せず)からロール端
を介し冷却水が供給される。鋳造ロール16の典型的な
大きさは径が約500mmで、最大2000mm幅のス
トリップ品を造れるよう長さを最大2000mmにする
ことができる。
【0038】取鍋は全く従来の構成であって、回転タレ
ット(図示せず)上に支持されており、そこからタンデ
ィッシュ17上方へともたらされてタンディッシュ17
を満たすことができる。タンディッシュ17に装着され
たスライドゲート弁47をサーボシリンダにより動かす
ことによって、溶融金属をタンディッシュ17からスラ
イドゲート弁47と耐火シュラウド48とを介して分配
器18へと流すことができる。
【0039】分配器18は、酸化マグネシウム(Mg
O)等の耐火材料で造られた広皿状に形成される。分配
器18は一側ではタンディッシュ17からの溶融金属を
受け、他側には縦方向に離間した一連の金属出口開口
(図示せず)が備えられている。分配器18下部を担持
する取付ブラケット(図示せず)は、ロールカセット1
3を作動位置に据付ける際に分配器18を主機械フレー
ム11に取付けるためのものである。
【0040】金属供給ノズル19はアルミナグラファイ
ト等の耐火材料で造られた細長体として形成される。金
属供給ノズル19の下部は内方下方にすぼまるようテー
パ状になっているので鋳造ロール16間のロール間隙へ
と突入できる。金属供給ノズル19の上部には外方に突
出する側部フランジ(図示せず)が形成されて、主機械
フレーム11の一部をなす取付ブラケット(図示せず)
上に位置する。
【0041】金属供給ノズル19は一連の、水平方向に
離間してほぼ上下に延びる流路(図示せず)を有して、
溶融金属を鋳造ロール16の幅方向全体にわたって適宜
に低速排出させ、初期凝固が生じるロール表面に直接衝
突させることなく溶融金属をロール間隙へと送給するこ
とができる。又は、金属供給ノズル19には単一の連続
長孔出口(図示せず)を設けて溶融金属の低速カーテン
流を直接ロール間隙に送給したり、それを溶融金属溜め
に浸漬させてもよい。
【0042】側部堰板15は窒化硼素等の強耐火材料で
造られ、鋳造ロール16の段付き端部の湾曲に合ったス
カロップ側端を有しており、前記鋳造ロール16の段付
き端部に係合させて、鋳造作業時に鋳造ロール16上に
形成される鋳造溜め30の端クロージャを形成するよう
にしてある。
【0043】鋳造作業では、スライドゲート弁47を作
動させることにより溶融金属をタンディッシュ17から
分配器18へと注ぐことができ、金属供給ノズル19を
介して鋳造ロール16上へと流下させることができる。
金属ストリップ20の頭端はコイラ(図示せず)の顎部
へガイドされる。
【0044】本発明によれば、ロールカセット13は次
のように可動である。 (i)鋳造装置の片側に位置した待機位置から鋳造装置
鋳造方向(図面の矢印A方向)の横方向に水平に、鋳造
位置の下方の中間位置へと動き、次いで、(ii)鋳造
位置へと垂直に動くことができる。
【0045】図2は中間位置でのロールカセット13を
示し、図4及び5は鋳造位置へと上げられたロールカセ
ット13を示す。
【0046】また、ロールカセット13を中間位置へと
動かすことにより、鋳造ロール16が駆動スピンドル1
28及び給水ホース42に接触して、自動的に接続す
る。
【0047】ロールカセット13は、ロールカセット1
3を鋳造装置内の所定位置へと据付ける前に、鋳造ロー
ル16をセットしてロール間隙を調節できるように構成
されている。
【0048】ロールカセット13は、4つのホイール1
21に支持された大きなフレーム102を含み、これが
鋳造ロール16と、ロール間隙下方で金属ストリップを
囲む耐火エンクロージャの上部(図示せず)を担持す
る。鋳造装置は、ホイール121を待機位置と中間位置
との間をガイドする一対のレール89を含む。鋳造ロー
ル16が取付けられるロールサポート104はロール端
軸受(図示せず)を担持し、これらの軸受により鋳造ロ
ール16は互いに平行な関係で縦軸線まわりに回転可能
に取付けられる。2対のロールサポート104はリニア
軸受106によりフレーム102に取付けられるのでフ
レーム102の横方向に摺動でき、鋳造ロール16全体
の相互への接近・離反動を提供することができ、従っ
て、平行な2つの鋳造ロール16が図4に示した開放位
置と図5に示したプリセットロール間隙位置との間を離
反・接近動できる。
【0049】鋳造装置はリフト手段も含む。リフト手段
は、主機械フレーム11で支持された4本の流体シリン
ダ駆動のホイスト71であり、図2、4及び5に示すよ
うに、ロールカセット13が中間位置・鋳造位置にある
ときに、ロールカセット13のフレーム102隅部の下
側にあるように位置決めされている。ホイスト71を作
動させることによりロールカセット13が鋳造位置へと
持ち上げられる。ロールカセット13の上向きの動き
は、ロールカセット13のフレーム102の外延びフラ
ンジ77がレール89の内延びフランジ75に接触する
ことにより制限される。
【0050】鋳造ロール16は、ロールカセット13の
フレーム102基部の垂直開口内に収容された4つの施
錠ピンアセンブリにより図4に示した開放位置に保持さ
れる。各施錠ピンアセンブリは、ばね85により上向き
に偏寄された施錠ピン83を含む。図4に示した鋳造ロ
ール16開放位置では、施錠ピン83はロールサポート
104基部の開口87へと延入している。ロールカセッ
ト13のフレーム102が施錠ピン83に対して上方に
動くことによりフレーム102は施錠ピン83から外
れ、それにより、鋳造ロール16は以下に述べるロール
偏寄装置51の作用により内方へと動いて図5に示す如
きプリセットロール間隙位置へと至る。
【0051】ロールカセット13のフレーム102は調
節可能な2つのスペーサ107(図2及び3にのみ図
示)も担持する。各スペーサ107はウォーム又はねじ
駆動されるジャッキの形状をしており、鋳造ロール16
下方、鋳造ロール16間の中央垂直平面付近、2対のロ
ールサポート104間に位置していて、ロールサポート
104の内方動を制限する止めとして働き、プリセット
ロール間隙位置、即ちロール間隙の最小幅を限定する。
ロール偏寄装置51は連続的に作用して、これら中央止
めであるスペーサ107の方へとロールサポート104
を内方へ移動させるが、プリセット偏寄力に抗して鋳造
ロール16を外方へとばね運動するのを許す。
【0052】4つのロール偏寄装置51が2対に配され
て、各対が各鋳造ロール16のロールサポート104に
作用する。各ロール偏寄装置51が有するばねハウジン
グ111は偏寄ばね112を含み、該偏寄ばね112が
作用するスラストロッド113はその先端で、対応する
ロールサポート104に接続する。各スラストロッド1
13の前端は拡大頭部115を有し、それがロールサポ
ート104の一側のキーホール117内に位置される。
スラストロッド113の拡大頭部115はロールカセッ
ト13が待機位置から中間位置へと動くときにキーホー
ル117内に位置される。キーホール117の上下寸法
は拡大頭部115の径よりも大きくて、ロールカセット
13が中間位置から鋳造位置へと持ち上げられた時のロ
ール偏寄装置51に対するロールカセット13の上下動
に適応する。各ロール偏寄装置51はその前端にて主機
械フレーム11に、リニア軸受116によって支持され
る。ロールカセット13が図4に示された鋳造位置にあ
る時、スラストロッド113を油圧シリンダ装置により
内方に動かすことによりロール偏寄装置51は鋳造ロー
ル16を図5に示されたプリセットロール間隙位置へと
動かし、鋳造ロール16に偏寄力を提供することができ
る。各ロール偏寄装置51のばね偏寄力はモータ118
の操作により調節できる。モータ118はばねプランジ
ャ119のねじ山に作用してばねプランジャ119を動
かし、偏寄ばね112の圧縮を調節する。
【0053】以上説明した鋳造装置構造により鋳造ロー
ルを機械又はオフラインから正確にセットアップでき、
必要な場合に急速に据付けできる。従って、鋳造ロール
を鋳造と鋳造との間に交換カセットにセットアップして
正確にロール間隙をプリセットできる。鋳造ロール間隙
が中央止めにより正確に設定され、偏寄力により鋳造ロ
ールが止めに対して偏寄されるので、ロールカセットが
据付けられ次第、適切な偏寄力を鋳造ロールに予負荷す
ることもでき、従来の鋳造装置のような、金属が鋳造ロ
ールを通ってロール分離に抗する反力が生じるのを待つ
必要はない。ロールカセットのフレームとロールサポー
トとの間でロール偏寄装置を直接に接続するので、ばね
制御機構に摩擦が生じるのも実質的に除去される。
【0054】以上説明した鋳造装置構造によればロール
交換が急速且つ効果的に、予め位置決めされている溜め
囲込み端板と干渉することなく行える。
【0055】以上説明した鋳造装置は単に例示のための
ものであって、かなりの変更を加えることができる。例
えば、ロールサポートをリニア軸受に取付けて厳格に線
形動させることは必須ではない。代わりに、ロールカセ
ットのフレームからピボットアームで支持して弧状の動
きができるようにすることにより鋳造ロールの所要の横
方向動を提供し、適切なばね動を許すことができる。こ
のように構成すればロール動の有効摩擦を更に減らすこ
とができる。同様に、ロール偏寄装置をピボットアーム
に取付けて、ピボットアームに作用する流体圧又は空気
圧シリンダ装置の作動により、ロール偏寄装置を、据付
けられたロールカセットとの接続位置へともたらすこと
ができる。ロールカセットを鋳造装置に出し入れする正
確な仕方も改変し得る。
【0056】更に又、ばね偏寄装置を移動可能なロール
カセットに組入れることもできる。しかしながら、こう
すると更に可動構成部品が必要になり、カセット交換の
度にロードセルも交換され、その度にロードセルの再調
整が必要になる。従って、主機械フレームに一組の偏寄
装置とロードセルを取付けて、それらを、ロールカセッ
トが作動位置へと動かされた時に、ロールサポートに接
続するのが好ましい。
【0057】従って、本発明は、説明した鋳造装置の構
造的詳細に決して限定されるものではなく、本発明の範
囲内で種々の修飾や変更を加え得ることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋳造ロールを取付けたロールモジュールを所定の待機位
置から中間位置へと水平に動かした後に、溜め囲込み手
段を成す一対の側部堰板間の最終的な鋳造位置へと持ち
上げることができるので、予熱が必要な金属供給・溜め
囲込み手段等の補助的な設備又は部品を動かすことな
く、鋳造ロールを鋳造と鋳造との間にロールモジュール
ごと早急に交換して鋳造を速やかに再開することができ
るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋳造装置の一例を示す正面断面図
である。
【図2】図1に示した鋳造装置の要部のみを拡大して示
す正面断面図である。
【図3】図2のロールモジュールを鋳造装置から分離し
て示した正面断面図である。
【図4】ロールモジュールが鋳造位置に位置し且つ鋳造
ロールが開放状態にある正面断面図である。
【図5】図4の鋳造ロールがプリセットのロール間隙間
隔となっている正面断面図である。
【図6】図1に示した鋳造装置の平面図である。
【図7】鋳造ロールに対する給水ホース及びロール駆動
スピンドルの接続状態を示す平面図である。
【図8】図7に示した鋳造装置部分の側面図である。
【符号の説明】
13 ロールカセット(ロールモジュール) 15 側部堰板(溜め囲込み手段) 16 鋳造ロール 17 タンディッシュ(金属供給手段) 18 分配器(金属供給手段) 19 金属供給ノズル(金属供給手段) 20 金属ストリップ 30 鋳造溜め 41 ロール駆動軸(ロール駆動手段) 42 給水ホース(水冷手段) 51 ロール偏寄装置(ロール偏寄手段) 71 ホイスト(リフト手段) 83 施錠ピン(施錠ピンアセンブリ) 85 ばね(施錠ピンアセンブリ) 102 フレーム(モジュールフレーム) 104 ロールサポート(ロールキャリア) 106 リニア軸受 107 スペーサ(止め手段) 112 偏寄ばね 116 リニア軸受 128 駆動スピンドル(ロール駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン アンドルー フィッシュ オーストラリア 2517 ニュー サウス ウェールズ ウーノナ シャーロット ハ リソン ドライヴ 6 (72)発明者 加藤 平二 神奈川県横須賀市野比2丁目36−2

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間にロール間隙を形成する一対の平
    行な鋳造ロールと、溶融金属をロール間隙に供給して該
    ロール間隙直上の鋳造ロール表面に支持された溶融金属
    鋳造溜めを形成する金属供給手段と、ロール間隙端から
    流出しないよう溶融金属を鋳造溜め内に囲込む溜め囲込
    み手段と、鋳造ロールを相互方向に回転駆動してロール
    間隙から下方に供給される凝固金属ストリップを製造す
    るロール駆動手段とから構成した金属ストリップ連続鋳
    造装置において、鋳造ロールを取付けたロールモジュー
    ルを鋳造装置に対し着脱可能に据え付けると共に、所定
    の待機位置からロール鋳造位置下方の中間位置へと水平
    に移動し且つ該中間位置から鋳造位置へとリフト手段に
    より持ち上げ得るように構成したことを特徴とする金属
    ストリップ連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 リフト手段が流体シリンダにより作動さ
    れるホイストを含む、請求項1に記載の金属ストリップ
    連続鋳造装置。
  3. 【請求項3】 ロールモジュールが中間位置にあるとき
    にロール駆動手段を鋳造ロールに自動的に接続する駆動
    接続手段が設けられた、請求項1又は2に記載の金属ス
    トリップ連続鋳造装置。
  4. 【請求項4】 ロールモジュールが中間位置にあるとき
    に水冷手段を鋳造ロールに自動接続する給水接続手段が
    設けられた、請求項1乃至3のいずれかに記載の金属ス
    トリップ連続鋳造装置。
  5. 【請求項5】 ロールモジュールが更にモジュールフレ
    ームと該モジュールフレーム上を可動なロールキャリア
    とを含み、鋳造ロール相互の全体的な接近・離反動を許
    してロール間隙を変えることができる、請求項1乃至4
    のいずれかに記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  6. 【請求項6】 ロールモジュールが更に調節可能な止め
    手段を含み、該止め手段がロール間隙下方且つロールキ
    ャリア間に配されてロールキャリアと係合するスペーサ
    止めとして働き、鋳造ロール間のロール間隙の最小幅を
    プリセットして、ロール間隙最小幅を変えるよう幅方向
    に調節可能である、請求項5に記載の金属ストリップ連
    続鋳造装置。
  7. 【請求項7】 鋳造ロールを開放位置から止め手段へと
    動かし、それから、鋳造ロールを止め手段に対し偏寄さ
    せるよう作動可能なロール偏寄手段が更に設けられた、
    請求項6に記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  8. 【請求項8】 ロールモジュールがロールキャリアを開
    放位置で保持する手段を更に含む、請求項5乃至7のい
    ずれかに記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  9. 【請求項9】 保持手段が、ロールキャリア内の開口に
    入れることのできるモジュールフレームに担持された施
    錠ピンを有する施錠ピンアセンブリを含む、請求項8に
    記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  10. 【請求項10】 施錠ピンがロールキャリアに対し固定
    されているのでロールキャリアとその上の鋳造ロールが
    中間位置から鋳造位置へと持ち上げられる時にロールキ
    ャリアが施錠ピンから外れて施錠ピンから保持されなく
    なる、請求項9に記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  11. 【請求項11】 ロールキャリアが対応する鋳造ロール
    のほぼ下に配された、鋳造ロール各々に対する一対のロ
    ール端支持構造からなる、請求項5乃至10のいずれか
    に記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  12. 【請求項12】 各対のロール端支持構造が、対応する
    ロール端を中央ロール軸線まわりに回転するよう取付け
    るジャーナル軸受を担持する、請求項11に記載の金属
    ストリップ連続鋳造装置。
  13. 【請求項13】 鋳造ロールがほぼ水平に相互接近・離
    反動するようロール端支持構造がモジュールフレームに
    取付けられる、請求項12に記載の金属ストリップ連続
    鋳造装置。
  14. 【請求項14】 モジュールフレームがリニア軸受上を
    水平に可動で、鋳造装置の中間位置へと出入りできる、
    請求項5乃至13のいずれかに記載の金属ストリップ連
    続鋳造装置。
  15. 【請求項15】 ロールモジュールを持ち上げるリフト
    手段の作動によりロールモジュールが上下方向に堅くク
    ランプされてロールモジュール上の止め表面が鋳造装置
    の固定止め表面に接触する、請求項1乃至14のいずれ
    かに記載の金属ストリップ連続鋳造装置。
  16. 【請求項16】 モジュールフレームを持ち上げた時に
    鋳造ロールの長手方向にモジュールフレームを正確に位
    置決めするよう主機械フレームに対するモジュールフレ
    ームのインデキシングのためのインデキシング手段が設
    けられた、請求項15に記載の金属ストリップ連続鋳造
    装置。
  17. 【請求項17】 ロールモジュールが鋳造位置にある時
    に鋳造ロールを開放位置から相互の方へと動かしてロー
    ル間隙幅を変えるよう操作可能なロール偏寄手段が設け
    られる、請求項1乃至5のいずれかに記載の金属ストリ
    ップ連続鋳造装置。
  18. 【請求項18】 ロールモジュールを待機位置から中間
    位置、更には鋳造位置へと動かす前に溜め囲込み手段が
    鋳造位置にある、請求項1乃至17のいずれかに記載の
    金属ストリップ連続鋳造装置。
  19. 【請求項19】 相互間にロール間隙を形成する一対の
    平行な鋳造ロールと、溶融金属をロール間隙に供給して
    該ロール間隙直上の鋳造ロール表面に支持された溶融金
    属鋳造溜めを形成する金属供給手段と、ロール間隙端か
    ら流出しないよう溶融金属を鋳造溜め内に囲込む溜め囲
    込み手段と、鋳造ロールを相互方向に回転駆動してロー
    ル間隙から下方に供給される凝固金属ストリップを製造
    するロール駆動手段とから構成した金属ストリップ連続
    鋳造装置において、鋳造ロールを取付けたロールモジュ
    ールを鋳造装置に対し着脱可能に据え付けると共に、前
    記ロールモジュールを、モジュールフレームと、該モジ
    ュールフレーム上を移動可能で且つ鋳造ロール相互を互
    いに接近・離反動させてロール間隙を変更し得るように
    担持したロールキャリアと、ロール間隙下方のロールキ
    ャリア間に配置されてロールキャリアと係合するスペー
    サとして働くことによりロール間隙の最小幅をプリセッ
    トし且つ該ロール間隙の最小幅を変更し得るよう調整可
    能な止め手段とにより構成したことを特徴とする金属ス
    トリップ連続鋳造装置。
  20. 【請求項20】 ロールモジュールが据付けられる時に
    ロール偏寄手段がモジュールフレームとロールキャリア
    との間に作用するよう操作可能であってロールキャリア
    を止め手段に対し偏寄させる、請求項19に記載の金属
    ストリップ連続鋳造装置。
  21. 【請求項21】 ロール偏寄手段がモジュールフレーム
    とロールキャリアとの間に作用するよう操作可能であっ
    てロールキャリアを調節可能な止め手段の方へと偏寄さ
    せる、請求項20に記載の金属ストリップ連続鋳造装
    置。
  22. 【請求項22】 ロール偏寄手段が各鋳造ロールのため
    の一対の偏寄装置からなり、各偏寄装置はロールモジュ
    ールが作動位置にある時にロールモジュールに接続可能
    で、対応する鋳造ロールのばね偏寄を提供するが、ロー
    ルモジュールを鋳造装置から取外せるようロールモジュ
    ールから着脱可能でもある、請求項20又は21に記載
    の金属ストリップ連続鋳造装置。
  23. 【請求項23】 ロールモジュールと作動的に相互係合
    ・離反するよう動けるようにばね偏寄装置が鋳造装置上
    の可動取付け部に担持される、請求項22に記載の金属
    ストリップ連続鋳造装置。
  24. 【請求項24】 一対の平行な鋳造ロールを担持するロ
    ールモジュールを待機位置から中間位置へと鋳造方向の
    横方向に水平に動かし、中間位置で鋳造ロールをロール
    駆動手段と水冷装置とに接続し、ロールモジュールを鋳
    造位置へと持ち上げることを特徴とする金属ストリップ
    連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法。
  25. 【請求項25】 ロールモジュールが中間位置へと動か
    された時にロール駆動手段と水冷装置が鋳造ロールに自
    動的に接続される、請求項24に記載の金属ストリップ
    連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法。
  26. 【請求項26】 ロールモジュールを鋳造位置へと持ち
    上げた後に、鋳造ロールをプリセットロール間隙位置へ
    と内方に動かすことを含む、請求項24又は25に記載
    の金属ストリップ連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方
    法。
  27. 【請求項27】 鋳造位置へと持ち上げられる前は鋳造
    ロールは離れて保持され、持ち上げ動によって鋳造ロー
    ルが開放されて内方へと動く、請求項26に記載の金属
    ストリップ連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法。
  28. 【請求項28】 一対の溜め囲込み板が各々、鋳造位置
    にある時の鋳造ロールの占める空間の各側に1つずつ位
    置決めされ、ロールモジュールが鋳造位置へと持ち上げ
    られる時に鋳造ロールが溜め囲込み板の間を上方へと動
    く、請求項24乃至27のいずれかに記載の金属ストリ
    ップ連続鋳造装置の鋳造ロール位置決め方法。
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