JPH11155366A - 霊芝その他の茸類の栽培装置及びその栽培方法 - Google Patents

霊芝その他の茸類の栽培装置及びその栽培方法

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JPH11155366A
JPH11155366A JP9344456A JP34445697A JPH11155366A JP H11155366 A JPH11155366 A JP H11155366A JP 9344456 A JP9344456 A JP 9344456A JP 34445697 A JP34445697 A JP 34445697A JP H11155366 A JPH11155366 A JP H11155366A
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mushrooms
reishi
negative voltage
culture medium
container body
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JP9344456A
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Takashi Maeda
隆司 前田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器体内への収納状態で菌を成育させる個体
管理で病原菌の侵入を防止して成育歩留り率が高く、容
器体に負荷させた負電圧で菌を活性化して短期間で生産
することができ、品質に優れ、商品価値の高い霊芝や茸
類を収穫することができる。容器体は簡単な構造で製造
コストも安価であるため低コストで大量生産することが
できる霊芝その他の茸類の栽培装置及びその栽培方法を
提供する。 【構成】 一端側に口部を有し、霊芝その他の茸類の菌
を植菌して発芽成育させる培養基を内部に充填させた容
器体16と、該容器体の口部に着脱装着させた栓体と、
容器体を収容配置させる受け棚手段20と、容器体の周
縁の温度を、培養基に植菌させた菌の発芽成育に適した
温度に保持させる温度制御手段26と、培養基及び発芽
子に負電圧を加える負電圧負荷手段30とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、霊芝その他の茸類
の栽培装置及びその栽培方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、椎茸を栽培する場合にはクヌギ、
ナラ等の原木を玉切りした榾木に種駒を打ち込んで植菌
し、この榾木を日陰等に配置した自然条件のもとで20
カ月程度にわたって菌糸を成熟させ、その後で榾木を圃
場に移して発芽、成育させている。また、近年、椎茸の
榾木を使用した栽培技術を応用し、栄養的に優れた成分
を含有した霊芝(さるのこしかけ)の栽培も行われてい
る。また、図5に示すように、エノキダケ、白タケ等の
茸類においては、米糠、オガクズ等を混合して加湿させ
た培養基200を瓶やビニール袋等の栽培容器220内
に詰め込んで植菌しつつ栽培ハウス内で発芽、成育させ
る容器栽培が行われている。この容器栽培においては、
栽培ハウス内の受け棚240に栽培容器220を配置し
て略90日程度で菌を発芽させ、発芽後の略60日程度
で成長したものを摘み取りながら、同一の栽培容器で3
回程度収穫している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記椎
茸や霊芝の榾木栽培では、榾木内に菌糸を成熟させるの
に略20カ月程度の長い期日を要し、外部の気象条件に
も左右されるため生産性が低く、収穫量を増すためには
榾木の数や圃場の栽培面積を拡大したり、或は栽培ハウ
ス内で栽培する必要があり、栽培管理に手数を要し、設
備経費も割高になって椎茸や霊芝の販売コストが高価と
なり易い欠点がある。また、エノキダケや白タケ等の栽
培技術を応用し、ハウス内の栽培環境を霊芝の菌が好む
中温、多湿に保持しつつ霊芝を発芽、成育させる容器栽
培も行われているが、中温、多湿の栽培環境では青カビ
等の雑菌が繁殖し易く、栽培容器に付着した青カビが内
部の培養基内へ侵入、繁殖し、植菌させた菌糸が絶滅さ
れて霊芝の成長歩留り率が低い欠点がある。更に、青カ
ビ等が侵入した栽培容器は他の容器へ病気が蔓延するの
を防止するために早期に廃棄処分しなければならず、年
間を通じた生産量が低い等の問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、霊芝や茸類の菌を植菌さ
せた培養基を容器体内への収納状態で成育させ、個体管
理で病原菌の侵入を確実に防止して成育歩留り率を向上
させると共に、容器体に負電圧を負荷して培養基内の霊
芝や茸類の菌を活性化させて霊芝や茸類を短期間で生産
することができ、品質に優れ、商品価値の高い霊芝や茸
類を大量生産できる霊芝その他の茸類の栽培装置及びそ
の栽培方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一端側に口部12を有し、霊芝その他の
茸類の菌を植菌して発芽、成育させる培養基14を内部
に充填させた容器体16と、該容器体16の口部12に
着脱装着させた栓体18と、前記容器体16を収容配置
させる受け棚38を有する受け棚手段20と、前記容器
体16の周縁の温度を、前記培養基14に植菌させた菌
の発芽、成育に適した温度に保持させる温度制御手段2
6と、前記容器体16及び発芽子28に負電圧を加えて
培養基14に植菌した菌を活性化させる負電圧負荷手段
30とを備えてなる霊芝その他の茸類の栽培装置10か
ら構成される。
【0006】また、前記容器体16の周縁には、加湿手
段88が設置されてなることとしてもよい。
【0007】また、前記加湿手段88は、前記容器体1
6に近接して配管された加湿管90を含むこととしても
よい。
【0008】また、前記受け棚手段20は、前記容器体
16を配置させた受け棚38と前記加湿管90との間隔
を調整する間隔幅調整機構98を含むととしてもよい。
【0009】前記負電圧負荷手段30は、負電圧発生器
56と、この負電圧発生器56に接続され、前記受け棚
38の上下面、或は左右縁に設けられた電極体58とを
備えてなることとしてもよい。
【0010】次に、本発明は、培養基14に霊芝その他
の茸類の菌を植菌させ、栽培室24の温度及びまたは湿
度を所定の温度、湿度に保持させ、前記培養基14に負
電圧を負荷させて霊芝その他の茸類の菌の発芽、成育を
促進させるようにした霊芝その他の茸類の栽培方法から
構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る霊芝や茸類の栽培装
置は、一端側に口部を有し、霊芝その他の茸類の菌を植
菌して発芽、成育させる培養基を内部に充填させた容器
体と、該容器体の口部に着脱装着させた栓体と、前記容
器体を収容配置させる受け棚を有する受け棚手段と、前
記容器体の周縁の温度を、前記培養基に植菌させた菌の
発芽、成育に適した温度に保持させる温度制御手段と、
前記容器体及び発芽子に負電圧を加えて培養基に植菌し
た菌を活性化させる負電圧負荷手段とを備えている。
【0012】好適には、容器体は柔軟で一端に口部を有
した筒状の合成樹脂袋がよい。また、容器体は、プラス
チック、ガラス、或はダンボール等を素材として成型さ
れた瓶、箱体でもよい。これらの容器体に培養基を充填
した後で口部に栓体を装着して外部からの病原菌が侵入
するのを防止する。栓体としては通気性のあるものが好
ましいが、通気性がないものでもよい。また、口部の上
面に紙製キャップを装着させてもよい。
【0013】受け棚手段としては、棚板を容器体の直径
幅の高さ間隔で水平に複数段に設け、これに容器体を倒
伏状に背面を付き合わせて配置してもよい。また、容器
体を起立させた状態で口部から発芽子が発芽し得る高さ
間隔で棚板を複数段に設け、この棚板の上面に容器体を
起立収容させてもよい。また、基板の上面に、容器体の
直径幅を横巾間隔として縦仕切板を並列させ、この縦仕
切板の収容間隔に容器体を倒伏状に積層配置させる受け
棚機構を設けてもよい。この縦形の収容間隔の開口側に
カット線を緊張させたカット機構を上下作動するように
設置し、最下段に収容排出コンベヤを設け、成長した霊
芝や茸類を上下動するカット線で自動的にカットして最
下段に設けた収容排出コンベヤに収容して排出すること
により、霊芝や茸類の摘み取り収穫を容易化することが
できる。
【0014】負電圧負荷手段は、負電圧用電極体と接地
用電極体とを上下段の棚板、或は支柱に取り付け、負電
圧用電極体と接地用電極体との間隔に容器体を密集状に
収容する。この接地用電極体は接地線で地面に接地させ
ると共に、負電圧用電極体に負極性電圧を加えることに
より、各容器体内の培養基には負極性電界が加わって培
養基に植菌させた菌が活性化されて発育が促進され、成
育中の発芽子の成育歩留りが高くなる。負電圧用電極体
としては、穿刺用電極体を負電圧用電極体に使用し、負
電圧発生器の端子に接続して各容器体内の培養基に直接
穿刺してもよい。
【0015】温度制御手段としては、栽培室の天井面、
壁面、或は床面等に空調空気を吹出す吹出し口を設け、
夏期には冷風を吹出すと共に、冬期には温風を吹出して
容器体の周縁の温度を菌の発芽、成育に適した温度に調
整する装置を用いるのが好適である。しかし、栽培室内
における空調空気の循環が均等におこなわれず、各容器
体の口部に発芽成育中の発芽子に発芽むらが発生する場
合には、受け棚手段の各受け棚を、水平回転軸に端面視
で放射状に周回突設させた放射腕杆に吊支させて水平状
に回動する水平回動受け棚に構成したり、或は、縦回転
軸に上下間隔をおいて複数の円形受け棚を設け、この円
形受け棚の周縁間隔に縦仕切板を並列させ、この縦仕切
板の収容間隔に容器体を倒伏状に積層配置して縦軸の回
りに回動する縦形回動受け棚を構成し、各容器体の周縁
温度を略均等に保持して発芽むらの発生を防止してもよ
い。
【0016】また、前記容器体の周縁には、加湿手段が
設置されてなることとしてもよい。受け棚に収容配置し
た容器体に向け、栽培室の天井面、壁面、或は床面から
水を噴霧して屋内の湿度を略70%程度に調整する方が
霊芝等の茸類の成育条件に適する。また、温度制御手段
の吹出し口から吹き出す空調空気内に水を噴霧して室内
の温度と共に湿度を調整してもよい。
【0017】また、前記加湿手段は、前記容器体に近接
して配管された加湿管を含むこととしてもよい。栽培室
の床面、或は天井面等に加湿管を配管し、加湿管に設け
た複数の噴霧ノズルから間欠的に水を容器体へ向け噴霧
して湿度を調整する。
【0018】また、前記受け棚手段は、前記容器体を配
置させた受け棚と前記加湿管との間隔を調整する間隔幅
調整機構を含むこととしてもよい。受け棚を上下方向へ
移動調整して床面に配管した加湿管との間隔を調整し、
容器体の口部に成育中の発芽子が過剰に加湿されて成育
不良となるのを防止することができる。間隔幅調整機構
は、構造が簡単で、微調整も容易である押上シリンダ機
構が好ましい。また、例えば、受け棚の両端側の支柱に
ラック・ピニオン機構を設けたり、或は受け棚の下面側
にパンタグラフ機構を設けて受け棚を昇降させて受け棚
と加湿管との間隔を調整してもよい。
【0019】前記負電圧負荷手段は、負電圧発生器と、
この負電圧発生器に接続され、前記受け棚の上下面、或
は左右縁に設けられた電極体とを備えてなることとして
もよい。負電圧発生器は、通常の交流電源に接続し、入
力された交流電圧を半波整流して負電圧成分を取り出す
と共に変圧器で変圧調整した負電圧を出力する。電極体
としては、受け棚に収容した容器体に負電圧を加えるた
めに、負電圧用電極体と、接地用電極体とを有し、これ
らの電極体は平板状、棒状、或はシート状に形成しても
よい。負電圧用電極体に加えた負電圧が受け棚に対して
短絡するのを防止するために、負電圧用電極体は平板状
に形成して受け棚に絶縁シートを介して取り付ける。ま
た、接地用電極体としてはシート状に形成して受け棚に
取り付けてよい。この負電圧用電極体と接地用電極体と
の間に容器体を配置することにより、負電圧用電極体か
ら容器体内の培養基に負極性電界が加わり、培養基に植
菌させた菌が活性化されて発育が促進され、成育中の発
芽子の成育歩留りが高くなる。
【0020】次に、本発明に係る霊芝その他の茸類の栽
培方法は、培養基に霊芝その他の茸類の菌を植菌させ、
栽培室の温度及びまたは湿度を所定の温度、湿度に保持
させ、前記培養基に負電圧を負荷させて霊芝その他の茸
類の菌の発芽、成育を促進させてなるものである。米
糠、オガクズ等を混合させた培養基は任意形状の容器
体、例えば、瓶、箱体等に収容してもよい。これを栽培
室内の棚等に多段配置した状態で室内の温度、湿度を空
調機構等で菌の発芽、成育に適した温度に保持する。培
養基に外部から負電圧を負荷するため、培養基内に植菌
させた菌が活性化されて成育の歩留りが高くなり、品質
に優れた霊芝、或はその他の茸類を短期間で生産するこ
とができる。また、培養基は任意形状のブロック体に成
型して受け棚等に積み上げ収容し、これに負電圧を加え
ることとしてもよい。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、本発明の実施例に係る霊芝
その他の茸類の栽培装置の正面説明図である。図2は、
図1に示す霊芝その他の茸類の栽培装置の右側面説明図
である。図3は、受け棚に積み上げた容器体を棚枠に沿
って縦断させた一部拡大縦断説明図である。本発明に係
る霊芝その他の茸類の栽培装置(以下、「栽培装置」と
略する)10は、一端側に口部12を有し、霊芝その他
の茸類の菌を植菌して発芽、成育させる培養基14を内
部に充填させた容器体16と、容器体16の口部12に
着脱装着させた栓体18と、容器体16を収容配置させ
る受け棚手段20とを備えている。
【0022】この受け棚手段20は、透明なビニールフ
イルム、透明ガラス等の遮蔽材22で遮蔽された栽培室
24内に設置されている。この栽培室24内には、容器
体16の周縁の温度を、培養基14に植菌させた菌の発
芽、成育に適した温度に保持させる温度制御手段26
と、容器体16及び発芽子28等に負電圧を加えて培養
基14に植菌した菌を活性化させる負電圧負荷手段30
とを備えている。
【0023】培養基14は、クヌギ、ナラ等の広葉樹の
オガクズを発酵させ、加熱消毒したものに栄養分として
米糠を混合させている。この培養基14に霊芝、或は他
の茸類の菌を植菌させて容器体16に充填する。実施例
において、容器体16は、図1、図2、図4に示すよう
に、ビニールのような柔軟な合成樹脂フイルムを素材と
して略円筒状の合成樹脂袋32に形成されており、この
合成樹脂袋32の一端開口側から霊芝或は他の茸類の菌
を植菌させた培養基14を八分目程度に充填する。その
後で合成樹脂袋32の一端開口側を絞って、合成樹脂袋
32の外径より小さく形成されたプラスチック製の筒体
34に貫通させ、貫通させた合成樹脂袋32の一端部を
筒体34の外面側へ折り返してゴム紐等で係止する。こ
れにより、内部に培養基14を充填させた容器体16の
端部に縮径された口部12が形成される。容器体16
は、硬質合成樹脂、ガラス等を素材として口部12を備
えた瓶を用いてもよい。また、容器体16の形状は、円
筒状に限ることなく、四角筒状、六角筒状、その他の任
意形状の筒体でもよい。
【0024】図4に示すように、容器体16の口部12
には、栓体18を着脱自在に装着して内部の培養基14
へ外部側から病原菌等が侵入するのを防止する。この栓
体18は通気性を有した綿等が好適であり、アルコール
等の殺菌性薬剤を浸潤させれば病原菌の殺菌率を向上さ
せることができる。綿、紙等を栓体18として用いた場
合には、培養基14内で繁殖した菌糸から口部12へ向
け発芽した発芽子が栓体18に接触しても傷付くことが
なく、栓体18を取り外しときに発芽子の成長が促進さ
れる。また、栓体18は、必ずしも通気性を有したもの
に限ることなく、コルクの様に口部12を密閉できるも
のであってもよく、発芽子が発芽したときに栓体を取り
外せばよい。
【0025】図1、図2に示すように、栽培室24は、
例えば、地面等の床面36に立設した、図示しないフレ
ーム材に被覆させた合成樹脂フイルムの様な遮蔽材22
で所要の長幅、高さに形成されている。この栽培室24
内の長手方向へ向け受け棚手段20を構成する受け棚3
8が並列状に設置されている。実施例において、一つの
受け棚38は、例えば、アルミ合金の中空角形枠を素材
とし、細長い台形状に形成されている。即ち、受け棚3
8は、栽培室24内の一端側から栽培室の長手方向へ向
けて一定の間隔をおいた位置に順次立設された複列パイ
プ支柱40を有している。この複列パイプ支柱40は、
図2上に示すよに、左右対向に配置されている。これら
の複数の各複列パイプ支柱40、40の対向面側と外面
側とにそれぞれ上下複数段に水平状に上部棚枠42a、
下部棚枠42b、中間棚枠42cとが架設されている。
この複列パイプ支柱40、40に架設した各棚枠42
は、各段ごとに連設枠44で相互に連結されている。
【0026】この複数の複列パイプ支柱40、40の相
互の間隔内において、中間棚枠42c、42c及び下部
棚枠42b、42bの上面に、背面側を突合わせた一対
の容器体16、16が交差状に並列されると共に任意数
段に積み上げ収容されている。この積み上げた各容器体
16の口部12は、受け棚38の長手方向の両外面側へ
向けて配置される。この受け棚38は、複列パイプ支柱
40、40や棚枠42がアルミ合金の中空角形枠を素材
としているため軽量であり、現場への搬送、取扱が容易
で簡単に設置することができる。また、受け棚38は、
組立、分解自在に設置することとしてもよい。
【0027】各複列パイプ支柱40、40には、後述す
る容器体と加湿管との間隔を調整する間隔幅調整機構を
設けるため、床面36に埋設状に立設され、複列パイプ
支柱40、40の下端側から上端側へ貫通された案内軸
46、46が設けられている。この案内軸46、46の
上端側は、受け棚38を上方へ移動可能な高さだけ複列
パイプ支柱40、40の上端から突出され、この案内軸
46、46の上端は連杆48で相互に連結されている。
【0028】受け棚16に収容配置させた容器体15の
周縁の温度を調整する温度調整手段26を構成する温度
調整機構50は、図1、図2に示すように、栽培室24
の天井面に設置された複数の吹出し口52と、室内に設
置された、図示しない空調機から吹出し口52へ接続さ
れたダクト54とを備えている。空調機内で調和させた
空調空気を各吹出し口52から吹き出す。例えば、冬期
には温風を、また夏期には冷風を吹き出して容器体15
の周縁の温度を培養基14に植菌させた菌の発芽、成育
に適した温度、例えば、27ないし30℃程度に保持し
て植菌した霊芝その他の茸類の菌の発芽、発芽した発芽
子の成育が早くなり、霊芝やその他の茸類を短期間で生
産することができる。吹出し口52は栽培室の天井面に
設置することに限らず、例えば、床面や壁面等に設置し
てもよい。
【0029】図1、図2、図3に示すように、負電圧負
荷手段30は、負電圧発生器56と、この負電圧発生器
56に接続され、受け棚38の上下面、或は左右縁に設
けられた電極体58とを備えている。実施例において、
受け棚38の各複列パイプ支柱40、40に架設した上
部棚枠42a、42aと下部棚枠42b、42bとに負
電圧用電極体58a、58bが取り付けられ、中間棚枠
42c、42cには接地用電極体58cが取り付けられ
ている。
【0030】図2に示すように、これらの電極体58は
内面側に、図示しない絶縁シートが付設された銅板、ア
ルミニウム板等の薄葉導電板を素材としている。上部棚
枠42a、42aに取り付けた負電圧用電極体58a
は、上部棚枠42a、42aの下面から長手方向の両辺
縁を略コ字状に上面側へ周回して上面側に係止されてい
る。また、下部棚枠42b、42bに取り付けた負電圧
用電極体58bは、下部棚枠42b、42bの上面から
長手方向の両辺縁を略コ字状に下面側へ周回して下面側
に係止されている。また、中間棚枠42c、42cの接
地用電極体58cは、中間棚枠42c、42cの上面か
ら下面までを被覆するように周回係止されている。これ
らの各電極体58は受け棚16の一端から他端側へ連続
した一枚の薄葉導電板で形成したり、或は各複列パイプ
支柱40、40の位置で分断して相互に接続線で接続し
てもよい。
【0031】また、負電圧用電極体58a、58b及び
接地用電極体58cは、棚枠42の上下面に設けず、例
えば、棚枠の複数の複列パイプ支柱40、40に薄葉導
電板を巻き付けて構成してもよい。
【0032】図3に示すように、負電圧発生器56は、
交流電源に接続する電源接続部60に接続されて交流電
圧の負電圧成分のみを半波整流して負電圧を出力する、
図示しない整流部や負電圧を0ないし12000ボルト
程度の範囲に変圧する変圧器等を内装している。図中に
おいて、62は電源スイッチ、64は電圧調整ダイヤ
ル、66は電圧計、67は接地線の接続端子を示す。こ
の負電圧発生器56は、その出力側に負電圧端子68と
接地端子70とを有し、この出力側の負電圧端子68と
接地端子70とに、開閉器72を介して分電盤74の入
力端子76、78が接続される。分電盤74の出力側に
は、入力端子76に接続された複数の出力端子80と、
入力端子78に接続された複数の出力端子82とが設け
られている。受け棚38の上部棚枠42aや下部棚枠4
2bに取り付けた負電圧用電極体58a、58bが電線
84を介して分電盤74側の出力端子80に接続され、
受け棚38の中間棚枠42cに取り付けた接地用電極体
58cが電線86を介して分電盤74側の出力端子82
に接続されている。
【0033】負電圧発生器56を交流電源に接続し、電
源スイッチ62及び開閉器72を閉路して受け棚38の
負電圧用電極体58a、58bに整流された負電圧を加
える。この負電圧用電極体58a、58bと接触した各
容器体16から中間棚枠42cの接地用出極体58cへ
負電圧が加わる。これにより、各容器体16内の培養基
14に培養基14内に植菌した霊芝、或は他の茸類の菌
が活性化される。同時に容器体16の周縁に棲息してい
る青カビ等の病原菌が殺菌される。この培養基14に負
電圧の電界が作用して活性化された霊芝その他の茸類の
菌は急速に発芽、成育して発芽子28の成育歩留りが高
くなる。同時に品質に優れ、商品価値の高い製品となっ
て収穫することができる。
【0034】図1、図2に示すように、受け棚38に収
容した容器体16の周縁には、加湿手段88が設置され
ている。霊芝や茸類は湿気を好むため栽培室24内が乾
燥すると霊芝や茸類の菌の発芽、成育が止まってしま
う。霊芝や茸類の菌の発芽、成育には湿度略70%程度
が好適である。加湿手段88は、各受け棚38に収容配
置した容器体16に近接して配管された加湿管90が好
ましい。
【0035】実施例において、各受け棚38には、その
長手方向の両外面側に沿った床面36に、図2に示す、
左右2本の加湿管90、90が設けられている。また、
床面36には、木炭類91が粉状や粒子状に敷設されて
いる。この加湿管90は、その上面側に間隔をおいて開
孔された複数の取付孔に着脱自在に螺合された噴射ノズ
ル92を有している。また、2本の加湿管90、90の
一端側には給水管94が連通され、この給水管94には
電磁弁96が設けられている。この電磁弁96は、栽培
室24内に設けた、図示しない湿度センサーに接続され
て開閉制御される。即ち、栽培室内の湿度が設定値より
以下に下がったときには、自動的に電磁弁96が開弁さ
れて給水管94から各加湿管90へ給水されて各噴射ノ
ズル92から各容器体16の口部側の近傍位置へ水が噴
霧される。この水の噴霧で栽培室24内の湿度が設定し
た湿度、例えば70%程度に上昇した時点で電磁弁96
が自動閉弁して水の噴霧が停止される。これにより、霊
芝や茸類の生産者は、受け棚38に収容した容器体16
の口部12内で発芽し、成育中の発芽子28が必要とす
る湿気を加湿管90で自動的に供給することができ、湿
気不足で発芽子28の成育が止まることもなく、品質に
優れた霊芝や茸類を生産することが可能である。
【0036】加湿手段88は加湿管90で構成すること
により、床面36の任意の位置に簡単に配管することが
できる。また、加湿管90は床面36に限らず、栽培室
内の天井近傍位置や壁面の中間高さ位置等に配管して加
湿してもよい。また、噴霧ノズル92を散水ノズルと取
り替えて散水してもよい。夏期において、吹出し口52
からの冷風の吹出しと、床面からの散水とで栽培室24
内を霊芝や茸類の成育に適した温度、或は湿度に簡単に
保持できることとなる。また、床面36側に散水された
水は、敷設された木炭粉91に吸着され、その保持水性
で床面が乾燥することがなく、同時に水はけが良好とな
って水溜りが発生することがなく、作業者の管理作業を
妨げることがない。また、栽培室24は、天井面や壁面
に開閉窓を設け、夏期においては開閉窓を開口して換気
しながら室内の温度、湿度を調整してもよい。
【0037】図1、図2に示すように、受け棚手段20
は、容器体16を配置させた受け棚38と加湿管90と
の間隔を調整する間隔幅調整機構98が設けられてい
る。受け棚38の各複列パイプ支柱40、40は、内部
に貫通させた案内軸46、46に対して上下移動可能に
設置されている。間隔幅調整機構98は、受け棚38の
長手方向の両端側において、床面36に設置された基台
100、100と、この基台100、100の上面に枢
支された押上シリンダ102、102と、受け棚38の
中間棚枠42c、42cの両端側から端部延長方向へ突
設された腕枠104、104とを備え、押上シリンダ1
02、102のピストンロッド106、106の上端が
腕枠104、104に枢着されている。
【0038】これにより、各受け棚38において、両端
側の押上シリンダ102、102を駆動してピストンロ
ッド106、106を伸長、または縮長させて上下棚枠
42a、42b及び中間棚枠42cを複列パイプ支柱4
0、40と共に案内軸46、46に対して昇降させ得
る。従って、霊芝や茸類の生産者は、間隔幅調整機構9
8を駆動して受け棚38内に収容した下段側の各容器体
16と床面36等に配置させた加湿管90、90との間
隔幅を、噴射ノズル92或は散水ノズルから噴射される
水滴が下段側の各容器体16に成育中の発芽子28へ過
剰に噴射、或は散水されないように調整することがで
き、受け棚38の下段側に配置した各容器体16内に成
育中の発芽子28が成育不良となるのを防止することが
できる。
【0039】次に、本発明に係る霊芝その他の茸類の栽
培方法を説明する。本発明に係る霊芝その他の茸類の栽
培方法においては、培養基14に霊芝その他の茸類の菌
を植菌させ、該培養基14を栽培室24内に配置して室
内の温度または湿度を所定の温度、湿度に保持させ、培
養基14に負電圧を負荷させて霊芝その他の茸類の菌の
発芽、成育を促進させてなるものである。
【0040】培養基14は、先の栽培装置の実施例で説
明したように、クヌギ、ナラ等の広葉樹のオガクズを発
酵させ、加熱消毒したものに栄養分として米糠を混合さ
せている。この培養基14に霊芝、或は他の茸類の菌を
植菌させる。この培養基14は、例えば、図4に示すよ
うに、ビニールのような柔軟な合成樹脂フイルムを素材
として略円筒状に形成した合成樹脂袋32の容器体16
内に充填する。この合成樹脂袋32は、その開口側を絞
って合成樹脂袋32の外径より小さく形成されたプラス
ッチ製の筒体34に貫通させ、筒体34の端部で貫通さ
せた合成樹脂袋32を折り返してゴム紐等で係止して口
部12を設ける。容器体16としては、合成樹脂袋32
に限らず、プラスチック、ガラス等を素材とした瓶、箱
等でもよい。
【0041】栽培室24内に培養基14を配置するため
に、図1、図2に示すように、栽培室24内に細長い台
形状の受け棚38を設置する。この受け棚38に設けた
中間棚枠42c及び下部棚枠42bの上面に、背面側を
突合わせた一対の容器体16、16を交差状に並列させ
ると共に任意数段に積み上げ収容し、各容器体16の口
部12を受け棚38の長手方向の両外面側へ向けて配置
させる。これらの容器体16の口部12には、病原菌が
内部の培養基14へ侵入するのを防止するため綿、紙等
を素材とした栓体18を着脱自在に装着する。略80日
程度の栽培期間で容器体16の口部12側の培養基の表
面に菌が粒状に発芽した時点で栓体18を取り外す。
【0042】各容器体38内の培養基14に負電圧を負
荷するために、図1、図3に示すように、受け棚38の
上部棚枠42a、下部棚枠42bに内面側を絶縁シート
で絶縁した電極板で形成した負電圧用電極体58a、5
8bを取り付ける。また、中間棚枠42cには接地用電
極板58cを取り付ける。この負電圧用電極体58a、
58bと接地用電極板58cとを分電盤74を介して負
電圧発生器56に接続する。この負電圧発生器56を交
流電源に接続し、半波整流された負電圧を0ないし12
000ボルトの範囲に変圧して負電圧用電極体58a、
58bに加えるものである。この負電圧用電極体58
a、58bから各容器体16を通じて接地用電極体58
cへ負電圧が加わることにより、容器体16の周縁に棲
息している青カビ等の病原菌が殺菌される。また、各容
器体16の培養基14に負電圧の電界が作用して植菌さ
れた霊芝や他の茸類の菌が活性化されて急速に発芽、成
育し、発芽子28の成育歩留りが高くなる。また、成育
後には品質に優れ、商品価値の高い製品となって収穫す
ることができる。
【0043】栽培室24内には、例えば、天井部に空調
機に接続させた吹出し口52を設置し、夏期には冷風を
吹出し、冬期には温風を吹き出して室内の温度を菌の発
芽、成育に適した略26ないし30℃程度に保持する。
また、床面36には、受け棚38に近接した位置に加湿
管90を配管して噴射ノズルから水を噴霧して室内を略
湿度70%程度に保持する。
【0044】このように、栽培室24内を年間を通じて
培養基14に植菌させた菌の発芽、成育に適した温度、
湿度に保持し、更に、夜間等において培養基14内に負
電圧の電界を作用させることにより、培養基14内や表
面側で発芽成育中の霊芝や他の茸類の発芽子28が病原
菌等におかされることがなく、生産者が栽培中の霊芝や
茸類の成育歩留り率を向上することができる。また、培
養基14に植菌させた霊芝や茸類の菌が活性化され、生
産者は霊芝や茸類を短期間で生産することができ、品質
に優れ、商品価値の高い霊芝や茸類を収穫することがで
きる。例えば、霊芝の栽培においては、植菌後の略80
日で菌が発芽し、発芽、成長した発芽子は略40日ごと
に摘み取って霊芝を採集することができる。従って、生
産者は、年間を通じ霊芝を確実に4回程度採集して霊芝
の生産高を飛躍的に向上させ得る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る霊芝
その他の茸類の栽培装置によれば、一端側に口部を有
し、霊芝その他の茸類の菌を植菌して発芽、成育させる
培養基を内部に充填させた容器体と、該容器体の口部に
着脱装着させた栓体と、前記容器体を収容配置させる受
け棚を有する受け棚手段と、前記容器体の周縁の温度
を、前記培養基に植菌させた菌の発芽、成育に適した温
度に保持させる温度制御手段と、前記培養基及び発芽子
に負電圧を加える負電圧負荷手段とを備えてなることに
より、容器体内への収納状態で霊芝その他の茸類の菌を
成育させる個体管理で病原菌の侵入を確実に防止して成
育歩留り率を向上させると共に、容器体に負荷された負
電圧で培養基内の霊芝や茸類の菌を活性化して霊芝や茸
類を短期間で生産することができ、品質に優れ、商品価
値の高い霊芝や茸類を収穫することができる。また、容
器体自体は簡単な構造でよいので製造コストも安価であ
り、取扱も容易であるため作業性が良好であり、設備経
費や人件費を大幅に節約して霊芝や茸類を低コストで大
量生産することが可能である。
【0046】また、前記容器体の周縁には、加湿手段が
設置されてなることにより、加湿手段で容器体の周縁湿
度を、培養基に植菌させた霊芝その他の茸類の菌の発
芽、成育に適した湿度に保持できるため、栽培室内で容
器栽培する霊芝や茸類の成育が良好で、大量生産するこ
とができる。
【0047】また、前記加湿手段は、前記容器体に近接
して配管された加湿管を含むことにより、受け棚に収容
配置させた容器体の周縁位置に加湿管を簡単に配管で
き、容器体の周縁の湿度を霊芝や茸類が成育し易い状態
に容易に維持することができる。
【0048】また、前記受け棚手段は、前記容器体を配
置させた受け棚と前記加湿管との間隔を調整する間隔幅
調整機構を含むことにより、霊芝や茸類の生産者は、受
け棚と加湿管との間隔を調整し、加湿管から噴射される
水滴が、受け棚の下段側に配置された容器体に成育中の
発芽子へ過剰に噴射されて成育不良となるのを防止する
ことができ、各容器体で品質が均一な霊芝や茸類を収穫
することができる。
【0049】また、前記負電圧負荷手段は、負電圧発生
器と、この負電圧発生器に接続され、前記受け棚の上下
面、或は左右縁に設けられた電極体とを含むことによ
り、受け棚に収容配置した容器体の培養基内に負電圧を
負荷して培養基内の霊芝や他の茸類の菌を活性化させ、
培養基に植菌させた菌の発芽、成育が早く、成育の歩留
りが高くなる。また、負電圧の負荷で容器体の周縁に棲
息している病原菌が殺菌されて発芽、成育中の霊芝や他
の茸類が病原菌に汚染されることもなく、品質に優れ、
商品価値の高い霊芝や他の茸類を収穫することができ
る。
【0050】次に、本発明に係る霊芝その他の茸類の栽
培方法によれば、培養基に霊芝その他の茸類の菌を植菌
させ、栽培室内の温度及びまたは湿度を所定の温度、湿
度に保持させ、前記培養基に負電圧を負荷させて霊芝そ
の他の茸類の菌の発芽、成育を促進させるようにしたこ
とにより、培養基に植菌した霊芝その他の茸類の菌を個
体管理で成育、発芽させて病原菌の侵入を確実に防止し
て成育歩留り率を向上させると共に、培養基に負荷され
た負電圧で霊芝や茸類の菌が活性化されて霊芝や茸類を
短期間で生産することができ、品質に優れ、商品価値の
高い霊芝や茸類を収穫することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る霊芝その他の茸類の栽培
装置の正面説明図である。
【図2】図1に示す霊芝その他の茸類の栽培装置の右面
説明図である。
【図3】受け棚内に設けた負電圧負荷手段の電極体と負
電圧発生器との接続配置を示した説明図である。
【図4】培養基を内部に充填した容器体の拡大縦断面説
明図である。
【図5】従来の茸類を栽培容器を使用して栽培する栽培
装置の説明図である。
【符号の説明】
10 霊芝その他の茸類の栽培装置 12 口部 14 培養基 16 容器体 18 栓体 20 受け棚手段 24 栽培室 26 温度制御手段 28 発芽子 30 負電圧負荷手段 56 負電圧発生器 58 電極体 88 加湿手段 90 加湿管 98 間隔幅調整機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に口部を有し、霊芝その他の茸類
    の菌を植菌して発芽、成育させる培養基を内部に充填さ
    せた容器体と、 該容器体の口部に着脱装着させた栓体と、 前記容器体を収容配置させる受け棚を有する受け棚手段
    と、 前記容器体の周縁の温度を、前記培養基に植菌させた菌
    の発芽、成育に適した温度に保持させる温度制御手段
    と、 前記培養基及び発芽子に負電圧を加える負電圧負荷手段
    と、を備えてなる霊芝その他の茸類の栽培装置。
  2. 【請求項2】 前記容器体の周縁には、加湿手段が設置
    されてなる請求項1記載の霊芝その他の茸類の栽培装
    置。
  3. 【請求項3】 前記加湿手段は、前記容器体に近接して
    配管された加湿管を含むことを特徴としてなる請求項1
    または2記載の霊芝その他の茸類の栽培装置。
  4. 【請求項4】 前記受け棚手段は、前記容器体を配置さ
    せた受け棚と前記加湿管との間隔を調整する間隔幅調整
    機構を含む請求項3記載の霊芝その他の茸類の栽培装
    置。
  5. 【請求項5】 前記負電圧負荷手段は、負電圧発生器
    と、この負電圧発生器に接続され、前記受け棚の上下
    面、或は左右縁に設けられた電極体と、を備えてなる請
    求項1ないし4のいずれかに記載の霊芝その他の茸類の
    栽培装置。
  6. 【請求項6】 培養基に霊芝その他の茸類の菌を植菌さ
    せ、栽培室の温度及びまたは湿度を所定の温度、湿度に
    保持させ、前記培養基に負電圧を負荷させて霊芝その他
    の茸類の菌の発芽、成育を促進させるようにした霊芝そ
    の他の茸類の栽培方法。
JP9344456A 1997-11-28 1997-11-28 霊芝その他の茸類の栽培装置及びその栽培方法 Pending JPH11155366A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137214A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Sanki Eng Co Ltd サーキュレータとそのサーキュレータを用いるきのこ栽培における環境維持方法
CN105815109A (zh) * 2015-01-09 2016-08-03 江苏农林职业技术学院 一种赤芝菌种培养方法
KR20200134001A (ko) * 2019-05-21 2020-12-01 조일준 버섯 재배 장치

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