JPH11155124A - カメラ - Google Patents
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- JPH11155124A JPH11155124A JP10232287A JP23228798A JPH11155124A JP H11155124 A JPH11155124 A JP H11155124A JP 10232287 A JP10232287 A JP 10232287A JP 23228798 A JP23228798 A JP 23228798A JP H11155124 A JPH11155124 A JP H11155124A
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Abstract
で得た画像と共に表示/記録するカメラの提供。 【解決手段】 環境データ入力系30は、撮像時の外部
環境(例えば、温度、方位、湿度、風速等)データを計
測して電気信号に変換するセンサー部31と、その出力
信号をデジタルデータに変換する信号変換部32と、辞
書34に登録された図形パターンをセンサー出力で加工
して制御部20を介してVRAM42に展開する図形処
理部33と、図形処理部33および環境データ表示処理
プログラムに図形情報を与える辞書部34を備えてい
る。光学像は画像データ入力系10による処理を経てV
RAM51に展開され、環境データは環境データ入力系
30の処理を経て上記図形処理部33で加工されてVR
AM52に展開され、VRAM51,52のイメージデ
ータが合成されて液晶ディスプレイ53に表示される。
Description
カメラ装置に関し、特に、撮影時の温度や方位、位置、
時間等の環境データを測定/入力してそれを図形化して
画像と共に表示/記録する環境状況表示/記録カメラに
関する。
は、CCDによる光電変換、信号変換及び信号処理等を
経て画像データとして記憶媒体に記録される。この場
合、画像データは記録媒体上に撮像した順番に記録され
ていく。
等からなる表示装置を備えており、このようなデジタル
カメラでは、使用者は撮像の際にそれをファインダー代
りに用いることもできるし、また、撮像後に記録媒体か
ら読み出した再生画像を表示することもできる。
メニュー、メッセージ、画像番号等の文字情報のほか日
付等を表示装置に表示するものがある。
子式「写真機」という面での使用法と画像情報収集手段
という面での使用法があり、大衆化製品として使いやす
さと多機能性が求められている。
点での状況、すなわち、環境撮影時の温度や方位、位
置、時間等の環境データを入力して図形化して画像と共
に表示できれば、電子式「写真機」という面では後で印
刷した写真を見て撮影時の状況を視覚的に捉えて状況を
思い出すことができ、また、表示画面或いは印刷写真の
アクセサリーとすることも可能となる。また、撮像時に
得た環境データ(図形化の元データ)を画像データと共
に記録しておき、所望の時期に外部装置に出力(送信)
できるので、画像情報収集手段に加え環境情報収集手段
としての応用が期待できる。
れたものであり、撮影時の環境データを入力して図形化
し、撮像で得た画像と共に表示/記録し得るカメラの提
供を目的とする。
めに、第1の発明のカメラは、撮像により画像データを
得る画像データ入力系と、外部環境データを検出し、そ
の検出値に基づいて予め登録されている図形情報を加工
する環境データ入力系と、画像データ入力系からの画像
データと環境データ入力系による加工結果を合成して画
像表示する画像表示手段を有することを特徴とする。
ラで、更に、画像データと環境データ入力系による変換
結果の合成画像データを記録媒体に記録する記録手段を
有することを特徴とする。
像データを得る画像データ入力系と、外部環境データを
検出し、その検出値に基づいて予め登録されている図形
情報を加工する環境データ入力系と、画像データ入力系
からの画像データと環境データ入力系による加工結果を
合成して記録媒体に記録する記録手段を有することを特
徴とする。
発明のカメラで、更に、画像データと環境データ入力系
からの出力データを関連づけて記録媒体に記録する記録
手段を有することを特徴とする。
発明のカメラで、更に、画像データと環境データ入力系
からの変換結果および出力データを関連づけて記録媒体
に記録する記録手段を有することを特徴とする。
発明のカメラで、環境データ入力系は、環境状況を測定
する測定器および無線信号を受信するアンテナを備えた
センサー部と、測定器からの出力をデジタル信号に変換
するA/D変換部と受信信号の処理を行なう受信信号処
理部を有する信号変換部と、辞書部の図形情報を信号変
換部からの出力で加工する図形処理部と、図形処理部に
図形情報を与える辞書部とを備えていることを特徴とす
る。
発明のカメラで、環境データは、温度データ,方位デー
タ,湿度データ,風速データ,高度データ,音響強度デ
ータ,位置データ,時間データのいづれか一つまたはこ
れらの組合せを含み、辞書部は上記環境データに対応さ
せて、温度計を象徴する図形データ,方位計を象徴する
図形データ,湿度計を象徴する図形データ,風速計を象
徴する図形データ,高度計を象徴する図形データ,音響
強度を象徴する図形データ,地図データ、時計を象徴す
る図形データのいづれか一つまたはこれらの組合せを含
むことを特徴とする。
発明のカメラで、位置データはGPSからの位置信号を
利用して得ることを特徴とする。
カメラの一実施例の斜視図であり、(a)は正面図、
(b)は背面図である。デジタルカメラ100の上面に
は、動作モードを切換えるモード切換えスイッチ(スラ
イドスイッチ)41と、機能選択用ボタン42〜47、
出力用ボタン48、デジタルカメラ100を起動するメ
インスイッチ101、撮像用シャッターボタン102お
よびGPS(Global Positioning System)等からの電
波を受信する受信アンテナ37が設けられている。前面
(正面)には、撮像部105、撮像レンズ106、ファ
インダー107、ファインダーレンズ108が設けら
れ、前面側内部には温度,方位,湿度,高度,風速,音
響等の外部環境データを入力する温度センサー31−
1,方位センサー31−2,湿度センサー31−3,風
速センサー31−4,高度センサー31−5を備えてい
る。
える記録/再生モード切換えスイッチ103と、ファイ
ンダー107と、図形移動用十字ボタン49および画像
表示用の液晶ディスプレイ53が設けられている。な
お、背部側内部に他のセンサー(図1の例では音響セン
サー31−6)を設けるようにしてもよい。
は上記の各センサーに限定されず、外部環境データを計
測して電気信号に変換可能で、カメラに装着可能な程度
に小型化されたものであればよく、例えば、圧力計や、
水深計、透明度を計測するセンサー等を設けてもよい。
100の回路構成例を示すブロック図であり、図2
(a)で、デジタルカメラ100は、画像データ入力系
10、制御部20、環境データ入力系30、操作部4
0、表示部50、記録部60およびインターフェイス8
1を有している。
号変換部12,信号処理部13,DRAM(ダイナミッ
クラム)14を有している。
光学系機構11を含み、被写体からの光を後段の信号変
換部12のCCD上に結像させる。信号変換部12は、
CCD,A/D変換部およびCCD駆動信号生成回路を
含み、前段の光学系11を介してCCDに結像した画像
を電気信号に変換すると共にデジタルデータ(以下、画
像データ)に変換してDRAM14に一時的に記憶させ
る。信号処理部13は、DRAM14に記憶した画像デ
ータにデータ圧縮処理を施して圧縮画像データとしてフ
ラッシュメモリ61に記録する。信号処理部13は、ま
た、フラッシュメモリ61から読み出した画像データに
伸張処理を施した後、映像信号に変換してVRAM(ビ
デオRAM)51に展開する。
PU21、RAM22、及びROM23を有している。
ない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続
し、ROM23に記録されている制御プログラムにより
デジタルカメラ100全体の制御を行なうと共に、操作
部40からの状態信号に対応してデジタルカメラ100
の各機能の実行制御、例えば、ROM23内に記録され
た環境データ表示処理プログラムの実行による環境デー
タ表示モード処理の実行制御等を行なう。RAM22は
データ或いは処理結果の一時記憶および中間作業領域等
に用いられる。ROM23は上述の制御プログラムと環
境データ表示処理プログラムおよび画像処理装置のその
他の各機能を実行させるためのプログラムを記録する記
録媒体であり、PROM、FROM(フラッシュRO
M)等が用いられる。なお、これらプログラムをROM
23以外のリムーバブルな記録媒体(例えば、フラッシ
ュメモリ61)に格納するように構成することもでき
る。
境(例えば、温度(気温)、方位、湿度、風速、高度、
音響等)データを計測して電気信号に変換するセンサー
部31と、センサー部31の出力信号をデジタルデータ
に変換する環境データ入力信号変換部32と、辞書34
に登録された図形データを基にデジタル信号化されたセ
ンサー出力を図形化して制御部20を介してVRAM5
2に展開する図形処理部33と、図形処理部33および
環境データ表示処理プログラムに図形情報を与える辞書
部34を備えている。
換えスイッチ41、機能選択用ボタン42〜47、出力
用ボタン48、移動ボタン49、メインスイッチ10
1、シャッターボタン102および記録/再生モード切
換えスイッチ103等を構成部分とし、これらのキー或
いはボタンが操作されると状態信号がCPU21に送出
される。
2,および液晶ディスプレイ53から構成されている。
なお、VRAM51およびVRAM52は画像表示用の
イメージ(画像イメージ)をビットマップで展開する画
像表示用メモリであり、液晶ディスプレイ(LCD)5
3の電源がオン(ON)であれば、VRAM51および
VRAM52上の画像データが液晶ディスプレイ53に
画像表示される。なお、VRAM52には画像データの
ほか、制御部20を介して図形データ、ニューデータお
よびメッセージデータ等がイメージ展開され、これらを
液晶ディスプレイ53に表示する場合がある。さらに、
VRAM51上の画像イメージとVRAM52上のイメ
ージを液晶ディスプレイ53に合成(重畳)して表示で
きる。
ュメモリ)61を収容し、CPU21の制御によりフラ
ッシュメモリ61上に画像データ入力系10からの画像
データを記録すると共に、当該画像データと外部環境デ
ータを関連づける情報を有する参照リスト(図9、図1
0)をフラッシュメモリ61に記録し、また、フラッシ
ュメモリ61から画像データおよび参照リストを読み出
してRAM22(或いは、DRAM14)に転送する。
なお、記録部60によるデータの転送はDMA(ダイレ
クトメモリアクセス方式)によって行なわれるよう構成
することが望ましい。また、参照リストはフラッシュメ
モリ61の先頭に格納されることが望ましい。
00と、プリンタやパソコン、その他の画像処理装置、
CD−ROM等の外部機器との間のデータの授受を行な
う。フラッシュメモリ61に記録された画像データおよ
び外部環境データの外部機器への送信(出力)は、出力
ボタン48が押し下げられた場合に図示しない出力手段
(プログラム)に基づいて行なわれる。
の環境データ入力系30の一実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、環境データ入力系30は、前述(図2)し
たように、センサー部31、環境データ入力信号変換部
32、図形処理部33および辞書部34を備えている。
また、センサー部31と環境データ入力信号変換部32
はスイッチSW1〜SW6およびSW7を介してライン
で接続している。
ンサー31−1、気圧センサー31−2、湿度センサー
31−3、風速センサー31−4、高度センサー31−
5、音響センサー31−6等の外部環境測定器とアンテ
ナ37からなり、外部環境測定器の測定値は電気信号に
変換されて環境データ入力信号変換部32に与えられ
る。なお、高度センサー31−5として圧力計を用いて
もよい。また、センサー部31は撮像時の現在位置を知
るために必要なGPSからの電波および時間(日時およ
び環境時間(ワールドタイム))を知るために必要な放
送局からの標準時刻電波を受信する受信アンテナ37も
含み、アンテナ37の受信電波は環境データ入力信号変
換部32の受信信号処理部38に与えられる。
ランジスター等のスイッチング素子からなり、環境デー
タ表示モードに移行するとオンに切替えられるが、ユー
ザが入力する環境データを指定し終った後は指定した環
境データのセンサーに対応するスイッチだけがオンとな
り、他のセンターのスイッチはオフとなる。そして、ス
イッチがオンとなったセンサーからの出力信号がA/D
コンバータ32−1に与えられる。なお、スイッチSW
1〜SW6のうちオンとなったスイッチが複数個の場合
には制御部20からの制御信号により順次各スイッチが
オン/オフされ、各センサーからの出力が順次A/Dコ
ンバータ31−1に与えられる。なお、後述するように
各センサー毎にA/Dコンバータを設けてもよく、この
場合には制御部20からスイッチ切換え用の制御信号を
出さなくてもよい。
32はA/Dコンバータ32−1およびアンテナ37で
受信した電波を処理する受信信号処理部38から構成さ
れている。A/Dコンバータ32−1は各センサーによ
る計測値をデジタルデータに変換して各図形信号処理部
33−1〜33−6に与える。なお、本実施例ではスイ
ッチSW1〜SW6の切換えにより1つのA/Dコンバ
ータ32−1で各センサーからの計測値をデジタルデー
タに変換するように構成しているが、各センサー毎にA
/Dコンバータを設けてもよい。また、受信信号処理部
38はアンテナ37の受信電波から中間周波数を抽出し
て復調し、GPSからの緯度データ、経度データおよび
放送局からの時間データを取り出して現在位置決定部3
9−1および時間算出部39−2に与える。
ンダー(一種の辞書であり、通常時間/暦計算プログラ
ムのルーチンとして持っている)により日時および環境
時間(ワールドタイム)を得ることもできる。この場合
には、上述の受信アンテナ37による標準時刻受信は不
要である。
形処理部33−1、方位図形処理部33−2、湿度図形
処理部33−3、風速図形処理部33−4、高度図形処
理部33−5、音響図形処理部33−6、・・等の個別
図形処理部と、受信信号処理部38の出力(GPSデー
タ)から緯度、経度を得て辞書部34から地名を得る現
在位置決定部39−1と、撮影日時等を得る時間算出部
39−2を有している。
のいずれかがオン(計測を意味する)の場合には、後述
するように対応する可変図形情報(可変図形パターン:
図4)を図形辞書34−1から取り出して、デジタル化
された対応のセンサー出力値をその可変図形情報の変数
値とし、その変数によって与えられる可変図形をVRA
M52の所定の位置にイメージ展開し、先にVRAM5
1の所定の位置にイメージ展開されている対応の固定図
形パターン(図4)と合成して環境データ表示図形を生
成する。
する)の場合には、後述するように、現在位置決定部3
9−1は受信信号処理部38の出力(GPSデータ)か
ら緯度、経度を得て辞書部34の地図34−2および文
字パターン辞書を照合して現在位置の地名を得てVRA
M52の所定の位置にイメージ展開し、先にVRAM5
1の所定の位置にイメージ展開されている地図パターン
と合成して撮影場所の表示図形を得る。また、スイッチ
SW7がオンの場合に時間算出部39−2は放送局から
の時間データを基に日時および時間を得て、表示図形を
生成してVRAM52の所定の位置にイメージ展開し、
先にVRAM51の所定の位置にイメージ展開されてい
る時計の固定画像情報と合成して撮影時間の表示図形を
生成する。
9−1および時間算出部39−2の具体的動作について
は後述する(図8)。
環境データ表示処理用プログラムを構成するプログラム
モジュールとして構成し、CPU21の制御の下で実行
制御されるように構成されているが、環境データ入力系
30自体をマイクロプロセッサー(MPU)を用いたコ
ンピュータ装置として構成し、図形処理部33をその下
で動作するように構成してもよい。この場合、環境デー
タ入力系30はバスを介して制御部20とデータおよび
制御信号の授受を行なうように構成される。
1の一実施例を示す説明図であり、図5は図4の図形辞
書のデータに基づいて表示される図形の一実施例であ
る。
湿度、風速、高度、音の強度、撮影場所(位置)、撮影
時間、・・等の外部環境情報の種類を示す種類欄34−
1−1と、外部環境情報の種類毎に表示される図形の部
分のうち固定的な部分の情報を登録した固定図形情報欄
34−1−2と、表示される図形の部分のうち外部環境
情報によって変化する部分の情報を登録した可変図形情
報欄34−1−2とを有している。
1の目盛511−1および全体の形状データ(画像デー
タ)であり、可変図形情報は水銀柱511−2の形状デ
ータである。図5の例では、水銀柱511−2の高さh
は測定温度tの関数(h=f(t))として表示され
る。
の形状データであり、可変図形情報は撮影方向を表わす
矢印およびその傾きであり、図5の例では撮影方向Θは
測定方位θと北(Θn)方向の差(Θ=θ−θn)とし
て矢印の傾きで表示される。
の目盛513−1および全体の形状データであり、可変
図形情報は湿度指示針513−2の形状データおよび傾
きである。図5の例では、湿度指示針513−2の傾き
Θ’は測定湿度w(%)の関数(Θ’=g(w)=π/
(100/w):(πはラジアン角)として表示され
る。なお、図5に示すように湿度wの値および単位
(%)を表示してもよい(図5の例では測定値=40%
が表示されている)。
ジさせるシンボルパターン514であり、可変図形情報
は測定値(数字)である。図5の例ではシンボルパター
ン514として矢印で風向きを示す回転板が示されてい
る。また、測定値=15M(メートル)が示されてい
る。
ジさせるシンボルパターン515であり、可変図形情報
は測定値(数字)である。図5の例ではシンボルパター
ン514として山並が示されている。また、測定値=8
50M(メートル)が示されている。
をイメージさせるシンボルパターン516であり、可変
図形情報は音の強度をイメージさせるシンボルおよびそ
の大きさである。図5の例ではシンボルパターン516
としてスピーカーを意味する円形が示されている。ま
た、可変図形情報として同心円状の波紋516−2を示
し、波紋516−2の大きさによって音の強度を表わ
す。
517であり、可変図形情報は地名および位置を示す座
標値(経度および緯度)である。図5の例では地図パタ
ーン517として世界地図を簡略化したパターンを用い
ている。可変図形情報のうち地名は地図の下部に表わさ
れ、現在位置を示すマークが地図上に表示される。
ワールドタイム表示パターン518であり、可変図形情
報は時計の長針518−2、短針518−3、秒針51
8−4の形状およびそれらの角度である。図5の例では
世界時間を表わすワールドタイム表示パターンが示され
ている。図5の例では、説明上、ワールドタイム表示パ
ターン518と時計の針を別々に図示したが、時計の長
針518−2、短針518−3、秒針518−4の角度
は、測定された時間データにより決定され、撮影時間は
ワールドタイム表示パターン518上に重畳表示される
時計の長針518−2、短針518−3、秒針518−
4によって示される(図13参照)。
0の処理モードの構成例を示す説明図であり、デジタル
カメラ100の処理モードは撮像、再生、記録および外
部機器への出力(送信)モードからなる通常処理モード
と、日付変更等の特殊機能を実行する特殊処理モードを
有する。また、撮像モードは環境データを入力して画像
と共に表示する環境データ表示モードを含んでいる。撮
像された画像および入力された環境データは記録モード
でフラッシュメモリ61に記録される。
ータおよび環境データを再生/表示でき、更に、出力モ
ードで外部装置に出力(送信)できる。
ド下で起動され、スルー画像表示中または撮像時に入力
した環境データを図形に変換して画像と共に液晶ディス
プレイ53に表示する。また、撮像した画像データと入
力した環境データまたは生成された図形のデータを記録
モードでフラッシュメモリ61に記録する。
よる環境データ表示処理のプロセスの一実施例を示すプ
ロセスチャートであり、図7の例では環境データ表示処
理プロセスは、センサー入力処理、環境データ正規化処
理、図形表示処理、環境データ選択処理、合成画像表示
処理に大別される。
ドが選択されると、環境データ表示処理プログラムが起
動される。
るいは受信入力する。環境データ入力信号変換部32で
は1つのA/Dコンバータ32−1で各入力センサーか
らの入力データ(環境データ)デジタルデータ変換にす
るためにスイッチSW1〜SWnをポーリングしてオン
/オフ切換えすることにより時分割処理する。
処理)は環境データ入力信号変換部32のA/Dコンバ
ータが図3に示したように1つのA/Dコンバータ32
−1で構成されている場合に各センサー入力を時分割処
理するために行なうものであり、環境データ入力信号変
換部32のA/Dコンバータが各センサーに対応して1
つづつ割当てられている場合には不要となる。
表示に先立って正規化処理を行なう。例えば、温度tを
水銀柱hの高さで表わす場合には、h=f(t)として
温度tと水銀柱の高さhを関係付けることができるが、
これを実際に表示する場合には画面サイズの制限や図形
の形状による制限があるので、温度幅を1として測定値
との比率を求め、水銀柱の高さとの対応付けを可能にす
る。すなわち、表示する温度をマイナス40℃〜プラス
60℃とすると、温度幅は100となる。一方、水銀柱
511−2の高さ画面上で高さ方向に50ピクセル分あ
るとすると、1ピクセルで2℃を表示することになる。
℃−(−40℃))/100℃=60/100=0.6
として測定値を正規化することにより水銀柱511−2
の高さhとの関係はh=50×0.6=30となり、後
述の図形表示処理(プロセス5)で水銀柱511−2の
底部から高さ方向に30ピクセル分を温度表示(例え
ば、黒色表示)すればよいこととなる。
れない。例えば、0℃を境に表示色を色分け(0℃以上
は赤、0℃以下は青といったように色分け)し、表示方
向を0℃以上は水銀柱511−2の底部から上方に、0
℃未満は水銀柱511−2の頂部から下方に向けて温度
に比例して水銀柱の長さを表示する場合には、正規化は
0℃を境に行なうこととなる。すなわち、表示する温度
をマイナス50℃〜プラス50℃とすると温度幅はそれ
ぞれ50であり、測定温度を20℃とすると、(20
℃)/50℃=0.4として正規化することにより水銀
柱511−2の高さhとの関係はh=50×0.4=2
0ピクセルとなる。測定温度をマイナス10℃とする
と、(−10℃)/50℃=−0.2として正規化する
ことにより水銀柱511−2の高さhとの関係はh=5
0×(−0.2)=−10ピクセルとなる。
たは長さで表す環境データは上述した温度の他、湿度、
音の強度がある。
め正規化する必要はない。これに対して、音の強度は音
響図形516の波形516−2のうちの最も外側に表示
する波形の大きさを1として、これに正規化した音の強
度を対応させることができる。
値を数字表示しているので、測定値の正規化を要しない
が、風速または高度の測定値を図形表示する場合には測
定値を正規化することが望ましい。
度で表し、場所は地名および座標で表わすので正規化す
ることなく、図形表示処理を行なう。
を行なう場合と行なわない場合があり、正規化の方法も
データの種類或いは図形表示の方法によって異なるの
で、環境データ正規化処理は正規化を要する環境データ
の種類毎に対応して行なう。このために環境データ表示
処理プログラムには正規化する環境データの種類に応じ
たサブプログラムが組込まれている。なお、環境データ
正規化処理を次のプロセス5において環境データ毎に必
要に応じておこなうようにしてもよい。
択された各環境データに対応する図形情報を取り出し
て、入力した環境データに応じた図形とするための加工
処理を行ない液晶ディスプレイ53に表示する。
3のスイッチSW1〜SW6のいずれかがオンの場合に
は、入力する環境データに対応する固定図形情報34−
1−2を図形辞書34−1から取り出して、VRAM1
にイメージ展開し、次に、固定図形情報34−1−2を
図形辞書34−1から取り出して、デジタル化された対
応のセンサー出力値をその可変図形情報の変数値とし、
その変数によって与えられる可変図形と固定図形パター
ンとを合成して表示図形を生成する。
現在位置決定部92−1は受信信号処理部38の出力
(GPSデータ)から緯度、経度を得て辞書部34の地
図34−2および文字パターン辞書を照合して現在位置
の地名を得てVRAM52の所定の位置にイメージ展開
し、先にVRAM51の所定の位置にイメージ展開され
ている地図パターンと合成して撮影場所の表示図形を得
る。また、スイッチSW7がオンの場合に、時間算出部
92−2は放送局からの時間データを基に日時および時
間を得て、表示図形を生成してVRAM52の所定の位
置にイメージ展開し、先にVRAM51の所定の位置に
イメージ展開されている時計の固定画像情報と合成して
撮影時間の表示図形を生成する。
に記録できるように、ユーザに対し環境データの選択を
促す。このために、液晶ディスプレイ53に上記プロセ
ス3で加工された環境データ表示図形(複数)を表示す
ると共に環境データ選択メッセージを表示して、ユーザ
が所望の環境データ(1個または複数個)を選択できる
ようにする。ユーザーはカーソル移動ボタン49を用い
て所望の図形を指定し、確認ボタン(実施例では機能選
択ボタン42を確認ボタンとして用いている)を押して
表示された環境データ表示図形を選択することができ
る。
は画像のサイズによって制限される(例えば、5個以
内)ので、登録された全ての図形のうちからユーザの所
望するものを選択可能にするために、画面を前後にスク
ロール可能とすることが望ましい。また、指定なしで常
に表示される必須の表示図形を設け強調等の特殊表示を
するようにしてもよい。
液晶ディスプレイ53に表示したが1個ずつ表示し、ユ
ーザに選択させるようにしてもよい。
ン42〜47と環境データを対応させるようにして、ユ
ーザが機能選択ボタン42〜47のいずれかを操作する
と対応する環境データが選択されるようにしてもよい。
た図形に対応するスイッチ(図3のSW1〜SW7のい
ずれか)をオフとし、RAM22上に各入力センサーの
オン/オフの状態を記憶する(例えば、フラグエリアを
設けて各センサー毎のオン/オフを’1’/’0’で表
現する)。
形を消去し、選択された環境データ表示図形を画面上の
一定の領域(例えば、画面の左側に一列に、或いは下側
に一列に)整列させるように配置して、画像データ入力
系10で得た画像データと合成し、液晶ディスプレイ5
3に表示する(図13(c))。この場合、ユーザがボ
タン操作により図形の整列位置を変更できるようにして
もよい。
施例を示すフローチャートであり、(a)は温度図形処
理部33−1の動作例、(b)は方位図形処理部33−
2の動作例、(c)は湿度図形処理部33−3の動作
例、(d)は風速図形処理部33−4の動作例、(e)
は高度図形処理部33−5の動作例、(f)は音響図形
処理部33−6の動作例、(g)は現在位置決定部39
−1の動作例、(h)は時間算出部39−2の動作例を
示す。
の例について説明する。
には、温度センサー31−1によって計測された周辺温
測定値が正規化処理されて温度図形処理部33−1に入
力される(T1−1)。次に、図形辞書34−1の固定
図形情報欄31−4−1から温度計511を表わす固定
図形情報を取り出してVRAM51にイメージ展開(ビ
ットマップイメージによる展開:以下同様)する(T1
−2)。次に、温度測定値の正規化値を基に水銀柱51
1−2の高さを計算する。例えば、測定値を20℃、温
度幅を0℃を境に±50ピクセルとし、温度がプラスの
場合には水銀柱511−2を赤く上方表示し、マイナス
の場合には下方表示すると、正規化値=0.4であるか
ら水銀柱の高さは上方に20ピクセルとなる(T1−
3)。
4−2から水銀柱511−2の可変データを取り出して
変数として高さ+20を与えると、高さ20ピクセルの
赤色の水銀柱形状がVRAM52にイメージ展開される
(T1−4)。
RAM52の水銀柱イメージを重畳して合成し、計測さ
れた温度を表わす温度図形を生成する(T1−5)。
には、方位センサー31−2によって計測された撮影方
向の方位が方位図形処理部33−2に入力される(T2
−1)。次に、図形辞書34−1の固定図形情報欄31
−4−1から方位盤512を表わす固定図形情報を取り
出してVRAM51にイメージ展開する(T2−2)。
次に、測定された方位θから撮影方向を表わす矢印の傾
きΘを算出する。撮影方向Θは、例えば、測定方位θと
北(Θn)方向の差(Θ=θーθn)として得ることが
できる(T2−3)。
位(=撮影方向のカメラの角度θ)を表す矢印が取り出
され、上記ステップT2−3で得た撮影方向Θ分だけ傾
いた矢印の形状がVRAM52にイメージ展開される
(T2−4)。次に、VRAM51の方位盤イメージに
VRAM52の矢印イメージを重畳して合成し、撮影方
向を表わす方位図形を生成する(T2−5)。
には、湿度センサー31−3によって計測された湿度測
定値が湿度図形処理部33−3に入力される(T3−
1)。次に、図形辞書34−1の固定図形情報欄31−
4−1から湿度計513を表わす固定図形情報を取り出
してVRAM51にイメージ展開する(T3−2)。次
に、入力した湿度測定値から湿度指示針513−2の傾
きΘ’=π/(100/w):(πはラジアン角)とし
て算出できる。例えば、湿度測定値=80%とすると、
Θ’=π/(100/60)=0.6π≒108度とな
る。
4−2から湿度指示針513−2の可変図形データを取
り出して変数として傾きΘ’を与えると、湿度=60%
の例では108度傾いた湿度指示針形状がVRAM52
にイメージ展開される。なお、湿度の値を表示する場合
には文字パターン辞書34−3から数値に対応する数字
データ(数字イメージパターン)を取り出して湿度指示
針形状と共にVRAM52にイメージ展開する(T3−
4)。次に、VRAM51の湿度計イメージにVRAM
52の指示針イメージ(および数字イメージ)を重畳し
て合成し、計測された湿度を表わす湿度図形を生成する
(T3−5)。
には、風速センサー31−4によって計測された風速測
定値が風速図形処理部33−4に入力される(T4−
1)。次に、図形辞書34−1の固定図形情報欄31−
4−1から風速計をイメージする矢羽根状の回転板51
4の固定図形情報を取り出してVRAM51にイメージ
展開する(T4−2)。次に、風速センサーによる計測
値に対応する数字データ(数字イメージパターン)を取
り出してVRAM52にイメージ展開する(T4−
3)。次に、VRAM51の風速計イメージにVRAM
52の数字イメージを重畳して合成し、計測された風速
を表わす風速図形を生成する(T4−4)。
には、高度センサー31−5によって計測された高度測
定値が高度図形処理部33−5に入力される(T5−
1)。次に、図形辞書34−1の固定図形情報欄31−
4−1から高度を象徴する山並514の固定図形情報を
取り出してVRAM51にイメージ展開する(T5−
2)。次に、高度センサーによる計測値に対応する数字
データ(数字イメージパターン)を取り出してVRAM
52にイメージ展開する(T5−3)。次に、VRAM
51の高度イメージにVRAM52の数字イメージを重
畳して合成し、計測された高度を表わす高度図形を生成
する(T5−4)。
には、音響センサー31−6によって計測された音の強
度測定値が正規化処理されて音響図形処理部33−6に
入力される(T6−1)。次に、図形辞書34−1の固
定図形情報欄31−4−1からスピーカーを象徴する円
形516の固定図形情報を取り出してVRAM51にイ
メージ展開する(T6−2)。次に、音響強度測定値の
正規化値と円形の半径を基に、波紋516−2の孤長L
を計算する(T6−3)。図形辞書34−1の可変図形
情報欄31−4−2から波紋516−2の可変データを
取り出して変数として孤長Lを与えると、音響の強度に
比例した同心円状の波紋形状がVRAM52にイメージ
展開される(T6−4)。次に、VRAM51の音響イ
メージにVRAM52の波紋イメージを重畳して合成
し、計測された音響の強度を表わす音響図形を生成する
(T6−5)。
合には、受信信号処理部38からの緯度データおよび経
度データが現在位置決定部39−1に入力される(T7
−1)。図形辞書34−1の固定図形情報欄31−4−
1から世界地図のパターンを取り出してVRAM51に
イメージ展開する(T7−2)。図形辞書34−1の可
変図形情報欄31−4−2から場所マーク(例えば、場
所を差し示す矢印)を取り出して、VRAM51にイメ
ージ展開された地図上の対応する位置に場所マークを合
成する(場所マークが矢印の場合にはその先端を対応位
置に位置させるようにして合成する)(T7−3)。次
に、入力した緯度データと座標データを基に、地図辞書
34−2から地名を示す文字コード列を取り出し、それ
を基に文字パターン辞書34−3から文字パターンを取
り出してVRAM52の所定位置にイメージ展開する
(T7−4)。次に、VRAM51の地図イメージにV
RAM52の文字イメージを重畳して合成し、撮影場所
を示す場所図形を生成する(T7−5)。
ンの場合には、受信信号処理部38から受け取った時間
データが時間算出部39−2に入力される(T8−
1)。図形辞書34−1の固定図形情報欄31−4−1
からワールドタイム表示パターンを取り出してVRAM
51にイメージ展開する(T8−2)。次に、時計の長
針518−2,短針518−3,秒針518−4の位置
を決定するため、それらの傾きを入力した時間データか
らそれぞれ計算する(T8−3)。
31−4−2から時計の長針518−2,短針518−
3,秒針518−4の可変データを取り出して、変数と
してそれぞれの角度θ2,θ3,θ4を与えると、時計
の長針518−2,短針518−3,秒針518−3が
位置付けられ時刻が表現されるので、それらをVRAM
52の所定の位置にイメージ展開する(T8−4)。
イメージにVRAM52の時計イメージを重畳して合成
し、撮像時の時刻を表わすワールドタイム図形を生成す
る(T8−5)。
ンダーにより日時および環境時間(ワールドタイム)を
得るように構成した場合には上記ステップT8−1でそ
れらを入力ようにすればよい。
れる環境データ(或いは図形データ)と画像データの関
係を示す説明図である。
1に撮像時に測定した環境データを変換した図形と撮像
画像を合成した合成画像データ612−1〜612−n
を記録した例であり、撮像後、記録モード下でユーザー
のボタン操作により合成画像データが記録されると共に
参照リスト611に合成画像データの記録位置および測
定値が登録される(図10(a))。
データ612−1〜612−nおよび撮像時に測定した
環境データを変換した図形データ613−1〜613−
nを記録した例であり、撮像後、記録モード下でユーザ
ーのボタン操作により画像データおよび図形データが記
録されると共に参照リスト611’に画像データおよび
図形データの記録位置および測定値が登録される。な
お、(b)で画像データおよび図形データの記録位置は
登録するが測定値を登録しない参照リスト611”を用
いるようにしてもよい。また、(b)に示す構成のフラ
ッシュメモリ61では再生モードで画像と図形データを
合成して表示したり、画像データだけを表示するよう構
成でき、また、出力モード時に画像データだけ、画像デ
ータと測定値、合成画像だけ、合成画像と測定値、或い
は測定値だけを外部装置に出力(送信)するように構成
できる。
である。(a)は図7(a)に対応する参照リストの例
であり、参照リスト611にはフラッシュメモ61に記
録される画像データの物理的順序を示す画像番号611
−1、記録された画像データの記録位置を示す画像記録
位置611−2、および各測定値(環境データ)を格納
したデータ1〜データnが登録される。なお、データ1
〜データnのうち、ユーザーにより対応の図形選択され
なかった測定値は0として登録される。また、各データ
欄に登録されるデータは1つとは限られず、緯度および
経度のように2つ以上のデータの組が登録される場合も
ある(図9(a)のデータ4参照)。
の例であり、参照リスト611’にはフラッシュメモリ
61に記録される画像データの物理的順序を示す画像番
号611−1、記録された画像データの記録位置を示す
画像記録位置611−2、記録された図形データの記録
位置を示す画像記録位置611−2、および各測定値
(環境データ)を格納したデータ1〜データnが登録さ
れる。なお、データ1〜データnのうち、ユーザーによ
り対応の図形選択されなかった測定値は0として登録さ
れる。また、各データ欄に登録されるデータは1つとは
限られず、緯度および経度のように2つ以上のデータの
組が登録される場合もある。
に登録しない場合に対応する例であり、参照リスト61
1’にはフラッシュメモリ61に記録される画像データ
の物理的順序を示す画像番号611−1、記録された画
像データの記録位置を示す画像記録位置611−2、記
録された図形データの記録位置を示す画像記録位置61
が登録される。
としているので参照リスト611,611’,611”
に画像のサイズを登録していないが、記録する画像のサ
イズをユーザが選択できる場合には参照リスト611,
611’,611”に画像のサイズを示す情報を登録す
るように構成する。
「通常処理モード」、「特殊処理モード」の3位置にスラ
イド可能に構成されている。スイッチ41が「NOP」
に位置する場合はメインスイッチ101がオンであって
もモード処理動作に移行しない(すなわち、ノーオペレ
ーション状態である)。また、スイッチ41はメインス
イッチ101をオフにすると自動的に「NOP」位置に
戻る。
た後、スイッチ41を「通常処理」側にスライドさせる
とデジタルカメラ100は通常処理モード(図5)とな
り、被写体の撮像、再生表示、記録等、一連の動作を行
なうことができる。記録/再生スイッチ103は、「N
OP」、「記録」、「再生」の3位置にスライド可能に
構成されている。スイッチ104が「NOP」に位置す
る場合はメインスイッチ101およびスイッチ41がオ
ンであっても環境データ表示モードに移行しない。ま
た、スイッチ103はメインスイッチ101をオフにす
るかスイッチ31を「NOP」にすると自動的に「NO
P」位置に戻る。
させ、記録/再生スイッチ103を記録側にスライドさ
せると、撮像モードとなる。撮像モードで機能選択ボタ
ン(環境表示モード選択ボタン)42を押すと、環境表
示モードに切換えられ図形データが液晶ディスプレイ5
3に表示される。また、環境表示モードで撮像シャッタ
ー102が押されると図形と画像の合成画像(静止画
像)が液晶ディスプレイ53に表示されると共に記録モ
ードに移行して合成画像データ或いは画像データおよび
図形データがセンサー部30で測定した環境データと共
にフラッシュメモリ61に記録される。
させ、記録/再生スイッチ103を再生側にスライドさ
せると再生モードとなり、フラッシュメモリ61から読
み出された合成画像データ或いは画像データおよび画像
データが液晶ディスプレイ53に再生/表示される。な
お、1つの画像に複数の環境表示図形を記録した場合に
は、再生時にユーザが所望する環境表示図形を選択する
とその図形を画像と合成して表示できる。
出力モードに移行し、合成画像データ或いは画像データ
および図形データがセンサー部30で測定した環境デー
タが外部装置に出力(送信)される。
を示すフローチャートである。
にはS3に移行し、撮像モードでない場合にはS2に移
行してその処理モードの処理の実行手段に制御を移す
(S1)。
表示モードの場合にはS5に移行し、環境データ表示モ
ード以外の場合にはS4に移行してその処理の実行手段
に制御を移す(S3)。センサー部31から環境データ
(センサー31−1〜31−6からの測定データおよび
アンテナ37での受信信号)を入力する。各環境データ
は前述したような環境データ入力系30の処理を経て、
辞書部34から取り出した対応の図形情報を環境データ
表示図形に加工してVRAM52に展開する(S5)。
センサー部31の各スイッチをオンにし、加工後の環境
データ表示図形を液晶ディスプレイ53に表示すると共
に表示する図形の選択を促すメッセージを表示する(S
6)。
(S7)、表示図形の選択が終った場合には選択されな
かった図形をクリアすると共に選択されなかった図形に
対応する環境データのセンサー等(測定器または受信
機)のスイッチをオフにする。また、選択された表示図
形を画面上で整列表示させるように加工後の表示図形デ
ータをRAM22(または、DRAM14)に記憶して
S10に遷移する(S8)。
る。各環境データは前述したような環境データ入力系3
0の処理を経て、辞書部34から取り出した対応の図形
情報を環境データ表示図形に加工してVRAM52に展
開する(S9)。次に、被写体画像を取込む。取込まれ
た画像データは画像データ入力系10による処理を経て
VRAM51に画像イメージで展開され、上記ステップ
S5またはS10でVRAM52上の加工後の表示図形
と合成され(S10)、液晶ディスプレイ53にスルー
(動画)表示される(S11)。
ャッターボタン102を押すまで繰り返され(S1
2)、ユーザーがシャッターボタン102を押すとその
時点でスルー画像表示されていた合成画像が静止画とし
て液晶ディスプレイ53に表示されると共に記録モード
に移行して、その画像データ、図形およびその時点での
測定データ(環境データ)がフラッシュメモリ61に記
録される(S13)。
を示すフローチャートである。
にはU3に移行し、撮像モードでない場合にはU2に移
行してその処理モードの処理の実行手段に制御を移す
(U1)。さらにモードを調べ、モードが環境データ表
示モードの場合にはU5に移行し、環境データ表示モー
ド以外の場合にはU4に移行してその処理の実行手段に
制御を移す(U3)。フラッシュメモリ61の参照リス
ト611(図9)を参照して記録画像を再生してVRA
M51にイメージ展開する。また、当該画像に係わる環
境データのうち最初の環境データ図形を再生してVRA
M52にイメージ展開する(U5)。
AM52の図形イメージを重畳させて合成し、液晶ディ
スプレイ53に表示する。この場合、最初の図形は画面
上の所定の位置(例えば、左上隅)に表示される(図1
3〜図15参照)(U6)。
ボタン43)を押すとその図形は消去され、次の環境デ
ータ図形を再生してVRAM52にイメージ展開してU
6に戻る。これにより、次の図形が現在の画像と合成さ
れてキャンセルされた図形の位置に表示される(U
7)。
ボタン44)を押すと次の環境データ図形を再生してV
RAM52にイメージ展開され、現在の合成画像の上に
さらに図形が合成され、現在表示されている図形の隣に
その図形が表示される(U8)。
施例では、シャッターボタン102)を押すとU5に戻
って次の画像および環境データ表示図形の合成表示動作
を記録画像が無くなるまで繰り返す(U9)。
生成された表示図形と撮像画像の重畳表示例を示す説明
図である。
スナップ撮影して記録した例であり、(a)は環境デー
タ表示モード下で、取込まれた環境データによって加工
された5個の表示図形511〜515が表示されている
例であり、(温度計511、方位計512、音響シンボ
ル516、撮影位置(地図)517、および環境時間
(ワールドタイム518の表示パターン)の環境データ
が示された5つの図形が表示されている。
テニスの選手(被写体)130を示し、(c)は上記
(b)に示したアングルで撮影した後、液晶ディスプレ
イ53に表示された静止画像(環境データ表示図形との
合成画像)を示す。合成画像には(a)で示された表示
図形のうちユーザによって選択された温度計511、方
位計512、地図517、ワールドタイム518の4個
と、(b)の選手像131の合成画像が表示されてい
る。選択された4個の図形は画面の左側に整列して表示
されている。また、測定値は温度計511では水銀柱5
11−2の高さで示され、方位計では撮影方向が矢印5
11−2の傾きで示され、地図517では現在位置13
2が地図上にマーク表示され、また、地名133(「東
京」)が表示されている。また、ワールドタイム518
には撮像時間が時計の長針518−2と短針518の位
置で示されている。
共に、温度と場所を記録した例であり、画像に応じて登
録されている環境データ表示画像から所望のものを選ん
で合成した例である(この例では最初に表示可能な図形
パターンを選ぶのではなく、スルー画像表示時に適宜図
形パターンを選択した例である)。
下で、取込まれた環境データによって加工された表示図
形511〜515が表示されている例である。図13
(a)の場合と同じ5つの環境データが示された5つの
図形が表示されている。の5個の表示図形パターンが合
成表示可能となっている。(b)は、ユーザが、浜辺に
いる2人の女性141をスルー画像表示しながら、図形
選択キー(機能ボタン45)を押して表示可能な図形パ
ターンを順次合成表示して選択している例であり、上記
(a)に示した図形のうちユーザによって温度計511
がキャンセルされたので次に方位計512の図形が合成
表示されているところである。
表示された合成画像を示す。この例では、ユーザが温度
計511と地図517を選択してから上記(b)に示し
たアングルで撮影した女性像141と温度計511と地
図517の合成画像が表示されている。なお、測定値は
温度計511では水銀柱の高さで示され、地図517で
は現在位置142が地図上にマーク表示され、また、地
名143(「小笠原」)が表示されている。 (ホ) 再生時の図形合成画像の例 図15は、デジタルカメラで記録された環境データから
生成された表示図形と撮像画像を再生し重畳表示した例
を示す説明図であり、図14(a)で示した図形パター
ンで表わされる5つの環境データ(温度計、方位、音響
の強度、撮影場所、および環境時間)を対応する画像デ
ータと共にフラッシュメモリ61に記録している場合
に、所望の画像を再生し、当該画像と共に記録された環
境データのうちから所望の環境データ表示図形を選択し
て合成表示した例である(図12参照)。
いている3人の女性を撮影した画像を再生した例であ
り、その画像上に撮影方向を示す方位表示図形を選択し
て合成表示した例である。また、(b)は(a)の合成
画像上に、さらに、撮影場所を示す表示図形を選択して
合成表示した例である。各図形は画面の左側に整列して
表示されている。また、測定値は方位計512では矢印
の方向(傾き)で撮影方向が表わされ、地図517では
撮影場所152が地図上にマーク表示され、また、地名
153(「東京」)が表示されている。
用図形データが画像データと対応付けられて記録されて
いるものとしたが、表示用図形データの代りに測定値を
画像データと対応付けて記録し、画像再生時に表示用図
形データを生成して対応する画像データと合成して表示
するようにしてもよい。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
ジタルカメラの撮像時にその時点での状況、すなわち、
環境撮影時の温度や方位、位置、時間等の環境データを
入力して図形化して画像と共に表示できるので、再生画
像や印刷写真を見て撮影時の状況を視覚的に捉えて状況
を思い出すことができる。また、表示画面或いは印刷写
真のアクセサリーとすることも可能となる。
元データ)を画像データと共に記録しておき、所望の時
期に外部装置に出力(送信)できるので、画像情報収集
手段に加え環境情報収集手段としての応用が可能とな
る。
斜視図である。
ック図である。
ック図である。
図形の一実施例である。
明図である。
すプロセスチャートである。
を示すフローチャートである。
いは図形データ)と画像データの関係を示す説明図であ
る。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
れた表示図形と撮像画像の重畳表示例を示す説明図であ
る。
れた表示図形と撮像画像の重畳表示例を示す説明図であ
る。
示図形と撮像画像を再生して重畳表示した例を示す説明
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 撮像により画像データを得る画像データ
入力系と、外部環境データを検出し、その検出値に基づ
いて予め登録されている図形情報を加工する環境データ
入力系と、前記画像データ入力系からの画像データと前
記環境データ入力系による加工結果を合成して画像表示
する画像表示手段を有することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 更に、前記画像データと環境データ入力
系による変換結果の合成画像データを記録媒体に記録す
る記録手段を有することを特徴とする請求項1記載のカ
メラ。 - 【請求項3】 撮像により画像データを得る画像データ
入力系と、外部環境データを検出し、その検出値に基づ
いて予め登録されている図形情報を加工する環境データ
入力系と、前記画像データ入力系からの画像データと前
記環境データ入力系による加工結果を合成して記録媒体
に記録する記録手段を有することを特徴とするカメラ。 - 【請求項4】 更に、前記画像データと環境データ入力
系からの出力データを関連づけて記録媒体に記録する記
録手段を有することを特徴とする請求項1または3に記
載のカメラ。 - 【請求項5】 更に、前記画像データと環境データ入力
系からの変換結果および出力データを関連づけて記録媒
体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求項
1または3に記載のカメラ。 - 【請求項6】 前記環境データ入力系は、環境状況を測
定する測定器および無線信号を受信するアンテナを備え
たセンサー部と、測定器からの出力をデジタル信号に変
換するA/D変換部と受信信号の処理を行なう受信信号
処理部を有する信号変換部と、辞書部の図形情報を信号
変換部からの出力で加工する図形処理部と、図形処理部
に図形情報を与える辞書部とを備えていることを特徴と
する請求項1または3記載のカメラ。 - 【請求項7】 前記環境データは、温度データ,方位デ
ータ,湿度データ,風速データ,高度データ,音響強度
データ,位置データ,時間データのいづれか一つまたは
これらの組合せを含み、 前記辞書部は上記環境データに対応させて、温度計を象
徴する図形データ,方位計を象徴する図形データ,湿度
計を象徴する図形データ,風速計を象徴する図形デー
タ,高度計を象徴する図形データ,音響強度を象徴する
図形データ,地図データ、時計を象徴する図形データの
いづれか一つまたはこれらの組合せを含むことを特徴と
する請求項1または3記載のカメラ。 - 【請求項8】 前記位置データはGPSからの位置信号
を利用して得ることを特徴とする請求項1または3記載
のカメラ。
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