JPH11154767A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JPH11154767A
JPH11154767A JP10261536A JP26153698A JPH11154767A JP H11154767 A JPH11154767 A JP H11154767A JP 10261536 A JP10261536 A JP 10261536A JP 26153698 A JP26153698 A JP 26153698A JP H11154767 A JPH11154767 A JP H11154767A
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修 川▲さき▼
Katsunori Moritoki
克典 守時
Hiroshi Nakatsuka
宏 中塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の圧電トランスでは、矩形板の主面のほ
ぼ半分に相対して1次側電極を、また端部に2次側電極
を形成して構成しているので、λ/2モードと共にλモ
ードも強勢に励振してしまい、トランスの歪みおよび応
力が重畳され、特性劣化や破壊などの信頼性低下をもた
らす。 【解決手段】 一主面の中心線4を覆うように1次側電
極2a,bが形成され、端部に2次側電極3が形成される
ことにより、基本の振動モードであるλ/2振動モード
は強勢励振できるが、λ振動モードはわずかにしか励振
できない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電セラミック等の
圧電体の圧電効果により交流電圧の振幅値を変換する圧
電トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】1950年代末に開発された圧電トラン
スは、高圧電源用の昇圧トランスとして着目されて開発
が進められたが、圧電セラミック材料の破壊強度などの
材料的制約があったため大きな製品化が行われないまま
開発が中断されていた。しかし、最近、高強度圧電セラ
ミックの開発が進むとともに、ノートパソコン、電子手
帳、ゲーム機等の携帯用情報機器の小型化・薄型化の要
求が強くなるにつれ、これらの機器に搭載される液晶バ
ックライトのインバータ電源用昇圧トランス等として再
び大きく注目されている。
【0003】例えば、液晶バックライト用インバータ
は、バックライト光源として使用される冷陰極蛍光灯の
点灯電源に使用されるものであり、電池などによる3
V、5V、9V、12Vなどの直流低電圧から、点灯時
1000Vrms程度、定常時500Vrms程度の高周波高
電圧への変換を必要とする。現在、バックライト用イン
バータに使用されている電磁式巻線トランスは、特殊コ
アによる横型構造のトランスを用いることにより薄型化
に対応してきているが、絶縁耐圧の確保のため小型・薄
型化には限度があり、またコアロスや細い銅線を使用す
ることによる巻線ロスが大きく、そのため効率が低いと
いう欠点がある。
【0004】これに対し、圧電トランスはチタン酸ジル
コン酸鉛(PZT)などの圧電セラミック材料またはニ
オブ酸リチウムなどの圧電結晶材料に1次側(入力側)
および2次側(出力側)の電極を付け、1次側電極に圧
電トランスの共振周波数近傍の交流電圧を印加して圧電
トランスを機械的に振動させ、この機械的振動を圧電効
果により変換して2次側電極から高圧電力として取り出
すものである。そして、電磁トランスよりも小型化、特
に薄型化を実現でき、また高い変換効率を達成すること
ができるという特徴を持つ。
【0005】以下に、図面を参照しながら従来の圧電ト
ランスについて説明する。
【0006】図10は従来のローゼン型圧電トランス1
01の概観図であり、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)
などの圧電セラミック材料から成る矩形板105に、主
面のほぼ半分に相対して1次側(入力側)電極102、
および端面に2次側(出力側)電極103を付けて構成
している。同図中に矢印とPで示すように、矩形板10
5は1次側電極102を利用して予め厚み方向に分極さ
れており、2次側電極103を利用して予め長手方向に
分極されている。1次側電極102に圧電トランス10
1の共振周波数近傍の交流電圧を印加すると、圧電トラ
ンス101は長手方向に伸縮する機械的振動を起こし、
この機械的振動は圧電効果により高圧電圧に変換されて
2次側電極102から出力される。
【0007】図11は図10に示した圧電トランス10
1を横から見た側面図および変位分布と電荷分布を示す
図である。同図において、1次側電極102bを共通電
極として1次側電極102aと2次側電極103にそれ
ぞれ高電圧を印加することにより、それぞれ同図中に矢
印で示すように、1次側電極対102a、102bは矩
形板105を厚み方向に分極し、2次側電極対103、
102bは矩形板105を長手方向に分極する。分極
後、電極102bを共通電極として電極102aに矩形
板105の共振周波数近傍の交流電圧を印加すると、矩
形板105は同図中で示す変位分布を持つ長手方向の伸
縮振動を起こし、この機械的振動を圧電効果により高圧
電圧に変換して、2次側電極対103、102bより取
り出すことができる。この圧電トランスはローゼンによ
り発明されたものであるので、ローゼン型圧電トランス
と呼ばれる。また、この型の圧電トランスのうち、図1
1中に示した長手方向の変位分布のように、2分の1波
長の伸縮振動を励振しているものを、λ/2(1波長を
λで表わす)モードのローゼン型圧電トランスと呼ぶこ
ともある。λ/2モードのローゼン型圧電トランスは、
必要とされる高圧交流電圧の駆動周波数が決まると、そ
の周波数を共振周波数に持つ一番小さな圧電トランスで
あるので、一般的によく使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
圧電トランスでは、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)な
どの圧電セラミック材料から成る矩形板105の主面の
ほぼ半分に相対して1次側(入力側)電極102a、1
02bおよび端面に2次側(出力側)電極103を付け
て構成している。図12は図10に示した圧電トランス
の1次側から見た入力アドミッタンスの周波数特性であ
る。同図からわかるように、従来のλ/2モードのロー
ゼン型圧電トランスでは、基本の振動モードであるλ/
2(1/2波長)振動モードとともにλ(1波長)振動
モードも強勢に励振することができる。
【0009】従って、矩形波などの多くの周波数成分を
含んだ交流電圧で駆動すると、基本の振動モードである
λ/2(1/2波長)振動モードと共にλ(1波長)振
動モードも強勢に励振してしまう。これによりλ/2振
動モードとともにλ振動モードの振動による歪みおよび
応力が重畳され、圧電トランスの歪みおよび応力が大き
くなり特性劣化や破壊などの信頼性低下をもたらすとい
う課題がある。
【0010】また、特開平9ー181371号公報に
は、1次側電極を長さ方向の一方端部から中央部を越え
て形成し、2次側電極を他方の端部に形成する圧電トラ
ンス素子が開示されている。この圧電トランス素子を図
13に示す。図14は図13に示した圧電トランスの1
次側から見た入力アドミッタンスの周波数特性である。
このように、1次側電極を中央部を越えて形成すること
により、λ振動モードの誘起電荷が一部キャンセルされ
る。しかしながら、この構造ではλ振動モードの抑制効
果が小さいため、実際には、λ(1波長)振動モードの
振動も励振してしまう。そのため、基本の振動モードで
あるλ/2(1/2波長)振動モードだけを強勢に励振
することができない。
【0011】その結果、従来のローゼン型圧電トランス
と同様に、出力交流電圧波形が正弦波でなくなり高周波
を含んだ交流電圧となる。負荷によっては正弦波駆動が
必要な場合があり、高周波成分は負荷の信頼性低下や回
路効率の低下をもたらし、外部に対して不要電磁波を放
射するという課題も有する。
【0012】さらに、特開平9ー74236号公報に
は、λ/2モードの圧電トランスとして、中央駆動型の
圧電トランス素子が開示されている。この圧電トランス
素子を図15に示すが、中央部に厚さ方向に分極された
駆動部を有し、駆動部の両側に端部に向かい長手方向に
分極された発電部を両側に有する構造である。図16は
図15に示した圧電トランスの1次側から見た入力アド
ミッタンスの周波数特性である。同図からわかるよう
に、このタイプのλ/2モードのローゼン型圧電トラン
スでは、基本の振動モードであるλ/2(1/2波長)
振動モードだけを強勢に励振することができるという点
で優れている。
【0013】しかしながら、この構造の圧電トランスで
は、2次側出力端が素子の両端に配置される。そのた
め、両方の端子結線したとき、高電圧の配線を回路上に
形成しなければならず、不要電磁波を放射するという課
題があった。また、配線により、浮遊容量による特性の
変動が起こる。さらに、2箇所の振動の腹の部分から電
気接続を取らなければならず、振動の阻害による効率の
低下といった問題も有する。
【0014】そのため、これを回避するために、一方の
出力端のみを用いる場合、他方の2次側端子には、素子
の信頼性、安全性のためにも負荷を接続するか、グラン
ドに接続する必要があった。このとき、負荷接続による
回路効率の低下、さらに、両端での出力電圧が異なるこ
とで、圧電トランス素子の信頼性の低下といった問題が
あった。
【0015】本発明は、このような従来の圧電トランス
の有する上記課題を考慮して、λ振動モードの振動を抑
制し、λ/2振動モードのみを励振することによって、
振動中の歪みおよび応力を低減し、信頼性の高い圧電ト
ランスを提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、長手方向もしくは横手方向を主方向
とし、圧電材料から成る矩形板と、前記矩形板の厚み方
向に相対する面にそれぞれ形成され、その少なくとも一
方が前記矩形板の前記主方向の中央部を覆い、かつその
前記主方向に垂直な端部が前記矩形板の前記主方向に垂
直な端部と重ならないように配置された、一組の1次側
電極と、前記矩形板に形成された一組の2次側電極とを
備え、前記1次側電極に印加された交流電圧によって、
前記矩形板が前記主方向に伸縮する2分の1波長の機械
的振動を起こし、それによって前記2次側電極から電圧
を出力することを特徴とする圧電トランスである。
【0017】さらに、本発明の圧電トランスにおいて、
1次側電極の中心部からの範囲を矩形板の主方向の長さ
の4分の1以下の範囲に設定することにより。高い効率
で冷陰極管の点灯が行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態におけるλ/2モードの圧電トランスの概
観図であり、図2は図1に示した圧電トランス1を横か
ら見た側面図および圧電トランス動作時の変位分布と電
荷分布を示す図である。図1、2において、圧電トラン
ス1は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セ
ラミック材料またはニオブ酸リチウムなどの圧電単結晶
材料から成る矩形板5と、その一主面の中心線4とそれ
自身の中心線が実質的に一致するように1次側(入力
側)電極として形成された電極2aと、前記一主面の反
対面に電極2aに対応して共通電極として形成された電
極2bと、長手方向と垂直な端面、すなわち前記主面の
一方の短辺側の面に2次側(出力側)電極として形成さ
れた電極3とで構成されている。なお、電極2a、2b
の長さは矩形板5の長さより短くなっており、その端部
は前記主面の短辺と重ならないようになっている。電極
2a、2b、3は銀、ニッケル、金等の金属から成り、
蒸着、スパッタ、印刷、メッキ等の工法で形成されてい
る。
【0020】矩形板5の材料が圧電セラミックの場合に
は、電極2bを共通電極として電極2aと電極3にそれ
ぞれ適切な直流高電圧を印加することにより、図1、2
中に矢印で示すように、1次側電極対2a、2bを用い
て矩形板5を厚み方向に、2次側電極対3、2bを用い
て矩形板5を長手方向にそれぞれ分極しておいてやる必
要がある。矩形板5の材料が圧電単結晶材料の場合は分
極しておく必要はない。
【0021】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。電極2bを共通電極として電極2aに矩形板5
の共振周波数近傍の交流電圧を印加すると、矩形板5は
長手方向に伸縮する機械的共振振動を起こし、この機械
的振動を圧電効果により高圧電圧に変換して、2次側電
極対3、2bより取り出すことができる。
【0022】図2は、図1に示したλ/2振動モードの
圧電トランス1の動作時(振動励振時)の長手方向に伸
縮する機械的振動の変位分布と振動により誘起される電
荷分布を示す図である。これに対し、図3は、図1に示
したλ/2振動モードの圧電トランス1と同様の配置の
λ振動モードの圧電トランスの動作時の長手方向に伸縮
する機械的振動の変位分布と振動により誘起される電荷
分布を示す図である。図2および図3においては、変位
分布および電荷分布は共に、横軸の方向は圧電トランス
1の長手方向と一致させ、原点は矩形板5の中心と一致
させて表示している。図2の圧電トランスと図3の圧電
トランスは同じ構造のものであり、振動モードの違いを
表している。なお、図3中の符番は図2との比較を考慮
して図2のものと同じとしてある。図2と図3からわか
るように、λ/2モードの誘起電荷は図2に示すように
全域で同一符号となり、λモードの誘起電荷は図3に示
すように中央部で符号が変化する。従って、1次側電極
を従来の圧電トランスのように主面の片側のほぼ半分に
形成した場合には、λ/2モードおよびλモードの両方
の振動を同様に励振することができるため、矩形波など
の多くの周波数成分を含んだ交流電圧で駆動すると、基
本の振動モードであるλ/2振動モードと共にλ(1波
長)振動モードも強勢に励振してしまう。そこで、本実
施の形態では、図1に示したように圧電トランス1の主
面のほぼ中央部に1次側電極2を形成している。そこ
で、λ/2モードの振動による1次側電極の誘起電荷量
は大きくなるが、λモードの電荷は電極部内である圧電
トランス5の中央線8で符号が変化するためにほぼ打ち
消し合って誘起電荷量は小さくなり、その結果、基本の
振動モードであるλ/2振動モードは強勢励振できる
が、λ振動モードはわずかにしか励振できないようにな
る。
【0023】図4は図1に示した圧電トランス1の1次
側から見た入力アドミッタンスの周波数特性である。従
来のλ/2モードのローゼン型圧電トランスでは基本の
振動モードであるλ/2モードとともにλモードもとも
に強勢に励振しているが、図4からわかるように、本実
施の形態におけるλ/2モードの圧電トランス1では、
基本の振動モードであるλ/2モードのみを強勢に励振
している。従って、矩形波などの多くの周波数成分を含
んだ交流電圧で駆動しても、基本の振動モードであるλ
/2振動モードのみを強勢に励振することができる。こ
れにより、圧電トランスの歪みおよび応力が多振動モー
ドの同時励振により重畳されて大きくなることを防止す
ることができるため、特性劣化や破壊などの信頼性低下
をもたらすという課題を克服して信頼性の高い圧電トラ
ンスを実現できる。また、出力交流電圧波形が正弦波と
なり負荷の信頼性低下や回路効率の低下を防止でき、外
部に対して不要電磁波を放射するという課題を克服する
ことができる。その結果、効率と信頼性が高く、不要電
磁波の放射の少ない、しかも負荷に損傷を与えない駆動
ができる圧電トランスを実現できる。
【0024】さらに、本発明では、圧電セラミックスの
場合、一方の端部にのみ2次側電極を形成し、この電極
を用いて分極を行っている。他の一方では振動により電
圧を発生することがない、そのために、他の一方の端部
で高電圧が発生しない。その結果、負荷接続による効率
の低下や、2次側両端を接続することによる不要電磁波
の放射および、特性のアンバランスによる素子の信頼性
低下の問題、振動の阻害による回路効率の低下といった
課題を克服することもできる。
【0025】なお、本発明の一組の2次側電極は、上述
した本実施の形態においては、一方の電極を1次側電極
の一方と共通電極とし、他の一方の電極が矩形板の長手
方向と垂直な端面に形成されているとして説明したが、
これに限らず、共通電極化しなくてもよく、あるいは共
通電極はそのままとして前記他の一方の電極を矩形板の
主面上で前記長手方向と垂直な端面近傍に形成されてい
るとしてもよい。これらの場合、圧電トランスとして
は、若干の昇圧比の変化はあるが、同様の効果が得られ
る。
【0026】また、本発明の一組の1次側電極は、上述
した本実施の形態においては、矩形板の主面の長手方向
の中央部に実質的に配置されているとして説明したが、
中央部から多少ずれていても同様の効果が得られる。
【0027】なお、矩形板の全長に対して1次側電極の
割合を大きくしていくと、同じ負荷を用いた場合におい
ても、効率が変化が生じる。冷陰極管を効率よく点灯す
るためには、1次側電極の中央部を超えた範囲は全長の
4分の1以下に設定することが望ましい。
【0028】さらに、1次側電極が左右端部からの後退
する範囲は、大きくても、全長の4分の1とすることに
より、従来の圧電トランスよりも高効率で出力を得るこ
とが出来る。
【0029】なお、1次側電極の上の電極を中心部に対
し非対称に形成することにより、他の振動モードについ
ても抑制を行えるという効果も得られる。
【0030】また、1次側電極の上の電極は、上述した
左右両端部からは離されているが、残る前後の両端部に
は接続されていることが望ましい。
【0031】また、矩形板の構造は積層体で作ることも
出来るが、非積層体で一体構造とすることが望ましい。
【0032】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。図5は本発明
の第2の実施の形態におけるλ/2モードの圧電トラン
スの概観図である。同図において、圧電トランス20
は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セラミ
ック材料またはニオブ酸リチウムなどの圧電単結晶材料
から成る矩形板9と、その主面に相対して1次側(入力
側)電極として形成された電極6aおよび電極6b(反
対面の電極6bは、ここでは図示されていないが反対面
に形成されている)と、電極6aが形成されている面上
で長手方向と垂直な端面、すなわち前記主面の一方の短
辺側の面の近傍に2次側(出力側)電極として形成され
た電極7とで構成されている。なお、電極6aまたは6
bの少なくとも1つは、1端を矩形板の端面から後退さ
せるとともに、他端を矩形板の中心線8を越えて形成さ
れている。そして、これらの電極6a、6b、7は銀、
ニッケル、金等の金属から成り、蒸着、スパッタ、印
刷、メッキ等の工法で形成されている。
【0033】矩形板9の材料が圧電セラミックの場合に
は、電極6bを共通電極として電極6aと電極7にそれ
ぞれ適切な直流高電圧を印加することにより、図5に矢
印と記号Pで示すように、1次側電極対6a、6bは矩
形板9を厚み方向に、2次側電極対7、6bは矩形板9
を長手方向にそれぞれ分極しておいてやる必要がある。
矩形板9の材料が圧電単結晶材料の場合は分極しておく
必要はない。
【0034】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。電極6bを共通電極として電極6aに矩形板9
の共振周波数近傍の交流電圧を印加すると、矩形板9は
長手方向に伸縮する機械的共振振動を起こし、この機械
的振動を圧電効果により高圧電圧に変換して、2次側電
極対7、6bより取り出すことができる。
【0035】λ/2モードの圧電トランス20の動作時
(振動励振時)の長手方向に伸縮する機械的振動の変位
分布と振動により誘起される電荷分布との関係は図2と
同様であり、λ/2振動モードの圧電トランス20と同
様の配置のλ振動モードの圧電トランスの動作時の長手
方向に伸縮する機械的振動の変位分布と振動により誘起
される電荷分布との関係は図3と同様である。従って、
第1の実施の形態の場合と同様に、1次側電極を従来の
圧電トランスのように主面の片側のほぼ半分に形成した
場合には、λ/2モードおよびλモードの両方の振動を
同様に励振することができるため、矩形波などの多くの
周波数成分を含んだ交流電圧で駆動すると、基本の振動
モードであるλ/2振動モードと共にλ(1波長)振動
モードも強勢に励振してしまう。本実施の形態では、1
次側電極6aまたは6bの少なくとも1つが、1端を矩
形板の端面から後退させるとともに、他端を矩形板の中
心線8を越えさせるように形成されている。そこで、λ
/2モードの振動による1次側電極の誘起電荷量は全電
極領域で重畳されて大きくなるが、λモードの電荷は電
極部内である圧電トランス20の中央線8で符号が変化
するために一部打ち消し合って誘起電荷量は小さくな
り、その結果、基本の振動モードであるλ/2振動モー
ドは強勢励振できるが、λ振動モードはわずかにしか励
振できないようになる。
【0036】図6は図5に示した圧電トランス20の1
次側から見た入力アドミッタンスの周波数特性である。
従来のλ/2のローゼン型圧電トランスでは基本の振動
モードであるλ/2モードとともにλモードもともに強
勢に励振しているが、図6からわかるように、本実施の
形態におけるλ/2モードの圧電トランス20では、基
本の振動モードであるλ/2モードのみを強勢に励振し
ており、λモードはわずかにしか励振できない。従っ
て、矩形波などの多くの周波数成分を含んだ交流電圧で
駆動しても、基本の振動モードであるλ/2振動モード
のみを強勢に励振することができる。これにより、圧電
トランスに多振動モードを同時に励振することによる歪
みおよび応力が重畳により大きくなることを防止するこ
とができるため、特性劣化や破壊などの信頼性低下をも
たらすという課題を克服して信頼性の高い圧電トランス
を実現できる。また、出力交流電圧波形が正弦波となり
負荷の信頼性低下や回路効率の低下を防止でき、外部に
対して不要電磁波を放射するという課題を克服すること
ができる。その結果、効率と信頼性が高く、不要電磁波
の放射の少ない、しかも圧電トランスの負荷に損傷を与
えない駆動ができる圧電トランスを実現できる。
【0037】さらに、本発明では、圧電セラミックスの
場合、一方の端部にのみ2次側電極を形成し、分極を行
っているため、他の一方、つまり電極を後退させた部分
では振動により電圧を発生することがない。そのため、
他の一方の端部で高電圧が発生しない。その結果、負荷
接続による効率の低下や、2次側両端を接続することに
よる不要電磁波の放射および、特性のアンバランスによ
る素子の信頼性低下の問題、振動の阻害による回路効率
の低下といった課題を克服することもできる。
【0038】なお、本発明の一組の2次側電極は、上述
した本実施の形態においては、一方の電極を1次側電極
の一方と共通電極とし、他の一方の電極が矩形板の主面
上で前記長手方向と垂直な端面近傍に形成されていると
して説明したが、これに限らず、共通電極化しないでも
よく、あるいは共通電極はそのままとして前記他の一方
の電極を矩形板の長手方向と垂直な端面に形成されてい
るとしてもよい。これらの場合、圧電トランスとして
は、若干の昇圧比の変化はあるが、同様の効果が得られ
る。
【0039】なお、1次側電極の全長に対する割合を大
きくしていくと、同じ負荷を用いた場合においても、効
率が変化が生じる。冷陰極管を効率よく点灯するために
は、1次側電極の中央部を超えた範囲は全長の4分の1
以下に設定することが望ましい。
【0040】さらに、端部からの後退する範囲は、大き
くても、全長の4分の1とすることにより、従来の圧電
トランスよりも高効率で出力を得ることが出来る。な
お、1次側電極を中心部に対し非対称に形成することに
より、他の振動モードについても抑制を行えるという効
果も得られる。
【0041】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図面を参照して説明する。図7は本発明
の第3の実施の形態におけるλ/2モードの圧電トラン
スの支持構造を示す断面図および圧電トランス動作時の
変位分布を示す図である。同図において、圧電トランス
30は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セ
ラミック材料またはニオブ酸リチウムなどの圧電単結晶
材料から成る矩形板15と、その一主面の中心線とそれ
自身の中心線が実質的に一致するように1次側(入力
側)電極として形成された電極10aと、前記一主面の
反対面に電極10aに対応して共通電極として形成され
た電極10bと、長手方向と垂直な端面、すなわち前記
主面の一方の短辺側の面に2次側(出力側)電極として
形成された電極11とで構成されている。すなわち、本
実施の形態における圧電トランス30と、上述した第1
の実施の形態における圧電トランス1との構成上の違い
は、本実施の形態における圧電トランス30が支持体1
2、13によってケース14に収められている点であ
る。したがって、第1の実施の形態と同様の事項につい
ては、説明を省略する。また、特に説明のないものにつ
いては、第1の実施の形態と同じとする。
【0042】図7中にλ/2モードの圧電トランス30
の動作時(振動励振時)の長手方向に伸縮する機械的振
動の変位分布を示す。これに対し、図8は、図7に示し
たλ/2振動モードの圧電トランス30と同様の配置の
λ振動モードの圧電トランスの動作時の長手方向に伸縮
する機械的振動の変位分布を示す図である。図7に示す
ようにλ/2モードの振動変位は圧電トランス30の中
央で0になるので、中央部で支持すれば振動阻害を極力
抑えた支持構造を実現することができる。ここでは、圧
電トランス30をケース14に納め支持体12で両側か
ら挟み込むことにより支持している。また、一点支持で
は圧電トランス30の姿勢が不安定になるので、圧電ト
ランス30の長手方向に垂直な各端面から圧電トランス
30の長さの1/4の距離のところ以外を支持体13で
上下両側から挟み込むことにより支持している。ここで
は、圧電トランス30の両側を支持しているが片側だけ
でもよい。また、ここでは振動阻害を小さくするために
支持体13は支持体12よりも弾性が大きい(柔らか
い)ものを使用している。また、振動阻害を小さくする
ために支持体13の支持幅を大きくして、支持体12の
支持幅を小さくしてもよい。
【0043】図8に示すように圧電トランス30をλ振
動モードで駆動した時の変位分布は、圧電トランス30
の長手方向に垂直な各端面から圧電トランス30の長さ
の1/4の距離のところで0になる。従って、λモード
の振動変位の大きい中央部で圧電トランス30を支持す
ればλモードの振動を極力抑えた支持構造を実現するこ
とができる。また、圧電トランス30の長手方向に垂直
な各端面から圧電トランス30の長さの1/4の距離の
ところ以外を支持体13で上下両側から挟み込むことに
より、λ/2モードの振動とλモードの振動への支持の
影響を同程度にすることができる。つまり、図7に示す
ように圧電トランス30の中央部と長手方向に垂直な各
端面から圧電トランス30の長さの1/4の距離のとこ
ろ以外を支持することにより、λ/2モードのみの振動
阻害を抑え、λモードの振動を抑制した支持構造を実現
することができる。
【0044】なお、λ/2モードの振動への支持の影響
を極力抑えるためには、長手方向のλ/2モードの振動
の節、λモードの振動の腹の近く、つまり、中心部から
長さの1/4の距離の範囲内で支持を行うことが望まし
い。
【0045】図9は図7に示した圧電トランス30の1
次側から見た入力アドミッタンスの周波数特性である。
従来のλ/2のローゼン型圧電トランスでは基本の振動
モードであるλ/2モードとともにλモードもともに強
勢に励振しているが、図9からわかるように、本発明で
は基本の振動モードであるλ/2モードのみを強勢に励
振しており、λモードはわずかにしか励振できない。従
って、矩形波などの多くの周波数成分を含んだ交流電圧
で駆動しても、基本の振動モードであるλ/2振動モー
ドのみを強勢に励振することができる。これにより、圧
電トランスの歪みおよび応力が大きくなることを防止す
ることができるため、特性劣化や破壊などの信頼性低下
をもたらすという課題を克服して信頼性の高い圧電トラ
ンスを実現できる。また、出力交流電圧波形が正弦波と
なり負荷の信頼性低下や回路効率の低下を防止でき、外
部に対して不要電磁波を放射するという課題を克服する
ことができる。その結果、効率と信頼性が高く、不要電
磁波の放射の少ない、しかも圧電トランスの負荷に損傷
を与えない駆動ができる圧電トランスを実現できる。
【0046】なお、本発明の一組の2次側電極は、上述
した本実施の形態においては、一方の電極を1次側電極
の一方と共通電極とし、他の一方の電極が矩形板の長手
方向と垂直な端面に形成されているとして説明したが、
これに限らず、共通電極化してなくてもよく、あるいは
共通電極はそのままとして前記他の一方の電極を矩形
板の主面上で前記長手方向と垂直な端面近傍に形成され
ているとしてもよい。これらの場合、圧電トランスとし
ては、若干の昇圧比の変化はあるが、同様の効果が得ら
れる。
【0047】また、本発明の一組の1次側電極は、上述
した本実施の形態においては、矩形板の主面の長手方向
の中央部に実質的に配置されているとして説明したが、
第2の実施の形態における圧電トランス20のように、
1次側電極を矩形板の中央部からずらして形成しても、
上述した支持構造により同様の効果が得られる。
【0048】なお、本発明の矩形板の主方向は、上述し
た第1〜第3の実施の形態においては、前記矩形板の主
面の短辺に垂直な方向、すなわち、前記矩形板の長手方
向として説明したが、これに限らず、前記矩形板の主面
の長辺に垂直な方向、すなわち、前記矩形板の横手方向
であるとしてもよい。
【0049】また、本発明の1次側電極の下部の電極2
bを、図17に示すように、主方向を基準とする両端部
の内、分極の無い方の端部に達していてもかまわない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したところからあきらかなよう
に、本発明は、λ振動モードの振動を抑制し、λ/2振
動モードのみを励振することによって、振動中の歪みお
よび応力を低減し、信頼性の高い圧電トランスを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスの概観図。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスの側面図および変位分布と電荷分布を
示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスと同様の配置のλ振動モードの圧電ト
ランスの側面図および変位分布と電荷分布を示す図。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスのアドミッタンスの周波数特性図。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスの概観図。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスのアドミッタンスの周波数特性図。
【図7】本発明の第3の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスの断面図および変位分布を示す図。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスと同様の配置のλ振動モードの圧電ト
ランスの側面図および変位分布を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるλ/2モー
ドの圧電トランスのアドミッタンスの周波数特性図。
【図10】従来のλ/2モードのローゼン型圧電トラン
スの概観図。
【図11】従来の圧電トランスの側面図および変位分布
と電荷分布を示す図。
【図12】従来のローゼン型圧電トランスのアドミッタ
ンスの周波数特性図。
【図13】従来の圧電トランスの構造を示す説明図。
【図14】従来の圧電トランスのアドミッタンスの周波
数特性図。
【図15】従来の圧電トランスの構造を示す説明図。
【図16】従来の圧電トランスのアドミッタンスの周波
数特性図。
【図17】本発明の別の実施の形態における圧電トラン
スの概観図。
【符号の説明】
1、20、30 圧電トランス 2a、2b、6a、6b、10a、10b 電極 3、7、11 電極 4、8 中心線 5、9、15 矩形板 12 支持体 13 支持体 14 ケース

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向もしくは横手方向を主方向と
    し、圧電材料で構成される矩形板と、前記矩形板の厚み
    方向に相対する面にそれぞれ形成された一組の1次電極
    と、前記矩形板に形成された一組の2次電極とを備え、
    前記1次電極の少なくとも一方の電極は前記矩形板の前
    記主方向を基準としての中央部を覆い、かつ前記矩形板
    の前記主方向を基準としての左右両端部と重ならないよ
    うに配置され、また、前記2次側電極のそれぞれの電極
    は一個の電極部材で形成されており、前記1次側電極に
    印加された交流電圧によって、前記矩形板が前記主方向
    に伸縮する2分の1波長の機械的振動を起こし、それに
    よって前記2次側電極から電圧を出力することを特徴と
    する圧電トランス。
  2. 【請求項2】 長手方向もしくは横手方向を主方向と
    し、圧電材料で構成される矩形板と、前記矩形板の厚み
    方向に相対する面にそれぞれ形成された一組の1次電極
    と、前記矩形板に形成された一組の2次電極とを備え、
    前記1次電極の少なくとも一方の電極は前記矩形板の前
    記主方向を基準としての中央部を覆い、かつ前記矩形板
    の前記主方向を基準としての左右両端部と重ならないよ
    うに配置され、また、前記中央部を覆う電極によって覆
    われていない、前記矩形板の左右2つのエリアのうち一
    方のみしか主方向への分極が存在せず、前記2次電極の
    一方の電極はその分極のある側の矩形板に配置され、前
    記1次側電極に印加された交流電圧によって、前記矩形
    板が前記主方向に伸縮する2分の1波長の機械的振動を
    起こし、それによって前記2次側電極から電圧を出力す
    ることを特徴とする圧電トランス。
  3. 【請求項3】 前記圧電材料は、圧電セラミックであ
    り、前記矩形板は、前記1次側電極を利用して前もって
    前記厚み方向に、また前記2次側電極を利用して前もっ
    て前記主方向にそれぞれ分極されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の圧電トランス。
  4. 【請求項4】 前記主方向は前記長手方向であることを
    特徴とする請求項1、2または3に記載の圧電トラン
    ス。
  5. 【請求項5】 前記一組の1次側電極のうちの一方は、
    前記一組の2次側電極のうちの一方を兼ねることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の圧電トランス。
  6. 【請求項6】 前記一組の2次側電極のうちの他の一方
    は、前記矩形板の前記主方向を基準としての左右両端部
    の側面に形成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の圧電トランス。
  7. 【請求項7】 前記一組の2次側電極のうちの他の一方
    は、前記矩形板の前記1次電極の一方が形成された面上
    で、且つ前記矩形板の前記主方向を基準としての端部近
    傍に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の
    圧電トランス。
  8. 【請求項8】 前記一組の1次側電極は、いずれの電極
    も前記矩形板の前記主方向を基準としての中央部に配置
    されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載の圧電トランス。
  9. 【請求項9】 前記一組の1次側電極の一方の電極が前
    記中央部を、対応する前記2次電極の一方の電極側へ
    超えた範囲は、大きくても、前記矩形板の主方向の長さ
    の4分の1であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の圧電トランス。
  10. 【請求項10】 前記中央部を覆っている前記1次側電
    極の一方の電極が、前記矩形板の前記左右両端部からそ
    れぞれ後退している各範囲は、大きくても、前記矩形板
    の主方向の長さの4分の1であることを特徴とする請求
    項1〜9に記載の圧電トランス。
  11. 【請求項11】 前記中央部を覆っている前記1次側電
    極の一方の電極は、前記中央部を基準として前記主方向
    に左右対称では無いことを特徴とする請求項1〜10に
    記載の圧電トランス。
  12. 【請求項12】 前記中央部を覆っている前記1次側電
    極の一方の電極は、前記主方向に直角方向を基準として
    の、前記矩形板の両側端部にそれぞれ到達下状態で配置
    されていることを特徴とする請求項1〜11に記載の圧
    電トランス。
  13. 【請求項13】 前記矩形板は、実質的に前記主方向の
    中央部にて支持されていることを特徴とする請求項1〜
    12のいずれかに記載の圧電トランス。
  14. 【請求項14】 前記矩形板は、前記矩形板の前記主方
    向に垂直な各端部から前記矩形板の長さの実質的に4分
    の1の距離の位置以外の位置においても支持されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の圧電トランス。
  15. 【請求項15】 前記矩形板は、積層されて作られたも
    のではなく、一体型板であることを特徴とする請求項1
    〜14記載の圧電トランス。
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