JPH11153991A

JPH11153991A - 電子譜めくり装置

Info

Publication number: JPH11153991A
Application number: JP9362002A
Authority: JP
Inventors: Hisao Shirato; 久夫白戸
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-11-20
Filing date: 1997-11-20
Publication date: 1999-06-08

Abstract

(57)【要約】【課題】従来、楽譜の譜めくりは、歌い手や演奏者自
身、又は、譜めくりを行う補助者によりなされてきた。
しかし、演奏者自身が譜めくりを行う場合、楽器から一
時的に手を離さなければならず、煩わしいこと、また、
譜めくりを行う補助者は、譜めくりの時機を間違えては
いけないため、緊張を強いられるなどの欠点があった。
本発明は、この譜めくりの煩わしさを解消することを目
的とする。【解決手段】本発明は、蝶番を介した見開き左右ページ
にそれぞれ、譜面を表示する画面を設け、情報処理装
置、画面表示装置、記憶装置、電源装置を内蔵し、折り
たためるようになっている電子譜めくり装置を設け、音
声や楽器の発する最初の音を検知し、あらかじめ設定で
きる速度に対応した時間を経過すると、譜面を自動的に
更新することができ、又、譜面の１ページ毎に、譜面更
新を手動で行うことができるほか、さらに、内蔵の情報
処理装置により、音声や楽器の発する音程を識別し、譜
面上の発声箇所や演奏箇所を判定して、自動的に譜めく
りを行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、蝶番を介した見
開き左右ページにそれぞれ、譜面を表示する画面を設
け、情報処理装置、画面表示装置、記憶装置、電源装置
を内蔵し、折りたためるようになっている、電子譜めく
り装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、楽譜の譜めくりは、歌い手や演奏
者自身、又は、譜めくりを行う補助者によりなされてき
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。（イ）演奏者自身が譜めくりを行う場合、楽器から一時
的に手を離さなければならず、煩わしかった。（ロ）譜めくりを行う補助者は、譜めくりの時機を間違
えてはいけないため、緊張を強いられる。本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】蝶番を介した見開き左右
ページにそれぞれ、譜面を表示する画面を設け、情報処
理装置、画面表示装置、記憶装置、電源装置を内蔵する
ハードウェアを設け、別途ソフトウェアにより、譜面の
読み込み、譜面更新動作を自動で行う。本発明は、以上
のような構成よりなる電子譜めくり装置である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。電子譜めくり装置のメニュー画面で、選曲
及び速度の設定を行う。その後、左画面と右画面に、そ
れぞれ譜面の１ページ目と２ページ目が表示される。音
声や楽器の最初の音を検知すると、情報処理装置内の時
刻計数が開始され、あらかじめ設定した速度で、譜面上
の時間が経過すると、２ページ目に移った頃、左画面の
１ページ目は３ページ目に更新される。その後、右画面
の２ページ目が終了して左画面の３ページ目に移った
頃、右画面の２ページ目は４ページ目に更新される。こ
のように次々と画面上の譜面が更新され譜めくりが行わ
れる。また、譜めくりは、更新スイッチにより手動で１
ページ毎に行うこともできるようになっているため、練
習時などでも困らない。さらに、内蔵情報処理装置によ
り、音声や楽器などの発する音程を識別し、譜面上の発
声箇所や演奏箇所を判定して、自動的に譜めくりを行う
モードも選択できる。譜面はソフトウェアで規定される
一定の様式で、本体内記憶装置に内蔵されるが、パソコ
ンなどの外部装置を用い、本体内記憶装置の記憶内容を
変更することができる。さらに、個人が作曲した楽曲
も、本体内記憶装置に記憶させることも可能である。ま
た、本体装置に対して、有線又は赤外線や無線によるイ
ンターフェイスを用い、譜面や譜面更新信号を、外部装
置から送ることが可能なので、オーケストラなど複数の
演奏者がいるような場合でも、譜めくりを同時に行うこ
とが可能である。本体はバッテリを内蔵し、長時間にわ
たり作動可能であるが、別途ＡＣ電源による作動も可能
である。

【０００６】

【発明の効果】電子譜めくり装置が譜面の更新を自動的
におこなうため、譜めくりの煩わしさが無くなった。オ
ーケストラなど複数の演奏者がある場合でも、譜めくり
を同時に行うことができ、便利となった。電子譜めくり
装置本体は折りたたむことができ、薄型で、軽量コンパ
クトなため、従来の製本された楽譜と同様、持ち運ぶこ
とができる。本装置は、電子譜めくり装置として利用す
る他、電子ブックとして、本のページをめくる装置とし
て利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【符号の説明】

１左画面２右画面３左画面更新スイッチ４右画面更新スイッチ５画面機能用スイッチ６音検知マイク

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】蝶番を介した見開き左右ページにそれぞ
れ、譜面を表示する画面を設け、情報処理装置、画面表
示装置、記憶装置、電源装置を内蔵し、折りたためるよ
うになっている電子譜めくり装置。
【請求項２】音声や楽器の発する最初の音を検知し、
あらかじめ設定できる速度に対応した時間を経過する
と、譜面を自動的に更新することができ、又、譜面の１
ページ毎に、譜面更新を手動で行うことができる電子譜
めくり装置。
【請求項３】内蔵の情報処理装置により、音声や楽器
の発する音程を識別し、譜面上の発声箇所や演奏箇所を
判定して、自動的に譜めくりを行う電子譜めくり装置。