JP2016051150A - 演奏支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】オーケストラにおける複数の演奏者による演奏や単独の演奏者による演奏の準備を効率良く行えるようにする。【解決手段】演奏支援端末20は、互いの一端部が蝶番により回動自在に連結された第1及び第2の筐体21及び22を有している。第1の筐体21には、第1のタッチパネルディスプレイ211が設けられている。第2の筐体22には、第2のタッチパネルディスプレイ221が設けられている。第1及び第2のタッチパネルディスプレイ211及び221には楽譜データの楽譜の画像が表示されるようになっている。【選択図】図1

Description

本発明は、オーケストラなどの多数人による演奏を支援する技術に関する。
この種の技術を開示した文献として、特許文献1がある。この文献1に開示された演奏支援システムは、サーバ装置と、指揮者端末装置と、複数の演奏者端末装置とを有する。この演奏支援システムのサーバ装置は、演奏曲の楽譜データを格納した楽譜記憶手段、及び演奏曲の演奏音を記録した演奏データを格納した演奏記憶手段を有している。このサーバ装置は、複数の演奏者による演奏の最中に、演奏音を演奏データとして演奏記憶手段に記憶するとともに、演奏曲における各演奏箇所を楽譜データに時刻情報として追記する。そして、演奏の終了後は、再生開始位置入力部によって指示された再生開始位置から演奏データを再生して出力するようになっている。
特開2013‐200455号公報
ところで、オーケストラの演奏の際は、指揮者が各楽器の演奏者に対して楽曲の演奏区間単位で楽器の弾き方を指示することが多い。例えば、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器であれば、指揮者や演奏の指導者が、弓を上に滑らせる「アップ」と弓を下に滑らせる「ダウン」の何れによって音を鳴らすのかを楽曲内の小節単位で指示し、各演奏者が各々の楽譜に指揮者や演奏の指導者の指示を書き込んで演奏に臨む。このように、各楽器の演奏者の楽器の弾き方を合わせることにより、調和のとれた演奏とすることができる。しかしながら、このような従来の手法では、楽器の弾き方を演奏区間ごとに書き記した楽譜をオーケストラの全ての演奏者に配布せねばならず、演奏の準備が煩わしくなるという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、オーケストラの演奏の準備を効率良く行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、楽曲の楽譜における一連のページの画像を示す楽譜データを記憶したサーバ装置と、板状をなす第1及び第2の筐体であって、互いの一端部が蝶番により回動自在に連結された第1及び第2の筐体と、前記第1及び第2の筐体における対向する各面に各々の表示面を露出させるようにして設けられた第1及び第2の表示手段と、通信手段と、記憶手段と、前記サーバ装置に記憶されている楽譜データを前記サーバ装置から前記通信手段を介して受信し、受信した楽譜データを前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段内の楽譜データに基づいて前記楽譜の各ページの画像データを生成し、生成した画像データを前記第1及び第2の表示手段に表示させる制御手段とを有する演奏支援端末とを具備する演奏支援システムを提供する。
この発明において、前記制御手段は、前記楽譜の各ページの画像データを参照順が連続する2ページ分の画像データ毎の各組にし、各組をなす画像データを前記第1及び第2の表示手段に1ページ分ずつ表示させるようにするとよい。また、この発明において、制御手段は、第1及び第2の表示手段のうち第1の表示手段にオーケストラ全体の楽譜を表示させるとともに、第2の表示手段に演奏楽器用の譜面を表示するなどの分割表示を行い、別々にページを切り替えるようにしてもよい。
また、踏込板と、前記踏込板が踏まれたことを検出するセンサとを有するフットペダルを具備し、前記制御手段は、前記フットペダルの前記センサによって前記踏込板が踏まれたことをが検出される度に、前記第1及び第2の表示画面を参照順が次の2ページ分の画像データの画面に切り替えるようにしてもよい。
また、複数個の前記演奏支援端末を具備し、前記演奏支援端末は、前記第1及び第2の表示装置の表示画面へのタッチ操作によって入力された書き込みを検出する検出手段を具備し、前記制御手段は、前記検出手段によって前記第1及び第2の表示画面への書き込みが検出されると、検出された書き込みを前記記憶手段内の楽譜データにおける前記書き込みがなされたページの画像に追記した新たな楽譜データを生成し、生成した新たな楽譜データを前記通信手段を介して前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記新たな楽譜データの送信元の演奏支援装置から前記新たな楽譜データを受信し、受信した楽譜データを当該サーバ装置のデータベースに記憶し、前記データベースに記憶した楽譜データを前記送信元の演奏支援装置以外の演奏支援装置からの要求に応じて送信するようにしてもよい。
また、前記第1及び第2の筐体の厚みを合わせた寸法と略同じ幅の連結板を具備し、前記第1の筐体の一端部及び前記第2の筐体の一端部は、前記連結板における幅方向に離間した縁部の各々に蝶番を介して連結されていてもよい。
本発明では、演奏支援端末は、互いの一端部が蝶番により回動自在に連結された第1及び第2の筐体を有している。第1の筐体には、第1の表示手段が設けられており、第2の筐体には、第2の表示手段が設けられており、第1及び第2の表示手段に楽譜データの楽譜の画像が表示されるようになっている。よって、オーケストラの演奏者は、演奏支援端末を譜面台に載せることにより、紙製の冊子の楽譜と同じように利用することができる。
また、本発明では、演奏支援端末は、通信手段と記憶手段を有している、演奏支援端末は、サーバ装置内の楽譜データを通信手段により受信し、受信した楽譜データを記憶手段に記憶し、この記憶手段内の楽譜データの楽譜画像を第1及び第2の表示手段に表示させるようになっている。よって、楽曲の指揮者は、各楽器の演奏者に対して楽曲の演奏区間単位で楽器の弾き方を指示する場合、自身の楽譜の各ページに楽器の弾き方を手書きしたものをスキャンしてサーバ装置にアップロードし、このサーバ装置内の楽譜データを各演奏者の演奏支援端末にダウンロードさせるようにすれば、各演奏者の楽譜に指揮者の指示を手書きしたものを準備する手間が省ける。従って、本発明によると、オーケストラの演奏の準備をより効率化することができる。
本発明の一実施形態である演奏支援システムの全体構成図である。 同システムにおけるサーバ装置に記憶される楽譜データのデータ構造を示す図である。 同システムにおける演奏支援端末の組み立て図である。 同システムにおける演奏支援端末の折り畳みの様子を示す図である。 同システムの動作を示すフローチャートである。 同システムにおける楽譜画像のページ進行の様子を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である演奏支援システム1の全体構成を示す図である。この演奏支援システム1は、サーバ装置10と複数の演奏支援端末20とから構成される。サーバ装置10は、本システム1の運用事業者らの管理の下に稼働するものである。演奏支援端末20は、オーケストラの演奏を行う複数の演奏者、演奏の指揮を行う指揮者、演奏の指導を行う指導者によって利用されるものである。
サーバ装置10は、通信インターフェース113、CPU115、RAM116、ROM117、ハードディスク118を有する。通信インターフェース113は、インターネット90に接続された装置との間でデータを送受信する。CPU115は、RAM116をワークエリアとして利用しつつ、ROM117やハードディスク118に記憶された各種プログラムを実行する。ROM117には、IPLなどが記憶されている。ハードディスク118には、データベース119が記憶されている。データベース119には、各楽曲の楽譜データと楽譜データをアップロードした指揮者、指導者、又は演奏者の識別情報の各対が記憶されている。
図2に示すように、1つの楽曲の楽譜データは、楽曲の楽譜の最初のページから最後のページまでの各ページの楽譜の画像を所定のフォーマット(例えば、PDF (Portable Document Format))により圧縮符号化したデータである。
図3は、図1の演奏支援端末20の組み立て図である。図3に示すように、演奏支援端末20は、第1の筐体21、第2の筐体22、及びこれらの間に介在する2つの連結板8、9からなる。筐体21及び22は、略同じ縦幅、横幅、及び厚みを持った板状をなしている。筐体21の一端面には、電源ボタン24が設けられている。連結板8及び9は、筐体21及び22の厚みを合わせた厚みと略同じ幅をもった板状をなしている。
第1の筐体21の一面には矩形状の開口が設けられている。第1の筐体21には、この開口から表示面を露出させるようにして第1のタッチパネルディスプレイ211が設けられている。第2の筐体22の一面には矩形状の開口が設けられている。第2の筐体22には、この開口から表示面を露出させるようにして第2のタッチパネルディスプレイ221が設けられている。タッチパネルディスプレイ211及び221は、情報を表示する表示手段としての役割と画面へのタッチ操作を検出する検出手段としての役割とを果たす装置である。
第1の筐体21及び第2の筐体22は連結板8及び9の蝶番を介して回動自在に連結されている。より具体的に説明すると、筐体21の縦幅方向の一端部における横幅方向の両縁から内側に離れた位置には縦幅方向の他端部の側に凹んだ凹部218及び219が設けられている。筐体21には、凹部218の内壁からその両側に延伸する孔218Hと凹部219の内壁からその両側に延伸する219Hが穿設されている。
第2の筐体22の縦幅方向の一端部における横幅方向の両縁から内側に離れた位置には縦幅方向の他端部の側に凹んだ凹部228及び229が設けられている。筐体22には、凹部228の内壁からその両側に延伸する孔228Hと凹部229の内壁からその両側に延伸する229Hが穿設されている。
連結板8には平行に延伸する2つの孔8Hが穿設されている。孔8Hは連結板8の幅方向に離間している。連結板9には平行に延伸する2つの孔9Hが穿設されている。孔9Hは連結板9の幅方向に離間している。
筐体21の凹部218及び筐体22の凹部228には連結板8が収められている。筐体21の凹部219及び筐体22の凹部229には連結板9が収められている。
連結板8の2つの孔8Hには2つの軸Sが通されている。連結板8の2つの軸Sのうち一方の軸Sは筐体21の孔218Hに挿入されており、他方の軸Sは筐体22の孔228Hに挿入されている。
連結板9の2つの孔9Hには2つの軸Sが通されている。連結板9の2つの軸Sのうち一方の軸Sは筐体21の孔219Hに挿入されており、他方の軸Sは筐体22の孔229Hに挿入されている。
図4に示すように、演奏支援端末20は、筐体21及び22をタッチパネルディスプレイ211及び221が正面を向くようにして伸展させた状態から一方の筐体21(または22)を回動させてタッチパネルディスプレイ211及び221を向い合せるようにして折り畳んだ状態にすることができる。この折り畳み状態では、筐体21及び22は、全体として、一枚板状となる。また、この折り畳み状態では、筐体21及び22間の連結板8及び9は筐体21及22と直交する向きになる。
図1に示すように、演奏支援端末20にはフットペダル70がケーブル80を介して接続される。なお、演奏支援端末20とフットペダル70をブルートウース(登録商標)などの無線通信により接続してもよい。フットペダル70は、踏込板71と、踏込板71を下から支持する台座部72と、踏込板71の踏込操作を検出して検出信号を出力するセンサ(不図示)とを有する。
演奏支援端末20の筐体21には、バッテリ212、無線通信部213、及び制御部214が内蔵されている。無線通信部213は、制御部214による制御の下、移動体通信網における基地局にアクセスし、インターネット90に接続されている他の装置とデータを送受信する。
制御部214は、演奏支援端末20の制御中枢としての役割を果たす装置である。制御部214は、筐体21内の信号線を介してタッチパネルディスプレイ211と接続されている。制御部214は、筐体21から連結板8を通って筐体22に至る信号線を介して筐体22のタッチパネルディスプレイ221と接続されている。
制御部214は、CPU215、RAM216、およびSSD(Solid State Drive)217を有する。CPU215は、RAM216をワークエリアとして利用しつつ、SSD217内の各種プログラムを実行する。SSD217には、OS(Operating System)、及び、本実施形態に特徴的な処理を行う制御プログラムが記憶されている。
制御プログラムの働きにより、CPU215は、楽譜データ受信処理、楽譜データ表示処理、楽譜データ更新処理、楽譜データ送信処理を行う。
楽譜データ受信処理は、タッチパネルディスプレイ211に表示されるメニュー画面において、サーバ装置10内における所望の楽曲の楽譜データのダウンロードを指示する操作が行われた場合に、選択された楽曲の楽譜データの送信を求めるメッセージをサーバ装置10に送信し、サーバ装置10から楽譜データを受信し、受信した楽譜データをSSD217に記憶する処理である。
楽譜データ表示処理は、タッチパネルディスプレイ211に表示されるメニュー画面において、SSD217内の所望の楽曲の楽譜データの再生を指示する操作が行われた場合に、SSD217内における選択された楽譜データに基づいて、楽譜の最初のページから最後のページまでの各ページの画像データを生成し、生成した画像データを参照順が連続する2ページ分の画像データ毎の組にし、各組をなす画像データをタッチパネルディスプレイ211及び221に順に表示させる処理である。
楽譜データ更新処理は、タッチパネルディスプレイ211及び221の表示画面へのタッチ操作によって楽譜内のページへのマークや注意書きの書き込みが検出されると、検出された書き込みを楽譜データにおける書き込みがなされたページの画像に追記した新たな楽譜データを生成し、生成した新たな楽譜データをSSD217に記憶する処理である。
楽譜データ送信処理は、タッチパネルディスプレイ211に表示されるメニュー画面において、SSD217内の所望の楽譜データのアップロードを指示する操作が行われた場合に、SSD217内における選択された楽譜データをサーバ装置10に送信する処理である。
次に、本実施形態の動作を説明する。図5は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、制御部214のCPU215は、制御プログラムの立ち上げ中に電源ボタン24が押下されると、スリープ状態から復帰し、タッチパネルディスプレイ211にメニュー画面を表示させる。このメニュー画面は、楽譜ダウンロード、楽譜再生、楽譜アップロードの各メニュー項目を有している。
メニュー画面における楽譜ダウンロードの項目を選択するタッチ操作が行われた場合(S100:Yes)、CPU215は、サーバ装置10のデータベース119に記憶されている楽譜データの属性情報(楽曲の曲名やアップロードを行った者の識別情報)を列記したダウンロード対象リストをタッチパネルディスプレイ211に表示させる(S110)。
このダウンロード対象リスト内の楽曲を選択するタッチ操作が行われた場合(S120:Yes)、CPU215は、選択された楽曲の楽譜データの送信を要求するメッセージをサーバ装置10に宛てて送信する(S130)。サーバ装置10は、メッセージを受信すると、メッセージが示す楽曲の楽譜データをデータベース119から読み出し、読み出した楽譜データをメッセージの送信元の演奏支援端末20に宛てて送信する。
CPU215は、サーバ装置10から楽譜データを受信すると、受信した楽譜データをSSD217に記憶する(S140)。
メニュー画面における楽譜再生の項目を選択するタッチ操作が行われた場合(S150:Yes)、CPU215は、SSD217に記憶されている楽譜データの属性情報(楽曲の曲名やアップロードを行った者の識別情報)を列記した再生対象リストをタッチパネルディスプレイ211に表示させる(S160)。
この再生対象リスト内の楽曲を選択するタッチ操作が行われない場合(S170:No)、CPU215は、ステップS160の再生対象リストの表示に戻る。再生対象リスト内の楽曲を選択するタッチ操作が行われた場合(S170:Yes)、CPU215は、SSD217内における選択された楽曲の楽譜データをRAM216に読み出し、読み出した楽譜データに基づいて楽譜の最初のページから最後のページまでの各ページの画像データを生成し、生成した画像データを参照順が連続する2ページ分の画像データ毎の組にし、各組をなす画像データをタッチパネルディスプレイ211及び221に表示させる処理を行う(S180)。
より詳細に説明すると、図6に示すように、この処理では、CPU215は、タッチパネルディスプレイ211の表示画面として1ページ目の楽譜画像を表示させるとともに、タッチパネルディスプレイ221の表示画面として2ページ目の楽譜画像を表示させる。CPU215は、フットペダル70の踏込板71が踏み込まれたことをフットペダル70内のセンサが検出し、その検出信号が出力されると、タッチパネルディスプレイ211の表示画面として3ページ目の楽譜画像を表示させるとともに、タッチパネルディスプレイ221の表示画面として4ページの楽譜画像を表示させる。以降、CPU215は、フットペダル70の踏込板71が踏まれたことをセンサが検出する度に、5ページ及び6ページの楽譜画像、7ページ及び8ページの楽譜画像・・・というようにしてタッチパネルディスプレイ211及び221の表示画面を2ページ分ずつ順に切り替える。
また、この処理では、CPU215は、タッチパネルディスプレイ211及び221の表示画面へのタッチ操作によって楽譜画像へのマークや注意書きの書き込みが行われると、楽譜画像上にタッチされた通りのマークや注意書きを出現させる。そして、楽譜の上書保存を指示する所定の操作が行われると、書き込まれたマークや注意書きを書き込みがなされたページの楽譜画像に追記した新たな楽譜データを生成し、生成した新たな楽譜データをSSD217に記憶する。
メニュー画面における楽譜アップロードの項目を選択するタッチ操作が行われない場合(S190:No)、CPU215は、ステップS110のダウンロード対象リストの表示、または、ステップS160の再生対象リストの表示に戻る。メニュー画面における楽譜アップロードの項目を選択するタッチ操作が行われた場合(S190:Yes)、CPU215は、SSD217に記憶されている楽譜データ(及び上書保存の指示により生成された楽譜データ)の属性情報(楽曲の曲名やアップロードを行った者の識別情報)を列記したアップロード対象リストをタッチパネルディスプレイ211に表示させる(S200)。
このアップロード対象リスト内の楽曲を選択するタッチ操作が行われない場合(S210:No)、CPU215は、ステップS200のアップロード対象リストの表示に戻る。アップロード対象リスト内の楽曲を選択する操作が行われた場合(S210:Yes)、CPU215は、SSD217内における選択された楽曲の楽譜データをRAM216に読み出し、読み出した楽譜データをサーバ装置10に宛てて送信する(S220)。サーバ装置10は、楽譜データを受信すると、受信した楽譜データをデータベース119に記憶する。
以上が、本実施形態の詳細である。本実施形態では、演奏支援端末20は、互いの一端部が蝶番により回動自在に連結された第1の筐体21及び第2の筐体22を有している。第1の筐体21には、第1のタッチパネルディスプレイ211が設けられており、第2の筐体22には、第2のタッチパネルディスプレイ221が設けられており、タッチパネルディスプレイ211及び221に楽譜データの楽譜画像が表示されるようになっている。よって、オーケストラの演奏者は、演奏支援端末20を譜面台に載せることにより、紙製の冊子の楽譜と同じように利用することができる。
また、本実施形態では、演奏支援端末20は、無線通信部213とSSD217を有している、演奏支援端末20は、サーバ装置10内の楽譜データを無線通信部213により受信し、受信した楽譜データをSSD217に記憶し、SSD217内の楽譜データの楽譜画像を第1及び第2のタッチパネルディスプレイ211及び221に表示させるようになっている。よって、楽曲の指揮者や指導者は、各楽器の演奏者に対して楽曲の演奏区間単位で楽器の弾き方を指示する場合、自身の楽譜の各ページに楽器の弾き方を手書きしたものをスキャンしてサーバ装置10にアップロードし、このサーバ装置10内の楽譜データを各演奏者の演奏支援端末20にダウンロードさせるようにすれば、各演奏者が各々の楽譜に指揮者や指導者の指示を手書きしたものを準備する手間が省ける。従って、本実施形態によると、オーケストラの演奏の準備をより効率化することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、かかる実施形態に以下の変形を加えてもよい。
(1)上記実施形態では、演奏支援端末20は、フットペダル70の踏込板71が押される度にタッチパネルディスプレイ211及び221内の楽譜のページを切り替えた。しかし、タッチパネルディスプレイ211及び221上で指を一方向に滑らせる操作であるフリック操作が行われたことを契機としてタッチパネルディスプレイ211及び221内の楽譜のページを切り替えるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、演奏支援端末20は、フットペダル70の踏込板71が押される度にタッチパネルディスプレイ211及び221内の楽譜のページを2ページ分ずつ次のページに切り替えた。しかし、楽譜のページを1ページ分ずつ切り替えてもよい。
(3)上記実施形態において、楽譜データに電子的な付箋を付加する機能を設けてもよい。この変形例では、CPU215は、表示順が前後する所望の2か所のページの楽譜画像がタッチパネルディスプレイ211(または221)に表示されているときに所定の操作(例えば、楽譜内の所望の位置を指でタッチする操作)が行われると、操作が行われた2つのページを示す付箋位置情報をRAM216内の楽譜データに追記する。その後、CPU215は、付箋位置情報が付された2つのページのうち後の方の楽譜画面をタッチパネルディスプレイ211(または221)に表示させている最中にその画面の付箋をタッチする操作が行われると、タッチパネルディスプレイ211(または221)の表示画面を付箋位置情報が付された2つのページのうち前の方の楽譜画面に直ちに切り替える。この変形例によると、紙の楽譜における付箋や栞によるページのマークと同等の利便性を実現することができる。
(4)上記実施形態において、CPU215は、タッチパネルディスプレイ211にオーケストラ全体の楽譜を表示させるとともに、タッチパネルディスプレイ221に楽器演奏用の譜面を表示させるなどの分割表示を行い、左右別々にページを切り替えるようにしてもよい。
(5)上記実施形態は、本発明を、複数の演奏者によるオーケストラの演奏の支援に適用したものであった。しかし、ピアノソロなどの単独演奏の支援に本発明を適用してもよい。この変形例では、単独演奏を行う演奏者が自身の演奏支援端末20から楽譜データをサーバ装置10にアップロードしてもよいし、演奏者の指導者が自身の演奏支援端末20から楽譜データをサーバ装置10にアップロードするようにしてもよい。
1…演奏支援システム、10…サーバ装置、20…演奏支援端末、113…通信インターフェース、115、215…CPU、116、216…RAM、117…ROM、118…ハードディスク、217…SSD、70…フットペダル。

Claims (5)

  1. 楽曲の楽譜における一連のページの画像を示す楽譜データを記憶したサーバ装置と、
    板状をなす第1及び第2の筐体であって、互いの一端部が蝶番により回動自在に連結された第1及び第2の筐体と、
    前記第1及び第2の筐体における対向する各面に各々の表示面を露出させるようにして設けられた第1及び第2の表示手段と、
    通信手段と、
    記憶手段と、
    前記サーバ装置に記憶されている楽譜データを前記サーバ装置から前記通信手段を介して受信し、受信した楽譜データを前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段内の楽譜データに基づいて前記楽譜の各ページの画像データを生成し、生成した画像データを前記第1及び第2の表示手段に表示させる制御手段と
    を有する演奏支援端末と
    を具備することを特徴とする演奏支援システム。
  2. 前記制御手段は、
    前記楽譜の各ページの画像データを参照順が連続する2ページ分の画像データ毎の各組にし、各組をなす画像データを前記第1及び第2の表示手段に1ページ分ずつ表示させることを特徴とする請求項1に記載の演奏支援システム。
  3. 踏込板と、前記踏込板が踏まれたことを検出するセンサとを有するフットペダルを具備し、
    前記制御手段は、前記フットペダルの前記センサによって前記踏込板が踏まれたことをが検出される度に、前記第1及び第2の表示画面を参照順が次の2ページ分の画像データの画面に切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の演奏支援システム。
  4. 複数個の前記演奏支援端末を具備し、
    前記演奏支援端末は、
    前記第1及び第2の表示装置の表示画面へのタッチ操作によって入力された書き込みを検出する検出手段を具備し、
    前記制御手段は、
    前記検出手段によって前記第1及び第2の表示画面への書き込みが検出されると、検出された書き込みを前記記憶手段内の楽譜データにおける前記書き込みがなされたページの画像に追記した新たな楽譜データを生成し、生成した新たな楽譜データを前記通信手段を介して前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記新たな楽譜データの送信元の演奏支援装置から前記新たな楽譜データを受信し、受信した楽譜データを当該サーバ装置のデータベースに記憶し、前記データベースに記憶した楽譜データを前記送信元の演奏支援装置以外の演奏支援装置からの要求に応じて送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の演奏支援システム。
  5. 前記第1及び第2の筐体の厚みを合わせた寸法と略同じ幅の連結板を具備し、
    前記第1の筐体の一端部及び前記第2の筐体の一端部は、前記連結板における幅方向に離間した縁部の各々に蝶番を介して連結されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の演奏支援システム。


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