JPH11153928A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11153928A
JPH11153928A JP9318357A JP31835797A JPH11153928A JP H11153928 A JPH11153928 A JP H11153928A JP 9318357 A JP9318357 A JP 9318357A JP 31835797 A JP31835797 A JP 31835797A JP H11153928 A JPH11153928 A JP H11153928A
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JP
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paper
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blank
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JP9318357A
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Inventor
Katsuto Habaguchi
勝人 幅口
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷を高速で行うことができ、印刷の中止が
指示された場合に、既に印刷が行われた用紙の有効利用
を、煩雑な分別作業を行うことなく実現する。 【解決手段】 複数頁から成る文書の印刷が指示される
と、給紙トレイ30から用紙を引き出して搬送し、像担持
体42に形成されたトナー像を転写し、定着ローラ52によ
ってトナー像を定着させた後に用紙蓄積トレイ50内に用
紙を格納させることを繰り返す。印刷が完了する迄の間
に印刷中止が指示されなかった場合には、トレイ50内に
格納された印刷済みの用紙を排出トレイ72に排出する
が、印刷が完了する前に印刷中止が指示された場合に
は、トレイ50から用紙を順に引き出し裏面が白紙か否か
を白紙検知センサ74によって各々検知させ、裏面が白紙
の用紙は表裏反転させて給紙トレイ30に格納し、裏面も
印刷済みの用紙はリサイクル用紙回収ボックス80に格納
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に係り、特
に、印刷指示に応じて用紙への印刷を行うと共に、印刷
の中止が指示されると用紙への印刷を中止する印刷装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然保護等の環境上の問題から、
パーソナルコンピュータやワークステーション等のクラ
イアントからの指示に応じて印刷を行うプリンタや、複
写機等の印刷装置においても、用紙の効率的な使用を可
能とする機能、例えば用紙の片面に複数頁分の画像を縮
小印刷する機能や、用紙の両面に印刷する機能等を備え
た装置が市場に数多く出回ってきている。また、印刷装
置を利用する側においても、例えば各企業内で、一方の
面が印刷済みで他方の面のみ印刷が可能な用紙を収集し
て印刷装置の給紙トレイに格納し、前記用紙を用いた印
刷を行わせたり、両面が印刷済みの用紙を回収し、再生
紙としてリサイクルする等の取り組みが為されてきた。
【0003】また、特開平7−52482号公報には、
給紙トレイに白紙検知部を設け、これから印刷しようと
する用紙の表裏が白紙か否かを検知し、用紙の表面(画
像記録面)が白紙の場合にはそのまま画像記録部に搬送
し、表面が白紙でないものの裏面が白紙の場合には、反
転保管部に保管されている片面印刷済みの用紙を画像記
録部に送り出すと共に検知した用紙を表裏反転して反転
保管部に保管し、表裏両面が共に白紙でない場合には用
紙排出部に用紙を排出するようにした画像形成装置が開
示されている。これにより、未印刷の用紙や片面が印刷
済みの用紙等が混在している状態で給紙トレイに格納す
ることも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数頁
から成るドキュメント等の印刷においては、例えば印刷
の実行に必要な項目(例えば用紙サイズ等)を誤って指
定した等の理由により、印刷が完了する前に利用者から
印刷装置(画像形成装置)に印刷の中止が指示されるこ
とがあるが、上記の画像形成装置は印刷の中止が指示さ
れた場合について何ら考慮されていない。
【0005】上記の画像形成装置は、印刷を行った用紙
を一律に装置外に排出する構造となっているので、印刷
の中止が指示される迄の間に印刷が行われて装置外へ排
出された不要用紙を有効利用するためには、利用者が、
前記不要用紙を印刷面の裏面が白紙の用紙と白紙でない
用紙とに分別し、分別した用紙をそれぞれ所定の場所に
配置する(例えばリサイクルに供する用紙を回収するた
めのボックス内に配置したり、印刷装置の給紙トレイ内
に再格納する等)という煩雑な分別作業を行う必要があ
った。
【0006】特に、ネットワークプリンタ等のように、
印刷装置から離れた場所に設置されているクライアント
装置を介して利用者から印刷の実行が指示される形態で
は、印刷装置が設置されている箇所に利用者が出向いて
上記の分別作業を行う必要があるため、利用者に多大な
負担を強いるという問題があった。
【0007】また、印刷装置の給紙トレイに両面が印刷
済みの用紙が格納されたり、片面が印刷済みの用紙が不
適切な向きで格納されることは利用者のミスが原因であ
り、非常に稀にしか発生しないと推定されるが、特開平
7−52482号公報に記載の画像形成装置は、上記の
ような場合にも用紙の白紙の面に対してのみ印刷を行う
ことを実現するために、印刷実行前に、全ての用紙の両
面について白紙か否かを各々検知して用紙の仕分けを行
っており、印刷に非常に時間がかかるという問題もあ
る。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、印刷指示に応じた印刷を高速で行うことができ、印
刷の中止が指示された場合に、印刷の中止が指示される
迄の間に印刷が行われた用紙の有効利用を、煩雑な分別
作業を行うことなく実現できる印刷装置を得ることが目
的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る印刷装置は、印刷指示に応
じて、供給された用紙への印刷を行う印刷手段と、用紙
を格納すると共に前記印刷手段に用紙を供給する給紙部
と、前記印刷手段によって印刷が行われた用紙を蓄積す
るための蓄積部と、用紙が白紙か否かを検知する白紙検
知手段と、リサイクルに供する用紙を格納するための格
納部と、前記印刷手段によって印刷が行われた用紙を前
記蓄積部に蓄積させ、印刷の中止が指示された場合に
は、前記蓄積部に蓄積された用紙に対し、前記印刷手段
によって印刷が行われた面の裏面が白紙か否かを前記白
紙検知手段によって検知させ、前記裏面が白紙であると
検知された用紙は前記給紙部に格納させ、前記裏面が白
紙でないと検知された用紙は前記格納部に格納させる制
御手段と、を含んで構成している。
【0010】請求項1記載の発明では、給紙部に用紙が
格納されており、印刷手段は、印刷指示に応じて、給紙
部から供給された用紙への印刷を行い、制御手段は、印
刷手段によって印刷が行われた用紙を蓄積部に蓄積させ
る。また印刷の中止が指示された場合には、制御手段
は、蓄積部に蓄積された用紙に対し、印刷手段によって
印刷が行われた面の裏面が白紙か否かを白紙検知手段に
よって検知させ、裏面が白紙であると検知された用紙は
給紙部に格納させ、裏面が白紙でないと検知された用紙
は、リサイクルに供する用紙を格納するための格納部に
格納させる。
【0011】従って請求項1の発明では、給紙部に格納
されている用紙が、給紙部から印刷部へ供給され、印刷
部で印刷が行われて蓄積部に蓄積される迄の間では、白
紙か否かの検知及び仕分けは行っておらず、印刷の中止
が指示された場合にのみ、蓄積部に蓄積された用紙(の
裏面)が白紙か否かが白紙検知手段によって検知される
ので、印刷指示に応じた印刷を高速で行うことができ
る。
【0012】また、印刷の中止が指示された場合、印刷
の中止が指示される迄の間に印刷が行われた用紙は蓄積
部に蓄積されており、これらの用紙のうち、裏面が白紙
であると検知された用紙(すなわち裏面への印刷が可能
な用紙)は給紙部に格納され、裏面が白紙でないと検知
された用紙(すなわち、再生紙としてリサイクルするこ
とが適当な用紙)は格納部に格納されるので、煩雑な分
別作業を行うことなくこれらの用紙が自動的に分別さ
れ、再印刷又はリサイクルに有効に利用することができ
る。
【0013】なお、印刷の中止が指示されなかった場
合、制御手段は、請求項2に記載したように、蓄積部に
蓄積された用紙を排出トレイに排出することができる。
このように、印刷の中止が指示されなかった場合には白
紙検知手段による検知を行わないので、印刷が指示され
てから短時間で印刷を完了(印刷が行われた用紙の排出
トレイへの排出を完了)することができる。なお、給紙
部に両面が印刷済みの用紙が格納されたり、片面が印刷
済みの用紙が不適切な向きで給紙部に格納された場合に
は、用紙の印刷済みの面への印刷が行われることになる
が、上記のような場合は利用者のミスが原因であり、非
常に稀に発生するのみであるので、利用上問題となるこ
とはない。
【0014】なお、印刷の中止が指示され、印刷手段に
よって印刷が行われた面の裏面が白紙であると検知され
た用紙を給紙部に格納させる際に、給紙部から印刷手
段、蓄積手段、白紙検出手段を介して給紙部に戻る用紙
の移動経路が、途中で用紙の表裏が反転されるように構
成されていない場合には、前記裏面が白紙であると検知
された用紙を単に給紙部に格納したとすると、次回の印
刷において、前記用紙の印刷済みの面に対して再び印刷
が行われる恐れがある。このような場合には、請求項3
に記載したように、白紙検知手段によって裏面が白紙で
あると検知された用紙を、該用紙の表裏を反転した後に
給紙部に格納させることが好ましい。これにより、印刷
の中止が指示された場合に、裏面が白紙であると検知さ
れた用紙を適切な向き(次回の印刷において白紙の面に
印刷が行われる向き)で給紙部に格納することができ
る。
【0015】また近年、複数種の用紙(例えばサイズの
異なる用紙、種類の異なる用紙(例えば上質紙/再生紙
/片面が印刷済みの用紙等)を別個に格納するために、
用紙を格納するための給紙トレイを複数備えた印刷装置
が市場に出回ってきている。上記のように、給紙部が用
紙を格納するための給紙トレイを複数備えている場合に
は、請求項4に記載したように、制御手段は、白紙検知
手段によって裏面が白紙であると検知された用紙を、複
数の給紙トレイのうち、片面が印刷済みの用紙を格納し
ている給紙トレイに格納させることが好ましい。これに
より、種類が異なる用紙を別々の給紙トレイに格納する
利用形態において、本発明を適用することで、単一の給
紙トレイ内に種類の異なる用紙が混在することを防止す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には、本実施形態
に係るネットワークシステム10が示されている。ネッ
トワークシステム10は、伝送媒体12に、パーソナル
コンピュータ、或いはワークステーションから成る複数
台のクライアント14A、14B、14C、14D…
と、本発明に係る印刷装置としての複数台のプリンタ1
6A、16B、16C…と、印刷管理装置(サーバ)1
8と、が各々接続されて構成されている。
【0017】プリンタ16A、16B、16C…は略同
様の構成とされており(以下、これらをプリンタ16と
総称する)、図2に示すように、実際の印刷処理を行う
プリンタ部20と、プリンタ部20の作動を制御するプ
リンタ制御部22と、から構成されている。プリンタ制
御部22は、CPU22A、ROM22B、RAM22
C、入出力ポート22Dを備えており、これらはバス2
2Eを介して互いに接続されている。入出力ポート22
Dは通信制御ユニット22Fを介して伝送媒体12に接
続されている。また入出力ポート22Dには、プリンタ
部20が接続されていると共に、ハードディスク等から
成る不揮発性の記憶装置22Gが各々接続されている。
【0018】図3に示すように、プリンタ部20はケー
シング20Aの下方側に、互いに種類やサイズの異なる
用紙P1、P2を各々集積状態で収容可能な2個の給紙
トレイ30A、30Bを装填可能とされている。プリン
タ部20には、給紙トレイ30Aの装填位置に対応する
位置に、一端が回動可能に軸支されたアーム32と、該
アーム32の他端に回転可能に軸支された引出ローラ3
4と、アーム32の一端側にアーム32の回動中心と同
軸に配置されたローラ36と、該ローラに対応して設け
られたローラ38が設けられている。また、上記のアー
ム32、引出ローラ34、ローラ36、38は給紙トレ
イ30Bの装填位置に対応する位置にも設けられてい
る。
【0019】図3では用紙Pの搬送路を想像線で示して
おり、この搬送路に沿って複数の搬送ローラ対40A、
40Bが順に配設されている。給紙トレイ30A、30
Bの何れかからの用紙Pの引込みが指示されると、プリ
ンタ部20は対応する引出ローラ34を下方へ移動さ
せ、最上層の用紙Pに接触した状態で引出ローラ34を
回転させ、用紙Pの引き出しを行う。引き出された用紙
Pは搬送ローラ対40A、40Bに挟持されて上方へ搬
送される。
【0020】なお、上述した給紙トレイ30A、30
B、アーム32、引出ローラ34、ローラ36、38、
及び搬送ローラ対40A、40Bは、図4に示す印刷用
紙格納部100(本発明の給紙部)に対応している。
【0021】また搬送ローラ対40A、40Bによる用
紙Pの搬送方向下流側(ケーシング20A内部の上方
側)には、円筒状の像担持体42が回転可能に配置され
ており、像担持体42の外周側には帯電器44及び画像
記録部46が配設されている。帯電器44は像担持体4
2の外周面を帯電させる。また画像記録部46には用紙
Pに印刷すべき画像を表すイメージデータがプリンタ制
御部22から入力され、入力されたイメージデータを1
ライン単位の連続した電気信号に変換し、更に該電気信
号に応じて変調した光ビームを像担持体42の外周面に
照射して像担持体42の外周面に静電潜像を形成させ
る。また画像記録部46は現像装置を備えており、像担
持体42の外周面に形成した静電潜像を現像装置により
現像し、トナー像を形成させる。
【0022】像担持体42の側方には転写ローラ48が
配設されており、転写ローラ配設部位まで搬送された用
紙Pには、像担持体42の外周面に形成されたトナー像
が転写される。また、像担持体42の上方側には、用紙
Pを一時的に蓄積するための用紙蓄積トレイ50が配置
されており、転写ローラ48の用紙P搬送方向下流側
(上方側)には定着ローラ52及び定着ローラ52に対
して対向配置されたローラ54、搬送ローラ対56A、
56Bが順次配設されている。トナー像が転写された用
紙Pは定着ローラ52とローラ54とに挟持されてトナ
ー像が定着され、搬送ローラ対56A、56Bによって
搬送されて用紙蓄積トレイ50内へ搬送される。
【0023】なお、像担持体42、帯電器44、画像記
録部46、転写ローラ48、定着ローラ52及びローラ
54は、図4に示す印刷部102(本発明の印刷手段)
に対応している。
【0024】用紙蓄積トレイ50は底面の一部が切り欠
かれており、この切り欠かれた部分に対応する用紙蓄積
トレイ50の下方側には、一端が回動可能に軸支された
アーム58と、該アーム58の他端に回転可能に軸支さ
れた引出ローラ60が設けられている。用紙蓄積トレイ
50からの用紙Pの引き出しが指示されると、アーム5
8が回動することにより、用紙蓄積トレイ50内に集積
されている用紙のうちの最下層の用紙に接触するように
引出ローラ60が移動され、引出ローラ60が回転され
ることにより、用紙蓄積トレイ50内に集積された用紙
は、最下層の用紙から順に引き出される。引出ローラ6
0による用紙Pの引き出し方向下流側にはローラ64、
搬送ローラ対66、カム68が順に配置されており、用
紙蓄積トレイ50から引き出された用紙Pはカム68の
配設位置へ搬送される。
【0025】なお、搬送ローラ対56A、56B、用紙
蓄積トレイ50、引出ローラ60、ローラ64及びカム
68(後述)は、図4に示す用紙蓄積部104に対応し
ており、特に用紙蓄積トレイ50は本発明の蓄積部に対
応している。
【0026】カム68は、プリンタ制御部22により図
3に実線で示す位置又は破線で示す位置に回動される。
カム68が実線で示す位置に位置している状態では、引
出ローラ60によって引き出された用紙Pは、ケーシン
グ20Aの側部へ向けて略水平に案内搬送され、ケーシ
ング20外へ排出される。ケーシング20Aの側部には
ソータ装置70が取付けられている。ソータ装置70
は、ケーシング20Aから突出するように配置された多
数の排出トレイ72を備えており、ケーシング20A外
へ排出された用紙Pが、何れかの排出トレイ72上に載
置されるように各排出トレイ72を各々移動させる。な
お、ソータ装置70及び排出トレイ72は図4に示す用
紙排出部106に対応しており、排出トレイ72は請求
項2に記載の排出トレイに対応している。
【0027】また、カム68が破線で示す位置に位置し
ている状態では、引出ローラ60によって引き出された
用紙Pは、搬送方向が略90°変更され、ケーシング2
0A内を下方へ向けて搬送される。
【0028】カム68の下方には白紙検知センサ74が
設けられている。白紙検知センサ74は、カム68の配
設位置から下方へ向けて搬送される用紙Pに対し、印刷
部102によって印刷が行われる面と反対側の面に対向
するように配置されている。白紙検知センサ74として
は種々の構成が考えられるが、例えば発光素子と受光素
子の対を用紙Pの搬送方向と直交する方向に沿って多数
配列し、受光素子からの出力信号(発光素子から射出さ
れ用紙Pの表面で反射されて光の光量を表す)を二値化
し、用紙Pの全面から「白」に対応する2値データが得
られた場合に白紙であると検知する構成を採用すること
ができる。
【0029】白紙検知センサ74はプリンタ制御部22
に接続されており(図示省略)、白紙か否かの検知結果
をプリンタ制御部22へ出力する。なお、白紙検出セン
サ74は図4に示す白紙検知部108(本発明の白紙検
知手段)に対応している。
【0030】また、カム68の配設位置から下方へ向け
て搬送される用紙Pの搬送方向下流側(白紙検知センサ
74の配設位置の下方側)にはカム76が配設されてい
る。カム76は、プリンタ制御部22により図3に実線
で示す位置又は破線で示す位置に回動される。
【0031】カム76が実線で示す位置に位置している
状態では、カム76の配設位置に到達した用紙Pは、ケ
ーシング20A内を更に下方へ搬送される。カム76の
下方には搬送ローラ対78が配置されており、また給紙
トレイ30Bの下方側には、リサイクルに供する用紙P
(すなわち両面が印刷済みの用紙P)を収容して回収す
るためのリサイクル用紙回収ボックス80が装填可能と
されている。カム76の配設位置を通過して更に下方へ
搬送される用紙Pは、搬送ローラ対78によって搬送さ
れ、リサイクル用紙回収ボックス80内へ収容される。
【0032】なお、搬送ローラ対78及びリサイクル用
紙回収ボックス80は、図4に示すリサイクル用紙回収
部110に対応しており、リサイクル用紙回収ボックス
80は本発明の格納部に対応している。
【0033】一方、カム76が破線で示す位置に位置し
ている状態での用紙Pの案内方向下流側には、搬送ロー
ラ対82や図示しないガイドが配設されており、カム7
6の配設位置に到達した用紙Pは搬送方向が略180°
変更され、複数の搬送ローラ対を含んで構成される用紙
反転部84へ向けて搬送される。用紙反転部84へ向け
て搬送された用紙Pは、用紙反転部84内を上方へ向け
て搬送されることにより用紙反転部84内に搬入され用
紙反転部84の各搬送ローラ対に一旦保持された後に、
搬送方向が反転されて下方へ向けて用紙反転部84から
搬出される。
【0034】用紙反転部84の用紙P搬出側には、用紙
反転部84から搬出された用紙Pを給紙トレイ30A内
へ搬送する搬送ローラ対86、用紙反転部84から搬出
された用紙Pを給紙トレイ30B内へ搬送する搬送ロー
ラ対88が設けられており、用紙反転部84から搬出さ
れた用紙Pは、給紙トレイ30A又は給紙トレイ30B
内に格納される。
【0035】次に本実施形態の作用を説明する。図4に
は、プリンタ制御部22によって実現される処理を、機
能毎にブロックで分けて示している。各ブロックの機能
については、後にフローチャートを用いて詳述するが、
入出力I/F部116はクライアント14や印刷管理装
置18との間の情報の入出力(送受信)を司る。データ
入力部118は主にCPU22Aによって実現される機
能であり、クライアント14や印刷管理装置18から入
出力I/F部116を介して入力された印刷要求に含ま
れる印刷データを、記憶装置22Gの記憶領域内に形成
されるスプール120に記憶する。
【0036】キャンセル受付部122も主にCPU22
Aによって実現される機能であり、クライアント14や
印刷管理装置18から入出力I/F部116を介して入
力された出力キャンセル指示の受付けを行う。印刷処理
部124も主にCPU22Aによって実現される機能で
あり、印刷用紙格納部100、印刷部102、及び用紙
蓄積部104の作動を制御して、スプール120(印刷
データの待ち行列、記憶装置22Gの記憶領域内に論理
的に形成される)に記憶された印刷データに応じた用紙
への印刷を行わせ、印刷が行われた用紙を用紙蓄積トレ
イ50に蓄積させる。また、印刷状態管理部126は、
クライアント14や印刷管理装置18から入力された印
刷要求に対する処理状況をRAM22Cに記憶した印刷
状態管理情報(詳細は後述)によって管理する。
【0037】不要用紙排出部128及び完了ドキュメン
ト出力部130は主にCPU22Aによって実現される
機能である。完了ドキュメント出力部130は用紙排出
部106の作動を制御して、用紙蓄積トレイ50に蓄積
された用紙を排出トレイ72上に排出する。また、不要
用紙排出部128は白紙検知部108等の作動を制御し
て、用紙蓄積トレイ50に蓄積された用紙に対して白紙
か否かを検知させ、検知結果に応じて給紙トレイ30又
はリサイクル用紙回収ボックス80に用紙を格納させ
る。
【0038】次に図5乃至図7のフローチャートを参照
し、プリンタ制御部22のCPU22Aで実行される処
理について、まずキャンセル指示が入力されなかった場
合を説明する。
【0039】図5にはCPU22Aで定常的に実行され
る受信処理を示している。この受信処理では、まずステ
ップ150において、クライアント14又は印刷管理装
置18から印刷データを含む印刷指示を受信したか否か
判定する。判定が否定された場合にはステップ152へ
移行し、クライアント14又は印刷管理装置18からキ
ャンセル指示を受信したか否か判定する。この判定も否
定された場合にはステップ150へ戻り、ステップ15
0又はステップ152の判定が肯定される迄、上記判定
を繰り返す。
【0040】特定ドキュメントの印刷をプリンタ16に
行わせたい場合、利用者はクライアント14を操作し、
印刷すべきドキュメントを指定すると共に、印刷に関す
る各種の項目(例えば印刷に用いる用紙のサイズ、種
類、印刷部数、拡大縮小率、フォントの種類等)につい
て指定し、印刷指示の送信を指示する。これにより、ク
ライアント14からは、前記ドキュメントの印刷データ
を含む印刷指示が、プリンタ16へ直接送信されるか、
又は印刷管理装置18を経由してプリンタ16へ送信さ
れる。前述の受信処理では、クライアント14又は印刷
管理装置18(以下、単に「印刷指示元」という)から
印刷指示を受信すると、ステップ150の判定が肯定さ
れてステップ154へ移行し、印刷データ入力処理(詳
細は後述)を起動した後にステップ150へ戻る。この
ように、印刷データ入力処理は印刷指示を受信すると実
行される。
【0041】図6に示すように、印刷データ入力処理で
は、まずステップ180でRAM22Cに記憶されてい
る印刷状態管理情報の更新を行う。印刷状態管理情報
は、例として次の表1にも示すように、単一の印刷指示
に対応する単一の印刷ジョブ毎に、その実行状態を管理
するための情報であり、「印刷ドキュメント名」、「入
力状態」、「用紙排出」、「排出枚数」の各項目によっ
て構成される。なお「入力状態」は、印刷指示元から受
信した印刷データをスプール120に登録中(入力中)
か、スプール120への登録を完了したか(入力完了)
を表している。また「用紙排出」は、印刷部102によ
り印刷を行って用紙蓄積トレイ50に蓄積(排出)され
た用紙が有るか否かを表しており、「排出枚数」は用紙
蓄積トレイ50に蓄積(排出)された用紙の枚数を表し
ている。
【0042】
【表1】
【0043】ステップ180では、「印刷ドキュメント
名」として印刷指示元から通知された名称を設定し、
「入力状態」としてスプール120へ入力中であること
を表す情報を設定し、「用紙排出」として排出された用
紙が無いことを表す情報を設定し、「排出枚数」として
0枚であることを表す情報を設定する。
【0044】次のステップ182では、処理対象の印刷
ジョブ(印刷データが受信された印刷ジョブ)に対して
印刷の実行のキャンセルが指示されたか否か判定する。
判定が否定された場合にはステップ184へ移行し、印
刷指示元から受信した印刷データをスプール120に登
録(格納)する。なお、このときの印刷データの格納単
位は頁単位であってもよいし、予め定めたサイズを単位
として格納を行ってもよい。
【0045】次のステップ186では、印刷指示元から
の印刷データの受信を完了したか否か判定する。この判
定は、例えば印刷指示として受信した情報の先頭付近に
印刷データのサイズが設定されている場合には、該サイ
ズに基づいて行うようにしてもよいし、印刷データの末
尾にデータの終わりを表す終端情報が付加されている場
合には、この終端情報に基づいて行うようにしてもよ
い。この判定が否定された場合にはステップ182に戻
り、印刷データの受信を完了し、全ての印刷データをス
プール120に格納する迄ステップ182〜186を繰
り返す。
【0046】印刷データの格納が完了してステップ18
6の判定が肯定されると、ステップ188へ移行し、今
迄印刷データの格納を行っていた印刷ジョブに対し、印
刷状態管理情報の更新を行う(具体的には、印刷状態管
理情報の「入力状態」に入力完了を表す情報を設定す
る)。次のステップ190では印刷処理を起動し、処理
を終了する。このように、印刷処理(データ入力部11
8に対応している)はスプール120への印刷データの
格納を完了する毎に実行される。
【0047】図7に示すように、印刷処理では、まずス
テップ210において、印刷を行った用紙の排出をキャ
ンセルすることが指示されたか否か判定する。判定が否
定された場合にはステップ212へ移行し、ステップ2
12以降でスプール120の先頭に格納されている印刷
データに対応する印刷ジョブを実行する。
【0048】すなわち、記憶装置22Gには、給紙トレ
イ30A、30Bに格納されている用紙のサイズ(A4
/B4/B5等)や種類(上質紙/再生紙/片面が印刷
済みの用紙等)を表す給紙トレイ管理情報が予め記憶さ
れており、ステップ212では印刷用紙格納部100に
対し、印刷指示元から指定されたサイズ、種類に合致す
る用紙を格納している給紙トレイ30からの用紙の引き
出し及び搬送を指示する。これにより、印刷用紙格納部
100では、前記給紙トレイ30から引出ローラ34に
よって用紙を引き出し、引き出した用紙を搬送ローラ対
40A、40Bによって搬送する。
【0049】次のステップ214では、実行する印刷ジ
ョブに対応する印刷状態管理情報に対し、「用紙排出」
に排出された用紙が有ることを表す情報を設定し、「排
出枚数」として設定されている値を「1」だけインクリ
メントする。このステップ214は印刷状態管理部12
6に対応している。
【0050】次のステップ216では、スプール120
の先頭に格納されている印刷データから1頁分の印刷デ
ータを取り出して印刷部102へ出力し、給紙トレイ3
0から引き出されて搬送された用紙への印刷を印刷部1
02に指示する。印刷部102では、帯電器44は像担
持体42の外周面を帯電させ、画像記録部46は入力さ
れた印刷データに応じて変調した光ビームを像担持体4
2の外周面に照射することで像担持体42の外周面に静
電潜像を形成させると共に、該静電潜像を現像してトナ
ー像を形成させる。像担持体42の配設位置迄搬送され
た用紙はトナー像が転写され、定着ローラ52及びロー
ラ54によってトナー像が定着される。これにより、受
信した印刷データに対応する画像が用紙の片面に印刷さ
れることになる。
【0051】次のステップ218では用紙蓄積部104
に対し、印刷が行われた用紙の用紙蓄積トレイ50内へ
の格納を指示する。これにより、用紙蓄積部104では
印刷が行われた用紙を搬送ローラ対56A、56Bによ
って用紙蓄積トレイ50へ向けて搬送し、用紙蓄積トレ
イ50内に用紙を格納させる。
【0052】ステップ220では全頁の印刷が完了した
か否か判定する。判定が否定された場合にはステップ2
10に戻る。従って、印刷を行った用紙の排出をキャン
セルすることが指示されていない間はステップ210〜
220が繰り返され、スプール120の先頭に登録され
ている印刷データに対応する印刷ジョブが実行され、印
刷が行われた用紙が用紙蓄積トレイ50に順に蓄積され
ることになる。なお上述したステップ210〜ステップ
220(但しステップ214は除く)は印刷処理部12
4に対応している。ステップ220の判定が肯定される
とステップ222へ移行し、印刷が完了した印刷ジョブ
に対応する印刷状態管理情報の更新(前記印刷ジョブに
対応する情報の削除)を行う。このステップ222も印
刷状態管理部126に対応している。
【0053】そして、次のステップ224では用紙排出
部106に対し、用紙蓄積トレイ50に蓄積されている
用紙の排出(排出トレイ72への搬送)を指示する。こ
れにより、用紙排出部106ではカム68を図3に実線
で示す位置へ回動させた後に、引出ローラ60によって
用紙蓄積トレイ50から用紙を順に引き出すと共に、引
き出した用紙を搬送ローラ対66によって順次搬送す
る。これにより、用紙蓄積トレイ50に蓄積されていた
用紙は、ソータ装置70を介して排出トレイ72に順に
排出され、単一の印刷指示に対応する印刷処理が完了す
る。なお、ステップ224は完了ドキュメント出力部1
30に対応している。
【0054】上述した印刷処理では、給紙トレイ30か
ら用紙を引き出してから排出トレイ72に用紙を排出す
る迄の間、用紙に対する白紙検知を行っていないので、
印刷指示を受信してから、印刷指示に対応する印刷ジョ
ブの実行を完了するまでの時間が非常に短い時間で済
む。
【0055】次に、印刷指示元からキャンセル指示を受
信した場合について説明する。例えば印刷指示の送信を
指示する際に、印刷に関する各種の項目のうちの何れか
の項目の指定を誤った等の場合、利用者はクライアント
14を操作し、先にクライアント14から送信された印
刷指示をキャンセル(印刷の中止を指示)するために、
キャンセル指示の送信を指示する。これによりクライア
ント14からは、キャンセル指示がプリンタ16へ直接
送信されるか、又は印刷管理装置18を経由してプリン
タ16へ送信される。
【0056】前述の受信処理(図5)では、印刷指示元
からキャンセル指示を受信すると、ステップ152の判
定が肯定されてステップ156へ移行する。なお、受信
処理のステップ152及びステップ156以降の処理は
キャンセル受付部122に対応している。
【0057】ステップ156では、キャンセルが指示さ
れた印刷ジョブに対応する印刷状態管理情報をRAM2
2Cから取込む。次のステップ158では、取り込んだ
印刷状態管理情報のうちの「用紙排出」を参照し、キャ
ンセルが指示された印刷ジョブが、用紙への印刷及び印
刷を行った用紙の排出が開始されている状態か否か判定
する。印刷及び用紙の排出が開始されていない場合
(「用紙排出」や「排出枚数」に、排出された用紙が無
いことを表す情報が設定されている場合)には、ステッ
プ158の判定が否定されてステップ160へ移行し、
印刷の実行のキャンセルを印刷データ入力処理に対して
指示する。
【0058】印刷の実行のキャンセルが指示されると、
印刷データ入力処理(図6)では、ステップ182の判
定が肯定されてステップ192へ移行し、スプール12
0に登録されている印刷データのうち、キャンセルが指
示された印刷ジョブに対応する印刷データを破棄する。
次のステップ194では、キャンセルが指示された印刷
ジョブに対応する印刷データのうち、スプール120へ
未入力(未格納)の印刷データがあれば破棄する。そし
て、ステップ196では、キャンセルが指示された印刷
ジョブに対応する印刷状態管理情報を削除し(このステ
ップ196も印刷状態管理部126に対応している)、
処理を終了する。これにより、キャンセルが指示された
印刷ジョブが実行されることはない。
【0059】一方、印刷指示元からキャンセルが指示さ
れた印刷ジョブが、印刷及び用紙の排出が既に開始され
ている状態であった場合(「用紙排出」や「排出枚数」
に、排出された用紙が有ることを表す情報が設定されて
いた場合)には、受信処理(図5)のステップ158の
判定が肯定されてステップ162へ移行し、印刷を行っ
た用紙の排出のキャンセルを印刷処理に対して指示す
る。
【0060】用紙の排出のキャンセルが指示されると、
印刷処理(図7)では、ステップ210の判定が肯定さ
れ(これにより、実行中であった印刷処理は中止され
る)、ステップ226へ移行する。なお、印刷処理にお
けるステップ226以降の処理は不要用紙排出部128
に対応している。ステップ226では、キャンセルが指
示された印刷ジョブに対応する印刷状態管理情報のうち
の「排出枚数」を取り込む。この「排出枚数」は用紙蓄
積トレイ50内に収容されている印刷済みの用紙の枚数
を表している。
【0061】次のステップ228では、取り込んだ「排
出枚数」に基づいて、用紙蓄積トレイ50内に収容され
ている用紙の枚数が0か否か判定する。判定が否定され
た場合にはステップ230へ移行し、引出ローラ60に
よって用紙蓄積トレイ50から印刷済みの用紙を1枚引
き出すと共に、カム68を図3に破線で示す位置へ回動
させることにより、用紙蓄積トレイ50から引き出した
用紙を白紙検知センサ74の配設位置へ搬送する。ステ
ップ232では、白紙検知センサ74の配置位置へ搬送
した用紙の裏面(印刷部102によって印刷が行われた
面と反対側の面)が白紙か否かを白紙検知センサ74に
よって検知させ、次のステップ234において、用紙の
裏面が白紙か否かを白紙検知センサ74による検知結果
に基づいて判定する。
【0062】ステップ234の判定が肯定された場合に
は、用紙蓄積トレイ50から引き出した用紙は裏面が白
紙であり、裏面への印刷が可能な用紙であるので、ステ
ップ236において、カム76を図3に破線で示す位置
へ回動させて用紙を搬送することにより、用紙反転部8
4へ用紙を送り込んで反転させる。そして、記憶装置2
2G等に記憶されている給紙トレイ管理情報に基づい
て、給紙トレイ30A、30Bのうち片面が印刷済みの
用紙を格納している給紙トレイ30を判断し、判断した
給紙トレイ30内へ用紙を格納させる。これにより、片
面(裏面)が白紙の用紙が、白紙の面への印刷が可能な
向きで給紙トレイ30に格納されることになり、裏面が
白紙の用紙を有効に利用することができる。
【0063】一方、ステップ234の判定が否定された
場合には、用紙蓄積トレイ50から引き出した用紙は両
面が印刷済みの用紙であるので、ステップ238へ移行
し、カム76を図3に実線で示す位置へ回動させ、搬送
ローラ対78によりリサイクル用紙格納ボックス80へ
向けて用紙を搬送し、リサイクル用紙格納ボックス80
内へ格納させる。
【0064】ステップ236又はステップ238の処理
を行うとステップ240へ移行し、取り込んだ「排出枚
数」を1だけデクリメントしてステップ228へ戻る。
従って、用紙蓄積トレイ50内に収容されている用紙の
枚数が「0」となる迄の間はステップ228〜240が
繰り返され、キャンセル指示によって不要な用紙となっ
た用紙蓄積トレイ50内の用紙が、各々裏面が白紙か否
かに応じて給紙トレイ30又はリサイクル用紙格納ボッ
クス80に格納されることになる。
【0065】リサイクル用紙格納ボックス80内には、
両面が印刷済みの用紙のみが自動的に格納されるので、
再生紙としてリサイクルするために、両面が印刷済みの
用紙を分別して収集する等の煩雑な作業を行う必要はな
い。
【0066】なお、用紙蓄積トレイ50内に収容されて
いる用紙の枚数が「0」になると、ステップ228の判
定が肯定されてステップ242へ移行し、キャンセルが
指示された印刷ジョブに対応する印刷データをスプール
120から破棄し、印刷処理を終了する。
【0067】なお、上記では利用者からキャンセル指示
を受信した場合に、印刷の中止が指示されたと判断する
ようにしていたが、これに限定されるものではなく、用
紙への印刷を完了し、印刷が行われた用紙が用紙蓄積ト
レイ50に全頁分蓄積された後に、用紙を排出トレイ7
2に排出するか否かを利用者に再確認し、排出トレイ7
2への排出が選択された場合にのみ、排出トレイ72へ
の排出を行うようにしてもよい。
【0068】また、上記では白紙検知手段として、用紙
の裏面が白紙か否かを光学的に検知する白紙検知センサ
74を例に説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば用紙蓄積トレイ50に蓄積されている用紙
が、何れの給紙トレイから引き出された用紙であるかを
判断し、判断した給紙トレイに格納されている用紙の種
類(両面白紙の用紙か、片面が印刷済みの用紙か)を判
断して、用紙の裏面が白紙か否かを検知するようにして
もよい。
【0069】また、上記では本発明に係る印刷装置とし
て、伝送媒体12を介してクライアント14や印刷管理
装置18と接続されたプリンタ、所謂ネットワークプリ
ンタを例に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、複写機やファクシミリ装置等の他の印刷装置
にも適用可能であることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、印刷手段によって印刷が行われた用紙を蓄積部に蓄
積させ、印刷の中止が指示された場合には、蓄積部に蓄
積された用紙に対し、印刷が行われた面の裏面が白紙か
否かを検知させ、裏面が白紙であると検知された用紙は
給紙部に格納させ、裏面が白紙でないと検知された用紙
はリサイクルに供する用紙を格納するための格納部に格
納させるので、印刷指示に応じた印刷を高速で行うこと
ができ、印刷の中止が指示された場合に、印刷の中止が
指示される迄の間に印刷が行われた用紙の有効利用を、
煩雑な分別作業を行うことなく実現できる、という優れ
た効果を有する。
【0071】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、印刷の中止が指示されなかった場合に蓄積部に
蓄積された用紙を排出トレイに排出させるので、上記効
果に加え、印刷の中止が指示されなかった場合に、印刷
が指示されてから短時間で印刷を完了することができ
る、という効果を有する。
【0072】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、白紙検知部によって裏面が白紙であると検知さ
れた用紙を、該用紙の表裏を反転した後に給紙部に格納
させるので、上記効果に加え、印刷の中止が指示された
場合に、裏面が白紙であると検知された用紙を適切な向
きで給紙部に格納することができる、という効果を有す
る。
【0073】請求項4記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、白紙検知部によって裏面が白紙であると検知さ
れた用紙を、給紙部の複数の給紙トレイのうち、片面が
印刷済みの用紙を格納している給紙トレイに格納させる
ようにしたので、上記効果に加え、種類が異なる用紙を
別々の給紙トレイに格納する利用形態において、単一の
給紙トレイ内に種類の異なる用紙が混在することを防止
することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るネットワークシステムの概略
構成図である。
【図2】プリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図3】プリンタのうち実際の印刷処理を行うプリンタ
部の概略構成図である。
【図4】プリンタの機能ブロック図である。
【図5】受信処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】印刷データ入力処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図7】印刷処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
16 プリンタ 22 プリンタ制御部 30 給紙トレイ 42 像担持体 46 画像記録部 50 用紙蓄積トレイ 74 白紙検知センサ 80 リサイクル用紙回収ボックス 84 用紙反転部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷指示に応じて、供給された用紙への
    印刷を行う印刷手段と、 用紙を格納すると共に前記印刷手段に用紙を供給する給
    紙部と、 前記印刷手段によって印刷が行われた用紙を蓄積するた
    めの蓄積部と、 用紙が白紙か否かを検知する白紙検知手段と、 リサイクルに供する用紙を格納するための格納部と、 前記印刷手段によって印刷が行われた用紙を前記蓄積部
    に蓄積させ、印刷の中止が指示された場合には、前記蓄
    積部に蓄積された用紙に対し、前記印刷手段によって印
    刷が行われた面の裏面が白紙か否かを前記白紙検知手段
    によって検知させ、前記裏面が白紙であると検知された
    用紙は前記給紙部に格納させ、前記裏面が白紙でないと
    検知された用紙は前記格納部に格納させる制御手段と、 を含む印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、印刷の中止が指示され
    なかった場合には、前記蓄積部に蓄積された用紙を排出
    トレイに排出させることを特徴とする請求項1記載の印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記白紙検知手段によ
    って前記裏面が白紙であると検知された用紙を、該用紙
    の表裏を反転した後に前記給紙部に格納させることを特
    徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙部は用紙を格納するための給紙
    トレイを複数備えており、 前記制御手段は、前記白紙検知手段によって前記裏面が
    白紙であると検知された用紙を、前記複数の給紙トレイ
    のうち、片面が印刷済みの用紙を格納している給紙トレ
    イに格納させることを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
JP9318357A 1997-11-19 1997-11-19 印刷装置 Pending JPH11153928A (ja)

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