JPH11157149A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11157149A
JPH11157149A JP9323220A JP32322097A JPH11157149A JP H11157149 A JPH11157149 A JP H11157149A JP 9323220 A JP9323220 A JP 9323220A JP 32322097 A JP32322097 A JP 32322097A JP H11157149 A JPH11157149 A JP H11157149A
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JP9323220A
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Katsuto Habaguchi
勝人 幅口
Yoshie Kawabata
喜栄 川端
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11157149A publication Critical patent/JPH11157149A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷結果に不要な白紙ページが混在していた
場合に該白紙ページを有効に利用することを、煩雑な分
別作業を行うことなく実現する。 【解決手段】 印刷が指示されると、給紙トレイ30から
用紙を引き出して搬送し、像担持体50に形成されたトナ
ー像の転写、定着を行うと共に、用紙の印刷が行われた
面が白紙か否かを白紙検知センサ72によって検知する。
印刷面が白紙でない場合には排出トレイ64上に排出する
が、印刷データの中に不要な白紙ページを生成する制御
データ等が混在していた等の理由により実際には印刷が
行われず、印刷面が白紙であった場合には印刷可能用紙
回収ボックス74へ案内し、ボックス74内に格納させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に係り、特
に、印刷指示に応じて用紙への印刷を行う印刷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自然保護等の環境上の問題から、パーソナルコンピュー
タやワークステーション等のクライアントからの指示に
応じて印刷を行うプリンタや、複写機等の印刷装置にお
いても、用紙の効率的な使用を可能とする機能、例えば
用紙の片面に複数頁分の画像を縮小印刷する機能や、用
紙の両面に印刷する機能等を備えた装置が市場に数多く
出回ってきている。また、印刷装置を利用する側におい
ても、例えば各企業内で、一方の面が印刷済みで他方の
面のみ印刷が可能な用紙を収集して印刷装置の給紙トレ
イに格納し、前記用紙を用いた印刷を行わせたり、両面
が印刷済みの用紙を回収し、再生紙としてリサイクルす
る等の取り組みが為されてきた。
【0003】また、特開平7−52482号公報には、
給紙トレイに白紙検知部を設け、これから印刷しようと
する用紙の表裏が白紙か否かを検知し、用紙の表面(画
像記録面)が白紙の場合にはそのまま画像記録部に搬送
し、表面が白紙でないものの裏面が白紙の場合には、反
転保管部に保管されている片面印刷済みの用紙を画像記
録部に送り出すと共に検知した用紙を表裏反転して反転
保管部に保管し、表裏両面が共に白紙でない場合には用
紙排出部に用紙を排出するようにした画像形成装置が開
示されている。これにより、未印刷の用紙(両面が白紙
の用紙)や片面が印刷済みの用紙等が混在している状態
で給紙トレイに格納することも可能となる。
【0004】ところで、クライアント上で実行されるア
プリケーションの中には、プリンタに対して印刷データ
を送信して印刷の実行を指示する機能を備えたアプリケ
ーションが多数種類存在しているが、このうち、特に自
動的にページを構成するアプリケーションを使用して印
刷の実行を指示した場合には、利用者が意図しない箇所
に白紙ページが混在した印刷データが送信されてしまう
ことがある。また、印刷データの編集をクライアントの
利用者がミスした等の場合にも、印刷データの中に不要
な白紙ページが混在してしまうことがある。
【0005】このように、白紙ページが混在した印刷デ
ータがプリンタで受信されると、利用者からの指示に応
じて複数ページに亘る印刷結果がプリンタから出力され
る途中で、不要な白紙ページが出力される。このため、
利用者は白紙ページの有無を確認したり、白紙ページが
有った場合には抜き取る等の煩雑な分別作業を行う必要
があった。また、或るドキュメントをプリンタで複数部
数印刷したり、プリンタによる印刷結果を複写機等で複
写する際に、印刷結果に不要な白紙ページが混在してい
る場合には、不要な白紙ページが複数生成されることに
なり、紙資源が無駄に消費される、という問題もある。
【0006】前述した特開平7−52482号公報に記
載の方式は、印刷前の用紙に対して白紙検知を行うもの
であり、印刷結果に不要な白紙ページが混在していた場
合については何ら考慮されていない。
【0007】また近年では、用紙の両面に印刷する機能
を備えたプリンタも出回ってきているが、この種のプリ
ンタにおいて、特開平7−52482号公報のように未
印刷の用紙や片面が印刷済みの用紙等が混在している状
態で給紙トレイに格納することを許容すると、指定に応
じて用紙の両面への印刷を行うために給紙トレイから引
き出した用紙が片面印刷済みの用紙であった場合には、
該用紙の印刷済みの面にも重ねて印刷が行われて排出さ
れることになり、片面が印刷済みの用紙が無駄に消費さ
れるという問題があった。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、印刷結果に不要な白紙ページが混在していた場合に
該白紙ページを有効に利用することを、煩雑な分別作業
を行うことなく実現できる印刷装置を得ることが目的で
ある。
【0009】また本発明は、用紙の両面への印刷を行う
機能を備えた印刷装置において、片面が印刷済みの用紙
が給紙トレイに格納された場合にも、該用紙が無駄に消
費されることを防止することができる印刷装置を得るこ
とが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る印刷装置は、印刷指示に応
じて用紙への印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段によ
って印刷が行われた用紙に対し、少なくとも前記印刷手
段による印刷面が白紙か否か検知する白紙検知手段と、
印刷手段によって印刷が行われた用紙のうち白紙検知手
段によって前記印刷面が白紙であると検知された用紙の
みを所定箇所に格納する制御手段と、を含んで構成して
いる。
【0011】請求項1記載の発明では、印刷手段によっ
て印刷が行われた用紙に対し、白紙検知手段が、少なく
とも印刷手段による印刷面が白紙か否か検知する。また
制御手段は、印刷手段によって印刷が行われた用紙のう
ち白紙検知手段によって印刷面が白紙であると検知され
た用紙のみを所定箇所に格納する。これにより、印刷面
が白紙でないと検知された用紙(すなわち正常に印刷が
行われた用紙)と、印刷面が白紙であると検知された用
紙とが自動的に分別され、印刷面が白紙であると検知さ
れた用紙のみが所定箇所に格納されるので、印刷面が白
紙の用紙を、白紙の面への再印刷や再生紙へのリサイク
ル等に有効利用することを容易に行うことができる。従
って、印刷結果に不要な白紙ページ(印刷面が白紙の用
紙)が混在していた場合に該白紙ページを有効に利用す
ることを、煩雑な分別作業を行うことなく実現できる。
【0012】なお、白紙検知手段によって印刷面が白紙
であると検知された用紙は、請求項2に記載したよう
に、用紙を収容するための収容部、又は印刷手段に供給
する用紙を格納するための給紙部に格納することが好ま
しい。印刷面が白紙であると検知された用紙を収容部に
収容するようにした場合には、収容部には少なくとも片
面が白紙の用紙(白紙ページ)が集積されるので、集積
された用紙を収容部から取り出すことにより、白紙ペー
ジを再印刷又はリサイクルに利用することを容易に行う
ことができる。
【0013】また、印刷面が白紙であると検知された用
紙を、印刷手段に供給する用紙を格納するための給紙部
に格納するようにした場合には、給紙部への用紙格納後
の印刷指示により、給紙部から自動的に用紙が取り出さ
れて再印刷が行われるので、白紙ページを自動的に再印
刷に利用することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記白紙検知手段は、前記印刷手段によって印
刷が行われた用紙に対し、前記印刷面の裏面も白紙か否
か検知し、前記制御手段は、前記印刷面が白紙であると
検知された用紙を、前記印刷面の裏面も白紙であると検
知された用紙と、前記印刷面の裏面は白紙でないと検知
された用紙と、に分けて格納することを特徴としてい
る。
【0015】請求項3記載の発明では、印刷面に加えて
印刷面の裏面も白紙か否か検知し、印刷面の裏面も白紙
であると検知された用紙と、印刷面の裏面は白紙でない
と検知された用紙と、を分けて格納するので、これらの
用紙を分けて利用する(例えば裏面も白紙であると検知
された用紙は重要度の高い印刷に用い、裏面は白紙でな
いと検知された用紙は重要度の低い印刷に用いる等)場
合にも煩雑な分別作業を行う必要がなくなる。
【0016】また近年、複数種の用紙(例えばサイズの
異なる用紙、種類の異なる用紙(例えば上質紙/再生紙
/片面が印刷済みの用紙等)を別個に格納するために、
用紙を格納するための給紙トレイを複数備えた印刷装置
が市場に出回ってきている。上記のように、給紙部が用
紙を格納するための給紙トレイを複数備えている場合に
は、白紙検知手段によって印刷面の裏面も白紙であると
検知された用紙を、複数の給紙トレイのうち両面が未印
刷の用紙を格納している給紙トレイに格納させ、印刷面
の裏面は白紙でないと検知された用紙を、複数の給紙ト
レイのうち片面が印刷済みの用紙を格納している給紙ト
レイに格納させることが好ましい。これにより、種類が
異なる用紙を別々の給紙トレイに格納する利用形態にお
いて、単一の給紙トレイ内に種類の異なる用紙が混在す
ることを防止できる。
【0017】請求項4記載の発明に係る印刷装置は、印
刷指示に応じて、供給された用紙の片面又は両面への印
刷を行う印刷手段と、用紙を格納すると共に前記印刷手
段に用紙を供給する給紙部と、両面への印刷が可能な用
紙が前記給紙部に格納されているか否か判定する判定手
段と、用紙の両面への印刷が指示された場合に、前記判
定手段により両面への印刷が可能な用紙が前記給紙部に
格納されていないと判定されたときには、用紙の両面へ
の印刷を抑止する抑止手段と、を含んで構成している。
【0018】請求項4記載の発明では、用紙を格納する
と共に印刷手段に用紙を供給する給紙部に、両面への印
刷が可能な用紙(例えば両面が白紙の用紙)が格納され
ているか否か判定する判定手段を設け、抑止手段は、用
紙の両面への印刷が指示された場合に、両面への印刷が
可能な用紙が給紙部に格納されていないと判定されたと
きには、用紙の両面への印刷を抑止する。なお抑止手段
は、用紙の両面への印刷の抑止に加えて、例えば用紙の
両面への印刷指示を用紙の片面のみへの印刷に切り替え
て実行させたり、用紙の両面への印刷を行うことができ
ない旨を利用者に報知するようにしてもよい。これによ
り、用紙の両面への印刷を行う機能を備えた印刷装置に
おいて、片面が印刷済みの用紙が給紙トレイに格納され
た場合にも、該用紙が無駄に消費されることを防止する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。
【0020】〔第1実施形態〕図1には、本実施形態に
係るネットワークシステム10が示されている。ネット
ワークシステム10は、伝送媒体12に、パーソナルコ
ンピュータ、或いはワークステーションから成る複数台
のクライアント14A、14B、14C、14D…と、
本発明に係る印刷装置としての複数台のプリンタ16
A、16B、16C…と、印刷管理装置(サーバ)18
と、が各々接続されて構成されている。
【0021】プリンタ16A、16B、16C…は略同
様の構成とされており(以下、これらをプリンタ16と
総称する)、図2に示すように、実際の印刷処理を行う
プリンタ部20と、プリンタ部20の作動を制御するプ
リンタ制御部22と、から構成されている。プリンタ制
御部22は、CPU22A、ROM22B、RAM22
C、入出力ポート22Dを備えており、これらはバス2
2Eを介して互いに接続されている。入出力ポート22
Dは通信制御ユニット22Fを介して伝送媒体12に接
続されている。また入出力ポート22Dには、プリンタ
部20が接続されていると共に、ハードディスク等から
成る不揮発性の記憶装置22Gが各々接続されている。
【0022】図3に示すように、プリンタ部20は、ケ
ーシング20Aの下方側に、互いに種類やサイズの異な
る用紙P1、P2を各々集積状態で収容可能な4個の給
紙トレイ30A、30B、30C、30Dを装填可能と
されている。プリンタ部20には、給紙トレイ30Aの
装填位置に対応する位置に、一端が回動可能に軸支され
たアーム32と、該アーム32の他端に回転可能に軸支
された引出ローラ34と、アーム32の一端側にアーム
32の回動中心と同軸に配置されたローラ36と、該ロ
ーラに対応して設けられたローラ38が設けられてい
る。また、上記のアーム32、引出ローラ34、ローラ
36、38は給紙トレイ30B、30C、30Dの装填
位置に対応する位置にも設けられている。
【0023】図3では用紙Pの搬送路を想像線で示して
おり、この搬送路に沿って複数の搬送ローラ対40A、
40B、40C、40D、40E、40Fが順に配設さ
れている。給紙トレイ30A〜30Dの何れかからの用
紙Pの引込みが指示されると、プリンタ部20は対応す
る引出ローラ34を下方へ移動させ、最上層の用紙Pに
接触した状態で引出ローラ34を回転させ、用紙Pの引
き出しを行う。引き出された用紙Pは、各搬送ローラ対
40に挟持されて上方へ搬送され、搬送ローラ対40F
の上方に配設されたローラ42によって搬送方向が略9
0°変更されて略水平に搬送される。
【0024】搬送ローラ対40Eと搬送ローラ対40F
との間には白紙検知センサ44が設けられている。白紙
検知センサ44は、給紙トレイ30A〜30Dの何れか
から引き出されて白紙検知センサ44配設位置を通過す
る用紙Pに対し、後述する印刷部104によって印刷が
行われる面(印刷面)の裏面に対向するように配置され
ている。白紙検知センサ44としては種々の構成が考え
られるが、例えば発光素子と受光素子の対を用紙Pの搬
送方向と直交する方向に沿って多数配列し、受光素子か
らの出力信号(発光素子から射出され用紙Pの表面で反
射されて光の光量を表す)を二値化し、用紙Pの全面か
ら「白」に対応するデータが得られた場合に白紙である
と検知する構成を採用することができる。白紙検知セン
サ44はプリンタ制御部22に接続されており(図示省
略)、印刷面の裏面が白紙か否か(すなわち、給紙トレ
イ30から引き出された用紙Pが片面印刷済みの用紙か
否か)の検知結果をプリンタ制御部22へ出力する。
【0025】なお、上述した給紙トレイ30A〜30
D、アーム32、引出ローラ34、ローラ36、38、
及び搬送ローラ対40A〜40Fは、図4に示す印刷用
紙格納部100(請求項2及び請求項4に記載の給紙
部)に対応しており、白紙検知センサ44は図4に示す
用紙種検知部102(請求項4に記載の判定手段)に対
応している。
【0026】ローラ42による用紙Pの搬送方向下流側
には、円筒状の像担持体50が回転可能に配置されてお
り、像担持体50の外周側には帯電器52及び画像記録
部54が配設されている。帯電器52は像担持体50の
外周面を帯電させる。また画像記録部54には用紙Pに
印刷すべき画像を表すイメージデータがプリンタ制御部
22から入力され、入力されたイメージデータを1ライ
ン単位の連続した電気信号に変換し、更に該電気信号に
応じて変調した光ビームを像担持体50の外周面に照射
して像担持体50の外周面に静電潜像を形成させる。ま
た画像記録部54は現像装置を備えており、像担持体5
0の外周面に形成した静電潜像を現像装置により現像
し、トナー像を形成させる。
【0027】像担持体50の下方には転写ローラ56が
配設されており、転写ローラ配設部位まで搬送された用
紙Pには、像担持体50の外周面に形成されたトナー像
が転写される。転写ローラ56の用紙P搬送方向下流側
には定着ローラ60及び定着ローラ60に対して対向配
置されたローラ58、搬送ローラ対46、ローラ48が
順に配設されている。トナー像が転写された用紙Pは定
着ローラ60とローラ58とに挟持されてトナー像が定
着され、搬送ローラ対46によって搬送され、ローラ4
8によって搬送方向が略90°変更され略鉛直に下方へ
向けて搬送される。
【0028】なお、像担持体50、帯電器52、画像記
録部54、転写ローラ56、定着ローラ60及びローラ
58は、図4に示す印刷部104(本発明の印刷手段)
に対応している。
【0029】また、像担持体50と定着ローラ60との
間には、前述の白紙検知センサ44と同様の構成の白紙
検知センサ72が設けられている。白紙検知センサ72
は、白紙検知センサ72配設位置を通過する用紙に対
し、印刷部104によって印刷が行われる面(像担持体
50及び転写ローラ56によってトナー像が転写される
面:印刷面)に対向するように配置されている。白紙検
知センサ72はプリンタ制御部22に接続されており
(図示省略)、印刷面が白紙か否かの検知結果をプリン
タ制御部22へ出力する。なお、白紙検出センサ72は
図4に示す白紙検知部106(本発明の白紙検知手段)
に対応している。
【0030】ローラ48による用紙Pの搬送方向下流側
(下方側)にはカム62が配置されている。カム62
は、プリンタ制御部22により図3に実線で示す位置又
は破線で示す位置に回動される。カム62が図3に破線
で示す位置に位置している状態では、カム62の配設位
置に到達した用紙Pは、ケーシング20Aの側部へ向け
て略水平に案内搬送され、ケーシング20外へ排出され
る。ケーシング20Aの側部にはソータ装置66が取付
けられている。ソータ装置66は、ケーシング20Aか
ら突出するように配置された多数の排出トレイ64を備
えており、ケーシング20A外へ排出された用紙Pが、
何れかの排出トレイ64上に載置されるように各排出ト
レイ64を各々移動させる。なお、ソータ装置66及び
排出トレイ64は図4に示す用紙排出部108に対応し
ている。
【0031】また、カム62が実線で示す位置に位置し
ている状態では、カム62の配設位置に到達した用紙P
は更に下方へ搬送される。カム62の配設位置から下方
へ向けて搬送される用紙Pの搬送方向下流側(カム62
の下方側)には、カム68Aが配設されている。カム6
8Aはプリンタ制御部22により図3に実線で示す位置
又は破線で示す位置に回動される。
【0032】カム68Aは、片面への印刷を行った用紙
Pの裏面に印刷を行う場合に図3に破線で示す位置に回
動される。カム68Aが図3に破線で示す位置に位置し
ている状態では、カム68Aの配設位置に到達した用紙
Pは、像担持体50の下方側に配置された用紙反転部7
0へ向けて略水平に案内搬送され、用紙反転部70内に
送り込まれる。用紙反転部70はカム68A側から送り
込まれた用紙Pの表裏を反転させて排出する。用紙反転
部70から排出された用紙Pは、搬送ローラ対40Dと
搬送ローラ対40Eとの間に送り込まれ、像担持体50
側へ再度搬送される。これにより、先に印刷が行われた
面と反対側の面への印刷が行われ、用紙Pの両面に対し
て印刷が行われることになる。
【0033】なお、カム68A及び用紙反転部70は、
図4に示す印刷部104の一部を構成していると共に、
請求項4に記載の印刷手段の一部を構成している。
【0034】一方、プリンタ部20は、給紙トレイ30
Dの下方側に印刷可能用紙回収ボックス74を装填可能
とされている。カム68Aの配設位置に到達した用紙P
は、カム68Aが図3に実線で示す位置に回動されてい
る場合には更に下方へ案内され、ローラ76によって搬
送方向が略90°変更されて印刷可能用紙回収ボックス
74へ向けて略水平に搬送され、印刷可能用紙回収ボッ
クス74内に格納される。なお、カム68A及び印刷可
能用紙回収ボックス74は、図4に示す印刷可能用紙回
収部110に対応している。また、印刷可能用紙回収ボ
ックス74は請求項2に記載の収容部に対応している。
【0035】次に本第1実施形態の作用を説明する。図
4には、プリンタ制御部22によって実現される処理
を、機能毎にブロックで分けて示している。各ブロック
の機能については、後にフローチャートを用いて詳述す
るが、入出力I/F部116はクライアント14や印刷
管理装置18との間の情報の入出力(送受信)を司る。
データ入力部118は主にCPU22Aによって実現さ
れる機能であり、クライアント14や印刷管理装置18
から入出力I/F部116を介して入力された印刷要求
に含まれる印刷データを、記憶装置22Gの記憶領域内
に形成されるスプール120(印刷データの待ち行列、
記憶装置22Gの記憶領域内に論理的に形成される)に
記憶する。
【0036】印刷処理部122も主にCPU22Aによ
って実現される機能であり、印刷用紙格納部100及び
印刷部104の作動を制御して、スプール120に記憶
された印刷データに応じた用紙への印刷を行わせる。ま
た印刷処理部122は、用紙の両面への印刷が指示され
た場合には、用紙種検知部102による用紙種(片面が
印刷済みの用紙か否か)の検知結果に応じて印刷部10
4の作動を制御する。排紙制御部124も主にCPU2
2Aによって実現される機能である。プリンタ部20の
白紙検知部106は印刷部104で印刷が行われた用紙
の印刷面が白紙か否かを検知するが、排紙制御部124
には白紙検知部106による検知結果が入力され、印刷
面が白紙でないと検知された用紙については排出トレイ
64に排出されるように用紙排出部108を制御し、印
刷面が白紙である検知された用紙については印刷可能用
紙回収ボックス74に格納されるように印刷可能用紙回
収部110を制御する。
【0037】次に図5のフローチャートを参照し、プリ
ンタ制御部22のCPU22Aで定常的に実行される受
信処理について説明する。この受信処理はデータ入力部
118に対応しており、まずステップ150において、
クライアント14又は印刷管理装置18から印刷データ
を含む印刷指示を受信したか否か判定し、判定が肯定さ
れる迄待機する。
【0038】特定ドキュメントの印刷をプリンタ16に
行わせたい場合、利用者はクライアント14を操作し、
印刷すべきドキュメントを指定すると共に、印刷に関す
る各種の項目(例えば印刷モード(両面印刷/片面印
刷)、印刷に用いる用紙のサイズ、印刷部数、拡大縮小
率、フォントの種類等)について指定し、印刷指示の送
信を指示する。これにより、クライアント14からは、
前記ドキュメントの印刷データを含む印刷指示が、プリ
ンタ16へ直接送信されるか、又は印刷管理装置18を
経由してプリンタ16へ送信される。
【0039】クライアント14又は印刷管理装置18
(以下、単に「印刷指示元」という)から印刷指示を受
信すると、ステップ150の判定が肯定されてステップ
152へ移行し、印刷指示元から受信した印刷データを
受信バッファ等から取り込んでスプール120に登録
(格納)する。なお、このときの印刷データの格納単位
は頁単位であってもよいし、予め定めたサイズを単位と
して格納を行ってもよい。次のステップ154では、印
刷指示元からの印刷データの受信を完了したか否か判定
する。この判定は、例えば印刷指示として受信した情報
の先頭付近に印刷データのサイズが設定されている場合
には、該サイズに基づいて行うようにしてもよいし、印
刷データの末尾にデータの終わりを表す終端情報が付加
されている場合には、この終端情報に基づいて行うよう
にしてもよい。
【0040】ステップ154の判定が否定された場合に
はステップ152に戻り、全ての印刷データをスプール
120に格納する迄ステップ152、154を繰り返
す。印刷データの受信を完了すると、ステップ154の
判定が肯定されてステップ156へ移行し、印刷処理
(詳細は後述)を起動した後にステップ150へ戻る。
このように、印刷処理はスプール120への印刷データ
の格納を完了すると実行される。
【0041】次に図6のフローチャートを参照し、プリ
ンタ制御部22のCPU22Aで実行される印刷処理に
ついて説明する。この印刷処理ではスプール120の先
頭に格納されている印刷データに対応する印刷ジョブを
実行する。すなわち、まずステップ170において、印
刷指示元から受信した印刷指示に含まれている印刷モー
ドを指定する情報を取得し、ステップ172において、
印刷モードとして両面印刷が指定されているか否か判定
する。印刷モードとして片面印刷が指定されている場合
には、前記判定が否定されてステップ174へ移行し、
スプール120の先頭に格納されている印刷データから
1頁分の印刷データを読み込む。
【0042】ところで、記憶装置22Gには、給紙トレ
イ30A、30Bに格納されている用紙のサイズ(A4
/B4/B5等)等を表す給紙トレイ管理情報が予め記
憶されており、次のステップ176では印刷用紙格納部
100に対し、印刷指示元から指定されたサイズに合致
する用紙を格納している給紙トレイ30からの用紙の引
き出し及び搬送を指示する。これにより、印刷用紙格納
部100では、対応する給紙トレイ30から引出ローラ
34によって用紙を引き出し、引き出した用紙を搬送ロ
ーラ対40によって搬送する。
【0043】次のステップ178では、先のステップ1
74で読み込んだ1頁分の印刷データを印刷部104へ
出力し、給紙トレイ30から引き出されて搬送された用
紙の片面への印刷を印刷部104に指示する。印刷部1
04では、帯電器52は像担持体50の外周面を帯電さ
せ、画像記録部54は入力された印刷データに応じて変
調した光ビームを像担持体50の外周面に照射すること
で像担持体50の外周面に静電潜像を形成させると共
に、該静電潜像を現像してトナー像を形成させる。像担
持体50の配設位置迄搬送された用紙はトナー像が転写
され、定着ローラ60及びローラ58によってトナー像
が定着される。これにより、受信した印刷データに対応
する画像が用紙の片面に印刷されることになる。
【0044】一方、印刷モードとして両面印刷が指定さ
れていた場合には、ステップ172の判定が肯定されて
ステップ180へ移行し、印刷指示元から指定されたサ
イズに合致する用紙を格納している給紙トレイ30から
の用紙の引き出し及び搬送を印刷用紙格納部100に対
して指示する。これにより、印刷用紙格納部100では
対応する給紙トレイ30から引出ローラ34によって用
紙を引き出して搬送する。
【0045】ステップ182では、白紙検知センサ44
の配置位置へ搬送された用紙の裏面(印刷部104によ
って印刷が行われる面と反対側の面)が白紙か否かを白
紙検知センサ44によって検知させることによって、給
紙トレイ30から引き出した用紙が片面印刷済みの用紙
か否かを検知し、次のステップ184において、給紙ト
レイ30から引き出した用紙が片面印刷済みの用紙か否
かに応じて処理を分岐する。
【0046】ステップ184の判定が否定された場合に
は、給紙トレイ30から引き出した用紙は未印刷(両面
が白紙)の用紙であり、両面への印刷が可能な用紙であ
るので、用紙の両面への印刷を行うために、ステップ1
86ではスプール120の先頭に格納されている印刷デ
ータから2頁分の印刷データを読み込む。そして、次の
ステップ188では、ステップ186で読み込んだ2頁
分の印刷データを印刷部104へ出力し、給紙トレイ3
0から引き出されて搬送された用紙の両面への印刷を印
刷部104に指示する。
【0047】これにより、印刷部104では入力された
2頁分の印刷データのうちの1頁目の印刷データを用い
て、前記と同様にして用紙の片面への印刷を行った後
に、カム62を図3に実線で示す位置へ回動させると共
にカム68Aを図3に破線で示す位置へ回動させ、片面
への印刷を完了した用紙を用紙反転部70に送り込み、
用紙反転部70によって用紙の表裏を反転させる。そし
て、前記入力された2頁分の印刷データのうちの2頁目
の印刷データを用いて、前記と同様にして用紙の片面
(前回の印刷面の裏面)への印刷を行う。
【0048】また、ステップ184の判定が肯定された
場合は、給紙トレイ30から引き出した用紙は片面印刷
済みの用紙であり、この用紙に対して両面への印刷を行
ったとしても用紙が無駄に消費されるのみであるので、
ステップ190において、先に説明したステップ174
と同様に、スプール120の先頭に格納されている印刷
データから1頁分の印刷データを読み込み、次のステッ
プ192において、先に説明したステップ178と同様
に、1頁分の印刷データを印刷部104へ出力して用紙
の片面への印刷を印刷部104に指示する。
【0049】なお、ステップ182は請求項4に記載の
判定手段に対応しており、ステップ172、184、1
90、192は、請求項4に記載の抑止手段に対応して
いる。上記により、印刷モードとして両面印刷が指定さ
れた場合であっても、給紙トレイ30から引き出した用
紙が片面印刷済みの用紙であれば、用紙の両面への印刷
が抑止され、用紙の片面への印刷が行われるので、用紙
が無駄に消費されることを防止することができる。
【0050】ところで、上記のようにして給紙トレイ3
0から引き出した用紙の片面又は両面への印刷を完了す
ると、ステップ194へ移行し、白紙検知センサ72の
配置位置へ搬送された用紙の印刷面が白紙か否かを白紙
検知センサ72によって検知させ、次のステップ196
では、印刷部104で印刷を行った用紙の印刷面が白紙
か否かに応じて処理を分岐する。印刷面が白紙でなかっ
た場合には、ステップ196の判定が否定されてステッ
プ198へ移行し、カム62を図3に破線で示す位置へ
回動させて用紙を搬送する。これにより、印刷部104
で正常に印刷が行われた用紙は、カム62の配設位置に
到達するとケーシング20Aの側部へ向けて略水平に案
内搬送され、ソータ装置66を介して排出トレイ64上
に排出される。
【0051】ステップ198の処理を行うとステップ2
08へ移行し、受信した印刷データが表すドキュメント
の全頁の印刷が完了したか否か判定する。判定が否定さ
れた場合にはステップ172に戻り、ステップ172以
降の処理を繰り返す。これにより、スプール120の先
頭に登録されている印刷データに対応する印刷ジョブが
実行され、正常に印刷が行われた用紙が排出トレイ64
上に順に排出されることになる。
【0052】一方、クライアント14から印刷指示が送
信される際にクライアント14で実行されていたアプリ
ケーションが、自動的にページを構成するアプリケーシ
ョンであった場合や、印刷データの編集を利用者がミス
した等の場合には、印刷データの中に不要な白紙ページ
を生成する制御データ等が混在する可能性がある。印刷
データに上記のような白紙ページを生成する制御データ
等が混在していた場合、印刷部104で印刷が行われな
い用紙が生じる。
【0053】印刷部104で印刷が行われなかった用紙
が白紙検知センサ72の配置位置に到達し、白紙検知セ
ンサ72によって印刷面が白紙か否かの検知が行われる
と、前述のステップ196の判定が肯定されてステップ
206へ移行する。ステップ206では、カム62及び
カム68Aを各々図3に実線で示す位置へ回動させて用
紙を搬送する。これにより、印刷面が白紙であると検知
された用紙(印刷部104で印刷が行われなかった用
紙)は、カム62、68Aによって搬送方向が変更され
ることなく略鉛直方向に沿って下方へ搬送され、ローラ
76を介して印刷可能用紙回収ボックス74内に格納さ
れる。
【0054】上記により、印刷部104から排出された
用紙から、印刷面が白紙の用紙のみが分別されて印刷可
能用紙回収ボックス74内に格納・集積されるので、こ
の印刷可能用紙回収ボックス74に集積された用紙を取
り出して給紙トレイ30内に装填する等の簡易な作業に
より、片面が白紙の用紙を有効に利用することができ
る。上述した処理を繰り返し、受信した印刷データが表
すドキュメントの全頁の印刷が完了すると、ステップ2
08の判定が肯定され、単一の印刷指示に対応する印刷
処理を終了する。
【0055】なお、上記の印刷処理において、ステップ
196の判定は、印刷モードとして両面印刷が指定さ
れ、用紙の両面への印刷を行った場合には、印刷面が白
紙か否かに拘らず無条件で否定され、全ての用紙を排出
トレイ64上に排出することが好ましい。これにより、
用紙の両面への印刷を行っている際に、白紙ページを生
成する制御データ等が印刷データに混在していること
で、片面のみ印刷が行われなかった用紙が生じたとして
も、この用紙が印刷可能用紙回収ボックス74に格納さ
れてしまうことを防止することができる。
【0056】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分
には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0057】図7に示すように、本第2実施形態に係る
プリンタ部20は、用紙搬送路を挟んで白紙検知センサ
72の反対側にも、白紙検知センサ72と同様の構成の
白紙検知センサ80が設けられている。白紙検知センサ
80は、印刷部102で印刷が行われた用紙に対し、印
刷面の裏面が白紙か否かを検知する。また、本第2実施
形態に係るプリンタ部20は、カム68Aの下方に、給
紙トレイ30A〜30Dに対応して4個のカム68B、
68C、68D、68Eが順に配設されている。カム6
8B〜68Eは、プリンタ制御部22により各々図7に
実線で示す位置又は破線で示す位置に回動される。
【0058】カム68Bは、図7に破線で示す位置に位
置している状態では、配設位置に到達した用紙Pを給紙
トレイ30A側へ案内し、図7に実線で示す位置に位置
している状態では、配設位置に到達した用紙Pを下方へ
案内する。カム68C〜68Eについても同様に、図7
に破線で示す位置に位置している状態では、配設位置に
到達した用紙Pを給紙トレイ30B又は給紙トレイ30
C又は給紙トレイ30D側へ案内し、図7に実線で示す
位置に位置している状態では、配設位置に到達した用紙
Pを下方へ案内する。カム68B〜68Eの何れかによ
って給紙トレイ30側へ案内された用紙Pは給紙トレイ
30内に格納される。
【0059】このように、カム62、68A〜68Eが
各々図7に実線で示す位置に回動されている場合には、
用紙Pは印刷可能用紙回収ボックス74へ案内され、印
刷可能用紙回収ボックス74内に格納される。なお、カ
ム68B〜68E及び印刷可能用紙回収ボックス74は
印刷可能用紙回収部110に対応しており、本第2実施
形態に係る印刷可能用紙回収部110は、排出トレイ6
4に排出しない用紙を、給紙トレイ30A〜30D及び
印刷可能用紙回収ボックス74の何れかに選択的に格納
可能とされている。
【0060】次に本第2実施形態の作用を説明する。本
第2実施形態では、各給紙トレイ30A〜30Dに格納
されている用紙の種類(未印刷の用紙か、片面印刷済み
の用紙か)が、給紙トレイ管理情報として予め記憶装置
22Gに記憶されている。また本第2実施形態では、第
1実施形態で説明した印刷処理のステップ194〜20
6に代えて、図8に示す用紙排出制御処理を行う。
【0061】この用紙排出制御処理では、ステップ25
0において、白紙検知センサ72、80により用紙の両
面が白紙か否かを検知し、検知結果をRAM22C等に
記憶した後に、次のステップ252において両面印刷を
行ったか否か判定する。両面印刷を行った場合には、ス
テップ252の判定が肯定されてステップ254へ移行
し、ステップ250における白紙検知により両面が白紙
であると検知されたか否か判定する。少なくとも片面が
白紙でない場合(両面が白紙でない場合、又は片面が白
紙でない場合)には判定が否定され、ステップ256で
排出トレイ64に用紙を排出させる。
【0062】また、両面が白紙であった場合(例えば白
紙ページを生成する制御データ等が印刷データ中に連続
して存在していた等の理由で両面共に印刷が行われなか
った等の場合に生ずる)には、判定が肯定されてステッ
プ262へ移行し、給紙トレイ管理情報に基づいて未印
刷の用紙を格納している給紙トレイ30を判断し、該未
印刷の用紙を格納している給紙トレイ30に対応するカ
ム68のみを図7に破線で示す位置へ回動させることに
より、前記給紙トレイ30に両面が白紙の用紙を格納さ
せる。
【0063】上記により、両面印刷を行った場合には、
両面が白紙の用紙のみ、未印刷の用紙を格納している給
紙トレイ30に格納され、少なくとも片面については印
刷が行われた用紙は排出トレイ64に排出されることに
なる。
【0064】一方、用紙に対して片面にのみ印刷を行っ
た場合には、ステップ252の判定が否定されてステッ
プ258へ移行し、白紙検知センサ72による検知結果
に基づいて用紙の印刷面が白紙か否か判定する。判定が
否定された場合には、ステップ256で排出トレイ64
に用紙を排出させる。また用紙の印刷面が白紙であった
場合には、ステップ258の判定が肯定されてステップ
260へ移行する。
【0065】ステップ260では白紙検知センサ80の
検知結果に基づいて用紙の印刷面の裏面も白紙か否か判
定する。ステップ260の判定が肯定された場合には、
検知対象の用紙は両面が白紙である(例えば未印刷の用
紙を用いて片面印刷を行ったものの、白紙ページを生成
する制御データ等が印刷データに混在していた等の理由
で印刷面への印刷が行われなかった等の場合に生ずる)
ので、前述のステップ262へ移行し、未印刷の用紙を
格納している給紙トレイ30に両面が白紙の用紙を格納
させる。
【0066】また、ステップ260の判定が否定された
場合は、片面印刷済みの用紙を用いて片面印刷を行った
ものの白紙ページを生成する制御データ等が印刷データ
に混在していた等の理由で印刷面への印刷が行われなか
った用紙であるので、ステップ264へ移行し、給紙ト
レイ管理情報に基づいて片面印刷済みの用紙を格納して
いる給紙トレイ30が有るか否か判定する。判定が肯定
された場合にはステップ266へ移行し、片面印刷済み
の用紙を格納している給紙トレイ30に対応するカム6
8のみを図7に破線で示す位置へ回動させることによ
り、前記給紙トレイ30に片面が白紙の用紙を格納させ
る。また、ステップ264の判定が否定された場合に
は、印刷可能用紙回収ボックス74に用紙を格納させ
る。
【0067】このように、上述した用紙排出制御処理で
は、片面印刷に用いられ印刷面が白紙であると検知され
た用紙を、印刷面の裏面が白紙の用紙と、印刷面の裏面
が白紙でない用紙とに分けて格納しているので、印刷面
が白紙の用紙を印刷面の裏面が白紙か否かに応じて分別
する分別作業が不要となる。また、印刷面及びその裏面
について白紙か否かの検知を行った用紙を、給紙トレイ
管理情報に基づいて、前記用紙と同一種の用紙を格納し
ている給紙トレイ30が有れば該給紙トレイ30に格納
するので、印刷面への印刷が行われなかった用紙を給紙
トレイ30に装填する作業を行う必要もなくなる。
【0068】なお、第2実施形態では印刷が行われた用
紙の印刷面の裏面が白紙か否かを検知するために白紙検
知センサ80を設けていたが、これに限定されるもので
はなく、片面印刷の場合には、印刷面が白紙か否かの検
知は白紙検知センサ72で行うと共に、印刷面の裏面が
白紙か否かの検知は白紙検知センサ44で行い、両面印
刷の場合には、各回の印刷において印刷面が白紙か否か
を白紙検知センサ72によって検知することで、用紙の
両面が白紙か否かを白紙検知センサ72によって各々検
知するようにしてもよい。これにより、白紙検知センサ
80を省略することができる。
【0069】また、上記では請求項4に記載の判定手段
として、用紙の印刷面の裏面が白紙か否かを光学的に検
知する白紙検知センサ44を例に説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば給紙トレイ30に格納さ
れている用紙の種類(両面白紙の用紙か、片面が印刷済
みの用紙か)を、バーコード等のマークや突起等の形態
で設定しておき、これを読み取ることで給紙トレイに格
納されている用紙の種類を判断して、両面への印刷が可
能な用紙が給紙トレイ30に格納されているか否かを判
定するようにしてもよい。
【0070】また、上記では印刷モードとして両面印刷
が指定されたものの、給紙トレイ30から引き出した用
紙が片面印刷済みの用紙であった場合には、用紙の片面
への印刷を行うようにしていたが、これに限定されるも
のではなく、給紙トレイに両面への印刷が可能な用紙
(未印刷の用紙)が格納されていない旨を利用者に通知
し、利用者が給紙トレイに両面への印刷が可能な用紙を
セットする迄印刷の実行を停止するようにしてもよい。
【0071】更に、上記では本発明に係る印刷装置とし
て、伝送媒体12を介してクライアント14や印刷管理
装置18と接続されたプリンタ、所謂ネットワークプリ
ンタを例に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、複写機やファクシミリ装置等の他の印刷装置
にも適用可能であることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、印刷手段によって印刷が行われた用紙に対し、少な
くとも印刷手段による印刷面が白紙か否か検知し、印刷
手段によって印刷が行われた用紙のうち印刷面が白紙で
あると検知された用紙のみを所定箇所に格納するように
したので、印刷結果に不要な白紙ページが混在していた
場合に該白紙ページを有効に利用することを、煩雑な分
別作業を行うことなく実現できる、という優れた効果を
有する。
【0073】請求項3記載の発明は、印刷手段によって
印刷が行われた用紙に対し、印刷面の裏面も白紙か否か
検知し、印刷面が白紙であると検知された用紙を、印刷
面の裏面も白紙であると検知された用紙と、印刷面の裏
面は白紙でないと検知された用紙と、に分けて格納する
ようにしたので、上記効果に加え、印刷結果に混在して
いた不要な白紙ページを、印刷面の裏面も白紙の用紙
と、印刷面の裏面は白紙でない用紙と、に分けて利用す
る場合にも、煩雑な分別作業を行う必要がなくなる、と
いう効果を有する。
【0074】請求項4記載の発明は、用紙を格納すると
共に印刷手段に用紙を供給する給紙部に、両面への印刷
が可能な用紙が格納されているか否か判定する判定手段
を設け、用紙の両面への印刷が指示された場合に、両面
への印刷が可能な用紙が給紙部に格納されていないと判
定されたときには、用紙の両面への印刷を抑止するよう
にしたので、用紙の両面への印刷を行う機能を備えた印
刷装置において、片面が印刷済みの用紙が給紙トレイに
格納された場合にも、該用紙が無駄に消費されることを
防止することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るネットワークシステムの概略
構成図である。
【図2】プリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係るプリンタのうち実際の印刷
処理を行うプリンタ部の概略構成図である。
【図4】プリンタの機能ブロック図である。
【図5】受信処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態に係る印刷処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第2実施形態に係るプリンタ部の構成を示す概
略構成図である。
【図8】第2実施形態に係る用紙排出制御処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
16 プリンタ 22 プリンタ制御部 30A、30B、30C、30D給紙トレイ 44 白紙検知センサ 50 像担持体 52 帯電器 54 画像記録部 72 白紙検知センサ 74 印刷可能用紙回収ボックス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷指示に応じて用紙への印刷を行う印
    刷手段と、 前記印刷手段によって印刷が行われた用紙に対し、少な
    くとも前記印刷手段による印刷面が白紙か否か検知する
    白紙検知手段と、 印刷手段によって印刷が行われた用紙のうち前記白紙検
    知手段によって前記印刷面が白紙であると検知された用
    紙のみを所定箇所に格納する制御手段と、 を含む印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記白紙検知手段によ
    って前記印刷面が白紙であると検知された用紙を、用紙
    を収容するための収容部、又は前記印刷手段に供給する
    用紙を格納するための給紙部に格納することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記白紙検知手段は、前記印刷手段によ
    って印刷が行われた用紙に対し、前記印刷面の裏面も白
    紙か否か検知し、 前記制御手段は、前記印刷面が白紙であると検知された
    用紙を、前記印刷面の裏面も白紙であると検知された用
    紙と、前記印刷面の裏面は白紙でないと検知された用紙
    と、に分けて格納することを特徴とする請求項1記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷指示に応じて、供給された用紙の片
    面又は両面への印刷を行う印刷手段と、 用紙を格納すると共に前記印刷手段に用紙を供給する給
    紙部と、 両面への印刷が可能な用紙が前記給紙部に格納されてい
    るか否か判定する判定手段と、 用紙の両面への印刷が指示された場合に、前記判定手段
    により両面への印刷が可能な用紙が前記給紙部に格納さ
    れていないと判定されたときには、用紙の両面への印刷
    を抑止する抑止手段と、 を含む印刷装置。
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