JPH11153396A - 冷水塔 - Google Patents
冷水塔Info
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- JPH11153396A JPH11153396A JP32314097A JP32314097A JPH11153396A JP H11153396 A JPH11153396 A JP H11153396A JP 32314097 A JP32314097 A JP 32314097A JP 32314097 A JP32314097 A JP 32314097A JP H11153396 A JPH11153396 A JP H11153396A
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Abstract
材の座屈を防止する。 【解決手段】 熱交換面材22a,22bの外気流れ方
向と平行な方向D2の両端面に熱交換面材22a,22
bの並設方向D1及び上下方向へ向け所要の間隔で熱交
換面材22a,22bの座屈を防止する座屈防止部材2
9を装着する。
Description
交換面材の座屈を防止し得るようにした冷水塔に関する
ものである。
100%の湿り空気となっているため、この湿り空気を
そのまま冷却塔外部に排出すると、外気温度が低い場合
又は相対湿度が高い場合には白煙を生じることがある。
かのごとき誤解を近隣居住者等に与える結果となり、又
白煙が地上に下降し滞留して周囲に霧のように立ち込め
ることにより視界不良を招く等の不具合があるため、近
年白煙を極力発生させないようにした冷水塔の開発が望
まれている。
が所定の温度よりも高い通常の場合はいわゆる湿式とし
て使用し、外気温度が所定の温度よりも低い場合又は所
定の湿度より高い場合には、湿式・乾式を併用し得るよ
うにした湿式・乾式切換え式のものがあり、その一例は
図3〜図9に示されている。
1の頂部に設けられると共に内部に送風機2を設置され
た排気口3と、ケーシング1の外周に形成された外気取
入れ口4と、ケーシング1内の上部に排気口3下部を包
囲するよう設置された温水槽5と、温水槽5の下方に配
置され且つ温水槽5から流下させた温水を送風機2によ
り外気取入れ口4から取り込んだ外気11と熱交換させ
て冷却する左右の熱交換部6と、熱交換部6の下方に設
置され且つ熱交換部6で冷却されて流下して来た冷水を
溜める底部水槽7を備えている。
状に形成されると共に、その内部空間は、下端が底板5
aの上面に固設された平面形状がジグザグ状の仕切板8
により仕切られて常時貯水領域9と湿式・乾式切換え貯
水領域10に区分けされている。
え貯水領域10は、平面的に見て外気11の流入方向と
平行な方向が櫛歯形状になるよう延在しており、一方の
領域9,10の櫛歯状に延在する部分は、他方の領域1
0,9の櫛歯状部間の間隙に互に入り込んだ形状になっ
ている。
を常時貯水領域9に供給するための温水供給管13が配
設されると共に温水供給管13には湿式・乾式切換え貯
水領域10へ温水12を供給するための温水供給管14
が、温水供給管13から分岐するよう接続されている。
に、連通口15には、湿式・乾式切換え貯水領域10を
湿式領域として使用する際に常時貯水領域9と湿式・乾
式切換え貯水領域10とにおける温水12の水位差を補
正するための開度調整可能な切換え弁16が設けられて
おり、温水供給管14には、湿式・乾式切換え貯水領域
10へ温水12を送給する場合は開き送給しない場合に
は閉止させるようにした切換え弁17が設けられてい
る。
ける櫛歯形状の部分には、長手方向へ所要の間隔で複数
のノズル取付け孔18が穿設され、各ノズル取付け孔1
8には、温水12を熱交換部6へ向けて散水するための
散水ノズル19が嵌合され、固定されている。
水領域10における櫛歯形状の部分には、長手方向へ所
要の間隔で、ノズル取付け孔18と平行に、温水12を
熱交換部6へ向けて散水するための複数の散水孔20が
穿設されている。
の外気11流れ方向と平行に延在する部分の略直下に位
置し且つ仕切板8と平行に延びる隔絶板21(図7、8
参照)が固設されており、散水ノズル19及び散水孔2
0は、図9に示すごとく下面から見て対向する隔絶板2
1,21間に位置している。
熱交換部6は、以下に述べるように構成されている。
とく、フィルム状の合成樹脂材(PVC)の表面に凹凸
を形成した熱交換面材22a,22bは、左右方向(平
面的に見て外気流れ方向と直交する方向)へ所要間隔離
して上下へ向け延在するよう多数並列に起立させられ、
図6、7に示すごとく、各熱交換面材22a,22bの
表面に上下左右へ向けて所要ピッチで固着した複数の突
起23の先端同士は接着剤により接合され、これにより
熱交換面材22a,22bを一体化して全体で自立し得
るようにしたブロック状の充填材22が形成されてお
り、各充填材22は温水槽5の下部に上下へ複数段配置
されることにより熱交換部6が構成されている。
直交する方向の両側には、図6、7に示すごとく、外気
11流れ方向へ延びる横梁24が上下へ所要の間隔で配
置され、各段の充填材22は横梁24上に設置されたグ
リッドデッキ25上に載置され、立設、支持されてい
る。
る熱交換面材22a,22bは以下に述べるように配設
されている。
る隔絶板21,21のうち、散水孔20を挾んで対向す
る位置には、隔絶板21,21間の間隔を仕切るよう、
上端が略底板5aの下面から約10〜20mm下方に位
置すると共に側面が隔絶板21の散水孔20側の面に接
触するよう、熱交換面材22aが配設されている。
ル19を挾んで対向する位置には、隣り合う熱交換面材
22a,22a間の間隔を複数に分割(図示では3分
割)すると共に底板5a下面との間に散水された温水1
2を分散させるための隙間が形成されるよう、上端が隔
絶板21の下端より約100mm程度下方に位置する熱
交換面材22bが配設されている。
より、最上段の充填材22が形成されている。
材22a,22aにより仕切られるとともに熱交換面材
22a,22a間に熱交換面材22bが配置された空間
は、常時湿式空間26となり、熱交換面材22a,22
aにより仕切られ且つ両熱交換面材22a,22a間に
熱交換面材22bのない空間は湿式・乾式切換え空間2
7となっている。
の熱交換面材22a,22a間に熱交換面材22bが配
置された空間は、常時湿式空間26となり、熱交換面材
22a,22a間に熱交換面材22bのない空間は湿式
・乾式切換え空間27になっており、下段の各空間2
6,27は対応する上段の空間26,27の直下に位置
している(図7参照)。
気温度が所定の温度より高い場合又は所定の湿度よりも
低い場合には、図4、5に示す切換え弁16,17を開
いておく。
槽5に供給された温水12は、常時貯水領域9及び湿式
・乾式切換え貯水領域10の両領域に溜まり、溜まった
温水12は散水ノズル19から熱交換部6における最上
段の充填材22の常時湿式空間26に散水されるととも
に散水孔20から最上段の充填材22の湿式・乾式切換
え空間27に散水され、散水された温水12は最上段部
の充填材22における熱交換面材22a,22bの両側
の表面に付着し、水膜状に流下する。
22a,22bの両側の表面に付着して水膜状に流下し
た温水12は、順次下段の充填材22の常時湿式空間2
6及び湿式・乾式切換え空間27に流下し、各段におい
て熱交換面材22a,22bの両側の表面に付着し、水
膜状に流下する。
口4から熱交換部6における各段の充填材22の常時湿
式空間26及び湿式・乾式切換え空間27に吸込まれた
外気11はこれら空間26,27内を流通しつつ熱交換
面材22a,22bに沿い流下する温水と直接接触して
熱交換を行うことにより温水を冷却し、常時湿式空間2
6及び湿式・乾式切換え空間27から排出された後、排
気口3を通って100%湿り空気の状態の空気28とし
て大気中へ排出される(図3参照)。
生成された冷却水は順次各段の充填材22の熱交換面材
22a,22bに沿い流下して底部水槽7に流入する。
高いため、又は相対湿度が所定の湿度より低いため、湿
式・乾式切換え貯水領域10にも温水12を供給し、散
水孔20から湿式・乾式切換え空間27に温水12を散
水しても排気口3から排気される空気28が白煙化する
ことはない。
時貯水領域9と湿式・乾式切換え貯水領域10に供給さ
れた温水12の水位差はなく、同一レベルに保持され
る。
低い場合又は相対湿度が所定の湿度より高い場合には、
切換え弁16,17を閉止しておく。
供給された温水12は、常時貯水領域9のみに溜まり、
溜まった温水12は散水ノズル19から最上段の充填材
22の常時湿式空間26に散水されて熱交換面材22b
の両側の表面及び熱交換面材22aの常時湿式空間26
に面した表面に付着して順次下段の充填材22へと水膜
状に流下する。
切換え貯水領域10には温水12は供給されないため、
散水孔20から湿式・乾式切換え空間27に散水される
ことはなく、従って湿式・乾式切換え空間27は乾いた
状態に保持され、各段の充填材22の熱交換面材22a
の湿式・乾式切換え空間27側の面には温水の水膜が形
成されることはない。
充填材22の常時湿式空間26に吸込まれた外気11は
上述のごとく、各段の充填材22の常時湿式空間26内
を流通しつつ熱交換面材22a,22bに沿い上方から
下方へ流下する温水12と直接接触し熱交換を行うこと
により温水を冷却する。
間27に吸込まれた外気11は湿式・乾式切換え空間2
7内を流通しつつ、熱交換面材22aの常時湿式空間2
6側の表面を流下する温水12から、熱交換面材22a
を介して熱伝導により水蒸気供給を伴うことなく温めら
れ、その結果、温水12が冷却される。
は100%湿り空気であるが、湿式・乾式切換え空間2
7から排出された空気は乾き空気であるため、混合して
排気口3から大気中へ排出される空気28の湿度は飽和
状態になく、従って大気中で空気28が白煙化すること
はない。
部に多段に配設された充填材は、隣り合うフィルム状の
熱交換面材を突起を介して接着剤により接触させ、グラ
ッドデッキ上に立設させているため、1段当りの充填材
の高さを高くするため熱交換面材の高さを高くすると当
該熱交換面材の自重が増加し、その結果、熱交換面材に
座屈が生じる虞れがある。
填材の高さを高くしても熱交換面材に座屈が生じないよ
うにした冷水塔を提供することを目的としてなしたもの
である。
外気流れ方向と平行な方向へ延在する熱交換面材を外気
流れ方向と直交する方向へ並設して隣り合う熱交換面材
により仕切られた複数の空間を有する充填材を形成し、
該充填材を温水槽の下方の熱交換部に立設し、前記熱交
換面材に仕切られて形成された空間のうち所要の空間に
前記温水槽から温水を供給し得るようにし、前記各空間
には外気を導入して温水を冷却し得るようにした冷水塔
において、熱交換面材の外気流れ方向と平行な方向の端
面に、熱交換面材の並設方向及び上下方向へ向けて所要
の間隔で熱交換面材の座屈を防止する座屈防止部材を装
着したものである。
防止されて安定した信頼性の高い冷水塔の運転が可能と
なる。
上下方向へ向いた平板状に形成されると共に、平面形状
が熱交換面材の並設方向へ向けて所要の間隔で複数のス
リットを設けた櫛形状に形成され、前記スリットに熱交
換面材の前記端面が嵌入し得るようにすることができる
ため、運転時に座屈防止部材が外気や温水の流れを阻害
することがなく、従って冷水塔の性能を低下させること
なく熱交換面材の座屈を防止でき、この点からも信頼性
の高い冷水塔の運転が可能となる。
図面を参照しつつ説明する。
り、本実施の形態に適用される冷水塔は、熱交換面材2
2a,22bにより形成される充填材22も含めて従来
のものと略同じ構成である。
である。
材22a,22bの並設方向D1へ向けて所要の間隔
で、熱交換面材22a,22bの外気流れ方向と平行な
方向D2の端面に向い左側が開口した複数のスリット2
9a,29bが設けられている。又、座屈防止部材29
の熱交換面材22a,22bの並設方向D1両側部に
は、スリット29a,29bの開口側と同じ側が切除さ
れた切欠き部29cが設けられている。従って、座屈防
止部材29は平面的に見て充填材22の端面形状に合わ
せて略櫛歯状に形成されている。
と平行な方向D2における両端面には、熱交換面材22
a,22bの並設方向D1へ向け、隣り合う座屈防止部
材29の対向端部と部分的に重なってスリット30が形
成されるよう、上記形状の座屈防止部材29が連続的に
配置されており、又座屈防止部材29は熱交換面材22
a,22bの上下方向に対しては所要の間隔を置いて配
置されている。
29a,29b,30を介して熱交換面材22a,22
bの外気流れ方向と平行な方向D2の両端面に、熱交換
面材22a,22bの座屈を防止するよう、装着されて
いる。
29a,29b,30の両側に位置する部分は、熱交換
面材22a,22bの空間26,27に挿入された状態
で熱交換面材22a,22bを固定、支持している。
防止部材支持柱31は座屈防止部材29を板厚方向へ貫
通して座屈防止部材29を支持すると共にその下端を例
えばグリッドデッキ上に支持されている。
1を設けず、針金等により充填材22に対し固縛するよ
うにもできる。
明するが、冷水塔自体の作動は従来のものと同じである
ため説明は省略する。
22a,22bは座屈防止部材29により支持されてい
る。従って座屈防止部材29は、熱交換面材22a,2
2bの座屈変形を防止しており、1段当りの充填材22
の高さが高くなって熱交換面材22a,22bの高さが
高くなっても、熱交換面材22a,22bは座屈するこ
とがなく、従って信頼性の高い冷水塔の運転が可能とな
る。
9は厚さ方向が上下方向へ向いた平板状に形成されてい
るため、運転時に温水や空気の流れを阻害することな
く、従って冷水塔の性能を低下させることなく熱交換面
材22a,22bの座屈を防止することができ、この点
からも信頼性の高い冷水塔の運転が可能となる。
常時湿式空間と湿式・乾式切換え空間のある充填材に座
屈防止部材を適用する場合について説明したが、常時湿
式空間のみあり熱交換面材が常時漏れているいわゆる常
時漏れ壁式の冷水塔に対しても適用できること、座屈防
止部材の材質は金属、樹脂のいずれも使用できること、
座屈防止部材は水平方向には連続的に設ける場合につい
て説明したが、連続的に設けず隣り合う座屈防止部材間
に適宜の間隔を設けても実施できること、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
と、等は勿論である。
2の何れにおいても充填材の1段当りの高さが高くなっ
た場合にも熱交換面材の座屈を防止することができ、又
請求項2の場合には座屈防止部材は厚さ方向が上下方向
に向いた平板状のものであるため、外気や温水の流れを
阻害せず、このため冷水塔の性能を低下させることがな
く、以上のことから請求項1、2の何れの場合にも安定
した信頼性の高い冷水塔の運転が可能となるという優れ
た効果を奏し得る。
る座屈防止部材の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
概要を示す縦断面図である。
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下方向及び外気流れ方向と平行な方向
へ延在する熱交換面材を外気流れ方向と直交する方向へ
並設して隣り合う熱交換面材により仕切られた複数の空
間を有する充填材を形成し、該充填材を温水槽の下方の
熱交換部に立設し、前記熱交換面材に仕切られて形成さ
れた空間のうち所要の空間に前記温水槽から温水を供給
し得るようにし、前記各空間には外気を導入して温水を
冷却し得るようにした冷水塔において、熱交換面材の外
気流れ方向と平行な方向の端面に、熱交換面材の並設方
向及び上下方向へ向けて所要の間隔で熱交換面材の座屈
を防止する座屈防止部材を装着したことを特徴とする冷
水塔。 - 【請求項2】 座屈防止部材は、厚さ方向が上下方向へ
向いた平板状に形成されると共に、平面形状が熱交換面
材の並設方向へ向けて所要の間隔で複数のスリットを設
けた櫛形状に形成され、前記スリットに熱交換面材の前
記端面が嵌入し得るようにした請求項1に記載の冷水
塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32314097A JP3832056B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 冷水塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32314097A JP3832056B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 冷水塔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153396A true JPH11153396A (ja) | 1999-06-08 |
JP3832056B2 JP3832056B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=18151538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32314097A Expired - Fee Related JP3832056B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 冷水塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3832056B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105258530A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-01-20 | 广州览讯科技开发有限公司 | 冷却塔节水消雾用换热器 |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP32314097A patent/JP3832056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105258530A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-01-20 | 广州览讯科技开发有限公司 | 冷却塔节水消雾用换热器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3832056B2 (ja) | 2006-10-11 |
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