JPS605335B2 - 気液接触用充填材 - Google Patents
気液接触用充填材Info
- Publication number
- JPS605335B2 JPS605335B2 JP51124496A JP12449676A JPS605335B2 JP S605335 B2 JPS605335 B2 JP S605335B2 JP 51124496 A JP51124496 A JP 51124496A JP 12449676 A JP12449676 A JP 12449676A JP S605335 B2 JPS605335 B2 JP S605335B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- gas
- water
- liquid contact
- filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は気液接触用の充填材特に液膜型充填材に関する
ものである。
ものである。
従来冷却塔或はガス吸収塔等気液接触交換装置において
は、液例えば水の流下状態によって液膜型（膜状流動）
と飛沫型とに大別されるが、本発明は前者の液膜型にお
ける充填材の改良に係るものである。
は、液例えば水の流下状態によって液膜型（膜状流動）
と飛沫型とに大別されるが、本発明は前者の液膜型にお
ける充填材の改良に係るものである。
通常この種の充填材は金属又は合成樹脂の薄板をプレス
加工や真空成形加工等によって全面に適当な凹凸を設け
これに沿って流下する液膜を気体に接触させるようにし
たものである。
加工や真空成形加工等によって全面に適当な凹凸を設け
これに沿って流下する液膜を気体に接触させるようにし
たものである。
すなわち液を薄い膜状にし気液の接触面積をできるだけ
増加させるために板の表面に幾何学的な凹凸や波状の凹
凸面が形成されている。このような板状充填材（通常フ
ィリングという）を所定間隔で多数平行に並べてブロッ
クとし塔内に充填し、塔上部の散水装置から水を落して
充填材の面を流下させる。
増加させるために板の表面に幾何学的な凹凸や波状の凹
凸面が形成されている。このような板状充填材（通常フ
ィリングという）を所定間隔で多数平行に並べてブロッ
クとし塔内に充填し、塔上部の散水装置から水を落して
充填材の面を流下させる。
しかしながら上部の散水装置から落下する水の一部は充
填材の表面を伝わらずそれらの間隙を急速に落下する。
填材の表面を伝わらずそれらの間隙を急速に落下する。
したがって気液接触効率を悪くするばかりでなく、空間
を落下する水滴は空気の流れに随伴し偏流を起す。例え
ば直交流型冷却塔では空気が横から流れるため水は風の
出口方向に押し流され、この結果水が流下しない部分す
なわちデッドスペースを生じ、この部分での気液接触が
行われないため塔の冷却効率が低下し、更に充填材の途
中から飛び出した水滴は送風機の風圧により塔外へ排出
されて、いわゆるキャリーオーバ−となり付近の環境に
悪影響を及ぼすに至る。また巻内を落下する水滴の音は
、かなりの騒音を発生する等の欠点があった。本発明は
このような欠点を改良し、散水装置より供給される水を
確実かつ均一にフィリングの表面に液膜として流下させ
るようにした充填材を提供するものである。
を落下する水滴は空気の流れに随伴し偏流を起す。例え
ば直交流型冷却塔では空気が横から流れるため水は風の
出口方向に押し流され、この結果水が流下しない部分す
なわちデッドスペースを生じ、この部分での気液接触が
行われないため塔の冷却効率が低下し、更に充填材の途
中から飛び出した水滴は送風機の風圧により塔外へ排出
されて、いわゆるキャリーオーバ−となり付近の環境に
悪影響を及ぼすに至る。また巻内を落下する水滴の音は
、かなりの騒音を発生する等の欠点があった。本発明は
このような欠点を改良し、散水装置より供給される水を
確実かつ均一にフィリングの表面に液膜として流下させ
るようにした充填材を提供するものである。
すなわち本発明の要旨は、フィリングの一方の面に突出
させると共に該突出部の下端から引きつづき凹入させて
該フィリングの反対側の面へ同形に突出せしめて断面ほ
ぼＳ字形に形成された水滴捕捉部を、フィリングの幅方
向に沿って所定間隔に多数形成し、かつ垂直方向にも所
定間隔に複数段列設してなる気液接触用充填材。
させると共に該突出部の下端から引きつづき凹入させて
該フィリングの反対側の面へ同形に突出せしめて断面ほ
ぼＳ字形に形成された水滴捕捉部を、フィリングの幅方
向に沿って所定間隔に多数形成し、かつ垂直方向にも所
定間隔に複数段列設してなる気液接触用充填材。
以下図面に具体例を示して更に詳しく説明する。
第１図はフィリングの一部を示す斜視図で、第２図は２
枚のフィリングの接触部を示す斜視図である。
枚のフィリングの接触部を示す斜視図である。
図において１はフィリング、２は水滴捕捉部、３はフィ
リングの全面に形成された幾何学模様状の凹凸部である
。前記水滴捕捉部２は第２図に拡大して示されるように
フィリングーの一方の面に突出し、その下端部から引き
つづき凹入して反対側の面へ同形に突出せしめ断面ほぼ
Ｓ字形の曲線をなしている。しかしながらこれに限らず
、第３図ａ，ｂに示すように直線的に曲折していてもよ
く、要はフィリングの一方の面に形成された突出部をそ
の下端部から引きつづき凹入させて該フィリングの反対
側の面に同形に突出させて断面ほぼＳ字形に形成させれ
ばよい。突出部の高さは通常表裏両面に等高とし、多数
のフィリングを並べてブロックとする時その頂部が隣接
するフイリングの面に接してフィリング同士のピッチが
決定されるもので、同時にスベーサーの役割も果す。こ
のような水滴捕捉部２は第１図に示されるようにフィリ
ングの幅方向に沿って適宜の間隔で一列に多数設けられ
、かっこの列は適宜の間隔で上下に複数段形成され、各
列の水滴捕捉部が交互に又は多少づらせて位置するよう
にし、上方から垂直に見下して間隙のないように形成し
て落下水滴の通り抜けを防止する。通常は例えば第１図
に示すようなフィリングＡと、その奇数段目の列と偶数
段目の列とを置き換えた関係にあるフィリングＢとを用
い、これらを交互に並べて充填材ブロックを形成すれば
上記の目的は簡単に達成される。なお上記糠造の水滴捕
捉部を、フィリングの上部の散水装置に近接する部分に
のみ全幅に亘つて配設、形成してもよい。本発明はこの
ように構成されているので、フィリング間隙を落下する
水滴は必ずいずれかの水滴捕捉部の突出部に当り、フイ
リングの両面で捕捉され、その水はＳ形表面を伝って下
方に流れてそのフィリングの凹凸面３に誘導され、又一
部は隣接するフィリングの凹凸面に伝わって流下するの
で、水滴の捕捉とフィリング面への誘導を確実かつ均一
に行わしめることができる。
リングの全面に形成された幾何学模様状の凹凸部である
。前記水滴捕捉部２は第２図に拡大して示されるように
フィリングーの一方の面に突出し、その下端部から引き
つづき凹入して反対側の面へ同形に突出せしめ断面ほぼ
Ｓ字形の曲線をなしている。しかしながらこれに限らず
、第３図ａ，ｂに示すように直線的に曲折していてもよ
く、要はフィリングの一方の面に形成された突出部をそ
の下端部から引きつづき凹入させて該フィリングの反対
側の面に同形に突出させて断面ほぼＳ字形に形成させれ
ばよい。突出部の高さは通常表裏両面に等高とし、多数
のフィリングを並べてブロックとする時その頂部が隣接
するフイリングの面に接してフィリング同士のピッチが
決定されるもので、同時にスベーサーの役割も果す。こ
のような水滴捕捉部２は第１図に示されるようにフィリ
ングの幅方向に沿って適宜の間隔で一列に多数設けられ
、かっこの列は適宜の間隔で上下に複数段形成され、各
列の水滴捕捉部が交互に又は多少づらせて位置するよう
にし、上方から垂直に見下して間隙のないように形成し
て落下水滴の通り抜けを防止する。通常は例えば第１図
に示すようなフィリングＡと、その奇数段目の列と偶数
段目の列とを置き換えた関係にあるフィリングＢとを用
い、これらを交互に並べて充填材ブロックを形成すれば
上記の目的は簡単に達成される。なお上記糠造の水滴捕
捉部を、フィリングの上部の散水装置に近接する部分に
のみ全幅に亘つて配設、形成してもよい。本発明はこの
ように構成されているので、フィリング間隙を落下する
水滴は必ずいずれかの水滴捕捉部の突出部に当り、フイ
リングの両面で捕捉され、その水はＳ形表面を伝って下
方に流れてそのフィリングの凹凸面３に誘導され、又一
部は隣接するフィリングの凹凸面に伝わって流下するの
で、水滴の捕捉とフィリング面への誘導を確実かつ均一
に行わしめることができる。
そして捕捉された水は特殊形状をなす水滴捕捉部自体の
両面を伝って流下する時、この部分でも液膜状となり、
かつ表面積も増大されるので気液接触効率は一層向上す
る。
両面を伝って流下する時、この部分でも液膜状となり、
かつ表面積も増大されるので気液接触効率は一層向上す
る。
またフィリングの幅方向に沿って平行した水平な通気路
線が形成される結果偏流防止上有有効であり、デッドス
ペースが完全に解消され、キャリーオーバ−を起すこと
なく、勿論水滴落下騒音も著しく減少しその効果は極め
て大きい。
線が形成される結果偏流防止上有有効であり、デッドス
ペースが完全に解消され、キャリーオーバ−を起すこと
なく、勿論水滴落下騒音も著しく減少しその効果は極め
て大きい。
第１図は本発明の充填材の一部を示す斜視図、第２図は
隣接フィリングとの接触部を示す部分斜視図、第３図は
水滴捕捉部の形状を例示する断面図である。 １…・・・フィリング、２・・・・・・水滴捕捉部、３
・・・・・・フイリングの凹凸部。 第１図 第２図 第３図
隣接フィリングとの接触部を示す部分斜視図、第３図は
水滴捕捉部の形状を例示する断面図である。 １…・・・フィリング、２・・・・・・水滴捕捉部、３
・・・・・・フイリングの凹凸部。 第１図 第２図 第３図
Claims (1)
- １ フイリングの一方の面に突出させると共に該突出部
の下端から引きつづき凹入させて該フイリングの反対側
の面へ同形に突出せしめて断面ほぼＳ字形に形成された
水滴捕捉部を、フイリングの幅方向に沿つて所定間隔に
多数形成し、かつ垂直方向にも所定間隔に複数段列設し
てなる気液接触用充填材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51124496A JPS605335B2 (ja) | 1976-10-19 | 1976-10-19 | 気液接触用充填材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51124496A JPS605335B2 (ja) | 1976-10-19 | 1976-10-19 | 気液接触用充填材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5350059A JPS5350059A (en) | 1978-05-08 |
| JPS605335B2 true JPS605335B2 (ja) | 1985-02-09 |
Family
ID=14886922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51124496A Expired JPS605335B2 (ja) | 1976-10-19 | 1976-10-19 | 気液接触用充填材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605335B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE459826B (sv) * | 1984-10-03 | 1989-08-07 | Munters Ab Carl | Insatskropp av veckade skikt med speciellt utformade kantpartier |
| JP5939174B2 (ja) * | 2013-02-18 | 2016-06-22 | 株式会社デンソー | 液体を用いたエンジン用後処理装置 |
| JP7328490B2 (ja) * | 2018-09-20 | 2023-08-17 | ダイキン工業株式会社 | 気液接触モジュール |
-
1976
- 1976-10-19 JP JP51124496A patent/JPS605335B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5350059A (en) | 1978-05-08 |
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