JPH11153078A - コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 - Google Patents

コンデンサ放電式内燃機関用点火装置

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JPH11153078A
JPH11153078A JP31943997A JP31943997A JPH11153078A JP H11153078 A JPH11153078 A JP H11153078A JP 31943997 A JP31943997 A JP 31943997A JP 31943997 A JP31943997 A JP 31943997A JP H11153078 A JPH11153078 A JP H11153078A
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ignition
coil
capacitor
voltage
discharge
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JP31943997A
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Masakazu Tsukada
賢和 塚田
Hiroyasu Nito
博康 仁藤
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な回路構成で放電用サイリスタを過電圧か
ら保護することができるコンデンサ放電式内燃機関用点
火装置を提供する。 【解決手段】点火コイル2の一次側に点火用コンデンサ
C1 と放電用サイリスタTh1とを設け、点火用コンデン
サC1 の電荷をサイリスタTh1と点火コイルの一次コイ
ル2aとを通して放電させることにより点火コイルの二
次コイルに点火用高電圧を誘起させる。点火用高電圧を
AC電圧として点火火花の持続時間を長くするために放
電用サイリスタに対して並列に該サイリスタと逆方向の
ツェナーダイオードDz2を接続する。ツェナーダイオー
ドDz2により、エキサイタコイル1から放電用サイリス
タTh1に過電圧が印加されるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ放電式
の内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関を点火する点火装置として、該
内燃機関により駆動される磁石発電機内に設けられたエ
キサイタコイルの出力電圧によりダイオードを通して充
電される点火用コンデンサの電荷を、機関の点火時期に
導通させられる放電用サイリスタを通して点火コイルの
一次コイルに放電させることにより、点火用の高電圧を
誘起させるようにしたコンデンサ放電式の内燃機関用点
火装置が広く実用されている。
【0003】この種の点火装置では、内燃機関の回転数
が高くなるとエキサイタコイルの出力電圧が高くなるの
で、機関の中高速領域で点火用コンデンサの充電電圧が
必要以上に高くなって放電用サイリスタが破壊された
り、点火コイルに過大な電流が流れて焼損したりするお
それがある。そのため、このようなおそれがある場合に
は、点火用コンデンサの充電電圧が許容値を超えないよ
うに制限する定電圧回路が設けられる。
【0004】また操作の簡便さを重視する小形の内燃機
関においては、内燃機関を停止させるために、エキサイ
タコイルに対して並列にストップスイッチを接続して、
該ストップスイッチを閉じることによりエキサイタコイ
ルを短絡して点火動作を停止させる構成をとることが多
い。このようなストップスイッチが設けられている場合
には、該ストップスイッチのチャタリングが生じたとき
にエキサイタコイルに高いサージ電圧が誘起して放電用
サイリスタのアノードカソード間に印加され、該サージ
電圧がサイリスタの順方向阻止電圧を超えると、サイリ
スタが破壊するおそれがある。またエキサイタコイルの
接地端子の接触不良があった場合にも、高いサージ電圧
が発生して放電用サイリスタが破壊されるおそれがあ
る。
【0005】そこでこのように、ストップスイッチのチ
ャタリングやエキサイタコイルの接地端子の接触不良等
により高いサージ電圧が発生するおそれがある場合に
は、該サージ電圧によりサイリスタなどが破壊するのを
防止するために、サージ吸収回路を設けている。
【0006】図3は、点火用コンデンサの充電電圧を所
定値以下に制限する定電圧回路と、サージ吸収回路とを
設けた従来のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置を示
したもので、この点火装置は、内燃機関により駆動され
る磁石発電機内に設けられて機関の回転に同期して交流
電圧を誘起するエキサイタコイル1と、点火コイル2
と、点火コイルの一次側に設けられてエキサイタコイル
1の出力電圧により一方の極性に充電される点火用コン
デンサC1 と、点火信号が与えられた時に導通して点火
用コンデンサC1 の電荷を点火コイルの一次コイルを通
して放電させるように設けられた放電用サイリスタTh1
と、放電用サイリスタTh1に対して逆並列接続されたA
C放電回路形成用ダイオードD4 と、点火時期制御回路
5と、定電圧電源回路6と、定電圧回路8と、サージ吸
収回路9とを備えている。
【0007】図1の点火装置においては、内燃機関の回
転に同期してエキサイタコイル1に交流電圧が誘起す
る。この交流電圧の図示の実線矢印方向の正の半サイク
ルにおいて、エキサイタコイル1から点火コンデンサ充
電用ダイオードD2 と点火用コンデンサC1 と点火コイ
ル2の一次コイル2aとダイオードD1 とを通して電流
が流れて、点火用コンデンサC1 が図示の極性に充電さ
れる。
【0008】点火時期制御回路5は、機関に取り付けら
れた信号発電機内に設けられた信号コイル4の出力信号
から機関の回転角度情報と回転速度情報とを得て内燃機
関の各回転速度における点火時期を演算し、演算された
点火時期に放電用サイリスタTh1に点火信号を与える。
【0009】放電用サイリスタTh1に点火信号が与えら
れると、該放電用サイリスタが導通するため、点火用コ
ンデンサC1 の電荷がサイリスタTh1と点火コイルの一
次コイル2aとを通して放電する。この点火用コンデン
サC1 の放電により点火コイルの一次コイル2aを通し
て流れる図示の実線矢印方向の電流により点火用コンデ
ンサC1 が図示の極性と逆の極性に充電されると、該点
火用コンデンサC1 の電荷がAC放電回路形成用ダイオ
ードD4 とダイオードD2 と点火コイルの一次コイルと
を通して放電する。これらの動作の繰り返しにより、点
火コイルの一次コイル2aにAC振動電流が流れ、二次
コイル2bに交番する点火用高電圧が誘起する。この点
火用高電圧は点火プラグ3に印加されるため、該点火プ
ラグにAC放電が生じ、機関が点火される。点火用コン
デンサC1 の残留電荷は抵抗R2を通して放電する。
【0010】即ち、この点火装置では、放電用サイリス
タTh1に対して並列に該サイリスタと逆方向のAC放電
回路形成用ダイオードD4 を接続することにより、点火
用コンデンサが放電する際に点火コイルの一次コイルを
通して流れる電流をAC振動電流として点火プラグにA
C放電を生じさせ、点火火花の持続時間を長くするよう
にしている。
【0011】図示の例では、エキサイタコイル1の図示
の破線方向の負の半サイクルの出力電圧を入力として一
定の直流電圧を発生する定電圧電源回路6が設けられ、
該電源回路6から点火時期制御回路5の電源端子に直流
電源電圧が与えられている。また、内燃機関を停止させ
る際に閉じられるストップスイッチ7がエキサイタコイ
ル1に対して並列に接続されていて、該ストップスイッ
チの閉成により、エキサイタコイルの図示の実線矢印方
向の出力を短絡することにより点火用コンデンサC1 の
充電を阻止して、点火動作を停止させるようになってい
る。
【0012】更に、点火用コンデンサC1 の充電電圧が
制限値を超えて放電用サイリスタTh1に過大な順方向電
圧が加わることがないようにするために、サイリスタT
h3とツェナーダイオードDz3と抵抗R6 ないしR8 とコ
ンデンサC4 とからなる定電圧回路8が設けられてい
る。この定電圧回路においては、点火用コンデンサC1
の端子電圧が所定の制限値を超えたときに、ツェナーダ
イオードDz3が導通してサイリスタTh3にトリガ信号を
与える。これによりサイリスタTh3が導通してエキサイ
タコイル1を短絡するため、点火用コンデンサC1 の充
電電圧が一定値以下に制限される。
【0013】また9はサージ吸収回路で、図示の例で
は、コンデンサC5 と抵抗R9 との直列回路からなって
いる。このサージ吸収回路は、ストップスイッチ7のチ
ャタリングなどに起因して生ずるサージ電圧を吸収する
ために設けられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンデンサ
放電式内燃機関用点火装置では、複数個の回路素子から
なる定電圧回路8と、サージ吸収回路9とを設けるとと
もに、AC放電回路形成用ダイオードD4 を設けている
ため、部品点数が多くなって回路が複雑になり、点火装
置が高価になるという問題があった。
【0015】本発明の目的は、単一の回路素子に定電圧
回路の機能とサージ吸収回路の機能とAC放電回路形成
用ダイオードの機能とを持たせることにより、回路構成
を簡単にしたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関によ
り駆動される磁石発電機内に設けられて機関の回転に同
期して交流電圧を誘起するエキサイタコイルと、点火コ
イルと、該点火コイルの一次側に設けられてエキサイタ
コイルの出力電圧により一方の極性に充電される点火用
コンデンサと、点火信号が与えられた時に導通して点火
用コンデンサの電荷を点火コイルの一次コイルを通して
放電させるように設けられた放電用サイリスタと、放電
用サイリスタに対して逆並列接続されたAC放電回路形
成用ダイオードとを備えたコンデンサ放電式内燃機関用
点火装置に係わるものである。
【0017】本発明は、AC放電回路形成用ダイオード
をツェナーダイオードにより構成したことを特徴とす
る。
【0018】上記ツェナーダイオードのツェナー電圧
は、放電用サイリスタの順方向阻止電圧以下の大きさ
で、かつ機関を点火するために必要な大きさの点火用高
電圧を点火コイルの二次コイルに誘起させるために必要
とされる点火用コンデンサの充電電圧の最小値以上の値
を有するように選定する。
【0019】上記のように構成すると、エキサイタコイ
ルの出力電圧が高くなっても、サイリスタのアノードカ
ソード間に印加される順方向電圧の大きさはツェナーダ
イオードのツェナー電圧にほぼ等しい値に制限されるの
で、放電用サイリスタにその順方向阻止電圧を超える過
大な電圧が印加されて該サイリスタが破壊したり、放電
用サイリスタや点火コイルの一次コイルに過電流が流れ
てサイリスタや点火コイルが破壊したりするおそれをな
くすことができる。
【0020】また、上記のように、AC放電回路形成用
ダイオードとしてツェナーダイオードを用いると、スト
ップスイッチのチャタリングや回路の接地端子の接触不
良などにより高いサージ電圧が発生したときに、該サー
ジ電圧を上記ツェナーダイオードにより吸収することが
できるため、サージ吸収回路を別個に設けることなく、
サイリスタに高いサージ電圧が印加されるのを防ぐこと
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる点火装置の
構成例を示したもので、同図において、1は内燃機関に
より駆動される磁石発電機内に設けられて機関の回転に
同期して交流電圧を誘起するエキサイタコイル、2は一
次コイル2a及び二次コイル2bを有する点火コイルで
ある。点火コイル2の二次コイル2bの非接地側の端子
は、機関の気筒に取り付けられた点火プラグ3の非接地
側端子に接続されている。
【0022】点火コイルの一次コイル2aの一端(接地
側)は、アノードを一次コイル2aの一端側に向けたダ
イオードD1 を通してエキサイタコイル1の一端に電気
的に接続されている。
【0023】点火コイルの一次コイル2aの他端は点火
用コンデンサC1 の一端に接続され、該点火用コンデン
サの他端とエキサイタコイル1の他端との間に、アノー
ドをエキサイタコイル1側に向けた点火コンデンサ充電
用ダイオードD2 が接続されている。
【0024】点火用コンデンサC1 の他端と一次コイル
2aの一端(接地側)との間には、アノードを点火用コ
ンデンサC1 側に向けた状態で放電用サイリスタTh1が
接続され、該サイリスタのゲートカソード間には、コン
デンサC2 と抵抗R1 とが並列に接続されている。点火
用コンデンサC1 の他端と一次コイル2aの一端との間
にはまた、点火用コンデンサC1 の残留電荷を放電させ
るための抵抗R2 が接続されている。
【0025】内燃機関の点火時期に放電用サイリスタT
h1にトリガ信号として与えられる点火信号を発生させる
ため、図示の例では、信号コイル4を有する信号発電機
と、点火時期制御回路5と、点火時期制御回路5に電源
電圧を与える定電圧電源回路6とが設けられている。点
火時期制御回路5は、信号コイル4の出力から機関の回
転角度位置情報及び回転速度情報を得て機関の各回転数
における点火時期を演算し、演算された点火時期に放電
用サイリスタTh1に点火信号を与える。本発明において
点火時期制御回路5の構成は任意である。
【0026】定電圧電源回路6は、この例ではサイリス
タTh2、ツェナーダイオードDz1、ダイオードD3 、コ
ンデンサC3 及び抵抗R3 ないしR5 からなり、エキサ
イタコイル1に誘起する図示の破線矢印方向の電圧を入
力として、コンデンサC3 を充電する。コンデンサC3
の端子電圧が設定値を超えるとツェナーダイオードDz1
が導通してサイリスタTh2を導通させるため、コンデン
サC3 の充電が停止する。これらの動作によりコンデン
サC3 の端子間に一定の直流電圧を発生し、該直流電圧
を点火時期制御回路5の電源端子に与える。
【0027】7はエキサイタコイル1の他端と接地間に
接続されたストップスイッチで、内燃機関を停止させる
際に閉じられる。ストップスイッチ7が閉じられると、
エキサイタコイル1の図示の実線矢印方向の出力電圧が
短絡されて点火動作が停止させられる。
【0028】本発明においては、放電用サイリスタTh1
に対して逆並列接続するAC放電回路形成用ダイオード
として高耐圧ツェナーダイオードDz2を用いる。図示の
例では、このツェナーダイオードがエキサイタコイル1
の他端と点火コイルの一次コイル2aの一端(接地側)
との間に、アノードを一次コイル2aの一端側に向けた
状態で接続されている。
【0029】このツェナーダイオードのツェナー電圧の
大きさは、放電用サイリスタTh1の順方向阻止電圧(オ
フ状態にあるサイリスタが耐え得る順方向電圧の最大
値)の大きさ以下で、かつ点火コイルの二次コイル2b
に点火に必要な大きさの点火用高電圧を誘起させるため
に必要とされる点火用コンデンサC1 の充電電圧の最小
値以上の値に選定されている。
【0030】図1の点火装置において、内燃機関の回転
に同期してエキサイタコイル1に交流電圧が誘起する
と、該エキサイタコイルの図示の実線矢印方向の電圧に
よりダイオードD2 と点火コイルの一次コイル2a及び
ダイオードD1 とを通して点火用コンデンサC1 に充電
電流が流れ、該点火用コンデンサC1 が図示の極性に充
電される。またエキサイタコイル1の図示の破線矢印方
向の出力電圧により、定電圧電源回路6のコンデンサC
3 が設定値まで充電され、該コンデンサC3 の両端間に
得られる直流定電圧が点火時期制御回路5に供給され
る。
【0031】機関の点火時期に点火時期制御回路5から
出力される点火信号が放電用サイリスタTh1にトリガ信
号として与えられると、該サイリスタが導通し、点火用
コンデンサC1 に蓄積された電荷がコンデンサC1 →サ
イリスタTh1→一次コイル2a→コンデンサC1 の経路
で放電し、この放電により点火用コンデンサC1 が図示
の極性と逆の極性に充電される。図示の極性と逆の極性
に充電された点火用コンデンサC1 の電荷は、コンデン
サC1 →一次コイル2a→ツェナーダイオードDz2→第
1のダイオードD2 →コンデンサC1 の経路で放電す
る。これらの放電が交互に行われて点火コイルの一次コ
イルACに振動電流が流れるため、点火コイルの二次コ
イル2bに正負に交番する点火用高電圧が誘起する。こ
の点火用高電圧は点火プラグ3に印加されるため、該点
火プラグにAC放電が生じ、機関が点火される。
【0032】機関の回転数の上昇によりエキサイタコイ
ル1の誘起電圧が上昇して、点火用コンデンサC1 の充
電電圧Vc がツェナーダイオードDz2のツェナー電圧を
超えるようになると、エキサイタコイル1の図示の実線
矢印方向の出力電流がツェナーダイオードDz2のツェナ
ー電流となって流れて点火用コンデンサC1 から側路さ
れるので、点火用コンデンサC1 の充電電圧Vc は図2
に実線で示すようにツェナーダイオードDz2のツェナー
電圧にほぼ等しい値に制限される。そのため、放電用サ
イリスタTh1にその順方向阻止電圧を超える高い順電圧
が加わることがない。
【0033】またストップスイッチ7を閉じて内燃機関
を停止させる際に、該ストップスイッチのチャタリング
によりツェナーダイオードDz2のツェナー電圧の値を超
える高いサージ電圧が発生しても、該サージ電圧はツェ
ナーダイオードDz2で吸収されるため、放電用サイリス
タTh1にその順方向阻止電圧を超える電圧が印加される
ことがない。
【0034】上記の例においては、点火時期を演算する
点火時期制御回路5と、該点火時期制御回路に直流定電
圧を供給する定電圧電源回路6及びダイオードD1 とが
設けられているが、機関の点火時期に信号コイル4から
発生する信号電圧を点火信号として放電用サイリスタT
h1のゲートに直接与える場合には、点火時期制御回路
5、定電圧電源回路6及びダイオードD1 が省略され
る。
【0035】上記の例では、ツェナーダイオードDz2を
ダイオードD2 よりもエキサイタコイル1側に設けてい
るが、該ツェナーダイオードDz2をダイオードD2 と点
火用コンデンサC1 との間に設けて、サイリスタTh1に
対して逆並列接続するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、点火用
コンデンサを点火コイルの一次コイルを通して放電させ
る際に流れる放電電流をAC振動電流とするために、放
電用サイリスタに対して逆並列接続するダイオードとし
てツェナーダイオードを用いたので、定電圧回路及びサ
ージ吸収回路を別個に設けることなく、放電用サイリス
タに過大な電圧が加わるのを防止することができる。従
って、回路構成が簡単でかつ信頼性の高いコンデンサ放
電式内燃機関用点火装置を安価に提供できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンデンサ放電式内燃機関用点
火装置の構成例を示した回路図である。
【図2】図1の点火装置の点火用コンデンサの充電電圧
の回転数に対する変化の特性を示した線図である。
【図3】従来の点火装置の構成を示した回路図である。
【符号の説明】
1 エキサイタコイル 2 点火コイル 3 点火プラグ 4 信号コイル 5 点火時期制御回路 6 定電圧電源回路 7 ストップスイッチ C1 点火用コンデンサ Th1 放電用サイリスタ D2 点火コンデンサ充電用コンデンサ D4 第2のダイオード Dz2 ツェナーダイオード(AC放電回路形成用ダイオ
ード)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関により駆動される磁石発電機内
    に設けられて機関の回転に同期して交流電圧を誘起する
    エキサイタコイルと、点火コイルと、前記点火コイルの
    一次側に設けられて前記エキサイタコイルの出力電圧に
    より一方の極性に充電される点火用コンデンサと、点火
    信号が与えられた時に導通して前記点火用コンデンサの
    電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させる
    ように設けられた放電用サイリスタと、前記放電用サイ
    リスタに対して逆並列接続されたAC放電回路形成用ダ
    イオードとを備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装
    置において、 前記AC放電回路形成用ダイオードがツェナーダイオー
    ドからなっていることを特徴とするコンデンサ放電式内
    燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 前記ツェナーダイオードのツェナー電圧
    は、前記放電用サイリスタの順方向阻止電圧以下の大き
    さで、かつ内燃機関を点火するために必要な大きさの点
    火用高電圧を前記点火コイルの二次コイルに誘起させる
    ために必要とされる前記点火用コンデンサの充電電圧の
    最小値以上の値を有するように選定されている請求項1
    に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
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