JPH11152385A - ポリテトラフルオロエチレン分散液組成物 - Google Patents

ポリテトラフルオロエチレン分散液組成物

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JPH11152385A
JPH11152385A JP31865897A JP31865897A JPH11152385A JP H11152385 A JPH11152385 A JP H11152385A JP 31865897 A JP31865897 A JP 31865897A JP 31865897 A JP31865897 A JP 31865897A JP H11152385 A JPH11152385 A JP H11152385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着色がなく、塗付時にはじきやあばたや厚みむ
らを生じにくく、高強度なポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)フィルムが得られる。 【解決手段】一般式Cx2x+1CH(Cy2y+1)Cz
2zO(C24 O)nH[x≧1、y≧1、0≦z≦
1、x+y+z=10〜15、n=5〜20]なる分子
構造でHLB値が12〜14の界面活性剤を2〜12重
量%含有する乳化重合PTFE微粒子含有水性分散液組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳化重合法で得ら
れたポリテトラフルオロエチレン微粒子、界面活性剤お
よび水を含有するポリテトラフルオロエチレン(以下、
PTFEという)分散液組成物に関する。
【0002】PTFE分散液組成物は、コンデンサ誘電
体や電気絶縁材料などに使用されるPTFEフィルムに
特に好適であるほか、ガラス繊維布やカーボン繊維布に
含浸させて膜構造建築物の屋根材や高周波用プリント基
板等、調理用具の表面コーティング用途、分散液組成物
と充填剤とを共凝集させ無給油軸受けなどに加工する用
途、PTFE繊維を紡糸し耐熱性フィルタなどに加工す
る用途、PTFEのフィブリル化現象を利用して粉体と
ともに混練し発塵防止加工を行う用途、各種結着剤、な
どに利用される。
【0003】
【従来の技術】乳化重合法によるPTFEは純水、過酸
化物系重合開始剤、アニオン系分散剤、および重合安定
剤である高級パラフィン等の混合物を撹拌しつつテトラ
フルオロエチレン(以下、TFEという)モノマーを加
圧下で注入することにより重合して製造される。通常、
平均粒子径0.1〜0.5μmのPTFEが30重量%
前後またはそれ以下の濃度で分散した水性分散液が得ら
れる。
【0004】この分散液はきわめて不安定であり、機械
的揺動により再分散不可能な凝集体を生成するため、従
来はポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル等の
不飽和構造を疎水基中に有する非イオン性界面活性剤、
例えばユニオンカーバイド社製トライトンX100など
を加え一次安定化させたのち、PTFE固形分40〜6
5重量%に濃縮する。その後、さらに長期保存時の安定
化や各種用途に適した粘度などの液物性とするために、
水、アンモニア等の防腐剤、トライトンX100等の界
面活性剤その他を添加し、PTFE濃度30〜65重量
%の分散液組成物を得ている。
【0005】このPTFE分散液組成物の用途として
は、例えば特公昭45−39829に、安定化剤として
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(トライ
トンX100)を用いてPTFE分散液組成物を作製
し、これを金属板上に塗付し380℃で焼成したのちに
剥離してフィルムを得ることが記載されている。得られ
たフィルムはコンデンサの絶縁膜や電子部品などに用い
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おけるポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを
界面活性剤として使用したPTFE分散液組成物は、下
記問題点があった。
【0007】(1)分散液組成物により作製されたフィ
ルムは黄褐色に着色し、厚みが厚くなるほど著しくなる
問題があった。そのうえ、着色したフィルムは絶縁性等
の電気的特性が低下する問題もあった。この着色の原因
は、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルの熱
分解が不充分なために炭素質成分がフィルム中に残留す
るためであると考えられる。したがって、界面活性剤を
熱分解し、揮散しやすくするため、比較的長時間の加熱
焼成が行われる。しかし、この方法によっても通常着色
は完全には解消せず、フィルムの金属板からの剥離性が
悪くなり強度も低下する問題もある。
【0008】(2)厚いフィルムを作る場合には、マッ
ドクラックを防止するため、PTFE分散液組成物を一
定膜厚以下で重ね塗りを行うが、PTFEが塗付され焼
成されたPTFEの表面特性は低表面張力であるために
はじきを生じやすく、重ね塗りが困難である問題があっ
た。一般にガラス繊維布にPTFE分散液組成物を含浸
加工し重ね塗りする場合には、表面が凹凸を有するため
にはじきを生じにくいが、PTFEフィルムを作製する
場合には表面が平滑であるためにはじきが生じやすい。
【0009】(3)PTFE分散液組成物を塗付し乾燥
するまでの間に徐々にクレーター状の「あばた」とよば
れる厚みむらを生じ、フィルムの強度および伸度を低下
させ、ばらつきを生じさせる問題もあった。
【0010】(4)PTFE分散液組成物の塗布液に泡
が発生すると消えにくく、製品に付着した泡の痕跡が製
品の欠点となる問題があった。例えば塗付前にPTFE
分散液組成物を撹拌する際に泡立ちを生ずるが、この泡
が製品に付着すると泡の痕跡がPTFEの厚みむらとな
り製品の外観上の欠点となるほか、フィルムの強度およ
び伸度を低下させ、ばらつきを生じさせる要因となって
いた。
【0011】前記問題点(1)に対する方法として、P
TFE分散液組成物に金属塩を添加する方法が特開昭4
6−7340に提案されているが、かかる塩類の添加は
充分な効果がなく、PTFE粒子の凝集を進行させ保存
安定性が低下するため好ましくない。
【0012】また、特公昭52−21532には、ベン
ゼン環を含まないポリオキシエチレンアルキルエーテル
系界面活性剤、例えばRO(C24 O)3 H(Rは炭
素数6〜8の直鎖状アルキル基)と、R’O(C24
O)m (C36 O)n H(R’は炭素数12〜13の
直鎖状アルキル基、mは12〜13、nは4〜5)の混
合物を使用することが記載されている。しかし、この明
細書の実施例に記載される界面活性剤を使用した場合、
着色は緩和されるものの、重ね塗りするとはじきを生じ
た。
【0013】また、特開平8−269285には、炭素
数8〜18の飽和または不飽和のアルキル基を有し、曇
点が45〜85℃であり、オキシエチレンの含有量が6
5〜70重量%であるポリオキシエチレンアルキルエー
テル系界面活性剤を使用すると着色が抑制され、ガラス
繊維布等への塗装に有効であることが記載されている。
しかしこの場合にも、上記の界面活性剤を用いて得られ
るフィルムは着色が緩和されるものの、重ね塗りすると
はじきを生じやすく、「あばた」の発生や強伸度低下の
問題があり、望ましいものではなかった。
【0014】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、着色がなく、重ね塗り時にはじきが発生せ
ず、厚みむらを生じにくいPTFEフィルムが得られる
PTFE分散液組成物を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述した
課題を克服するために研究を重ねた結果、水性のPTF
E分散液組成物に、飽和かつ分岐状のアルキル基を有す
る非イオン系界面活性剤のうち特定のものを安定剤とし
て用いる場合に、特異的に前述の問題点をすべて解決で
きることを発見し、技術的に完成させ本発明に至った。
【0016】すなわち、本発明は、乳化重合法により重
合したPTFE微粒子を30〜65重量%含有する水性
分散液組成物において、下記一般式1で示される平均的
分子構造を有し、かつ平均的HLB値が12〜14の範
囲である非イオン系界面活性剤をPTFEに対して2〜
12重量%含有されていることを特徴とするPTFE分
散液組成物である。 一般式1:CxH2x+1CH(CyH2y+1)CzH2zO(C2H4O)nH (式中でx≧1、y≧1、0≦z≦1、x+y+z=1
0〜15、n=5〜20)
【0017】また、上記PTFE分散液組成物におい
て、上記一般式1におけるx、y、z、nが、x≧1、
y≧1、0≦z≦1、x+y+z=11〜13、n=8
〜11である非イオン系界面活性剤を用いることを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明では、乳化重合法により重
合した平均粒径0.1〜0.5μmのPTFE微粒子が
30〜65重量%含有される水性のPTFE分散液組成
物に、上記非イオン系界面活性剤が安定剤として用いら
れる。上記界面活性剤は熱分解しやすいため、本発明の
PTFE分散液組成物を塗付して製造されるフィルムが
厚い場合にも着色はほとんど生じない。
【0019】また、本発明では、分岐構造のアルキル基
を疎水基に有する非イオン系界面活性剤を用いることに
より、分散液組成物の表面張力が低くなり、フィルム面
に対するぬれ性が良好であり、はじきが生じにくく、
「あばた」も生じにくい。また、本発明のPTFE分散
液組成物は泡が消えやすく、製品に泡が付着する頻度が
低下する利点がある。
【0020】本発明のPTFE分散液組成物は「あば
た」の発生が少なくぬれ性が良好でありながら泡消え性
が良好である。その理由は明らかではないが、本発明で
用いる界面活性剤は疎水基として2級アルキル基または
側鎖を有する1級アルキル基を有し、分子骨格としては
疎水基の途中に親水性基鎖が結合した独特のT字構造を
しているためにこうした特徴が表れているものと推察さ
れる。
【0021】一般式1に表されるアルキル鎖長を表すx
+y+zの値は9〜15であるが、望ましくは11〜1
3とする。アルキル基が短いと「あばた」や重ね塗り時
のはじきも発生しやすい。逆にアルキル基が長すぎると
分散液を放置した場合PTFEの微粒子が沈降しやすく
保存安定性が損なわれる。
【0022】親水性基であるポリオキシエチレン基の平
均重合度nは5〜20の範囲であるが、望ましくは8〜
11の範囲とする。オキシエチレンの平均重合度が小さ
すぎると、分散液の放置時にPTFEの微粒子が沈降し
やすく安定性を損なわれやすく、大きすぎると「あば
た」を発生しやすく、ぬれ性が低下し好ましくない。
【0023】界面活性剤成分の平均的HLB値は疎水性
および親水性のバランスの指標であるが、12〜14の
範囲にあることが必要である。この範囲よりも小さすぎ
ると保存安定性が低下し分散液組成物に上澄みおよび底
部沈澱物を生じやすくなり、逆に大きすぎるとはじきや
「あばた」を生じやすくなり好ましくない。
【0024】なお、界面活性剤は分子構造に基づく固有
のHLB値を有しているが、複数種の界面活性剤を混合
した場合のHLB値を本発明では平均的HLB値とよ
び、この値は個々の界面活性剤のHLB値を用いて混合
割合により算出し得る。
【0025】本発明で用いられる界面活性剤としては、
例えば (A)x+y=12、z=0、n=8〜13であるユニ
オンカーバイド社製タージトール Sシリーズ、(B)
x+y=11、z=1、n=5〜9である日本乳化剤社
製ニューコール1300シリーズ、などを単独または混
合して使用できる。
【0026】上記の界面活性剤は、例えば炭素数10〜
15の炭化水素を酸化して2級アルコールを得たのち、
所定のモル数の酸化エチレンと反応させて(A)タイプ
の界面活性剤を得る方法、または炭素数9〜14のアル
ケンを原料としてオキソ法により分岐を有する1級アル
コールを得たのち、所定のモル数の酸化エチレンと反応
させて(B)タイプの界面活性剤を得る方法など公知の
方法によって任意に合成できる。
【0027】本発明でいう界面活性剤の平均的分子構造
とは、本発明のPTFE分散液組成物に用いられる界面
活性剤の平均値を意味し、一般式中のx、y、z、n値
は一定の関係にあり、各数値は整数に限らない。
【0028】分散液組成物中に含有される界面活性剤は
PTFEに対して2〜12重量%であり、この範囲より
少ないと保存安定性が低下する。また、多いと厚く塗付
する用途に適するが、12重量%超ではさほど性能の向
上は認められず、経済的理由から12重量%以下での使
用が好ましい。
【0029】PTFE分散液組成物に、フッ素系やシリ
コーン系等の非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活
性剤、ポリアルキレンオキシドなどの増粘剤、チキソト
ロピー付与剤、各種塩類、水溶性溶剤、濃度調整のため
の水、防腐剤、界面活性剤、各種レベリング剤、または
シリコーン系や鉱物油系の消泡剤、その他公知の他の成
分を併用してもよい。
【0030】本発明において、PTFEとはTFEの単
独重合物のみでなく、実質的に溶融加工できない程度の
微量のクロロトリフルオロエチレン等のハロゲン化エチ
レン、ヘキサフルオロプロピレン等のハロゲン化プロピ
レン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等のフルオ
ロビニルエーテル等TFEと共重合しうる共重合成分に
基づく重合単位を含むいわゆる変性PTFEも含まれ
る。
【0031】本発明のPTFE分散液組成物は、ガラス
繊維布などに含浸加工する用途に対しても好適に用いる
ことができ、着色が少なく、また重ね塗りの際にはじき
にくいものとなる。
【0032】また、PTFE分散液組成物にビスコー
ス、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコール等を加
え、凝固浴中に加圧紡出して繊維状体を形成し、引き上
げ後にこれを加熱焼成してPTFE繊維を作製する用途
にも、本発明のPTFE分散液組成物を用いることによ
り、焼成後に着色の少ない繊維が得られる。
【0033】また、化学肥料や石灰などの土壌改良剤や
セメントなどの土木資材の粉体と共に混練し、微粉末を
捕捉させて粉体の発塵を防止する場合に、本発明のPT
FE分散液組成物を用いると、ベンゼン環構造を含有し
ないため、微生物分解性にすぐれ、環境汚染の懸念が少
ない利点もある。
【0034】本発明のPTFE分散液組成物は、上記の
用途のみならず従来からの多くの用途に関して幅広く置
き換えて使用できる。すなわち、調理用品の表面にPT
FE分散液組成物を塗付し被覆加工する用途、PTFE
水性分散液中に鉛等の充填剤を添加しPTFEと充填剤
との共析物を得て、これを無給油軸受け等に加工する用
途、フィブリル化を利用した各種結着剤用途、プラスチ
ックの燃焼時のたれ落ち防止のためにプラスチック粉末
にPTFE分散液を添加する用途、その他従来PTFE
分散液が利用されてきた多くの用途に使用できる。
【0035】
【実施例】以下、実施例(例1〜6、13、15、1
7、19)、比較例(例7〜12、14、16、18)
を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれらに限定され
ない。なお、サンプルの作製方法および各項目の評価方
法は以下によった。
【0036】(A)分散液組成物の表面張力;白金線リ
ングを用いる輪環法により測定した。 (B)分散液組成物の粘度;ブルックフィールド型粘度
計を用い、液温23℃で#1スピンドルを使用し60r
pmでの粘度を測定した。 (C)分散液組成物の消泡性;PTFE分散液組成物1
00mlを500ml容量のメスシリンダに入れ、ディ
フューザーストーンを用いて空気を吹き込み、泡高さが
200mmになったのちに空気を止め、自然放置して泡
高さの変化を測定した。
【0037】(D)PTFEフィルムの厚み;サンコウ
電子研究所製の渦電流式膜厚計を使用して10点測定の
平均値および標準偏差値を算出した。 (E)引張り強伸度;ミクロダンベルで打ち抜き試験片
を作製し、インストロン型引張り試験機を用い、23
℃、チャック間距離35mm、引張り速度100mm/
minで引張り試験を行い、5点測定の平均値および標
準偏差値を算出した。
【0038】(F)PTFEフィルムの白色度;白紙上
に置き、目視にて判定した。 (G)分散液組成物の安定性;PTFE分散液組成物1
00mlを100ml容量のメスシリンダに入れ、1か
月間静置し、上澄みの発生および底部沈降物の発生量で
良否を判断した。
【0039】なお、例、表1および表2の使用した界面
活性剤(a)〜(j)は、表3のそれぞれ対応する符号
の界面活性剤に相当する。界面活性剤の化学構造および
その特性を表3に示す。
【0040】[例1]乳化重合法により平均粒子径が
0.25μmであり、PTFE濃度が28重量%である
水性分散液を得た。これに、界面活性剤として疎水基に
第2級アルキル基を有するポリオキシエチレンアルキル
エーテル(ユニオンカーバイド社製、タージトール 1
5−S−9、(以下、界面活性剤(a)という))を、
PTFEに対し5重量%の割合で添加して一次安定化さ
せたのち、相分離法により濃縮を行い、上澄みを除去
し、PTFE64重量%、界面活性剤(a)がPTFE
に対して2.0重量%の濃縮液を得た。この濃縮液に、
PTFEに対して界面活性剤(a)を3重量%、タージ
トール 15−S−12(ユニオンカーバイド社製、
(以下、界面活性剤(b)という))を1重量%の割合
で添加し、水およびアンモニアを加え、PTFE濃度が
60重量%である分散液組成物を得た。
【0041】分散液組成物に含まれる界面活性剤の平均
的な分子構造は、x+y=12、z=0、n=9.5、
平均的HLBは13.5であった。この分散液組成物の
23℃での粘度は19.5cP、pH=9.6、表面張
力は33.2(dyn/cm)であり、発生した泡は比
較的消えやすかった。
【0042】次に、縦20cm、横15cm、厚さ0.
2mmのアルミニウム板上にバーコーターを用いて得ら
れた分散液組成物を塗付し、120℃オーブン中で10
分間乾燥し、380℃オーブン中で5分間焼成した後自
然冷却した。形成されたPTFE層の上にさらに、塗
付、乾燥、焼成を2回繰り返し行い、計3層が重ね塗り
されたPTFE層を形成させた。これを冷却後フィルム
層のみ剥離し、厚さ約32.4μmのPTFEフィルム
を作製した。
【0043】塗付時にはじきや「あばた」の発生はな
く、フィルムの厚みにばらつきは少なかった。また、フ
ィルムの強度は3.23kg/mm2 と高く、充分な水
準であった。また、得られたフィルムに黄色の着色はな
くほぼ白色であった。分散液組成物中の界面活性剤の種
類、その濃度、分散液組成物の特性、分散液組成物の重
ね塗り性、得られたフィルムの物性、分散液組成物の沈
降安定性の結果を表1に示す。
【0044】[例2]例1と同じ界面活性剤(a)を用
いて得たPTFE濃縮液に、PTFEに対して界面活性
剤(a)を6重量%、界面活性剤(b)を3重量%の割
合で添加し、水およびアンモニアを加え、PTFE濃度
が57重量%、界面活性剤濃度がPTFEに対し11重
量%の分散液組成物を得た。この際、界面活性剤(a)
の濃度は8重量%となった。
【0045】分散液組成物中に含まれる界面活性剤は、
x+y=12、n=9.8であった。得られた分散液組
成物中の界面活性剤の種類、その濃度、分散液組成物の
特性および沈降安定性、フィルムの物性の結果を表1に
示す。この分散液組成物の23℃での粘度は18.8c
Pであり、表面張力32.8(dyn/cm)、pH=
9.4であり、泡消え性、保存安定性は良好であった。
【0046】次にこの分散液組成物を例1と同様にし
て、メイヤーバー#22を用いて3層が重ね塗りし、厚
さ57.1μmのPTFEフィルムを作製した。このフ
ィルムも着色は認められなかった。また、塗付時にはじ
きや「あばた」が発生することもなく、厚みが均一であ
り充分な強度をもつフィルムが得られた。
【0047】[例3]例1と同じ界面活性剤(a)を用
いて得たPTFE濃縮液に対し、PTFEに対して界面
活性剤(a)を0.5重量%の割合で追加し、PTFE
濃度が60重量%、界面活性剤(a)がPTFEに対し
て2.5重量%の分散液組成物を得た。
【0048】得られた分散液組成物中の界面活性剤の種
類、その濃度、分散液組成物の特性および沈降安定性、
フィルムの物性の結果を表1に示す。この分散液組成物
の粘度は16.4cPであり、保存安定性試験で1か月
後の液はやや上澄みが多く発生したが実用上問題はない
レベルであった。
【0049】次に、この分散液組成物を例1と同様にし
て、メイヤーバー#8を用いて5層が重ね塗りし、厚さ
30.8μmのPTFEフィルムを作製した。このフィ
ルムもほぼ白色で強度ばらつきは少なく、また塗付時の
問題もなかった。
【0050】[例4]界面活性剤として分岐を有する第
1級アルキル基を疎水基にもつニューコール1310
(日本乳化剤社製、(以下、界面活性剤(c)とい
う))を使用し濃縮を行い、界面活性剤(c)がPTF
Eに対して2.1重量%の濃縮液を得た。これに界面活
性剤(c)、水およびアンモニアを加え、PTFE濃度
60重量%、界面活性剤(c)がPTFEに対して6重
量%、pH=9.4の分散液組成物を得た。
【0051】得られた分散液組成物中の界面活性剤の種
類、その濃度、分散液組成物の特性および沈降安定性、
フィルムの物性の結果を表1に示す。この分散液組成物
の粘度は18.4cPであり、表面張力は32.2(d
yn/cm)であり、泡消えも比較的良好であった。こ
の分散液組成物を用いて作製したフィルムも物性は良好
であった。
【0052】[例5]例4と同様にして、界面活性剤
(c)を2.1重量%含有する濃縮液に対し、界面活性
剤(c)を7.7重量%およびニューコール 1305
(日本乳化剤社製、(以下、界面活性剤(d)とい
う))を0.2重量%それぞれPTFEに対する割合で
添加し、PTFE濃度60重量%、界面活性剤がPTF
Eに対して10重量%、pH=9.2、粘度18.8c
P、表面張力は32.0(dyn/cm)の分散液組成
物を得た。
【0053】得られた分散液組成物中の界面活性剤の種
類、その濃度、分散液組成物の特性および沈降安定性、
フィルムの物性の結果を表1に示す。この分散液組成物
を用いて作製したフィルムも物性は良好であった。
【0054】[例6]界面活性剤としてソフタノール
L70(日本触媒社製、(以下、界面活性剤(e)とい
う))を使用し、PTFE分散液組成物を得た。得られ
た分散液組成物中の界面活性剤の種類、その濃度、分散
液組成物の特性および沈降安定性、フィルムの物性の結
果を表1に示す。この分散液組成物を用いて作製したフ
ィルムも良好な物性のものであった。
【0055】[例7]例1と同じPTFE濃縮液に対
し、PTFEに対して界面活性剤(a)を1重量%、界
面活性剤(f)を3重量%の割合で添加し、PTFE分
散液組成物を得た。この分散液組成物は平均的HLB値
が小さいために保存安定性が悪く、1か月放置後の上澄
みが著しく大きく、底部沈澱物は再分散困難であり好ま
しくなかった。分散液組成物中の界面活性剤の種類、そ
の濃度、分散液組成物の特性、沈降保存安定性、フィル
ムの物性の結果を表2に示す。
【0056】[例8]界面活性剤として直鎖のラウリル
基およびトリデシル基の混合物を疎水基にもつ界面活性
剤(g)を使用した以外は例1と同様にPTFE分散液
組成物を得た。得られた分散液組成物中の界面活性剤の
種類、その濃度、分散液組成物の特性、および沈降安定
性、フィルムの物性の測定結果を表2に示す。この分散
液組成物の表面張力は高めであり、消泡性は例1に比べ
て劣っていた。
【0057】この分散液組成物を用いてPTFEフィル
ムの作製を試みたが、疎水基に分岐を有しないために、
重ね塗りした際に端部にはじきを生じ、また塗付面に
「あばた」状の荒れを生じた。フィルムの厚みおよび強
度はばらついており、好ましくなかった。
【0058】[例9]界面活性剤として直鎖のラウリル
基を疎水基にもつ界面活性剤(h)を使用した以外は例
1と同様にPTFE分散液組成物を得た。この分散液組
成物を用いて例1と同様にPTFEフィルムの作製を試
みたが、使用した界面活性剤が疎水基に分岐を有しない
ために、重ね塗りの際にはじきを生じた。得られた分散
液組成物中の界面活性剤の種類、その濃度、分散液組成
物の特性、および沈降安定性、フィルムの物性の測定結
果を表2に示す。
【0059】[例10]界面活性剤(b)のみを用い、
電気濃縮法で濃縮液を得た後、例1と同様にPTFE分
散液組成物を得た。この分散液組成物を用いて例1と同
様にPTFEフィルムの作製を試みたが、使用した界面
活性剤の平均的HLB値が大きすぎるために、重ね塗り
の際にはじきを生じた。得られた分散液組成物中の界面
活性剤の種類、その濃度、分散液組成物の特性、および
沈降安定性、フィルムの物性の測定結果を表2に示す。
【0060】[例11]ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル系界面活性剤である界面活性剤(i)を
用い、例1と同様にPTFE分散液組成物を得た。得ら
れた分散液組成物中の界面活性剤の種類、その濃度、分
散液組成物の特性、および沈降安定性、フィルムの物性
の測定結果を表2に示す。
【0061】この分散液組成物を用いて例1と同様にP
TFEフィルムの作製を試みたが、重ね塗りの際に端部
にはじきを生じた。また、用いた界面活性剤が疎水基中
に不飽和結合を有しているために、得られたフィルムは
黄色く着色しており、外観上好ましくなかった。また、
引張り強度は低かった。
【0062】[例12]直鎖のオレイル基を疎水基に有
する界面活性剤(j)を用いPTFE分散液組成物を得
た。得られた分散液組成物中の界面活性剤の種類、その
濃度、分散液組成物の特性、および沈降安定性、フィル
ムの物性の測定結果を表2に示す。
【0063】この分散液組成物を用いて例1と同様にP
TFEフィルムの作製を試みたが、使用した界面活性剤
の疎水基に分岐をもたないために、重ね塗りの際に端部
にはじきを生じた。また、使用した界面活性剤の疎水基
に不飽和結合があるために、得られたフィルムは黄色く
着色しており、外観上好ましくなかった。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】[例13]あらかじめカラ焼きして有機物
を除去した1m2 当り重量50g、厚み0.07mm、
縦100mm、横50mmに切断したガラス繊維布に、
例1のPTFE分散液組成物を浸漬法により塗布し、1
20℃オーブン中で10分間乾燥後380℃で10分間
焼成した。この塗布面にさらにPTFE分散液組成物を
2層塗付し、PTFE含浸ガラス繊維布を作製した。塗
付時にはじきは生ぜず、また作製されたガラス繊維布に
着色は認められなかった。
【0068】[例14]例11のPTFE分散液組成物
を使用した以外は例13と同様にしてPTFE含浸ガラ
ス繊維布を得た。塗付時にはじきを生じ、また作製され
たガラス繊維布に着色が認められた。
【0069】[例15]例1のPTFE分散液組成物5
00gに対して水200g、トルエン50g、平均粒子
径20μmの鉛粉末100gを添加し、撹拌混合しなが
ら10%硝酸アルミニウム30gを添加しPTFE微粒
子を析出させた後、濾過、乾燥して共析物を得た。共析
物の乾燥前の固形分は54重量%であり、乾燥は比較的
短時間で終了した。
【0070】[例16]例11のPTFE分散液組成物
を使用した以外は例15と同様にして共析物を得た。共
析物の乾燥前の固形分は44重量%であり水分が多く、
乾燥に長時間を要した。
【0071】[例17]例1のPTFE分散液組成物を
用いて、ビスコースを加え紡出し、これを380℃で加
熱焼成し延伸して直径15μmで着色の少ないPTFE
繊維を得た。
【0072】[例18]例11のPTFE分散液組成物
を用いる以外は例17と同様にしてPTFE繊維を作製
したが、繊維は茶色く着色しており、外観的に商品価値
が劣るものであった。
【0073】[例19]消石灰に対して例1のPTFE
分散液組成物を0.1重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーで混合を行い、発塵性のほとんどない粉体を得た。
【0074】
【発明の効果】分岐を有する疎水基をもち、HLB値が
12〜14のポリオキシエチレンアルキルエーテル系界
面活性剤を安定剤として使用するPTFE分散液組成物
は、沈降安定性に優れ、この分散液組成物から得られる
PTFEフィルムは着色がなく、また分散液組成物を塗
装する際に「あばた」の発生がなく、重ね塗りしてもは
じきの発生がなく、高強度のフィルムを得ることができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳化重合法により重合したポリテトラフル
    オロエチレン微粒子を30〜65重量%含有する水性分
    散液組成物において、下記一般式1で示される平均的分
    子構造を有し、かつ平均的HLB値が12〜14の範囲
    である非イオン系界面活性剤をポリテトラフルオロエチ
    レンに対して2〜12重量%含有することを特徴とする
    ポリテトラフルオロエチレン分散液組成物。 一般式1:CxH2x+1CH(CyH2y+1)CzH2zO(C2H4O)nH (式中でx≧1、y≧1、0≦z≦1、x+y+z=1
    0〜15、n=5〜20)
  2. 【請求項2】前記一般式1におけるx、y、z、nが、
    x≧1、y≧1、0≦z≦1、x+y+z=11〜1
    3、n=8〜11である非イオン系界面活性剤を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載のポリテトラフルオロエ
    チレン分散液組成物。
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