JPH11152160A - リザーバータンクキャップ - Google Patents
リザーバータンクキャップInfo
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- JPH11152160A JPH11152160A JP9321027A JP32102797A JPH11152160A JP H11152160 A JPH11152160 A JP H11152160A JP 9321027 A JP9321027 A JP 9321027A JP 32102797 A JP32102797 A JP 32102797A JP H11152160 A JPH11152160 A JP H11152160A
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- cap
- reservoir tank
- resin
- injection port
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はリザーバータンクキャップに関し、
部品点数を少なくして製造コストの低減ができ、かつ油
洩れを改善したリザーバータンクのキャップを実現する
ことを目的とする。 【解決手段】 リザーバータンク31の注入口32を着
脱自在に閉鎖するキャップであって、キャップは樹脂に
て形成され、リザーバータンク31の注入口32に係合
する係止爪27,27′を有し、該樹脂の係止爪27,
27′の弾性により前記注入口32に固定されて成るよ
うに構成する。
部品点数を少なくして製造コストの低減ができ、かつ油
洩れを改善したリザーバータンクのキャップを実現する
ことを目的とする。 【解決手段】 リザーバータンク31の注入口32を着
脱自在に閉鎖するキャップであって、キャップは樹脂に
て形成され、リザーバータンク31の注入口32に係合
する係止爪27,27′を有し、該樹脂の係止爪27,
27′の弾性により前記注入口32に固定されて成るよ
うに構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリザーバータンクキ
ャップに関する。詳しくは、自動車等の車両に搭載され
るパワーステアリングリザーバータンク、クラッチリザ
ーバータンク、ブレーキイフルードリザーバータンク等
の各種リザーバータンクにおけるキャップ構造に関す
る。
ャップに関する。詳しくは、自動車等の車両に搭載され
るパワーステアリングリザーバータンク、クラッチリザ
ーバータンク、ブレーキイフルードリザーバータンク等
の各種リザーバータンクにおけるキャップ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に搭載されるリザ
ーバータンクのキャップには、種々のキャップが用いら
れている。その例として、図6に示す実開平2−591
66号、図7に示す実開昭64−12901号等に記載
されたものがある。これらはキャップ本体1と、レベル
ゲージ2aを有するレベルゲージ部材2と、ばね3と、
パッキン4とからなり、タンク5の注入口6を閉鎖した
とき、ばね3によりパッキン4が注入口上面に密着する
ようになっている。そして、タンク5内の空気は第1の
通気孔7と第2の通気孔8を通り、キャップ本体1とレ
ベルゲージ部材2との間に形成された通気路9を通って
外部に通じている。
ーバータンクのキャップには、種々のキャップが用いら
れている。その例として、図6に示す実開平2−591
66号、図7に示す実開昭64−12901号等に記載
されたものがある。これらはキャップ本体1と、レベル
ゲージ2aを有するレベルゲージ部材2と、ばね3と、
パッキン4とからなり、タンク5の注入口6を閉鎖した
とき、ばね3によりパッキン4が注入口上面に密着する
ようになっている。そして、タンク5内の空気は第1の
通気孔7と第2の通気孔8を通り、キャップ本体1とレ
ベルゲージ部材2との間に形成された通気路9を通って
外部に通じている。
【0003】また、ばねを用いないものとしての代表的
な例を図8及び図9に示す。これは図8の分解斜視図に
示すように、樹脂製で1対の係止爪10,10′を有す
るキャップアッパ11と、樹脂製でオーリング12が挿
入保持される溝13aが形成され、キャップアッパ11
に結合される略円筒状のキャップロア13と、リング状
のパッキン14と、樹脂製で油面ゲージ15aを有して
キャップロア13に結合されるカバー15、または油面
ゲージを有しないカバー15′の各部材により組み立て
られる。
な例を図8及び図9に示す。これは図8の分解斜視図に
示すように、樹脂製で1対の係止爪10,10′を有す
るキャップアッパ11と、樹脂製でオーリング12が挿
入保持される溝13aが形成され、キャップアッパ11
に結合される略円筒状のキャップロア13と、リング状
のパッキン14と、樹脂製で油面ゲージ15aを有して
キャップロア13に結合されるカバー15、または油面
ゲージを有しないカバー15′の各部材により組み立て
られる。
【0004】組立は図9(a)の組立図に示すように、
キャップアッパ11に形成された突起11aにキャップ
ロア13を位置合わせして装着し結合する。キャップロ
ア13にはカバー15を双方に設けられた係合爪により
結合する。そして、キャップロア13の溝13aにはオ
ーリング12を挿入し、キャップアッパ11にはパッキ
ン14を挿入する。このように組立られたキャップ16
はリザーバータンク17の注入口18に嵌着される。注
入口18は図9(b)に示すように、フランジ18aが
形成され、該フランジ18aに切り欠き18bが形成さ
れており、キャップ16は、該切り欠き18bから係止
爪10,10′を挿入してフランジ18aに係合するこ
とにより注入口18に嵌着される。
キャップアッパ11に形成された突起11aにキャップ
ロア13を位置合わせして装着し結合する。キャップロ
ア13にはカバー15を双方に設けられた係合爪により
結合する。そして、キャップロア13の溝13aにはオ
ーリング12を挿入し、キャップアッパ11にはパッキ
ン14を挿入する。このように組立られたキャップ16
はリザーバータンク17の注入口18に嵌着される。注
入口18は図9(b)に示すように、フランジ18aが
形成され、該フランジ18aに切り欠き18bが形成さ
れており、キャップ16は、該切り欠き18bから係止
爪10,10′を挿入してフランジ18aに係合するこ
とにより注入口18に嵌着される。
【0005】リザーバータンク内の油はキャップロア1
3に装着されたオーリング12とキャップアッパに装着
されたパッキン14により油漏れを防止される。また、
リザーバータンク内の空気は矢印の如くカバー15とキ
ャップロア13とのすきま、及びパッキン14とキャッ
プアッパ11との隙間を通って外部に通じている。
3に装着されたオーリング12とキャップアッパに装着
されたパッキン14により油漏れを防止される。また、
リザーバータンク内の空気は矢印の如くカバー15とキ
ャップロア13とのすきま、及びパッキン14とキャッ
プアッパ11との隙間を通って外部に通じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリザーバー
タンクのキャップは、部品点数が多くコスト高となる。
また、タンク内のエアはキャップ内に設けられた通気路
を通って外部に放出されるようになっているが振動の多
い車種ではこのエア抜きから油が洩れ出るという問題が
ある。
タンクのキャップは、部品点数が多くコスト高となる。
また、タンク内のエアはキャップ内に設けられた通気路
を通って外部に放出されるようになっているが振動の多
い車種ではこのエア抜きから油が洩れ出るという問題が
ある。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、部品点
数を少なくして製造コストの低減ができ、かつ油洩れを
改善したリザーバータンクのキャップを実現することを
目的とする。
数を少なくして製造コストの低減ができ、かつ油洩れを
改善したリザーバータンクのキャップを実現することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、リザーバータンク31の注入口32を着脱自在に閉
鎖するキャップであって、キャップは樹脂にて形成さ
れ、リザーバータンク31の注入口32に係合する係止
爪27,27′を有し、該樹脂の係止爪27,27′の
弾性により前記注入口32に固定されることを特徴とす
る。この構成を採ることにより、部品点数が少なく、且
つ樹脂で形成するため安価に製造することができる。
は、リザーバータンク31の注入口32を着脱自在に閉
鎖するキャップであって、キャップは樹脂にて形成さ
れ、リザーバータンク31の注入口32に係合する係止
爪27,27′を有し、該樹脂の係止爪27,27′の
弾性により前記注入口32に固定されることを特徴とす
る。この構成を採ることにより、部品点数が少なく、且
つ樹脂で形成するため安価に製造することができる。
【0009】また、請求項2の発明は、リザーバータン
ク31の注入口32を着脱自在に閉鎖するキャップであ
って、樹脂製のキャップアッパ20と、該キャップアッ
パ20に結合されるキャップロア21と、該キャップロ
ア21に結合されるカバー24とを具備し、キャップロ
ア21には、前記リザーバータンク31の注入口32に
係合する係止爪27,27′が設けられ、且つ前記注入
口32の内径に密接するオーリング23が装着されてな
ることを特徴とする。この構成を採ることにより、部品
点数が少なく、且つ樹脂で形成するため安価に製造する
ことができ、且つオーリングにより気密性を向上するこ
とができる。
ク31の注入口32を着脱自在に閉鎖するキャップであ
って、樹脂製のキャップアッパ20と、該キャップアッ
パ20に結合されるキャップロア21と、該キャップロ
ア21に結合されるカバー24とを具備し、キャップロ
ア21には、前記リザーバータンク31の注入口32に
係合する係止爪27,27′が設けられ、且つ前記注入
口32の内径に密接するオーリング23が装着されてな
ることを特徴とする。この構成を採ることにより、部品
点数が少なく、且つ樹脂で形成するため安価に製造する
ことができ、且つオーリングにより気密性を向上するこ
とができる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記キャップロア21には通気穴が設けられ、該通
気穴に空気のみを通過させるフィルタ22が設けられて
成ることを特徴とする。この構成を採ることにより、振
動を受けてもキャップからの油洩れを防止することがで
きる。
て、前記キャップロア21には通気穴が設けられ、該通
気穴に空気のみを通過させるフィルタ22が設けられて
成ることを特徴とする。この構成を採ることにより、振
動を受けてもキャップからの油洩れを防止することがで
きる。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項2又は3
において、前記キャップロア21にはリザーバータンク
内のオイル量を計るレベルゲージ24aが設けられて成
ることを特徴とする。この構成を採ることにより、タン
ク内の油量を計ることができる。
において、前記キャップロア21にはリザーバータンク
内のオイル量を計るレベルゲージ24aが設けられて成
ることを特徴とする。この構成を採ることにより、タン
ク内の油量を計ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
を示す分解斜視図である。本実施の形態は(a)図に示
すように、キャップアッパ20と、キャップロア21
と、該キャップロア21に装着されるフィルタ22及び
オーリング23と、油面ゲージ24aを有するカバー2
4又は油面ゲージを有しないカバー25とより構成され
る。
を示す分解斜視図である。本実施の形態は(a)図に示
すように、キャップアッパ20と、キャップロア21
と、該キャップロア21に装着されるフィルタ22及び
オーリング23と、油面ゲージ24aを有するカバー2
4又は油面ゲージを有しないカバー25とより構成され
る。
【0013】そして、キャップアッパ20は、樹脂製で
円形の皿状をなし、その外周に一対の突出部26,2
6′が形成されている。また、キャップロア21は樹脂
製で前記キャップアッパ20に嵌入される大きさの円板
状部21aと、該円板状部21aの外周から突き出てU
字状に折り曲げて形成され、前記キャップアッパ20の
突出部26,26′に挿入される係止爪27,27′が
形成され、また、円板状部21aには該円板状部21a
と同心に円筒状部28が形成されている。
円形の皿状をなし、その外周に一対の突出部26,2
6′が形成されている。また、キャップロア21は樹脂
製で前記キャップアッパ20に嵌入される大きさの円板
状部21aと、該円板状部21aの外周から突き出てU
字状に折り曲げて形成され、前記キャップアッパ20の
突出部26,26′に挿入される係止爪27,27′が
形成され、また、円板状部21aには該円板状部21a
と同心に円筒状部28が形成されている。
【0014】この円筒状部28には外周にオーリング挿
入用の溝28aと、内周にカバー24または25を結合
するための係止爪28bが形成されている。またキャッ
プロア21の円板状部21aの中心部には(b)図の如
く通気穴29が穿設され、該通気穴29にフィルタ22
を取り付けるためのかしめ用のリブ30が2点鎖線で示
す如く形成され、フィルタ22を実線で示すようにかし
め固定している。なおフィルタ22は油を通さず空気の
みを通す多孔性材料で形成されたものである。
入用の溝28aと、内周にカバー24または25を結合
するための係止爪28bが形成されている。またキャッ
プロア21の円板状部21aの中心部には(b)図の如
く通気穴29が穿設され、該通気穴29にフィルタ22
を取り付けるためのかしめ用のリブ30が2点鎖線で示
す如く形成され、フィルタ22を実線で示すようにかし
め固定している。なおフィルタ22は油を通さず空気の
みを通す多孔性材料で形成されたものである。
【0015】また、カバー24は樹脂製で、上部に前記
キャップロア21の円筒状部28の内面に設けられた係
止爪28bに係合する係止爪24bが設けられ、下部に
レベルゲージ24aが設けられている。このように形成
された各部材は図2の組立図に示すように組立られる。
即ち、フィルタ22が取り付けられたキャップロア21
はキャップアッパ20に圧入して結合される。そして円
筒状部28に設けられた溝28aにはオーリング23が
挿入され、また該円筒状部28の端面にはカバー24ま
たは図示なきカバー25が相互の係止爪により結合され
る。なお、カバー25はレベルゲージを有しないもので
ある。
キャップロア21の円筒状部28の内面に設けられた係
止爪28bに係合する係止爪24bが設けられ、下部に
レベルゲージ24aが設けられている。このように形成
された各部材は図2の組立図に示すように組立られる。
即ち、フィルタ22が取り付けられたキャップロア21
はキャップアッパ20に圧入して結合される。そして円
筒状部28に設けられた溝28aにはオーリング23が
挿入され、また該円筒状部28の端面にはカバー24ま
たは図示なきカバー25が相互の係止爪により結合され
る。なお、カバー25はレベルゲージを有しないもので
ある。
【0016】このように構成された本実施の形態は、図
2の如くリザーバータンク31の注入口32に嵌着する
場合、(b)図の如く、注入口32に設けられたフラン
ジ32aに形成された切り欠き32bに係止爪27,2
7′を挿通し、キャップを回動して該係止爪27,2
7′をフランジ32aに係止させ、該係止爪27,2
7′の弾力によりキャップを注入口32に固定すること
ができる。
2の如くリザーバータンク31の注入口32に嵌着する
場合、(b)図の如く、注入口32に設けられたフラン
ジ32aに形成された切り欠き32bに係止爪27,2
7′を挿通し、キャップを回動して該係止爪27,2
7′をフランジ32aに係止させ、該係止爪27,2
7′の弾力によりキャップを注入口32に固定すること
ができる。
【0017】またオーリング23は注入口32の内径に
密着して気密を保つことができる。またタンク内の空気
はカバー24とキャップロア21との隙間24cからフ
ィルタ22を通り、さらにキャップアッパ20とキャッ
プロア21との隙間を通して外部に逃がすことができ
る。このような本実施の形態は、部品点数が少なく、安
価に製造でき、また空気抜きからの油洩れも空気のみを
通すフィルタ22により防止することができる。
密着して気密を保つことができる。またタンク内の空気
はカバー24とキャップロア21との隙間24cからフ
ィルタ22を通り、さらにキャップアッパ20とキャッ
プロア21との隙間を通して外部に逃がすことができ
る。このような本実施の形態は、部品点数が少なく、安
価に製造でき、また空気抜きからの油洩れも空気のみを
通すフィルタ22により防止することができる。
【0018】また、本実施の形態は図3に示すように、
ある機能が必要ない場合、例えば振動を受けない場合は
図のb,d,f,hのようにフィルタを除去し、油面を
計る必要がない場合はe〜iのようにレベルゲージを除
去し、体裁を必要としない場合はc,d,g,h,iの
ようにキャップアッパを除去してそれぞれ構成部品を減
らしコストダウンを行うことができる。なお、a,eは
洩れ及び外観重視、b,fは外観のみ重視、c,gは洩
れのみ重視、d,h,iはコストを重視したものであ
る。
ある機能が必要ない場合、例えば振動を受けない場合は
図のb,d,f,hのようにフィルタを除去し、油面を
計る必要がない場合はe〜iのようにレベルゲージを除
去し、体裁を必要としない場合はc,d,g,h,iの
ようにキャップアッパを除去してそれぞれ構成部品を減
らしコストダウンを行うことができる。なお、a,eは
洩れ及び外観重視、b,fは外観のみ重視、c,gは洩
れのみ重視、d,h,iはコストを重視したものであ
る。
【0019】図4及び図5は本発明の第2の実施の形態
を示す図で、図4は分解斜視図、図5は組立断面図であ
る。本実施の形態は、キャップアッパ20、キャップロ
ア21、フィルタ22、オーリング23とからなる。キ
ャップアッパ20は前実施の形態と同様に樹脂製で皿状
をなし、その外周に一対の突出部26,26′が形成さ
れている。キャップロア21は樹脂製で前記キャップア
ッパ20に嵌入される大きさの円板状部21aと、該円
板状部21aと同心に円筒状部28が形成され、該円筒
状部28の外周にはオーリング挿入用の溝28aが形成
され、内側中間部には図5の如く壁33が形成されて、
該壁33には通気用の穴29が穿設され、該通気穴29
に接してフィルタ22を固定するためのリブ30が形成
されている。
を示す図で、図4は分解斜視図、図5は組立断面図であ
る。本実施の形態は、キャップアッパ20、キャップロ
ア21、フィルタ22、オーリング23とからなる。キ
ャップアッパ20は前実施の形態と同様に樹脂製で皿状
をなし、その外周に一対の突出部26,26′が形成さ
れている。キャップロア21は樹脂製で前記キャップア
ッパ20に嵌入される大きさの円板状部21aと、該円
板状部21aと同心に円筒状部28が形成され、該円筒
状部28の外周にはオーリング挿入用の溝28aが形成
され、内側中間部には図5の如く壁33が形成されて、
該壁33には通気用の穴29が穿設され、該通気穴29
に接してフィルタ22を固定するためのリブ30が形成
されている。
【0020】また、円筒状部28の下端面からはレベル
ゲージ24aが形成され、該レベルゲージ24aの上部
には斜め上部に延びさらに内側に曲げられた一対の係止
爪34,34′が形成されている。このように形成され
た各部材は図5の組立断面図に示すように、リブ30の
かしめによりフィルタ22が取り付けられたキャップロ
ア21がキャップアッパ20に圧入して組み立てられ
る。
ゲージ24aが形成され、該レベルゲージ24aの上部
には斜め上部に延びさらに内側に曲げられた一対の係止
爪34,34′が形成されている。このように形成され
た各部材は図5の組立断面図に示すように、リブ30の
かしめによりフィルタ22が取り付けられたキャップロ
ア21がキャップアッパ20に圧入して組み立てられ
る。
【0021】この第2の実施の形態のキャップが用いら
れるリザーバータンク31の注入口32には図5(b)
に示すように、仕切り壁35が設けられ、該仕切り壁3
5にキャップロア21に設けられた一対の係止爪34,
34′を挿通することができる長穴36が形成されてい
る。
れるリザーバータンク31の注入口32には図5(b)
に示すように、仕切り壁35が設けられ、該仕切り壁3
5にキャップロア21に設けられた一対の係止爪34,
34′を挿通することができる長穴36が形成されてい
る。
【0022】そして、本実施の形態のキャップをリザー
バータンク31の注入口32に嵌着する場合、キャップ
ロア21の係止爪34,34′を注入口32に設けられ
た長穴36を挿通した後回動することにより係止爪3
4,34′の弾力により仕切り壁35に係止することが
できる。またオーリング23は注入口32の内径に密着
して気密を保つことができる。またタンク内の空気は円
筒状部28に設けられた通気穴37からフィルタ22を
通り、さらにキャップアッパ20とキャップロア21と
の隙間を通して外部に逃がすことができる。
バータンク31の注入口32に嵌着する場合、キャップ
ロア21の係止爪34,34′を注入口32に設けられ
た長穴36を挿通した後回動することにより係止爪3
4,34′の弾力により仕切り壁35に係止することが
できる。またオーリング23は注入口32の内径に密着
して気密を保つことができる。またタンク内の空気は円
筒状部28に設けられた通気穴37からフィルタ22を
通り、さらにキャップアッパ20とキャップロア21と
の隙間を通して外部に逃がすことができる。
【0023】本実施の形態によれば、前実施の形態より
も、さらに部品点数が少なくなりコストの削減ができ
る。なお、本実施の形態においても空気抜きからの油洩
れはフィルタ22により防止できるが、振動を受けない
ような場合にはフィルタ22を除去しても良い。
も、さらに部品点数が少なくなりコストの削減ができ
る。なお、本実施の形態においても空気抜きからの油洩
れはフィルタ22により防止できるが、振動を受けない
ような場合にはフィルタ22を除去しても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明のリザーバータンクキャップに依
れば、樹脂にて形成され、且つ構成する部品の点数が少
なく、コスト低下が可能となる。また使用対象により使
用部品を削減することもでき、さらにコスト削減ができ
る。また空気のみを通過させるフィルタを用いることに
より空気抜きからの油もれの防止が可能となる。
れば、樹脂にて形成され、且つ構成する部品の点数が少
なく、コスト低下が可能となる。また使用対象により使
用部品を削減することもでき、さらにコスト削減ができ
る。また空気のみを通過させるフィルタを用いることに
より空気抜きからの油もれの防止が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で(a)は
分解斜視図、(b)はフィルタ固定部分の拡大断面図で
ある。
分解斜視図、(b)はフィルタ固定部分の拡大断面図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)
は組立断面図、(b)はリザーバータンクの注入口を示
す斜視図である。
は組立断面図、(b)はリザーバータンクの注入口を示
す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のバリエーションを
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)
は組立断面図、(b)はリザーバータンクの注入口を示
す斜視図である。
は組立断面図、(b)はリザーバータンクの注入口を示
す斜視図である。
【図6】従来の液体タンクのキャップの1例として実開
平2−59166号に記載のキャップを示す断面図であ
る。
平2−59166号に記載のキャップを示す断面図であ
る。
【図7】従来のリザーバーキャップの1例として実開昭
64−12901号に記載のキャップを示す断面図であ
る。
64−12901号に記載のキャップを示す断面図であ
る。
【図8】従来のばねを使用しないリザーバータンクキャ
ップの1例を示す分解斜視図である。
ップの1例を示す分解斜視図である。
【図9】従来のばねを使用しないリザーバータンクキャ
ップの1例を示す図で、(a)は組立断面図、(b)は
リザーバータンクの注入口の斜視図である。
ップの1例を示す図で、(a)は組立断面図、(b)は
リザーバータンクの注入口の斜視図である。
20…キャップアッパ 21…キャップロア 22…フィルタ 23…オーリング 24,25…カバー 24b,28b,27,27′34,34′…係止爪 26,26′…突出部 28…円筒部 28a…溝 29…通気穴 30…かしめ用リブ 31…リザーバータンク 32…注入口 33…壁 35…仕切り壁 36…長穴
Claims (4)
- 【請求項1】 リザーバータンク(31)の注入口(3
2)を着脱自在に閉鎖するキャップであって、 キャップは樹脂にて形成され、リザーバータンク(3
1)の注入口(32)に係合する係止爪(27,2
7′)を有し、該樹脂の係止爪(27,27′)の弾性
により前記注入口(32)に固定されることを特徴とす
るリザーバータンクキャップ。 - 【請求項2】 リザーバータンク(31)の注入口(3
2)を着脱自在に閉鎖するキャップであって、 樹脂製のキャップアッパ(20)と、該キャップアッパ
(20)に結合されるキャップロア(21)と、該キャ
ップロア(21)に結合されるカバー(24)とを具備
し、キャップロア(21)には、前記リザーバータンク
(31)の注入口(32)に係合する係止爪(27,2
7′)が設けられ、且つ前記注入口(32)の内径に密
接するオーリング(23)が装着されてなることを特徴
とするリザーバータンクキャップ。 - 【請求項3】 前記キャップロア(21)には通気穴が
設けられ、該通気穴に空気のみを通過させるフィルタ
(22)が設けられて成ることを特徴とする請求項2に
記載のリザーバータンクキャップ。 - 【請求項4】 前記キャップロア(21)にはリザーバ
ータンク内のオイル量を計るレベルゲージ(24a)が
設けられて成ることを特徴とする請求項2又は3に記載
のリザーバータンクキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9321027A JPH11152160A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | リザーバータンクキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9321027A JPH11152160A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | リザーバータンクキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11152160A true JPH11152160A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18127987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9321027A Pending JPH11152160A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | リザーバータンクキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11152160A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100448069B1 (ko) * | 2002-10-15 | 2004-09-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 리저버탱크의 캡 조립체 |
JP2009166851A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Japan Crown Cork Co Ltd | キャップ一体型注出具 |
CN103161843A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-19 | 东风柳州汽车有限公司 | 汽车离合器油壶 |
CN111846543A (zh) * | 2020-07-20 | 2020-10-30 | 中国原子能科学研究院 | 样品容器组件 |
JP2022141833A (ja) * | 2018-12-20 | 2022-09-29 | 未来工業株式会社 | 連結構造及び連結機構 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP9321027A patent/JPH11152160A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103161843A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-19 | 东风柳州汽车有限公司 | 汽车离合器油壶 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040927 |